JP7073967B2 - 証明装置、発行装置、発行システム、発行方法、プログラム - Google Patents

証明装置、発行装置、発行システム、発行方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ユーザの本人確認証が真であることを証明する証明装置等に関する。
マイナンバーカードを受け取るには、顔写真等を準備して申請を行った後、市町村等の窓口で交付手続を行う必要があり、ユーザにとっては顔写真の準備や窓口での手続に負担がかかる。そのような負担を軽減するものとして、特許文献1には街頭の証明写真機を利用してカード発行に必要な手続を行うシステムが開示されている。
マイナンバーカードの交付時には成りすましを防ぐための本人確認を行う必要があり、特許文献1では証明写真機でユーザのIC免許証を読取って本人確認用のデータを得ている。
特許第6064569号公報
このようなシステムでは、成りすましによる不正なカード取得を防止するためにより一層の信頼性が求められる。
また特許文献1のように証明写真機でIC免許証を読取る場合、ICリーダーなどの読取装置を必要とし、普及面での課題もあった。さらに、ユーザは証明写真機までIC免許証を持参しなければならず、常にIC免許証を携帯していないユーザはIC免許証を忘れる可能性もあった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、信頼性に優れた発行システムを実現できる本人確認証の証明装置等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、ユーザに対し媒体を発行する発行装置で読取られる証明物を生成する証明装置であって、ユーザの顔画像付きの本人確認証の画像に基づいて前記本人確認証の真贋を判定する真贋判定部と、前記本人確認証が真と判定された場合、ユーザの生体認証に用いる前記本人確認証の顔画像の特徴量と、前記本人確認証が真であることを示す情報と、を含む証明物を生成する生成部と、を有することを特徴とする証明装置である。
本発明では、証明装置がユーザの本人確認証の真贋判定を行い、本人確認証の顔画像の特徴量と本人確認証が真であることを示す情報を含む証明物を生成する。ユーザはこの証明物を用いて真の本人確認証を有していることを媒体の発行時に証明でき、さらに顔画像を用いた生体認証を行うことで、本人確認と本人確認証の真贋判定をパスしたことと同じになる。そのため信頼性に優れた発行システムを実現でき、しかも発行装置で本人確認証を提示する必要は無くユーザが発行装置まで本人確認証を持参する必要もない。また本人確認証の読取機能を発行装置に持たせる必要が無いので、普及に際してのコストが低く普及性にも優れている。
前記証明物は、例えば前記本人確認証の顔画像の特徴量と前記本人確認証が真であることを示す情報とを含むコードである。
本発明では、証明物としてコードを生成することで、このコードを発行装置で読取らせて媒体の発行を行うことができる。
前記真贋判定部は、例えば前記本人確認証の画像から得た文字情報を用いて前記本人確認証の真贋判定を行う。
本人確認証の真贋判定は、本人確認証の券面の文字情報を用いて好適に行うことができる。
第2の発明は、ユーザの本人確認証の顔画像の特徴量と前記本人確認証が真であることを示す情報とを含む証明物を読取る読取部と、ユーザの顔画像を撮影する撮影部と、前記撮影部で撮影した顔画像の特徴量と、前記本人確認証の顔画像の特徴量が一致する場合、ユーザに対し媒体を発行する発行部と、を有することを特徴とする発行装置である。
第2の発明の発行装置では、真の本人確認証を有していることが証明されたユーザに対し、顔画像を用いた生体認証による本人確認を行い、本人確認を経たユーザに対し媒体を発行できる。
前記発行装置は例えば証明写真機である。
本発明ではユーザの顔画像を撮影して生体認証を行うので、街頭などに設置された従前の証明写真機を発行装置として用いることができ、高い普及性を実現できる。
第3の発明は、発行装置と証明装置を含む発行システムであって、前記証明装置は、ユーザの顔画像付きの本人確認証の画像に基づいて前記本人確認証の真贋を判定する真贋判定部と、前記本人確認証が真と判定された場合、前記本人確認証の顔画像の特徴量と前記本人確認証が真であることを示す情報とを含む証明物を生成する生成部と、を有し、前記発行装置は、前記証明物を読取る読取部と、ユーザの顔画像を撮影する撮影部と、前記撮影部で撮影した顔画像の特徴量と、前記本人確認証の顔画像の特徴量が一致する場合、ユーザに対し媒体を発行する発行部と、を有することを特徴とする発行システムである。
第3の発明は、第1の発明の証明装置と第2の発明の発行装置を有する発行システムである。
第4の発明は、証明装置が、ユーザの顔画像付きの本人確認証の画像に基づいて前記本人確認証の真贋を判定するステップと、前記本人確認証が真と判定された場合、前記本人確認証の顔画像の特徴量と前記本人確認証が真であることを示す情報とを含む証明物を生成するステップと、を実行し、発行装置が、前記証明物を読取るステップと、ユーザの顔画像を撮影するステップと、前記撮影した顔画像の特徴量と、前記本人確認証の顔画像の特徴量が一致する場合、ユーザに対し媒体を発行するステップと、を実行することを特徴とする発行方法である。
第4の発明は、第3の発明の発行システムによる媒体の発行方法である。
第5の発明は、コンピュータを、ユーザに対し媒体を発行する発行装置で読取られる証明物を生成する証明装置であって、ユーザの顔画像付きの本人確認証の画像に基づいて前記本人確認証の真贋を判定する真贋判定部と、前記本人確認証が真と判定された場合、ユーザの生体認証に用いる前記本人確認証の顔画像の特徴量と、前記本人確認証が真であることを示す情報と、を含む証明物を生成する生成部と、を有する証明装置として機能させるためのプログラムである。
第5の発明は、コンピュータを第1の発明の証明装置として機能させるためのプログラムである。
本発明により、信頼性に優れた発行システムを実現できる本人確認証の証明装置等を提供することができる。
発行システム1を示す図。 発行装置2の外観を示す図。 発行装置2のシステム構成を示す図。 制御装置20のハードウェア構成を示す図。 証明装置3のハードウェア構成を示す図。 ユーザ端末5のハードウェア構成を示す図。 発行システム1の機能構成を示す図。 本人確認証の真贋判定の手順を示すフローチャート。 本人確認証10の例。 本人確認証画像50の入力画面の例。 コード300の例。 受験票200の発行の手順を示すフローチャート。 表示部21の画面の例。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(1.発行システム1)
図1は本発明の実施形態に係る発行システム1を示す図である。発行システム1は、ユーザの申請に係る受験票(媒体)をユーザに発行するものであり、発行装置2、証明装置3、ユーザ端末5等を有する。
発行装置2は、ユーザが自身の撮影を行う写真撮影装置としての機能も有し、例えば街頭に設置された証明写真機である。発行装置2はユーザを撮影してその画像を証明写真としてプリントする(証明写真サービス)のに加え、受験票の発行を行う。
図2は発行装置2の外観を示す図であり、図3は発行装置2のシステム構成を示す図である。
発行装置2はボックス状の外観を有し、制御装置20、表示部21、課金部22、撮影部23、照明24、プリンタ25、プリント物取出口26、読取部27、カーテン28、センサ29等を有する。
制御装置20は発行装置2の内部に設けられ、発行装置2の処理全体を制御する。
図4は制御装置20のハードウェア構成を示す図である。図4に示すように、制御装置20は、例えば制御部201、記憶部202、入力部203、通信部204等をバス等により接続して構成したコンピュータにより実現できる。但しこれに限ることなく、適宜様々な構成をとることができる。
制御部201はCPU、ROM、RAMなどから構成される。CPUは、記憶部202、ROMなどの記憶媒体に格納された制御装置20の処理に係るプログラムをRAM上のワークエリアに呼び出して実行し、発行装置2の各部を制御して後述する処理を実現する。ROMは不揮発性メモリであり、ブートプログラムやBIOSなどのプログラム、データなどを恒久的に保持している。RAMは揮発性メモリであり、記憶部202、ROMなどからロードしたプログラムやデータを一時的に保持するとともに、制御部201が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。
記憶部202はハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリ等であり、後述する処理に際し制御装置20が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーションシステム)等が格納される。これらのプログラムやデータは、制御部201により必要に応じて読み出され実行される。
入力部203は制御装置20に各種の設定入力を行うものである。
通信部204はネットワーク等を介した通信を媒介する通信インタフェースであり、証明装置3等との間で通信を行う。
図2、3の説明に戻る。表示部21は、発行装置2の入力部を兼ねたタッチパネル付ディスプレイ等により実現される。表示部21は、ユーザの操作、選択に係る各種の画面を表示し、画面上のタッチパネル操作によるユーザの指示入力等を受付ける。
課金部22は、硬貨や紙幣の投入口、つり銭返却口、レシート取出口、レシートプリンタ等(不図示)を備え、ユーザからの課金やレシートの発行を管理する。
撮影部23は、撮影窓の内側にカメラ等を設けたものである。カメラには例えば高解像度のデジタルカメラが用いられるが、これに限ることはない。
照明24は、発行装置2のボックス内の全体を照らす照明である。照明24は例えば白色の光を照射する面光源であり、撮影部23の上部に設けられるが、これに限ることはない。なお、発行装置2のボックス内には撮影時のフラッシュ用にストロボ光源も設けられる。
プリンタ25は、画像を用紙にプリントするものであり、発行装置2の内部に設けられる。画像をプリントしたプリント物はプリント物取出口26に排出される。プリンタ25の方式や設置台数等は特に問わない。また、受験票の発行を行うために専用のカードプリンタを設けることも可能である。
読取部27は、読取用のイメージスキャナ等を有する。
カーテン28は、発行装置2のボックス内を外部から遮るものである。
センサ29は、発行装置2のボックス内に入ったユーザを検知するセンサである。センサ29は例えば赤外線センサであるが、これに限ることはない。
証明装置3は、ユーザの顔画像付きの本人確認証について、その本人確認証が真であることを示す証明物を生成する証明装置である。証明装置3は発行装置2とネットワークを介して通信可能に接続される。本人確認証については後述する。
図5は証明装置3のハードウェア構成を示す図である。図5に示すように、証明装置3は、例えば制御部31、記憶部32、表示部33、入力部34、及び通信部35等をバス等により接続して構成したサーバコンピュータなどにより実現できる。但し、これに限ることなく、適宜様々な構成をとることができる。
制御部31、記憶部32、入力部34、通信部35の機能は上述した制御部201、記憶部202、入力部203、通信部204と略同様である。表示部33は液晶パネル等のディスプレイ装置を備える。入力部34はキーボード、マウス等のポインティングデバイス、テンキー等の入力装置を有し、記憶部32には後述する処理を証明装置3に実行させるためのプログラムが格納される。後述する真贋判定部101や生成部102(図7参照)は、制御部31が当該プログラムを実行することにより実現される。
ユーザ端末5はユーザが用いるコンピュータ端末である。ユーザ端末5としては、例えばスマートフォン、タブレット端末などの携帯端末を用いることが可能である。
図6はユーザ端末5のハードウェア構成を示す図である。図6に示すように、ユーザ端末5は制御部51、記憶部52、表示部53、入力部54、通信部55、カメラ56、音声入出力部57等をバス等により接続して構成される。但し、ユーザ端末5はこれに限ることなく適宜様々な構成をとることができ、図5と同様の構成を有するPC(Personal Computer)を用いることも可能である。
制御部51、記憶部52、入力部54、通信部55の機能は上述した制御部201、記憶部202、入力部203、通信部204と略同様である。また表示部53は液晶パネル等のディスプレイ装置を有し、入力部54としてのタッチパネルが設けられている。音声入出力部57はマイクやスピーカ等である。記憶部52にはユーザ端末5の後述する処理を実行するためのプログラムが格納されている。
図7は発行システム1の機能構成を示す図である。図7に示すように、発行システム1は、真贋判定部101、生成部102、読取部103、撮影部104、発行部105等を有する。
真贋判定部101は、証明装置3の制御部31が、本人確認証の画像に基づいて本人確認証の真贋を判定するものである。
生成部102は、本人確認証が真と判定された場合、証明装置3の制御部31が、本人確認証の顔画像の特徴量と、本人確認証が真であることを示す固有値等の情報とを含むコード300(証明物)を生成するものである。
読取部103は、発行装置2が読取部27によって上記のコード300を読取るものである。
撮影部104は、発行装置2が撮影部23によってユーザの顔画像を撮影するものである。
発行部105は、撮影部104で撮影した顔画像の特徴量と、本人確認証の顔画像の特徴量が一致する場合、発行装置2がプリンタ25によって受験票200をプリント出力し、ユーザに対し受験票200を発行するものである。
(2.発行システム1の処理)
次に、発行システム1の処理について説明する。本実施形態の発行システム1では、本人確認証の真贋判定を証明装置3で行い、受験票200の発行を発行装置2で行うので、以下ではそれぞれの手順について説明する。
(2-1.本人確認証の真贋判定)
図8は本人確認証の真贋判定の手順を示すフローチャートである。図8のS101、S105~S106、S110はユーザ端末5の制御部51が実行する。その他の処理は証明装置3の制御部31が実行する。
本実施形態において、受験票200を申請するユーザは、カメラ56等を用いてユーザの顔画像付きの本人確認証を予め撮影しておき、証明装置3が提供するウェブサイトにユーザ端末5からアクセスする。そして、ウェブサイト上の入力画面で本人確認証の画像を入力する。ユーザ端末5は、ユーザの顔画像を含む本人確認証の画像を証明装置3に送信し(S101)、証明装置3は当該画像を受信する(S102)。
図9は本人確認証10の概略を示す図であり、本人確認証10の券面の一例を模式的に示したものである。本人確認証10はユーザを特定可能な媒体であり、例えば運転免許証、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者カードなどであるが、これに限定されない。
本人確認証10は、ユーザの氏名12、生年月日13、住所14、本人確認証10の交付年月日15、発行番号16、有効期限17等の文字情報や、ユーザの顔画像18などを基材11上の所定の位置に印刷したものである。
図10は本人確認証10の画像50(以下、本人確認証画像という)の入力画面の例である。この例では、ドラッグ操作などにより本人確認証画像50を入力領域502に入力すると、ユーザ端末5から証明装置3に本人確認証画像50が送信される。
次に、証明装置3は、本人確認証画像50から本人確認証10の真贋判定を行う(S103)。
真贋判定の方法は特に問わないが、例えば本人確認証画像50のOCR(Optical
Character Recognition)処理を行い、得られた文字情報に矛盾が有るか否かを判別し、矛盾が有る場合に本人確認証10を偽とし、矛盾の無い場合に本人確認証10を真とすることができる。
文字情報の矛盾は様々であるが、一例として、生年月日13と有効期限17との間に法律面から定まる所定の関係が存在し、当該関係から見た時に、本人確認証画像50から得られた生年月日13と有効期限17との間に矛盾が有るケースがある。
例えば本人確認証10の有効期限17における月日が、法律上、生年月日13における月日の1ヶ月後になるという関係が有る場合、本人確認証10の生年月日13を偽造し、有効期限17における月日が生年月日13における月日の1ヶ月後で無くなった場合、矛盾があると判別される。
これは文字情報の内容と別の文字情報の内容との間に矛盾が有るケースであるが、文字情報の内容自体に矛盾があるケースもある。例えば本人確認証画像50から得られた生年月日13が有り得ない年月日、一例として「昭和70年」や「13月」、「4月31日」などであると、その内容に矛盾が有ると判別される。
真贋判定の方法としては、上記のようにOCR処理によって得た文字情報を利用するものに限らず、本人確認証10の正規の印刷方法と同じ方法で印刷されたか否かを本人確認証画像50から判別することもでき(例えば、特開2011-34535号公報など参照)、この場合、正規の印刷方法と異なる方法で印刷された本人確認証10を偽とする。
証明装置3は、上記の真贋判定において本人確認証10を偽と判定した場合(S103;NO)、偽の本人確認証10である旨をユーザ端末5に送信する(S104)。ユーザ端末5は、偽の本人確認証10である旨を受信して(S105)、表示部53に表示し(S106)、処理を終了する。
一方、証明装置3は、本人確認証10を真と判定した場合(S103;YES)、本人確認証画像50から顔画像18を切出し、顔画像18の特徴量を算出する(S107)。特徴量としては顔画像18に関する既知のパラメータを用いることができ、その値を既知の方法で算出できる。
その後、証明装置3はコード300を生成して(S108)、ユーザ端末5に送信する(S109)。ユーザ端末5はコード300を受信し(S110)、処理を終了する。
コード300は、S107で算出した本人確認証10の顔画像18の特徴量と、真の本人確認証10の提示済み証明(本人確認証10が真であることを示す情報)などを二次元コードとしてコード化したものであり、ユーザが真の本人確認証10を有していることを示す証明物となる。コード300は、後述する受験票200の発行時に図11に示すようにユーザ端末5に表示し、発行装置2で読取らせる。なお、本実施形態ではコード300の電子データをユーザ端末5に送信しているが、場合によってはコード300を紙にプリントしてユーザが受け取れるようにしてもよい。
(2-2.受験票200の発行)
図12は受験票200の発行の手順を示すフローチャートであり、図12の各ステップは発行装置2の制御装置20が実行する。
本実施形態において、受験票200を発行するユーザは街頭の発行装置2へと向かい、発行装置2のボックス内に入る。発行装置2は、センサ29によってユーザを検知すると表示部21にトップ画面を表示させる。
図13(a)はトップ画面の例である。本実施形態ではトップ画面でサービスの選択を行うことができ、証明写真サービスを始めとした各種のサービスがボタン211によって選択可能に表示される。受験票200の発行はそのサービスの一つであり、ここでは表示部21のタッチパネル操作により受験票200の発行を行うためのボタン211をユーザが選択するものとする。
発行装置2は、受験票200の発行が選択されると、申請情報の入力画面を表示部21に表示させ、申請情報の入力を受付ける(S201)。
図13(b)は申請情報の入力画面の例であり、ユーザは、申請情報としてユーザの氏名、年齢、性別、住所、メールアドレスなどの個人情報をそれぞれの入力領域212に入力する。
発行装置2は、次に、コード300を読取部27にかざすためのガイダンスを表示部21に表示する。ユーザはガイダンスに従って図11に示すようにユーザ端末5にコード300を表示させ、これを読取部27にかざす。発行装置2は、読取部27によってコード300を読み取ると(S202)、コード300を復号して本人確認証10の顔画像18の特徴量を取得するとともに、コード300に真の本人確認証10の提示済み証明が存在するか否かを判定する(S203)。
コード300に真の本人確認証10の提示済み証明が存在しない場合(S203;NO)、発行装置2は受験票200の発行不可の旨を表示部21に表示し(S207)、処理を終了する。
コード300に真の本人確認証10の提示済み証明が存在する場合(S203;YES)、発行装置2は、ユーザの顔画像を撮影するためのガイダンスを表示部21に表示し、ユーザの顔画像の撮影を行う(S204)。
そして、発行装置2は当該顔画像が本人確認証10の顔画像18と一致するか否か(生体認証)によるユーザの本人確認を行う。ここでは、S204で撮影して得た顔画像の特徴量を算出し(S205)、コード300を復号して得た本人確認証10の顔画像18の特徴量と一致するかどうかを判定する(S206)。
特徴量が一致しない場合(S206;NO)、発行装置2はユーザの本人確認ができなかったとし、受験票200の発行不可の旨を表示部21に表示し(S207)、処理を終了する。
特徴量が一致する場合(S206;YES)、発行装置2はユーザの本人確認ができたとし、S201で入力された申請情報のうち受験票200に表示するテキスト情報、S204で撮影して得たユーザの顔画像、テキストや画像を含む受験票200のテンプレート等を紙にプリントした受験票200を発行する(S208)。顔画像については、受験票200に合わせたクロップ等の加工を必要に応じて行う。
なお、S201で入力された申請情報、S204で撮影して得たユーザの顔画像とその特徴量は証明装置3に送信し、ユニークID(識別情報)を付して受験票200の発行データとして証明装置3の記憶部52に記録し、これを管理する。
以上説明したように、本実施形態では、証明装置3がユーザの本人確認証10の真贋判定を行い、本人確認証10の顔画像18の特徴量と本人確認証10が真であることを示す情報とを含むコード300を生成する。ユーザはこのコード300を発行装置2で読取らせて真の本人確認証10を有していることを受験票200の発行時に証明でき、さらにその証明をトリガーとして顔画像を用いた生体認証を行うことで、本人確認と本人確認証10の真贋判定をパスしたことと同じになる。そのため信頼性に優れた受験票200の発行システム1を実現でき、しかも発行装置2で本人確認証10を提示する必要は無く発行装置2まで本人確認証10を持参する必要もない。また本人確認証10の読取機能を発行装置2に持たせる必要が無いので、普及に際してのコストが低く普及性にも優れている。
また本実施形態では、本人確認証10の真贋判定を、本人確認証10の券面の文字情報を用いて行うことができる。本人確認証画像50が高い解像度でなくとも文字情報は取得できるので、本人確認証10の撮影のため特段に高い解像度のカメラは不要であり、普及性に優れる。
また本実施形態では、ユーザの顔画像を撮影して生体認証を行うので、街頭などに設置された従前の証明写真機を発行装置2として用いることができ、高い普及性を実現できる。
しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば本実施形態では生体情報として顔画像を取得し、顔画像に基づく生体認証(顔認証)を行ったが、生体情報として指紋画像や静脈画像、虹彩画像、声紋波形を追加取得し、顔認証に指紋認証や静脈認証、虹彩認証、声紋認証を組み合わせた多要素認証を行うことも可能である。指紋認証や静脈認証、虹彩認証、声紋認証に関しては、ユーザ端末5に設けた専用の読取装置で指紋画像や静脈画像、虹彩画像、声紋波形を予め読取ってその特徴量をコード300に含めておき、発行装置2に設けた専用の読取装置で受験票200の発行時に読取った指紋画像や静脈画像、虹彩画像、声紋波形の特徴量と一致するか否かを判別すればよい。
また、本実施形態では受験票200の発行を行っているが、発行する媒体はこれに限らない。例えば各種の受付票や前記した運転免許証、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者カードなどの本人確認証であってもよいし、通行証やイベントチケットなどであってもよい。本実施形態ではユーザを撮影して得た顔画像を証明装置3に記録するので、これらの媒体の再発行時や別の媒体の発行時に当該顔画像を利用できる。
また、媒体は紙にプリントして発行するものに限らず、例えばプリント内容と同じ内容のデータをユーザ端末5にデータ出力することにより電子媒体として発行し、ユーザ端末5で表示されるようにしてもよい。
また、本実施形態では発行装置2として証明写真機を用いたが、これに限らず、コード300の読取とユーザの顔画像の取得ができ、媒体の発行が可能であればよい。例えばスマートフォンなどの携帯端末を用いることも可能である。
また、前記のコード300に本人確認証10の真贋判定日時と当該日時からの有効期限を含めてもよい。この場合、S202でコード300を読取った日時が当該有効期限を超過している場合、受験票200の発行を不可とし、古くなったコード300を無効にすることができる。
その他、コード300にはOCR処理で読取った本人確認証10の氏名12、生年月日13等の文字情報を含めることも可能であり、この場合、例えばS201で入力された申請情報と当該文字情報が一致するか否かを判定し、一致しない場合、受験票200の発行を不可とすることもできる。
また、本実施形態ではコード300として二値画像による二次元コードを生成しているが、これに限ることはなく、例えば色の組合せによる二次元コードを用いてもよく、バーコードを用いてもよい。また、本人確認証10の顔画像18の特徴量や真の本人確認証10の提示済み証明等を電子透かしとして画像や音声、映像に埋め込み、これらの画像や音声、映像(証明物)をユーザ端末5に送信することもできる。さらに、本人確認証10の顔画像18の特徴量や真の本人確認証10の提示済み証明等を含むデータ(証明物)を証明装置3からユーザ端末5に送信し、ユーザ端末5に設けたリーダライタなどの近距離無線通信手段によりICカードのICチップに書き込み、これを発行装置2で読取らせてもよい。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:発行システム
2:発行装置
3:証明装置
5:ユーザ端末
10:本人確認証
18:顔画像
50:本人確認証画像
101:真贋判定部
102:生成部
103:読取部
104:撮影部
105:発行部
200:受験票
300:コード

Claims (8)

  1. ユーザに対し媒体を発行する発行装置で読取られる証明物を生成する証明装置であって、
    ユーザの顔画像付きの本人確認証の画像に基づいて前記本人確認証の真贋を判定する真贋判定部と、
    前記本人確認証が真と判定された場合、ユーザの生体認証に用いる前記本人確認証の顔画像の特徴量と、前記本人確認証が真であることを示す情報と、を含む証明物を生成する生成部と、
    を有することを特徴とする証明装置。
  2. 前記証明物は、前記本人確認証の顔画像の特徴量と前記本人確認証が真であることを示す情報とを含むコードであることを特徴とする請求項1記載の証明装置。
  3. 前記真贋判定部は、前記本人確認証の画像から得た文字情報を用いて前記本人確認証の真贋判定を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の証明装置。
  4. ユーザの本人確認証の顔画像の特徴量と前記本人確認証が真であることを示す情報とを含む証明物を読取る読取部と、
    ユーザの顔画像を撮影する撮影部と、
    前記撮影部で撮影した顔画像の特徴量と、前記本人確認証の顔画像の特徴量が一致する場合、ユーザに対し媒体を発行する発行部と、
    を有することを特徴とする発行装置。
  5. 証明写真機であることを特徴とする請求項4記載の発行装置。
  6. 発行装置と証明装置を含む発行システムであって、
    前記証明装置は、
    ユーザの顔画像付きの本人確認証の画像に基づいて前記本人確認証の真贋を判定する真贋判定部と、
    前記本人確認証が真と判定された場合、前記本人確認証の顔画像の特徴量と前記本人確認証が真であることを示す情報とを含む証明物を生成する生成部と、
    を有し、
    前記発行装置は、
    前記証明物を読取る読取部と、
    ユーザの顔画像を撮影する撮影部と、
    前記撮影部で撮影した顔画像の特徴量と、前記本人確認証の顔画像の特徴量が一致する場合、ユーザに対し媒体を発行する発行部と、
    を有することを特徴とする発行システム。
  7. 証明装置が、
    ユーザの顔画像付きの本人確認証の画像に基づいて前記本人確認証の真贋を判定するステップと、
    前記本人確認証が真と判定された場合、前記本人確認証の顔画像の特徴量と前記本人確認証が真であることを示す情報とを含む証明物を生成するステップと、
    を実行し、
    発行装置が、
    前記証明物を読取るステップと、
    ユーザの顔画像を撮影するステップと、
    前記撮影した顔画像の特徴量と、前記本人確認証の顔画像の特徴量が一致する場合、ユーザに対し媒体を発行するステップと、
    を実行することを特徴とする発行方法。
  8. コンピュータを、
    ユーザに対し媒体を発行する発行装置で読取られる証明物を生成する証明装置であって、
    ユーザの顔画像付きの本人確認証の画像に基づいて前記本人確認証の真贋を判定する真贋判定部と、
    前記本人確認証が真と判定された場合、ユーザの生体認証に用いる前記本人確認証の顔画像の特徴量と、前記本人確認証が真であることを示す情報と、を含む証明物を生成する生成部と、
    を有する証明装置として機能させるためのプログラム。
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