JP2746940B2 - 自動改札装置 - Google Patents

自動改札装置

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JP2746940B2
JP2746940B2 JP63242925A JP24292588A JP2746940B2 JP 2746940 B2 JP2746940 B2 JP 2746940B2 JP 63242925 A JP63242925 A JP 63242925A JP 24292588 A JP24292588 A JP 24292588A JP 2746940 B2 JP2746940 B2 JP 2746940B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、例えば鉄道等の交通機関で使用されてい
る自動改札装置に関する。
(従来の技術) 鉄道等の交通システムにおいて、乗車券、定期乗車
券、回数券等を受入れて乗車、降車が可能な自動改札装
置が実用化されている。
また、小銭を用意しなくても良く、プリペイドカード
(料金前払い)式の金額カードを用いて券売機で乗車券
(当日利用券)が購入できるようになっている。この場
合、この乗車券の購入を行ってから自動改札装置を通っ
て入場が行われている。
しかし、混雑時や忙しい時でも、券売機を利用して乗
車券を購入しなければならないため、不便を感じること
が多かった。特に、金額カードを所持している利用者と
っては、当金額カードを購入し、さらにまた当日乗車券
に交換するという2度手間が必要となっており、常時小
銭を所持しなくて済むという当カードの利点が減少して
いた。
そこで、上記金額カードで直接、利用したい範囲の自
動改札装置を通って入、出場でき、券売機で乗車券を購
入する手間が不要なものが考えられている。
しかし、このように、金額カードをそのまま自動改札
装置で利用しようとした場合、金額カードに対して磁気
情報の記録、目視情報の印刷等の処理が順次行われる
が、このような処理の途中で異常(エラー)が生じた場
合、乗車券等のように再度投入した再処理(リトライ)
を行うものが考えられる。
ところが、このようなものでは、磁気記録に対する異
常か、印刷に対する異常かが分らないにも係わらず、磁
気記録と印刷の両方を行ってしまう。このため、磁気記
録が正常に行われ、印刷に異常が生じていたものに対し
て、再処理を行うと、磁気記録の内容が更に書換えられ
てしまい、異常に対応した再処理を行うことができなか
った。
したがって、金銭的価値を有する記録媒体に対する処
理の途中で異常が発生した場合に、その記録媒体を、再
度、投入口から投入することにより、上記異常に対応し
た再処理を行うことができるものが要望されている。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、金銭的価値を有する記録媒体に対する処
理の途中で異常が発生した場合に、その記録媒体を、再
度、投入口から投入することにより、上記異常に対応し
た再処理を行うことができるものが要望されているもの
で、金銭的価値を有する記録媒体に対する処理の途中で
異常が発生した場合に、その記録媒体を、再度、投入口
から投入することにより、上記異常に対応した再処理を
行うことができる自動改札装置を提供することを目的と
する。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明の自動改札装置は、金銭的価値を含む磁気情
報が記録されている記録媒体が投入される投入口、この
投入口で受け入れた上記記録媒体を搬送する搬送手段、
この搬送手段により搬送される上記記録媒体から上記金
銭的価値を含む磁気情報を読取る読取手段、この読取手
段により読取った上記金銭的価値に基づいて上記記録媒
体が所定の条件を満たしているか否かを判断する第1の
判断手段、この第1の判断手段により上記記録媒体が所
定の条件を満たしていると判断されたとき、上記記録媒
体に記録されている磁気情報を更新記録する記録手段、
この記録手段による記録内容を印刷する印刷手段、上記
記録媒体に対する処理が正常に行われなかったとき、処
理異常であることを検知する検知手段、この検知手段の
検知に基づいて、処理の異常状況を記憶する記憶手段、
上記記録媒体投入者の通過を阻止するゲートを備え、上
記検知手段にて処理が正常に行われなかったことを検知
したとき、上記ゲートを閉じて上記記録媒体投入者の通
過を阻止する通過阻止手段、上記検知手段により処理異
常が検知された上記記録媒体を排出する第1の排出手
段、この第1の排出手段により上記記録媒体が排出され
た後に投入された記録媒体が上記第1の排出手段により
排出された上記記録媒体と同一であるか否かを判断する
第2の判断手段、この第2の判断手段により同一の記録
媒体が投入されたと判断されたとき、上記記憶手段に記
憶されている異常状況に応じて再度処理を行う処理手
段、この処理手段により再度処理されたとき、上記ゲー
トを開け上記記録媒体投入者の通過を許可する許可手
段、および上記処理手段に再度処理された記録媒体を排
出する第2の排出手段によって構成されている。
この発明の自動改札装置は、金銭的価値を含む磁気情
報が記録されている記録媒体が投入される投入口、この
投入口で受け入れた上記記録媒体を搬送する搬送手段、
この搬送手段により搬送される上記記録媒体から上記金
銭的価値を含む磁気情報を読取る読取手段、この読取手
段により読取った上記金銭的価値に基づいて上記記録媒
体が所定の条件を満たしているか否かを判断する第1の
判断手段、この第1の判断手段により上記記録媒体が所
定の条件を満たしていると判断されたとき、上記記録媒
体に記録されている磁気情報を更新記録する記録手段、
この記録手段による記録内容を印刷する印刷手段、上記
記録手段および印刷手段による上記記録媒体への処理が
正常に行われたか否かを判定する判定手段、この判定手
段により上記記録媒体に対する処理が正常に行われなか
ったと判定されたとき、正常に行えなかった処理が磁気
情報の更新記録であるのかまたは印刷処理であるのかの
異常状況を記憶する記憶手段、上記判定手段により処理
異常と判定された上記記録媒体を排出する第1の排出手
段、この第1の排出手段により上記記録媒体が排出され
た後に投入された記録媒体が上記第1の排出手段により
排出された上記記録媒体と同一であるか否かを判断する
第2の判断手段、この第2の判断手段により同一の記録
媒体が投入されたと判断されたとき、上記記憶手段に記
憶されている異常状況に応じて、正常に行えなかった処
理が磁気情報の更新記録であるときには磁気記録の再処
理を行い、正常に行えなかった処理が印刷処理であると
きには再度印刷処理を行う処理手段、およびこの処理手
段に再度処理された記録媒体を排出する第2の排出手段
によって構成されている。
この発明の自動改札装置は、金銭的価値を含む磁気情
報が記録されている記録媒体が投入される投入口、この
投入口で受け入れた上記記録媒体を搬送する搬送手段、
この搬送手段により搬送される上記記録媒体から上記磁
気情報を読取る読取手段、この読取手段による読取り結
果に基づいて、上記磁気情報から上記記録媒体の投入方
向が前方向であるのか後方向であるのかおよび表裏面の
いずれが上面もしくは下面で投入されたのかを判断する
投入方向判断手段、この投入方向判断手段による判断に
応じて上記読取手段により読取った上記磁気情報から上
記記録媒体の金銭的価値を読取り判定する読取判定手
段、この読取判定手段により判定された上記金銭的価値
に基づいて上記記録媒体が所定の条件を満たしているか
否かを判断する第1の判断手段、この第1の判断手段に
より上記記録媒体が所定の条件を満たしていると判断さ
れたとき、上記記録媒体に記録されている磁気情報を更
新記録する記録手段、この記録手段による記録内容を印
刷する印刷手段、上記記録手段および印刷手段による上
記記録媒体への処理が正常に行われたか否かを判定する
判定手段、この判定手段により上記記録媒体に対する処
理が正常に行われなかったと判定されたとき、処理の異
常状況を記憶する記憶手段、上記記録媒体投入者の通過
を阻止するゲートを備え、上記検知手段にて処理が正常
に行われなかったことを検知したとき、上記ゲートを閉
じて上記記録媒体投入者の通過を阻止する通過阻止手
段、上記判定手段により処理異常と判定された上記記録
媒体を排出する第1の排出手段、この第1の排出手段に
より上記記録媒体が排出された後に投入された記録媒体
が上記第1の排出手段により排出された上記記録媒体と
同一であるか否かを判断する第2の判断手段、この第2
の判断手段により同一の記録媒体が投入されたと判断さ
れたとき、上記記憶手段に記憶されている異常状況に応
じて再度処理を行う処理手段、この処理手段により再度
処理されたとき、上記ゲートを開け上記記録媒体投入者
の通過を許可する許可手段、および上記処理手段に再度
処理された記録媒体を排出する第2の排出手段によって
構成されている。
この発明の自動改札装置は、金銭的価値を含む磁気情
報が記録されている記録媒体が投入される投入口、この
投入口で受け入れた上記記録媒体を搬送する搬送手段、
この搬送手段により搬送される上記記録媒体から上記磁
気情報を読取る読取手段、この読取手段による読取り結
果に基づいて、上記磁気情報から上記記録媒体の投入方
向が前方向であるのか後方向であるのかおよび表裏面の
いずれが上面もしくは下面で投入されたのかを判断する
投入方向判断手段、この投入方向判断手段による判断に
応じて上記読取手段により読取った上記磁気情報から上
記記録媒体の金銭的価値を読取り判定する読取判定手
段、この読取判定手段により判定された上記金銭的価値
に基づいて上記記録媒体が所定の条件を満たしているか
否かを判断する第1の判断手段、この第1の判断手段に
より上記記録媒体が所定の条件を満たしていると判断さ
れたとき、上記記録媒体に記録されている磁気情報を更
新記録する記録手段、この記録手段による記録内容を印
刷する印刷手段、上記記録手段および印刷手段による上
記記録媒体への処理が正常に行われたか否かを判定する
判定手段、この判定手段により上記記録媒体に対する処
理が正常に行われなかったと判定されたとき、正常に行
えなかった処理が磁気情報の更新記録であるのかまたは
印刷処理であるのかの異常状況を記憶する記憶手段、上
記記録媒体投入者の通過を阻止するゲートを備え、上記
検知手段にて処理が正常に行われなかったことを検知し
たとき、上記ゲートを閉じて上記記録媒体投入者の通過
を阻止する通過阻止手段、上記判定手段により処理異常
と判定された上記記録媒体を排出する第1の排出手段、
この第1の排出手段により上記記録媒体が排出された後
に投入された記録媒体が上記第1の排出手段により排出
された上記記録媒体と同一であるか否かを判断する第2
の判断手段、この第2の判断手段により同一の記録媒体
が投入されたと判断されたとき、上記記憶手段に記憶さ
れている異常状況に応じて、正常に行えなかった処理が
磁気情報の更新記録であるときには磁気記録の再処理を
行い、正常に行えなかった処理が印刷処理であるときに
は再度印刷処理を行う処理手段、この処理手段により再
度処理されたとき、上記ゲートを開け上記記録媒体投入
者の通過を許可する許可手段、および上記処理手段に再
度処理された記録媒体を排出する第2の排出手段によっ
て構成されている。
(作用) この発明は、金銭的価値を含む磁気情報が記録されて
いる記録媒体が投入口で投入され、この投入口で受け入
れた上記記録媒体を搬送手段で搬送し、この搬送される
上記記録媒体から上記金銭的価値を含む磁気情報を読取
り、この読取った上記金銭的価値に基づいて上記記録媒
体が所定の条件を満たしているか否かを判断し、この判
断により上記記録媒体が所定の条件を満たしていると判
断されたとき、上記記録媒体に記録されている磁気情報
を更新記録し、この記録内容を印刷し、上記記録媒体に
対する処理が正常に行われなかったとき、処理異常であ
ることを検知し、この検知に基づいて、処理の異常状況
を記憶し、上記処理が正常に行われなかったことを検知
したとき、上記記録媒体投入者の通過を阻止するゲート
を閉じて上記記録媒体投入者の通過を阻止し、上記処理
異常が検知された上記記録媒体を排出し、この記録媒体
が排出された後に投入された記録媒体が上記排出された
上記記録媒体と同一であるか否かを判断し、この判断に
より同一の記録媒体が投入されたと判断されたとき、上
記記憶されている異常状況に応じて再度処理を行い、こ
の再度処理されたとき、上記ゲートを開け上記記録媒体
投入者の通過を許可し、上記再度処理された記録媒体を
排出するようにしたものである。
この発明は、金銭的価値を含む磁気情報が記録されて
いる記録媒体が投入口で投入され、この投入口で受け入
れた上記記録媒体を搬送し、この搬送される上記記録媒
体から上記金銭的価値を含む磁気情報を読取り、この読
取った上記金銭的価値に基づいて上記記録媒体が所定の
条件を満たしているか否かを判断し、この判断により上
記記録媒体が所定の条件を満たしていると判断されたと
き、上記記録媒体に記録されている磁気情報を記録手段
で更新記録し、この記録内容を印刷手段で印刷し、上記
記録手段および印刷手段による上記記録媒体への処理が
正常に行われたか否かを判定し、この判定により上記記
録媒体に対する処理が正常に行われなかったと判定され
たとき、正常に行えなかった処理が磁気情報の更新記録
であるのかまたは印刷処理であるのかの異常状況を記憶
し、上記判定により処理異常と判定された上記記録媒体
を排出し、この記録媒体が排出された後に投入された記
録媒体が上記排出された上記記録媒体と同一であるか否
かを判断し、この判断により同一の記録媒体が投入され
たと判断されたとき、上記記憶されている異常状況に応
じて、正常に行えなかった処理が磁気情報の更新記録で
あるときには磁気記録の再処理を行い、正常に行えなか
った処理が印刷処理であるときには再度印刷処理を行
い、この再度処理された記録媒体を排出するようにした
ものである。
この発明は、金銭的価値を含む磁気情報が記録されて
いる記録媒体が投入口で投入され、この投入口で受け入
れた上記記録媒体を搬送し、この搬送される上記記録媒
体から上記磁気情報を読取り、この読取り結果に基づい
て、上記磁気情報から上記記録媒体の投入方向が前方向
であるのか後方向であるのかおよび表裏面のいずれが上
面もしくは下面で投入されたのかを判断し、この判断に
よる判断に応じて上記読取った上記磁気情報から上記記
録媒体の金銭的価値を読取り判定し、この判定された上
記金銭的価値に基づいて上記記録媒体が所定の条件を満
たしているか否かを判断し、この判断により上記記録媒
体が所定の条件を満たしていると判断されたとき、上記
記録媒体に記録されている磁気情報を記録手段で更新記
録し、この記録内容を印刷手段で印刷し、上記記録手段
および印刷手段による上記記録媒体への処理が正常に行
われたか否かを判定し、この判定により上記記録媒体に
対する処理が正常に行われなかったと判定されたとき、
処理の異常状況を記憶し、上記処理が正常に行われなか
ったことを検知したとき、上記記録媒体投入者の通過を
阻止するゲートを閉じて上記記録媒体投入者の通過を阻
止し、上記判定により処理異常と判定された上記記録媒
体を排出し、この記録媒体が排出された後に投入された
記録媒体が上記排出された上記記録媒体と同一であるか
否かを判断し、この判断により同一の記録媒体が投入さ
れたと判断されたとき、上記記憶されている異常状況に
応じて再度処理を行い、この再度処理されたとき、上記
ゲートを開け上記記録媒体投入者の通過を許可し、上記
再度処理された記録媒体を排出するようにしたものであ
る。
この発明は、金銭的価値を含む磁気情報が記録されて
いる記録媒体が投入口で投入され、この投入口で受け入
れた上記記録媒体を搬送し、この搬送される上記記録媒
体から上記磁気情報を読取り、この読取り結果に基づい
て、上記磁気情報から上記記録媒体の投入方向が前方向
であるのか後方向であるのかおよび表裏面のいずれが上
面もしくは下面で投入されたのかを判断し、この判断に
応じて上記読取った上記磁気情報から上記記録媒体の金
銭的価値を読取り判定し、この判定された上記金銭的価
値に基づいて上記記録媒体が所定の条件を満たしている
か否かを判断し、この判断により上記記録媒体が所定の
条件を満たしていると判断されたとき、上記記録媒体に
記録されている磁気情報を記録手段で更新記録し、この
記録内容を印刷手段で印刷し、上記記録手段および印刷
手段による上記記録媒体への処理が正常に行われたか否
かを判定し、この判定により上記記録媒体に対する処理
が正常に行われなかったと判定されたとき、正常に行え
なかった処理が磁気情報の更新記録であるのかまたは印
刷処理であるのかの異常状況を記憶し、上記検知手段に
て処理が正常に行われなかったことを検知したとき、上
記記録媒体投入者の通過を阻止するゲートを閉じて上記
記録媒体投入者の通過を阻止し、上記処理異常と判定さ
れた上記記録媒体を排出し、この記録媒体が排出された
後に投入された記録媒体が上記排出された上記記録媒体
と同一であるか否かを判断し、この判断により同一の記
録媒体が投入されたと判断されたとき、上記記憶されて
いる異常状況に応じて、正常に行えなかった処理が磁気
情報の更新記録であるときには磁気記録の再処理を行
い、正常に行えなかった処理が印刷処理であるときには
再度印刷処理を行い、この再度処理されたとき、上記ゲ
ートを開け上記記録媒体投入者の通過を許可し、上記再
度処理された記録媒体を排出するようにしたものであ
る。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第3図から第5図はこの発明に係わる自動改札装置の
外観を示すものである。すなわち、1、…は入出場業務
を行う自動改札装置の本体である。2は入、出場時に、
券類(記録媒体)としての乗車券、定期券、金額カード
(所定の額面金額を有する金額券;料金前払いカード)
A、回数カード(所定の額面金額を有する回数券)Bが
投入される投入口、3は入、出場時に投入される各券が
排出される排出口、4は入、出場時に券の投入者の通過
を阻止するゲート、5は入、出場時に金額カードAの残
金額、回数カードBの残回数、あるいは種々の案内など
を表示する表示部、6は各改札装置の本体1…に対応す
る通路11…を区別させるための仕切になるとともに、利
用者の通過を検知する人間検知器、7は券類から読取っ
た情報により小人を判定した場合に表示する小人判定表
示部、8は券類から読取った情報により身障者割引を判
定した場合に表示する身障者割引判定表示部、9は入、
出場時に進行方向と逆方向からの通過者の通過を阻止す
るゲート、10は係員用の係員スイッチである。
上記人間検知器6は、複数の検知器6a、…によって利
用者の通過を検知するものであり、検知器6a、…として
は透過型、反射型などが用いられるようになっている。
但し、透過型の場合、対向する別の本体に設けられた発
光部からの光が導かれるようになっている。
第6図は本体1の内部機構の概略構成を示すものであ
る。すなわち、上記投入口2から投入される券は搬送ベ
ルト20、…等の搬送手段によって搬送路21上を矢印a方
向に搬送されるようになっている。
上記搬送路21上には投入口2側から順に、各券類を整
位する整位部22、各券類の下面の磁気情報を読取る読取
ヘッド23、各券類の上面の磁気情報を読取る読取ヘッド
24、各券類の下面に磁気情報を書込む書込ヘッド25、各
券類の上面に磁気情報を書込む書込ヘッド26、上記書込
ヘッド25により各券類の下面に書込んだ磁気情報を読取
る読取ヘッド27、上記書込ヘッド26により各券類の上面
に書込んだ磁気情報を読取る読取ヘッド28、各券類の下
面に印刷を行うサーマルヘッド29、各券類の上面に印刷
を行うサーマルヘッド30、金額カードA上あるいは回数
カードB上に使用開始を示す穿孔、使用済みを示す穿孔
を一端部(搬送方向に直交する端部)あるいは他端部に
開ける穿孔部33、金額カードA上あるいは回数カードB
上の一端部(搬送方向に直交する端部)あるいは他端部
に穿孔が開いているか否かを検知する穿孔検知部31、3
2、分岐部34が設けられている。
上記穿孔部33は、2つのパンチ部33a、33bとストッパ
部33cとによって構成されている。
また、上記分岐部34の下部には2つの集札部35a、35b
によって構成される回収部36が設けられており、分岐部
34により搬送路21から分岐された券類(使用済み券)は
分岐搬送路37を介して集札部35a、35bに導かれるように
なっている。
また、上記読取ヘッド23、24の下部には新しい金額カ
ードAが集積されている金額カード集積部38が設けられ
ており、この金額カード集積部38から図示しない送出し
部により送出された金額カードAは送出し搬送路39を介
して搬送路21上の整位部22に対応する位置へ搬送される
ようになっている。
なお、上記各搬送路上には券類の通過を検知する検知
器40、…が設けられている。
第7図は上記金額カードAの構成を示すものである。
すなわち、表面51にはその券の購入場所、購入年月日、
購入時の前払い料金等があらかじめ記録エリア50aに記
録されている。1回の利用(入場、出場)に対して対に
なって記録される入場口情報印刷エリア50b、出場口情
報印刷エリア50cが設けられ、これらのエリア50b、50c
が複数回の利用に対して印刷可能に用意されている。
上記入場口情報印刷エリア50bには利用日付、時刻、
割引マーク(*)50g、発駅(入場マークに対応)およ
び使用した号機番号(機種たとえば券売機、自動改札装
置の番号に対応)が印刷されるようになっている。上記
出場口情報印刷エリア50cには着駅(出場マークに対
応)、使用した号機番号(機種たとえば券売機、自動改
札装置の番号に対応)、および残額が印刷されるように
なっている。また、上記表面51には印刷領域が満杯とな
った時に使用済みマークが付与される記録エリア50dが
設けられている。
また、上記表面51には使用開始穿孔50e、あるいは使
用済み穿孔50fが付与されるようになっている。
また、上記金額カードAの裏面には磁気バーコード等
で構成される磁気記録部(図示せず)が設けられてお
り、この磁気記録部に記録される磁気情報(機械読取可
能な情報)としては、入場時に日付、時刻、発駅(入場
場所)、入場データ、および利用号機番号等のデータが
記録され、出場時に着駅(出場場所)、出場データ(入
場データの消去)、利用号機番号、割引料金か否か、お
よび残金額(残額)等のデータが記録され、あらかじめ
金額カードを示すデータ、額面金額データ、および製造
番号が記録されている。上記磁気記録部は、たとえばF2
F方式で磁気記録され、8行のトラックからなり、各行
の4ビット(8ビット)ずつが1つのデータとしての意
味を持っている。
第8図は上記回数カードBの構成を示すものである。
すなわち、表面61にはその券の購入場所、購入年月日、
購入時の前払い料金、有効期限、区間情報、割引き情
報、大人、小人の別等があらかじめ記録エリア60aに記
録されている。また、利用に対して対になって記録され
る入場口情報印刷エリア60b、出場口情報印刷エリア60c
が設けられ、これらのエリア60b、60cが複数回の利用に
対して印刷可能に用意されている。
上記入場口情報印刷エリア60bには利用日付、時刻、
発駅(入場マークに対応)および使用した号機番号(機
種たとえば券売機、自動改札装置の番号に対応)が印刷
されるようになっている。上記出場口情報印刷エリア60
cには着駅(出場マークに対応)、使用した号機番号
(機種たとえば券売機、自動改札装置の番号に対応)、
および残回数が印刷されるようになっている。また、上
記表面61には印刷領域が満杯となった時に使用済みマー
クが付与される記録エリア60dが設けられている。
また、上記表面61には使用開始穿孔60e、あるいは使
用済み穿孔60fが付与されるようになっている。
また、上記回数カードBの裏面には磁気バーコード等
で構成される磁気記録部(図示せず)が設けられてお
り、この磁気記録部に記録される磁気情報(機械読取可
能な情報)としては、入場時に日付、時刻、発駅、入場
データ、利用号機番号、および残回数等のデータが記録
され、出場時に着駅、出場データ(入場データの消
去)、および利用号機番号等のデータが記録され、あら
かじめ回数カードを示すデータ、額面回数データ、有効
期限、区間情報、および製造番号が記録されている。上
記磁気記録部は、たとえばF2F方式で磁気記録され、8
行のトラックからなり、各行の4ビット(8ビット)ず
つが1つのデータとしての意味を持っている。
第9図は電気回路の要部の構成を示すブロック図であ
る。すなわち、70は全体を制御するCPU(セントラル・
プロセッシング・ユニット)、71は前記読取ヘッド23か
らの信号を増幅する増幅器、72は前記読取ヘッド24から
の信号を増幅する増幅器、73は前記書込ヘッド25を入場
データ、日付データ、更新データ、回収データなどの記
録データに応じて駆動するドライバ、74は前記書込ヘッ
ド26を入場データ、日付データ、更新データ、回収デー
タなどの記録データに応じて駆動するドライバ、75は前
記読取ヘッド27からの信号を増幅する増幅器、76は前記
読取ヘッド28からの信号を増幅する増幅器、77、78はそ
れぞれ金額カードAに対して日付、時刻、発駅、割引料
金マーク、着駅、号機番号、および残額を印刷、あるい
は回数カードBに対して日付、時刻、発駅、着駅、号機
番号、および残回数を印刷するサーマルヘッド29、30を
駆動する印刷制御部、79、80はそれぞれソレノイド81、
82を励磁してパンチ33a、33bを駆動して使用開始穿孔あ
るいは使用済み穿孔等を券に対して開けるドライバ、83
は前記ストッパ33cを移動するストッパ機構84を駆動す
るドライバ、85は前記表示器5の表示制御を行う表示制
御部、86は搬送路21に対して種々の券を矢印a方向に搬
送する搬送ベルト20、…などの搬送機構87を駆動するド
ライバ、88は上記CPU70から供給される種々の入場駅デ
ータ、利用時間によって割引きあるいは割増し(通勤時
間以外の昼間を割引き運賃とする)の利用区間データに
応じた運賃データを記憶している運賃テーブル、89、90
はそれぞれ前記ゲート4、9を駆動するドライバ、91は
上記CPU70から供給される時刻データ、発駅データ、入
場データ、日付データ等により各券の正当性を判定する
判定部、92は前記分岐部34を駆動するドライバ、93、94
はそれぞれ上記印刷制御部77、78の印刷電流が所定量以
上流れているか否かを検知する印刷電流検知器である。
また、上記CPU70には、前記小人判定表示部7、身障
者割引判定表示部8、係員スイッチ10、および穿孔検知
器31、32が接続されている。
また、上記乗車券、定期乗車券、回数券の裏面には磁
気バーコード等で構成される磁気記録部(図示せず)が
設けられており、この磁気記録部にはたとえばNRZ−1
方式で磁気記録され、8行のトラックからなり、1列
(8ビット)ごとが1つのデータとしての意味を持って
いる。このNRZ−1方式の記録ピッチは上記F2F方式の記
録ピッチよりも広いものとなっている。
次に、このような構成において、金額カードA、回数
カードBに対する改札処理動作を、第1図(a)〜
(c)、第2図(a)〜(c)に示すフローチャートを
参照しつつ説明する。まず、本体1が入場業務を行う自
動改札装置として用いられる状態における、金額カード
Aによる乗車(入場;改札)について説明する。今、利
用客により金額カードAが投入口2に投入されると、そ
の金額カードAは搬送路21上を矢印a方向に搬送される
(搬送手段)。すると、金額カードAは整位部22で整位
された後、読取ヘッド(読取手段)23、24に到達する。
この際、金額カードAの裏面つまり磁気記録面が下面と
なっている場合、読取ヘッド23により磁気記録内容が読
取られ内部メモリ70aに記憶される。また、金額カード
Aの裏面つまり磁気記録面が上面となっている場合、読
取ヘッド24により磁気記録内容が読取られ内部メモリ70
aに記憶される。
CPU70は内部メモリ70aに記憶されている記憶内容を回
析し、記録方式がF2F方式で、記録内容が金額カードに
対応していることにより、金額カードAの投入を判断す
る。
すなわち、記録ビットのピッチが狭く、しかも長手方
向の4ビットずつ(8ビットずつ)で意味のあるデータ
となっている場合、F2F方式と判断する。また、そのデ
ータから金額カードAの投入を判断する。
さらに、CPU70は、そのデータの内容により券が前方
向から投入されているか、後方向から投入されているか
を判断し、読取ヘッド23、24のいずれで読取られたかに
応じて券の表裏を判断する(投入方向判断手段)。
また、CPU70は内部メモリ70aの記憶内容を上記判断し
た記録方式と投入方向とに応じて処理することにより、
金額カードAの磁気記録部の内容つまり金額カードを示
すデータ、製造番号、日付データ、時刻データ、発駅デ
ータ、号機番号データ、および残金額(残高)データを
読取り、それらの金額カードを示すデータ等を用いて判
定部91で券が正しく、金額カードであると判定する(読
取判定手段)。
ついで、CPU70は供給される号機番号と出場データと
により前回正しく出場が行われているか否かの判定を行
う。すなわち、改札装置で未使用のカード以外で、最後
の使用改札装置に対応して入場データが消去されている
場合に、正しい乗車が行われると判定し、入場データが
消去されていない場合に、不正乗車(不正利用)を判定
する。
そして、正しい乗車が判定された場合、CPU70は残金
額が最低区間料金に達しているか否かを判定する(第1
の判断手段)。さらに、CPU70はこの判定結果により残
金額が最低区間料金に達している場合、上記投入方向に
応じて、書込ヘッド25、あるいは26を用いて金額カード
Aの磁気記録部に日付、時刻、発駅、号機番号、入場デ
ータを記録するとともに、現在の残金額から最低区間料
金を差し引いた金額を新残高として記録する(記録手
段)。
この後、金額カードAの磁気記録部の内容が読取ヘッ
ド27、あるいは28により読取られ、CPU70へ供給され
る。すると、CPU70は金額カードAに記録されたデータ
が正しいか否かチェックし(検知手段:判定手段)、こ
のチェックの結果が正しい場合、上記投入方向に応じ
て、サーマルヘッド29、あるいは30を用いて入場口情報
印刷エリア50bに日付、時刻、入場データとしての発
駅、およびこの改札装置の番号つまり号機番号を目視可
能な状態で印刷する(印刷手段)。また、利用時間が特
定時間帯(9時30分〜16時30分)内の場合、割引マーク
50gを印刷する。また、CPU70は金額カードAに正常に印
刷が行われたか否かを、印刷電流検知器93、あるいは94
の検知出力により判断する(検知手段:判定手段)。こ
のとき、CPU70は新残高を表示部5で表示する。
そして、CPU70は印刷が正常に行われた場合、ゲート
4、9を開いたまま、つまり投入者の通過を許可したま
ま、排出口3から金額カードAを排出する。この結果、
利用客は通路11を通過し、かつ金額カードAを受取る。
また、上記金額カードAに対する磁気記録されたデー
タが正しくなかった場合、あるいは印刷が正常に行われ
なかった場合、CPU70はその異常状況と現在扱っている
金額カードAの製造番号とを内部メモリ70aに記憶する
(記憶手段)。この異常状況としては、正しい磁気記録
が行えなかった場合、磁気記録からのやり直しを示すデ
ータを記憶し、正しい磁気記録は行えたが、正常な印刷
が行えなかった場合、印刷からのやり直しを示すデータ
を記憶する。
また、CPU70はゲート4を閉じる(通過阻止手段)と
ともに、金額カードAを搬送し、排出口3から排出する
(第1の排出手段)。このとき、CPU70は表示部5を用
いて「異常が生じたため、再度、投入口からそのカード
を投入して下さい。」という案内を行う。
この案内に応じて、利用客は、排出口3に排出された
金額カードAを、再度投入口2へ投入する。この投入に
より、上述した際と同様に、金額カードAの投入と投入
方向とが判断される。また、CPU70は今回投入された金
額カードAから読取った製造番号と、前回異常が生じて
排出した金額カードAの製造番号とを比較し、同一の金
額カードが挿入されたか否かを判断する(第2の判断手
段)。この判断の結果、同一の金額カードが挿入された
場合、CPU70は内部メモリ70aに記憶した異常状況に応じ
て処理を行う(処理手段)。
たとえば、正しい磁気記録が行えなかった場合、磁気
記録を行い、さらに印刷を行う。また、正しい磁気記録
は行えたが、正常な印刷が行えなかった場合、印刷のみ
を行う。
そして、上記異常状況に対応した、磁気記録、印刷が
行われた場合、CPU70はゲート4を開け、つまり投入者
の通過を許可し(許可手段)、排出口3から金額カード
Aを排出する(第2の排出手段)。この結果、利用客は
通路11を通過し、かつ金額カードAを受取る。
また、同一の金額カードが挿入されなかった場合、あ
るいは磁気記録、印刷に対する異常を検知した場合は、
係員呼び出し等のエラー処理となる。
また、上記CPU70で残金額の判定を行った際に金額が
足りない場合、CPU70は表示部5で最低料金を差引く前
の残金額を表示するとともにその案内を表示する。この
場合、CPU70はゲート4を閉じるとともに、金額カード
Aを搬送路21上を搬送させ、排出口3から排出する。
上記CPU70により入場データが消去されておらず不正
乗車(利用)を判定した場合、金額カードAは搬送路21
上を搬送され、排出口3から排出され、ゲート4を閉じ
ることにより、投入者の通過を阻止する。また、このと
きCPU70により、係員用の別の装置へその警報が発せら
れる。
この結果、係員はその返却された金額カードAの前回
の利用に対する出場口情報印刷エリア50cに出場データ
としての着駅データが印刷されているかを確認し、その
データが正しく印刷されている場合、図示しない係員用
の装置により、その金額カードAの入場口情報印刷エリ
ア50bに日付、時刻、発駅、号機番号が印刷されるとと
もに、磁気記録部に日付、時刻、発駅、号機番号、入場
データを記録するとともに、残金額データを最低区間料
金で差引くことにより更新し、利用客に返却し、通路11
の通過を許可する。
また、上記入場口情報印刷エリア50cに出場データの
発駅データが記録されていない場合、係員は不正乗車に
対する処理を行う。この場合、前回利用の出場口情報印
刷エリア50cに着駅データ(出場データ)が記録されて
いるか否かを、係員も利用客も目視確認できるため、不
正乗車の確認を機械的な確認だけでなく目視で確認で
き、双方に争いが生じないようになっている。
次に、本体1が出場業務を行う自動改札装置として用
いられる状態における、金額カードAによる降車(出
場;集札)について説明する。今、利用客により金額カ
ードAが投入口2に投入されると、その金額カードAは
搬送路21上を矢印a方向に搬送される。すると、金額カ
ードAは整位部22で整位された後、読取ヘッド23、24に
到達する。この際、金額カードAの裏面つまり磁気記録
面が下面となっている場合、読取ヘッド23により磁気記
録内容が読取られ内部メモリ70aに記憶される。また、
金額カードAの裏面つまり磁気記録面が上面となってい
る場合、読取ヘッド24により磁気記録内容が読取られ内
部メモリ70aに記憶される。
CPU70は内部メモリ70aに記憶されている記憶内容を回
析し、記録方式がF2F方式で、記録内容が金額カードに
対応していることにより、金額カードAの投入を判断す
る。
すなわち、記録ビットのピッチが狭く、しかも長手方
向の4ビットずつ(8ビットずつ)で意味のあるデータ
となっている場合、F2F方式と判断する。また、そのデ
ータの内容により券が前方向から投入されているか、後
方向から投入されているかを判断し、読取ヘッド23、24
のいずれで読取られたかに応じて券の表裏を判断する。
また、CPU70は内部メモリ70aの記憶内容を上記判断し
た記録方式と投入方向に応じて処理することにより、金
額カードAの磁気記録部の内容つまり金額カードを示す
データ、製造番号、日付データ、時刻データ、発駅デー
タ、号機番号データ、および残金額(残高)データが読
取られ、それらの金額カードを示すデータ等を用いて判
定部91で券が正しく、金額カードであると判定する。こ
の際、入、出場が同一日に行われているか、標準的な移
動所定時間に対して明らかに過大な時間経過後に出場し
ていないかのチェックも行われる。
ついで、CPU70は供給される号機番号と入場データと
により前回正しく入場が行われているか否かの判定を行
う。すなわち、前回のデータに入場データが付与されて
いる(消去されていない)場合に、正しい乗車が行われ
ていると判定し、入場データが付与されていない(消去
されている)場合に、不正乗車を判定する。
そして、正しい乗車が判定された場合、CPU70は発駅
から着駅までの必要料金つまり金額カードAの入場駅か
ら本設置駅までの運賃を、その利用時間の割引率(時間
帯による割引)に対応した運賃テーブル88から読出し、
上記残金額から必要料金(運賃)を差引くとともに、あ
らかじめ(入場時に)引かれている最低料金を加えるこ
とにより、新残額を算出する。
そして、CPU70はその差引き金額を新たな残金額とし
て判定し、その新たな残金額を表示部5で表示するとと
もに、上記投入方向に応じて書込ヘッド25、あるいは26
を用いて磁気記録部の内容つまり残金額データを更新す
るとともに、着駅データと号機番号データとを記録し、
入場データを消去する。この後、金額カードAの磁気記
録部の内容が読取ヘッド27、あるいは28により読取ら
れ、CPU70へ供給される。すると、CPU70は磁気記録部に
記録された(更新された)データが正しいか否かチェッ
クし、このチェックの結果が正しい場合、サーマルヘッ
ド29、あるいは30を用いて金額カードAの上に着駅と新
たな残金額を印刷する。また、CPU70は金額カードAに
正常に印刷が行われたか否かを、印刷電流検知器93、あ
るいは94の検知出力により判断する。
そして、CPU70は印刷が正常に行われた場合、ゲート
4、9を開いたまま、つまり投入者の通過を許可したま
ま、排出口3から金額カードAを排出する。この結果、
利用客は通路11を通過し、かつ金額カードAを受取る。
また、上記金額カードAに対する磁気記録されたデー
タが正しくなかった場合、あるいは印刷が正常に行われ
なかった場合、CPU70はその異常状況と現在扱っている
金額カードAの製造番号とを内部メモリ70aに記憶す
る。この異常状況としては、正しい磁気記録が行えなか
った場合、磁気記録からのやり直しを示すデータを記憶
し、正しい磁気記録は行えたが、正常な印刷が行えなか
った場合、印刷からのやり直しを示すデータを記憶す
る。
また、CPU70はゲート4を閉じるとともに、金額カー
ドAを搬送し、排出口3から排出する。このとき、CPU7
0は表示部5を用いて「異常が生じたため、再度、投入
口からそのカードを投入して下さい。」という案内を行
う。
この案内に応じて、利用客は、排出口3に排出された
金額カードAを、再度投入口2へ投入する。この投入に
より、上述した際と同様に、金額カードAの投入と投入
方向とが判断される。また、CPU70は今回投入された金
額カードAから読取った製造番号と、前回異常が生じて
排出した金額カードAの製造番号とを比較し、同一の金
額カードが挿入されたか否かを判断する。この判断の結
果、同一の金額カードが挿入された場合、CPU70は内部
メモリ70aに記憶した異常状況に応じて処理を行う。
たとえば、正しい磁気記録が行えなかった場合、磁気
記録を行い、さらに印刷を行う。また、正しい磁気記録
は行えたが、正常な印刷が行えなかった場合、印刷のみ
を行う。
そして、上記異常状況に対応した、磁気記録、印刷が
行われた場合、ゲート4を開け、つまり投入者の通過を
許可し、排出口3から金額カードAを排出する。この結
果、利用客は通路11を通過し、かつ金額カードAを受取
る。
また、同一の金額カードが挿入されなかった場合、あ
るいは磁気記録、印刷に対する異常を検知した場合は、
係員呼び出し等のエラー処理となる。
また、上記残金額の判定時、判定結果として金額が足
りない場合、CPU70は表示部5で精算金額を表示(マイ
ナスで表示)する。この場合、CPU70は金額カードAを
排出口3から排出し、ゲート4を閉じることにより、投
入者の通過を阻止している。また、このときCPU70は、
表示部5を用いて利用者に金額カードAを持って精算所
(機)で精算して下さいという案内を行う。
上記CPU70の判定結果により入場データが記録されて
いないことにより不正乗車(利用)を判定した場合、金
額カードAが排出口3から排出され、ゲート4を閉じる
ことにより、投入者の通過を阻止する。また、このとき
CPU70により、係員用の別の装置へその警報が発せられ
る。
この結果、係員はその返却された金額カードAの入場
口情報印刷エリア50bに入場データとしての発駅データ
が印刷されているかを確認し、そのデータが正しく印刷
されている場合、図示しない係員用の装置により、その
金額カードAの出場口情報印刷エリア50dに着駅、号
機、および新残高が印刷されるとともに、磁気記録部の
残金額データなどを更新し、利用客に返却し、通路11の
通過を許可する。
また、上記入場口情報印刷エリア50bに入場データの
発駅データが記録されていない場合、係員は不正乗車に
対する処理を行う。この場合、入場口情報印刷エリア50
bに日付、発駅データ(入場データ)が記録されている
か否かを、係員も利用客も目視確認できるため、不正乗
車の確認を機械的な確認だけでなく目視で確認でき、双
方に争いが生じないようになっている。
次に、本体1が入場業務を行う自動改札装置として用
いられる状態における、回数カードBによる乗車(入
場)について説明する。今、利用客により回数カードB
が投入口2に投入されると、その回数カードBは搬送路
21上を矢印a方向に搬送される。すると、回数カードB
は整位部22で整位された後、読取ヘッド23、24に到達す
る。この際、回数カードBの裏面つまり磁気記録面が下
面となっている場合、読取ヘッド23により磁気記録内容
が読取られ内部メモリ70aに記憶される。また、回数カ
ードBの裏面つまり磁気記録面が上面となっている場
合、読取ヘッド24により磁気記録内容が読取られ内部メ
モリ70aに記憶される。
CPU70は内部メモリ70aに記憶されている記憶内容を回
析し、記録方式がF2F方式で、記録内容が回数カードに
対応していることにより、回数カードBの投入を判断す
る。
すなわち、記録ビットのピッチが狭く、しかも長手方
向の4ビットずつ(8ビットずつ)で意味のあるデータ
となっている場合、F2F方式と判断する。また、そのデ
ータから回数カードBの投入を判断する。さらに、その
データの内容により券が前方向から投入されているか、
後方向から投入されているかを判断し、読取ヘッド23、
24のいずれで読取られたかに応じて券の表裏を判断す
る。
また、CPU70は内部メモリ70aの記憶内容を上記判断し
た記録方式と投入方向とに応じて処理することにより、
回数カードBの磁気記録部の内容つまり回数カードを示
すデータ、製造番号、日付データ、時刻データ、発駅デ
ータ、号機番号データ、区間情報、有効期限および残回
数データを読取り、それらの回数カードを示すデータ、
有効期限等を用いて判定部91で券が正しく、回数カード
であると判定する。
ついで、CPU70は供給される号機番号と出場データと
により前回正しく出場が行われているか否かの判定を行
う。すなわち、改札機で未使用のカード以外で、最後の
使用改札機に対応して入場データが消去されている場合
に、正しい乗車が行われると判定し、入場データが消去
されていない場合に、不正乗車を判定する。
そして、正しい乗車が判定された場合、CPU70は残回
数が有るか否かを判定する。さらに、CPU70はこの判定
結果により残回数が有る場合、上記投入方向に応じて、
書込ヘッド25、あるいは26を用いて回数カードBの磁気
記録部に日付、時刻、発駅、号機番号、入場データを記
録するとともに、現在の残回数を「−1」した新残回数
を記録する。
この後、回数カードBの磁気記録部の内容が読取ヘッ
ド27、あるいは28により読取られ、CPU70へ供給され
る。すると、CPU70は回数カードBに記録されたデータ
が正しいか否かチェックし、このチェックの結果が正し
い場合、上記投入方向に応じてサーマルヘッド29、ある
いは30を用いて入場口情報印刷エリア60bに日付、時
刻、入場データとしての発駅、およびこの改札機の番号
つまり号機番号を目視可能な状態で印刷する。また、CP
U70は回数カードBに正常に印刷が行われたか否かを、
印刷電流検知器93、あるいは94の検知出力により判断す
る。このとき、CPU70は表示部5で残回数を表示する。
そして、CPU70はゲート4、9を開いたまま、つまり
投入者の通過を許可したまま、排出口3から回数カード
Bを排出する。この結果、利用客は通路11を通過し、か
つ回数カードBを受取る。
また、上記回収カードBに対する磁気記録されたデー
タが正しくなかった場合、あるいは印刷が正常に行われ
なかった場合、CPU70はその異常状況と現在扱っている
回収カードBの製造番号とを内部メモリ70aに記憶す
る。この異常状況としては、正しい磁気記録が行えなか
った場合、磁気記録からのやり直しを示すデータを記憶
し、正しい磁気記録は行えたが、正常な印刷が行えなか
った場合、印刷からのやり直しを示すデータを記憶す
る。
また、CPU70はゲート4を閉じるとともに、回収カー
ドBを搬送し、排出口3から排出する。このとき、CPU7
0は表示部5を用いて「異常が生じたため、再度、投入
口からそのカードを投入して下さい。」という案内を行
う。
この案内に応じて、利用客は、排出口3に排出された
回収カードBを、再度投入口2へ投入する。この投入に
より、上述した際と同様に、回収カードBの投入と投入
方向とが判断される。また、CPU70は今回投入された回
収カードBから読取った製造番号と、前回異常が生じて
排出した回収カードBの製造番号とを比較し、同一の金
額カードが挿入されたか否かを判断する。この判断の結
果、同一の金額カードが挿入された場合、CPU70は内部
メモリ70aに記憶した異常状況に応じて処理を行う。
たとえば、正しい磁気記録が行えなかった場合、磁気
記録を行い、さらに印刷を行う。また、正しい磁気記録
は行えたが、正常な印刷が行えなかった場合、印刷のみ
を行う。
そして、上記異常状況に対応した、磁気記録、印刷が
行われた場合、ゲート4を開け、つまり投入者の通過を
許可し、排出口3から金額カードAを排出する。この結
果、利用客は通路11を通過し、かつ金額カードAを受取
る。
また、同一の金額カードが挿入されなかった場合、あ
るいは磁気記録、印刷に対する異常を検知した場合は、
係員呼び出し等のエラー処理となる。
また、上記残回数の判定結果として残回数がない場
合、CPU70は表示部5で残回数0をフリッカ表示する。
この場合、CPU70はゲート4を閉じるとともに、排出口
3から回数カードBを排出口3から排出する。
上記CPU70により入場データが消去されておらず、不
正乗車(利用)を判定した場合、回数カードBが排出口
3から排出され、ゲート4を閉じることにより、投入者
の通過を阻止する。また、このときCPU70により、係員
用の別の装置へその警報が発せられる。
この結果、係員はその返却された回数カードBの前回
の利用に対する出場口情報印刷エリア60cに出場データ
としての着駅データが印刷されているかを確認し、その
データが正しく印刷されている場合、図示しない係員用
の装置により、その回数カードBの入場口情報印刷エリ
ア60bに日付、時刻、発駅、号機番号が印刷されるとと
もに、磁気記録部に日付、時刻、発駅、号機番号、入場
データを記録するとともに、残回数を「−1」して更新
し、利用客に返却し、通路11の通過を許可する。
また、上記入場口情報印刷エリア60cに出場データの
発駅データが記録されていない場合、係員は不正乗車に
対する処理を行う。この場合、前回利用の出場口情報印
刷エリア60cに着駅データ(出場データ)が記録されて
いるか否かを、係員も利用客も目視確認できるため、不
正乗車の確認を機械的な確認だけでなく目視で確認で
き、双方に争いが生じないようになっている。
次に、本体1が出場業務を行う自動改札装置として用
いられる状態における、回数カードBによる降車(出
場)について説明する。今、利用客により回数カードB
が投入口2に投入されると、その回数カードBは搬送路
21上を矢印a方向に搬送される。すると、回数カードB
は整位部22で整位された後、読取ヘッド23、24に到達す
る。この際、回数カードBの裏面つまり磁気記録面が下
面となっている場合、読取ヘッド23により磁気記録内容
が読取られ内部メモリ70aに記憶される。また、回数カ
ードBの裏面つまり磁気記録面が上面となっている場
合、読取ヘッド24により磁気記録内容が読取られ内部メ
モリ70aに記憶される。
CPU70は内部メモリ70aに記憶されている記憶内容を回
析し、記録方式がF2F方式で、記録内容が回数カードに
対応していることにより、回数カードBの投入を判断す
る。
すなわち、記録ビットのピッチが狭く、しかも長手方
向の4ビットずつ(8ビットずつ)で意味のあるデータ
となっている場合、F2F方式と判断する。また、そのデ
ータの内容により券が前方向から投入されているか、後
方向から投入されているかを判断し、読取ヘッド23、24
のいずれで読取られたかに応じて券の表裏を判断する。
また、CPU70は内部メモリ70aの記憶内容を上記判断し
た記録方式と投入方向に応じて処理することにより、回
数カードBの磁気記録部の内容つまり回数カードを示す
データ、製造番号、区間情報、有効期限、日付データ、
時刻データ、発駅データ、号機番号データ、残回数デー
タおよび入場データが読取られ、それらの回数カードB
を示すデータ、有効期限等を用いて判定部91で券が正し
く、有効期限内の回数カードで、しかも区間内の降車で
あると判定する。
ついで、CPU70は供給される号機番号と入場データと
により前回正しく入場が行われているか否かの判定を行
う。すなわち、前回のデータに入場データが付与されて
いる(消去されていない)場合に、正しい乗車が行われ
ていると判定し、入場データが付与されていない(消去
されている)場合に、不正乗車を判定する。
そして、正しい乗車が判定された場合、CPU70は上記
投入方向に応じて、書込ヘッド25、あるいは26を用いて
磁気記録部の内容つまり着駅データと号機番号データと
を記録し、入場データを消去する。
この後、回数カードBの磁気記録部の内容が読取ヘッ
ド27、あるいは28により読取られ、CPU70へ供給され
る。すると、CPU70は磁気記録部に記録された(更新さ
れた)データが正しいか否かチェックし、このチェック
の結果が正しい場合、上記投入方向に応じてサーマルヘ
ッド29、あるいは30を用いて出場口情報印刷エリア60c
に着駅、号機番号、残回数を目視可能な状態で印刷す
る。また、CPU70は回数カードBに正常に印刷が行われ
たか否かを、印刷電流検知器93、あるいは94の検知出力
により判断する。このとき、CPU70は表示部5で残回数
を表示する。
そして、CPU70はゲート4、9を開いたまま、つまり
投入者の通過を許可したまま、排出口3から回数カード
Bを排出する。この結果、利用客は通路11を通過し、か
つ回数カードBを受取る。
また、上記回収カードBに対する磁気記録されたデー
タが正しくなかった場合、あるいは印刷が正常に行われ
なかった場合、CPU70はその異常状況と現在扱っている
回収カードBの製造番号とを内部メモリ70aに記憶す
る。この異常状況としては、正しい磁気記録が行えなか
った場合、磁気記録からのやり直しを示すデータを記憶
し、正しい磁気記録は行えたが、正常な印刷が行えなか
った場合、印刷からのやり直しを示すデータを記憶す
る。
また、CPU70はゲート4を閉じるとともに、回収カー
ドBを搬送し、排出口3から排出する。このとき、CPU7
0は表示部5を用いて「異常が生じたため、再度、投入
口からそのカードを投入して下さい。」という案内を行
う。
この案内に応じて、利用客は、排出口3に排出された
回収カードBを、再度投入口2へ投入する。この投入に
より、上述した際と同様に、回収カードBの投入と投入
方向とが判断される。また、CPU70は今回投入された回
収カードBから読取った製造番号と、前回異常が生じて
排出した回収カードBの製造番号とを比較し、同一の金
額カードが挿入されたか否かを判断する。この判断の結
果、同一の金額カードが挿入された場合、CPU70は内部
メモリ70aに記憶した異常状況に応じて処理を行う。
たとえば、正しい磁気記録が行えなかった場合、磁気
記録を行い、さらに印刷を行う。また、正しい磁気記録
は行えたが、正常な印刷が行えなかった場合、印刷のみ
を行う。
そして、上記異常状況に対応した、磁気記録、印刷が
行われた場合、ゲート4を開け、つまり投入者の通過を
許可し、排出口3から金額カードAを排出する。この結
果、利用客は通路11を通過し、かつ金額カードAを受取
る。
また、同一の金額カードが挿入されなかった場合、あ
るいは磁気記録、印刷に対する異常を検知した場合は、
係員呼び出し等のエラー処理となる。
また、上記残回数の判定結果として残回数がない場
合、CPU70は表示部5で残回数0をフリッカ表示する。
この場合、CPU70はゲート4を閉じるとともに、排出口
3から回数カードBを排出口3から排出する。
上記CPU70の判定結果により入場データが記録されて
いないことにより不正乗車(利用)を判定した場合、回
数カードBが排出口3から排出され、ゲート4を閉じる
ことにより、投入者の通過を阻止する。また、このとき
CPU70により、係員用の別の装置へその警報が発せられ
る。
この結果、係員はその返却された回数カードBの入場
口情報印刷エリア60bに入場データとしての発駅データ
が印刷されているかを確認し、そのデータが正しく印刷
されている場合、図示しない係員用の装置により、この
回数カードBの出場口情報印刷エリア60dに着駅、号機
番号、および新残高が印刷されるとともに、磁気記録部
の残回数データなどを更新し、利用客に返却し、通路11
の通過を許可する。
また、上記入場口情報印刷エリア60bに入場データの
発駅データが記録されていない場合、係員は不正乗車に
対する処理を行う。この場合、入場口情報印刷エリア60
bに日付、発駅データ(入場データ)が記録されている
か否かを、係員も利用客も目視確認できるため、不正乗
車の確認を機械的な確認だけでなく目視で確認でき、双
方に争いが生じないようになっている。
また、金額カードA、回数カードBの使用開始時、終
了時に、穿孔を穿孔部33で開けるようにしているが、こ
の処理に対しても穿孔検知器31、32の検知結果に応じて
穿孔が正確に行われているか否かを検知し、この検知結
果に応じて、上述したような異常処理を行うようにして
も良い。
上記したように、金額カード、あるいは回数カードに
対する磁気記録、印刷、穿孔の処理の途中で異常が発生
した場合、どの時点での異常かを内部メモリに記憶して
おき、再度同じカードが投入口から投入された際に、上
記記憶されている異常が生じる前の時点からの処理を行
うようにしたので、異常が生じた処理から再度処理を行
うことができる。
なお、この発明の自動改札装置は、鉄道等の交通機関
ばかりでなく、遊園地、博物館等の入退場システムにも
応用することができる。
[発明の効果] 以上詳述したようにこの発明によれば、書き替え処理
異常時にはゲートを閉じ、再処理により書き替え処理が
正しく行われた場合にはゲートを開けることにより、書
き替え処理が正しく行われたカードの利用者のみの通過
を許容することができる自動改札装置を提供できる。
また、処理の異常状態を記憶させ異常状態に応じて再
処理を行うため、再処理時に二重処理を防ぐとともに最
小限の処理で再処理を行うことができる自動改札装置を
提供できる。
さらに、カードの投入方向を判断する手段を設けたこ
とにより、いずれの方向のカードでも受け入れることが
でき、カードの投入方向を規制することがないのでカー
ドの投入を容易ならしめ、装置投入部(自動改札装置)
における利用者の滞留を押えることができる自動改札装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図および
第2図は入場時、出場時の動作を説明するためのフロー
チャート、第3図から第5図は全体の構成を概略的に示
す図、第6図は内部機構の概略構成を示す図、第7図は
金額カードの印刷例を示す図、第8図は回数カードの印
刷例を示す図、第9図は電気回路の構成を概略的に示す
ブロック図である。 2……投入口、3……排出口、4、9……ゲート、5…
…表示部、6……人間検知部、7……小人判定表示部、
8……身障者割引表示部、10……係員スイッチ、11……
通路、A……金額カード、B……回数カード、20、〜…
…搬送ベルト、21……搬送路、23、24、27、28……読取
ヘッド、25、26……書込ヘッド、29、30……サーマルヘ
ッド、31、32……穿孔検知器、33……穿孔部、70……CP
U、88……運賃テーブル、91……判定部、93、94……印
刷電流検知器。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金銭的価値を含む磁気情報が記録されてい
    る記録媒体が投入される投入口と、 この投入口で受け入れた上記記録媒体を搬送する搬送手
    段と、 この搬送手段により搬送される上記記録媒体から上記金
    銭的価値を含む磁気情報を読取る読取手段と、 この読取手段により読取った上記金銭的価値に基づいて
    上記記録媒体が所定の条件を満たしているか否かを判断
    する第1の判断手段と、 この第1の判断手段により上記記録媒体が所定の条件を
    満たしていると判断されたとき、上記記録媒体に記録さ
    れている磁気情報を更新記録する記録手段と、 この記録手段による記録内容を印刷する印刷手段と、 上記記録媒体に対する処理が正常に行われなかったと
    き、処理異常であることを検知する検知手段と、 この検知手段の検知に基づいて、処理の異常状況を記憶
    する記憶手段と、 上記記録媒体投入者の通過を阻止するゲートを備え、上
    記検知手段にて処理が正常に行われなかったことを検知
    したとき、上記ゲートを閉じて上記記録媒体投入者の通
    過を阻止する通過阻止手段と、 上記検知手段により処理異常が検知された上記記録媒体
    を排出する第1の排出手段と、 この第1の排出手段により上記記録媒体が排出された後
    に投入された記録媒体が上記第1の排出手段により排出
    された上記記録媒体と同一であるか否かを判断する第2
    の判断手段と、 この第2の判断手段により同一の記録媒体が投入された
    と判断されたとき、上記記憶手段に記憶されている異常
    状況に応じて再度処理を行う処理手段と、 この処理手段により再度処理されたとき、上記ゲートを
    開け上記記録媒体投入者の通過を許可する許可手段と、 上記処理手段に再度処理された記録媒体を排出する第2
    の排出手段と を具備したことを特徴とする自動改札装置。
  2. 【請求項2】金銭的価値を含む磁気情報が記録されてい
    る記録媒体が投入される投入口と、 この投入口で受け入れた上記記録媒体を搬送する搬送手
    段と、 この搬送手段により搬送される上記記録媒体から上記金
    銭的価値を含む磁気情報を読取る読取手段と、 この読取手段により読取った上記金銭的価値に基づいて
    上記記録媒体が所定の条件を満たしているか否かを判断
    する第1の判断手段と、 この第1の判断手段により上記記録媒体が所定の条件を
    満たしていると判断されたとき、上記記録媒体に記録さ
    れている磁気情報を更新記録する記録手段と、 この記録手段による記録内容を印刷する印刷手段と、 上記記録手段および印刷手段による上記記録媒体への処
    理が正常に行われたか否かを判定する判定手段と、 この判定手段により上記記録媒体に対する処理が正常に
    行われなかったと判定されたとき、正常に行えなかった
    処理が磁気情報の更新記録であるのかまたは印刷処理で
    あるのかの異常状況を記憶する記憶手段と、 上記判定手段により処理異常と判定された上記記録媒体
    を排出する第1の排出手段と、 この第1の排出手段により上記記録媒体が排出された後
    に投入された記録媒体が上記第1の排出手段により排出
    された上記記録媒体と同一であるか否かを判断する第2
    の判断手段と、 この第2の判断手段により同一の記録媒体が投入された
    と判断されたとき、上記記憶手段に記憶されている異常
    状況に応じて、正常に行えなかった処理が磁気情報の更
    新記録であるときには磁気記録の再処理を行い、正常に
    行えなかった処理が印刷処理であるときには再度印刷処
    理を行う処理手段と、 この処理手段に再度処理された記録媒体を排出する第2
    の排出手段と を具備したことを特徴とする自動改札装置。
  3. 【請求項3】金銭的価値を含む磁気情報が記録されてい
    る記録媒体が投入される投入口と、 この投入口で受け入れた上記記録媒体を搬送する搬送手
    段と、 この搬送手段により搬送される上記記録媒体から上記磁
    気情報を読取る読取手段と、 この読取手段による読取り結果に基づいて、上記磁気情
    報から上記記録媒体の投入方向が前方向であるのか後方
    向であるのかおよび表裏面のいずれが上面もしくは下面
    で投入されたのかを判断する投入方向判断手段と、 この投入方向判断手段による判断に応じて上記読取手段
    により読取った上記磁気情報から上記記録媒体の金銭的
    価値を読取り判定する読取判定手段と、 この読取判定手段により判定された上記金銭的価値に基
    づいて上記記録媒体が所定の条件を満たしているか否か
    を判断する第1の判断手段と、 この第1の判断手段により上記記録媒体が所定の条件を
    満たしていると判断されたとき、上記記録媒体に記録さ
    れている磁気情報を更新記録する記録手段と、 この記録手段による記録内容を印刷する印刷手段と、 上記記録手段および印刷手段による上記記録媒体への処
    理が正常に行われたか否かを判定する判定手段と、 この判定手段により上記記録媒体に対する処理が正常に
    行われなかったと判定されたとき、処理の異常状況を記
    憶する記憶手段と、 上記記録媒体投入者の通過を阻止するゲートを備え、上
    記検知手段にて処理が正常に行われなかったことを検知
    したとき、上記ゲートを閉じて上記記録媒体投入者の通
    過を阻止する通過阻止手段と、 上記判定手段により処理異常と判定された上記記録媒体
    を排出する第1の排出手段と、 この第1の排出手段により上記記録媒体が排出された後
    に投入された記録媒体が上記第1の排出手段により排出
    された上記記録媒体と同一であるか否かを判断する第2
    の判断手段と、 この第2の判断手段により同一の記録媒体が投入された
    と判断されたとき、上記記憶手段に記憶されている異常
    状況に応じて再度処理を行う処理手段と、 この処理手段により再度処理されたとき、上記ゲートを
    開け上記記録媒体投入者の通過を許可する許可手段と、 上記処理手段に再度処理された記録媒体を排出する第2
    の排出手段と を具備したことを特徴とする自動改札装置。
  4. 【請求項4】金銭的価値を含む磁気情報が記録されてい
    る記録媒体が投入される投入口と、 この投入口で受け入れた上記記録媒体を搬送する搬送手
    段と、 この搬送手段により搬送される上記記録媒体から上記磁
    気情報を読取る読取手段と、 この読取手段による読取り結果に基づいて、上記磁気情
    報から上記記録媒体の投入方向が前方向であるのか後方
    向であるのかおよび表裏面のいずれが上面もしくは下面
    で投入されたのかを判断する投入方向判断手段と、 この投入方向判断手段による判断に応じて上記読取手段
    により読取った上記磁気情報から上記記録媒体の金銭的
    価値を読取り判定する読取判定手段と、 この読取判定手段により判定された上記金銭的価値に基
    づいて上記記録媒体が所定の条件を満たしているか否か
    を判断する第1の判断手段と、 この第1の判断手段により上記記録媒体が所定の条件を
    満たしていると判断されたとき、上記記録媒体に記録さ
    れている磁気情報を更新記録する記録手段と、 この記録手段による記録内容を印刷する印刷手段と、 上記記録手段および印刷手段による上記記録媒体への処
    理が正常に行われたか否かを判定する判定手段と、 この判定手段により上記記録媒体に対する処理が正常に
    行われなかったと判定されたとき、正常に行えなかった
    処理が磁気情報の更新記録であるのかまたは印刷処理で
    あるのかの異常状況を記憶する記憶手段と、 上記記録媒体投入者の通過を阻止するゲートを備え、上
    記検知手段にて処理が正常に行われなかったことを検知
    したとき、上記ゲートを閉じて上記記録媒体投入者の通
    過を阻止する通過阻止手段と、 上記判定手段により処理異常と判定された上記記録媒体
    を排出する第1の排出手段と、 この第1の排出手段により上記記録媒体が排出された後
    に投入された記録媒体が上記第1の排出手段により排出
    された上記記録媒体と同一であるか否かを判断する第2
    の判断手段と、 この第2の判断手段により同一の記録媒体が投入された
    と判断されたとき、上記記憶手段に記憶されている異常
    状況に応じて、正常に行えなかった処理が磁気情報の更
    新記録であるときには磁気記録の再処理を行い、正常に
    行えなかった処理が印刷処理であるときには再度印刷処
    理を行う処理手段と、 この処理手段により再度処理されたとき、上記ゲートを
    開け上記記録媒体投入者の通過を許可する許可手段と、 上記処理手段に再度処理された記録媒体を排出する第2
    の排出手段と を具備したことを特徴とする自動改札装置。
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