JP2003168095A - 表示機能付非接触icカードとその表示時間制御方法 - Google Patents

表示機能付非接触icカードとその表示時間制御方法

Info

Publication number
JP2003168095A
JP2003168095A JP2001366530A JP2001366530A JP2003168095A JP 2003168095 A JP2003168095 A JP 2003168095A JP 2001366530 A JP2001366530 A JP 2001366530A JP 2001366530 A JP2001366530 A JP 2001366530A JP 2003168095 A JP2003168095 A JP 2003168095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
card
contact
display function
display time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001366530A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kobayashi
一雄 小林
Naoyuki Sakata
直幸 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2001366530A priority Critical patent/JP2003168095A/ja
Publication of JP2003168095A publication Critical patent/JP2003168095A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】通信データを表示する表示機能を有し、通信デ
ータを表示するために必要な電力を供給する電池を内蔵
する非接触ICカードであって、その電池が低容量であ
っても、有効に表示を行うことができる非接触ICカー
ドを提供すること。 【解決手段】上記課題を達成するために、少なくとも、
蓄電手段、無線通信手段、無線通信制御手段、通信デー
タ記憶手段、および通信データ表示手段と、表示時間制
御手段とを具備することを特徴とする表示機能付非接触
ICカードとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックカー
ド基体に電子部品等からなるインレットを挿入してなる
非接触ICカードに係わり、特に電池および表示素子を
内蔵した表示機能付非接触ICカードとその表示時間制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、無線通信手段を備えた非接触I
Cカードは利便性が高く、定期券などに応用されてい
る。
【0003】多くの非接触ICカードはリーダライタか
らの電磁波を利用して動作しており、内部に電源を持た
ない。電源を内蔵することで通信距離の増大など効果が
得られるが、従来電池の厚みが厚く、ISO/IECに
規定されているID−1サイズのプラスチックカード内
に電池を内蔵することは困難であった。
【0004】近年、ポリマー電解質を使用した薄型電池
が開発され、電池を内蔵したICカードが考案されてい
る。特開平5−166019号にはポリマー2次電池を
内蔵し、かつ、充電端子を備えたICカードが提案さて
いる。特開平2000−90221号では、さらに非接
触で2次電池を充電可能なICカードが提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、ICカードは接
触式、非接触式にかかわらず、カードに内蔵されたLS
I内部のメモリに記憶されたデータを表示することが望
まれている。液晶パネルなどをカードに設け、内蔵LS
Iでドライブし表示する。表示のためには電力が必要な
ので、カードに電池を内蔵する必要がある。
【0006】これらの状況からカード内に電池を内蔵す
ることが試みられてきたが、カードが薄いため内蔵する
電池の容量も限られている。特に電解液の漏出の危険か
ら電池のシールには特に注意が必要である。電解液を用
いない固体電解質の電池が望ましいが、電解液を用いた
ものよりも一般的に低容量である。
【0007】本発明はこれらの問題点を鑑みてなされた
もので、低容量の電池でも有効に表示を行うことができ
る非接触ICカードを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明において上記の課
題を達成するために、まず請求項1の発明では、少なく
とも、蓄電手段、無線通信手段、無線通信制御手段、通
信データ記憶手段、通信データ表示手段、および表示時
間制御手段を備えたことを特徴とする表示機能付非接触
ICカードとしたものである。
【0009】また請求項2の発明では、前記蓄電手段に
よる電力を通信データ表示にのみ利用することを特徴と
した請求項1に記載の表示機能付非接触ICカードとし
たものである。
【0010】また請求項3の発明では、さらに、充電手
段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の表
示機能付非接触ICカード。
【0011】また請求項4の発明では、前記表示時間制
御手段は、カード外部から手動で操作可能なスイッチを
備えることを特徴とした請求項1〜3の何れか1項に記
載の表示機能付非接触ICカードとしたものである。
【0012】また請求項5の発明では、前記表示時間制
御手段は、光反応型スイッチを備えることを特徴とした
請求項1〜4の何れか1項に記載の表示機能付非接触I
Cカードとしたものである。
【0013】また請求項6の発明では、表示機能付非接
触ICカードの表示時間を制御する方法であって、カー
ド外部から手動スイッチを操作することにより、表示時
間を制御することを特徴とした表示機能付非接触ICカ
ードの表示時間制御方法としたものである。
【0014】また請求項7の発明では、表示機能付非接
触ICカードの表示時間を制御する方法であって、光反
応型スイッチを利用することにより、表示時間を制御す
ることを特徴とした表示機能付非接触ICカードの表示
時間制御方法としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を説
明する。
【0016】本発明の表示機能付非接触ICカードは、
少なくとも、蓄電手段、無線通信手段、無線通信制御手
段、通信データ記憶手段、通信データ表示手段、および
表示時間制御手段を備える。
【0017】蓄電手段は電池あるいはキャパシタであ
る。電池は電解液の漏出の無い固体電解質のものが望ま
しいが、それに限定するものではない。一般的なリチウ
ム電池、リチウムイオン電池、マンガン電池、ニッカド
電池、などどんな電池でも良い。1次電池、2次電池ど
ちらでも良い。2次電池であればより経済的である。
【0018】キャパシタはフィルムコンデンサ、セラミ
ックコンデンサ、電界コンデンサ、タンタルコンデン
サ、電気2重層コンデンサなどどんなコンデンサでも良
い。但し、表示に必要な電力を供給できる程度の容量が
必要である。特にキャパシタは電流容量が少ないため、
キャパシタから供給される電力を、表示をするためだけ
に利用することで、表示時間を長くすることができる。
【0019】蓄電手段が2次電池又はキャパシタの場
合、本発明の表示機能付非接触ICカードは、さらに、
蓄電手段に充電する充電手段を備える。
【0020】無線通信手段は、電磁波を利用する場合が
一般的であり、それ故アンテナを備える。無線通信制御
手段は、カードに内蔵されたLSIによって、無線通信
の制御を行なう。LSIにはアンテナが接続され、場合
によってはLSI、アンテナそれぞれに並列にキャパシ
タを設け、共振周波数を選択することも可能である。
【0021】通信データ記憶手段は外部のリーダライタ
から送られてきたデータをカードに内蔵されたLSIに
記憶するもので、LSI内部にEEPROMなどの不揮
発性のメモリを持つことが一般的である。もちろん記憶
用のLSIを別途用意しても良い。メモリとしては強誘
電体を利用したFeRAMなども利用可能である。
【0022】通信データ表示手段は、液晶などの表示素
子と、カードに内蔵された表示素子の制御を行うLSI
とで構成される。もちろん別途ドライブ用のLSIを用
意しても良いが,ドライブ用のLSIの制御はデータを
処理する機能を持ったLSIが行い、メモリ内部に記憶
されたデータを読み出して表示を行う。もちろん記憶さ
れたデータ以外を表示することも可能である。表示素子
は液晶などの電気的に駆動できるものが必要であり、電
気的に駆動できれば液晶以外の表示素子でも良い。
【0023】表示時間制御手段は、以下に説明する何れ
か1つ又は複数の表示時間制御方法により、表示素子に
データを表示する時間を制御する。
【0024】第一の表示時間制御方法は、データの記
憶、表示、通信を制御する機能を有したLSIに表示時
間の制御機能を持たせる方法である。一般に表示を確認
するのは短時間であるので、継続して表示を行う必要は
無い。したがって、表示の時間を制限することで表示に
よる電池の消耗を少なくすることができる。
【0025】具体的には、例えば、カードへのデータの
書き込みが行われたときから数十秒程度、書き込んだデ
ータの表示を行い、その後、その表示を消すようなプロ
グラムを、カードに内蔵されたLSIにプログラミング
しておけば良い。カードをプリペイドカードなどに応用
した場合は、例えば、データが減算されたとき、その残
高を表示すればよい。表示の時間はプログラミングによ
り任意に設定できる。
【0026】データの書き換え時以外にも、データの表
示が必要なときは、表示のコマンド(命令)等を送るこ
とで、表示されるようカード内部にLSIのプログラム
を換えても良い。マイクロコンピュータを利用し、ソフ
トウェアでこれらの機能を実現しても良いし、或いは専
用のハードウェアを製作すればマイクロコンピュータを
ソフトウェアで動作させるよりも一般的に低消費電力で
これらの機能を実現できる。
【0027】第2の表示時間制御方法は表示時間の制御
を外部から行う方法である。
【0028】具体的には、例えば、カードにスイッチを
設け、外部からそのスイッチを操作したときのみ表示を
する。スイッチがOFFになれば表示を消す。スイッチ
がOFFなってから所定の時間を置いて、表示を消して
も良い。
【0029】第3の表示時間制御方法は、カードのスイ
ッチを光反応型スイッチ、すなわち光に反応するセンサ
にする方法である。スイッチのON/OFFを利用者が
意識することなく、利便性が向上する。
【0030】カードの表示はバックライト付の表示素子
や自己発光方式の表示素子以外は、暗いところでは見え
ないので、暗いところで表示をONすることは電池の消
耗を早めてしまう。そこで、カードに光があたったこと
をセンシングし、表示をONにすることで、表示が確認
可能な明るさのときのみ表示をONすれば良い。
【0031】カードを定期入れや、バッグの中にしまえ
ば、カードの周りは暗くなるので、光センサはOFFに
なり、カードの表示をOFFにする。カードのデータを
確認するために明るいところにカードを持ち出したとき
のみ、光センサがONし表示をONする。
【0032】使用する光センサとしては光電効果、光導
電効果、光起電力効果、焦電効果等を利用したものが使
用可能である。具体的にはフォトダイオード、pinフ
ォトダイオード、フォトトランジスタ、CdS(硫化カ
ドミウムセル)などが一般的である。
【0033】
【実施例】以下に、本発明の実施例を具体的に説明す
る。
【0034】ここでは、本実施例の表示機能付非接触I
Cカードにおける構成の一例を、図1のブロック図に基
づいて、以下に説明する。
【0035】本実施例の表示機能付非接触ICカード
は、バッテリ(103)と、無線通信用のRF回路及び
変調・復調回路(111)とを備え、CPU(109)
によって無線通信制御とデータ表示制御を行ない、通信
データの記憶にはEEPROM(108)を用い、ドラ
イバ回路(112)により液晶表示素子(114)をド
ライブしてデータ表示を行う。
【0036】本実施例の表示機能付非接触ICカードに
おいて、アンテナ(113)はポリイミド基板に銅箔を
貼り付け、エッチングによりパターンを形成したものを
使用した。そして、アンテナ(113)を形成した同一
面上にCPU(109)、ROM(106)、RAM
(107)、EEPROM(108)などを内蔵したL
SI(102)を実装した。リーダライタ(115)か
らは、アンテナ(113)を介して、LSI(102)
の動作用電力と、液晶表示素子(114)の駆動用の電
力と、バッテリの充電用の電力とが供給され、また、リ
ーダライタ(115)とアンテナ(113)との間で通
信データが送受信される。電源の制御および充電の制御
回路(110)は、LSI(102)に内蔵した。
【0037】液晶表示素子(114)は、フィルムタイ
プのものを使用し、ドライブ回路(112)は前記のL
SI(102)に内蔵した。バッテリ(103)は、ゲ
ルタイプの電解質を使ったペーパー電池を利用した。
【0038】スイッチ(104)は、カード外部から手
動で操作可能な表示時間制御用のスイッチであり、スイ
ッチ(104)はLSI(102)に接続され、スイッ
チのON/OFFの信号は、LSI(102)に送られ
る。また、光センサ(105)は表示時間制御用の光反
応型スイッチであり、これも同様にLSI(102)に
接続され、光センサのON/OFFの信号も、LSI
(102)に送られる。。
【0039】ここでは、本実施例の表示機能付非接触I
Cカードにおいて、第1の表示時間制御方法による動作
の一例を、図2のフローチャートに基づいて、以下に説
明する。
【0040】S(STEP)1;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、リーダライタからの命令を待つ。
本実施例の表示機能付非接触ICカードは、命令を受信
した場合のみ、STEP2に進む。
【0041】S(STEP)2;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、命令を受信したことを確認するA
CK(ACKnowledgement)信号を、リー
ダライタに送信する。
【0042】S(STEP)3;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、受信した命令が、データ読出命令
であるか否かを解釈する。受信した命令が、データ読出
命令であれば、STEP4に進む。受信した命令が、デ
ータ読出命令でなければ、STEP8に進む。
【0043】S(STEP)4;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、メモリに記憶されているデータ
を、読み出し、リーダライタに送出する。
【0044】S(STEP)5;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、表示をONにし、リーダライタに
送出したデータを、表示素子に表示する。
【0045】S(STEP)6;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、予め定められた表示時間の経過を
待つ。待つ間、本実施例の表示機能付非接触ICカード
は、表示をONのままにし、リーダライタに送出したデ
ータを、表示素子に表示し続ける。表示時間が経過する
と、STEP7に進む。
【0046】S(STEP)7;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、表示をOFFにし、リーダライタ
に送出したデータの表示を消し、終了する。
【0047】S(STEP)8;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、受信した命令が、データ書込命令
であるか否かを解釈する。受信した命令が、データ書込
命令であれば、STEP9に進む。受信した命令が、デ
ータ書込命令でなければ、STEP13に進む。
【0048】S(STEP)9;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、リーダライタから送られたデータ
を、受信し、メモリに書き込む。
【0049】S(STEP)10;本実施例の表示機能
付非接触ICカードは、表示をONにし、メモリに書き
込んだデータを、表示素子に表示する。
【0050】S(STEP)11;本実施例の表示機能
付非接触ICカードは、予め定められた表示時間の経過
を待つ。待つ間、本実施例の表示機能付非接触ICカー
ドは、表示をONのままにし、メモリに書き込んだデー
タを、表示素子に表示し続ける。表示時間が経過する
と、STEP12に進む。
【0051】S(STEP)12;本実施例の表示機能
付非接触ICカードは、表示をOFFにし、メモリに書
き込んだデータの表示を消し、終了する。
【0052】S(STEP)13;本実施例の表示機能
付非接触ICカードは、受信した命令が、データ表示命
令であるか否かを解釈する。受信した命令が、データ表
示命令であれば、STEP14に進む。受信した命令
が、データ表示命令でなければ、エラー処理を行なう。
【0053】S(STEP)14;本実施例の表示機能
付非接触ICカードは、表示をONにし、メモリに記憶
されているデータを、表示素子に表示する。
【0054】S(STEP)15;本実施例の表示機能
付非接触ICカードは、予め定められた表示時間の経過
を待つ。待つ間、本実施例の表示機能付非接触ICカー
ドは、表示をONのままにし、メモリに記憶されている
データを、表示素子に表示し続ける。表示時間が経過す
ると、STEP16に進む。
【0055】S(STEP)16;本実施例の表示機能
付非接触ICカードは、表示をOFFにし、メモリに記
憶されているデータの表示を消し、終了する。
【0056】尚、本実施例の表示機能付非接触カード
は、内蔵しているLSIに書き込まれているプログラム
に従い、表示時間を監視して、表示をON/OFFす
る。
【0057】ここでは、本実施例の表示機能付非接触I
Cカードにおいて、第2の表示時間制御方法による動作
の一つの例を、図3の(a)のフローチャートに基づい
て、以下に説明する。
【0058】S(STEP)1;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、スイッチがONになったか否かを
監視する。スイッチがONになると、STEP2に進
む。
【0059】S(STEP)2;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、表示をONにし、メモリに記憶さ
れているデータを、表示素子に表示する。
【0060】S(STEP)3;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、予め定められた表示時間の経過を
待つ。待つ間、本実施例の表示機能付非接触ICカード
は、表示をONのままにし、メモリに記憶されているデ
ータを、表示素子に表示し続ける。表示時間が経過する
と、STEP4に進む。
【0061】S(STEP)4;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、表示をOFFにし、メモリに記憶
されているデータの表示を消し、終了する。
【0062】ここでは、本実施例の表示機能付非接触I
Cカードにおいて、第2の表示時間制御方法による動作
のもう一つの例を、図3の(b)のフローチャートに基
づいて、以下に説明する。
【0063】S(STEP)1;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、スイッチがONになったか否かを
監視する。スイッチがONになると、STEP2に進
む。
【0064】S(STEP)2;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、表示をONにし、メモリに記憶さ
れているデータを、表示素子に表示する。
【0065】S(STEP)3;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、スイッチがOFFになったか否か
を監視する。監視している間、すなわち、スイッチがO
Nの間、本実施例の表示機能付非接触ICカードは、表
示をONのままにし、メモリに記憶されているデータ
を、表示素子に表示し続ける。スイッチがOFFになる
と、STEP4に進む。
【0066】S(STEP)4;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、表示をOFFにし、メモリに記憶
されているデータの表示を消し、終了する。
【0067】ここでは、本実施例の表示機能付非接触I
Cカードにおいて、第3の表示時間制御方法による動作
の一つの例を、図4の(a)のフローチャートに基づい
て、以下に説明する。
【0068】S(STEP)1;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、光センサがONになったか否かを
監視する。光センサがONになると、STEP2に進
む。
【0069】S(STEP)2;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、表示をONにし、メモリに記憶さ
れているデータを、表示素子に表示する。
【0070】S(STEP)3;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、予め定められた表示時間の経過を
待つ。待つ間、本実施例の表示機能付非接触ICカード
は、表示をONのままにし、メモリに記憶されているデ
ータを、表示素子に表示し続ける。表示時間が経過する
と、STEP4に進む。
【0071】S(STEP)4;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、表示をOFFにし、メモリに記憶
されているデータの表示を消し、終了する。
【0072】ここでは、本実施例の表示機能付非接触I
Cカードにおいて、第3の表示時間制御方法による動作
のもう一つの例を、図4の(b)のフローチャートに基
づいて、以下に説明する。
【0073】S(STEP)1;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、光センサがONになったか否かを
監視する。光センサがONになると、STEP2に進
む。
【0074】S(STEP)2;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、表示をONにし、メモリに記憶さ
れているデータを、表示素子に表示する。
【0075】S(STEP)3;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、光センサがOFFになったか否か
を監視する。監視している間、すなわち、光センサがO
Nの間、本実施例の表示機能付非接触ICカードは、表
示をONのままにし、メモリに記憶されているデータ
を、表示素子に表示し続ける。光センサがOFFになる
と、STEP4に進む。
【0076】S(STEP)4;本実施例の表示機能付
非接触ICカードは、表示をOFFにし、メモリに記憶
されているデータの表示を消し、終了する。
【0077】常時、表示をONさせた場合、内蔵の電池
の容量を3mAh、表示に必要な電流を5μAと仮定す
ると、 (3×10-3)÷(5×10-6)=600[h] 600÷24=25[日] と、なり動作時間は25日となる。
【0078】本発明の表示機能付非接触ICカードの場
合、表示時間を1回に20秒とし、1日10回表示させ
るとすると、 20秒×10回=200秒・・・1日の表示時間 (600×3600)÷200=10800[日] 10800÷356≒29.6[年] と、なりカードの寿命としては十分である。
【0079】ここまでの寿命の計算は、電池は1次電池
として充電は考慮していないが、2次電池であれば当
然、充電繰り返す回数分、寿命が延びることとなる。
【0080】逆に1次電池で5年の寿命で計算すれば、 (5×356×200)÷3600≒104[h] 104×(5×10-6)=0.52[mAh] 従って、電池の容量としては0.52mAh、すなわち
520μAhあればよい。
【0081】固体電解質を使用したペーパー電池でもこ
の程度であれば実現可能であり、表示付非接触ICカー
ドが提供できる。
【0082】
【発明の効果】以上により、本発明は、低容量の電池で
も有効に表示を行うことができる非接触ICカードを提
供することができる。
【0083】また、本発明が提供する内蔵データの表示
機能付非接触ICカードには、以下のような諸効果があ
る。
【0084】第1に、カードに記憶されたデータを目で
確認できるので、誤操作や勘違いなどによるトラブルを
なくすことができる。
【0085】第2に、プリペイドカードやポイントカー
ドなどに応用すれば残額やポイントの確認が可能であ
り、電池寿命が長くなることで、安価な1次電池が使用
可能である。
【0086】第3に、電池の代わりに大容量のキャパシ
タを2次電池のように使用することも可能で、充放電回
数の制限が無いカードが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の表示機能付非接触ICカード
における構成の一例を示すブロック図。
【図2】本発明の実施例の表示機能付非接触ICカード
において、第1の表示時間制御方法による動作の一例を
示すフローチャート。
【図3】(a)及び(b)は、それぞれ、本発明の実施
例の表示機能付非接触ICカードにおいて、第2の表示
時間制御方法による動作の一例を示すフローチャート。
【図4】(a)及び(b)は、それぞれ、本発明の実施
例の表示機能付非接触ICカードにおいて、第3の表示
時間制御方法による動作の一例を示すフローチャート。
【符号の説明】
101…非接触ICカード 102…LSI 103…バッテリ 104…スイッチ 105…光センサ 106…ROM 107…RAM 108…EEPROM 109…CPU 110…電源制御/充電制御回路 111…変調・復調/RF回路 112…液晶表示用ドライバ回路 113…アンテナ 114…液晶表示素子 115…リーダライタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、蓄電手段、無線通信手段、無
    線通信制御手段、通信データ記憶手段、通信データ表示
    手段、および表示時間制御手段を備えたことを特徴とす
    る表示機能付非接触ICカード。
  2. 【請求項2】前記蓄電手段による電力を通信データ表示
    にのみ利用することを特徴とした請求項1に記載の表示
    機能付非接触ICカード。
  3. 【請求項3】さらに、充電手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の表示機能付非接触ICカー
    ド。
  4. 【請求項4】前記表示時間制御手段は、カード外部から
    手動で操作可能なスイッチを備えることを特徴とした請
    求項1〜3の何れか1項に記載の表示機能付非接触IC
    カード。
  5. 【請求項5】前記表示時間制御手段は、光反応型スイッ
    チを備えることを特徴とした請求項1〜4の何れか1項
    に記載の表示機能付非接触ICカード。
  6. 【請求項6】表示機能付非接触ICカードの表示時間を
    制御する方法であって、カード外部から手動スイッチを
    操作することにより、表示時間を制御することを特徴と
    した表示機能付非接触ICカードの表示時間制御方法。
  7. 【請求項7】表示機能付非接触ICカードの表示時間を
    制御する方法であって、光反応型スイッチを利用するこ
    とにより、表示時間を制御することを特徴とした表示機
    能付非接触ICカードの表示時間制御方法。
JP2001366530A 2001-11-30 2001-11-30 表示機能付非接触icカードとその表示時間制御方法 Pending JP2003168095A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001366530A JP2003168095A (ja) 2001-11-30 2001-11-30 表示機能付非接触icカードとその表示時間制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001366530A JP2003168095A (ja) 2001-11-30 2001-11-30 表示機能付非接触icカードとその表示時間制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003168095A true JP2003168095A (ja) 2003-06-13

Family

ID=19176411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001366530A Pending JP2003168095A (ja) 2001-11-30 2001-11-30 表示機能付非接触icカードとその表示時間制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003168095A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007200139A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Fujitsu Ltd 読み取り結果視認が可能な無線タグ送受信装置及びプログラム
JP2008146052A (ja) * 2007-11-26 2008-06-26 Fujitsu Ltd 情報表示システムおよび表示素子駆動方法
JP2008217093A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Jr East Mechatronics Co Ltd Icカード
JP2015114803A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 セイコーエプソン株式会社 電子機器及び無接点電力伝送システム
JP2017509042A (ja) * 2013-12-30 2017-03-30 ジエマルト・エス・アー 光アクティブ化センサを備える通信デバイス

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000259869A (ja) * 1999-03-11 2000-09-22 Toshiba Corp 無線式記録媒体と改札システムと取引システム
WO2000057355A1 (de) * 1999-03-23 2000-09-28 Giesecke & Devrient Gmbh Datenträger mit einer batterie und einer anzeige
JP2002099886A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Seiko Epson Corp 携帯型情報処理装置および携帯型情報処理装置の制御方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000259869A (ja) * 1999-03-11 2000-09-22 Toshiba Corp 無線式記録媒体と改札システムと取引システム
WO2000057355A1 (de) * 1999-03-23 2000-09-28 Giesecke & Devrient Gmbh Datenträger mit einer batterie und einer anzeige
JP2002099886A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Seiko Epson Corp 携帯型情報処理装置および携帯型情報処理装置の制御方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007200139A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Fujitsu Ltd 読み取り結果視認が可能な無線タグ送受信装置及びプログラム
JP2008217093A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Jr East Mechatronics Co Ltd Icカード
JP2008146052A (ja) * 2007-11-26 2008-06-26 Fujitsu Ltd 情報表示システムおよび表示素子駆動方法
JP4554664B2 (ja) * 2007-11-26 2010-09-29 富士通株式会社 情報表示システムおよび表示素子駆動方法
JP2015114803A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 セイコーエプソン株式会社 電子機器及び無接点電力伝送システム
JP2017509042A (ja) * 2013-12-30 2017-03-30 ジエマルト・エス・アー 光アクティブ化センサを備える通信デバイス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4501416B2 (ja) Icカード用充電装置及びパスケース
JP2006323683A (ja) カード装置及びその制御方法
US6297789B2 (en) Integrated circuit card with liquid crystal display for viewing at least a portion of the information stored in the card
US8011592B2 (en) Temperature management in an integrated circuit card with electrophoretic display
US20110050756A1 (en) Use of displays in low-power and low-cost electronic systems
US7710285B2 (en) Battery device and electronic apparatus
TWI479770B (zh) 電路裝置、電子機器及ic卡
JP2006236806A (ja) 二次電池、二次電池パックおよびそれを用いた電子機器
US20140193676A1 (en) Electronic device and battery pack
US7575175B2 (en) Non-contact IC card
US20100276496A1 (en) Chip card comprising a display
JP2003168095A (ja) 表示機能付非接触icカードとその表示時間制御方法
JPH09199096A (ja) 電池パック
JP4867299B2 (ja) Icカード及び電力供給制御方法
JP2000113137A (ja) 非接触情報記録表示方法および非接触情報記録表示媒体
JP3820862B2 (ja) 携帯型情報処理装置および携帯型情報処理装置の制御方法
US8608081B2 (en) Chip card comprising a display
CN202084066U (zh) 一种电子纸智能卡
JP2004094561A (ja) Icカード
JP2007188413A (ja) Icカード
JP4811549B2 (ja) 補助電源付情報記録媒体
JPH11353438A (ja) カード装置
JP5998664B2 (ja) 非接触通信媒体
JP2002032728A (ja) 無線カードシステム
JPH1093484A (ja) データキャリア

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060718

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070110

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070119

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070209