JP2020009194A - チケット管理システム及びその運用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】各種イベントのチケット発売において簡便な管理で購入者を容易に認証でき、又キャンセルとオークションによるリセールとが選択可能に且つ簡単な手続きで容易に行うことができるとともに、不当な高額転売を防止するチケット管理システム及びその運用方法を提供する。【解決手段】チケット管理システム1は、チケット管理サーバと、イベントの主催者端末と、ユーザ端末とを含む。チケット管理サーバは、チケット購入申し込み時のパスワードとチケットキャンセル時の個人識別IDとをチケット情報と関連付けて管理する登録情報管理部と、リセール処理又はイベント中止処理を行うチケット処理部と、を含む。入場受付処理は、パスワードと登録情報とを照合することによりなされ、リセール受付期間中は、キャンセル処理とリセール処理はユーザの選択に基づいて何か一方が選択的に実行され、リセール受付期間終了後はキャンセル処理が選択可能に実行される。【選択図】図1

Description

本発明は、チケット管理システム及びその運用方法に関し、特に簡便な管理で購入者を容易に認証でき、又キャンセルとオークションによるリセールも簡単な手続きで容易に行うことができるとともに、不当な高額転売を防止するチケット管理システム及びその運用方法に関する。
コンサートを始めとして、日々様々なイベントのチケットが発売されている。特に人気のイベントでは発売後すぐに完売となり、チケット購入を希望しても購入できないファンも数多くいる。そうした状況を利用し、始めから転売目的でチケットを購入しオークションなどを利用して価格を吊り上げ、高額で転売する個人や業者が後を絶たない。正規のチケット販売でチケットの購入ができなかった購入希望者は、どうしてもチケットを入手したい場合、こうした高額の転売チケットを購入せざるを得ず、大きな不利益を被ることとなる。
一方、購入したチケットが、都合により利用できなくなった場合、チケット購入者はキャンセルを希望するが、イベントによりキャンセルが受け付けられないこともあり、受け付けられても購入方法によって手続きが異なるなど手続きが煩雑な場合が多い。また主催者側はキャンセルとなった席のチケットを再度販売する再販の手続きも必要となり、主催者にとってもチケット購入者にとってもチケットのキャンセルは手間のかかるものとなっている。
このようにチケット管理には様々な課題が山積しているのが現状である。
特許文献1には、自宅のパソコンと画像読取機能やプリンタ機能を備えた装置で、効率よくチケットの購入及び購入済チケットのキャンセルを可能とするチケット発行・払い戻しシステムが開示されている。この発明によればキャンセルされたチケットはキャンセル待ちのユーザに所有権が引き渡され、キャンセル発生による無駄な空き席を減らすことができるが、ユーザはチケットをキャンセルする場合、チケットに記載されているチケットIDを読み取り、チケット発行センターにチケットのキャンセル依頼を申し込み、データベースとの照合が取れると、ユーザ自らチケットの無効化処理をしてその結果をチケット発行センターに通知する必要があり、これでもまだ処理に手間がかかるという課題が残る。
購入済みのチケットをキャンセルすることが可能であり、キャンセルされたチケットがすぐに再販されればイベントの運営としては特に問題は無いようにも見えるが、一方でチケット購入を希望しても購入できなかったファンの中には高額でもなんとかチケットを入手したいというニーズがあることも事実である。逆にイベントの主催者側もチケットの転売により興行価値が高まればその分の価値を享受したいというニーズもある。
そこで確かな主催者による安全なオークションに対するニーズにこたえるため、オークションによるチケットの転売に関する技術も開示されている。
特許文献2には、チケットの転売に伴うトラブルを防止し、キャンセルされたチケットの有効活用を実現することが可能なチケット処理システムとして、チケット処理サーバが購入の申し込みを受け付け、キャンセルまたは譲渡の申し込みがあるとオークションサーバにてオークションが実行され、購入金額を超えない範囲で落札価格から手数料を差し引いた金額が返金されるチケット処理システムが開示されている。この発明によればユーザがキャンセルまたは譲渡の申し込みをすると当該チケットはオークションに出品され、落札されなかった場合、チケットはユーザに戻される。このため単純にキャンセルによる払い戻しを希望するユーザにとっては利用しづらいシステムとなっている。またこの発明ではオークションに伴い手数料が徴収されるが、差額に基づく興行主催者への還元の仕組みは開示されてはいない。
こうしたチケット管理に関する課題を解決するために、より簡単な仕組みで不当に高額な転売を防止するとともに、キャンセル又は正当なオークションに出品することを選択可能とし、正規の販売価格での再販または適正な範囲の価格でリセールができるチケット管理システムが求められる。
特開2002−329028号公報 特開2014−126959号公報
本発明は、上記従来のチケット管理システムにおける問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、簡便な管理で購入者を容易に認証でき、又キャンセルとオークションによるリセールとが選択可能に且つ簡単な手続きで容易に行うことができるとともに、不当な高額転売を防止するチケット管理システム及びその運用方法を提供することにある。
上記目的を達成するためになされた本発明によるチケット管理システムは、ネットワークを介して接続されるチケット管理サーバと、イベントの主催者端末と、ユーザ端末とを含むチケット管理システムであって、前記チケット管理サーバは、チケット購入申し込み時に前記ユーザ端末から送信されるパスワードとチケットキャンセルの場合のユーザの返金受取に必要な個人識別IDとをチケット情報と関連付けて登録情報として管理する登録情報管理部と、前記ユーザ端末又は前記主催者端末からの要求に基づきチケットの発行処理、キャンセル処理、入場受付処理、オークションによるリセール処理、又はイベント中止処理を行うチケット処理部と、を含み、前記主催者端末は、チケットに印刷された入場用の識別コードを読み取る読取部とパスワードを入力する入力部とを備えた少なくとも一つの主催者端末を含み、前記入場用の識別コードはチケットの発行処理の際、前記登録情報に基づきチケット処理部にて生成され、前記入場受付処理における入場可否判断は、読み取られた前記入場用の識別コードの情報に基づき、前記入力部から入力されたパスワードと前記登録情報とを照合することによりなされ、リセール受付期間中は、前記キャンセル処理と前記リセール処理とはユーザの選択に基づきいずれか一方が選択的に実行され、リセール受付期間終了後は前記キャンセル処理が選択可能に実行されることを特徴とする。
前記キャンセル処理は、識別コードを読み取る読取部を備えた前記ユーザ端末によって読み取られ前記ユーザ端末から送信されるチケットのキャンセル券に印刷されたキャンセル用の識別コードの情報に基づき前記ユーザ端末に入力されたパスワードを前記登録情報と照合し、照合の結果不一致がなければ前記個人識別IDに返金情報を送信することによりなされるか、ユーザによって切り離され返送されたチケットのキャンセル券に印刷されたキャンセル用の識別コードの情報に基づくオペレータ入力により前記個人識別IDに返金情報を送信することによりなされ、前記返金情報は、仮想通貨、仮想通貨に相当する電子通貨、換金可能なポイント、及び返金処理のための処理手順の内の少なくともいずれか一つを含むことが好ましい。
前記チケット処理部は前記キャンセル処理の実行に伴いキャンセルされたチケットを無効化し、キャンセルされたチケットに対応するイベントの座席を新たなチケットとして販売する再販リストに登録することが好ましい。
前記チケット処理部は、前記主催者端末から前記イベント中止処理を要求されると、前記主催者端末から返金に必要な返金情報を受信し、各ユーザの返金用の前記個人識別IDにチケット購入時の金額に対応する返金情報を送信して返金処理を行うことが好ましい。
前記チケット処理部は、前記主催者端末からの要求またはオペレータからの入力に基づき第3者による転売が行われようとするチケットを無効化することが好ましい。
前記リセール処理は、識別コードを読み取る読取部を備えた前記ユーザ端末によって読み取られ前記ユーザ端末から送信されるチケットのリセール券に印刷されたリセール用の識別コードの情報に基づき前記ユーザ端末に入力されたパスワードを前記登録情報と照合し、照合の結果不一致がないことを確認するか、ユーザによって切り離され返送されたチケットのリセール券に印刷されたリセール用の識別コードの情報に基づくオペレータ入力により、該チケットを所有者のない新たなリセールチケットとして前記チケット管理サーバが提供するマッチングオークションサイトに出品し、リセール受付期間中に新たなユーザの購入申し込みを受信して予め定められたルールに従いチケットを購入する新たなユーザを決定し、新たなリセールチケットの情報を新たなユーザの個人識別IDとパスワードと関連付けてチケット管理サーバに保存し、主催者端末に購入金額の所定の比率の金額に対応する送金情報を送信し、購入金額の残りから手数料を差し引いた金額に対応する送金情報をリセールをしたユーザのユーザ端末に送信することによりなされ、前記送金情報は仮想通貨、仮想通貨に相当する電子通貨、換金可能なポイント、または送金処理のための処理手順内の少なくともいずれか一つを含み、前記購入金額は予め設定された上限金額以下で決定されることが好ましい。
上記目的を達成するためになされた本発明によるチケット管理システムの運用方法は、ネットワークを介して接続される主催者端末と、ユーザ端末と、ユーザ端末又は主催者端末からの要求に基づきチケットの発行処理、キャンセル処理、入場受付処理、オークションによるリセール処理、又はイベント中止処理を行うチケット処理部を備えるチケット管理サーバとを含むチケット管理システムの運用方法であって、前記チケット管理サーバが、前記ユーザ端末からパスワードとチケットキャンセルの場合のユーザの返金受取に必要な個人識別IDとを受信してチケット情報と関連付けて登録情報として登録する段階と、前記チケット管理サーバが、前記登録情報に基づきチケットに印刷する入場用の識別コードとキャンセル用の識別コードとリセール用の識別コードとを生成して出力する段階と、を有し、チケットによる入場が行われる場合、前記チケット管理サーバが、前記主催者端末により読み取られた入場用の識別コードの情報に基づき、前記主催者端末に入力されたパスワードを受信して登録情報と照合する段階と、照合の結果不一致がなければ入場可の情報を前記主催者端末に送信する段階と、をさらに有することを特徴とする。
チケットがキャンセルされる場合、前記チケット管理サーバが、前記ユーザ端末により読み取られたキャンセル用の識別コードの情報と、前記ユーザ端末に入力されたパスワードとを受信して登録情報と照合する段階と、照合の結果不一致がなければユーザの返金用の個人識別IDに返金情報を送信する段階と、前記キャンセルされたチケットを無効にする段階と、キャンセルされたチケットに対応するイベントの座席を新たなチケットとして販売する再販リストに登録する段階と、をさらに有し、前記返金情報は仮想通貨、仮想通貨に相当する電子通貨、換金可能なポイント、及び返金処理のための処理手順の内の少なくともいずれか一つを含むことが好ましい。
イベントが中止される場合、前記チケット管理サーバが、前記主催者端末から返金に必要な返金情報を受信する段階と、各ユーザの返金用の個人識別IDにチケット購入時の金額に対応する返金情報を送信して返金処理を行う段階と、をさらに有することが好ましい。
チケットがリセールされる場合、前記チケット管理サーバが、チケットに印刷され前記ユーザ端末により読み取られたリセール用の識別コードの情報と、前記ユーザ端末に入力されたパスワードとを受信して登録情報と照合する段階と、照合の結果不一致がなければ前記チケット管理サーバが該チケットを所有者のない新たなリセールチケットとして前記チケット管理サーバが提供するマッチングオークションサイトに出品する段階と、前記チケット管理サーバが、新たなユーザの購入申し込みを受信して、新たなリセールチケットの情報を新たなユーザの個人識別IDとパスワードと関連付けてチケット管理サーバに保存する段階と、前記チケット管理サーバが、主催者端末に購入金額の所定の比率の金額に対応する送金情報を送信し、購入金額の残りから手数料を差し引いた金額に対応する送金情報をリセールをしたユーザのユーザ端末に送信する段階と、をさらに有し、前記送金情報は仮想通貨、仮想通貨に相当する電子通貨、換金可能なポイント、または送金処理のための処理手順内の少なくともいずれか一つを含み、前記購入金額は予め設定された上限金額以下で決定されることが好ましい。
本発明に係るチケット管理システム及びその運用方法によれば、チケット購入者はチケット購入に当たり、登録情報としてパスワードとキャンセルの際の返金受取に必要な個人識別IDのみを登録すればよく、個人情報の入力も不要であるためチケットの購入申し込みが簡単であり、また入場時は登録情報に基づき発行されたチケットに印刷された入場用の識別コードを読込み、パスワードとして4ケタの暗証番号を入力するのみで入場可否が判断されるため入場に手間取ることがない。
またチケット購入者がチケットをキャンセルする場合は、チケットに印刷されたキャンセル用の識別コードを読込み、パスワードとして4ケタの暗証番号を入力するのみで返金受取用の個人識別IDに返金情報が送信されるため、非常に簡単にキャンセルを行うことができる。キャンセルされたチケットは直ちに無効化され、それによって空いた席のチケットはすぐに再販に回されるので、不当に価格がつり上がることなくキャンセル待ちのチケット購入希望者にチケット購入の機会が与えられる。
また本発明に係るチケット管理システム及びその運用方法によれば、イベントが中止になった場合でもチケットの返金処理が仮想通貨、仮想通貨に相当する電子通貨、換金可能なポイント、及び返金処理のための処理手順の内の少なくともいずれか一つを含む返金情報を送信してなされるため、チケット購入者リストに従い自動的にかつ速やかに、それぞれの返金受取用の個人識別IDに対し返金処理が可能となり、主催者の返金処理に要する工数を大幅に低減することができる。
さらに、本発明に係るチケット管理システム及びその運用方法によれば、遠隔でチケットの無効化ができるので、転売のために第3者による非正規のオークションにかけられているチケットを発見次第、直ちにそのチケットを無効化できるため、チケットの不当転売防止に大きな効果を得ることができる。
その反面、本発明に係るチケット管理システム及びその運用方法によれば、チケット購入者は、チケット管理システムが提供するチケットの正当なオークションによるリセールを選択することができ、リセールを希望する場合は、チケットに印刷されたリセール用の識別コードを読込み、パスワードとして4ケタの暗証番号を入力するのみで認証され、当該チケットは所有者のない新たなリセールチケットとして前記チケット管理サーバが提供するマッチングオークションサイトに出品されるので、容易にリセール申し込みを行うことができる。
またオークションによるリセールの落札価格、即ち新たなユーザの購入金額は予め設定された上限金額以下で決定されるため、過度の価格の高騰を招くことがなく、不当転売目的のチケット購入を抑制する効果も得られる。
リセールによって得られたチケットの購入金額の内の所定の比率が、主催者端末に送金情報として送信されるので、主催者にとっても収益の改善が見込まれる。
本発明に係るチケット管理システム及びその運用方法によれば、チケットは電子データではなく紙などの実態のチケットとして発行され、キャンセルやリセールはチケットの一部として設けられるキャンセル券やリセール券を切り離して送付することでも受け付けられるので、読み取り機能を有する携帯機器を所有しないユーザでも気軽にチケットを利用することができる。
本発明の実施形態によるチケット管理システムの構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施形態によるチケットの印刷例を示す図である。 本発明の実施形態による入場受付処理を説明するための図である。 本発明の実施形態によるチケットのキャンセル処理を説明するための図である。 本発明の実施形態によるチケットの発行方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態によるチケットによる入場受付方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態によるチケットのキャンセル方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態によるイベント中止処理方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態によるオークションによるリセール方法を説明するためのフローチャートである。
次に、本発明に係るチケット管理システム及びその運用方法を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態によるチケット管理システムの構成を概略的に示すブロック図である。
図1を参照すると、本発明の実施形態によるチケット管理システム1は、ネットワーク50を介して接続されるチケット管理サーバ10、イベントの主催者端末20、及びチケットを購入するユーザが所有するユーザ端末30を含む。後述するようにチケット管理システム1は、マッチングオークションサイトを提供することから、オークションへの出品者と出品されたチケットを購入する購入者とのそれぞれのユーザ端末が構成要素となり得るので、図1ではユーザ端末30は複数あることを示す。
チケット管理システム1は、イベントのチケットの発行、イベントの入場管理、チケット購入者によるキャンセル、マッチングオークションサイトでのリセール、非正規ルートでの転売防止のためのチケットの無効化、キャンセルまたは無効化されたチケットの再販、イベント中止による返金処理などに対応して、チケット管理サーバ10が集約的にチケットの管理を行うシステムである。
チケット管理システム1が管理するチケットは、図2を参照して後述する入場用の入場券、キャンセル用のキャンセル券、及びリセール用のリセール券で構成され、それぞれ入場用の識別コード、キャンセル用の識別コード、リセール用の識別コードが印刷される。
入場用の識別コード、キャンセル用の識別コード、リセール用の識別コードは、このチケット固有であり、またチケット管理サーバ10には、これらの識別コードに含まれる情報と、チケットを購入するユーザがチケット購入時に登録するパスワードとキャンセル時の払い戻しによる返金を受け取るためのユーザの個人識別IDとが関連付けられて登録されているので、イベントの入場時には入場用の識別コードを読み込んでパスワードを入力するだけで入場可否の判断がなされ、キャンセル時にはキャンセル用の識別コードを読み込んでパスワードを入力するだけで認証が行われてキャンセル処理に伴う返金処理が進行し、リセール時にもリセール用の識別コードを読み込んでパスワードを入力するだけで認証が行われてオーションへの出品などの一連の処理が進行する。このように、本発明のチケット管理システムでは、イベント入場時の認証もキャンセルやリセールも簡単な手続きで行うことができる利便性の高いチケット管理方法を提供することができる。
図1を参照すると、チケット管理サーバ10は、データの入出力を行う入出力部12、チケットに関する様々な情報や自身の動作を制御するプログラムなどを記憶する記憶部13、チケットの処理内容や管理情報を表示する表示部14、ユーザ端末30から送信される登録情報を管理する登録情報管理部15、チケットの販売情報などを管理するチケット情報管理部16、及びチケットの発行やキャンセルなどの処理を行うチケット処理部17、及びこれらの構成要素を制御する制御部11を含む。またチケットのキャンセル券が郵送されてきた場合のキャンセル処理やリセール券が郵送されてきた場合のリセール処理のために読取部18をさらに含む。
実施形態ではチケットを購入するユーザは、チケット購入申し込みの際、ユーザ本人を認証するためのパスワードと、チケットをキャンセルする場合やイベントが中止になった場合の払戻金を受け取るための返金用の個人識別IDを、ユーザ端末30からチケット管理サーバ10に送信して登録する。
パスワードはイベント会場で入場する際に主催者端末20に入力するか、またはチケットをキャンセルする場合及びチケットのリセールを申し込む場合にユーザ端末30に入力して使用される。実施形態ではパスワードとして4桁の任意の数字(暗証番号)を使用するが、これに限らず文字や記号を含めてもよいし、桁数も4桁より多くても少なくても構わない。
個人識別IDは返金を受ける際に必要なIDである。チケット管理システム1において返金処理は仮想通貨、仮想通貨に相当する電子通貨、換金可能なポイント、及び返金処理のための処理手順の内の少なくともいずれか一つを含む返金情報を送信することにより行われる。このため個人識別IDは返金情報の送信先アドレスに相当するものである。
返金情報が仮想通貨の場合は、個人識別IDはユーザの仮想通貨の口座番号であり、仮想通貨ウォレットIDとも称される。仮想通貨による取引は、円などの実際の通貨取引と異なり金融機関を介さずデータの授受の形で行われる。金融機関を介さないため、仮想通貨には金融機関の営業時間のように取扱時間帯の制約がなく、24時間いつでも取引が即座に行われる。
返金情報が仮想通貨に相当する電子通貨の場合はこの電子通貨の口座番号である。仮想通貨に相当する電子通貨においても仮想通貨と同様なメリットを享受できる。
換金可能なポイントは通貨ではないが、例えば所定のWebサイトを通じて換金したり等価な商品と交換したりできるようなポイントである。返金処理のための処理手順は例えば返金処理のためのWebサイトのアドレスと、返金のためのキーコードを含み、キーコードや返金振り込み用のユーザの口座番号の入力方法を説明するような情報である。
このように返金情報は仮想通貨や仮想通貨に相当する電子通貨などの直接的な返金と換金可能なポイントや返金処理のための処理手順などの間接的な返金とのなかのいずれかであるが、いずれにしても返金すべき金額に対応した返金に相当するものである。
登録情報管理部15は、ユーザ端末30から送信されたパスワードと、返金用の個人識別IDとを、イベント会場の座席及びチケットをユニークに管理するためのチケットコードなどのチケット情報と関連付けして登録情報として管理し、保存する。
この実施形態ではユーザがチケット購入のために登録するのはパスワードと、返金用の個人識別IDのみであり、住所や電話番号など個人を特定するための情報を登録する必要がない。このためチケット購入のための入力作業が少なくユーザの利便性が向上するとともに個人情報の流出についても懸念する必要がない。
他の実施形態では、チケットを購入するユーザは、チケット購入申し込みの際、パスワードと返金用の個人識別IDに加えて返金用の個人識別IDの名義人名を登録するようにする。この場合、登録情報管理部15は、パスワードと、返金用の個人識別IDと、返金用の個人識別IDの名義人名とをチケット情報と関連付けして登録情報として管理し、保存する。
返金用の個人識別IDの名義人名を登録するのは、ユーザ個人を特定するためというより、チケットに印刷するためである。チケットにチケット購入者であるユーザの返金用の個人識別IDの名義人名が印刷されることにより、ユーザは正規の転売ルートではない転売に対してためらいを持ちやすくなるため、チケットの不当転売を防止する効果が得られるからである。また入場の際にチェックされるという心理から、異性や外国人は転売に掛けられるチケットを購入することの意欲がそがれることにもなる。
この実施形態でも、名義人名の分だけ入力は増えるが、名義人名だけでは個人特定までは至らないので、上記の実施形態と同様の効果が得られる。
チケット情報管理部16は、開催するイベントのチケットの販売情報を管理する。実施形態ではイベント会場の座席ごとの販売状況、即ち販売中、販売済み、キャンセル済み、再販中、オークションによるリセール中などの区分がわかるようにテーブルにまとめて管理する。これにより売れ残っている座席を抽出して一覧表示したり、販売済みの座席とその売り出し価格から売り上げ実績を集計して表示したりするなどの運営上の管理を行うことができる。さらに主催者ごとにイベント単位にチケットの販売実績を集計して提供するようにしてもよい。こうした情報は主催者端末20からの要求に対応して提供するようにしてもよく、また例えば主催者用のマイページを作成し、主催者用マイページの表示情報として提供してもよい。
チケット処理部17はユーザ端末30又は主催者端末20からの要求に基づきチケットの発行処理、キャンセル処理、オークションでのリセール処理、入場受付処理、不正転売に対するチケット無効化処理、又はイベント中止処理を行う。
チケット発行処理では、ユーザ端末30からチケット購入申し込みの際、送信されるパスワードと、返金用の個人識別IDがチケット情報と関連付けられて登録情報として登録されると、この登録情報に基づき、チケット処理部17はチケットに印刷する識別コードを生成して出力する。
実施形態では識別コードは、2次元バーコードであり、例えばQRコード(登録商標)である。チケットに印刷する識別コードは入場用の識別コード、キャンセル用の識別コード、リセール用の識別コードの3種類である。入場用の識別コードはチケット購入申し込みを行ったユーザのパスワードと返金用の個人識別IDに関連付けられたチケットコードを含む。またキャンセル用の識別コードはこのチケットコードに加えてキャンセル処理を行うためのWebサイトの接続先情報を含む。同様にリセール用の識別コードはチケットコードに加えてリセール処理を行うためのWebサイトの接続先情報を含む。
識別コードに含まれる情報は、チケットコードに限らず、チケット固有で、チケットを購入したユーザの登録情報に関連付けられた情報であればよい。また識別コードは2次元バーコードに限らず、情報量が少なければ1次元バーコードでもよく、また文字認識ができる読取装置と組み合わせれば読取可能な文字や数字でもよい。
入場受付処理では、ユーザがイベント会場の入り口でチケットを提示すると、図3を参照して後述するようにチケットに印刷された入場用の識別コードが読み取られ、ユーザが入力するパスワードとともに主催者端末20から送信されてくるので、チケット処理部17は、入場用の識別コードに含まれるチケットコードに基づき、登録情報管理部15が管理する登録情報を参照して、このチケットコードに関連付けられて登録されているパスワードと、主催者端末20から送信されたパスワードとを照合し、照合したパスワードが一致すると、イベント会場にいるユーザはチケットを購入したユーザであるとの認証を行い、入場可の情報を主催者端末20に送信する。照合したパスワードが一致しない場合は入場不可またはパスワードの再入力を求める情報を主催者端末20に送信する。
キャンセル処理では、チケットを購入したものの都合によりキャンセルを希望するユーザが、ユーザ端末30によりチケットに印刷されたキャンセル用の識別コードを読み取り、読み取られた識別コードの情報とユーザが入力したパスワードがユーザ端末30から送信されてくるので、チケット処理部17は、キャンセル用の識別コードに含まれるチケットコードに基づき登録情報管理部15が管理する登録情報を参照して、このチケットコードに関連付けられて登録されているパスワードと、ユーザ端末30から送信されたパスワードとを照合し、照合したパスワードが一致すると、登録情報に登録されたそのユーザの返金用の個人識別IDに、チケットの購入金額から手数料などを差し引いた払戻額に対応する金額の返金情報を送信する。
返金情報が仮想通貨の場合、仮想通貨にはいろいろな種類があるが、一般にはその価値の変動が大きい。そこでチケット処理部17は、価値の変動が大きい仮想通貨の場合はチケットのキャンセルが発生した時点でのその仮想通貨の価値に基づき払戻額に相当する仮想通貨の額を算出する。
チケットを購入したユーザのユーザ端末30が、必ずしも識別コードを読み取るための読取部、即ちカメラ機能を備えたものとは限らない。
ユーザ端末30に読取部が備わっていない場合、チケットを購入したユーザがキャンセルをするのに、キャンセル用の識別コードが印刷されたチケットのキャンセル券をチケット管理サーバ10の管理者またはオペレータに送付してもよい。この場合はオペレータによってキャンセル用の識別コードが読取部18から読み取られるので、チケット処理部17は、読み取られた識別コードの情報に基づき、登録情報に登録されたそのユーザの返金用の個人識別IDを抽出し、払戻額に対応する返金情報を個人識別IDに送信する。
チケット処理部17は、上記いずれのキャンセル処理の場合も返金情報を送信すると、キャンセルされたチケットを無効化し、このチケットに対応するイベント会場の座席を新たなチケットとして販売する再販リストに登録する。再販リストはキャンセルや不正な転売が発覚して無効化されたチケットを再販売するために一覧表にまとめたリストである。再販リストはチケット処理部17が独立して作成・管理してもよいし、当該チケットを無効化して再販することがわかるようにチケット情報管理部16に情報を引き渡し、チケット情報管理部16が管理するテーブルでまとめて管理するようにしてもよい。
再販リストに登録されたチケットは、チケットを販売する予約サイトなどの空席情報に反映され、新たな購入希望者がいればその希望者に販売される。
チケットを購入したものの都合によりイベントに参加できなくなったユーザのキャンセル以外の選択肢としてチケット管理システム1は、マッチングオークションサイトを提供する。ユーザが不要となったチケットをオークションサイトに出品してリセールを希望する場合に行われるのがリセール処理である。オークションの場合は、一般にチケットの当初の販売価格と異なる価格で売買される。本明細書ではキャンセルや不正転売による無効化により新たなチケットとして当初の販売価格で販売される場合を再販売、オークションにより新たなチケットとして販売される場合をリセールとして区別して記載する。
リセール処理の場合、ユーザがユーザ端末30によりチケットに印刷されたリセール用の識別コードを読み取り、読み取られた識別コードの情報とユーザが入力したパスワードがユーザ端末30から送信される。チケット処理部17は、リセール用の識別コードに含まれるチケットコードに基づき登録情報管理部15が管理する登録情報を参照して、このチケットコードに関連付けられて登録されているパスワードと、ユーザ端末30から送信されたパスワードとを照合し、照合したパスワードが一致すると、当該チケットに対するキャンセル機能を一時的に停止するとともに、当該チケットの代わりに所有者の無い新たなリセールチケットとしてチケット管理システム1が提供するマッチングオークションサイトに出品する。キャンセル機能を一時的に停止するのは、リセール中にキャンセルがなされると、リセールチケット購入しようとする新たなユーザが安心して購入申し込みができなくなるからである。リセールチケットの購入者が現れずリセールが不成立のままリセールの受付期間が終了すると、チケット処理部17は、キャンセル機能を復活させる。
マッチングオークションサイトはチケットをリセールしたいという出品側のユーザのニーズとチケットを入手したいという購入希望のユーザのニーズとをマッチングするオークションサイトである。
実施形態ではチケット毎に主催者によって予め購入金額の上限が妥当な範囲で設定され、さらに販売金額の内の主催者の受け取る取り分が購入金額の所定の比率として設定される。このように上限価格を設定するのはオークションサイトでの購入金額の相場を高騰させないためである。あまり高額の相場の実績ができてしまうと非正規の転売を活性化する要因となり正規のチケットの運用に支障をきたす恐れがあるからである。
実施形態では、さらにオークションサイト運営のための手数料が購入金額に対する他の所定の比率で設定される。
チケット処理部17は、リセール受付期間中に新たなユーザの購入申し込みを受信して予め定められたルールに従いチケットを購入する新たなユーザを決定する。オークションの場合、一般には一番高い値段で購入の意思表示をしたものが落札するので、このようなルールで購入する新たなユーザを決定してもよい。しかし、上記のように実施形態では購入金額の上限が設定されるため、上限の購入金額でも購入を希望する新たなユーザが複数いることも起こり得る。そこで一番初めに購入を申し込んだ新たなユーザを購入者に決定してもよいし、また受付期間中に受け付けた上限の購入金額でも購入を希望する複数の新たなユーザの中から抽選で決定してもよい。
尚、チケット管理システム1が提供するマッチングオークションサイトは、マッチングの意味合いを強めてリセールを申し込むユーザの希望した販売価格で購入する新たなユーザを募るようなサイトとしてもよく、その場合も上記のように、一番初めに購入を申し込んだ新たなユーザを購入者に決定してもよいし、受付期間中に受け付けた新たなユーザの中から抽選で決定してもよい。
チケット処理部17は、チケットを購入することが決定した新たなユーザから、新たなユーザの個人識別IDとパスワードとを受信し、登録情報管理部15を介して新たなリセールチケットの情報を新たなユーザの個人識別IDとパスワードと関連付けて新たな登録情報としてチケット管理サーバに保存する。このとき元のチケットと新たなリセールチケットは対象のイベントの日時や席は同じであるので、元の登録情報を上書きする形で登録情報を更新してもよい。チケット処理部17は、新たなチケットの購入者が決定した時点で、キャンセル機能を一時的に停止状態にしてあった元のチケットを無効化する。
チケット処理部17は、さらにリセールチケットの購入金額に基づき主催者端末20に購入金額の所定の比率の金額に対応する送金情報を送信し、購入金額の残りからオークションサイト運営のための手数料を差し引いた金額に対応する送金情報を、リセールをしたユーザのユーザ端末30に送信する。ここで送金情報とは、仮想通貨、仮想通貨に相当する電子通貨、換金可能なポイント、または送金処理のための処理手順内の少なくともいずれか一つを含む。主催者端末20に還元するための所定の比率は実施形態では10〜15%である。また、実施形態ではオークションサイト運営のための手数料は購入金額の5%である。これらの比率は1つの実施形態を示したものであって、主催者やオークションサイトの運営者によって任意に設定することができる。1例として主催者端末20に還元するための所定の比率を15%、手数料を5%として、元々5000円で販売されたチケットを購入金額の200%、即ち10000円でリセールしたとすると、10000円の15%である1500円に対応する送金情報が主催者端末20に送信される。そして、残りの8500円から手数料5%にあたる500円を差し引いた8000円に対応する送金情報がリセールしたユーザのユーザ端末30に送信される。
リセールチケットは新たな、若しくは上書きした登録情報に基づき生成した識別コードを含めて新たに印刷されて新たなユーザに送付される。このようにリセールチケットには新たな発行手続きのための時間が必要なため、リセール受付期間はキャンセル受付期間よりも短く設定され、リセール受付期間中は、ユーザはキャンセル処理かリセール処理かいずれか一方を選択可能であるが、リセール受付期間終了後はキャンセル処理のみが選択可能となる。このためチケット処理部17は、予め設定されたリセール受付期間に基づき、リセールが申し込まれた際にリセール受付期間内であるかどうかを判断し、受付期間内であればリセールの申し込みを受け付け、受付期間を終了している場合は受付不可の通知をユーザ端末30に送信するようにしてもよい。
キャンセル処理の時と同様、ユーザ端末30に読取部が備わっていない場合、チケットを購入したユーザがリセールを申し込むのに、リセール用の識別コードが印刷されたチケットのリセール券をチケット管理サーバ10の管理者またはオペレータに送付してもよい。この場合はオペレータによってリセール用の識別コードが読取部18から読み取られるので、チケット処理部17は、読み取られた識別コードの情報に基づき、登録情報と整合し不一致がなければ当該チケットのキャンセル機能を一時的に停止するとともに当該チケットの代わりに所有者の無い新たなリセールチケットとしてチケット管理システム1が提供するマッチングオークションサイトに出品する。
以上説明したリセール処理ではリセールを申し込むユーザと、リセールチケットを購入する新たなユーザとの間には直接の接点がない。このため個人情報の流出やチケットの転売に伴う当事者間のトラブル発生のリスクはない。
イベント中止処理は、主催者側の都合でイベントの開催が中止になる場合の処理であり、チケット購入者全員に購入金額相当の払い戻しが必要となる。イベント中止に伴い、チケット処理部17は、主催者端末20からイベント中止通知に続いてチケットを購入したユーザ全員に払い戻すための必要額に対応する返金情報を受信する。チケット処理部17は、登録情報に基づきチケット毎に購入金額を抽出し、チケットを購入したユーザのそれぞれに対して返金用の個人識別IDに、順次チケット購入金額に対応する返金情報を送信する。
またチケット処理部17は、第3者による非正規のオークションサイトなどでチケットの転売が行われていることが発覚した場合、主催者端末20からの要求またはチケット管理サーバ10のオペレータの入力に基づき、転売されているチケットの無効化を行う。チケットの無効化は、登録情報でこのチケットのチケットコードに関連付けられたパスワードや返金用の個人識別IDを消去するようにしてもよいし、登録情報の中でこのチケットが無効化されたことを判別できるフラグを設定してもよい。
キャンセル処理の時と同様、チケット処理部17は、無効化されたチケットに対応するイベント会場の座席を、新たなチケットとして販売する再販リストに登録する。
入出力部12は、ネットワーク50を通じて主催者端末20やユーザ端末30とのデータ入出力を行う。チケット管理サーバ10に文字入力を行うキーボードなども入出力部12に含む。
記憶部13は登録情報やチケットの販売情報などの各種管理データの他、チケット管理サーバ10を制御する制御プログラムなどを保存する。ハードディスクなどの記憶媒体により具現化され、記憶する情報が多い場合は外付けのメモリ装置として構成してもよい。
表示部14は、チケットの処理内容や管理情報を表示するもので、液晶表示装置などで具現化される。
読取部18は、チケットのキャンセル券やリセール券が郵送されてきた場合に、キャンセル券に印刷されたキャンセル用の識別コードやリセール券に印刷されたリセール用の識別コードを読み取るもので、識別コードが1次元バーコードや2次元バーコードの場合は、バーコードリーダで具現化される。識別コードが文字や数字の場合はカメラで具現化される。
主催者端末20は、イベント会場における入場受付、当日売りのチケット販売、イベントが中止になった時のチケットの払い戻しのための返金情報の管理などを行う。主催者端末20は、イベントの規模が小さい場合は1つでもよいが、図1に示すように入場受付、当日チケット販売、返金情報管理をそれぞれ独立して行う複数の構成でもよい。
いずれの構成の場合でも主催者端末20は、入出力部22、記憶部23、表示部24、及びこれらの構成要素を制御する制御部21を含む。また主催者端末20が複数ある場合でも、少なくとも入場受付を行う主催者端末20は、チケットに印刷された識別コードを読み取る読取部25とユーザがパスワードを入力するための入力部26とを備える。
入出力部22は、ネットワーク50を介してチケット管理サーバ10とデータの送受信を行う通信手段と、データやプログラムなどを入力するためのキーボードなどの文字入力手段などを含む。
記憶部23は、主催者端末20が取り扱うデータや主催者端末20自身を制御する制御プログラムなどを保存する。
表示部24は主催者端末20が取り扱うデータや制御プログラムなどを表示する。
主催者端末20は、ノート型のパーソナルコンピュータやタブレット端末などで具現化される。またタブレット端末などタッチパネル式の液晶表示パネルを備えた機器では、表示部が文字入力手段を兼ね備える形態となるが、このように具現化する機器の構成により、主催者端末20の各構成要素は適宜組み合わせたり分割したりして構成してもよい。
読取部25は、イベント会場の受付にてユーザが提示するチケットに印刷された入場用の識別コードを読み取るためのものである。識別コードが1次元バーコードや2次元バーコードの場合、読取部25はバーコードリーダで具現化される。また識別コードが文字や記号などの場合は画像を取得するカメラで具現化される。
入力部26は、イベント会場の受付にてユーザの認証のために使用されるパスワードの入力に使用される。実施形態ではパスワードは4桁の暗証番号であり、テンキーが配列された入力端末で具現できる。
読取部25及び入力部26は、主催者端末20に内蔵される構成としてもよいが、入場受付の作業効率から主催者端末20に外付けで接続される構成とするのが好ましい。
ユーザ端末30は、チケットの購入申し込みやキャンセルの際に、必要なデータの入力や入力したデータをチケット管理サーバ10に送信するのに使用される。
このためユーザ端末30は、入出力部32、記憶部33、表示部34、及び読取部35及びこれらの構成要素を制御する制御部31を含む。
入出力部32は、チケット購入の際に登録するパスワードや返金用の個人識別IDなどを入力するキーボードなどの文字入力手段と、入力されたデータをチケット管理サーバ10に送信する通信手段とを含む。
記憶部33は、入力されたデータや自身を制御するプログラムなどを保存する。
表示部34は、チケット購入のための申し込み画面やキャンセルまたはリセールのためのパスワード入力画面など必要な手続きに関する情報や入力データなどの表示を行う。
読取部35は、チケットキャンセルの際、チケットのキャンセル券に印刷されたキャンセル用の識別コードやリセールを申し込む際のリセール券に印刷されたリセール用の識別コードの読み取りを行う。
ユーザ端末30は、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォンなどで具現化され、読取部35はこれらの機器に内蔵されるカメラにて具現化される。
尚、チケットのキャンセルやリセール方法として、上記のようにチケットのキャンセル券やリセール券を切り離して郵送する方法もあるため、ユーザ端末30は、必ずしも読取部35を備えていなくてもよい。
ネットワーク50はインターネットなどの広域のネットワークであり、ネットワーク50を介して返金情報や送金情報などが送受信されるため暗号処理などセキュリティの確立したネットワークである。
次に図2〜4を用いて実施形態によるチケット処理方法について説明する。
図2は本発明の実施形態によるチケットの印刷例を示す図である。
図2を参照すると、チケット200は、切り取り線によって分けられる入場券210、キャンセル券220、及びリセール券230を含む。
入場券210には、購入金額表示欄211にチケット200の購入金額が印刷され、その下に入場用の識別コード212が印刷される。図2では入場用の識別コード212として、入場用QRコードが印刷された例を示す。また実施形態により返金用の個人識別IDの名義人名を印刷する場合は名義人名欄213に印刷を行う。入場用の識別コード212はチケットコードを基にチケット管理サーバ10で生成されたものである。
キャンセル券220には、チケット200をキャンセルする場合の払い戻し金額に相当する金額を表示する返却金額表示欄221が設けられる。例として、返金処理時に送信される返金情報が仮想通貨の場合、価値が変動しない仮想通貨であれば払い戻し金額に対応する仮想通貨の額を印刷する。一方価値が変動する仮想通貨の場合は、キャンセルするタイミングによって払い戻される仮想通貨の額が変わってくるため、円などの実際の通貨で払い戻し金額を印刷するようにしてもよい。
返却金額表示欄221の下にはキャンセル用の識別コード222が印刷される。図2ではキャンセル用の識別コード222として、キャンセル用QRコードが印刷されている。実施形態により返金用の個人識別IDの名義人名を印刷する場合は名義人名欄223に印刷を行う。キャンセル用の識別コード222はチケットコードとキャンセルを行う際のWebサイトの接続先情報を基にチケット管理サーバ10で生成されたものである。
リセール券230には、チケット200をリセールする場合のリセール用の識別コード232が印刷される。リセール券230にも名義人名を印刷する名義人名欄233を設けてもよい。
図3は本発明の実施形態による入場受付処理を説明するための図である。
図3を参照すると、イベント会場の入場受付にて、ユーザによりチケット200が提示されると、主催者端末20のオペレータにより読取部25を使用してチケット200に印刷された入場用の識別コード212が読み取られる。読み取られた入場用の識別コード212の情報は主催者端末20に保存されるとともに主催者端末20の表示部24にはユーザのパスワード入力を促す情報が表示される。
ユーザが入力部26にパスワードを入力すると、主催者端末20は入場用の識別コード212の情報と入力されたパスワードとをネットワーク50で接続される遠隔のチケット管理サーバ10に送信する。
チケット管理サーバ10は、入場用の識別コード212の情報に含まれるチケットコードに基づき、登録情報を参照し、登録情報の中にあるチケットコードに対応付けられたユーザのパスワードと、主催者端末20から送信されたパスワードとを照合し、両者が一致すると主催者端末20に入場可の情報を送信する。また照合するパスワードが一致しない場合は主催者端末20に入場不可の情報を送信する。パスワードの入力ミスなども考慮して所定回数の再入力を認める場合は、入場不可の情報の代わりにパスワードの再入力を求める情報を送信してもよい。
このように、入場受付時に受付で行う処理は、入場用の識別コード212の読み取りと4桁のパスワードの入力のみであるので、処理にかかる時間は短時間であり、ユーザを待たすこと無く効率的に入場受付を行うことができる。
本発明のチケット管理システム1は、ネットワーク50を使用し、チケット管理サーバ10の照合結果に基づきユーザの入場可否が判断されることが前提であるが、チケット自体は電子チケットのような電子データではなく、紙に印刷されたものであるから、イベント開催時に最悪通信障害などが発生した場合でも、受付でキャンセル券220を切り離して回収することにより、どのチケットで入場が行われたかを後から確認できるため、これにより入場を許可することにより大きな混乱なく入場受付を代用することもできる。
図4は本発明の実施形態によるチケットのキャンセル処理を説明するための図である。図4(a)はユーザ端末30が識別コードを読み取る読取部35を備える場合のキャンセル処理方法を示し、図4(b)はユーザ端末30が読取部35を備えない場合のキャンセル処理方法を示す。
図4(a)を参照すると、チケット200のキャンセルを希望するユーザは、ユーザ端末30によりチケット200のキャンセル券220に印刷されたキャンセル用の識別コード222を読み取る。キャンセル用の識別コード222にはチケットコードの他、キャンセル処理を行うためのWebサイトの接続先情報を含むため、キャンセル用の識別コード222を読み取ることにより、チケットコードがチケット管理サーバ10に送信される一方、ユーザ端末30にはキャンセル処理を行うためのWebサイトの情報が送信されて表示される。このWebサイトの情報にはユーザのパスワードを入力する欄が表示され、ユーザによりパスワードが入力されると入力されたパスワードもチケット管理サーバ10に送信される。
チケット管理サーバ10は、受信したチケットコードに基づき登録情報を参照し、送信されたパスワードが登録情報に登録されたパスワードと一致するかどうかを照合する。照合するパスワードが一致すると、チケットコード及びパスワードと関連付けられて登録されている返金用の個人識別IDが抽出され、キャンセル券220に印刷された払い戻し金額に対応する額の返金情報が返金用の個人識別IDに送付される。
一方、図4(b)を参照すると、チケット200のキャンセルを希望するユーザは、キャンセル券220を切り離してチケット管理サーバ10の管理者またはオペレータに送付する。この時キャンセル券220を入れる返信用封筒400は、市販の一般的な封筒でもよいが、チケット200の発行に伴い、予めチケットコードやユーザの返金用の個人識別IDの名義人名などが印刷されて作成された専用の返信用封筒としてもよい。こうすることにより、キャンセル券220の郵送が、チケット200を購入したユーザの手によるものであることの確認手段の一つとなり得る。さらにはキャンセル券220を送付する際、ユーザ本人の認証のため、ユーザがチケット購入時に登録したパスワードをキャンセル券220に書き込んでから送付するようにしてもよい。
郵送されたキャンセル券220に印刷されたキャンセル用の識別コード222が、読取部18により読み取られる。チケット管理サーバ10は読み取られたキャンセル用の識別コード222に含まれるチケットコードを取り出し、このチケットコードに基づき登録情報を参照してこのチケットコードに関連付けられた返金用の個人識別IDを抽出する。
キャンセル券220にパスワードを記載する場合は、キャンセル券220の画像を撮影してその画像から文字認識するか、チケット管理サーバ10のオペレータによる入力によりパスワードもチケット管理サーバ10に入力し、読み取られたチケットコードと合わせて登録情報と照合し、返金用の個人識別IDを抽出する前にキャンセルを希望するユーザの認証をするようにしてもよい。
キャンセル券220に印刷された払い戻し金額に対応する額の返金情報が返金用の個人識別IDに送付される。
このようにチケット200のキャンセルは、キャンセル券220を使用して簡単な処理で行うことができ、しかもキャンセルに伴う払い戻し金額に対応する返金情報は、予めユーザが登録した返金用の個人識別IDにしか送られないため受取も確実に行うことができ、ユーザにとって非常に利便性が高い方法となっている。また主催者側にしてもキャンセルの際の払い戻し手続きが自動で行われ、同時にキャンセルされたチケット200の座席は再販売に回されるので負担が少なく、利便性の良いチケット管理方法となっている。
リセール処理の場合もユーザ側の処理はキャンセル処理と同様であり、ユーザ端末30の読取部35が利用できる場合は、チケット200のリセールを希望するユーザは、ユーザ端末30によりチケット200のリセール券230に印刷されたリセール用の識別コード232を読み取る。リセール用の識別コード232にはチケットコードの他、リセール処理を行うためのWebサイトの接続先情報を含むため、リセール用の識別コード232を読み取ることにより、チケットコードがチケット管理サーバ10に送信される一方、ユーザ端末30にはリセール処理を行うためのWebサイトの情報が送信されて表示される。このWebサイトの情報にはユーザのパスワードを入力する欄が表示され、ユーザによりパスワードが入力されると入力されたパスワードもチケット管理サーバ10に送信される。
チケット管理サーバ10は、受信したチケットコードに基づき登録情報を参照し、送信されたパスワードが登録情報に登録されたパスワードと一致するかどうかを照合する。照合するパスワードが一致すると、当該チケットはキャンセル機能が一時的に停止され新たなリセールチケットとしてマッチングオークションサイトに出品がなされる。
ユーザ端末30に表示されるWebサイトの情報にはパスワードの他、ユーザがチケットを売却したい金額を入力する欄も設けられ、ユーザは設定された上限金額内で希望する売却金額を入力するようにしてもよい。
ユーザ端末30の読取部35を利用しない場合は、ユーザがリセール券230を切り離してチケット管理サーバ10の管理者またはオペレータに送付することによりキャンセルの場合と同様、登録情報との照合が行われ、不一致がなければ上記のように当該チケットのキャンセル機能の一時停止と新たなリセールチケットの出品が行われる。リセール券にはパスワードやユーザの売却希望額を記載する欄を設け、リセール券を受領したオペレータの入力によりこれらの記載事項が入力されるようにしてもよい。
このようにチケット管理システム1によれば、リセールの申し込みも非常に簡単に行うことができ、ユーザにとって非常に利便性が高いチケット管理が提供可能である。
次に本発明の実施形態によるチケットの主な処理方法を、図5〜9のフローチャートを用いて説明する。
図5は、本発明の実施形態によるチケットの発行方法を説明するためのフローチャートである。
図5を参照すると、チケット200を購入しようとするユーザはチケットを販売するWebサイトにアクセスし、ユーザ端末30はチケット申し込み画面を表示する(段階S510)。
チケット購入に際し、チケット管理サーバ10への登録に必要な情報は、ユーザを認証するためのパスワードと、チケット200のキャンセルまたはイベントの中止に伴う払戻金を受け取るための返金用の個人識別IDのみであるので、ユーザ端末30はユーザにより入力されたパスワードと返金用の個人識別IDを、チケット管理サーバ10に送信して登録を行う(段階S520)。
実施形態では更にチケット200に印刷するユーザの返金用の個人識別IDの名義人名を登録してもよい。この場合段階S520にてユーザの返金用の個人識別IDの名義人名も併せて送信しチケット管理サーバ10に登録する。
チケット管理サーバ10は、ユーザ端末30から受信したパスワードと返金用の個人識別IDを、販売するチケット200に対応するイベント会場の座席の番号及びチケットコードと関連付けして登録情報として管理し、保存する(段階S530)。チケットコードはチケット200をユニークに管理するためのコードでありチケット毎に異なるものである。チケットコードは、予めイベント会場の座席に対応してまとめて生成しておいてもよいし、ユーザ毎の登録情報を登録する段階で個別に生成してもよい。実施形態では8〜16桁の数字またはアルファベットを組み合わせた文字列である。
チケット管理サーバ10は、段階S540にてチケット200に印刷するための識別コードを生成する。実施形態では識別コードは2次元バーコードである。発行するチケット200には入場券210、キャンセル券220、及びリセール券230があり、それぞれ入場用の識別コード212、キャンセル用の識別コード222、リセール用の識別コード232が印刷される。そのためチケット管理サーバ10はこれら3種類の識別コードを生成する。3種類の識別コードは同一のものでもよいが、実施形態では入場用の識別コード212はチケットコードのみを含み、キャンセル用の識別コード222はチケットコードと、キャンセル処理を行うためのWebサイトの接続先情報を含み、リセール用の識別コード232はチケットコードと、リセール処理を行うためのWebサイトの接続先情報を含む。
段階S550にてチケット管理サーバ10は、生成した識別コードをチケット印刷用データとして出力する。登録情報にユーザの返金用の個人識別IDの名義人名を含み、返金用の個人識別IDの名義人名もチケットに印刷する場合は、チケット印刷用データに返金用の個人識別IDの名義人名も含める。チケット200を印刷する印刷装置がチケット管理サーバ10に接続される場合は、デザインを始めチケット200に印刷するすべての情報を含んだデータを生成しチケット印刷用データとして出力するようにしてもよい。
チケット印刷を外部委託するなどで別の装置で行う場合は、段階S550にて出力したチケット印刷用データを送ってチケット200を印刷しユーザに引き渡す(段階S560)。
チケット200のキャンセル処理及びリセール処理で専用の返信用封筒400を使用する場合は、専用の返信用封筒400に印刷するデータも併せて生成し、段階S550にてチケット印刷用データとともに出力するようにしてもよい。返信用封筒400は印刷後チケット200とセットでユーザに提供される。
図6は、本発明の実施形態によるチケットによる入場受付方法を説明するためのフローチャートである。
図6を参照すると、イベント会場の入場受付にてユーザがチケット200を提示すると、読取部25により入場用の識別コード212の読み取りを行う(段階S610)。読み取られた入場用の識別コード212の情報は主催者端末20からチケット管理サーバ10に送信される。
次いで段階S620にてユーザが入力部26にパスワードの入力を行う。入力されたパスワードも主催者端末20からチケット管理サーバ10に送信される。図6では入場用の識別コード212の情報とパスワードが個別にチケット管理サーバ10に送信されるように示すが、主催者端末20でまとめてから段階S620で一緒に送信するようにしてもよい。
チケット管理サーバ10は段階S630で、受信した入場用の識別コード212の情報から取り出したチケットコードに基づき登録情報を参照し、当該チケットコードに関連付けられて登録されているパスワードと、主催者端末20から受信したパスワードとが一致するかどうかを判断する。
パスワードが一致した場合は、入場受付にチケット200を提示したユーザが、チケット200を購入したユーザであるとの認証が取れたと判断して、チケット管理サーバ10は入場可の情報を主催者端末20に送信する(段階S640)。一方パスワードが一致しない場合は入場不可の情報を主催者端末20に送信して、次のチケットの受付を待つ。パスワードの再入力を認める場合は再入力を求める情報を主催者端末20に送信して、パスワードの再入力が送られてくるのを待機するようにしてもよい。
図7は、本発明の実施形態によるチケットのキャンセル方法を説明するためのフローチャートであり、ユーザ端末30に読取部35が備わっている場合のキャンセル方法を示す。
図7を参照すると、チケット200のキャンセルを希望するユーザは段階S710で、ユーザ端末30によりチケット200のキャンセル券220に印刷されたキャンセル用の識別コード222を読み取る。読み取られたキャンセル用の識別コード222の情報はユーザ端末30からチケット管理サーバ10に送信される。
チケット管理サーバ10は、受信したキャンセル用の識別コード222の情報に含まれるWebサイトの接続先情報に基づき、キャンセル処理を行うためのWebサイトの情報をユーザ端末30に送信して表示させる(段階S720)。Webサイトの情報にはユーザがパスワードを入力するための入力欄が表示されるので、ユーザはチケット購入時に登録したパスワードを入力して送信する(段階S730)。
チケット管理サーバ10は段階S710で受信したキャンセル用の識別コード222の情報に含まれるチケットコードに基づき登録情報を参照してこのチケットコードに関連付けられて登録されているパスワードと段階S730で受信したパスワードが一致するかどうかを照合して判断する(段階S740)。
照合した2つのパスワードが一致すれば、パスワードを送信したユーザは当該チケットを購入したユーザであることが認証でき、チケット管理サーバ10は、続けてチケットコードに関連付けられて登録されているこのユーザの返金用の個人識別IDを抽出し、キャンセル券220に印刷された払い戻し金額に対応する返金情報を返金用の個人識別IDに送付する(段階S750)。
返金情報の送信が完了すると、チケット管理サーバ10は、段階S760にてキャンセル処理したチケット200の無効化を行う。チケット200の無効化に伴い、このチケット200に関する登録情報を削除してもよいし、このチケット200に関する登録情報に、この登録情報の使用を禁止する無効のフラグを追加して保存してもよい。またチケット200の無効化に伴い、チケット情報管理部16が管理する、チケット200の販売情報に来歴がわかるように、このチケット200が無効化された情報を追記して管理するようにしてもよい。
キャンセルされたチケット200に対応したイベント会場の座席は、直ちに再販売に掛けられるため、チケット管理サーバ10は、この座席に対応した新たなチケットを再販リストに登録する(段階S770)。この時新たなチケットに対しては、キャンセルされたチケットのチケットコードとは異なる新たなチケットコードを生成して、明確に区別するようにする。
図8は、本発明の実施形態によるイベントの中止処理方法を説明するためのフローチャートである。
図8を参照すると、イベントを中止せざるを得なくなった場合、イベントの主催者は主催者端末20からイベント中止の通知をチケット管理サーバ10に送信し、イベント中止処理を要求する(段階S810)。
主催者側の都合によりイベントが中止になる場合、通常イベントのチケットを購入したユーザに対してチケットの払い戻し処理が行われる。本発明の実施形態によるチケット管理方法では払い戻し、即ち返金処理は返金情報の送信で行うため、段階S820にて主催者端末20から、すべての払い戻しに必要な額に対応する返金情報をチケット管理サーバ10に送信する。
チケット管理サーバ10はチケット情報管理部16が管理するチケットの販売情報により、最終的に販売されたチケットの情報が保存されているので、イベント中止の通知を受信した段階で、チケット管理サーバ10が、販売されたチケットの販売総額を算出し、主催者端末20に請求するようにしてもよい。
返金情報が仮想通貨の場合、別途入力されたイベント中止の通知を受信した時点での仮想通貨の価値に基づきチケットの販売総額に相当する仮想通貨の相当額を算出し、主催者端末20に請求するようにしてもよい。
段階S830にてチケット管理サーバ10は、チケット毎にチケットの購入金額を抽出する。
次いでチケット管理サーバ10は、登録情報を参照してユーザ毎に登録情報に登録された返金用の個人識別IDに、段階S830で抽出した購入金額に対応する返金情報を送信する。
イベント中止に伴うチケットの払い戻し処理はイベントが大規模であるほど払い戻し処理に要する時間と工数は大きくなり、主催者にとって大きな負担となる。しかし本発明の実施形態によるチケット管理方法では登録情報に登録された情報に基づき機械的に払い戻し処理が行われるため、主催者にはほとんど負担がかからず、又人為的なミスも介在しにくいので確実に払い戻し処理が行われる。また払い戻しを受けるユーザも、払い戻しを受けるために主催者の事務所を訪れることもなく、また特別な追加の手続を行うことなく払い戻しが行われるため、ユーザにとっても負担の無いチケット管理方法となっている。
図9は、本発明の実施形態によるオークションによるリセール方法を説明するためのフローチャートである。
図9を参照すると、チケット200のリセールを希望するユーザは段階S910で、ユーザ端末30によりチケット200のリセール券230に印刷されたリセール用の識別コード232を読み取る。読み取られたリセール用の識別コード232の情報はユーザ端末30からチケット管理サーバ10に送信される。
チケット管理サーバ10は、受信したリセール用の識別コード232の情報に含まれるWebサイトの接続先情報に基づき、リセール処理を行うためのWebサイトの情報をユーザ端末30に送信して表示させる(段階S915)。Webサイトの情報にはユーザがパスワードを入力するための入力欄が表示されるので、ユーザはチケット購入時に登録したパスワードを入力して送信する(段階S920)。
チケット管理サーバ10は段階S910で受信したリセール用の識別コード232の情報に含まれるチケットコードに基づき登録情報を参照してこのチケットコードに関連付けられて登録されているパスワードと段階S920で受信したパスワードが一致するかどうかを照合して判断する(段階S925)。
照合した2つのパスワードが一致すれば、パスワードを送信したユーザは当該チケットを購入したユーザであることが認証でき、チケット管理サーバ10は、続けて当該チケットのキャンセル機能を一時停止する(段階S930)。
次いでチケット管理サーバ10は段階S935でリセールが申し込まれた元のチケットのイベントの日時や座席と関連付けて所有者の無い新たなチケットをリセールチケットとして元のチケットの代わりに、チケット管理サーバ10が提供するマッチングオークションサイトに出品する。
リセールを申し込んだユーザの希望する売価又は当初の販売価格以上で予め設定された上限以下の範囲で、チケット管理サーバ10はチケット購入を希望する新たなユーザのユーザ端末30より購入申し込みを受信する(段階S940)。
段階S945にてチケット管理サーバ10は、チケット購入を希望する新たなユーザのパスワードとイベント中止時などの返金を受け取るのに必要な個人識別IDを受信しリセールチケットのチケット情報と関連付けて保存する。
チケット管理サーバ10は、リセールチケットの購入申し込みの先着者、一定の受付期間内で申し込みのあった複数のユーザ内での抽選など、予め設定されたルールに従い、当該リセールチケットの購入者を決定してその購入者に決定通知を送信する(段階S950)。
リセールチケットの購入者の決定に引き続き、チケット管理サーバ10は、段落S955にてキャンセル機能を一時停止していた元のチケットを無効化する。これに伴い、段階S945にて受信して保存した新たな購入者のパスワード及び個人識別IDは、リセールチケットのチケットコードと関連付けて登録情報として保存する。このとき、リセールの場合はキャンセル処理と異なり、無効化するチケットのイベントの日時や座席は新たな購入者となるユーザに引き継がれるので、リセールを申し込んだユーザのパスワードや個人識別IDなど元のユーザに関する情報のみを削除して、新たな購入者のパスワード及び個人識別IDで上書きするように更新してもよい。
図9では新たなユーザのパスワードと個人識別IDは購入者を決定する前の段階で受信するように示したが、実施形態では購入者が決定してからその購入者にパスワードと個人識別IDを送信するように要求してもよい。
チケットの購入金額分の代金は法定通貨で払い込まれる場合は、チケット管理サーバ10の管理元に直接あるいは金融機関などを通じて払い込まれるが、仮想通貨や仮想通貨に相当する電子通貨の場合、情報として通信により授受が可能であるので、この場合は、段階S960のように送金情報として総称する仮想通貨や仮想通貨に相当する電子通貨にてチケットの購入金額に対応する代金をチケット管理サーバ10に送信するようにしてもよい。
いずれにしても入金が完了すると、チケット管理サーバ10は段階S965にてチケット購入金額の内、主催者に還元するための所定の比率分に対応する送金情報を主催者端末20に送信する。更にチケット購入金額の内、所定の比率分を除いた残金から手数料を差し引いた金額分に対応する送金情報を、リセールを申し込んだユーザのユーザ端末30に送信する(段階S970)。
図7、8を用いて説明したようにチケットをキャンセルする場合も、イベント中止による払い戻しの場合も、ユーザがチケット購入の際に登録した返金用の個人識別IDにのみ送金が行われるため、このチケットそのものが転売に掛けられていたとしても、第3者はチケットのキャンセルや払い戻しができないため、このチケットを入手しようとする意欲をそがれる。その一方でチケット管理サーバ10が提供するマッチングオークションサイトでは、元のチケットはキャンセル機能が一時的に停止されされ、新たな所有者の無いチケットとしてリセールされリセールチケットの購入者が決まった時点で無効化されるので、チケットを購入しようとする新たなユーザは安心して購入することができる。このときリセールを申し込んだユーザは、新たな購入者との接点を持たなくてもよく、簡単な手続きのみでリセールができるため、キャンセルかリセールかを気兼ねなく選択して利用することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更することが可能である。
1 チケット管理システム
10 チケット管理サーバ
11、21、31 制御部
12、22、32 入出力部
13、23、33 記憶部
14、24、34 表示部
15 登録情報管理部
16 チケット情報管理部
17 チケット処理部
18、25、35 読取部
20 主催者端末
26 入力部
30 ユーザ端末
50 ネットワーク
200 チケット
210 入場券
211 購入金額表示欄
212 入場用の識別コード
213、223、233 名義人名欄
220 キャンセル券
221 返却金額表示欄
222 キャンセル用の識別コード
230 リセール券
232 リセール用の識別コード
400 返信用封筒

Claims (10)

  1. ネットワークを介して接続されるチケット管理サーバと、イベントの主催者端末と、ユーザ端末とを含むチケット管理システムであって、
    前記チケット管理サーバは、チケット購入申し込み時に前記ユーザ端末から送信されるパスワードとチケットキャンセルの場合のユーザの返金受取に必要な個人識別IDとをチケット情報と関連付けて登録情報として管理する登録情報管理部と、
    前記ユーザ端末又は前記主催者端末からの要求に基づきチケットの発行処理、キャンセル処理、入場受付処理、オークションによるリセール処理、又はイベント中止処理を行うチケット処理部と、を含み、
    前記主催者端末は、チケットに印刷された入場用の識別コードを読み取る読取部とパスワードを入力する入力部とを備えた少なくとも一つの主催者端末を含み、
    前記入場用の識別コードはチケットの発行処理の際、前記登録情報に基づきチケット処理部にて生成され、
    前記入場受付処理における入場可否判断は、読み取られた前記入場用の識別コードの情報に基づき、前記入力部から入力されたパスワードと前記登録情報とを照合することによりなされ、
    リセール受付期間中は、前記キャンセル処理と前記リセール処理とはユーザの選択に基づきいずれか一方が選択的に実行され、リセール受付期間終了後は前記キャンセル処理が選択可能に実行されることを特徴とするチケット管理システム。
  2. 前記キャンセル処理は、
    識別コードを読み取る読取部を備えた前記ユーザ端末によって読み取られ前記ユーザ端末から送信されるチケットのキャンセル券に印刷されたキャンセル用の識別コードの情報に基づき前記ユーザ端末に入力されたパスワードを前記登録情報と照合し、照合の結果不一致がなければ前記個人識別IDに返金情報を送信することによりなされるか、
    ユーザによって切り離され返送されたチケットのキャンセル券に印刷されたキャンセル用の識別コードの情報に基づくオペレータ入力により前記個人識別IDに返金情報を送信することによりなされ、
    前記返金情報は、仮想通貨、仮想通貨に相当する電子通貨、換金可能なポイント、及び返金処理のための処理手順の内の少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする請求項1に記載のチケット管理システム。
  3. 前記チケット処理部は前記キャンセル処理の実行に伴いキャンセルされたチケットを無効化し、キャンセルされたチケットに対応するイベントの座席を新たなチケットとして販売する再販リストに登録することを特徴とする請求項2に記載のチケット管理システム。
  4. 前記チケット処理部は、前記主催者端末から前記イベント中止処理を要求されると、前記主催者端末から返金に必要な返金情報を受信し、各ユーザの返金用の前記個人識別IDにチケット購入時の金額に対応する返金情報を送信して返金処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のチケット管理システム。
  5. 前記チケット処理部は、前記主催者端末からの要求またはオペレータからの入力に基づき第3者による転売が行われようとするチケットを無効化することを特徴とする請求項1に記載のチケット管理システム。
  6. 前記リセール処理は、
    識別コードを読み取る読取部を備えた前記ユーザ端末によって読み取られ前記ユーザ端末から送信されるチケットのリセール券に印刷されたリセール用の識別コードの情報に基づき前記ユーザ端末に入力されたパスワードを前記登録情報と照合し、照合の結果不一致がないことを確認するか、
    ユーザによって切り離され返送されたチケットのリセール券に印刷されたリセール用の識別コードの情報に基づくオペレータ入力により、
    該チケットを所有者のない新たなリセールチケットとして前記チケット管理サーバが提供するマッチングオークションサイトに出品し、
    リセール受付期間中に新たなユーザの購入申し込みを受信して予め定められたルールに従いチケットを購入する新たなユーザを決定し、新たなリセールチケットの情報を新たなユーザの個人識別IDとパスワードと関連付けてチケット管理サーバに保存し、主催者端末に購入金額の所定の比率の金額に対応する送金情報を送信し、購入金額の残りから手数料を差し引いた金額に対応する送金情報をリセールをしたユーザのユーザ端末に送信することによりなされ、
    前記送金情報は仮想通貨、仮想通貨に相当する電子通貨、換金可能なポイント、または送金処理のための処理手順内の少なくともいずれか一つを含み、
    前記購入金額は予め設定された上限金額以下で決定されることを特徴とする請求項1に記載のチケット管理システム。
  7. ネットワークを介して接続される主催者端末と、ユーザ端末と、ユーザ端末又は主催者端末からの要求に基づきチケットの発行処理、キャンセル処理、入場受付処理、オークションによるリセール処理、又はイベント中止処理を行うチケット処理部を備えるチケット管理サーバとを含むチケット管理システムの運用方法であって、
    前記チケット管理サーバが、前記ユーザ端末からパスワードとチケットキャンセルの場合のユーザの返金受取に必要な個人識別IDとを受信してチケット情報と関連付けて登録情報として登録する段階と、
    前記チケット管理サーバが、前記登録情報に基づきチケットに印刷する入場用の識別コードとキャンセル用の識別コードとリセール用の識別コードとを生成して出力する段階と、を有し、
    チケットによる入場が行われる場合、前記チケット管理サーバが、前記主催者端末により読み取られた入場用の識別コードの情報に基づき、前記主催者端末に入力されたパスワードを受信して登録情報と照合する段階と、
    照合の結果不一致がなければ入場可の情報を前記主催者端末に送信する段階と、をさらに有することを特徴とするチケット管理システムの運用方法。
  8. チケットがキャンセルされる場合、前記チケット管理サーバが、前記ユーザ端末により読み取られたキャンセル用の識別コードの情報と、前記ユーザ端末に入力されたパスワードとを受信して登録情報と照合する段階と、
    照合の結果不一致がなければユーザの返金用の個人識別IDに返金情報を送信する段階と、
    前記キャンセルされたチケットを無効にする段階と、
    キャンセルされたチケットに対応するイベントの座席を新たなチケットとして販売する再販リストに登録する段階と、をさらに有し、
    前記返金情報は仮想通貨、仮想通貨に相当する電子通貨、換金可能なポイント、及び返金処理のための処理手順の内の少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする請求項7に記載のチケット管理システムの運用方法。
  9. イベントが中止される場合、前記チケット管理サーバが、前記主催者端末から返金に必要な返金情報を受信する段階と、
    各ユーザの返金用の個人識別IDにチケット購入時の金額に対応する返金情報を送信して返金処理を行う段階と、をさらに有することを特徴とする請求項7に記載のチケット管理システムの運用方法。
  10. チケットがリセールされる場合、前記チケット管理サーバが、チケットに印刷され前記ユーザ端末により読み取られたリセール用の識別コードの情報と、前記ユーザ端末に入力されたパスワードとを受信して登録情報と照合する段階と、
    照合の結果不一致がなければ前記チケット管理サーバが該チケットを所有者のない新たなリセールチケットとして前記チケット管理サーバが提供するマッチングオークションサイトに出品する段階と、
    前記チケット管理サーバが、新たなユーザの購入申し込みを受信して、新たなリセールチケットの情報を新たなユーザの個人識別IDとパスワードと関連付けてチケット管理サーバに保存する段階と、
    前記チケット管理サーバが、主催者端末に購入金額の所定の比率の金額に対応する送金情報を送信し、購入金額の残りから手数料を差し引いた金額に対応する送金情報をリセールをしたユーザのユーザ端末に送信する段階と、をさらに有し、
    前記送金情報は仮想通貨、仮想通貨に相当する電子通貨、換金可能なポイント、または送金処理のための処理手順内の少なくともいずれか一つを含み、
    前記購入金額は予め設定された上限金額以下で決定されることを特徴とする請求項7に記載のチケット管理システムの運用方法。
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