JP7209036B2 - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、駐車場の利用管理に適用可能な情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
従来、人件費等の管理コストを低減させるために、駐車場を無人で管理可能とするシステムが開発されている。例えば特許文献1には、設備コスト削減のためにロック装置やゲート装置等を省いた無人の駐車場において、駐車場料金の精算及び回収にかかる管理コストの負担を軽減可能な駐車場管理システムについて記載されている。
特許文献1に記載の駐車場管理システムでは、駐車車両を駐車スペースから出す前に駐車料金の精算(出庫前精算)を行うことを原則としつつも、駐車車両を駐車スペースから出した後も一定時間内に限り駐車料金の精算(出庫後精算)を行うことが可能である。これにより精算前に車両を退出させてしまった場合でも、利用者はその場で精算を行うことが可能となり利便性が高い。また管理者側にとっても駐車料金の回収負担が軽減される(特許文献1の明細書段落[0015][0024][0037]等)。
特開2012-168850号公報
このように駐車場の設備コストや管理コストを低減させつつ、利用者が料金を精算する際の利便性を向上させ、また管理者側の料金回収の負担を低減可能な技術が求められている。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、料金精算に関する利便性を向上させ、料金回収の負担を低減することを可能とする情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理システムは、生成部と、料金精算部と、情報処理部とを具備する。
前記生成部は、利用者の車両を識別可能な車両識別情報を生成する。
前記料金精算部は、利用者の精算操作を受付ける。
前記情報処理部は、前記生成された車両識別情報に関連付けて当該利用者の現在入金額及び未精算総額を記憶する記憶部と、前記現在入金額及び前記未精算総額の差額に関する差額情報を前記料金精算部に出力する出力部とを有する。
前記料金精算部は、表示部を有し、前記出力部により出力された前記差額情報に関する画像を前記表示部に表示してもよい。
前記差額情報に関する画像は、前記差額、前記差額の有無、及び前記差額を利用した精算の指示ボタンの少なくとも1つを含んでもよい。
前記差額に関する画像は、前記現在入金額、入金総額、入金履歴の少なくとも1つを含んでもよい。
前記差額に関する画像は、前記未精算総額、未精算の履歴、及び精算済の履歴の少なくとも1つを含んでもよい。
前記情報処理部は、未精算の金額が発生した場合に、当該未精算の金額を前記記憶部に記憶された未精算総額に加算してもよい。
前記情報処理システムは、さらに、車室への車両の進入、及び車室からの車両の退出を検出可能な検出部を具備してもよい。この場合、前記情報処理部は、利用者による料金精算が行われていない状態で、当該利用者の車両の車室からの退出が検出された場合に、駐車料金が未精算であると判定してもよい。
前記料金精算部は、未精算の指示及び一部入金の指示を受付可能であってもよい。この場合、前記情報処理部は、未精算の指示又は一部入金の指示が受付けられた場合に、前記未精算の金額が発生したと判定してもよい。
前記料金精算部は、前記現在入金額の使用指示を受付け可能であってもよい。この場合、前記情報処理部は、前記現在入金額の使用指示が受付けられた場合、当該使用指示に応じた使用金額を、前記記憶部に記憶された現在入金額から減算してもよい。
前記料金精算部は、過去の未精算の金額を精算する指示を受付け可能であってもよい。この場合、前記情報処理部は、前記過去の未精算の金額を精算する指示が受付けられた場合、当該精算の指示に応じた精算額を前記記憶部に記憶された未精算総額から減算してもよい。
記車両識別情報は、車両のナンバープレート情報であってもよい。
前記料金精算部は、前記ナンバープレート情報の入力を受付け可能であってもよい。
前記情報処理部は、利用者ごとに、当該利用者の車両に関する前記差額情報を少なくとも含むWebページを生成するWebページ生成部を有してもよい。
本発明の一形態に係る情報処理装置は、記憶部と、出力部とを具備する。
前記記憶部は、利用者の車両を識別可能な車両識別情報に関連付けて当該利用者の現在入金額及び未精算総額を記憶する。
前記出力部は、前記記憶された現在入金額及び未精算総額の差額に関する差額情報を出力する。
本発明の一形態に係る情報処理方法は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、利用者の車両を識別可能な車両識別情報に関連付けて当該利用者の現在入金額及び未精算総額を記憶することを含む。
前記記憶された現在入金額及び未精算総額の差額に関する差額情報が出力される。
本発明の一形態に係るプログラムは、コンピュータに以下のステップを実行させる。
利用者の車両を識別可能な車両識別情報に関連付けて当該利用者の現在入金額及び未精算総額を記憶するステップ。
前記記憶された現在入金額及び未精算総額の差額に関する差額情報を出力するステップ。
以上のように、本発明によれば、駐車場の設備コストや管理コストを低減させつつ、利用者にとって料金精算に関する利便性を向上させ、また管理者側の料金回収の負担を低減することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る駐車場管理システムの構成例を示す概略図である。 駐車場に配置される料金精算機の機能的な構成例を示すブロック図である。 駐車場管理装置の機能的な構成例を示すブロック図である。 在車情報、出庫情報、及び未精算/一部入金出庫情報の一例を示す図である。 先払い/未払い車両情報の一例を示す図である。 駐車料金の精算処理の一例を示すフローチャートである。 料金精算機のタッチパネルに表示される操作画面の構成例を示す図である。 料金精算機のタッチパネルに表示される操作画面の構成例を示す図である。 料金精算機のタッチパネルに表示される操作画面の構成例を示す図である。 料金精算機のタッチパネルに表示される操作画面の構成例を示す図である。 料金精算機のタッチパネルに表示される操作画面の構成例を示す図である。 利用者ごとに作成される利用者ページ(Webページ)の一例である。
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[駐車場管理システム]
図1は、本発明の一実施形態に係る駐車場管理システムの構成例を示す概略図である。駐車場管理システム500は、本発明に係る情報処理システムの一実施形態に相当する。
駐車場管理システム500は、利用者端末10と、管理機関端末20と、駐車場装置30と、駐車場管理装置40とを有する。これらの端末及び装置は、ネットワーク1を介して相互に通信可能に接続されている。
ネットワーク1は、例えばインターネットや広域通信回線網等により構築される。その他、任意のWAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)等が用いられてよく、ネットワーク1を構築するためのプロトコルは限定されない。
利用者端末10は、駐車場31を利用する利用者により使用される。
管理機関端末20は、駐車場オーナーから駐車場31の管理業務を委託された管理機関のオペレーターにより使用される。オペレーターにより、例えば日常の問合対応、ユーザ対応、駐車場装置30の故障時の保守メンテ作業の情報提供等が行われる。
利用者端末10及び管理機関端末20としては、ノートPC(Personal Computer)、デスクトップPC、スマートフォン、及びタブレット端末等の任意のコンピュータが用いられてよい。
駐車場装置30は、各駐車場31に設置され、駐車場31を利用する利用者への駐車券の発行や駐車料金の精算等を実行する。駐車場装置30の前面には、例えば駐車券の発行口や挿入口、紙幣・硬貨投入口、表示部、領収証ボタン、釣り銭や領収証の取出口等が設けられる。
図1に示すように、駐車場31として、フラップ装置32を備える駐車場Dや、ゲート装置33を備える駐車場E等、様々な形態の駐車場31が存在する。本実施形態では、フラップ装置32やゲート装置33が設置されていない無人管理の駐車場Aに対して、本技術が適用される場合を例に挙げて説明を行う。もちろん他の形態の駐車場31に対しても本発明は適用可能である。
駐車場Aは、駐車場装置30と、複数の車室(駐車スペース)35と、複数の個別監視装置36とを有する。以下駐車場装置30を、同じ符号を用いて料金精算機30と記載する。
個別監視装置36は、各車室35に1つずつ設けられる。個別監視装置36は、監視機能及び車両認識機能を有し、具体的には赤外線等を利用した車両センサ(図示省略)と、カメラ37とを有する。車両センサにより車室35への車両の進入、及び車室35からの車両の退出が検出される。カメラ37により、車両のナンバープレートが撮影される。
撮影されたナンバープレートの画像から、ナンバープレート情報(陸運支局名、分類番号、平仮名、4桁の一連番号等)がOCR(Optical Character Recognition)処理によって生成される。個別監視装置36は、本実施形態において、検出部及び生成部として機能する。またナンバープレート情報は、利用者の車両を識別可能な車両識別情報に相当する。
駐車場管理装置40は、本実施形態に係る駐車場管理サービスをWebサービスとし提供可能である。本実施形態では、複数のサーバ装置41と、データベース(DB)42とにより駐車場管理装置40が構成される。
各サーバ装置41は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等のコンピュータの構成に必要なハードウェアを有する。CPUが所定のプログラムを実行し、サーバ装置41内のハードウェア資源と協働することで、出力部を含む情報処理部が実現される。プログラムは、例えば種々の記録媒体を介して、あるいはインターネット等を介してサーバ装置41にインストールされる。
DB42は記憶部として機能し、駐車場管理サービスに関する種々の情報を記憶する。例えばDB42内には、在車情報DB、出庫情報DB、未精算/一部入金出庫情報DB、及び先払い/未払い車両情報DBが構築される(図4及び5参照)。その他、DB42内には、オーナー情報DB、利用者情報DB、種々の履歴DB、管理情報DB等の、種々のDBが構築される。
各種のDBは、駐車場管理装置40内のDBサーバにより包括的に管理され、例えば各駐車場31のオーナー情報の登録及び保管、運営収支情報の記録及び保管等が実行される。また、駐車場管理装置40内のWeb/APIサーバでは、各駐車場31の満空車情報の収集及び出力、駐車場装置30のエラー履歴や釣銭管理状況の収集及び記録、管理機関端末20からの遠隔操作の仲介等が実行される。
また本実施形態では、個別監視装置36により生成されたナンバープレート情報に関連付けて、利用者の現在入金額、未精算総額、及びこれらの差額に関する差額情報等が記憶される。そして例えば未精算出庫、一部入金出庫、現在入金額の使用、過去の未精算金額の精算等に応じて、データの登録、変更、読出等が適宜実行される。この点については、後述する。
なお駐車場31を所有するオーナー自身で、駐車場31の管理業務を行う場合もある。この場合、オーナーが所有する端末が管理機関端末20として機能し得る。また管理業務を委託された管理機関が駐車場管理装置40を保有し、本実施形態に係る駐車場管理サービスを提供することもあり得る。
図2は、駐車場Aに配置される料金精算機30の機能的な構成例を示すブロック図である。駐車場Aには、フラップ装置やゲート装置が設置されていないので、原則的には、車室35から車両を退出させる前に、料金精算機30に対して駐車料金の事前精算(出庫前精算)が行われる。なお後述するように、本駐車場管理システム500では、当該事前精算のみならず、他の精算方法も選択可能である。
料金精算機30は、CPU51と、メモリ52と、これらとバス53を介して接続されるインターフェイス54とを有する。メモリ52は、例えばROM、RAM、フラッシュメモリ等から構成され、種々のプログラムや種々の駐車データ等が記憶される。
インターフェイス54には、カードリーダライタ55、紙幣・硬貨管理部56、タッチパネル(表示部)57、スピーカ58、領収証プリンタ59、通信部60、及び個別監視装置制御部61が接続される。各ブロックの動作は、プログラムに従って動作するCPU51により制御され、例えばタッチパネル57やスピーカ58による表示画面及び音声ガイドに基づいて、利用者は円滑に操作を行うことが可能である。
カードリーダライタ55は、利用者に供給される駐車券の磁気ストライプに所定の情報を書き込み、また駐車券の表面に所定の情報を印字する。またカードリーダライタ55は、挿入口に挿入された駐車券から駐車券情報を読み込み、駐車時間及び割引情報をもとに、精算金額を算出する。
なお本実施形態では、駐車券の発行を省略することが可能であり、管理コストを抑えることが可能である(後述する精算処理及び精算操作の説明を参照)。
紙幣・硬貨管理部56は、紙幣・硬貨投入口に投入された紙幣等を受け取り、計数して投入金額を算出する。また精算により必要となった釣り銭等を計数し、紙幣・硬貨返却口に払い出す。領収証プリンタ59は、領収証に精算額や日時等をプリントして発行する。
通信部60は、ネットワーク1を介して、駐車場管理装置40等の他の装置と通信するための、モデム、ルータ、その他の通信機器である。通信部60は、有線及び無線のどちらを利用して通信するものであってもよい。
個別監視装置制御部61は、各車室35に設置された個別監視装置36の動作を制御する。個別監視装置制御部61は、個別監視装置36から出力された車両の進入及び退出の検出結果やナンバープレート情報を取得する。取得された各情報は、通信部60を介して駐車場管理装置40に送信され、また料金精算機30のメモリ52に記憶される。
その他、料金精算機30により取得された種々の情報が、通信部60を介して、駐車場管理装置40に送信される。例えば駐車料金の収支、割引結果、障害発生情報、故障履歴等が駐車場管理装置40に送信される。また管理機関のオペレーターが遠隔操作を行う場合には、管理機関端末20から料金精算機30に遠隔操作信号が送信され、遠隔操作が実行される。
本実施形態において、料金精算機30は、利用者の精算操作を受付ける料金精算部として機能する。
図3は、駐車場管理装置40の機能的な構成例を示すブロック図である。駐車場管理装置40は、売上集計部71、利用台数集計部72、データ分析部73、先払い/未払い車両情報管理部74、メール配信部75、及びWebページ作成部76を有する。これらのブロックは、例えば駐車場管理装置40内の、DBサーバ、メールサーバ、Web/APIサーバ等の種々のサーバ装置41により実現される。
売上集計部71及び利用台数集計部72により、日毎又は月毎(さらに期間毎や年毎)の売上及び利用台数が集計される。データ分析部73は、DB42に記憶された駐車場関連情報を分析し、例えば経営分析結果として出力する。先払い/未払い車両情報管理部74は、主に、先払い/未払い車両情報DB内の各データを管理する(図5参照)。
メール配信部75は、駐車場の利用者や駐車場オーナー等に通知される種々の通知情報を、メールにて送信する。Webページ作成部76は、例えばWWW(World Wide Web)システムを用いて、本駐車場管理システム500を利用するためのWebページを生成する。駐車場の利用者、オーナー、及び管理機関のオペレーター等は、自身の端末を用いて、Webブラウザを介してWebページにアクセスする。これにより容易に本駐車場管理サービスを利用することが可能となる。
図4は、在車情報、出庫情報、及び未精算/一部入金出庫情報の一例を示す図である。図5は、先払い/未払い車両情報の一例を示す図である。
在車情報80は、駐車スペースNo、ステータス、入庫日時、精算日時、精算金額、車両ナンバー等を含む。ステータスは、入庫中、駐車中、及び精算済等を含む。入庫日時、精算日時、精算金額、及び車両ナンバーは、個別監視装置36及び料金精算機30により取得される。なお車両ナンバーは、上記したナンバープレート情報に相当する。
出庫情報81は、駐車スペースNo、ステータス、入庫日時、精算日時、精算金額、車両ナンバー、及び未精算出庫日時等を含む。出庫情報81は、車室35から車両が退出するごとに生成される。ステータスは、事前精算、未精算、及び一部入金等を含む。
未精算/一部入金出庫情報82は、未精算出庫又は一部入金出庫が行われると、出庫情報81に関連付けられて生成される。未精算/一部入金出庫情報82は、出庫情報No、駐車場No、駐車スペースNo、未精算/一部入金ステータス、出庫日時、入庫日時、未収金額、車両ナンバー、及び対処ステータス等を含む。
未精算/一部入金ステータスは、未精算出庫であるか一部入金出庫であるかを判別するための情報である。なお未精算出庫とは、駐車料金の精算を行わずに出庫することである。一部入金出庫とは、駐車料金の一部を支払って出庫することである。いずれにせよ未精算の金額が発生し、その値は未収金額として記憶される。対処ステータスは、利用者へのメール通知等を済ませたか等、未精算金額に対する対処に関する情報である。
図5に示すように、先払い/未払い車両情報83は、管理番号、車両ナンバー、現在入金額、入金総額、入金履歴、先払い額(現金)、プリペイド残高、未精算総額、未精算履歴、精算済履歴、差額、クレジット情報、及び車両画像等を含む。
現在入金額は、利用者により先払いされた金額であり、駐車場料金の精算等に使用可能な金額である。現在入金額は、本駐車場管理システム500に現在プールされている金額ともいえる。入金総額は、現時点までに先払いした金額の総額である。入金総額から現時点までに使用された金額を減算すると現在入金額となる。
入金履歴は、現時点までに先払いにより入金した日時や金額等を含む履歴情報である。先払い額(現金)は、先払いした現金の金額である。プリペイド残高は、本駐車場管理システム500にて使用可能なプリペイドカードの残高である。本実施形態では、先払い額(現金)とプリペイド残高との合計が、現在入金額となる。もちろんこれに限定されず、プリペイド残高は現在入金額に含まれず、単に現金による支払いに代わるものとして取り扱われてもよい。
なおプリペイド残高は、プリペイドカードのID番号等を登録することで、駐車場管理システム500内でデータとして管理されてもよい。あるいは料金精算機30にプリペイドカードが挿入されて読み取られた残高が、逐次プリペイド残高として記憶されてもよい。
未精算総額は、未精算出庫や一部入金出庫等により発生した未精算金額の総額である。未精算履歴は、未精算金額が発生した日時、及び精算金額等を含む履歴情報である。精算済履歴は、過去の未精算金額に対して、精算が行われた日時等を含む履歴情報である。精算済履歴が、未精算履歴に含まれる場合もあり得る。
差額は、現在入金額と未精算総額との差額である。現在入金額の方が大きい場合は、プラスの値が記憶される。未精算総額の方が大きい場合は、マイナスの値が記憶される。クレジット情報は、クレジット決済の有無、決済方法、及びクレジットカード情報等を含む。例えば毎月の所定の日に差額が読み出され、マイナスとなる場合(未精算総額が大きい場合)には、差額又は未精算総額をクレジット決済する、といった設定情報も含まれる。
車両画像は、個別監視装置36により撮影された車両の画像である。撮影された車両画像が他の車両画像DBに記憶され、その車両画像へのリンク情報が格納されてもよい。
このように本実施形態では、車両ナンバーに関連付けられて現在入金額及び未精算総額が記憶される。図5に示す先払い/未払い車両情報83は、本実施形態において、現在入金額と未精算総額の差額に関する差額情報に相当する。当該差額情報は、料金精算機30に出力され、適宜タッチパネル57に表示される。なお図5に示す各情報とは異なる情報が、差額情報として記憶されてもよい。
[精算処理]
図6は、本駐車場管理システム500による駐車料金の精算処理の一例を示すフローチャートである。個別監視装置36により、車室35への車両の入庫が監視される(ステップ101)。車両の入庫が検出されると(ステップ101のYes)、ナンバープレート情報(車両ナンバー)が取得される(ステップ102)。そして図4に示す在車情報80が生成され、駐車場管理装置40のDB42に記憶される。ステータスは駐車中となり、精算日時及び精算金額はブランクとなる。
なお料金精算機30により在車情報80等が生成され、駐車場管理装置40に送信されてもよい。あるいは料金精算機30により出力された各情報をもとに、駐車場管理装置40により在車情報80等が生成されてもよい。
車両が出庫される際には、利用者によってどのような精算方法が選択されたかが監視される。本実施形態では、まず未精算出庫の有無が判定される。すなわち利用者による料金精算が行われていない状態で、車両の車室35からの退出が検出されたか否かが判定される(ステップ103)。
未精算出庫である場合(ステップ103のYes)、未精算出庫情報が生成される(ステップ104)。具体的には、図4に示す出庫情報81が生成される。ステータスは未精算となり、車室35から車両が退出した時間が未精算出庫日時となる。
また図4に示す未精算/一部入金出庫情報82が生成される。未精算/一部入金ステータスは未精算となり、未収金額は未精算の駐車料金が記憶される。駐車料金は、入庫日時及び未精算出庫日時をもとに、所定の料金体系に沿って算出される。生成された出庫情報81及び未精算/一部入金出庫情報82は、駐車場管理装置40のDB42に記憶される。
また本実施形態では、車両ナンバーに基づいて、図5に示す先払い/未払い車両情報83が検索される。同じ車両ナンバーを含む先払い/未払い車両情報83が記憶されている場合には、未精算/一部入金出庫情報82内の未収金額が、未精算総額に加算される。また差額及び未精算履歴が更新される。
同じ車両ナンバーを含む先払い/未払い車両情報83が記憶されていない場合には、新たな管理番号のもとに、先払い/未払い車両情報83が新規作成される。現在入金額や入金総額等は0となり、未精算総額、未精算履歴、及び差額等が適宜格納される。
なお図4に示す在車情報DB内の、車両が出庫した車室35に関する在車情報80は消去される。
未精算出庫ではない場合(ステップ103のNo)、一部入金出庫であるか否かが判定される(ステップ105)。本実施形態では、車両を出庫させる前に料金精算機30に対して一部入金の指示が入力された場合に、一部入金出庫であると判定される。
一部入金出庫である場合(ステップ105のYes)、一部入金出庫情報が生成される(ステップ106)。具体的には、ステータスが一部入金となる出庫情報81が生成される。未精算出庫日時は、車両の出庫時間となる。また未精算/一部入金出庫情報82が生成される。未精算/一部入金は一部入金となり、未収金額は未精算金額、すなわち駐車料金から入金額を減算した値となる。
これらの情報に基づいて、先払い/未払い車両情報83が検索される。同じ車両ナンバーの情報が存在する場合には、未収金額が未精算総額に加算され、差額等が更新される。DB内に情報が存在しない場合には、新規の先払い/未払い車両情報83が作成される。なお在車情報DB内の在車情報80は消去される。
一部入金出庫でない場合(ステップ105のNo)、精算出庫であるか否かが判定される(ステップ107)。ここでいう精算出庫は、今回の駐車分の駐車料金の全額を精算して出庫することをいう。料金精算機30に対して、全額精算の操作が入力された場合は、精算出庫であると判定される。当該精算操作の入力がない場合には、精算出庫ではないと判定され、ステップ107のNoからステップ103に戻る。
精算出庫である場合(ステップ107のYes)、今回の駐車分の料金精算に併せて、過去の未精算の金額の全額又は一部を精算する過去分精算が行われるか否かが判定される(ステップ108)。
過去分精算が行われない場合(ステップ108のNo)、通常の事前精算出庫となり、事前精算出庫情報が生成される(ステップ109)。具体的には、ステータスが精算済となり、精算日時及び精算金額の情報を含む出庫情報81が生成される。未精算/一部入金出庫情報82は生成されない。また駐車場管理装置40による、先払い/未払い車両情報DBへの検索や更新等もない。
在車情報80は、精算が完了すると精算日時及び精算金額が入力され、車両が退出すると消去される。また、出庫情報81は、例えば運営収支情報として使用することが可能である。
過去分精算が行われる場合(ステップ108のYes)、過去分精算情報が生成される(ステップ110)。ステップ109にて生成される出庫情報81に加えて、精算された過去の未精算金額等の情報が生成され、これらの情報に基づいて、先払い/未払い車両情報83の未精算総額、差額、及び精算済履歴等が更新される。
なお本実施形態では、駐車場料金の全額入金、一部入金、及び過去分精算を行う際に、プールされている現在入金額を使用することが可能である。料金精算機30に、現在入金額の使用指示が入力された場合には、使用される金額等を含む使用情報が生成される(ステップ106、109、110)。駐車場管理装置40は、使用指示に応じた使用金額を、先払い/未払い車両情報83内の現在入金額から減算する。それに応じて差額等も更新される。なお、月次の決済日において、差額がプラスで、且つ未精算総額が残っている場合には、自動的に差額から減算してもよい。
[精算操作画面]
図7~図11は、料金精算機30のタッチパネル57に表示される操作画面の構成例を示す図である。料金精算機30により、精算操作用の画像(GUI)が生成されタッチパネル57に表示される。これにより図7~図11に示す各操作画面が構成される。
未精算出庫をする場合には、精算操作をすることなく車両を出庫すればよい。例えば所持金が少ない場合や精算する時間がない場合等において、未精算出庫が選択される。未精算金額は、上記した過去分精算や後述する後精算により十分に回収可能である。
図7Aは、初期画面の一例を示す画像である。利用者により、初期画面100内の精算ボタン101が選択される。これにより図7Bに示す車室ナンバー入力画面110が表示される。なお初期画面100内の後精算ボタン102については後述する。
利用者はテンキー111を用いて、自分の車両が駐車されている車室35のナンバーを入力する。入力されたナンバーは、ナンバー表示部112に表示され、エンターキーが選択されることで、図8Aに示す料金表示画面120が表示される。
なお車室ナンバー入力画面110内の取消ボタン113が選択されると、初期画面100に戻る。精算ボタン114及び後精算ボタン115を選択すると、互いの精算モードを切り替えることが可能となる。図7Bに示す例では、精算モードが選択されている旨が認識可能なように、精算ボタン114が強調表示されている。これにより操作性が向上される。
図8Aに示すように、料金表示画面120には、駐車料金と、投入金額と、車両ナンバーとが表示される。また料金表示画面120には、係員ボタン121、差額確認ボタン122、一部入金ボタン123、取消ボタン124、及び戻るボタン125が表示される。
利用者は表示された駐車料金及び投入金額を確認しがなら、料金精算機30に金銭を投入する。駐車料金もしくはそれ以上の金額が投入された時点で精算が開始され、通常の事前精算が実行される。(図6のステップ109へのフロー)。なお精算対象となる車両のナンバーが表示されるので、精算間違い等を十分に防止することが可能である。
図8Aに示す例では、駐車料金3000円に対して、2000円が投入されている。この状態で、一部入金ボタン123が選択されると、一部入金精算となる(ステップ106へのフロー)。料金表示画面120内の累積の差額とは、現時点における現在入金額と未精算総額との差額を意味する。差額確認ボタン122を選択すると、図8Bに示す差額表示画面130が表示される。
なお差額が存在する場合には、その旨が認識可能なように、累積の差額の文字が強調されて表示される。差額が無い場合には、強調表示は行われない。差額の有無を表現する方法は、当該強調表示に限定されない。また係員ボタン121を選択すると管理機関のオペレーターと通話が可能となる。戻るボタン125を選択すると、直前の画面(本例では車室ナンバー入力画面110)に戻る。
図8Bに示すように差額表示画面130には、差額と、料金残高と、車両ナンバーと、一部入金精算をした場合の更新後の差額(未精算総額に未精算の金額を加算した値)が表示される。また差額表示画面130には、一部入金ボタン131、先払い/未払い情報ボタン132と、取消ボタン133と、戻るボタン134とが表示される。
一部入金精算を選択した場合の更新後の差額が表示されるので、利用者は、安心して計画的に一部入金精算ボタン131を選択して、一部入金精算を行うことが可能となる。現時点までの現在入金額及び未精算総額等を確認したい場合には、先払い/未払い情報ボタン132が選択される。これにより図9Aに示す先払い/未払い情報表示画面140が表示される。
図9Aに示すように先払い/未払い情報表示画面140には、先払い料金(現在入金額)と、未払い料金(未精算総額)と、投入金額と、車両ナンバーとが表示される。また先払い/未払い情報表示画面140には、残高使用ボタン141と、先払い料金の詳細ボタン142と、過去精算ボタン143と、未払い料金の詳細ボタン144と、取消ボタン145と、戻るボタン146とが表示される。
先払い料金及び未払い料金が表示されるので、例えば利用者は、これらのバランス等を考えながら精算方法を選択することが可能となる。先払い料金の詳細ボタン142を選択すると、図9Bに示す入金詳細情報画面150が表示される。入金詳細情報画面150には、図5に示す先払い/未払い車両情報83内の入金総額や入金履歴等が表示される。図9Bに示す例では、現金で前払いした日時及び金額と、プリペイド残高が表示されている。前ボタン151や次ボタン152を操作することで、他の入金履歴等を表示させることが可能である。
先払い/未払い情報表示画面140内の残高使用ボタン141を選択すると、先払い料金を使用することが可能となる。図示は省略するが、例えばテンキー等を含む画面が表示され、それを使って使用金額が入力される。入力された使用金額と投入金額との合計額が、今回の精算金額として表示される。
合計の精算金額が駐車料金よりも少ない場合は、一部入金出庫となる。合計の精算金額が駐車料金よりも大きい場合は、事前精算出庫となる。なお駐車料金と同額の値が合計の精算金額の上限値として設定されてもよい。もちろん投入金額が0円の状態で、先払い料金を使用することも可能である。
投入金額が0円であり、先払い料金の使用額も0円で精算することも可能である。例えば所持金がなく、先払い料金も0円であった場合等に、そのような出庫が考えられる。このような精算操作は、未精算の指示の入力に相当する。
未払い料金の詳細ボタン144を選択すると、図10に示す未精算詳細情報画面160が表示される。未精算詳細情報画面160には、図5に示す先払い/未払い車両情報83内の未精算履歴や精算済履歴等が表示される。
図10に示す例では、未精算の金額が発生した駐車場No、駐車スペース(車室)No、入庫/出庫日時、未精算か一部入金かの判別情報、及び未精算金額が表示される。前ボタン161や次ボタン162を操作することで、他の未精算履歴等を表示させることが可能である。
先払い/未払い情報表示画面140内の過去精算ボタン143を選択すると、過去分精算が可能となる。例えば今回の駐車料金と未払い料金の合計(本例では8000円)が表示され、全額精算の有無が選択可能となる。全額精算を選択することで、過去分の未精算金額の一括精算が可能となり、高い利便性が発揮される。
テンキー等を操作して、精算額が入力可能であってもよい。あるいは図10等に示す未精算履歴に対して、精算対象となる未精算金額が指定可能であってもよい。例えば精算した過去の未精算の情報を表示させ、OKボタン を選択することで、未精算金額の指定が可能となる。なお過去分精算に、先払い料金が使用されてもよい。
本駐車場管理システム500では、利用者の所望のタイミングで、過去分精算を実行することが可能である。過去分精算は、過去に車両を駐車した駐車場のみならず、本駐車場管理システム500を利用する任意の駐車場の料金精算機30にて実行可能である。あるいは駐車場以外の他の施設等に配置された料金精算機30が使用可能であってもよい。
後精算を実行するためには、図7に示す初期画面100内の後精算ボタン102が選択される。そうすると図11Aに示す車両ナンバー入力画面170が表示される。利用者は車両ナンバーの4桁の一連番号を入力する。そうすると図11Bに示す後精算車ナンバー選択画面180が表示される。後精算車ナンバー選択画面180には、先払い/未払い車両情報DBに記憶された、同じ4桁の一連番号を有する車両ナンバーの一覧が表示される。
利用者は自分の車両の車両ナンバーを選択する。そうすると図9Aに示す先払い/未払い情報表示画面140が表示され、過去精算ボタン143を選択することで、適宜過去分精算を実行することが可能となる。このように車両ナンバーを入力することで、いずれかの駐車場からでも、後精算を容易に実行すること可能である。
図7~図11に示す各画面を構成する画像は、本実施形態において、差額情報に関する画像に相当する。図7~図11に示すように、差額情報に関す画像は、以下の情報を含む。
差額…図8B参照
差額の有無…図8Aの累積の差額の文字の強調表示
差額を利用した精算の指示ボタン…一部入金ボタン123及び131、残高使用ボタン141、過去精算ボタン143等
現在入金額…図9Aの先払い料金
入金総額及び入金履歴…図9B参照
未精算総額…図9Aの未払い料金
未精算履歴及び精算済履歴…図10参照(精算済履歴の表示例は省略)
各操作画面の具体的な構成や表示方法は限定されず、任意に設定されてよい。
図12は、利用者ごとに作成される利用者ページ(Webページ)の一例である。例えば本駐車場管理システム500の利用に、会員登録が条件となってもよい。利用者により、氏名、住所、車両ナンバー、連絡先のメールアドレス等が入力される。駐車場管理装置40は、入力された情報を会員登録DBに登録し、図5に示す先払い/未払い車両情報83を作成する。また会員となった利用者用の利用者ページ200を作成する。利用者ページ200は、例えば利用者のログイン操作により、利用者端末10に表示される。
図12に示すように利用者ページ200は、差額情報、当月利用情報、プリペイド入金、クレジット情報、ユーザ設定、及びご利用履歴のタブ201を有する。差額情報のタブ201が選択されると、差額に関する種々の情報が表示される。図12に示す例では、現時点での差額と、後精算実行ボタン202と、車両ナンバーと、決済情報が表示される。もちろんこれらの情報に限定されるわけではない。
後精算実行ボタン202を選択すると、上記で説明した後精算を実行することが可能となる。例えば過去の未精算金額の全額又は一部がクレジット決済等により精算される。このように任意の場所にて、利用者端末10を用いて、未精算部の金額を精算することが可能である。これにより非常に高い利便性を発揮することが可能となる。または、利用者端末10に接続される任意の電子決済手段により決済することも可能である。
当月利用情報としては、当月の駐車場の利用履歴、入金履歴、未精算履歴等が表示される。プリペイド入金のタブ201が選択されると、プリペイド残高、プリペイド支払いの履歴、支払い額、プリペイド金額のチャージ履歴、チャージ額等が表示される。クレジット情報としては、クレジット決済に関する情報が表示される。ユーザ設定のタブ201が選択されると、その他の諸々の設定情報が表示される。ご利用履歴のタブ201が選択されると、現時点までの種々の履歴情報が表示される。なお、プリペイド・チャージ等は、必ずしもプリペイドカードを使用した情報や使用方法に限定されず、料金精算機30での一部入金をチャージと同じに扱ったり、組合せてもよい。
また利用者ページ200に表示される種々の機能ボタン203を選択することで、種々のサービスを利用することが可能となる。図12に示す例では、空き駐車場の検索、地図表示による検索、予約サービス、駐車料金の支払いサービス、その他諸々のサービス等を利用することができる。また差額が所定の閾値よりも小さくなった場合(例えばマイナスになった場合等)に、メールが送信されてもよい。
以上、本実施形態に係る駐車場管理システム500では、現在入金額及び未精算総額が記憶され、その差額に関する差額情報が出力される。従って利用者は、金銭を先払いしてプールさせることや、未精算の状態で車両を出庫させること等が可能となる。これにより、未精算出庫、一部入金出庫、未払い料金の精算、及び先払い金額の使用等の、利用者の状況等に応じた種々の精算方法を選択することが可能となる。この結果、利用者が料金を精算する際の利便性を向上させることが可能となる。
また事前精算を忘れてしまった場合、所持金が駐車料金よりも少ない場合、又は料金精算機30の故障等により釣銭を出すことができない場合等が発生した場合でも、各状況に柔軟に対応することが可能となる。特に未精算の金額が発生してしまう場合、従来では、オペレーターとの相談の上、利用者の個人情報を控え、後の支払い方法や日時等を決定するといったことが必要であった。本発明を利用することで、そのような打ち合わせ等が不要となり、後精算や過去分精算等により、確実に料金を回収することが可能である。この結果、駐車場の管理者側の料金回収の負担を十分に低減することが可能となる。
また利用者が未精算出庫を行い、そのことを忘れてしまった場合でも、次回以降の料金精算時に、差額情報が表示されるので、未精算の金額があることを簡単に思い出すことができる。また未精算金額の支払いの督促等とは違い差額金額の表示であるので、利用者の気分を害することもなく、また不信感を抱かせることもなく、利用者の納得のもとにスムーズに料金を回収することが可能となる。
[その他の実施形態]
本発明は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態で実現することができる。
上記では、利用者による料金精算が行われていない状態で、利用者の車両の車室からの退出が検出されると、未精算出庫であると判定された。そして未精算の金額が、未精算総額に加算された。これに代えて車両の出庫から所定の時間が経過するまでは、未精算出庫ではなく一時未精算出庫であると判定され、所定の時間の経過後に未精算出庫と判定されてもよい。一時未精算出庫であると判定されている間(所定の時間の経過前)は、未精算金額は未精算総額に加算されず、駐車料金の全額精算又は一部精算が可能であってもよい。
例えば所定の時間の経過前は、図4に示す在車情報80は消去されず、出庫情報81及び未精算/一部入金出庫情報82は生成されない。そして駐車料金の全額又は一部が精算されれば、在車情報80が消去され、出庫情報81等が生成される。これにより出庫直後に精算忘れに気付いた場合や、待機している車両のためにとりあえず車両を出庫させてそれから精算を行うといった場合に、柔軟に対応することが可能となり高い利便性を発揮することが可能となる。なお所定の時間の経過前に他の車両が入庫した場合には、その時点で未精算出庫と判定されてもよい。もっとも、未精算出庫となっても、すぐに後精算で出庫後の精算を容易に行なうことができる。
上記では、車両識別情報として、ナンバープレート情報が用いられた。これに限定されず、例えば車両に搭載されたETC(Electronic Toll Collection)車載器を識別するWCN(Wireless Call Number)を含む情報が、車両識別情報として用いられてもよい。
本発明は、フラップ装置やゲート装置が備えられた駐車場にも適用可能である。フラップ装置やゲート装置が備えられる場合には、例えば未精算出庫ボタン等が準備され、当該ボタンを選択することでフラップ装置等が出庫可能に動作する。これにより未精算出庫が可能となる。ただし、この操作をせずに無理やり出庫した場合は、不正出庫として扱われる。
本駐車場管理システム500を運営する運営機関への通信又は通話により、車両ナンバーを通知することで、運営機関側から後精算を可能とする手段が提供されてもよい。例えば利用者からの通知が駐車場等から行われた場合には、当該駐車場等に配置された駐車場装置が遠隔操作され、図9Aに示す先払い/未払い情報表示画面140が表示される。あるいは先払い/未払い情報表示画面140を表示させるためのコード情報等が利用者に送信されてもよい。利用者は駐車場に出向いた際に駐車場装置30にコード情報を入力することで、先払い/未払い情報表示画面140を表示させて後精算を実行する。これにより利用者にとっての利便性を向上させることが可能となる。
差額の情報を実績情報として、様々なサービスと連携されてもよい。例えば先払い料金の多さに応じたポイントの付与や駐車料金の割引等が考えられる。あるいは未払い料金の累積額の制限や、駐車料金の割り増し等が行われてもよい。
本開示では、車両は、自動車に限定されず、自転車や二輪車(バイク)等も含む。すなわち上記で説明した駐車場は、自転車等を駐車するための駐輪場を含む概念である。
本発明は、車両識別番号と関連付けて管理することの可能であるならば、駐車料金以外の種々の料金に対しても適用可能である。例えばドライブスルー、ガソリンスタンド、高速道路のサービスエリア等において、車両ナンバーやWCN等に関連付けて商品代金等が記憶可能であるならば、本発明を適用することで上記した未精算や一部入金精算等が可能となる。
上記では駐車場管理装置が、本発明に係る情報処理部(記憶部及び出力部)としての機能を有する情報処理装置として構成された。これに代えて、料金精算部として機能する駐車場装置に、記憶部及び出力部の機能が備えられてもよい。この場合、当該駐車場装置は、本発明に係る情報処理装置の一実施形態として機能する。また情報処理部としての機能の一部が駐車場装置に備えられ、他の一部が駐車場管理装置に備えられる場合もあり得る。
以上説明した本発明に係る特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。すなわち各実施形態で説明した種々の特徴部分は、各実施形態の区別なく、任意に組み合わされてもよい。また上記で記載した種々の効果は、あくまで例示であって限定されるものではなく、また他の効果が発揮されてもよい。
また本発明は、請求の範囲及び明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨又は思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う駐車場管理システムもまた本発明の技術思想に含まれる。
本発明の技術は、複数のフラップレス式駐車場を含み、他にも複数のゲート式駐車場か個別ロック式( フラップ式)駐車場やゲート式駐車場を、統合して管理する駐車場管理システムに好適に利用することができる。
10…利用者端末
30…駐車場装置(料金精算機)
31…駐車場
35…車室
36…個別監視装置
40…駐車場管理装置
41…サーバ装置
42…DB
74…先払い/未払い車両情報管理部
80…在車情報
81…出庫情報
82…未精算/一部入金出庫情報
83…先払い/未払い車両情報
100…初期画面
110…車室ナンバー入力画面
120…料金表示画面
130…差額表示画面
140…情報表示画面
150…入金詳細情報画面
160…未精算詳細情報画面
170…車両ナンバー入力画面
180…後精算車ナンバー選択画面
200…利用者ページ
500…駐車場管理システム

Claims (14)

  1. 利用者の車両を識別可能な車両識別情報を生成する生成部と、
    利用者の精算操作を受付ける料金精算部と、
    前記生成された車両識別情報に関連付けて当該利用者の未精算の金額を含む未精算情報を記憶する記憶部と、前記未精算情報を前記料金精算部に出力する出力部とを有する情報処理部と
    を具備し、
    前記料金精算部は、精算希望金額の入力を含む前記未精算の金額を精算する指示を受付け、
    前記情報処理部は、前記未精算の金額を精算する指示が受付けられた場合、入力された前記精算希望金額を前記記憶部に記憶された未精算総額から減算する
    情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記未精算情報は、過去に発生した前記未精算の金額の履歴を含む未精算履歴を含み、
    前記未精算の金額を精算する指示は、前記未精算履歴の中から精算を希望する前記未精算の金額を選択する指示を含む
    情報処理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理システムであって、
    前記料金精算部は、前記利用者が前記利用者の車両を使って利用可能な施設に設置された料金精算機を含む
    情報処理システム。
  4. 請求項3に記載の情報処理システムであって、
    前記施設は、駐車場、ドライブスルー方式の店舗、ガソリンスタンド、又は高速道路のサービスエリアの少なくとも1つを含む
    情報処理システム。
  5. 請求項1から4のうちいずれか1項に記載の情報処理システムであって、
    前記料金精算部は、表示部を有し、前記出力部により出力された前記未精算情報に関する画像を前記表示部に表示する
    情報処理システム。
  6. 請求項1から5のうちいずれか1項に記載の情報処理システムであって、
    前記情報処理部は、前記未精算の金額が発生した場合に、当該未精算の金額を前記記憶部に記憶された未精算総額に加算する
    情報処理システム。
  7. 請求項6に記載の情報処理システムであって、さらに、
    車室への車両の進入、及び車室からの車両の退出を検出可能な検出部を具備し、
    前記情報処理部は、利用者による料金精算が行われていない状態で、当該利用者の車両の車室からの退出が検出された場合に、料金が未精算であると判定する
    情報処理システム。
  8. 請求項6又は7に記載の情報処理システムであって、
    前記料金精算部は、未精算の指示及び一部入金の指示を受付可能であり、
    前記情報処理部は、未精算の指示又は一部入金の指示が受付けられた場合に、前記未精算の金額が発生したと判定する
    情報処理システム。
  9. 請求項1から8のうちいずれか1項に記載の情報処理システムであって、
    前記車両識別情報は、車両のナンバープレート情報である
    情報処理システム。
  10. 請求項9に記載の情報処理システムであって、
    前記料金精算部は、前記ナンバープレート情報の入力を受付け可能である
    情報処理システム。
  11. 請求項1から10のうちいずれか1項に記載の情報処理システムであって、
    前記情報処理部は、利用者ごとに、当該利用者の車両に関する前記未精算情報を少なくとも含むWebページを生成するWebページ生成部を有する
    情報処理システム。
  12. 利用者の車両を識別可能な車両識別情報に関連付けて当該利用者の未精算の金額を含む未精算情報を記憶する記憶部と、
    利用者の精算操作を受付ける料金精算部に前記未精算情報を出力する出力部と
    を具備し、
    前記料金精算部により精算希望金額の入力を含む前記未精算の金額を精算する指示が受付けられた場合、入力された前記精算希望金額を前記記憶部に記憶された未精算総額から減算する
    情報処理装置。
  13. 利用者の車両を識別可能な車両識別情報に関連付けて当該利用者の未精算の金額を含む未精算情報を記憶部に記憶し、
    利用者の精算操作を受付ける料金精算部に前記未精算情報を出力し、
    前記料金精算部により精算希望金額の入力を含む前記未精算の金額を精算する指示が受付けられた場合、入力された前記精算希望金額を前記記憶部に記憶された未精算総額から減算する
    ことをコンピュータが実行する情報処理方法。
  14. 利用者の車両を識別可能な車両識別情報に関連付けて当該利用者の未精算の金額を含む未精算情報を記憶するステップと、
    利用者の精算操作を受付ける料金精算部に前記未精算情報を出力するステップと
    前記料金精算部により精算希望金額の入力を含む前記未精算の金額を精算する指示が受付けられた場合、入力された前記精算希望金額を前記記憶するステップにおいて記憶された未精算総額から減算するステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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