JP3200240U - 資源ごみの回収システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの利便性を高めつつも不正行為を抑止可能な資源ごみの回収システムを提供する。【解決手段】資源ごみの回収システム10では、ユーザが資源ごみを回収部30に持ち込んで、会員カードを提示するとともにパスワードが入力されると、持ち込んだ資源ごみに応じたポイントが付与される。会員カードの発行の際には、免許証から個人情報を取得し、取得した個人情報を管理サーバ100へ出力する。管理サーバ100では、免許証の個人情報のうち、顔画像データのみを閲覧可能な通常管理者と、顔画像データ及び氏名・住所データを閲覧可能な特権管理者と、に権限分けが可能となっている。【選択図】図1

Description

本考案は、再利用可能な資源ごみ、特に金物を含む資源ごみの回収システムに関する。
資源ごみのうち、特に金物を含む資源ごみは再利用可能性が高く、これらの資源ごみの回収が店舗やリサイクルセンター等で行われている。このような資源ごみを回収する際には、ポイント等の特典を付与することで、資源ごみの回収促進を図る試みがなされている(例えば特許文献1参照)。
特開2013−127688号公報
ここで、資源ごみの回収に際して回収したごみに対応するポイントを付与するシステムにおいては、店舗やセンターのように人が介在してポイントを付与するシステムとすると、人件費がかさみ、その分、付与するポイントの還元率が低下したり、回収システム自体の運営が成り立ちにくくなったりして、ユーザの利便性が低下し得る。かといって、無人で資源ごみを回収するシステムとすると、ポイントだけを不正に取得するなど、回収システム自体が悪利用される等の問題も懸念される。
本考案は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ユーザの利便性を高めつつも不正行為を抑止可能な資源ごみの回収システムを提供することを目的としている。
上述課題を解決するのに適した手段について、作用効果等を示しつつ説明する。
手段1の資源ごみの回収システムは、少なくとも金物を含む資源ごみを収集する収集部(回収部30)と、当該収集部に収集された資源ごみに応じてポイントを付与するポイント付与手段(制御装置51によるポイント管理用処理を実行する機能)と、を備える資源ごみの回収システムであって、会員カードを発行する発行手段(制御装置50による会員証発行処理を実行する機能)と、前記会員カードに対応付けてパスワードを設定する設定手段(制御装置50によるパスワード設定処理を実行する機能)と、を備え、前記ポイント付与手段は、前記会員カードが提示されるとともに、前記パスワードが入力部(タッチパネル44,94)にて入力されることで、前記資源ごみに応じたポイントを付与することが可能となる構成であり、免許証を設置する設置部(免許証読取部46)と、前記発行手段が前記会員カードを発行する際に前記設置部に設置された免許証から個人情報を取得する情報取得手段(制御装置50による免許証の読取処理を実行する機能)と、前記情報取得手段により取得された個人情報を管理サーバ(管理サーバ100)へ出力する出力手段(制御装置50によるステップS209の処理を実行する機能)と、前記個人情報を、前記免許証の顔写真データが含まれる第1情報と、少なくとも前記免許証の氏名及び住所データが含まれる第2情報とに区分する区分手段(管理サーバ100による会員情報管理処理を実行する機能)と、を備え、前記管理サーバは、前記第1情報のみを閲覧可能な通常管理者と、前記個人情報のうちの前記第1情報と前記第2情報とを閲覧可能な特権管理者とに各管理者の権限分けが可能となっていることを特徴とする。
上記構成によれば、収集部に収集された資源ごみに応じてポイントを付与する資源ごみの回収システムにおいて、ユーザに会員カードを発行して、会員カードの提示とともにパスワードが入力されることでポイントを付与する構成とすれば、会員カードが他人に不正利用されることを抑制することができる。それだけでなく、会員カードを発行する際には、設置部に設置された免許証から個人情報が管理サーバへ出力されることから、管理サーバ側で、会員カードと個人情報を紐付けて記憶等することが可能となり、仮に不正行為が行われた場合であっても、当該行為を行った者を管理サーバ側で特定することが可能となる。かといって、免許証からの個人情報について、管理サーバ側で全ての情報を常に閲覧可能な構成とすると、管理サーバ側での情報管理を行う人員を特別に用意する必要が生じるなど、回収システム全体のコストが増加することが懸念される。そこで、免許証からの個人情報を、免許証の顔写真データが含まれる第1情報と、氏名及び住所データが含まれる第2情報と、に区分して、それら区分した各情報を、管理サーバ側で閲覧可能な管理者を権限分けする構成とすれば、情報管理に関するコストの増加を抑制することが可能となり、その分、ポイント付与率に還元するなど、更なるユーザの利便性を向上させることができる。以上の結果、ユーザの利便性を高めつつも不正行為を抑止可能な資源ゴミの回収システムとすることができる。
手段2の資源ごみの回収システムは、手段1において、前記管理サーバは、前記発行手段に対して前記会員カードの発行許可情報を出力するサーバ側出力手段(管理サーバ100によるステップS405の処理を実行する機能)を備え、前記発行手段は、前記発行許可情報を受信することに基づいて前記会員カードを発行するものであることを特徴とする。
上記構成によれば、管理サーバ側からの会員カードの発行許可情報を取得しなければ、会員カードが発行されない。このようにすれば、管理サーバを介することなく会員カードが発行されてしまうことを回避することができる。よって、会員カードと免許証の個人情報と、をより確実に管理サーバ側で管理することができる。
手段3の資源ごみの回収システムは、手段1又は手段2において、前記ポイント付与手段は、収集部に収集される資源ごみの重量又は頻度に応じて前記ポイントを付与する構成であり、前記管理サーバは、単位期間あたりの前記重量の情報を把握する第1把握手段(管理サーバ100によるステップS504の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする。
上記構成によれば、重量や頻度に応じてポイントが付与される構成において、単位期間あたりに収集された重量の情報を管理サーバで把握可能とすれば、本回収システムが想定している利用範囲を逸脱するような重量(例えば、家庭用のごみとして持ち込まれる範囲を逸脱するような重量)であれば、それを把握することができる。そして、その重量の情報を不正行為が行われていないか否かの判断材料とすれば、不正行為につながるような想定外の利用を管理サーバにて特定することが可能となり、不正行為をより特定し易くなる。また、ポイント付与を停止するのではなく、先ず管理サーバで把握する構成とするため、システムエラー等によって、正当にごみを持ち込んだ人に対するポイント付与が停止してしまう等の不都合を回避できる。
手段4の資源ごみの回収システムは、手段1乃至3のいずれか1において、前記ポイント付与手段は、収集部に収集される資源ごみの重量又は頻度に応じて前記ポイントを付与する構成であり、前記管理サーバは、単位期間あたりの前記頻度の情報を把握する第2把握手段(管理サーバ100によるステップS507の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする。
上記構成によれば、重量や頻度に応じてポイントが付与される構成において、単位期間あたりに収集された頻度の情報を管理サーバで把握可能とすれば、本回収システムが想定している利用範囲を逸脱するような頻度(例えば、家庭用のごみとして持ち込まれる範囲を逸脱するような頻度)であれば、それを把握することができる。そして、その頻度の情報を不正行為が行われていないか否かの判断材料とすれば、不正行為につながるような想定外の利用を管理サーバにて特定することが可能となり、不正行為をより特定し易くなる。また、ポイント付与を停止するのではなく、先ず管理サーバで把握する構成とするため、システムエラー等によって、正当にごみを持ち込んだ人に対するポイント付与が停止してしまう等の不都合を回避できる。
手段5の資源ごみの回収システムは、手段1乃至4のいずれか1において、前記設置部に免許証を設置した人を撮影する撮影部(カメラ61)と、前記撮影部により撮影された撮影データを前記管理サーバへ出力する手段(制御装置51によるステップS119の処理、又は制御装置50によるステップS210の処理を実行する機能)と、を備えていることを特徴とする。
上記構成によれば、免許証の個人情報と撮影部により撮影された撮影データとが、管理サーバに出力されるため、免許証を設置した人が当該免許証の所有者か否か等の本人確認を管理サーバ側にて行うことができる。
手段6の資源ごみの回収システムは、手段5において、前記免許証からの前記個人情報と、前記撮影部により撮影された前記撮影データと、を照合する照合手段(管理サーバ100によるステップS404の処理を実行する機能)を備え、前記発行手段は、前記照合手段の照合結果に基づいて前記会員カードを発行することが可能な構成であることを特徴とする。
上記構成によれば、管理サーバにおいて照合して会員カードを発行すれば、誤って免許証の所有者とは異なる人で会員登録をしてしまう等の不都合を抑制することができる。
手段7の資源ごみの回収システムは、手段5又は手段6において、前記撮影部は、前記入力部にて前記パスワードを入力するユーザの顔を正面から撮影可能な位置に配置されていることを特徴とする。
上記構成によれば、ユーザの顔を正面から撮影することが可能となるため、例えば、撮影データがユーザの横顔のデータであったり、そもそも顔が写っていなかったりして、管理サーバにて本人確認を行えない、といった不都合を回避することができる。
手段8の資源ごみの回収システムは、手段1乃至7において、前記収集部を有する収集場(収集領域12)への侵入を規制する進入規制部(入構門21)を有し、前記会員カードが提示されることで、前記進入規制部による規制が解除される構成であり、少なくとも前記設置部及び前記発行手段は前記進入規制部の外に配置されていることを特徴とする。
上記構成によれば、登録された会員カードが提示されることなく、収集部へ侵入されることを回避することができる。特に免許証の設置部や会員カードの発行手段を、収集場の外に配置したため、収集場へ資源ごみを持ち込むためには会員登録が必須となる。これにより、会員登録を行わずに本回収システムを利用されることが防止され、不正に収集部へごみを投棄する行為を抑制することができる。
手段9の資源ごみの回収システムは、少なくとも金物を含む資源ごみを収集する収集部(回収部30)と、当該収集部に収集された資源ごみの重量に応じてポイントを付与するポイント付与手段(制御装置51によるポイント管理用処理を実行する機能)と、を備える資源ごみの回収システムであって、会員カードを発行する発行手段(制御装置50による会員証発行処理を実行する機能)と、前記会員カードに対応付けてパスワードを設定する設定手段(制御装置50によるパスワード設定処理を実行する機能)と、を備え、前記ポイント付与手段は、前記会員カードが提示されるとともに、前記パスワードが入力部(タッチパネル44,94)にて入力されることで、前記資源ごみの重量に応じたポイントを付与することが可能となる構成であり、免許証を設置する設置部(免許証読取部46)と、前記発行手段が前記会員カードを発行する際に前記設置部に設置された免許証から個人情報を取得する情報取得手段(制御装置50による免許証の読取処理を実行する機能)と、前記設置部に免許証を設置したユーザの顔を撮影する撮影部(カメラ61)と、前記情報取得手段により取得された個人情報と、前記撮影部により撮影された撮影データとを管理サーバ(管理サーバ100)へ前記会員カードの発行要求情報として出力するユーザ側出力手段(制御装置50によるステップS209の処理を実行する機能)と、を備え、前記管理サーバは、前記ユーザ側出力手段からの前記発行要求情報に含まれる前記個人情報を、前記免許証の顔写真データが含まれる第1情報と、少なくとも前記免許証の氏名及び住所データが含まれる第2情報とに記憶する領域を区分して記憶する区分手段(管理サーバ100による会員情報管理処理を実行する機能)を備え、前記第1情報が記憶される領域のデータのみを閲覧可能な通常管理者と、前記個人情報のうちの前記第1情報が記憶される領域のデータと前記第2情報が記憶される領域のデータとを閲覧可能な特権管理者とに各管理者の権限分けが可能な構成であり、前記通常管理者が閲覧可能な領域に記憶されているデータと前記撮影部により撮影された撮影データとを表示部にて表示する処理を実行し又はこれら各データを比較する処理を実行し、その後、前記発行手段に対して前記会員カードの発行許可情報を出力するサーバ側出力手段(管理サーバ100によるステップS405の処理を実行する機能)を備え、前記発行手段は、前記発行許可情報を受信することに基づいて前記会員カードを発行することが可能となる構成であり、さらに、前記ポイント付与手段により前記ポイントを付与する際に付与したポイントの情報をポイント付与情報として前記管理サーバへ出力する手段(制御装置51によるステップS119の処理を実行する機能)を備え、前記管理サーバは、受信した前記ポイント付与情報を、前記第1情報及び前記第2情報と紐付けて前記特権管理者のみが閲覧可能な領域に記憶する手段(管理サーバ100によるポイント付与情報管理処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする。
上記構成によれば、収集部に収集された資源ごみに応じてポイントを付与する資源ごみの回収システムにおいて、ユーザに会員カードを発行して、会員カードの提示とともにパスワードが入力されることでポイントを付与する構成とすれば、会員カードが他人に不正利用されることを抑制することができる。それだけでなく、会員カードを発行する際には、設置部に設置された免許証から個人情報が管理サーバへ出力されることから、管理サーバ側で、会員カードと個人情報を紐付けて記憶等することが可能となり、仮に不正行為が行われた場合であっても、当該行為を行った者を管理サーバ側で特定することが可能となる。かといって、免許証からの個人情報について、管理サーバ側で全ての情報を常に閲覧可能な構成とすると、管理サーバ側での情報管理を行う人員を特別に用意する必要が生じるなど、回収システム全体のコストが増加することが懸念される。そこで、免許証からの個人情報を、免許証の顔写真データが含まれる第1情報と、氏名及び住所データが含まれる第2情報と、に区分して、それら区分した各情報を記憶する領域を異ならせて記憶し、管理サーバ側において各領域を閲覧可能な管理者を権限分けする構成とすれば、情報管理に関するコストの増加を抑制することが可能となる。特に、上記構成においては、管理サーバ側からの会員カードの発行許可情報を取得しなければ、会員カードが発行されなくすることができ、管理サーバを介することなく会員カードが発行されてしまうことを回避することができる。そして、この発行許可情報は、通常管理者が閲覧可能な領域に記憶されたデータ、すなわち顔写真データと、撮影部にて撮影されたユーザの顔の撮影データとが表示した上で出力されるため、会員カードの発行に際して本人確認等の業務を特権管理者が行う必要が生じず、コストの増加を抑制しつつも、会員カードと免許証の個人情報と、をより確実に管理サーバ側で管理することができる。さらに、資源ごみが回収されてポイントが付与されると、そのポイント付与情報は管理サーバへ出力されて管理サーバ側でポイント付与情報が管理される。そして、このポイント付与情報は、個人情報のうち第1情報と第2情報とに紐付けて、特権管理者のみが閲覧可能な領域に記憶されるため、例えば、ポイントを商品等に交換する際に、ポイント付与時において何らかの不正行為が行われていないか、というチェックを特権管理者が行うことができる。よって、仮に不正にポイントが付与されてしまったとしても、そのポイントの交換時には、当該不正行為と当該行為を行った者の氏名・住所を第2情報から特定することが可能となる。以上の結果、ユーザの利便性を高めつつも不正行為を抑止可能な資源ゴミの回収システムとすることができる。
本考案の一実施形態である回収システムの概要図。 (a)入構管理機の正面図、(b)入構管理機の側面図。 (a)計量管理機の正面図、(b)計量管理機の側面図。 回収システムの電気的構成を示すブロック図。 ポイント管理用処理を示すフローチャート。 会員証発行処理を示すフローチャート。 会員情報管理処理を示すフローチャート。 (a),(b)免許証からの個人情報を区分する概要図。 会員証発行許可処理を示すフローチャート。 ポイント付与情報管理処理を示すフローチャート。 特権管理者管理処理を示すフローチャート。
以下に本考案の一実施形態である資源ごみの回収システム10について図面を参照しつつ説明する。以下においては、回収システム10の全体構成、回収システム10の電気的構成、処理の流れの順に説明する。
<資源ごみの回収システム10の全体構成>
図1に示すように、資源ごみの回収システム10は、主に金物を含む資源ごみを収集する収集場11と、当該収集場11とネットワークを介して接続され収集場11にて収集した資源ごみデータの管理を行う管理サーバ100と、からなる。先ず、収集場11について詳細に説明する。
収集場11は、主に、資源ごみを収集する収集領域12と、資源ごみを持参したユーザが自動車等の車両を駐車等して待機する待機領域13と、に区画されている。待機領域13には、複数の駐車スペース14が確保されており、資源ごみを持ち込むユーザが自由にこれら駐車スペース14に車両を駐車することが可能となっている。
収集領域12と待機領域13との境界壁20の一部には、入構門21と出構門22とが設けられている。入構門21及び出構門22は車両の侵入を規制する閉状態と、侵入を許容する開状態とに開閉可能となっている。入構門21が開状態となると、ユーザは収集領域12内へ車両ごと入ることが可能となり、出構門22が開状態となると、ユーザは収集領域12から待機領域13又は収集場11外へ車両ごと出ることが可能となる。
収集領域12には、資源ごみを回収する回収部30が複数設けられている。これら回収部30は、例えば資源ごみの種類(空き缶、置物、その他の資源ごみ等)によって分類分けされていてもよい。ユーザは、回収部30付近まで車両に乗ったまま接近し、持ち込んだ資源ごみを回収部30へ投入する。
収集領域12と待機領域13とを隔てる入構門21の開閉は、入構管理機40により行われる。ここで、図2を参照しながら入構管理機40について説明する。
入構管理機40は、略直方体形状の金属製の筐体41によりその外郭が構成される。筐体41の前面(ユーザを向く面)には、当該入構管理機40を操作するユーザを撮影する撮影部43と、ユーザによりタッチ操作が行われるタッチパネル44と、を有する操作部42が前方へ向けて膨出させて一体形成されている。操作部42は、入構管理機40内部に設けられた制御装置50に接続されており、制御装置50は、操作部42からの操作情報等に基づいて、ユーザの会員登録を行い、その会員登録に基づいて入構管理機40から会員証(会員カード)の発行を行う。
タッチパネル44は表示画面45を有しており、制御装置50によって当該表示画面45が表示制御されることにより、ユーザに操作指示を行う操作指示情報等が表示される。またタッチパネル44は、ユーザによるタッチ操作を読み取ることが可能となっており、ユーザによるタッチ操作が行われた情報は、上記の制御装置50へ出力される。
操作部42においてタッチパネル44の下方には、ユーザの免許証の情報を読み取る免許証読取部46が設けられている。免許証読取部46は、例えば、操作部42前方に向けて開口させた開口部が設けられており、当該開口部から免許証が挿入されると入構管理機40内部のスキャナ(図示略)によって、挿入された免許証の情報を読み取るものである。そして、免許証読取部46により読み取った免許証の情報は、制御装置50へ出力される。なお、挿入された免許証は、読み取り処理が行われた場合の他、所定の排出操作(プッシュボタン等による強制排出操作)により操作部42前方に向けて排出される。
撮影部43には、鏡部60が嵌め込まれている。鏡部60は、明るい側からは光を反射し、暗い側から鏡部60を介して反対側へ光を透過するビームスプリッタとしての機能を有している。鏡部60の内部には、外方へレンズを向けたカメラ61が設置されている。鏡部60は、操作部42においてタッチパネル44近くに設けられており、より具体的には、タッチパネル44に並設されている。そして、鏡部60においてカメラ61は、タッチパネル44のユーザに対向する面(表示画面45の表面の向く方向)を撮影方向として設置されている。そのため、カメラ61では、タッチパネル44を目視しているユーザの顔を、ほぼ正面から撮影することが可能となっている。カメラ61により撮影された画像は、制御装置50へ出力される。
操作部42においてタッチパネル44の下方には、免許証読取部46に並設させて会員証発行部70が設けられており、会員登録が完了すると、当該会員証発行部70から新しい会員証が発行される。会員証には、例えばICチップが組み込まれており、当該ICチップに会員情報やポイント情報が読書される。
入構管理機40内部には、未登録の会員証の収納する収納容器71が設けられているとともに、当該収納容器71と会員証発行部70との間には、会員情報書込部72が設けられている。そして、会員登録の操作が行われることに基づいて、収納容器71から新規の会員証がローラ等によって会員情報書込部72に移動され、会員情報書込部72によって会員情報が書き込まれる。その後、会員証が会員証発行部70から排出される。
入構管理機40には、会員証を読み取る会員証読取部73が設けられている。会員証読取部73によって、会員証を読み取らせることで、入構門21が開放され、ユーザは収集領域12へ入構することが可能となる。
なお、入構管理機40の側部には、開閉扉74が設けられており、当該開閉扉74を開放することで、内部の各装置の点検作業等を行うことが可能となっている。開閉扉74には、施錠装置が設けられており、当該施錠装置によって開閉扉74の開閉を許可/制限することが可能となっている。
収集領域12において各回収部30には、計量管理機90が設けられている(図1参照)。図3に示すように、計量管理機90は、略直方体形状の金属製の筐体91によりその外郭が構成される。筐体91の前面(ユーザを向く面)には、会員証を設置する会員証設置部93と、ユーザによりタッチ操作が行われるタッチパネル94と、計量管理機90を操作するユーザを撮影する撮影部96と、を有する操作部92が前方へ向けて膨出させて一体形成されている。操作部92は、計量管理機90内部に設けられた制御装置51に接続されており、制御装置51は、操作部92の操作情報等に基づいて、ユーザの認証を行うとともに、回収部30にて回収される資源ごみに応じてポイントを付与する。
会員証設置部93には、会員証からの情報を読み取る読取部93aと、会員証の情報(ポイント情報)を書き込む書込部93bと、が設けられており、これら読書部93a,93bによって会員証への会員情報の読書が行われる。タッチパネル94は表示画面95を有しており、制御装置51によって当該表示画面95が表示制御されることにより、ユーザに操作指示を行う操作指示情報等が表示される。またタッチパネル94は、ユーザによるタッチ操作を読み取ることが可能となっており、ユーザによるタッチ操作が行われた情報は、上記の制御装置51へ出力される。
撮影部96は、上記入構管理機40における撮影部43と同様の構成である。すなわち、撮影部96には、鏡部97が嵌め込まれており、鏡部97の内部には、外方へレンズを向けたカメラ98が設置されている。鏡部97は、操作部92においてタッチパネル94近くに設けられており、より具体的には、タッチパネル94に並設されている。そして、カメラ98は、タッチパネル94のユーザに対向する面(表示画面95の表面の向く方向)を撮影方向として設置されている。そのため、カメラ98では、タッチパネル94を操作する際にタッチパネル94を目視しているユーザの顔を、ほぼ正面から撮影することが可能となっている。カメラ98により撮影された画像は、制御装置51へ出力される。
なお、計量管理機90の側部には、開閉扉99が設けられており、当該開閉扉99を開放することで、内部の各装置の点検作業等を行うことが可能となっている。開閉扉99には、施錠装置が設けられており、当該施錠装置によって開閉扉99の開閉を許可/制限することが可能となっている。
回収部30は、例えば上方が開放されたコンテナであり、当該コンテナの下方には、コンテナ全体の重量を計量する計量部31が設けられている。計量部31は、計量管理機90に図示しないケーブル等によって接続されており、計量管理機90では、計量部31により計量された重量の差分に基づいて、上記のポイントを算出する。計量管理機90によって重量に応じたポイントが会員証に書き込まれると、出構門22が開状態となり、ユーザは収集領域12から外へ出ることができる。
<回収システム10の電気的構成>
次に、回収システム10の電気的構成について、図4を参照しながら説明する。
回収システム10は、複数の収集場11と管理サーバ100とがネットワーク接続されている。収集場11には、入構管理機40と計量管理機90とが設けられており、これら入構管理機40の通信部52と計量管理機90の通信部53とが、それぞれ管理サーバ100の通信部54とネットワーク接続されている。
入構管理機40における制御装置50は、演算装置であるCPU、該CPUにより実行される各種制御プログラム等を記録したROM、各種データ等を一時的に記録するRAMなどを内蔵しており、制御プログラムに基づき図示しないリレー等を介して各種装置の制御を行うものである。なお、他の制御装置についても同様の構成となっているため、以下では制御装置の構成の説明は省略する。
制御装置50の入力側には、免許証読取部46と、タッチパネル44と、会員証読取部73と、カメラ61と、が接続されている。また、制御装置50の出力側には、入構門21の開閉制御を行う入構制御部21aと、会員証発行部70と、表示画面45と、が接続されている。
制御装置50は、免許証読取部46からの免許証情報と、タッチパネル44からの操作情報と、カメラ61からの画像データと、を、管理サーバ100へ会員カードの発行要求情報として出力する。また、制御装置50は、管理サーバ100における通信部54から免許証の発行許可情報を受信することに基づいて、会員証発行部70から会員証を発行する。さらに、制御装置50は、会員証読取部73によって会員証を読み込んだ情報と、タッチパネル44の操作情報(パスワード情報)と、に基づいて、入構制御部21aを制御して入構門21を開状態とする。
計量管理機90における制御装置51の入力側には、会員証設置部93における読取部93aと、タッチパネル94と、カメラ98と、計量部31と、が接続されている。また、制御装置51の出力側には、出構門22の開閉制御を行う出構制御部22aと、会員証設置部93における書込部93bと、表示画面95と、が接続されている。
制御装置51は、会員証設置部93における読取部93aにより読み取った会員証の情報と、タッチパネル94からの操作情報と、計量部31からの資源ごみの重量情報と、に基づいて、会員証設置部93における書込部93bにより会員証へポイント情報を書き込む処理を行う。また、制御装置51は、当該書込処理を行うことに基づいて、出構制御部22aを制御して出構門22を開状態とする。さらに、制御装置51は、会員証へのポイント情報の書込処理を行う際に、当該ポイント情報とともに、カメラ98からの画像データを管理サーバ100へ出力する。
管理サーバ100は、上記の発行要求情報に基づいて発行許可情報を出力するとともに、会員証におけるポイントの情報や、会員情報、カメラ61,98からの画像データ(撮影データ)などを管理するためのデータ管理部110を有している。データ管理部110に記憶管理されている情報は、管理者の区分によって閲覧・使用可能な情報が区分されている。具体的には、特権を有さない通常管理者が対応するデータを閲覧・使用可能な使用領域120と、特権を有する特権管理者が対応するデータを閲覧・使用可能な使用領域130と、に区分されている。特権を有するか否かについては、例えば、会員証の発行業務を行う者(オペレータ等)と、ポイント管理業務を行う者(回収システム管理者等)と、で区分されている。
<回収システム10における処理の流れ>
次に、本回収システム10における処理について、図5〜図11を参照しながら説明する。本回収システム10における処理としては、大別して、(1)会員証の発行についての構成としての会員証発行処理、会員情報管理処理及び会員証発行許可処理と、(2)ユーザが資源ごみを持ち込んだ際に行われるポイント管理用処理と、(3)ポイントの交換についての構成としてのポイント付与情報管理処理及び特権管理者管理処理と、がある。ここでは、先ず、(2)のポイント管理用処理について説明し、その後、(1)の各処理、(3)の各処理を説明する。
<ポイント管理用処理>
ポイント管理用処理は、収集場11における計量管理機90の制御装置51にて行われる処理である。図5に示すように、先ずステップS101にてタッチパネル94のタッチ操作が行われたか否かの判定処理を行う。ちなみに、本処理にて肯定判定する前は、デモ画面が表示されている(非表示として省電力化を図ってもよい)。ステップS101にて肯定判定するまで、当該ステップS101で待機する。
タッチパネル94がタッチ操作された場合には、ステップS102にてデモ画面を解除する。そして、ステップS103にて、操作指示(例えば、「会員カードを設置して下さい」といった文字表示)を行うように表示画面95を表示制御する。ステップS104では、会員証が設置部93に設置されたか否かの判定を行う。なお、設置されているか否かについては、読取部93aによる読取情報を用いるとよい。設置されていなければ、ステップS104で待機する。設置された場合には、ステップS105にて設置位置が正常であり、会員証の情報を正常に読み取り可能であるか否かを判定する。設置位置が異常であったり、例えば会員証又は設置部の汚れや破損等によって会員証の情報が読取できない場合にはステップS106にてエラー表示(例えば、「会員証を設置し直して下さい」や「読取画面をきれいにふき取って下さい」といった文字表示)を行ってからステップS104に戻る。
ステップS105にて会員証の情報を正常に読み取ることが可能であると判定した場合には、ステップS107に進む。ステップS107では、会員情報の読み取り処理を行う。会員情報の読み取り処理では、会員証に記憶されているポイント数の情報と、登録時に設定したパスワードの情報と、が含まれている。
続くステップS108では、パスワードの入力指示を行うよう、表示画面95を表示制御する。ステップS109では、ステップS108の入力指示に基づいてパスワードが入力されたか否かを判定する。入力されていなければステップS108へ戻る。パスワードが入力された場合には、ステップS110にてパスワードが正常であるか否か(ステップS107にて読み取ったパスワード情報と一致するか否か)を判定する。正常ではない(一致しない)場合は、ステップS111にてエラー表示(例えば、「パスワードが間違っています、再度入力して下さい」といった文字表示)を行う。そして、ステップS108にて再度、パスワードの入力指示を行う。ステップS110にてパスワードが正常であると判定することで、ステップS112へ進む。
ステップS112では、カメラ98からの画像データを取得する処理を実行する。すなわち、カメラ98からの画像データの取り込みは、パスワードの入力時に行われる。そのため、パスワード入力の為にタッチパネル94を目視しているユーザの顔を、ほぼ正面から画像データとして取り込むことが可能となっている。なお、画像取込タイミングをユーザが指定可能な構成としてもよい。この場合、画像取込指示する指示ボタンをタッチパネル94にて表示させ、当該指示ボタンをタッチ操作することで画像取込が行われる構成とする。このようにしても、ユーザがカメラ98を向いているタイミングで画像データを取得することが可能となる。よって、ユーザの正面からの顔画像をより確実に取り込むことができる。なお、この構成については、入構管理機40側のカメラ61からの画像取込に関する構成についても同様である。
続くステップS113では、計量部31からの重量情報に基づいて、ごみ設置前の全体重量を把握する処理を行う。そして、ステップS114にて、設置指示(例えば、「ごみをゆっくりと投入して下さい」といった文字表示)を行うように、表示画面95を表示制御する。続くステップS115では、計量部31からの重量情報が変化したか否かを判定する。変化した場合には、ステップS116にて設置完了操作指示(例えば、設置完了ボタンを表示して当該ボタンをタッチするように促す)を行うように表示画面95を表示制御する。ユーザが表示画面95(タッチパネル94)を操作して設置完了であると判断した場合には、ステップS117へ進む。ステップS115にて重量変化がない場合や、ステップS116にて設置完了操作が行われない場合には、ステップS115にて待機する。
ステップS117では、計量部31からの重量情報に基づいて、ごみ設置後の全体重量を把握する処理を行う。そして、ステップS118にて、設置前の重量とごみ設置後の重量との差分に基づいて設置されたごみ重量を把握して、それをポイントに換算する処理を行う。
なお、本実施形態では、ポイントの換算率を例えばごみ1kg当り10ポイント(例えば10円相当)の換算率としている。この換算率は任意であるが、金物のスクラップ工場等での買い取り価格と異なる(買い取り価格よりも低い)換算率であると好ましい。本回収システム10では、一般の家庭から出るごみのリサイクルを主な目的としており、スクラップ工場のように業者が持ち込むごみとは種類が大きく異なり得る。そのため、スクラップ工場での買い取り価格と同等の(又はそれよりも高い)換算率とすると、家庭ごみと業者の持ち込むごみとが混在する可能性が高くなる。そこで、上記のように換算率を設定することで、回収するごみを主に家庭ごみに限定し、その後の分別作業を容易にすることが可能となる。
ステップS118にてポイント換算を行った後は、ステップS119にて外部出力処理を行う。この処理は、計量管理機90の通信部53から管理サーバ100へポイント付与情報を出力する処理である。ポイント付与情報としては、会員情報、ポイント数のポイント情報、ポイントを付与した日時、重量、カメラ98からの画像データ等の情報が含まれている。
続くステップS120では、ポイント書込処理を行う。この処理では、設置部93における書込部93bによって会員証へ新たなポイント情報(書き込み前のポイントに今回付与するポイントを加算したポイント情報)を上書きする処理を行う。
そして、ステップS121にて終了指示(例えば、「書き込みが終了しました、会員証を忘れずにお取り下さい」といった文字表示)を行うよう、表示画面95を表示制御する。ステップS122では会員証が未だ設置されているか否かを判定し、設置されている場合にはステップS123にて取り忘れ表示(例えば、「会員証をお忘れです」といった文字表示)を行うよう、表示画面95を表示制御する。ステップS123の処理を行った後は、ステップS122に戻る。
ステップS122にて会員証が設置されていないと判定した場合(取り除かれたと判定した場合)には、ステップS124に進み、扉開放処理を実行する。かかる処理では、出構制御部22aを駆動制御して、出構門22を開放する。これにより、ユーザは収集領域12からへ出構することが可能となる。その後、ステップS125に進み、デモ画面を表示して、本ポイント管理用処理を終了する。
以上のように、本回収システム10では、回収部30にユーザが資源ごみを設置することで、その資源ごみの重量に対応するポイントが自動的に付与される。そのため、ユーザは、気兼ねなく本回収システム10を利用することができる。一方で、このように回収システムを無人化すると、重量加算のシステムを悪用してポイントのみを取得したり、設置済み(ポイント付与済み)の資源ごみを回収してたりするなどの不正行為が行われる可能性もある。そこで、本回収システム10では、ポイント付与時に、会員証の提示とパスワードの入力を求めており、会員証を不正に取得した第三者による不正利用が抑制されている。それだけでなく、資源ごみの持ち込み時(パスワード入力時)に、ユーザの顔画像が取得され、それが管理サーバ100にて出力されるため、管理サーバ側で、持ち込んだユーザと会員証の所有者との確認等を行うことも可能となる。よって、仮に不正行為が行われた場合であっても、管理サーバ100側でそれを把握することが可能となる。さらに、本回収システム10では、このような不正行為を抑止するために、会員証の発行に関する構成と、ポイントの交換に関する構成と、にも工夫が施されている。
<会員証の発行に関する構成>
会員証の発行に関する構成として、会員証発行処理、会員情報管理処理、及び会員証発行許可処理についてそれぞれ説明する。
<会員証発行処理>
先ず、会員証発行処理について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。会員証発行処理は、収集場11における入構管理機40の制御装置50にて行われる処理である。
先ずステップS201にてタッチパネル44のタッチ操作が行われたか否かの判定処理を行う。タッチ操作が行われた場合には、ステップS202にてデモ画面の解除処理を行う。なお、ステップS201及びステップS202の処理は、上記ステップS101及びステップS102の処理と同様の処理である。
ステップS203では、免許証設置指示(例えば、「免許証を挿入して下さい」といった文字表示)を行うよう、表示画面45を表示制御する。そして、ステップS204では、免許証が設置(挿入)されたか否かを判定し、設置された場合にはステップS205にて免許証を正常に読み取ることが可能であるか否かを判定する。読み取り可能ではなければ、ステップS206にてエラー表示を行う。ステップS204にて否定判定した場合又はステップS206の処理を実行した後は、ステップS204に戻る。
ステップS206にて正常に読み取ることが可能であると判定した場合には、ステップS207に進む。ステップS207では、免許証の読取処理を実行する。この処理では、免許証全体(両面)の画像を取り込み、顔画像データが含まれる第1情報と、少なくとも氏名・住所が含まれる第2情報と、についての各情報を読み取る。
続くステップS208では、パスワードの設定処理を実行する。この処理では、例えば表示画面45にて「パスワードを設定して下さい」といった表示を行い、表示画面45のタッチパネル44にてキーボード表示を行い、同キーボードのタッチ操作にてパスワードを設定させる。
続くステップS209では、カメラ61からの画像データを取得する処理を実行する。すなわち、カメラ61からの画像データの取り込みは、パスワードの設定時に行われる。そのため、パスワード入力の為にタッチパネル44を目視しているユーザの顔を、ほぼ正面から画像データとして取り込むことが可能となっている。
ステップS210では、ステップS207にて読み込んだ免許証情報と、ステップS208にて設定したパスワードの情報と、ステップS209にて取り込んだ画像データと、を発行要求情報として管理サーバ100へ出力する処理を実行する。管理サーバ100側では、受信した発行要求情報に基づいて会員証の発行許可を行う場合には発行許可情報を入構管理機40側へ出力する。なお、発行許可情報には、会員情報を特定可能な会員IDが含まれている。また、発行許可を行わない場合には非許可情報を入構管理機40側へ出力する。この処理については、後に詳細に説明する。
ステップS211では、管理サーバ100から発行許可情報を受信したか否かを判定する。発行許可情報を受信していない場合には、ステップS212にて非許可情報を受信したか否かを判定する。発行許可情報及び非許可情報のいずれも受信していない場合には、ステップS211に戻り、いずれかの情報を受信するまで待機する。ステップS212にて非許可情報を受信している場合には、ステップS213にてエラー表示(例えば、「会員登録できません、もう一度、最初から操作を行って下さい」という文字表示)を行うように、表示画面45を表示制御してから、ステップS203に戻る。
ステップS211にて、発行許可情報を受信している場合には、ステップS214に進む。ステップS214では、会員証発行処理を実行する。会員証発行処理では、ステップS211にて受信した発行許可情報に含まれる会員IDを新規の会員証におけるICチップへ書き込む処理を行う。既に説明したとおり、入構管理機40には未登録の会員証を収納する収納容器71が設けられており、書込処理に際しては、当該収納容器71から未登録の会員証が会員情報書込部72へ移動してから書込処理を行う。そして、書込処理を行った後、会員証発行部70から書込済みの会員証を排出する。
続くステップS215では、終了表示(例えば、「書込みが終了しました、免許証と会員証を忘れずにお取り下さい」といった文字表示)を行うよう、表示画面45を表示制御する。ステップS216では免許証又は会員証が未だ設置されているか否かを判定し、設置されている場合にはステップS217にて取り忘れ表示(例えば、「免許証又は会員証をお忘れです」といった文字表示)を行うよう、表示画面45を表示制御する。ステップS217の処理を行った後は、ステップS216に戻る。
ステップS216にて免許証及び会員証のいずれもが設置されていないと判定した場合(取り除かれたと判定した場合)、ステップS218に進み、扉開放処理を実行する。かかる処理では、入構制御部21aを駆動制御して、入構門21を開放する。これにより、ユーザは収集領域12へ入構することが可能となる。ステップS218の処理を行った後は、ステップS219にてデモ画面表示を行ってから、本発行処理を終了する。
なお、本発行処理は、初回の会員登録時にのみ行われるものである。そして、図による詳細な説明は省略するが、次回以降の入構時においては、入構管理機40の会員証読取部73に会員証を読み取らせることで、入構制御部21aが駆動制御して構内へ入ることが可能となる。また、入構制御部21aを駆動制御して入構門21を開放した後は、所定期間後(例えば5分後)に入構門21を閉状態とするよう入構制御部21aを駆動制御する。
<会員情報管理処理>
次に、会員情報管理処理について、図7のフローチャートを参照しながら説明する。会員情報管理処理は、管理サーバ100にて行われる処理である。
ステップS301では、免許証情報を受信したか否かを判定する。既に説明したとおり、免許証情報は、入構管理機40側の会員証発行処理においてステップS210にて出力される情報である。免許証情報を受信していない場合は、そのままステップS301で待機する。すなわち、会員情報管理処理は、入構管理機40側から免許証情報を受信することで起動される処理といえる。
免許証情報を受信している場合には、ステップS302にて、受信している免許証情報から、顔画像データを抽出する処理を実行する。既に説明したとおり、免許証情報は、顔画像データが含まれる第1情報と、少なくとも氏名・住所を含む第2情報と、を有している。より具体的には、図8(a)及び図8(b)に示すように、免許証情報における個人情報は、顔画像データを含む第1情報と、氏名及び住所を含む情報を第2情報と、が画像データとして含まれている。これら各情報は、免許証情報(画像データ)のうちの各情報が記載されている領域を区分して読み込むことで、第1情報又は第2情報の設定が行われる。
ステップS302の処理は、免許証情報から、顔画像データを認識して第1情報として読み込むとともに、氏名及び住所データを認識して第2情報として読み込む構成であってもよいし、免許証のうちの予め定められた位置の画像を第1情報と第2情報とに区分して読み込む構成としてもよい。前者の方が、読み込みに際して顔画像データや氏名及び住所の認識が行われるため、読み込んだ情報の正確さが増す。一方、後者の方が、構成の簡素化が図られる。なお、免許証において、顔写真と氏名及び住所とが記載されている位置は予め定めれられているため、後者において、例えば、免許証情報のうちの右下3.8cm×3.2cmの領域を第1情報とし、それ以外を第2情報とする、といった区分としてもよい。また、第2情報において、氏名・住所のほか、生年月日や、免許証の交付日、免許証番号等が含まれる構成としてもよい。
ステップS302の処理はこれら第1情報と第2情報のうち、第1情報を抽出する処理といえる。そして、ステップS303では、ステップS302にて抽出した第1情報(顔画像データ)を通常管理データとして通常管理者使用領域120に記憶する。通常管理データは、管理サーバ100において、特権を有さない通常管理者と特権を有する特権管理者のいずれもが閲覧・使用可能なデータである。
続くステップS304では、受信している免許証情報から、氏名・住所の情報を抽出する処理を実行する。すなわち、ステップS304は、上記第1情報及び第2情報のうち、第2情報を抽出する処理といえる。そして、ステップS305では、ステップS304にて抽出した第2情報(少なくとも氏名・住所を含む情報)を特権管理データとして特権管理者使用領域130に記憶する。特権管理データは、管理サーバ100において、特権を有する特権管理者が閲覧・使用可能なデータであって、通常管理者は閲覧・使用が不可なデータである。ステップS305の処理を実行した後は、本管理処理を終了する。
すなわち、管理サーバ100では、免許証情報を受信することに基づいて、顔画像データと氏名・住所の情報とを、それぞれ使用・閲覧可能なユーザを区分して記憶する。
<会員証発行許可処理>
次に、会員証発行許可処理について、図9のフローチャートを参照しながら説明する。会員証発行許可処理は、管理サーバ100にて行われる処理である。
先ずステップS401では、免許証情報を受信したか否かを判定する。受信していない場合には、ステップS401で待機する。すなわち、ステップS401は、上記ステップS301と同様の処理と言える。なお、会員情報管理処理と会員証発行許可処理とは、管理サーバ100において定期的に起動される処理の一部の処理を構成しており、当該定期処理において、会員情報管理処理が会員証発行許可処理の上流側の処理として設定されている。そのため、会員証発行許可処理が起動される場合には、会員情報管理処理がそれよりも先に実行されている。
ステップS401にて免許証情報を受信している場合には、ステップS402に進む。ステップS402では、通常管理者使用領域120から顔画像データを抽出する処理を行う。そして、ステップS403では、入構管理機40側のカメラ61から画像データを受信しているか否かを判定する。受信していない場合には、ステップS403で待機する。カメラ61からの画像データを受信したことに基づいて、ステップS403にて肯定判定し、ステップS404に進む。
ここで、本実施形態における管理サーバ100では、ステップS402にて抽出した免許証における顔画像データと、ステップS403にて受信した画像データと、を図示しない表示画面にて並列表示する構成としている。そして、管理サーバ100のオペレータ(通常管理者)は、これら並列表示された画像を見比べて、入構管理機40にて取り込んだ免許証の所有者と、入構管理機40を操作しているユーザと、が同一人物であるか否かを判断する。そして、同一人物であると判断した場合には、発行許可操作(例えば、許可用ボタンの操作や、タッチパネルにおける許可画像のタッチ操作)を実行する。一方、同一人物ではないと判断した場合には、発行非許可操作(例えば、非許可用ボタンの操作や、タッチパネルにおける非許可画像のタッチ操作)を実行する。
なお、この許可操作/非許可操作を画像比較ソフト等によって自動的に行う構成としてもよい。このようにすれば、管理サーバ100にてオペレータを常駐させておく必要がなく、回収システム10全体の管理コストを削減することができる。
ここで、本会員証発行処理は、特権管理者ではなく通常管理者(オペレータ)による操作が行われる。そのため、上記ステップS402にて抽出されて表示されるデータは、図8(a)の第1情報(顔画像データ)である。換言すると、本会員証発行処理において、図8(b)における第2情報(氏名・住所を含むデータ)は表示されない。したがって、通常管理者が行う会員証の発行業務において、ユーザの第2情報が通常管理者に知られることはない。
ステップS404では、管理サーバ100の業務者により発行許可操作が行われたか否かを判定する。発行許可操作が行われた場合には、ステップS405にて発行許可情報を入構管理機40側へ出力する処理を実行してから、本許可処理を終了する。既に説明したとおり、入構管理機40では、発行許可情報を受信することに基づいて、ステップS210にて肯定判定して発行処理(ステップS214)側へ進むことが可能となる。
一方、ステップS404にて発行許可操作が行われていないと判定した場合には、ステップS406にて発行非許可操作が行われたか否かを判定する。いずれの操作も行われていない場合には、ステップS404にて待機する。発行非許可操作が行われた場合には、ステップS407にて非許可情報を入構管理機40側へ出力する処理を実行してから、本許可処理を終了する。既に説明したとおり、入構管理機40では、非許可情報を受信することに基づいて、ステップS212にて肯定判定してエラー表示を行うとともに、再度の操作が促される。
<ポイント交換についての構成>
次に、管理サーバ100にて行われるポイント交換についての処理として、ポイント付与情報管理処理及び特権管理者管理処理について説明する。
<ポイント付与情報管理処理>
先ず、ポイント付与情報管理処理について、図10のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS501では、ポイント付与情報を受信しているか否かを判定する。既に説明したとおり、ポイント付与情報は、収集場11における計量管理機90にて行われるポイント管理用処理(図5)のステップS119にて出力される情報である。ポイント付与情報を受信していない場合には、そのままステップS501にて待機する。
ポイント付与情報を受信している場合には、ステップS502にてポイント付与情報をデータ管理部110における特権管理者使用領域130に記憶する処理を実行する。既に説明したとおり、ポイント付与情報には、会員情報と、ポイント情報、ポイントを付与した日時、重量、カメラ98からの画像データ等の情報が含まれており、ステップS502では、これら各情報を記憶する。
続くステップS503では、今回記憶した会員情報に対応するユーザが、所定期間(例えば、1ヶ月間)内に持ち込んだごみの積算重量を把握する処理を実行する。そして、ステップS504では、ステップS504にて把握した重量が所定重量(例えば、1トン)以上であるか否かを判定する。所定重量以上であれば、ステップS505に進み、所定期間内に持ち込んだごみの積算重量が所定重量以上であることを示す第1注意情報を、特権管理者使用領域130に記憶する処理を実行する。第1注意情報は、会員情報に対して1対1で紐付けられた状態で記憶される。
ステップS504にて所定重量未満である場合、又はステップS505の処理を実行した後は、ステップS506に進む。ステップS506では、今回記憶した会員情報に対応するユーザに対して、所定期間(例えば、1ヶ月間)内にポイントを付与した回数を把握する処理を実行する。そして、ステップS507では、ステップS506にて把握した回数が所定回数以上(期間内の頻度が所定頻度以上)であるか否かを判定する。所定回数以上であれば、ステップS508に進み、所定期間内にポイントを付与した頻度が所定頻度以上であることを示す第2注意情報を、特権管理者使用領域130に記憶する処理を実行する。第2注意情報は、会員情報に対して1対1で紐付けられた状態で記憶される。ステップS507にて否定判定した場合、又はステップS508の処理を実行した後は、ポイント付与情報管理処理を終了する。
<特権管理者管理処理>
次に、特権管理者管理処理について、図11のフローチャートを参照しながら説明する。本回収システム10におけるポイントは、ユーザが管理サーバ100を有する管理事務所にポイント交換希望用紙を提出することで、ポイントに応じた特典(ポイント換算率に応じた商品交換券等)と交換することが可能となる。ポイント交換希望用紙は、郵送で提出されてもよいし、直接管理事務所に提出されてもよいが、少なくともユーザの会員情報として、会員IDと、氏名・住所と、が記入されている必要がある。
そして、図11の特権管理者管理処理は、ユーザから当該ポイント交換希望用紙が提出された場合に、特権管理者がポイントを特典に換算するために起動する処理である。
先ずステップS601にて特権管理者の認証が行われたか否かを判定する。この認証は、例えば、特権管理者に付与されるパスワード等で行う。そして、特権管理者の認証が行われない場合には、ステップS601にて待機する。認証が行われた場合には、ステップS602に進む。ステップS602では、ポイント交換希望用紙に記入されている会員ID(会員情報)の入力処理を実行する。この処理は、特権管理者によって手入力する構成であってもよいし、スキャナ等で読み取って自動化する構成としてもよい。
続くステップS603では、ステップS602にて入力された会員IDに基づいて、特権管理者使用領域130からポイント情報を読み出す処理を実行する。上記のようにポイント情報は、特権管理者使用領域130にポイント付与情報として記憶されており、更に、特権管理者使用領域130には、会員情報とともに第1注意情報や第2注意情報が記憶されている場合がある。そこで、ステップS604では、いずれかの注意情報が記憶されているか否かを判定し、記憶されている場合には、注意情報を管理サーバ100の表示画面等に表示する処理を実行する。ステップS604にて否定判定した場合、又はステップS605の処理を行った後は、ステップS606にてポイントの減算処理を実行する。ステップS606の減算処理では、ポイント情報に対応する特典を付与する場合には、今回の交換ポイントをポイント情報から減算する。ステップS606の処理を実行した後は、本特権管理者管理処理を終了する。
ここで、本特権管理者管理処理は、特権管理者により操作が行われる。そのため、上記ステップS603にて読み出される情報は、免許証の個人情報のうち、図8(a)の第1情報(顔画像データ)と、図8(b)における第2情報(氏名・住所を含むデータ)と、のいずれもが表示される。そのため、特権管理者は、ポイント交換作業において、交換希望用紙と見比べることで、ポイント交換を行うユーザを確実に確認することができる。そして、第1注意情報や第2注意情報が表示されていれば、その情報を氏名や住所等の第2情報と紐付けた状態で把握することができる。
また、特権管理者は、ステップS605において表示される注意情報を、今回ポイントを交換するユーザが正当に本回収システム10を利用しているのか否かの判断材料とすることができる。そして、不正と判断した場合には、それに応じた対処(例えば、ステップS606にてポイントを特典と交換せずに消去(減算)したり、会員証の利用を不可としたり、警察等に通報したりする対処)を行うことが可能となる。
<他の実施形態>
以上説明した一実施形態の他、例えば次のような実施形態とすることも可能であるし、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(1)収集領域12においてカメラを設置してもよく、当該カメラの画像を管理サーバ100へ出力する構成としてもよい。このようにすれば、資源ごみが収集領域12に持ち込まれる様を管理サーバ100側で把握することができるし、管理サーバ100においてその画像を記憶しておけば、不正行為が行われた場合(第1注意情報や第2注意情報等が表示された場合)にその行為者や行為を容易に特定することが可能となる。
(2)上記実施形態では、第1注意情報や第2注意情報を、ポイント交換時に表示する構成としたが、いずれかの注意情報が記憶された時点で表示等する構成としてもよい。このようにすれば、不正行為をより迅速に把握することができる。
(3)第2注意情報として、ポイントの付与の頻度が所定頻度以上であることを記憶する構成としたが、例えば、収集場11への来場回数の頻度(入構頻度)等も含めた頻度としてもよい。このようにすれば、来場に応じて来場ポイントを付与する構成とした場合に、その来場ポイントのみを取得する、といった行為も把握することができる。
(4)本回収システム10では、主に金物を含む資源ごみを対象とした回収システムとしたが、他の資源ごみに本回収システムを適用してもよい。また、他の資源ごみ(例えば、紙容器やプラスチック容器等)の回収システムと、本回収システムとを連携させてもよい。この場合、会員証を統合する構成とすると、ユーザの利便性をより高めることができる。
(5)資源ごみの回収時に、金物を含む資源ごみのうち、家電リサイクル法によりリサイクル料金を請求する必要があるごみについては、投棄しないように注意喚起(表示画面による表示等)する構成としてもよい。
(6)計量管理機90において、ポイント付与後に計量部31からの重量情報が減ったら、不正行為が行われたものと判断する(管理サーバ100へ出力する)構成としてもよい。また、出構門22を開放しない構成としてもよい。このようにすれば、ポイント付与後にごみを持ち去り、何度もポイントを享受する行為を抑制することができる。
(7)複数の無人の収集場11を管理サーバ100とネットワークで接続する構成において、いずれかの収集場11においては有人の回収場としてもよい。このようにすれば、持ち込む回収場をユーザが選択することができ、ユーザとして持ち込みが可能なごみか否かの判断がつかない場合や、車両からの取り出しの手伝いが必用な場合等は有人の回収場を選択したりすることができる。
(8)管理サーバ100において免許証情報の第1情報と第2情報とを区分する処理を行う構成としたが、入構管理機40において第1情報と第2情報とを区分して管理サーバ100へ出力する構成としてもよい。
10…回収システム、11…収集場、12…取集領域、13…待機領域、21…入構門、40…入構管理機、42…操作部、44…タッチパネル、45…表示画面、46…免許証読取部、61…カメラ、70…会員証発行部、90…計量管理機、92…操作部、93…会員証設置部、93a…読取部、93b…書込部、94…タッチパネル、95…表示画面、98…カメラ、100…管理サーバ、120…通常管理者使用領域、130…特権管理者使用領域。

Claims (2)

  1. 少なくとも金物を含む資源ごみを収集する収集部と、
    当該収集部に収集された資源ごみに応じてポイントを付与するポイント付与手段と、
    を備える資源ごみの回収システムであって、
    会員カードを発行する発行手段と、
    前記会員カードに対応付けてパスワードを設定する設定手段と、
    を備え、
    前記ポイント付与手段は、前記会員カードが提示されるとともに、前記パスワードが入力部に入力されることで、前記資源ごみに応じたポイントを付与することが可能となることを特徴とする資源ごみの回収システム。
  2. 少なくとも金物を含む資源ごみを収集する収集部と、
    当該収集部に収集された資源ごみの重量に応じてポイントを付与するポイント付与手段と、
    を備える資源ごみの回収システムであって、
    会員カードを発行する発行手段と、
    前記会員カードに対応付けてパスワードを設定する設定手段と、
    を備え、
    前記ポイント付与手段は、前記会員カードが提示されるとともに、前記パスワードが入力部にて入力されることで、前記資源ごみの重量に応じたポイントを付与することが可能となる構成であり、
    免許証を設置する設置部と、
    前記発行手段が前記会員カードを発行する際に前記設置部に設置された免許証から個人情報を取得する情報取得手段と、
    前記設置部に免許証を設置したユーザの顔を撮影する撮影部と、
    前記情報取得手段により取得された個人情報と、前記撮影部により撮影された撮影データとを管理サーバへ前記会員カードの発行要求情報として出力するユーザ側出力手段と、
    を備え、
    前記管理サーバは、
    前記ユーザ側出力手段からの前記発行要求情報に含まれる前記個人情報を、前記免許証の顔写真データが含まれる第1情報と、少なくとも前記免許証の氏名及び住所データが含まれる第2情報とに記憶する領域を区分して記憶する区分手段を備え、
    前記第1情報が記憶される領域のデータのみを閲覧可能な通常管理者と、前記個人情報のうちの前記第1情報が記憶される領域のデータと前記第2情報が記憶される領域のデータとを閲覧可能な特権管理者とに各管理者の権限分けが可能な構成であり、
    前記通常管理者が閲覧可能な領域に記憶されているデータと前記撮影部により撮影された撮影データとを表示部にて表示する処理を実行し又はこれら各データを比較する処理を実行し、その後、前記発行手段に対して前記会員カードの発行許可情報を出力するサーバ側出力手段を備え、
    前記発行手段は、前記発行許可情報を受信することに基づいて前記会員カードを発行することが可能となる構成であり、
    さらに、前記ポイント付与手段により前記ポイントを付与する際に付与したポイントの情報をポイント付与情報として前記管理サーバへ出力する手段を備え、
    前記管理サーバは、受信した前記ポイント付与情報を、前記第1情報及び前記第2情報と紐付けて前記特権管理者のみが閲覧可能な領域に記憶する手段を備えていることを特徴とする資源ごみの回収システム。
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JP2020087284A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 大日本印刷株式会社 管理装置、発行システム、発行方法、およびプログラム
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