JP7223566B2 - 駐車場管理システム - Google Patents

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本発明は、一定の期間にわたる駐車場の利用に応じた決済の技術に関する。
駐車場の決済に関する技術が開発されている。
特許文献1には、利用者の端末装置から、クレジットカード番号を含む登録用データを受信して、その登録用データに基づいてデータセンターに対して与信用データを送信し、受信した与信結果データがネガティブではない場合に、クレジットカード番号の一部を含むことによって形成したパスワードを備えた予約用データを利用者の端末装置へ送信する駐車場予約登録システムが記載されている。
特許文献2には、クレジットカードのカードデータを読み取り、そのカードデータ及び予約データを蓄積した駐車場管理データベースを用いて予約の確認を行って、確認できたら駐車開始時刻を駐車券データとして記録した駐車券を出力する駐車場予約遂行システム備えた駐車場予約遂行システムが記載されている。
特開2003-271755号公報 特開2003-272004号公報
ところで、マンション等の集合住宅の住人や、工事・建設の現場に出入りする施工業者等は、一定の期間にわたって同じ駐車場を何度も利用するので、その駐車場の決済を利用の度に行うと手続が煩雑になり負担になることが多い。そこで、駐車場の管理者は、例えば1か月や半年等、一定の期間にわたる利用(「定期利用」という)を許可する「定期券」を販売することがある。定期券を購入すれば、その定期券に定められた期間にわたって、利用者は利用の都度に支払いを求められることなく、駐車場を自由に利用することができる。
一方、車両を識別するための識別情報を読み取って駐車場の管理に使う技術がある。例えば、ナンバープレートに記載された車両番号(「車番」という)を光学的に読み取って認識し、認識した車番が登録されているか否かに応じて、その車両による駐車場の利用の是非を判断する技術がある。この技術を上述した定期券に応用すると、利用者は、登録済みの車番を読み取らせるだけで駐車場の定期利用をすることができる。
しかし、例えば、自動車検査証の交付を受けるために車両の検査及び整備を整備事業者に依頼する場合、駐車場の利用者は、一時的に代車を利用することがある。この場合、代車の車番が登録されていないため、利用者は駐車場を利用する度に料金を支払わなければならなくなる。
また、車番の読み取りは、精度に揺らぎがあるため必ず成功するとは限らない。例えば、車番の読み取りに失敗した場合に、定期券を提示することで定期利用を許可する仕組みを駐車場の管理システムに設けることはできる。しかしこの構成だと利用者は、有体物である定期券等を携帯していないと車番の読み取りに失敗した場合に料金を支払わなければならなくなる。
本発明の目的の一つは、登録された車両の駐車を許可する駐車場において、車両の登録の際に定期券等の有体物を不要とすることである。
上述した課題を解決するため、本発明は、登録された車両の駐車を許可する駐車場管理システムであって、利用者に対して情報が発行された場合に、該情報を記憶するデータベースを更新する更新部と、駐車を希望する利用者の車両を識別する識別情報を取得する取得部と、取得した前記識別情報を認識して、該識別情報が登録されているか否かを判断する認識部と、前記識別情報登録されていると判断する場合に、該識別情報で識別される車両の前記利用者に駐車を許可し、前記識別情報が登録されていないと判断する場合に、利用者から情報の入力を受付ける受付部と、前記利用者から前記情報の入力を受付けたとき、該情報が前記データベース記憶されているか否かを判断することにより該情報を入力した前記利用者を認証する認証部と、入力された前記情報が、前記データベースに記憶されていると判断する場合に、該情報と、前記取得部が取得した前記識別情報と対応付けて登録する登録部と、を有する駐車場管理システム、を第1の態様として提供する。
第1の態様の駐車場管理システムによれば、登録された車両の駐車を許可する駐車場において、車両の登録の際に定期券等の有体物を不要とすることができる。
第1の態様の駐車場管理システムにおいて、発行された前記情報は駐車場における1以上の車室に対応付けて記憶され、該情報の入力に応じて登録される前記利用者の車両は、該車室への駐車が許可される、という構成が第2の態様として採用されてもよい。
第2の態様の駐車場管理システムによれば、駐車を許可する登録を車室ごとに行うことができる。
第1の態様の駐車場管理システムにおいて、前記登録部は、前記情報該情報の入力に応じて登録可能な車両の数に対応付けて登録する、という構成が第3の態様として採用されてもよい。
第3の態様の駐車場管理システムによれば、1つの情報に対して1以上の車両を登録することができる。
第1から第3のいずれか1の態様の駐車場管理システムにおいて、前記登録部は、前記情報が入力されたときに、該情報の入力に応じて登録可能な数の車両が既に登録されている場合、登録された車両のいずれかを抹消して、前記利用者の車両を登録する、という構成が第4の態様として採用されてもよい。
第4の態様の駐車場管理システムによれば、情報の入力に応じて登録可能な車両の数を維持しつつ、新たな車両を登録することができる。
第4の態様の駐車場管理システムにおいて、前記登録部は、前記登録された車両のいずれかを選択する入力を待機し、選択された車両を抹消して、前記利用者の車両を登録する、という構成が第5の態様として採用されてもよい。
第5の態様の駐車場管理システムによれば、利用者は抹消する車両を選択することができる。
第4又は第5の態様の駐車場管理システムにおいて、前記登録部は、前記登録された車両の全てが駐車している場合、前記利用者の車両の登録をしない、という構成が第6の態様として採用されてもよい。
第6の態様の駐車場管理システムによれば、登録された数を超えた車両が同時に駐車することがない。
第4から第6のいずれか1の態様の駐車場管理システムにおいて、1つの契約に対して発行された複数の前記情報が対応付けられる場合、前記登録可能な数は前記契約に対して定められる、という構成が第7の態様として採用されてもよい。
第7の態様の駐車場管理システムによれば、契約ごとに登録可能な車両の数を定めることができる。
本発明の一実施形態に係る駐車場管理システム9が適用される駐車場Pの概略図。 駐車場管理システム9の構成の例を示す図。 記憶部12が記憶する車両登録DB121の例を示す図。 操作部14及び表示部15の例を示す図。 駐車場Pの管理者が定期利用契約の際に行う手続を説明するための図。 定期利用契約の料金の例を示す図。 管理装置1の機能的構成を示す図。 管理装置1の動作の流れを示すフローチャート。 認識した車番の確認を利用者に促す文字列の例を示す図。 パスワードの入力を促す文字列の例を示す図。 車番が登録された車両登録DB121の例を示す図。 車室ごとに管理装置1a及び撮影装置2aが備えられた駐車場Paの例を示す図。 パスワードに車室が対応付けられた車両登録DB121aの例を示す図。 定期利用に供する車室を説明するための図。 都度利用の受け入れを拒否する表示の例を示す図。 車番の車両の利用状態を記憶する車両登録DB121bの例を示す図。 パスワードごとに1以上の登録枠を有する車両登録DB121cの例を示す図。 登録可能な数の車両が既に登録されているときの車番表1212の例を示す図。 登録された車両のいずれかを選択する入力を促す表示の例を示す図。 1つの登録枠に対応する車番が上書きされた車番表1212の例を示す図。 全ての登録枠に対応する利用状態が利用中である車番表1212の例を示す図。 パスワードに残りの変更回数が対応付けられた車両登録DB121dの例を示す図。 契約ごとに登録可能な数の登録枠が定められた車両登録DB121eの例を示す図。
<実施形態>
<管理装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る駐車場管理システム9が適用される駐車場Pの概略図である。図2は、駐車場管理システム9の構成の例を示す図である。駐車場管理システム9は、管理装置1、撮影装置2、入口ゲート機3、出口ゲート機4、及びサーバ装置8を有する。管理装置1は、図1に示す通り、駐車場Pの入口の手前に一時停止した車両Cから見て右側に配置される。管理装置1は、図2に示す通り、制御部11、記憶部12、操作部14、表示部15、及び接続部13を有する。
制御部11は、管理装置1の各部の動作を制御する手段である。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置や、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の記憶装置を備え、これらの記憶装置や記憶部12に記憶されたプログラムを実行する。
接続部13は、管理装置1にとっての外部装置、すなわち、撮影装置2、入口ゲート機3、出口ゲート機4、及びサーバ装置8のそれぞれと、管理装置1の制御部11とを接続し、これらの外部装置と制御部11とのやり取りを中継する。これにより制御部11は、これらの外部装置をそれぞれ制御する。
記憶部12は、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ等の記憶手段であり、制御部11のCPUに読み込まれる各種のプログラム、データ等を記憶する。
また、記憶部12は、車両登録DB121を記憶する。図3は、記憶部12が記憶する車両登録DB121の例を示す図である。車両登録DB121は、駐車場Pの定期利用を許可する車両を登録するためのデータベースである。
図3に示す車両登録DB121は、パスワードと、そのパスワードの入力に応じて登録される車両の識別情報である車番と、を対応付けて記憶する。このパスワードとは、管理装置1が予め記憶している情報である。図3に示す車両登録DB121は、パスワードとして「1111」「2222」「3333」「4444」「5555」の5つが記憶されており、これらのいずれに対しても未だ車番が登録されていない。
図2に示す操作部14は、各種の指示をするための操作ボタン、キーボード、タッチパネル等の操作子を備えており、利用者による操作を受付けてその操作内容に応じた信号を制御部11に送る。
また、操作部14は、投入された紙幣や硬貨を選別してそれらの計数を行う選別機141を備えており、計数された紙幣及び硬貨の枚数の情報を制御部11に供給する。制御部11は、操作部14の選別機141から供給された情報から利用者に支払われた料金の額を特定する。
図2に示す表示部15は、液晶ディスプレイ等の表示画面を有しており、制御部11の制御の下、画像を表示する。表示画面の上には、操作部14の透明のタッチパネルが重ねて配置されてもよい。
図4は、操作部14及び表示部15の例を示す図である。図4に示す操作部14は、「0」から「9」までの数字と、「*」及び「#」の記号と、を入力するための、いわゆるテンキーと呼ばれるキーを有する。また操作部14は、管理装置1に対して承諾する意思を示すための「OK」と書かれたキー、及び、指示を取り消す意思を示すための「Cancel」と書かれたキーを有する。
図4に示す表示部15は、操作部14の左側に配置された液晶ディスプレイであり、「利用種別を選択して下さい」というメッセージの下に、選択肢を示す文字列が表示されている。この例で、上述した選択肢は「1.定期利用」及び「2.都度利用」の2つである。
この場合、利用者が、例えば操作部14のテンキーで「1」を押した後に「OK」を押すと、管理装置1は、利用者が「定期利用」を選択したと解釈する。一方、利用者が「2」を押した後に「OK」を押すと、管理装置1は、利用者が「都度利用」を選択したと解釈する。なお、「都度利用」とは、駐車場を利用する度に料金を支払う利用形態を意味する。
撮影装置2は、駐車場内を撮影して生成した画像を示す画像データを制御部11に供給する装置であり、例えば、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の撮影素子を備えたカメラ等である。
撮影装置2は、駐車場Pの入口において、例えば、図1に示す入口ゲート機3の手前に一時停止した車両Cのナンバープレートを撮影する。このナンバープレートには車両Cの車番が記述されている。撮影装置2は、撮影したナンバープレートの画像を示す画像データを管理装置1の制御部11に接続部13を介して供給する。制御部11は、供給された画像データに対して画像認識処理を行い、車両Cの車番を認識する。
図1及び図2に示す入口ゲート機3は、駆動可能な入口バー31を有する。入口ゲート機3は、管理装置1が駐車場Pへの車両Cの入場を許可する場合に、入口バー31を上昇させて車両Cが駐車場Pの入口を通過できるようにする。一方、管理装置1が駐車場Pへの車両Cの入場を許可しない場合に、入口ゲート機3は、入口バー31を下降させて車両Cが駐車場Pの入口を通過できないようにする。
図1及び図2に示す出口ゲート機4は、駆動可能な出口バー41を有する。出口ゲート機4は、管理装置1が駐車場Pからの車両Cの出場を許可する場合に、出口バー41を上昇させて車両Cが駐車場Pの出口を通過できるようにする。一方、管理装置1が駐車場Pからの車両Cの出場を許可しない場合に、出口ゲート機4は、出口バー41を下降させて車両Cが駐車場Pの出口を通過できないようにする。
図1及び図2に示すサーバ装置8は、制御部、記憶部、操作部、表示部を備えたコンピュータ等であり、駐車場Pの利用者の情報を記憶し、管理する情報処理装置である。サーバ装置8は、管理装置1と通信し、記憶部12の記憶内容を更新するための指示をする。例えば、利用者の情報が登録され、新たなパスワードが発行された場合、サーバ装置8は、発行されたパスワードを管理装置1に通知して、車両登録DB121を更新するための指示をする。管理装置1の制御部11は、この指示に応じて車両登録DB121を更新する。この結果、車両登録DB121には、通知されたパスワードが記憶されるとともに、そのパスワードの入力に応じて車両を登録する枠が生成される。
図5は、駐車場Pの管理者が定期利用契約の際に行う手続を説明するための図である。駐車場Pの管理者は、定期利用契約を結ぶ利用者の情報(利用者情報)をサーバ装置8に登録し、利用者から定期利用に応じた料金を受け取ると(定期料金の精算)、この定期利用契約に応じた数のパスワードを発行するとともに、駐車場Pに車室を確保する。
図6は、定期利用契約の料金の例を示す図である。定期利用契約の料金(定期利用料金)は、例えば、期間と、パスワードの発行数と、に応じて決められる。図6に示す定期利用料金は、パスワード発行数が「1」であるとき1か月当たり3000円、パスワード発行数が「5以下」であるとき1か月当たり5000円、パスワード発行数が「10以下」であるとき1か月当たり7500円と、それぞれ定められている。
<管理装置の機能的構成>
図7は、管理装置1の機能的構成を示す図である。
制御部11は、上述のプログラムを実行することにより、受付部111、取得部112、認識部113、認証部114、登録部115、及び通知部116として機能する。
駐車場Pの利用者は、車両Cを運転して駐車場Pの入口に一時停止させ、管理装置1の操作部14を操作する。受付部111は、利用者による操作部14への操作を受付ける。
受付部111が、利用者から定期利用を希望する旨の操作を受付けたとき、取得部112は、接続部13を介して撮影装置2に画像データを要求する。この要求を受けた撮影装置2は、車両Cのナンバープレートを撮影し、撮影した画像を示す画像データを生成して制御部11に供給する。取得部112は、撮影装置2からこの画像データを取得する。
認識部113は、撮影装置2から取得した画像データに対して光学文字認識処理を行い、車両Cの車番を認識する。認識部113は、認識した車番が記憶部12の車両登録DB121に登録されているか否かを判断し、登録されていないと判断する場合に、受付部111にその旨を伝える。
受付部111は、認識部113が認識した車番が車両登録DB121に登録されていない場合、利用者からパスワードの入力を操作部14により受付ける。パスワードが入力されると、認証部114は、記憶部12の車両登録DB121を検索して、そのパスワードが車両登録DB121に記憶されているか、すなわち、そのパスワードが正しいか否か判断する。
パスワードが正しいと判断した場合、登録部115は、認識部113が認識した車番を、そのパスワードに対応付けて車両登録DB121に登録する。また、このとき、通知部116は、パスワードが正しく、車番が登録された旨を表示部15により利用者に通知する。
<管理装置の動作>
図8は、管理装置1の動作の流れを示すフローチャートである。管理装置1の制御部11は、例えば表示部15に図4に示す文字列を表示させて、利用者から利用種別の入力を受付け(ステップS101)、受付けた利用種別が定期利用であるか否かを判断する(ステップS102)。
受付けた利用種別が定期利用ではないと判断する場合(ステップS102;NO)、制御部11は、利用者に都度利用料金を請求し(ステップS109)、操作部14の選別機141から供給された情報に基づいて、請求した料金の入金があるか否かを判断する(ステップS110)。請求した料金の入金があると判断した場合(ステップS110;YES)、制御部11は、車両Cの入場を許可し(ステップS108)、処理を終了する。入場の許可は、例えば、制御部11が接続部13を介して入口ゲート機3に制御信号を送り、入口バー31を上昇させることにより行われる。
請求した料金の入金がないと判断した場合(ステップS110;NO)、制御部11は、車両Cの入場を拒否し(ステップS111)、処理を終了する。入場の拒否は、例えば、制御部11が接続部13を介して入口ゲート機3に制御信号を送り、入口バー31を下降させることにより行われる。
受付けた利用種別が定期利用であると判断する場合(ステップS102;YES)、制御部11は、撮影装置2から上述した画像データを取得して車両Cの車番を認識する(ステップS103)。
管理装置1は、車番を認識するに際して利用者に確認を促す。図9は、認識した車番の確認を利用者に促す文字列の例を示す図である。制御部11は、車番として「1656」を認識すると、この車番の確認を利用者に促す文字列を生成して表示部15に表示させる。この文字列とは、例えば図9に示す通り「あなたの車両番号は1656で合っていますか?」という文字列等である。図9に示す文字列を見て、車番が合っていると判断する場合、利用者は「1.合っています」という文字列に応じて「1」を入力する。一方、車番が違っていると判断する場合、利用者は、「2.違っています」という文字列に応じて「2」を入力する。ステップS103において、認識した車番が違っている旨の入力を利用者から受付けている場合、制御部11は、撮影装置2に再度の撮影を指示して新たな画像データを取得し、取得した新たな画像データを用いて、改めて車番の認識を行う。
制御部11は、車両Cの車番を認識すると記憶部12の車両登録DB121を参照して、認識した車番が車両登録DB121に登録済みであるか否かを判断する(ステップS104)。
認識した車番が車両登録DB121に登録済みであると判断すると(ステップS104;YES)、制御部11は、車両Cの入場を許可し(ステップS108)、処理を終了する。
一方、認識した車番が車両登録DB121に登録済みでないと判断すると(ステップS104;NO)、制御部11は、表示部15にパスワードの入力を促す文字列を表示させて、利用者からのパスワードの入力を受付ける(ステップS105)。
図10は、パスワードの入力を促す文字列の例を示す図である。制御部11は、ステップS105において、例えば、図10に示す通り「1656は未登録です。パスワードを入力して下さい。」という、パスワードの入力を促す文字列を表示部15に表示させる。
図10に示す文字列を見た利用者は、操作部14を操作して、定期利用に応じて発行されたパスワードを入力する。この入力の際に、一文字入力するごとに入力があったことを示す記号「*」が図10に示す枠内に表示される。この記号は入力された数字そのものを示していないため、表示部15を見た他人にパスワードが知られる可能性は低い。
パスワードの入力を受付けると、制御部11は、受付けたパスワードが正しいか否かを判断する(ステップS106)。この判断は、受付けたパスワードが記憶部12の車両登録DB121に記述されているか否かを判断することによって行われる。
受付けたパスワードが正しくないと判断する場合(ステップS106;NO)、制御部11は、車両Cの入場を拒否し(ステップS111)、処理を終了する。
一方、受付けたパスワードが正しいと判断する場合(ステップS106;YES)、制御部11は、ステップS103で認識した車番を、ステップS105で受付けたパスワードに対応付けて車両登録DB121に登録する(ステップS107)。そして、制御部11は、車番を登録したこの車両Cの入場を許可し(ステップS108)、処理を終了する。
すなわち、この駐車場管理システム9は、登録された車両の駐車を許可する駐車場管理システムであって、予め記憶している情報が利用者により入力された場合にその利用者の車両を登録する駐車場管理システムである。
図11は、車番が登録された車両登録DB121の例を示す図である。ステップS103で車番「1656」を認識し、ステップS105でパスワード「1111」を受付けると、制御部11は、車両登録DB121のうちパスワード「1111」に対応付けて車番「1656」を記憶する。これにより、図3に示す車両登録DB121は、図11(a)に示す車両登録DB121に変化する。
同様に、図3に示す全てのパスワードが新たな車番が認識されたときにそれぞれ入力されると、車両登録DB121は、図11(b)に示す通り変化する。
また、車両登録DB121に登録されていない車番が認識され、過去に入力されたことのあるパスワードが再び入力されると、管理装置1は、車両登録DB121を変更する。例えば、新たな車番「9868」が認識されて、利用者がパスワード「1111」を入力すると、図11(c)に示す通り、パスワード「1111」に対応付けて既に記憶されている車番「1656」が、新たな車番「9868」によって上書きされる。
以上の通り、本発明に係る駐車場管理システム9は、パスワードが利用者により入力された場合に、利用者の車両を登録するので、車両の登録の際に定期券等の有体物が不要である。そして、登録された車両は利用者の特別な操作なしに、その駐車が許可される。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさ及び配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎない。したがって、本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
<変形例>
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
<変形例1>
上述した実施形態において、管理装置1は、表示部15を備えていたが、備えなくてもよい。この場合、管理装置1は、接続部13を介して、外部装置である表示装置に画像を表示させればよい。また、管理装置1は、例えば、音声案内等、表示以外の方法によって利用者に情報を提示してもよい。すなわち、上述した表示部15や表示装置は、利用者に情報を提示する提示装置の例である。
<変形例2>
上述した実施形態において、駐車場管理システム9は、サーバ装置8を備えていたが、備えなくてもよく、例えば、上述したサーバ装置8の機能を管理装置1が実現してもよい。なお、サーバ装置8は、駐車場Pに隣接していなくてもよい。
<変形例3>
上述した実施形態において、車両を識別するための識別情報に、ナンバープレートに記載された車番が用いられたが、識別情報には他の情報が用いられてもよい。例えば、駐車場管理システム9は、車両を識別するための識別情報として、車両から発せられるビーコンを用いてもよい。この場合、車両には、電波ビーコンや光ビーコン等を発信する発信装置が設けられていればよい。
<変形例4>
上述した実施形態において、駐車場管理システム9は、予め記憶している情報として4桁の数字で構成されるパスワードを用いたが、パスワードの桁数は4桁に限られず、また、含まれる文字は数字に限られない。また、駐車場管理システム9は、予め記憶している情報として、パスワード以外の他の情報を用いてもよい。駐車場管理システム9は、予め記憶している情報として、例えば、バーコード等の画像による情報を用いてもよい。このバーコードは、一次元コードであってもよいし、二次元コードであってもよい。また、このバーコードは、携帯端末のディスプレイに表示されてもよいし、用紙等の媒体に印刷されてもよい。予め記憶している情報として画像による情報が用いられると、利用者は、この情報を暗証・記憶する必要がない。
上述した「予め記憶している情報」は、例えば、サーバ装置8から利用者の携帯端末に配信されてもよい。この場合、利用者は、予め記憶している情報が配信された携帯端末を使って、管理装置1の操作部14を操作し、この情報を管理装置1に入力してもよい。例えば、予め記憶している情報が二次元コードである場合、利用者は、配信されたこの二次元コードを携帯端末の液晶ディスプレイに表示させて管理装置1の操作部14に翳すとよい。この場合、管理装置1の操作部14は、液晶ディスプレイの表示を光学的に読み取る機構を有していればよい。
<変形例5>
上述した実施形態において、管理装置1の操作部14は、利用者の指等により操作されていたが、利用者が操作する携帯電話機等の携帯端末から発信される電波を受付けて、利用者の操作を特定してもよい。この場合、操作部14は、携帯端末が発信する電波を受波するアンテナを有していてもよい。
<変形例6>
上述した実施形態において、管理装置1は、駐車場Pに1台だけ備えられていたが、2台以上、備えられてもよい。また、撮影装置2は、駐車場Pに1台だけ備えられていたが、2台以上、備えられてもよい。管理装置1及び撮影装置2は、1つの車室につき、それぞれ1つずつ備えられてもよい。
図12は、車室ごとに管理装置1a及び撮影装置2aが備えられた駐車場Paの例を示す図である。図12に示す通り、車室番号「2」の車室に車両が駐車すると、この車室に対応付けて備えられた撮影装置2aがこの車両のナンバープレートを撮影する。そして、この撮影装置2aは、撮影した画像を示す画像データを、この車室に対応付けられた管理装置1aに供給する。
この管理装置1aは、取得した画像データを解析して車両の車番を認識し、認識した車番が未登録である場合に、パスワードの入力を促す文字列を表示部15aに表示する。管理装置1aに対応する車室からはこの表示部15aが見えるため、この車室に駐車した車両を運転する利用者は、表示部15aの表示に気づき、管理装置1aの操作部14aを操作して、パスワードを入力する。なお、この場合、複数の管理装置1aは、車両登録DB121を共有していてもよい。
<変形例7>
上述した実施形態において、管理装置1は、パスワードに車室を対応付けていなかったが、対応付けてもよい。
図13は、パスワードに車室が対応付けられた車両登録DB121aの例を示す図である。図13に示す車両登録DB121aでは、パスワード「1111」には、車室番号「1」が、パスワード「2222」には、車室番号「2」が、それぞれ対応付けられている。
この場合、管理装置1は、車両登録DB121aにおいて、入力されたパスワードに対応付けられた車番の車両が、そのパスワードに対応付けられた車室に駐車することを許可してもよい。この場合、車室番号「1」に駐車するときの正しいパスワードは「1111」のみであり、車室番号「2」に駐車するときの正しいパスワードは「2222」のみである。
また、上述した実施形態において、管理装置1は、1つのパスワードにつき1つの車番を登録していたが、複数の車番を登録してもよい。例えば、駐車場管理システム9は、予め記憶している情報を駐車場における1以上の車室に対応付けて記憶してもよい。この場合、この情報の入力に応じて登録される利用者の車両は、これらの車室のいずれかへの駐車が許可されればよい。
例えば、図13に示す車両登録DB121aでは、パスワード「3333」には、車室番号「3」、車室番号「4」、及び車室番号「5」が対応付けられている。この場合、車室番号「3」、車室番号「4」、及び車室番号「5」のいずれかに駐車するときの正しいパスワードは「3333」のみである。
<変形例8>
上述した変形例に示す通り、定期利用に供する車室は、指定した車室番号で識別される車室のみに固定されていてもよいが、固定されていなくてもよい。図14は、定期利用に供する車室を説明するための図である。図14においてハッチングが施された車室は、定期利用に供する車室である。
図14(a)には、定期利用に供する車室が固定されている駐車場Pbが示されている。図14(a)に示す駐車場Pbでは、車室番号「1」から車室番号「5」までの5つの車室が、定期利用に供する車室として固定されており、車室番号「6」から車室番号「9」までの4つの車室は、都度利用に供する車室として固定されている。
この場合、管理装置1は、例えば、車室ごとに設けられたセンサー等を用いて、車室番号「6」から車室番号「9」までの4つの車室を監視すればよい。そして管理装置1は、監視する全ての車室に車両が駐車したことが上述したセンサー等により検知されたときに、都度利用の受け入れを拒否すればよい。
図15は、都度利用の受け入れを拒否する表示の例を示す図である。管理装置1が、監視している車室の全てに車両が駐車したことを検知して、都度利用の受け入れを拒否すると判断した場合、制御部11は、表示部15に図15に示す文字列を表示させる。表示部15は、図15に示す通り、「都度利用は満車です。(4台利用中)」といった文字列を表示する。
一方、図14(b)には、定期利用に供する車室が固定されていない駐車場Pcが示されている。図14(b)に示す駐車場Pcでは、利用種別に定期利用を指定して入場した利用者は、車室番号「1」から車室番号「9」の全ての車室の中から、利用されていない車室を選んで自分の車両を駐車してよい。
この場合、管理装置1は、「車室の総数」から「定期利用に供する車室の数」を差し引いた数の車室を、都度利用に供する車室として確保すればよい。図14(b)に示す例では、車室の総数は9であるから、例えば、定期利用に供する車室の数が5である場合、都度利用に供する車室の数は4である。
図14(b)に示す通り、定期利用の車両は、車室番号「3」及び車室番号「8」の2つの車室に駐車しており、都度利用の車両は、車室番号「1」、車室番号「5」、車室番号「7」の3つの車室に駐車している。
このとき、新たに都度利用の車両が、図14(b)に破線で示す通り、車室番号「4」に駐車すると、都度利用のための4つの車室の全てが利用中となる。駐車場管理システム9は、定期利用に供する車室として、利用中のものも含めて5つの車室を確保しなければならない。したがって、駐車場管理システム9は、車室番号「2」、車室番号「6」、車室番号「9」の3つの車室を、定期利用に供する車室として確保するため、都度利用を拒否する。この場合でも、制御部11は、図15に示す表示を表示部15にさせればよい。
<変形例9>
上述した実施形態において、管理装置1は、パスワードに対応する車番で識別される車両が駐車場を利用中であるか否かの情報を、そのパスワードに対応付けていなかったが、対応付けてもよい。
図16は、パスワードに対応する車番の車両の利用状態を記憶する車両登録DB121bの例を示す図である。図16に示す車両登録DB121bは、「利用状態」のフィールドを有する。この「利用状態」のフィールドには、パスワードに対応付けられている車番で識別される車両が、駐車場Pを利用しているか否かを示す情報が記憶される。例えば、図16に示す「パスワード」には車番「1656」が対応付けられており、この車番「1656」で識別される車両は、駐車場Pを利用中である。
管理装置1は、対応する「利用状態」が「利用中」となっているパスワードを、誤ったパスワードと判断してもよい。これにより、そのパスワードに対応付けられている車番の車両が現に駐車場Pを利用しているときには、そのパスワードの入力に応じた車両の登録が拒否される。
<変形例10>
上述した変形例7において、管理装置1は、1つのパスワードに対して、複数の車室番号と、そのそれぞれに駐車する車番とを対応付けて登録していたが、1つのパスワードに対して、車室番号を対応付けずに、複数の車番を登録してもよい。
図17は、パスワードごとに1以上の登録枠を有する車両登録DB121cの例を示す図である。この車両登録DB121cは、パスワードリスト1211と、車番表1212と、を有する。
パスワードリスト1211は、発行されたパスワードを列挙したリストである。車番表1212は、パスワードリスト1211に記載されたパスワードごとに設けられた表であり、対応するパスワードの入力に応じて登録可能な車両の数の「登録枠」が設けられている。この登録枠には、それぞれ車番を記憶する欄と、利用状態を記憶する欄と、が対応付けて設けられている。
すなわち、車両登録DB121cにおいて、予め記憶している情報の例であるパスワードは、このパスワードの入力に応じて登録可能な車両の数に対応付けて記憶されている。
例えば、図17に示す車両登録DB121cは、パスワードリスト1211にパスワード「1111」、「2222」、「3333」が記述されている。そして、パスワード「1111」には、3台分の登録枠が設けられた車番表1212が対応付けて記憶されている。
この車番表1212は、登録枠の「1台目」に対応する車番が、車番「1656」であって、対応する「利用状態」が空欄であることを示している。つまり、図17に示す車両登録DB121cによると、車番「1656」で識別される車両は、駐車場を利用していない。
一方、この車番表1212は、登録枠の「2台目」に対応する車番が、車番「4819」であって、対応する「利用状態」が「利用中」であることを示している。つまり、図17に示す車両登録DB121cによると、車番「4819」で識別される車両は、駐車場を利用している。
この構成によれば、1つのパスワードに対して複数台の車両を登録することが可能であるため、例えば、家族で共有する1つのパスワードに、家族それぞれの車両を登録することが可能である。
<変形例11>
上述した車両登録DB121cを記憶する管理装置1は、パスワードが入力されたときに、そのパスワードの入力に応じて登録可能な数の車両が既に登録されている場合、登録された車両のいずれかを抹消して、利用者の車両を登録してもよい。
図18は、パスワードの入力に応じて登録可能な数の車両が既に登録されているときの車番表1212の例を示す図である。図18に示す車番表1212は、パスワードリスト1211に記述されたいずれか1つのパスワードに対応付けられており、登録枠は5台分である。図18に示す通り、この車番表1212では5台分の全ての登録枠に車番が既に登録されている。したがって、新たな車番が認識され、これを登録するためにこのパスワードが入力された場合、5台分の車番のいずれかを抹消しなければ、新たな車番を登録することができない。
管理装置1は、パスワードの入力を受付けると、これに対応する1以上の登録枠を確認し、その全てに車番が登録である場合に、いずれかを選択して抹消する。管理装置1は、例えば、登録済みの車番のいずれかをランダムに選択して抹消してもよい。また、管理装置1は、車番表1212に登録の日時を対応付けて記憶している場合、この日時に応じて抹消する車番を決めてもよい。例えば、管理装置1は、登録された日時が最も古い車番を抹消してもよい。なお、管理装置1は、車番表1212において、対応する「利用状態」が「利用中」となっている車番を、抹消の対象から外してもよい。
<変形例12>
上述した車両登録DB121cを記憶する管理装置1は、パスワードが入力されたときに、そのパスワードの入力に応じて登録可能な数の車両が既に登録されている場合、登録された車両のいずれかを選択する入力を待機してもよい。そして入力を受付けた管理装置1は、選択された車両を抹消して、新たに車番が認識された利用者の車両を登録してもよい。
図19は、登録された車両のいずれかを選択する入力を促す表示の例を示す図である。管理装置1は、利用者からパスワードの入力を受付けると、車両登録DB121cを参照して、そのパスワードに対応付けられている車番表1212を読み出す。
図18に示す車番表1212を読み出すと、管理装置1は、5台分の登録枠の全てに車番が登録されているため、表示部15により、いずれかの車番を選択する入力を利用者に促す表示をする。これにより表示部15には、図19に示す通り「入力パスワードに対応する変更可能な車両番号は4つです。いずれかをお選び下さい。」という文字列が表示される。
ここで、管理装置1は、5台分の登録枠のうち、利用状態が「利用中」である車番を抹消の対象から除外する。利用状態が「利用中」である車番で識別される車両は現に駐車場に入場しているから、抹消しても駐車場を利用し続けることとなり、利用状態の把握が困難になるからである。
図20は、1つの登録枠に対応する車番が上書きされた車番表1212の例を示す図である。利用者は、図19に示す表示を見て、4つの選択肢の中から車番「1656」を選択する。管理装置1は、この選択を受付けて、図18に示す車番表1212に登録された車番「1656」を抹消し、抹消したこの欄の内容を車番「9868」に変更する。
この構成によれば、入力したパスワードが、登録可能な数の車両を既に登録済みのパスワードであるときに、利用者は、登録済みの車両の中から抹消する車両を選択することができる。
<変形例13>
上述した車両登録DB121cを記憶する管理装置1は、パスワードが入力されたときに、そのパスワードの入力に応じて登録可能な数の車両が既に登録されていて、かつ、それら登録された車両の全てが駐車している場合、利用者の車両の登録をしなくてもよい。
図21は、全ての登録枠に対応する利用状態が利用中である車番表1212の例を示す図である。図21に示す車番表1212において、5台分の登録枠の全てが利用中である。これら登録枠のいずれかを抹消すると、未だ駐車場に駐車している車両が車番表1212から抹消されることになるため、その車両の利用状態の把握が困難になる。そのため、管理装置1は、入力されたパスワードに対応付けられた車番表1212において、全ての登録枠に車番が登録済みであり、かつ、その全ての車番の車両が駐車場を利用中である場合に、新たな車番の登録を拒否する。この場合、管理装置1は、入力されたパスワードを誤ったパスワードとして判断してもよい。
<変形例14>
管理装置1は、登録する車番を変更できる回数を記憶してもよい。図22は、パスワードに残りの変更回数が対応付けられた車両登録DB121dの例を示す図である。図22に示す車両登録DB121dは、パスワードごとに1つの車番を登録するデータベースである。車両登録DB121dは、一度登録された車番を抹消して新たな車番で上書きする回数、すなわち、車番を変更する回数を制限するために、残りの変更回数(残り変更回数)をパスワードごとに記憶している。
例えば、図22(a)に示す車両登録DB121dではパスワード「1111」に対応付けて車番「1656」が登録されている。そして、このパスワード「1111」には、残り変更回数として「5」が対応付けられている。
新たな車番「9868」が認識され、これを登録するためにパスワード「1111」が入力されると、管理装置1は、パスワード「1111」に対応付けて登録された車番「1656」を抹消して、この欄の内容を車番「9868」に変更する。これに伴って管理装置1は、パスワード「1111」に対応する残り変更回数を「5」から「4」に減らす。この結果、図22(a)に示す車両登録DB121dは図22(b)に示す内容に変化する。
管理装置1は、パスワードに対応付けられた残り変更回数が「0」である場合、このパスワードの入力に応じて登録済みの車番を、新たな車番に変更することを拒否する。例えば、図22(a)に示す車両登録DB121dの場合、パスワード「4444」に対応する残り変更回数は「0」であるため、この数字をこれ以上減じることはできない。したがって、管理装置1は、新たな車番が認識され、パスワード「4444」が入力されたときに、このパスワードを誤ったパスワードと判断し、車両の入場を拒否する。
この構成によれば、1つのパスワードが無制限に使い回されることが防止される。
<変形例15>
1つの契約に複数のパスワードが対応付けられる場合、それらパスワードの入力に応じて登録可能な車両の数は契約に対して定められてもよい。
図23は、契約ごとに登録可能な数の登録枠が定められた車両登録DB121eの例を示す図である。図23に示す車両登録DB121eは、契約リスト1210と、パスワードリスト1211eと、車番表1212eと、を有する。
契約リスト1210は、契約をそれぞれ識別する識別情報である契約IDを列挙したリストである。駐車場の管理者と利用者との間で取り交わされる契約には、それぞれ契約IDが割り振られる。この契約IDごとに、パスワードリスト1211eと、車番表1212eと、が生成される。
パスワードリスト1211eは、契約リスト1210に記述されている、いずれか1つの契約IDに対応付けられたパスワードのリストであり、その契約IDで識別される契約によって発行されたパスワードを列挙する。
車番表1212eは、契約リスト1210に記述されている、いずれか1つの契約IDに対応付けられた表であり、その契約IDで識別される契約によって登録可能な台数分の登録枠が設けられている。
つまり、この車両登録DB121eは、契約ごとに1以上のパスワードと、1以上の登録枠と、を対応付けて記憶する。そのため、1つの契約で発行されたいずれのパスワードを入力しても、登録可能な車両の総数は、契約に対して定められた数になる。
なお、図23に示すように、車番表1212eには、登録枠に対応付けて、登録の際に入力したパスワードが記憶されてもよい。車番表1212eに設けられたパスワードの欄に記入されるパスワードは、重複してもよいし、重複が禁じられてもよい。
<変形例16>
管理装置1の制御部11によって実行されるプログラムは、磁気テープや磁気ディスク等の磁気記録媒体、光ディスク等の光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリ等の、コンピュータ装置が読み取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムを、インターネット等の通信回線経由でダウンロードさせることも可能である。なお、上述した制御部11によって例示した制御手段としてはCPU以外にも種々の装置が適用される場合があり、例えば、専用のプロセッサ等が用いられる。
1、1a…管理装置、11…制御部、111…受付部、112…取得部、113…認識部、114…認証部、115…登録部、116…通知部、12…記憶部、121、121a、121b、121c、121d、121e…車両登録DB、1210…契約リスト、1211、1211e…パスワードリスト、1212、1212e…車番表、13…接続部、14、14a…操作部、141…選別機、15、15a…表示部、2、2a…撮影装置、3…入口ゲート機、31…入口バー、4…出口ゲート機、41…出口バー、8…サーバ装置、9…駐車場管理システム。

Claims (7)

  1. 登録された車両の駐車を許可する駐車場管理システムであって、
    利用者に対して情報が発行された場合に、該情報を記憶するデータベースを更新する更新部と、
    駐車を希望する利用者の車両を識別する識別情報を取得する取得部と、
    取得した前記識別情報を認識して、該識別情報が登録されているか否かを判断する認識部と、
    前記識別情報登録されていると判断する場合に、該識別情報で識別される車両の前記利用者に駐車を許可し、前記識別情報が登録されていないと判断する場合に、利用者から情報の入力を受付ける受付部と、
    前記利用者から前記情報の入力を受付けたとき、該情報が前記データベース記憶されているか否かを判断することにより該情報を入力した前記利用者を認証する認証部と、
    入力された前記情報が、前記データベースに記憶されていると判断する場合に、該情報と、前記取得部が取得した前記識別情報と対応付けて登録する登録部と、
    を有する駐車場管理システム。
  2. 発行された前記情報は駐車場における1以上の車室に対応付けて記憶され、該情報の入力に応じて登録される前記利用者の車両は、該車室への駐車が許可される、請求項1に記載の駐車場管理システム。
  3. 前記登録部は、前記情報該情報の入力に応じて登録可能な車両の数に対応付けて登録する、請求項1に記載の駐車場管理システム。
  4. 前記登録部は、前記情報が入力されたときに、該情報の入力に応じて登録可能な数の車両が既に登録されている場合、登録された車両のいずれかを抹消して、前記利用者の車両を登録する、請求項1から3のいずれか1項に記載の駐車場管理システム。
  5. 前記登録部は、前記登録された車両のいずれかを選択する入力を待機し、選択された車両を抹消して、前記利用者の車両を登録する、請求項4に記載の駐車場管理システム。
  6. 前記登録部は、前記登録された車両の全てが駐車している場合、前記利用者の車両の登録をしない、請求項4又は5に記載の駐車場管理システム。
  7. 1つの契約に対して発行された複数の前記情報が対応付けられる場合、前記登録可能な数は前記契約に対して定められる、請求項4から6のいずれか1項に記載の駐車場管理システム。
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