JPH09199096A - 電池パック - Google Patents
電池パックInfo
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- JPH09199096A JPH09199096A JP8007427A JP742796A JPH09199096A JP H09199096 A JPH09199096 A JP H09199096A JP 8007427 A JP8007427 A JP 8007427A JP 742796 A JP742796 A JP 742796A JP H09199096 A JPH09199096 A JP H09199096A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- battery pack
- cell
- electronic device
- communication
- Prior art date
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】電池パックが接続に適した外部装置に接続され
たときに充放電でき、かつ充放電の繰り返しによるセル
の性能劣化を最小限にする。 【解決手段】外部装置との間で通信できる通信回路9
と、外部装置との接続の適否を判定する判定回路13と
を有し、通信回路9から得た外部装置からのデータに基
づいて判定回路13では外部装置が接続に適していると
判定したときは、セル5への充放電を制御する。
たときに充放電でき、かつ充放電の繰り返しによるセル
の性能劣化を最小限にする。 【解決手段】外部装置との間で通信できる通信回路9
と、外部装置との接続の適否を判定する判定回路13と
を有し、通信回路9から得た外部装置からのデータに基
づいて判定回路13では外部装置が接続に適していると
判定したときは、セル5への充放電を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外部装置である電子
機器装置で使用される充放電が可能な電池パックに関す
る。
機器装置で使用される充放電が可能な電池パックに関す
る。
【0002】
【従来の技術】携帯端末装置とか、ノート型コンピュー
タ、あるいはカメラー体型VTR等の携帯性を重要視す
る電子機器装置には電源として電池が使われる。この電
池には放電のみを行い、いわば使い捨てされるタイプで
あるとか、充放電が可能で繰り返し使用が可能なタイプ
などがある。そして、このような充放電が可能なセルを
内蔵してパック化された電池パックには、正極(+)端
子と負極(−)端子の2つの端子で構成され、常に前記
両極端子から充放電を行う乾電池に代表されるような2
端子型の電池パックであるとか、前記正極端子と負極端
子の他にコントロール端子と称される入出力を制御する
端子が設けられ、このコントロール端子にかかる電圧に
よって正極端子と負極端子とで充放電を制御できるよう
にした3端子型の電池パックとかがある。
タ、あるいはカメラー体型VTR等の携帯性を重要視す
る電子機器装置には電源として電池が使われる。この電
池には放電のみを行い、いわば使い捨てされるタイプで
あるとか、充放電が可能で繰り返し使用が可能なタイプ
などがある。そして、このような充放電が可能なセルを
内蔵してパック化された電池パックには、正極(+)端
子と負極(−)端子の2つの端子で構成され、常に前記
両極端子から充放電を行う乾電池に代表されるような2
端子型の電池パックであるとか、前記正極端子と負極端
子の他にコントロール端子と称される入出力を制御する
端子が設けられ、このコントロール端子にかかる電圧に
よって正極端子と負極端子とで充放電を制御できるよう
にした3端子型の電池パックとかがある。
【0003】以下、図13を参照して3端子型の電池パ
ックの従来例について、この電池パックが作動電源とし
て装着される電子機器装置と共に説明すると、電池パッ
ク1には外部接続端子として正極端子2と負極端子3と
コントロール端子4とが設けられている。電池パック1
の内部にはニッカドとかリチウムイオンなどで構成され
て電荷の充放電が可能なセル5と、このセル5と負極端
子3との接続を切り替える接続切替回路としてのスイッ
チ7と、コントロール端子4に加えられる電圧によって
スイッチ7を制御する切替制御回路6とが含まれてい
る。電子機器装置101は、電池パック1の正極端子
2、負極端子3、コントロール端子4のそれぞれに個別
に対応した正極端子2a、負極端子3a、コントロール
端子4aを備えている。電池パック1はそれぞれの端子
2,3,4が電子機器装置101のそれぞれの端子2
a,3a,4aに対応接続されることで、電子機器装置
101に接続される。電子機器装置101の正極端子2
aとコントロール端子4aとは内部で電気的に短絡接続
されている。
ックの従来例について、この電池パックが作動電源とし
て装着される電子機器装置と共に説明すると、電池パッ
ク1には外部接続端子として正極端子2と負極端子3と
コントロール端子4とが設けられている。電池パック1
の内部にはニッカドとかリチウムイオンなどで構成され
て電荷の充放電が可能なセル5と、このセル5と負極端
子3との接続を切り替える接続切替回路としてのスイッ
チ7と、コントロール端子4に加えられる電圧によって
スイッチ7を制御する切替制御回路6とが含まれてい
る。電子機器装置101は、電池パック1の正極端子
2、負極端子3、コントロール端子4のそれぞれに個別
に対応した正極端子2a、負極端子3a、コントロール
端子4aを備えている。電池パック1はそれぞれの端子
2,3,4が電子機器装置101のそれぞれの端子2
a,3a,4aに対応接続されることで、電子機器装置
101に接続される。電子機器装置101の正極端子2
aとコントロール端子4aとは内部で電気的に短絡接続
されている。
【0004】電池パック1においては、コントロール端
子4にかかる電圧により切替制御回路6によりスイッチ
7をオンオフに動作させ得るように構成されている。そ
して、電池パック1を電子機器装置101に接続してい
ないときには、電池パック1のコントロール端子4には
電圧が加わっていないので切替制御回路6はスイッチ7
をオフさせている状態にあるから、正極端子2と負極端
子3との間に電位差は生じていない。電池パック1を電
子機器装置101に接続したとき、電子機器装置101
側で正極端子2aとコントロール端子4aとが短絡され
ているので、電池パック1のコントロール端子4には正
極端子2の電圧がかかることになる。切替制御回路6は
コントロール端子4の電圧を監視しており、コントロー
ル端子4に電圧がかかることによりスイッチ7をオンさ
せる。そのため電池パック1側の正極端子2が出力端子
となって負極端子3との間にセル5の電位差が生じる。
子4にかかる電圧により切替制御回路6によりスイッチ
7をオンオフに動作させ得るように構成されている。そ
して、電池パック1を電子機器装置101に接続してい
ないときには、電池パック1のコントロール端子4には
電圧が加わっていないので切替制御回路6はスイッチ7
をオフさせている状態にあるから、正極端子2と負極端
子3との間に電位差は生じていない。電池パック1を電
子機器装置101に接続したとき、電子機器装置101
側で正極端子2aとコントロール端子4aとが短絡され
ているので、電池パック1のコントロール端子4には正
極端子2の電圧がかかることになる。切替制御回路6は
コントロール端子4の電圧を監視しており、コントロー
ル端子4に電圧がかかることによりスイッチ7をオンさ
せる。そのため電池パック1側の正極端子2が出力端子
となって負極端子3との間にセル5の電位差が生じる。
【0005】また、電池パック1においてはその充電の
際もコントロール端子4に電圧を加え、切替制御回路6
でスイッチ7をオンさせるようにする。そうすると電池
パック1側の正極端子2が入力端子となってセル5が充
電される。なおこの時、セル5の電圧よりも高い電圧が
電子機器装置101側より電池パック1側に供給され
る。
際もコントロール端子4に電圧を加え、切替制御回路6
でスイッチ7をオンさせるようにする。そうすると電池
パック1側の正極端子2が入力端子となってセル5が充
電される。なおこの時、セル5の電圧よりも高い電圧が
電子機器装置101側より電池パック1側に供給され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電池パ
ックにおいては、コントロール端子という電池の出力を
制御する端子を設け、コントロール端子に加わる電圧に
より電池の正極と負極の出力を制御することは可能であ
るが、コントロール端子に他の要因で電圧がかかった際
にもセルから放電が行われてしまう可能性があるという
課題がある。
ックにおいては、コントロール端子という電池の出力を
制御する端子を設け、コントロール端子に加わる電圧に
より電池の正極と負極の出力を制御することは可能であ
るが、コントロール端子に他の要因で電圧がかかった際
にもセルから放電が行われてしまう可能性があるという
課題がある。
【0007】また、コントロール端子に電圧がかかった
ときには充電を行ってしまうので、接続される電子機器
装置が故障であってもコントロール端子に電圧をかけて
しまいセルに充電をしてしまう可能性があるという課題
がある。
ときには充電を行ってしまうので、接続される電子機器
装置が故障であってもコントロール端子に電圧をかけて
しまいセルに充電をしてしまう可能性があるという課題
がある。
【0008】さらにまた、不揮発性メモリを電池パック
側に配備し、このメモリに前回のセルへの充電日時を書
き込むことができるが、日時の管理については電池パッ
ク外の電子機器装置側に委ねられているから、そのメモ
リに書き込まれている充電日時が必ずしも接続される電
子機器装置の日時と同―であるとは限らないために、電
池パック側のメモリの充電日時に基づいて充電の管理を
した場合ではセルが満充電に近い電圧でくり返し充電さ
れてしまい、結果、セルの性能を早期に劣化させてしま
って電池パックの寿命が短くなるという課題がある。
側に配備し、このメモリに前回のセルへの充電日時を書
き込むことができるが、日時の管理については電池パッ
ク外の電子機器装置側に委ねられているから、そのメモ
リに書き込まれている充電日時が必ずしも接続される電
子機器装置の日時と同―であるとは限らないために、電
池パック側のメモリの充電日時に基づいて充電の管理を
した場合ではセルが満充電に近い電圧でくり返し充電さ
れてしまい、結果、セルの性能を早期に劣化させてしま
って電池パックの寿命が短くなるという課題がある。
【0009】さらにまた、セルへの充電の際にはコント
ロール端子は電池パックでは入力端子となるので、電池
パックの情報を電子機器装置側に返すことがないので最
適な条件で充電することができないという課題がある。
ロール端子は電池パックでは入力端子となるので、電池
パックの情報を電子機器装置側に返すことがないので最
適な条件で充電することができないという課題がある。
【0010】さらにまた、電池パック内の回路の電源を
セルよりとっているとセルが完全放電したときには電池
パック内の回路が働かないことがあるという課題があ
る。
セルよりとっているとセルが完全放電したときには電池
パック内の回路が働かないことがあるという課題があ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明にお
いては、外部装置との間で充電に関する情報を通信する
通信手段と、前記情報に基づいて前記外部装置に対する
接続の適否を判定する判定手段とを備え、前記判定手段
は、接続に適合と判定した前記外部装置に対してセルか
ら電荷を放電させる制御を行うことによって上述した課
題を解決している。
いては、外部装置との間で充電に関する情報を通信する
通信手段と、前記情報に基づいて前記外部装置に対する
接続の適否を判定する判定手段とを備え、前記判定手段
は、接続に適合と判定した前記外部装置に対してセルか
ら電荷を放電させる制御を行うことによって上述した課
題を解決している。
【0012】請求項2に係る発明においては、外部装置
との間で充電に関する情報を通信する通信手段と、前記
情報に基づいて前記外部装置に対する接続の適否を判定
する判定手段とを備え、前記判定手段は、接続に適合と
判定した前記外部装置からセルに充電をさせる制御を行
うことによって上述した課題を解決している。
との間で充電に関する情報を通信する通信手段と、前記
情報に基づいて前記外部装置に対する接続の適否を判定
する判定手段とを備え、前記判定手段は、接続に適合と
判定した前記外部装置からセルに充電をさせる制御を行
うことによって上述した課題を解決している。
【0013】請求項3に係る発明においては、日時カウ
ント手段と、セルへの前回の充電日時を記憶している判
定手段とを備え、前記判定手段は、日時カウント手段に
よるカウント日時と前記前回の充電日時とに基づいてセ
ルに電荷の充電を行うか否かの判断を行うことによって
上述した課題を解決している。
ント手段と、セルへの前回の充電日時を記憶している判
定手段とを備え、前記判定手段は、日時カウント手段に
よるカウント日時と前記前回の充電日時とに基づいてセ
ルに電荷の充電を行うか否かの判断を行うことによって
上述した課題を解決している。
【0014】請求項4に係る発明においては、請求項3
の発明の構成に加えてさらに、さらに、外部装置との間
で通信を行う通信手段を有しており、前記判定手段は、
前記外部装置からは前記通信手段を介しての通信に基づ
いたセルへの充電に関する命令を受けて応答動作するこ
とによって上述した課題を解決している。
の発明の構成に加えてさらに、さらに、外部装置との間
で通信を行う通信手段を有しており、前記判定手段は、
前記外部装置からは前記通信手段を介しての通信に基づ
いたセルへの充電に関する命令を受けて応答動作するこ
とによって上述した課題を解決している。
【0015】請求項5に係る発明においては、請求項2
の発明の構成に加えて、前記判定手段の電源を前記外部
装置から得られるようにし、セルの充電容量が著しく低
下したときにも前記判定手段と前記外部装置との間で通
信を行えるようにして前記セルへの充電を可能としたこ
とによって上述した課題を解決している。
の発明の構成に加えて、前記判定手段の電源を前記外部
装置から得られるようにし、セルの充電容量が著しく低
下したときにも前記判定手段と前記外部装置との間で通
信を行えるようにして前記セルへの充電を可能としたこ
とによって上述した課題を解決している。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
電池パックについて図面を参照して詳細に説明する。
電池パックについて図面を参照して詳細に説明する。
【0017】実施の形態1 図1は、本発明の実施の形態1に係る電池パックの内部
回路図である。本発明の実施の形態1に係る電池パック
1においては、正極端子2および負極端子3を有してい
るが、従来のコントロール端子に代えて、電池パック1
に接続されるべき外部装置としての電子機器装置との間
での通信のための通信端子10を備えている。この電子
機器装置101は好ましくは携帯型コンピュータとか携
帯型カメラ一体型VTRなどの携帯型のもので電源とし
て電池パック1を使用するもの、また携帯型ではないが
電源として電池パック1を使用するものであって、電池
パック1に対応して正極端子2a、負極端子3aおよび
通信端子10aを備えている。電池パック1は、それぞ
れの端子が電子機器装置101それぞれの端子に個別に
対応して接続されることで、電子機器装置101に接続
される。
回路図である。本発明の実施の形態1に係る電池パック
1においては、正極端子2および負極端子3を有してい
るが、従来のコントロール端子に代えて、電池パック1
に接続されるべき外部装置としての電子機器装置との間
での通信のための通信端子10を備えている。この電子
機器装置101は好ましくは携帯型コンピュータとか携
帯型カメラ一体型VTRなどの携帯型のもので電源とし
て電池パック1を使用するもの、また携帯型ではないが
電源として電池パック1を使用するものであって、電池
パック1に対応して正極端子2a、負極端子3aおよび
通信端子10aを備えている。電池パック1は、それぞ
れの端子が電子機器装置101それぞれの端子に個別に
対応して接続されることで、電子機器装置101に接続
される。
【0018】図1の電池パック1の内部回路の説明の前
に図2、図3および図4を参照して電子機器装置101
に対する電池パック1の使用例について説明する。図2
および図4は電子機器装置101とこれに使用される電
池パック1とAC/DCコンバータ103それぞれの外
観斜視図であり、図3は電池パック1の外観斜視図であ
る。これらの図を参照して電池パック1の前部側側面に
は正極端子2、通信端子10および負極端子3が配備さ
れている。電子機器装置101は本実施の形態では例え
ばノート型をした携帯型コンピュータであって、キーボ
ードとかその他が配備された本体101aとこれにヒン
ジ接続されて開閉が可能な、液晶などからなる表示部を
備えた蓋体101bとを有し、本体101aの側面には
それの作動電源である電池パック1が収納される収納口
101cを有しており、この収納口101cの奥部には
図示していないが図1で示されている正極端子2a、負
極端子3a、通信端子10aが設けられ、収納口101
cに電池パック1が収納されると、電池パック1と電子
機器装置101それぞれの端子どうしが接続され、この
ことを図1の脱着検出回路8が検出するようになってい
る。なお、電池パック1の通信端子10は電子機器装置
101との間で通信を行うためのデータが入出力される
端子であり、通信形態に応じて2つ以上の複数の端子に
なる場合がある。電子機器装置101は後述するように
して電源コンセントに接続されたAC/DCコンバータ
103の接続ジャック103aが接続される接続口10
1dが配備されている。
に図2、図3および図4を参照して電子機器装置101
に対する電池パック1の使用例について説明する。図2
および図4は電子機器装置101とこれに使用される電
池パック1とAC/DCコンバータ103それぞれの外
観斜視図であり、図3は電池パック1の外観斜視図であ
る。これらの図を参照して電池パック1の前部側側面に
は正極端子2、通信端子10および負極端子3が配備さ
れている。電子機器装置101は本実施の形態では例え
ばノート型をした携帯型コンピュータであって、キーボ
ードとかその他が配備された本体101aとこれにヒン
ジ接続されて開閉が可能な、液晶などからなる表示部を
備えた蓋体101bとを有し、本体101aの側面には
それの作動電源である電池パック1が収納される収納口
101cを有しており、この収納口101cの奥部には
図示していないが図1で示されている正極端子2a、負
極端子3a、通信端子10aが設けられ、収納口101
cに電池パック1が収納されると、電池パック1と電子
機器装置101それぞれの端子どうしが接続され、この
ことを図1の脱着検出回路8が検出するようになってい
る。なお、電池パック1の通信端子10は電子機器装置
101との間で通信を行うためのデータが入出力される
端子であり、通信形態に応じて2つ以上の複数の端子に
なる場合がある。電子機器装置101は後述するように
して電源コンセントに接続されたAC/DCコンバータ
103の接続ジャック103aが接続される接続口10
1dが配備されている。
【0019】図1に戻って、電池パック1は内部におい
て電荷の充放電が可能なセル5と、このセル5と正極端
子2との間で入出力(出力時はセル5の放電、入力時は
セル5への充電)を切り替えるように電界効果トランジ
スタかリレーなどの半導体スイッチング素子で構成され
た切替制御回路6と、この切替制御回路6の切り替え動
作を制御する接続切替回路7と、電池パック1が電子機
器装置101に装着されたか分離されたかを検出する脱
着検出回路8と、電子機器装置101との間で通信を行
う通信回路9と、セル5および正極端子2の電圧を検出
する電圧検出回路11と、日時管理手段としてセル5へ
の充電日時をカウントする日時カウント回路12と、判
定回路13を備えている。判定回路13は、脱着検出回
路8、通信回路9、電圧検出回路11および日時カウン
ト回路12で得られた各種情報より所定の判定動作を行
い、この判定の結果に基づいて接続切替回路7に所定の
指示を行い、これによって切替制御回路6を切り替え制
御させることでセル5への充電またはセル5からの放電
を決定するもので、後述するようにマイクロコンピュー
タなどで構成されている。
て電荷の充放電が可能なセル5と、このセル5と正極端
子2との間で入出力(出力時はセル5の放電、入力時は
セル5への充電)を切り替えるように電界効果トランジ
スタかリレーなどの半導体スイッチング素子で構成され
た切替制御回路6と、この切替制御回路6の切り替え動
作を制御する接続切替回路7と、電池パック1が電子機
器装置101に装着されたか分離されたかを検出する脱
着検出回路8と、電子機器装置101との間で通信を行
う通信回路9と、セル5および正極端子2の電圧を検出
する電圧検出回路11と、日時管理手段としてセル5へ
の充電日時をカウントする日時カウント回路12と、判
定回路13を備えている。判定回路13は、脱着検出回
路8、通信回路9、電圧検出回路11および日時カウン
ト回路12で得られた各種情報より所定の判定動作を行
い、この判定の結果に基づいて接続切替回路7に所定の
指示を行い、これによって切替制御回路6を切り替え制
御させることでセル5への充電またはセル5からの放電
を決定するもので、後述するようにマイクロコンピュー
タなどで構成されている。
【0020】電池パック1は図1で示される内部回路に
加えてさらに図5を参照して説明するようなセル5の電
力が不必要以上に消費されるのを抑制するための回路を
有している。電池パック1は、通常、図1で示されてい
る内部回路の作動のための電源を自己のセル5から供給
するのであるが、全ての内部回路を常時動作モードにし
ておくとセル5の消費電力が大きなものとなる。そこで
消費電力を抑制するために、電池パック1に電子機器装
置101など何も接続されていないときには、常時動作
させておく必要がある最低限の回路としての判定回路1
3および脱着検出回路8を選定し、この回路13,8に
だけセル5から作動電源を供給して常時動作状態にして
おくように制御している。
加えてさらに図5を参照して説明するようなセル5の電
力が不必要以上に消費されるのを抑制するための回路を
有している。電池パック1は、通常、図1で示されてい
る内部回路の作動のための電源を自己のセル5から供給
するのであるが、全ての内部回路を常時動作モードにし
ておくとセル5の消費電力が大きなものとなる。そこで
消費電力を抑制するために、電池パック1に電子機器装
置101など何も接続されていないときには、常時動作
させておく必要がある最低限の回路としての判定回路1
3および脱着検出回路8を選定し、この回路13,8に
だけセル5から作動電源を供給して常時動作状態にして
おくように制御している。
【0021】図5ではセル5の出力を昇圧してから所定
値に降圧することで電源の安定化を図るための昇降圧回
路14と、電池パック1内の通信回路9に対する電源の
供給と遮断を切り替えるための電源切替回路15とが設
けられており、判定回路13と脱着検出回路8とは昇降
圧回路14を介してセル5から電源が供給されて常時動
作状態になっている。脱着検出回路8は電流制限抵抗8
aと、検出スイッチ8bとの直列構成であり、この検出
スイッチ8bは電池パック1が電子機器装置101に接
続されるか否かに応じて物理的にオンオフされるように
なっている。通信回路9は電源切替回路15の後段に接
続されている。電源切替回路15は、昇降圧回路14と
通信回路9との間にコレクタエミッタが接続されたトラ
ンジスタ15aと、このトランジスタ15aのベースに
コレクタが接続されたトランジスタ15bとで構成され
ている。通信回路9は、電源切替回路15の前記トラン
ジスタと同様の接続関係であるトランジスタ9a,9b
と通信の制御を司る本体部9cとを有している。判定回
路13は脱着検出回路8の検出スイッチ8bのオンオフ
に伴う電位変化つまり電池パック1が装置101に装着
されたことで検出スイッチ8bが押されてオンしたとき
ではグランド電位であるLOW出力(接続時でローレベ
ルとなる電位)が入力されて電池パック1が電子機器装
置101に接続されたこと、電池パック1が装置101
から分離されたことで検出スイッチ8bがオフしたとき
では昇降圧回路14を介するセル5の出力電位であるH
IGH出力(非接続時ではハイレベルとなる電位)で電
子機器装置101から電池パック1が分離されたことを
それぞれ判定し、これに対応した判定出力を電源切替回
路15と通信回路9とに出力するように構成されてい
る。判定回路13は図6で示すようにマイクロコンピュ
ータ13aとメモリ13bとクロック回路13cとを有
している。
値に降圧することで電源の安定化を図るための昇降圧回
路14と、電池パック1内の通信回路9に対する電源の
供給と遮断を切り替えるための電源切替回路15とが設
けられており、判定回路13と脱着検出回路8とは昇降
圧回路14を介してセル5から電源が供給されて常時動
作状態になっている。脱着検出回路8は電流制限抵抗8
aと、検出スイッチ8bとの直列構成であり、この検出
スイッチ8bは電池パック1が電子機器装置101に接
続されるか否かに応じて物理的にオンオフされるように
なっている。通信回路9は電源切替回路15の後段に接
続されている。電源切替回路15は、昇降圧回路14と
通信回路9との間にコレクタエミッタが接続されたトラ
ンジスタ15aと、このトランジスタ15aのベースに
コレクタが接続されたトランジスタ15bとで構成され
ている。通信回路9は、電源切替回路15の前記トラン
ジスタと同様の接続関係であるトランジスタ9a,9b
と通信の制御を司る本体部9cとを有している。判定回
路13は脱着検出回路8の検出スイッチ8bのオンオフ
に伴う電位変化つまり電池パック1が装置101に装着
されたことで検出スイッチ8bが押されてオンしたとき
ではグランド電位であるLOW出力(接続時でローレベ
ルとなる電位)が入力されて電池パック1が電子機器装
置101に接続されたこと、電池パック1が装置101
から分離されたことで検出スイッチ8bがオフしたとき
では昇降圧回路14を介するセル5の出力電位であるH
IGH出力(非接続時ではハイレベルとなる電位)で電
子機器装置101から電池パック1が分離されたことを
それぞれ判定し、これに対応した判定出力を電源切替回
路15と通信回路9とに出力するように構成されてい
る。判定回路13は図6で示すようにマイクロコンピュ
ータ13aとメモリ13bとクロック回路13cとを有
している。
【0022】判定回路13は消費電力の抑制動作のため
の判定として低消費電力モードにするための判定と通常
動作モードにするための判定とを行う。判定回路13の
クロック回路13cは低周波数(例えばkHzレベル)
クロックと高周波数(例えばMHzレベル)のクロック
の出力が選択可能であり、マイクロコンピュータ13a
は低消費電力モードにおいてはマイクロコンピュータ1
3a自体の消費電力を抑えるようにクロック回路13c
からのクロック周波数を低周波数に落とすように制御す
る。この時、判定回路13がその判定のために監視して
いるのは前述のように脱着検出回路8の検出スイッチ8
bからのHIGH出力(非接続)とLOW出力(接続)
である。脱着検出回路8は、電池パック1に何も接続さ
れていない時は検出スイッチ8bがオフしてHIGH出
力を出力し、接続された時には検出スイッチ8bがオン
してLOW出力を出力する。判定回路13は脱着検出回
路8出力がHIGH出力からLOW出力になった時つま
り電池パック1が電子機器装置101に接続されたとき
にはクロック周波数を高周波数にすることで通常動作モ
ードにして電源切替回路15のトランジスタ15a,1
5bをオンにする判定出力を出力する。これによって電
源切替回路15のトランジスタ15a,15bがオンす
ると、通信回路9へは電源が供給可能にされる。電源切
替回路15をオンさせ、回路が安定するまでしばらくの
時間をおいてから判定回路13は通信回路9の本体部9
cを介して電子機器装置101との間で所要の通信をお
こなうようになっている。
の判定として低消費電力モードにするための判定と通常
動作モードにするための判定とを行う。判定回路13の
クロック回路13cは低周波数(例えばkHzレベル)
クロックと高周波数(例えばMHzレベル)のクロック
の出力が選択可能であり、マイクロコンピュータ13a
は低消費電力モードにおいてはマイクロコンピュータ1
3a自体の消費電力を抑えるようにクロック回路13c
からのクロック周波数を低周波数に落とすように制御す
る。この時、判定回路13がその判定のために監視して
いるのは前述のように脱着検出回路8の検出スイッチ8
bからのHIGH出力(非接続)とLOW出力(接続)
である。脱着検出回路8は、電池パック1に何も接続さ
れていない時は検出スイッチ8bがオフしてHIGH出
力を出力し、接続された時には検出スイッチ8bがオン
してLOW出力を出力する。判定回路13は脱着検出回
路8出力がHIGH出力からLOW出力になった時つま
り電池パック1が電子機器装置101に接続されたとき
にはクロック周波数を高周波数にすることで通常動作モ
ードにして電源切替回路15のトランジスタ15a,1
5bをオンにする判定出力を出力する。これによって電
源切替回路15のトランジスタ15a,15bがオンす
ると、通信回路9へは電源が供給可能にされる。電源切
替回路15をオンさせ、回路が安定するまでしばらくの
時間をおいてから判定回路13は通信回路9の本体部9
cを介して電子機器装置101との間で所要の通信をお
こなうようになっている。
【0023】図7を参照して電池パック1と電子機器装
置101との通信のための構成について説明する。この
通信には以下のように構成された電池パック1の通信端
子10と電子機器装置101の通信端子10aとを用い
て行われる。ここで、この通信は電池パック1側の通信
回路9と電子機器装置101側の内部回路102のシス
テムIC102aとEEPROM等の不揮発性メモリ1
02bが司る。
置101との通信のための構成について説明する。この
通信には以下のように構成された電池パック1の通信端
子10と電子機器装置101の通信端子10aとを用い
て行われる。ここで、この通信は電池パック1側の通信
回路9と電子機器装置101側の内部回路102のシス
テムIC102aとEEPROM等の不揮発性メモリ1
02bが司る。
【0024】 CLK 電池パック1から装置101に供給されるクロック DATAl 電池パック1から電子機器装置101に向かうデータ 電子機器装置101ではシステムエC102aとメモリ102b とに接続されている DATA2 電子機器装置101より電池パック1に向かうデータ 電子機器装置101ではシステムエC102aとメモリ102b とに接続されている CSl 電子機器装置101のメモリ102bのチップセレクト CS2 電子機器装置101のシステムIC102aのチップセレクト CS3 電池パック1の通信回路9のチップセレクト Vcc 電子機器装置101のメモリ102bヘの電源 GND 電子機器装置101のメモリ102bへの電源 電池パック1が電子機器装置101と通信を行おうとす
ると、まず通信に携わる回路の電源Vccを立ちあげ
る、つまり電池パック1から電子機器装置101に電源
を供給する必要がある。Vccを立ちあげるには図5の
ように電池パック1内の判定回路13からの出力によっ
て通信回路9のトランジスタ9a,9bをオンさせる。
これによって通信回路9の本体部9cのVccが立ちあ
げられ、電池パック1の通信端子10から電子機器装置
101の通信端子10aにVccが供給される。なお、
この通信回路9にはヒューズ等の電流を制限する回路が
設けられてもよい。こうしてVccを立ちあげてから電
池パック1は通信端子10のCSlにて電子機器装置1
01の回路102内のメモリ102bを選択し、DAT
Alを用いてメモリ102bに格納されている電子機器
装置101の機種別情報を読み取るように指定し、これ
によって電子機器装置101はその情報を読み取る。読
み取った情報は電子機器装置101の通信端子10aの
DATA2から電池パック1の通信端子10のDATA
2から通信回路9の本体部9cを介して判定回路13に
返される。電池パック1における判定回路13において
はその機種別情報より、当該電池パック1に接続された
電子機器装置101が電池パック1に接続されるのに適
合しているか否かを判定する。この判定のためのデータ
は判定回路13のメモリ13bに格納されており、マイ
クロコンピュータ13aは電子機器装置101からの機
種別情報と、メモリ13b内の機種別情報のデータとを
参照してその判定を行う。
ると、まず通信に携わる回路の電源Vccを立ちあげ
る、つまり電池パック1から電子機器装置101に電源
を供給する必要がある。Vccを立ちあげるには図5の
ように電池パック1内の判定回路13からの出力によっ
て通信回路9のトランジスタ9a,9bをオンさせる。
これによって通信回路9の本体部9cのVccが立ちあ
げられ、電池パック1の通信端子10から電子機器装置
101の通信端子10aにVccが供給される。なお、
この通信回路9にはヒューズ等の電流を制限する回路が
設けられてもよい。こうしてVccを立ちあげてから電
池パック1は通信端子10のCSlにて電子機器装置1
01の回路102内のメモリ102bを選択し、DAT
Alを用いてメモリ102bに格納されている電子機器
装置101の機種別情報を読み取るように指定し、これ
によって電子機器装置101はその情報を読み取る。読
み取った情報は電子機器装置101の通信端子10aの
DATA2から電池パック1の通信端子10のDATA
2から通信回路9の本体部9cを介して判定回路13に
返される。電池パック1における判定回路13において
はその機種別情報より、当該電池パック1に接続された
電子機器装置101が電池パック1に接続されるのに適
合しているか否かを判定する。この判定のためのデータ
は判定回路13のメモリ13bに格納されており、マイ
クロコンピュータ13aは電子機器装置101からの機
種別情報と、メモリ13b内の機種別情報のデータとを
参照してその判定を行う。
【0025】判定回路13は、判定の結果が接続に適合
しないものであれば電源切替回路15のトランジスタ1
5a,15bをオフにしてVccを落として通信回路9
での電力消費を抑制する判定出力を出力するとともに、
内部のマイクロコンピュータ13aによってクロック周
波数を低周波数に落としてそのマイクロコンピュータ1
3aでの電力消費を抑制する低消費電力モードに移行す
る。なお、判定回路13は脱着検出回路8の出力がHI
GH出力からLOW出力になった時にのみ低消費電力モ
ードから通常動作モードに移るので、電池パック1と電
子機器装置101とを離して再度接続させるまでは通常
動作モードへは移行しない。
しないものであれば電源切替回路15のトランジスタ1
5a,15bをオフにしてVccを落として通信回路9
での電力消費を抑制する判定出力を出力するとともに、
内部のマイクロコンピュータ13aによってクロック周
波数を低周波数に落としてそのマイクロコンピュータ1
3aでの電力消費を抑制する低消費電力モードに移行す
る。なお、判定回路13は脱着検出回路8の出力がHI
GH出力からLOW出力になった時にのみ低消費電力モ
ードから通常動作モードに移るので、電池パック1と電
子機器装置101とを離して再度接続させるまでは通常
動作モードへは移行しない。
【0026】判定回路13は、判定の結果が接続に適合
するものであるならば前記と同様にしてVccを落とし
て通信回路9での電力消費を抑制する一方、装置101
にセル5からの電荷を放電出力させるべく接続切替回路
7に切替制御回路6をオンさせるように指示を出す。そ
の後は、オンさせられた切替制御回路6がセル5と正極
端子2とを短絡させるから、電子機器装置101の正極
端子2aと負極端子3aとに電位差が現れ、電子機器装
置101は電池パック1を電源として利用することがで
きる。電池パック1が電子機器装置101より分離され
た場合、脱着検出回路8の出力がLOW出力からHIG
H出力に変化する。この変化を判定回路13が感知した
時、切替制御回路6を開放するように判定回路13は接
続切替回路7に指示を出す。すると電池パック1の正極
端子2はどの回路とも開放になり、正極端子2と負極端
子3とに電位差が出なくなる。そして、判定回路13の
マイクロコンピュータ13aはクロック周波数を低周波
数に落として動作モードを通常動作モードよりマイクロ
コンピュータ13a自体が低消費電力モードへ移行して
そこでの電力の消費を最小限に抑えるようにする。
するものであるならば前記と同様にしてVccを落とし
て通信回路9での電力消費を抑制する一方、装置101
にセル5からの電荷を放電出力させるべく接続切替回路
7に切替制御回路6をオンさせるように指示を出す。そ
の後は、オンさせられた切替制御回路6がセル5と正極
端子2とを短絡させるから、電子機器装置101の正極
端子2aと負極端子3aとに電位差が現れ、電子機器装
置101は電池パック1を電源として利用することがで
きる。電池パック1が電子機器装置101より分離され
た場合、脱着検出回路8の出力がLOW出力からHIG
H出力に変化する。この変化を判定回路13が感知した
時、切替制御回路6を開放するように判定回路13は接
続切替回路7に指示を出す。すると電池パック1の正極
端子2はどの回路とも開放になり、正極端子2と負極端
子3とに電位差が出なくなる。そして、判定回路13の
マイクロコンピュータ13aはクロック周波数を低周波
数に落として動作モードを通常動作モードよりマイクロ
コンピュータ13a自体が低消費電力モードへ移行して
そこでの電力の消費を最小限に抑えるようにする。
【0027】判定回路13の動作を図8のフローチャー
トを参照して説明する。ステップS1―Oから動作を開
始し、S1―1で初めて電源が入った場合の動作モード
を低消費電流モードにしたりとか接続切替回路7への出
力を初期値に設定する。初期化が終了するとステップS
1―2に移り、脱着検出回路8からの出力を読み込む。
ステップSl―3ではステップS1―2で読み込んだ値
がLOW出力からHIGH出力に変化したかを判断す
る。HIGH出力からLOW出力に変わっていればステ
ップS1―4ヘ進み、変わっていないようであればステ
ップS1―2ヘ戻り変化があらわれるまでステップS1
―2およびS1―3を繰り返す。S1―4では判定回路
13を低消費電力モードより通常動作モードへ移行させ
る。これにより、高速な制御が可能となる。そしてステ
ップS1―5で通信回路9に電源を供給させるために電
源切替回路15を立ち上がらせる。すると通信回路9に
電源が供給され、更に通信回路9のトランジスタ9a,
9bを立ち上げ、本体部9cの電源を立ち上げるので、
電池パック1は外部と通信が可能な状態となる。通信が
可能となると、ステップS1―6で電子機器装置101
の回路102内のメモリ102bより電子機器装置10
1の機種別情報を読み込む。そしてステップS1―7に
おいて電池パック1と電子機器装置101とが接続に適
合しているか否かを判断する。ステップS1―7で適合
すると判断された時にはステップS1―8で切替制御回
路6をオンさせ、電子機器装置101の電源が電池パッ
ク1より供給される。ステップS1―7で適合しないと
判断された時には、ステップS1―9で電源切替回路1
5をオフさせ、通信回路9の電源供給をオフさせる。そ
してステップS1―10にて動作モードを低消費電流モ
ードへ移行させ、ステップS1―2に移り次の接続があ
るまで待つ。また、電子機器装置101は電池パック1
を充電する機能を持っている場合が多く、この場合は以
下の方法で電池パック1内のセル5の充電を行う。
トを参照して説明する。ステップS1―Oから動作を開
始し、S1―1で初めて電源が入った場合の動作モード
を低消費電流モードにしたりとか接続切替回路7への出
力を初期値に設定する。初期化が終了するとステップS
1―2に移り、脱着検出回路8からの出力を読み込む。
ステップSl―3ではステップS1―2で読み込んだ値
がLOW出力からHIGH出力に変化したかを判断す
る。HIGH出力からLOW出力に変わっていればステ
ップS1―4ヘ進み、変わっていないようであればステ
ップS1―2ヘ戻り変化があらわれるまでステップS1
―2およびS1―3を繰り返す。S1―4では判定回路
13を低消費電力モードより通常動作モードへ移行させ
る。これにより、高速な制御が可能となる。そしてステ
ップS1―5で通信回路9に電源を供給させるために電
源切替回路15を立ち上がらせる。すると通信回路9に
電源が供給され、更に通信回路9のトランジスタ9a,
9bを立ち上げ、本体部9cの電源を立ち上げるので、
電池パック1は外部と通信が可能な状態となる。通信が
可能となると、ステップS1―6で電子機器装置101
の回路102内のメモリ102bより電子機器装置10
1の機種別情報を読み込む。そしてステップS1―7に
おいて電池パック1と電子機器装置101とが接続に適
合しているか否かを判断する。ステップS1―7で適合
すると判断された時にはステップS1―8で切替制御回
路6をオンさせ、電子機器装置101の電源が電池パッ
ク1より供給される。ステップS1―7で適合しないと
判断された時には、ステップS1―9で電源切替回路1
5をオフさせ、通信回路9の電源供給をオフさせる。そ
してステップS1―10にて動作モードを低消費電流モ
ードへ移行させ、ステップS1―2に移り次の接続があ
るまで待つ。また、電子機器装置101は電池パック1
を充電する機能を持っている場合が多く、この場合は以
下の方法で電池パック1内のセル5の充電を行う。
【0028】・電池パック1が電子機器装置101にA
C/DCコンバータ103よりも先に接続されている場
合 電池パック1から電子機器装置101に電源を供給して
いる状態からAC/DCコンバータ103を接続した場
合、図7に図示している電子機器装置101の内部回路
102内のシステムIC102aはAC/DCコンバー
タ103が接続されたとの情報を得る。そうするとシス
テムIC102aは、電池パック1からは電源の供給を
受ける必要がないから電池パック1の切替制御回路6を
オフさせるよう通信で電池パック1の判定回路13に対
して前記通信によってAC/DCコンバータ103が接
続されたことの通知を行い、通知を受け取った電池パッ
ク1の判定回路13は切替制御回路6をオフさせるよう
に接続切替回路7にオフの指示を出す。そうするとセル
5は装置101には電源として電荷を放電できなくな
る。こうして電池パック1は装置101には接続されて
はいるが装置101から電源の供給という面では分離さ
れた後は、セル5への充電を行うために電池パック1の
判定回路13は電圧検出回路11でセル5自体の電圧を
読み込む。読み込んだ電圧が、セル5への充電が必要な
電圧であるならば切替制御回路6をオンさせてセル5に
充電をさせるようにする。なお、セル5と切替制御回路
6との間にはセル5の電圧を計測するためのごく小さな
抵抗が必要であるが、この抵抗は特に図示はしていな
い。
C/DCコンバータ103よりも先に接続されている場
合 電池パック1から電子機器装置101に電源を供給して
いる状態からAC/DCコンバータ103を接続した場
合、図7に図示している電子機器装置101の内部回路
102内のシステムIC102aはAC/DCコンバー
タ103が接続されたとの情報を得る。そうするとシス
テムIC102aは、電池パック1からは電源の供給を
受ける必要がないから電池パック1の切替制御回路6を
オフさせるよう通信で電池パック1の判定回路13に対
して前記通信によってAC/DCコンバータ103が接
続されたことの通知を行い、通知を受け取った電池パッ
ク1の判定回路13は切替制御回路6をオフさせるよう
に接続切替回路7にオフの指示を出す。そうするとセル
5は装置101には電源として電荷を放電できなくな
る。こうして電池パック1は装置101には接続されて
はいるが装置101から電源の供給という面では分離さ
れた後は、セル5への充電を行うために電池パック1の
判定回路13は電圧検出回路11でセル5自体の電圧を
読み込む。読み込んだ電圧が、セル5への充電が必要な
電圧であるならば切替制御回路6をオンさせてセル5に
充電をさせるようにする。なお、セル5と切替制御回路
6との間にはセル5の電圧を計測するためのごく小さな
抵抗が必要であるが、この抵抗は特に図示はしていな
い。
【0029】・電池パック1を電子機器装置101にA
C/DCコンバータ103よりも後から接続する場合 電子機器装置101が図4のようにAC/DCコンバー
タ103等の商用電源からのAC/DC変換出力によっ
て電源を供給されている状態において、電池パック1が
電子機器装置101に後から接続された時、前述のよう
に電池パック1は内部の判定回路13で前記通信を用い
て電子機器装置101の回路102内のメモリ102a
から機種別情報を読みだす。電池パック1の判定回路1
3においては読み出した機種別情報から電池パック1が
電子機器回路101の接続に適合するものと判断する
と、電子機器装置101の回路102内のシステムIC
102aに電池パック1に対する要求がないかを通信回
路9を用いて尋ねる。この時、電子機器装置101側の
システムIC102aは、内部回路102がAC/DC
コンバータ103等の商用電源から電源を供給されてい
るという情報を得られるので、電池パック1の判定回路
13に対して充電可能であると通知する。この通知を受
けた判定回路13は、電圧検出回路11によりセル5の
電圧を読み込むとともに、読み込んだ電圧がセル5への
充電が必要な電圧であるならば切替制御回路6をオンさ
せてセル5に充電をさせるように制御する。
C/DCコンバータ103よりも後から接続する場合 電子機器装置101が図4のようにAC/DCコンバー
タ103等の商用電源からのAC/DC変換出力によっ
て電源を供給されている状態において、電池パック1が
電子機器装置101に後から接続された時、前述のよう
に電池パック1は内部の判定回路13で前記通信を用い
て電子機器装置101の回路102内のメモリ102a
から機種別情報を読みだす。電池パック1の判定回路1
3においては読み出した機種別情報から電池パック1が
電子機器回路101の接続に適合するものと判断する
と、電子機器装置101の回路102内のシステムIC
102aに電池パック1に対する要求がないかを通信回
路9を用いて尋ねる。この時、電子機器装置101側の
システムIC102aは、内部回路102がAC/DC
コンバータ103等の商用電源から電源を供給されてい
るという情報を得られるので、電池パック1の判定回路
13に対して充電可能であると通知する。この通知を受
けた判定回路13は、電圧検出回路11によりセル5の
電圧を読み込むとともに、読み込んだ電圧がセル5への
充電が必要な電圧であるならば切替制御回路6をオンさ
せてセル5に充電をさせるように制御する。
【0030】実施の形態2 図9は本発明の実施の形態2に係る電池パック1が電子
機器装置101に対してAC/DCコンバータ103よ
りも先に接続されている場合の判定回路13の動作の説
明に供するフローチャートを示す。ステップS2―Oか
ら開始し、ステップS2―1において判定回路13は通
信回路9を介して電子機器装置101からの通信コマン
ドを読み込む。フローチャートでは通信を読み込んでか
ら働く形になっているが、実際には電子機器装置101
側のシステムIC102aからデータの送信があった場
合に、電池パック1側の判定回路13は優先的にその処
理を行うようにしている。電子機器装置101側のシス
テムIC102aと電池パック1側の判定回路13とは
通信端子10.10aのCS3を介して接続されてお
り、電子機器装置101側のシステムIC102aが電
池パック1側の判定回路13にデータを送信する時には
CS3をシステムIC102aがオンさせる。電池パッ
ク1の判定回路6はCS3が働くとシステムIC102
aからのデータをDATA2より受け取り、解析を行
う。ステップS2―2では、そのデータがAC/DCコ
ンバータ103が接続されたというコマンドであるか否
かを判定する。コマンドがAC/DCコンバータ103
が接続されているのであればステップS2―3ヘ進み、
そうでなければステップS2―1に戻り次のコマンドを
待つ。ステップS2―3では、AC/DCコンバータ1
03が接続されたので電池パック1のセル5を電子機器
装置101への電源供給から分離させるために切替制御
回路6を開放させるべく、接続切替回路7にオフの指示
を出す。これによりセル5は電子機器装置101の電源
ラインから分離される。ステップS2―4ではセル5の
電圧を電圧検出回路11を介して読み込む。そして、読
み込んだ値によりセル5が充電が必要な電圧かどうかを
ステップS2―5にて判断する。セル5への充電が必要
であれば、ステップS2―6において切替制御回路6を
オンさせるべく接続切替回路7にオンの指示を出し充電
をおこなう。セル5への充電が必要でなければ、ステッ
プS2―7にて切替制御回路6をオフすべく接続切替回
路7にオフの指示をだす。セル5への充電が必要な時に
は、逐次、セル5の電圧を電圧検出回路11で読み込
み、充電を繰り返すようにする。
機器装置101に対してAC/DCコンバータ103よ
りも先に接続されている場合の判定回路13の動作の説
明に供するフローチャートを示す。ステップS2―Oか
ら開始し、ステップS2―1において判定回路13は通
信回路9を介して電子機器装置101からの通信コマン
ドを読み込む。フローチャートでは通信を読み込んでか
ら働く形になっているが、実際には電子機器装置101
側のシステムIC102aからデータの送信があった場
合に、電池パック1側の判定回路13は優先的にその処
理を行うようにしている。電子機器装置101側のシス
テムIC102aと電池パック1側の判定回路13とは
通信端子10.10aのCS3を介して接続されてお
り、電子機器装置101側のシステムIC102aが電
池パック1側の判定回路13にデータを送信する時には
CS3をシステムIC102aがオンさせる。電池パッ
ク1の判定回路6はCS3が働くとシステムIC102
aからのデータをDATA2より受け取り、解析を行
う。ステップS2―2では、そのデータがAC/DCコ
ンバータ103が接続されたというコマンドであるか否
かを判定する。コマンドがAC/DCコンバータ103
が接続されているのであればステップS2―3ヘ進み、
そうでなければステップS2―1に戻り次のコマンドを
待つ。ステップS2―3では、AC/DCコンバータ1
03が接続されたので電池パック1のセル5を電子機器
装置101への電源供給から分離させるために切替制御
回路6を開放させるべく、接続切替回路7にオフの指示
を出す。これによりセル5は電子機器装置101の電源
ラインから分離される。ステップS2―4ではセル5の
電圧を電圧検出回路11を介して読み込む。そして、読
み込んだ値によりセル5が充電が必要な電圧かどうかを
ステップS2―5にて判断する。セル5への充電が必要
であれば、ステップS2―6において切替制御回路6を
オンさせるべく接続切替回路7にオンの指示を出し充電
をおこなう。セル5への充電が必要でなければ、ステッ
プS2―7にて切替制御回路6をオフすべく接続切替回
路7にオフの指示をだす。セル5への充電が必要な時に
は、逐次、セル5の電圧を電圧検出回路11で読み込
み、充電を繰り返すようにする。
【0031】図10は本発明の実施の形態2での電池パ
ック1をAC/DCコンバータ103よりも後から接続
する場合の判定回路13の動作の説明に供するフローチ
ャートを示す。ステップS3―Oから開始し、なお、ス
テップS3―Oに至るまでに、ステップS1―0よりス
テップS1―11までの処理を行っている。ステップS
3―1において電子機器装置101のシステムIC10
2aより電池パック1の判定回路13は、電子機器装置
101のシステムIC102aに対して、電池パック1
に対するコマンドが無いか否かを通信を用いて尋ねる。
コマンドがある場合にはその種類、無い場合には無いと
の通知が返されてくる。そしてステップS3―2にてそ
のコマンドが充電可能のコマンドであるならばステップ
S3―3へ処理を移す。コマンドが充電可能のコマンド
でないときは、S3―7ヘ移り、その他のコマンドに対
する処理を行う。ステップS3―3では、電圧検出回路
11を用いてセル5が充電を必要とするか否かを検出す
るためにセル5の電圧を検出する。セル5の電圧を検出
した後、ステップS3―4においてセル5への充電が必
要なのかを判断する。セル5への充電が必要であるなら
ば、ステップS3―5にて切替制御回路6をオンすべく
接続切替回路7にオンの指示を出し、セル5を充電す
る。セル5への充電が必要でなければ、ステップS3―
6に処理を移し、切替制御回路6をオフすべく接続切替
回路7にオフの指示を出して処理を終える。なお、セル
5への充電時には逐次セル5の電圧を電圧検出回路11
で読み込み、セル5への充電を繰り返すようにする。
ック1をAC/DCコンバータ103よりも後から接続
する場合の判定回路13の動作の説明に供するフローチ
ャートを示す。ステップS3―Oから開始し、なお、ス
テップS3―Oに至るまでに、ステップS1―0よりス
テップS1―11までの処理を行っている。ステップS
3―1において電子機器装置101のシステムIC10
2aより電池パック1の判定回路13は、電子機器装置
101のシステムIC102aに対して、電池パック1
に対するコマンドが無いか否かを通信を用いて尋ねる。
コマンドがある場合にはその種類、無い場合には無いと
の通知が返されてくる。そしてステップS3―2にてそ
のコマンドが充電可能のコマンドであるならばステップ
S3―3へ処理を移す。コマンドが充電可能のコマンド
でないときは、S3―7ヘ移り、その他のコマンドに対
する処理を行う。ステップS3―3では、電圧検出回路
11を用いてセル5が充電を必要とするか否かを検出す
るためにセル5の電圧を検出する。セル5の電圧を検出
した後、ステップS3―4においてセル5への充電が必
要なのかを判断する。セル5への充電が必要であるなら
ば、ステップS3―5にて切替制御回路6をオンすべく
接続切替回路7にオンの指示を出し、セル5を充電す
る。セル5への充電が必要でなければ、ステップS3―
6に処理を移し、切替制御回路6をオフすべく接続切替
回路7にオフの指示を出して処理を終える。なお、セル
5への充電時には逐次セル5の電圧を電圧検出回路11
で読み込み、セル5への充電を繰り返すようにする。
【0032】また、電池パックlはセル5への充電の日
時をカウントするべくRTCなどの日時カウント回路1
2を備えている。判定回路13は日時カウント回路12
を用いて、前回のセル5への充電日時を不揮発性メモリ
13bに記憶する。日時カウント回路12はセル5より
常に電源を受けておりセル5に電荷がある時は日時のカ
ウントを継続して行っている。セル5への充電の際に、
不揮発性メモリ13bより前回の充電の日時を読み込
み、現在の日時と前回の充電の日時とにある程度の期間
があればセル5への充電を行うように制限を設ける。そ
してセル5への充電が終わったあと、今回の充電日時を
不揮発性メモリ13bに書き込んで記憶する充電日時を
更新する。なお、判定回路13内の不揮発性メモリ13
bから読み出した日時より日時カウント回路12の日時
のほうが古い場合には、セル5が完全に放電してしまっ
て日時がカウントされていなかったからと判断して、電
子機器装置101内に設けられた日時をカウントする回
路よりシステムIC102aが日時を読みだして電池パ
ック1に転送するように指示を出す。
時をカウントするべくRTCなどの日時カウント回路1
2を備えている。判定回路13は日時カウント回路12
を用いて、前回のセル5への充電日時を不揮発性メモリ
13bに記憶する。日時カウント回路12はセル5より
常に電源を受けておりセル5に電荷がある時は日時のカ
ウントを継続して行っている。セル5への充電の際に、
不揮発性メモリ13bより前回の充電の日時を読み込
み、現在の日時と前回の充電の日時とにある程度の期間
があればセル5への充電を行うように制限を設ける。そ
してセル5への充電が終わったあと、今回の充電日時を
不揮発性メモリ13bに書き込んで記憶する充電日時を
更新する。なお、判定回路13内の不揮発性メモリ13
bから読み出した日時より日時カウント回路12の日時
のほうが古い場合には、セル5が完全に放電してしまっ
て日時がカウントされていなかったからと判断して、電
子機器装置101内に設けられた日時をカウントする回
路よりシステムIC102aが日時を読みだして電池パ
ック1に転送するように指示を出す。
【0033】実施の形態3 図11は本発明の実施の形態3での判定回路13の動作
の説明に供するフローチャートを示す。ここでの動作は
判定回路13がセル5への充電を行うか否かの判断を行
う時に行われる。ステップS4―0から開始し、ステッ
プS4―1では判定回路13は日時カウント回路12で
カウントされている日時と不揮発性メモリ13bから前
回の充電日時とを読み込む。そして、ステップS4―2
においてこの2つの日時を比べ、日時カウント回路12
より読みだした日時が不揮発性メモリ13bより読みだ
した前回の充電日時よりも古ければ、ステップS4―3
にて電子機器装置101より日時を得て現在の日時とす
る。日時カウント回路12より読みだした日時が不揮発
性メモリ13bより読みだした前回の充電日時よりも新
しければ、ステップS4―4に進む。ステップS4―4
では2つの日時の期間がある程度あいていればステップ
S4―5に進み、充電の処理をおこなう。期間があいて
いなければ、短期間の間にセル5への充電を行わないよ
うに充電の処理は行わない。なお、セル5への充電をお
こなったら、判定回路13内の不揮発性メモリ13bに
今回のセル5への充電日時を書き込む。
の説明に供するフローチャートを示す。ここでの動作は
判定回路13がセル5への充電を行うか否かの判断を行
う時に行われる。ステップS4―0から開始し、ステッ
プS4―1では判定回路13は日時カウント回路12で
カウントされている日時と不揮発性メモリ13bから前
回の充電日時とを読み込む。そして、ステップS4―2
においてこの2つの日時を比べ、日時カウント回路12
より読みだした日時が不揮発性メモリ13bより読みだ
した前回の充電日時よりも古ければ、ステップS4―3
にて電子機器装置101より日時を得て現在の日時とす
る。日時カウント回路12より読みだした日時が不揮発
性メモリ13bより読みだした前回の充電日時よりも新
しければ、ステップS4―4に進む。ステップS4―4
では2つの日時の期間がある程度あいていればステップ
S4―5に進み、充電の処理をおこなう。期間があいて
いなければ、短期間の間にセル5への充電を行わないよ
うに充電の処理は行わない。なお、セル5への充電をお
こなったら、判定回路13内の不揮発性メモリ13bに
今回のセル5への充電日時を書き込む。
【0034】図12は切替制御回路7の電源ラインを示
した図である。切替制御回路7には電源の入力を制御す
る電源OR回路16、切替制御回路7の電源電圧を一定
にする昇降圧回路14が含まれる。電源OR回路16に
は、正極端子2またはセル5から電源を取れるように電
圧効果が少ないダイオードが用いられる。電源OR回路
16は、電池パック1のみ接続された時には電源をセル
5より取れるようになっており、セル5が完全に放電し
た時には電子機器装置101にAC/DCコンバータ1
03が接続されている時には電子機器装置101より取
れるようになっている。また、電子機器装置101に電
池パック1が接続されていても電子機器装置101にA
C/DCコンバータ103が接続された時には、電子機
器装置101側の電圧のほうが高いので、電子機器装置
101側より供給され、セル5側から供給を受けること
がない。
した図である。切替制御回路7には電源の入力を制御す
る電源OR回路16、切替制御回路7の電源電圧を一定
にする昇降圧回路14が含まれる。電源OR回路16に
は、正極端子2またはセル5から電源を取れるように電
圧効果が少ないダイオードが用いられる。電源OR回路
16は、電池パック1のみ接続された時には電源をセル
5より取れるようになっており、セル5が完全に放電し
た時には電子機器装置101にAC/DCコンバータ1
03が接続されている時には電子機器装置101より取
れるようになっている。また、電子機器装置101に電
池パック1が接続されていても電子機器装置101にA
C/DCコンバータ103が接続された時には、電子機
器装置101側の電圧のほうが高いので、電子機器装置
101側より供給され、セル5側から供給を受けること
がない。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば次の効果を
奏することができる。
奏することができる。
【0036】請求項1の発明 電池パックはそれに接続される外部装置がその接続の適
否のデータを通信手段を用いて外部装置側から得るとと
もに、その接続の適否を判定手段で判定を行い、接続が
適合であると判定したときに電池パックの放電を行うか
ら、接続が不適合である外部装置に放電させた場合のセ
ルの性能の低下を有効に防止できる。
否のデータを通信手段を用いて外部装置側から得るとと
もに、その接続の適否を判定手段で判定を行い、接続が
適合であると判定したときに電池パックの放電を行うか
ら、接続が不適合である外部装置に放電させた場合のセ
ルの性能の低下を有効に防止できる。
【0037】請求項2の発明 通信を用いて接続が適合であると判定したときに電池パ
ックのセルに充電を行うことができるから、不意に正極
と負極の端子間に電圧がかかってもそれによって充電さ
れてしまうことがなくなり充電条件以外でのセルへの充
電を有効に防止できる。
ックのセルに充電を行うことができるから、不意に正極
と負極の端子間に電圧がかかってもそれによって充電さ
れてしまうことがなくなり充電条件以外でのセルへの充
電を有効に防止できる。
【0038】請求項3の発明 日時カウント手段でのカウント日時と判定手段で記憶さ
れている充電日時とからセルへの充電を管理できるか
ら、セルが満充電であるにもかかわらず充電が繰り返さ
れてしまってセルの性能を低下させてしまうことを有効
に防止できる。
れている充電日時とからセルへの充電を管理できるか
ら、セルが満充電であるにもかかわらず充電が繰り返さ
れてしまってセルの性能を低下させてしまうことを有効
に防止できる。
【0039】請求項4の発明 外部装置との間での通信によって外部装置からの命令で
充電を実行停止が可能であるから、使用者の意向に応じ
てセルへの充電の制御を行える。
充電を実行停止が可能であるから、使用者の意向に応じ
てセルへの充電の制御を行える。
【0040】請求項5の発明 充電を行うか否かの判断を行う判定手段の電源を外部装
置から得るので、セルの充電容量が著しく低下したとき
にもその判定手段は外部装置との間での通信でセルへの
充電を行うことができる。
置から得るので、セルの充電容量が著しく低下したとき
にもその判定手段は外部装置との間での通信でセルへの
充電を行うことができる。
【図1】本発明の実施の形態1に係る電池パックと電子
機器装置との回路ブロック図。
機器装置との回路ブロック図。
【図2】図1の電池パックと電子機器装置との使用例を
示すための概略化された斜視図。
示すための概略化された斜視図。
【図3】図1の電池パックの概略化された斜視図。
【図4】図1の電池パックとAC/DCコンバータと電
子機器装置との使用例を示すための概略化された斜視
図。
子機器装置との使用例を示すための概略化された斜視
図。
【図5】図1の電池パックの内部電源回路のプロック
図。
図。
【図6】図1の判定回路のブロック図。
【図7】電池パックと電子機器装置との通信に係る回路
ブロック図。
ブロック図。
【図8】実施の形態1の判定回路の動作の説明に供する
フローチャート。
フローチャート。
【図9】実施の形態2の判定回路の動作の説明に供する
フローチャート。
フローチャート。
【図10】実施の形態2の判定回路の動作の説明に供す
るフローチャート。
るフローチャート。
【図11】実施の形態3の判定回路の動作の説明に供す
るフローチャート。
るフローチャート。
【図12】電池パック内の他の電源回路のブロック図。
【図13】従来の電池パックと電子機器装置とのブロッ
ク図。
ク図。
1 電池パック 2 正極端子 3 負極端子 4 コントロール端子 5 セル 6 切替制御回路 7 接続切替回路 8 脱着検出回路 9 通信回路 10 通信端子 11 電圧検出回路 12 日時カウント回路 13 判定回路 14 昇降圧回路 15 電源切替回路 16 電源OR回路 101 電子機器装置 102 電子機器装置回路 103 AC/DCコンバータ
Claims (5)
- 【請求項1】外部装置との間で充電に関する情報を通信
する通信手段と、前記情報に基づいて前記外部装置に対
する接続の適否を判定する判定手段とを備え、前記判定
手段は、接続に適合と判定した前記外部装置に対してセ
ルから電荷を放電させる制御を行うことを特徴とする電
池パック。 - 【請求項2】 外部装置との間で充電に関する情報を通
信する通信手段と、前記情報に基づいて前記外部装置に
対する接続の適否を判定する判定手段とを備え、前記判
定手段は、接続に適合と判定した前記外部装置からセル
に充電をさせる制御を行うことを特徴とする電池パッ
ク。 - 【請求項3】日時管理手段と、セルへの前回の充電日時
を記憶している判定手段とを備え、前記判定手段は、日
時管理手段による管理日時と前記前回の充電日時とに基
づいてセルに電荷の充電を行うか否かの判断を行うこと
を特徴とする電池パック。 - 【請求項4】さらに、外部装置との間で通信を行う通信
手段を有しており、前記判定手段は、前記外部装置から
は前記通信手段を介しての通信に基づいたセルへの充電
に関する命令を受けて応答動作することを特徴とする請
求項3記載の電池パック。 - 【請求項5】前記判定手段の電源を前記外部装置から得
られるようにし、セルの充電容量が著しく低下したとき
にも前記判定手段と前記外部装置との間で通信を行える
ようにして前記セルへの充電を可能としたことを特徴と
する請求項2記載の電池パック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8007427A JPH09199096A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | 電池パック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8007427A JPH09199096A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | 電池パック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09199096A true JPH09199096A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=11665573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8007427A Pending JPH09199096A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | 電池パック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09199096A (ja) |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11224694A (ja) * | 1998-02-05 | 1999-08-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電池装置 |
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-
1996
- 1996-01-19 JP JP8007427A patent/JPH09199096A/ja active Pending
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