JP7275503B2 - 発行装置、発行システム、発行方法 - Google Patents

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Description

本発明は、IDカード等の媒体の発行を行う発行装置等に関する。
従来、顔画像付きのIDカードを発行するには、ユーザが発行者に申請情報と顔画像を送り、発行者が申請情報と顔画像に基づいてIDカードの発行用データを制作した後、IDカードを印刷してユーザに郵送する。
特許文献1には、ユーザ端末からユーザの個人データ等をサーバに送信し、証明写真機で撮影したユーザの顔写真データを証明写真機からサーバに送信することで、これらのデータを用いて受験票が印刷され、ユーザに郵送されることが記載されている。
特開2015-069307号公報
ところで、ユーザにはIDカードに利用した顔画像を別の媒体の発行時にも利用することで、顔画像の撮影の手間を軽減したい、気に入った顔画像を再利用したい、といったニーズがある。現行のシステムは、そのようなニーズに対応していないか、または顔画像の再利用が可能であっても再利用時にコードの入力や読取を必要とし、ユーザにとっては面倒であり、またコードを忘却したり紛失したりすると再利用ができなかった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、顔画像等の生体情報の再利用を容易にできる発行装置等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、ユーザに媒体を発行する発行装置であって、ユーザの第1の生体情報を含む媒体を発行する発行部と、媒体を発行したユーザの前記第1の生体情報を含む、前記第1の生体情報の記録要求をサーバに送信する記録要求部とを有し、ユーザの第2の生体情報を取得して前記サーバに送信し、前記発行部は、前記サーバに記録された前記第1の生体情報に、前記第2の生体情報と一致するものが存在しないと前記サーバによって判定される場合、前記第1の生体情報をユーザから取得して前記第1の生体情報を含む媒体を発行し、前記サーバに記録された前記第1の生体情報に、前記第2の生体情報と一致するものが存在すると前記サーバによって判定される場合、前記第1の生体情報を前記サーバから受信して前記第1の生体情報を含む新たな媒体を発行することを特徴とする発行装置である。
本発明では、発行装置によってユーザの顔画像等の生体情報(第2の生体情報)を認証用に取得するだけで、生体認証を経て、以前の媒体発行時にサーバに記録したユーザの生体情報(第1の生体情報)を再利用した新たな媒体を容易に発行することができる。本発明では生体情報の再利用に際しコードの入力等が不要なので、ユーザの負担が軽減される。
前記第1、第2の生体情報は例えば顔画像であり、前記発行装置は例えば証明写真機である。また前記発行装置は、前記第1の生体情報である顔画像の撮影を、撮影のためのガイダンスを表示部に表示して行い、前記第2の生体情報である顔画像の撮影を、前記ガイダンスを前記表示部に表示せずに行うことも望ましい。
生体情報としては顔画像を用いることができ、街頭などに設置された証明写真機でこれを容易に取得することができる。
また、前記サーバに記録された前記第1の生体情報に、前記第2の生体情報と一致するものが存在すると前記サーバによって判定される場合、前記第1の生体情報を利用するか否かを選択するための選択画面を表示する表示部を有することも望ましい。
本発明では、上記の選択画面を表示することで、以前の生体情報を再利用するか否かをユーザが選択できるようになる。
の発明は、ユーザに媒体を発行する発行装置と、サーバとを有する発行システムであって、前記発行装置は、ユーザの第1の生体情報を含む媒体を発行する発行部と、媒体を発行したユーザの前記第1の生体情報を含む、前記第1の生体情報の記録要求をサーバに送信する記録要求部と、を有し、ユーザの第2の生体情報を取得して前記サーバに送信し、前記発行部は、前記サーバに記録された前記第1の生体情報に、前記第2の生体情報と一致するものが存在しないと前記サーバによって判定される場合、前記第1の生体情報をユーザから取得して前記第1の生体情報を含む媒体を発行し、前記サーバに記録された前記第1の生体情報に、前記第2の生体情報と一致するものが存在すると前記サーバによって判定される場合、前記第1の生体情報を前記サーバから受信して前記第1の生体情報を含む新たな媒体を発行することを特徴とする発行システムである。
の発明は、第1の発明の発行装置とサーバによる発行システムである。
の発明は、発行装置が、ユーザの第1の生体情報を含む媒体を発行するステップと、媒体を発行したユーザの前記第1の生体情報を含む、前記第1の生体情報の記録要求をサーバに送信するステップと、を実行し、且つ前記発行装置は、ユーザの第2の生体情報を取得して前記サーバに送信し、前記サーバに記録された前記第1の生体情報に、前記第2の生体情報と一致するものが存在しないと前記サーバによって判定される場合、前記第1の生体情報をユーザから取得して前記第1の生体情報を含む媒体を発行し、前記サーバに記録された前記第1の生体情報に、前記第2の生体情報と一致するものが存在すると前記サーバによって判定される場合、前記第1の生体情報を前記サーバから受信して前記第1の生体情報を含む新たな媒体を発行することを特徴とする発行方法である。
の発明は、第1の発明の発行装置による媒体の発行方法である。
本発明により、顔画像等の生体情報の再利用を容易にできる発行装置等を提供することができる。
発行システム1を示す図。 発行装置2の外観を示す図。 発行装置2のシステム構成を示す図。 制御装置20のハードウェア構成を示す図。 サーバ3のハードウェア構成を示す図。 発行システム1の機能構成を示す図。 発行データ100の例。 媒体の発行の手順を示すフローチャート。 表示部21の画面の例。 IDカード10の例。 チケット11の例。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(1.発行システム1)
図1は本発明の実施形態に係る発行システム1を示す図である。発行システム1は発行装置2、サーバ3等を有し、ユーザの申請に係るIDカード等の媒体をユーザに発行する。
発行装置2はユーザが自身の撮影を行う写真撮影装置としての機能も有し、例えば街頭に設置された証明写真機である。発行装置2はユーザを撮影してその画像を証明写真としてプリントする(証明写真サービス)のに加え、IDカード等の媒体の発行を行う。
図2は発行装置2の外観を示す図であり、図3は発行装置2のシステム構成を示す図である。
発行装置2はボックス状の外観を有し、制御装置20、表示部21、課金部22、撮影部23、照明24、プリンタ25、プリント物取出口26、読取部27、カーテン28、センサ29等を有する。
制御装置20は発行装置2の内部に設けられ、発行装置2の処理全体を制御する。
図4は制御装置20のハードウェア構成を示す図である。図4に示すように、制御装置20は、例えば制御部201、記憶部202、入力部203、通信部204等をバス等により接続して構成したコンピュータにより実現できる。但しこれに限ることなく、適宜様々な構成をとることができる。
制御部201はCPU、ROM、RAMなどから構成される。CPUは、記憶部202、ROMなどの記憶媒体に格納された制御装置20の処理に係るプログラムをRAM上のワークエリアに呼び出して実行し、発行装置2の各部を制御して後述する処理を実現する。ROMは不揮発性メモリであり、ブートプログラムやBIOSなどのプログラム、データなどを恒久的に保持している。RAMは揮発性メモリであり、記憶部202、ROMなどからロードしたプログラムやデータを一時的に保持するとともに、制御部201が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。
記憶部202はハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリ等であり、後述する処理に際し制御装置20が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーションシステム)等が格納される。これらのプログラムやデータは、制御部201により必要に応じて読み出され実行される。
入力部203は制御装置20に各種の設定入力を行うものである。
通信部204はネットワーク等を介した通信を媒介する通信インタフェースであり、サーバ3等との間で通信を行う。
図2、3の説明に戻る。表示部21は、発行装置2の入力部を兼ねたタッチパネル付ディスプレイ等により実現される。表示部21は、ユーザの操作、選択に係る各種の画面を表示し、画面上のタッチパネル操作によるユーザの指示入力等を受付ける。
課金部22は、硬貨や紙幣の投入口、つり銭返却口、レシート取出口、レシートプリンタ等(不図示)を備え、ユーザからの課金やレシートの発行を管理する。
撮影部23は、撮影窓の内側にカメラ等を設けたものである。カメラには例えば高解像度のデジタルカメラが用いられるが、これに限ることはない。
照明24は、発行装置2のボックス内の全体を照らす照明である。照明24は例えば白色の光を照射する面光源であり、撮影部23の上部に設けられるが、これに限ることはない。なお、発行装置2のボックス内には撮影時のフラッシュ用にストロボ光源も設けられる。
プリンタ25は、画像を用紙にプリントするものであり、発行装置2の内部に設けられる。画像をプリントしたプリント物はプリント物取出口26に排出される。プリンタ25の方式や設置台数等は特に問わない。
読取部27は、読取用のイメージスキャナ等を有する。
カーテン28は、発行装置2のボックス内を外部から遮るものである。
センサ29は、発行装置2のボックス内に入ったユーザを検知するセンサである。センサ29は例えば赤外線センサであるが、これに限ることはない。
サーバ3は、IDカード等の媒体の発行者のサーバであり、発行装置2とネットワークを介して通信可能に接続される。サーバ3は、媒体の発行データを記憶し、媒体発行に係る各種の処理を行う。発行データについては後述する。
図5はサーバ3のハードウェア構成を示す図である。図5に示すように、サーバ3は、例えば制御部31、記憶部32、表示部33、入力部34、及び通信部35等をバス等により接続して構成したコンピュータにより実現できる。但し、これに限ることなく、適宜様々な構成をとることができる。
制御部31、記憶部32、入力部34、通信部35の機能は上述した制御部201、記憶部202、入力部203、通信部204と略同様である。表示部33は液晶パネル等のディスプレイ装置を備える。入力部34はキーボード、マウス等のポインティングデバイス、テンキー等の入力装置を有し、記憶部32には後述する処理をサーバ3に実行させるためのプログラムが格納される。
図6は発行システム1の機能構成を示す図である。図6に示すように、発行システム1は、発行部101、記録要求部102、取得部103、表示部104、発行データ記憶部105、受信部106、送信部107等を有する。
発行部101は、発行装置2が、ユーザの顔画像(第1の生体情報)を含むIDカード等の媒体をプリンタ25によって印刷し発行するものである。
記録要求部102は、発行装置2が、媒体を発行したユーザの顔画像の記録要求を通信部204を介してサーバ3に送信し、当該顔画像を発行データとしてサーバ3に記録するものである。
取得部103は、発行装置2が、ユーザに新たな媒体を発行する際、撮影部23によってユーザの顔画像を撮影し取得するものである。この顔画像は後述するように生体認証に用いられるものであり、媒体に印刷される顔画像と区別するため、以下の説明では特に「認証用顔画像」(第2の生体情報)というものとする。
表示部104は、取得部103で取得した認証用顔画像とサーバ3に記録された顔画像が一致する場合、発行装置2が、サーバ3に記録された顔画像を利用するか否かを選択するための選択画面を表示部21に表示するものである。
発行データ記憶部105は、サーバ3が、発行装置2で媒体を発行したユーザの顔画像を発行データとして記憶部32に記憶するものである。
受信部106は、ユーザに新たな媒体を発行する際、サーバ3が当該ユーザの認証用顔画像を通信部35を介して発行装置2から受信するものである。
送信部107は、受信部106で受信した認証用顔画像と発行データ記憶部105で記憶された顔画像が一致する場合、サーバ3が、発行データ記憶部105で記憶された顔画像を通信部35を介して発行装置2に送信するものである。
図7は発行データ100の例である。発行データ100は、例えばユニークID110、申請情報120、顔画像130、特徴量140等を紐付けてサーバ3の記憶部32に記憶したものである。
ユニークID110は、IDカード等の媒体を一意に識別する識別情報である。
申請情報120は、媒体の発行を行うためにユーザが入力する申請用のテキスト情報であり、ユーザの個人情報などを含む。
顔画像130はユーザの顔画像であり、媒体の発行時に発行装置2で撮影されたものである。
特徴量140は、上記顔画像130から算出された特徴量である。特徴量としては顔画像130に関する既知のパラメータを用いることができ、その値を既知の方法で算出できる。
(2.発行システム1の処理)
次に、発行システム1の処理について説明する。本実施形態の発行システム1では、IDカードやチケット等の複数の顔画像付き媒体の発行を同じ顔画像を利用して行うことができ、以下ではそれぞれの手順について説明する。
(2-1.IDカードの発行)
図8は、ユーザが媒体を発行する際の手順を示すフローチャートであり、図8のS101~S102、S107~S109、S111~S115は発行装置2の制御装置20が実行する。その他の処理はサーバ3の制御部31が実行する。
本実施形態では、ユーザが上記の媒体として初回にIDカードを発行するものとし、ここではまずIDカードの発行の手順について説明する。IDカードはユーザの本人確認が可能なカードであり、例えば社員証、学生証、運転免許証、マイナンバーカード、在留カード、受験票などであるが、これに限定されない。
IDカードを発行するユーザは、街頭の発行装置2へと向かい、発行装置2のボックス内に入る。発行装置2は、センサ29によってユーザを検知すると表示部21にトップ画面を表示させる。
図9(a)は表示部21のトップ画面の例である。本実施形態ではトップ画面でサービスの選択を行うことができ、証明写真サービスを始めとした各種のサービスがボタン211によって選択可能に表示される。IDカードやチケット等の媒体の発行はそのサービスの一つであり、ここでは表示部21のタッチパネル操作によりIDカードの発行を行うためのボタン211をユーザが選択するものとする。
IDカードの発行が選択されると、発行装置2は撮影部23によってユーザの認証用顔画像を撮影して取得し(S101)、当該認証用顔画像をサーバ3に送信する(S102)。なお、この撮影はガイダンス等を出さずに行っており、ユーザに意識されることはない。
サーバ3は、認証用顔画像を受信する(S103)と、その認証用顔画像と一致する顔画像130が存在するか否かを判定する(生体認証)。この判定は特徴量によって行い、S103で受信した認証用顔画像の特徴量を算出(S104)した後、発行データ100を検索して当該特徴量と一致する特徴量140を有する顔画像130が存在するか否かを判定する(S105)。
ここではユーザが初回に媒体(IDカード)を発行するので、当該特徴量と一致する特徴量140を有する顔画像130は未だ存在していない状態である(S105;NO)。この場合、サーバ3は、顔画像130が存在しない旨を発行装置2に送信する(S110)。
発行装置2はこれを受信すると(S111)、ユーザの顔画像を撮影するためのガイダンスを表示部21に表示し、ユーザの顔画像を撮影する(S112)。
発行装置2は、ユーザの顔画像を撮影した後、表示部21に申請情報120の入力画面を表示する。図9(b)は表示部21に表示される申請情報120の入力画面の例であり、ユーザは、申請情報120として氏名、年齢、性別、住所などの個人情報をそれぞれの入力領域212に入力する。
発行装置2は申請情報120の入力を受付ける(S113)と、ユーザから課金を受付けた後、IDカード(媒体)の発行を行う(S114)。
図10(a)はIDカード10の例である。本実施形態では、S112でユーザを撮影して得た顔画像130、ユーザの氏名210、テキストや画像を含むテンプレート等をプリンタ25によって紙に印刷出力してIDカード10を発行する。ユーザの氏名210はS113で申請情報120として入力されたテキスト情報である。
なお、IDカード10は紙に印刷するものに限らない。例えば図10(b)に示すように、IDカード10と同じデータをデジタルID証(電子媒体)10’としてユーザの携帯端末8にデータ出力し、携帯端末8で表示されるようにしてもよい。
その後、発行装置2はサーバ3に申請情報120と顔画像130の記録要求を送信する(S115)。この記録要求には申請情報120と顔画像130が含まれる。
サーバ3は、申請情報120と顔画像130を含む記録要求を受信する(S116)と、顔画像130からその特徴量140を算出し(S117)、発行データ100を新たに作成する(S118)。この時、サーバ3はユニークID110を新たに生成し、ユニークID110と申請情報120、顔画像130、特徴量140を紐付けて発行データ100として記録する。
本実施形態では、以上の処理によりユーザにIDカード10が発行され、サーバ3はそのIDカード10の発行データ100を記憶部32に記憶する。
(2-2.チケットの発行)
ユーザは、上記の手順でサーバ3の記憶部32に記憶した顔画像130を、新たな媒体の発行時に再利用することができる。ここでは、上記新たな媒体としてイベントのチケットを発行するものとし、以下チケット発行の手順について説明する。
チケット発行の手順も、最初は図8で説明したものと同様であり、図9(a)のトップ画面にてチケット11の発行を行うためのボタン211を選択した後、図8のS101でユーザの認証用顔画像を撮影し、S102~S104の処理が行われる。
ただし、ユーザは既に顔画像130を撮影してIDカード10を発行し、その発行データ100をサーバ3に記録しているので、S105の判定では、発行データ100を検索することにより、認証用顔画像の特徴量と一致する特徴量140を有する顔画像130が存在すると判定される(S105;YES)。
この場合、サーバ3は、当該顔画像130を発行装置2に送信する(S106)。発行装置2は、顔画像130を受信すると(S107)、顔画像130を再利用する否かを選択するための選択画面を表示部21に表示させる(S108)。
図9(c)はこの選択画面の例であり、S107で受信した顔画像130と、顔画像130を再利用することを選択するための「はい」ボタン213、顔画像130を再利用しないことを選択するための「いいえ」ボタン214が表示される。
ユーザが「いいえ」ボタン214を選択した場合(S109;NO)、発行装置2は前記したS112以降の処理によりユーザの顔画像を撮影して当該顔画像を含むチケットをユーザに発行する。
一方、ユーザが「はい」ボタン213を選択した場合(S109;YES)、発行装置2は、ユーザの顔画像を撮影する代わりに、S107で受信した顔画像130を用い、前記したS113以降の処理により顔画像130を含むチケットをユーザに発行する。
図11(a)はこのチケット11の例であり、本実施形態では、S107で受信した顔画像130、ユーザの氏名230、テキストや画像を含むテンプレート等をプリンタ25によって紙に印刷出力してチケット11を発行する。ユーザの氏名230はS113で申請情報120として入力されたテキスト情報である。
IDカード10の場合と同様、図11(b)に示すようにチケット11と同じデータをデジタルチケット(電子媒体)11’としてユーザの携帯端末8にデータ出力し、携帯端末8で表示されるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、発行装置2によってユーザの認証用顔画像を取得するだけで、生体認証を経て、以前のIDカード10の発行時にサーバ3に記録したユーザの顔画像130を再利用したチケット11を容易に発行することができる。例えば、出先で急にチケット11が必要になったが撮影にふさわしくない髪や服装だった場合に、以前の顔画像130を利用したチケット11を即時に発行できる。
また本実施形態では顔画像130の再利用に際しコードの入力や読取が不要なので、ユーザの負担が軽減され、コードを忘却、紛失してしまったときでも顔画像130の再利用ができる。
また本実施形態の発行装置2は証明写真機であり、街頭などに設置された証明写真機で容易に顔画像130を取得できる。
また本実施形態では、前記した図9(c)の選択画面を表示することで、以前の顔画像130を再利用するか否かをユーザが選択できるようになる。実際には顔画像130を再利用しない場合も、ユーザは再利用できる顔画像130があることを選択画面によって少なくとも確認できる。
しかしながら、本発明は上記の実施形態に限らない。例えば本実施形態では前記のS101(図8参照)で撮影して得た認証用顔画像を発行装置2からサーバ3へ送信し、サーバ3側で認証用顔画像から特徴量を算出して特徴量の比較による生体認証を行ったが、S101で撮影した認証用顔画像の特徴量を発行装置2側で算出してサーバ3に送信し、サーバ3側では特徴量の比較のみ実行して生体認証を行うようにしてもよい。
また本実施形態ではユーザにガイダンス等を行うことなくS101で認証用顔画像の撮影を行っているが、例えば顔画像の再利用を行うか否かを選択する画面を最初に表示させ、顔画像の再利用を行うことをユーザが選択した場合にガイダンスを出してS101における認証用顔画像の撮影を行ってもよい。
また本実施形態では生体情報として顔画像を用いたが、生体情報として指紋画像や静脈画像、虹彩画像を用いることも可能である。生体情報の取得に関しては、指紋や静脈、虹彩の読取を行う読取装置を発行装置2に設けておけばよい。また複数種類の生体情報を用い、多要素認証を行えるようにしてもよい。
また、本実施形態ではIDカード10やチケット11の発行を行っているが、発行する媒体はこれに限らない。例えば各種の受付票や証明写真などであってもよいし、通行証やADカード(アクレディケーションカード)などであってもよい。これらの媒体もIDカード10やチケット11と同様、紙にプリントして発行してもよいし、電子媒体として発行してもよい。
また、本実施形態では発行装置2として証明写真機を用いたが、これに限らず、生体情報を取得でき、IDカード等の媒体の発行が可能であればよい。例えばスマートフォンなどの携帯端末を用いることも可能である。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:発行システム
2:発行装置
3:サーバ
8:携帯端末
10:IDカード
11:チケット
100:発行データ
101:発行部
102:記録要求部
103:取得部
104:表示部
105:発行データ記憶部
106:受信部
107:送信部
110:ユニークID
120:申請情報
130:顔画像
140:特徴量

Claims (7)

  1. ユーザに媒体を発行する発行装置であって、
    ユーザの第1の生体情報を含む媒体を発行する発行部と、
    媒体を発行したユーザの前記第1の生体情報を含む、前記第1の生体情報の記録要求をサーバに送信する記録要求部と、
    を有し、
    ユーザの第2の生体情報を取得して前記サーバに送信し、
    前記発行部は、
    前記サーバに記録された前記第1の生体情報に、前記第2の生体情報と一致するものが存在しないと前記サーバによって判定される場合、前記第1の生体情報をユーザから取得して前記第1の生体情報を含む媒体を発行し、
    前記サーバに記録された前記第1の生体情報に、前記第2の生体情報と一致するものが存在すると前記サーバによって判定される場合、前記第1の生体情報を前記サーバから受信して前記第1の生体情報を含む新たな媒体を発行することを特徴とする発行装置。
  2. 前記第1、第2の生体情報は顔画像であることを特徴とする請求項1記載の発行装置。
  3. 証明写真機であることを特徴とする請求項2に記載の発行装置。
  4. 前記第1の生体情報である顔画像の撮影を、撮影のためのガイダンスを表示部に表示して行い、
    前記第2の生体情報である顔画像の撮影を、前記ガイダンスを前記表示部に表示せずに行うことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の発行装置。
  5. 前記サーバに記録された前記第1の生体情報に、前記第2の生体情報と一致するものが存在すると前記サーバによって判定される場合、前記第1の生体情報を利用するか否かを選択するための選択画面を表示する表示部を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の発行装置。
  6. ユーザに媒体を発行する発行装置と、サーバとを有する発行システムであって、
    前記発行装置は、
    ユーザの第1の生体情報を含む媒体を発行する発行部と、
    媒体を発行したユーザの前記第1の生体情報を含む、前記第1の生体情報の記録要求をサーバに送信する記録要求部と、
    を有し、
    ユーザの第2の生体情報を取得して前記サーバに送信し、
    前記発行部は、
    前記サーバに記録された前記第1の生体情報に、前記第2の生体情報と一致するものが存在しないと前記サーバによって判定される場合、前記第1の生体情報をユーザから取得して前記第1の生体情報を含む媒体を発行し、
    前記サーバに記録された前記第1の生体情報に、前記第2の生体情報と一致するものが存在すると前記サーバによって判定される場合、前記第1の生体情報を前記サーバから受信して前記第1の生体情報を含む新たな媒体を発行することを特徴とする発行システム。
  7. 発行装置が、
    ユーザの第1の生体情報を含む媒体を発行するステップと、
    媒体を発行したユーザの前記第1の生体情報を含む、前記第1の生体情報の記録要求をサーバに送信するステップと、
    を実行し、
    且つ前記発行装置は、
    ユーザの第2の生体情報を取得して前記サーバに送信し、
    前記サーバに記録された前記第1の生体情報に、前記第2の生体情報と一致するものが存在しないと前記サーバによって判定される場合、前記第1の生体情報をユーザから取得して前記第1の生体情報を含む媒体を発行し、
    前記サーバに記録された前記第1の生体情報に、前記第2の生体情報と一致するものが存在すると前記サーバによって判定される場合、前記第1の生体情報を前記サーバから受信して前記第1の生体情報を含む新たな媒体を発行することを特徴とする発行方法。
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