JP2021015487A - 改札機および券売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 運行停止区間を分かりやすく確実に利用者に報知できる改札機および券売機を提供する。【解決手段】 実施形態によれば、改札機は、取得部と記憶部と媒体処理部と報知器とを有する。取得部は、運行停止区間を示す停止区間データを取得する。記憶部は、取得部により取得した停止区間データを記憶する。媒体処理部は、改札口を通過する利用者が所持する乗車券媒体から乗車券情報を読取る処理を行う。報知器は、媒体処理部が処理する乗車券媒体を所持する利用者に対して記憶部が記憶する停止区間データが示す停止区間があることを報知する。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、改札機および券売機に関する。
鉄道などでは、事故等によって特定の区間が不通となった場合、駅の構内放送、立て看板、案内ディスプレイなどで運行停止区間の案内を行っている。しかしながら、利用者は、運行停止区間の案内を聞き逃したり、見逃したりして、運行停止区間を含む経路の乗車券などを購入してしまうことがある。また、運行停止区間を含む定期券あるいは乗車券を既に所持している利用者は、運行停止区間を認識できていない状態で入場してしまうと、行先の手前までしか運行していない列車に乗車してしまったり、改札口を入場した後に煩雑な券処理を駅員に実施してもらったりする必要が生じることがある。
特開2013−114492号公報
上記の課題を解決するために、本発明は、運行停止区間を分かりやすく確実に利用者に報知できる改札機および券売機を提供することを目的とする。
実施形態によれば、改札機は、取得部と記憶部と媒体処理部と報知器とを有する。取得部は、運行停止区間を示す停止区間データを取得する。記憶部は、取得部により取得した停止区間データを記憶する。媒体処理部は、改札口を通過する利用者が所持する乗車券媒体から乗車券情報を読取る処理を行う。報知器は、媒体処理部が処理する乗車券媒体を所持する利用者に対して記憶部が記憶する停止区間データが示す停止区間があることを報知する。
図1は、実施形態に係る駅務システム全体の構成例を概略的に示す図である。 図2は、実施形態に係るサーバの構成例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る改札機の構成例を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る券売機の構成例を示すブロック図である。 図5は、実施形態に係るサーバの動作例を説明するためのフローチャートである。 図6は、実施形態に係る改札機における停止区間データに応じた処理設定の動作例を説明するためのフローチャートである。 図7は、実施形態に係る改札機における入場処理の動作例を説明するためのフローチャートである。 図8は、実施形態に係る改札機における出場処理の動作例を説明するためのフローチャートである。 図9は、実施形態に係る券売機における停止区間データに応じた処理設定の動作例を説明するためのフローチャートである。 図10は、実施形態に係る券売機における発券処理の動作例を説明するためのフローチャートである。 図11は、実施形態に係る券売機が表示する停止区間の確認画面の表示例を示す図である。 図12は、実施形態に係る券売機が表示する停止区間の詳細表示画面の表示例を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、実施の形態に係る駅務システム1の全体構成を概略的に示す図である。
駅務システム1は、各駅に設けた駅務機器を接続するシステムである。図1に示す構成例において、駅務システム1は、サーバ11、監視盤12、改札機13、および、券売機14などを有する。
サーバ11は、ネットワークを介して各駅務機器に接続される。サーバ11は、各駅務機器へ情報を供給する。本実施形態において、サーバ11は、運行停止区間(以下、単に、停止区間とも称する)に関する情報などを含む運行情報を管理する運行情報システムから情報を取得する機能を有するものとする。サーバ11は、運行情報システムから取得する運行停止区間データ(以下、単に、停止区間データとも称する)を記憶部に記憶する。サーバ11は、記憶部に記憶した停止区間データを配信先とする各駅務機器へ配信する。
券売機14は、駅等に設置され、利用者自身の操作に応じて乗車券などの券を発券する。券売機14は、乗車券を販売するための発券操作画面を表示し、利用者が発券操作画面に対して入力する内容(発券情報)に応じて発券処理を行う。また、券売機14は、サーバ11と通信する。券売機14は、サーバ11から供給されるデータを記憶する機能を有する。
監視盤12は、サーバ11に接続されるとともに複数の改札機13に接続される。監視盤12は、例えば、改札口または駅ごとに設けられ、改札口に設置された改札機13に接続される。監視盤12は、接続される各改札機13の動作状態を監視し、各改札機13に対して遠隔で動作指示を供給する。また、監視盤12は、サーバ11から供給される情報を各改札機13へ配信する機能を有する。
各改札機13は、各駅の改札口に設置され、改札口における改札処理(入場処理および出場処理)を実行する。サーバ11、監視盤12および改札機13は、改札口における改札処理を実現する改札システムを構成する。改札機13は、監視盤12を介してサーバ11からの情報が供給される。改札機13は、サーバ11からの情報を記憶し、記憶した情報に基づいて改札処理を実行する機能を有する。
また、改札機13は、利用者が所持する乗車券媒体に記憶する情報によって改札処理を実行する。例えば、改札機13は、乗車券媒体として券売機14が発券する乗車券によって改札処理を実行する。また、改札機13は、利用者が所持する記憶媒体を乗車券媒体として改札処理を実行する。乗車券媒体として利用する記憶媒体は、改札機13が読取り可能な乗車券情報などの改札処理に必要な情報を記録するものであれば良い。
例えば、利用者が所持する乗車券媒体としては、非接触通信により情報の送受信を行う非接触式ICカード、磁気記録部に情報が記録される磁気式の記録媒体(磁気券)、2次元コードなどのコード化した情報を記録(印刷又は表示)する記録媒体、非接触ICカードと同様な機能を有する携帯電話機などのモバイル端末、或は、2次元コードなどのコード化した情報を表示するモバイル端末などがある。また、利用者が所持する乗車券媒体は、例えば、定期券、ポストペイカードあるいはSF(ストアードフェア)カードなどの乗車券として利用される。
次に、サーバ11の構成について説明する。
図2は、サーバ11の構成例を示すブロック図である。
図2に示す構成例によれば、サーバ11は、プロセッサ21、ROM22、RAM23、記憶部24、第1通信部25、および、第2通信部26などを有する。
プロセッサ21は、サーバ11全体の制御を司る。プロセッサ21は、例えば、CPUである。プロセッサ21は、ROM22あるいは記憶部24に記憶されている種々のプログラムに基づいて動作することにより種々の機能を実現する。
ROM22は、予めプログラムおよび制御データなどが記憶されている不揮発性のメモリである。例えば、ROM22は、プログラムメモリとして機能する。RAM23は、ワーキングメモリとして機能する揮発性のメモリである。RAM23は、プロセッサ21が処理中のデータなどを一時保管するバッファメモリとして機能する。また、RAM23は、通信部25が送受信するデータを一時的に記憶する。
記憶部24は、書き換えが可能な不揮発性のメモリである。記憶部24は、例えば、HDD、SSDなどのデータの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリにより構成される。記憶部24は、例えば、改札処理および改札機での料金精算に必要な情報を記憶する。また、本実施形態において、記憶部24は、停止区間データを記憶する。停止区間データは、運行情報システムから供給される運行情報に基づいて生成する情報である。停止区間データは、運行を停止している区間(停止区間)を示す情報を。例えば、停止区間データは、停止区間、運行停止時間、復旧予想時間、運行停止理由、代替ルート、振替情報などの情報を含むものとしても良い。
第1通信部25は、運行情報システムと通信するための通信インターフェースである。第1通信部25は、運行情報システムから運行情報を取得する。例えば、第1通信部25は、運行情報システムから運行を停止した区間を示す情報を含む運行停止に関する情報を受信する。なお、運用情報システムは、運行情報をサーバ11に提供できるシステムであれば良い。例えば、運行情報システムは、複数のサーバ装置で構成するシステムとして実現されるもので良い。
第2通信部26は、監視盤12、および、券売機14などの各駅務機器と通信するための通信インターフェースである。図2に示す構成例において、第2通信部26は、改札機13が接続される監視盤12、および、券売機14と通信する。例えば、第2通信部26は、運行情報システムから取得した運行停止に関する情報に基づいて生成した停止区間データを監視盤12および券売機14へ送信する。
次に、改札機13の構成について説明する。
図3は、改札機13の構成例を示すブロック図である。
図3に示す構成例において、改札機13は、プロセッサ31、ROM32、RAM33、記憶部34、通信部35、券処理部36、表示部37、ドア制御部38、前面表示部39、および、音声出力部40などを有する。
プロセッサ31、ROM32およびRAM33は、改札機13全体を制御する制御部として機能する。プロセッサ31は、例えば、CPUなどの演算部である。プロセッサ31は、ROM32又は記憶部34が記憶するプログラムを実行することにより種々の処理機能を実現する。
ROM32は、不揮発性のメモリであり、プログラムメモリとして機能する。ROM32は、プロセッサ31が実行するプログラムや制御データなどを記憶する。RAM33は、一時的にデータを保持するワーキングメモリとして機能する。RAM33は、プログラムをロードしたり、プロセッサ31が処理中のデータを保持したりする。RAM33は、通信データなどを一時的に保持するバッファメモリとしても機能する。
記憶部34は、データを記憶するメモリである。記憶部34は、HDD或はSSDなどの書換え可能な不揮発性メモリを含む。記憶部34は、改札処理に用いる運賃情報などの情報を記憶する。また、記憶部34は、監視盤12を介してサーバ11から後述する運行停止区間データを受信すると、受信した運行停止区間データを記憶する。さらに、記憶部34は、プロセッサ31が実行するプログラムを記憶しても良い。
通信部35は、監視盤12を介してサーバ11と通信するための通信インターフェースである。通信部35は、監視盤12を介してサーバ11からの停止区間データを取得する取得部として機能する。
券処理部36は、利用者が所持する乗車券媒体を処理するものである。券処理部36は、乗車券媒体から情報を読み取る媒体処理部として機能する。券処理部36は、利用者が所持する乗車券媒体から乗車券情報を読取れるものであれば良い。例えば、乗車券媒体がICカードであれば、券処理部36は、ICカードとのデータ通信(ICカードに対する読取および書込み)を行うカードリーダライタで構成する。例えば、乗車券媒体が非接触式ICカードであれば、券処理部36としてのカードリーダライタは、ICカードと近距離無線通信を行うためのアンテナおよび通信制御部などにより構成する。
表示部37は、改札口を通過する利用者に対する案内を表示する表示器である。表示部37は、報知器の一例である。表示部37は、例えば、改札口を通過する利用者が視認しやすいように、改札機13本体の中央付近に設置される。表示部37に表示される案内は、プロセッサ31により制御される。すなわち、プロセッサ31は、処理状況に応じて表示部37の表示制御を行う。
ドア制御部38は、利用者の通行を制御するものである。ドア制御部38は、例えば、当該改札機13が改札口に形成する通路の通行を遮断するためのドアを制御する。ドア制御部38は、プロセッサ31からの指示に応じてドアを開閉するドア開閉機構を含む。プロセッサ31は、処理状況に応じてドアの開閉制御(通行制御)を行う。
前面表示部39は、改札機13へ接近する人物に対する案内などを表示する表示装置である。前面表示部39は、改札機13に接近してくる人物が視認しやすいように、改札機13が形成する通路への進入方向(入場方向)に対して改札機13本体の前面に設置される。前面表示部39に表示される案内は、プロセッサ31により制御される。
音声出力部40は、音声を出力する。音声出力部40は、スピーカなどで構成される。音声出力部40は、報知器の一例である。音声出力部40は、利用者に注意を喚起するような警報音を出力する。また、音声出力部40は、音声案内などを出力するものであっても良い。
次に、実施形態に係る券売機14の構成について説明する。
図4は、実施形態に係る券売機14の構成例を示すブロック図である。
図4に示す構成例において、券売機14は、プロセッサ41、ROM42、RAM43、記憶部44、通信部45、カード処理部46、現金処理部47、表示部48、操作部49、券処理部50、および、音声出力部51などを有する。
プロセッサ41、ROM42およびRAM43は、装置全体を制御する制御部として機能する。プロセッサ41は、例えば、CPUなどの演算器である。プロセッサ41は、ROM42又は記憶部44が記憶するプログラムを実行することにより種々の処理機能を実現する。
ROM42は、不揮発性のメモリであり、プログラムメモリとして機能する。ROM42は、プロセッサ41が実行するプログラムや制御データなどを記憶する。RAM43は、一時的にデータを保持するワーキングメモリとして機能する。RAM43は、プログラムをロードしたり、プロセッサ41が処理中のデータを保持したりする。RAM43は、通信データなどを一時的に保持するバッファメモリとしても機能する。
記憶部44は、データを記憶するメモリである。記憶部44は、HDD或はSSDなどの書換え可能な不揮発性メモリで構成する。記憶部44は、例えば、サーバ11から供給される停止区間データを記憶する。また、記憶部44は、各種の操作画面あるいは案内画面として表示部48に表示する表示データなどを記憶する。また、記憶部44は、プロセッサ41が実行するプログラムを記憶しても良いし、各種の処理に用いる情報を記憶しても良い。
通信部45は、サーバ11と通信するための通信インターフェースである。例えば、通信部45は、ネットワークを介してサーバ11と通信するネットワークインターフェースである。通信部45は、サーバ11と通信することによりサーバ11から配信される停止区間データを取得する取得部である。
カード処理部46は、利用者が所持するカードを処理するユニットである。例えば、カード処理部46は、決済に用いるカードあるいは乗車券媒体として利用するカードとしての非接触式ICカード、接触式ICカードあるいは磁気式のカードを処理する。
現金処理部47は、現金を処理するユニットである。現金処理部47は、利用者が投入した現金を鑑査する鑑査部、現金を搬送する搬送部、現金を貯留する保管部、保管部が貯留する現金を放出する放出部などにより構成される。例えば、現金処理部47は、利用者が投入する現金を受け入れたり、利用者へ支払う釣銭あるいは払戻金などを放出したりする。
表示部48は、操作案内あるいは処理状況などを表示する表示器である。表示部48は、報知器の一例である。操作部49は、各種の操作キーあるいはタッチパネルなどにより構成される。操作部49は、利用者又は係員により操作され、選択又は決定された項目(図示せず)に関する情報を入力し、記憶部44に出力するものである。例えば、表示部48及び操作部49は、タッチパネルを具備する表示装置により構成される。本実施形態において、表示部48及び操作部49は、タッチパネルを具備する表示装置として構成され、表示部48には操作部49としてのタッチパネルで選択可能な釦が表示されるものとする。
券処理部50は、乗車券として用いられる乗車券媒体を処理する。券処理部50は、利用者が指定(購入)する乗車券あるいは定期券などの券を発券する。また、券処理部50は、利用者が既に所持している乗車券媒体を処理する機能も有する。券処理部50は、利用者が乗車券媒体として所持する記憶媒体を処理する処理ユニットを含む。また、券処理部50は、利用者が所持する乗車券から乗車券情報を読取って精算処理などを施して精算券を発券するものであっても良い。
音声出力部51は、音声を出力する。音声出力部51は、音声を出力するスピーカなどで構成される。音声出力部51は、報知器の一例である。
次に、実施形態に係る駅務システム1の動作について説明する。
本実施形態においては、運行停止が発生した場合の駅務システム1の動作について説明する。例えば、一部区間に運行停止が発生した場合、運行情報システムは、運行停止に関する情報を含む運行情報をサーバ11へ供給する。サーバ11は、運行情報システムから取得する運行停止に関する情報を含む運行情報に基づいて停止区間などを示す停止区間データを生成する。サーバ11は、停止区間データを配信先とする駅務機器としての改札機13に対応する監視盤12および券売機14へ配信する。改札機13は、監視盤12を介して停止区間データを取得し、停止区間データを用いて停止区間の案内などを含む改札処理を実行する。また、券売機14は、サーバ11からの停止区間データを用いて停止区間の案内などを含む発券処理を実行する。
まず、実施形態に係るサーバ11における運行停止が発生した場合の動作について説明する。
図5は、実施形態に係るサーバ11における動作例を説明するためのフローチャートである。
運行情報システムは、各路線における運行状況を示す運行情報を収集している。運行情報システムは、運行停止を示す情報を得た場合、運行停止に関する情報を含む運行情報をサーバ11へ供給する。
サーバ11は、運行情報システムからの運行情報を随時受信する。サーバ11のプロセッサ21は、運行情報システムから運行停止に関する情報を含む運行情報を受信すると(ST11、YES)、受信した運行停止に関する情報から停止区間データを生成する。プロセッサ21は、運行情報システムからの運行停止に関する情報に基づいて生成した停止区間データを記憶部24に記憶する(ST12)。停止区間データを生成した後、プロセッサ21は、生成した停止区間データの配信先を決定する(ST13)。
例えば、プロセッサ21は、停止区間データが示す停止区間に基づいて配信先となる駅務機器を決定する。具体例として、プロセッサ21は、停止区間を含む路線における各駅の駅務機器(改札機および券売機)を配信先として決定する。また、プロセッサ21は、停止区間を含む路線における各駅の駅務機器だけでなく、停止区間を含む路線に接続する各路線における各駅の駅務機器も配信先とするようにしても良い。
停止区間データの配信先を決定すると、プロセッサ21は、第2通信部26により配信先の各駅務機器へ停止区間データを配信する(ST14)。また、プロセッサ21は、停止区間データを配信した駅務機器を示す情報を当該停止区間データに対応づけて記憶部24に記憶する。
また、停止区間データを駅務機器へ配信した後、プロセッサ21は、運行情報システムから当該停止区間データが示す運行停止が解消したことを示す運行情報(運行停止の解消通知)を受け付ける(ST15)。運行停止の解消通知を受信した場合(ST15、NO)、プロセッサ21は、運行停止が解消したことを当該停止区間データの配信先へ通知する(ST16)。
以上のように、サーバ11は、運行情報システムからの運行停止に関する情報を受けて停止区間データを生成し、生成した停止区間データを各駅務機器(改札機および券売機)へ配信する。さらに、サーバ11は、各駅務機器へ配信した停止区間データが示す運行停止が解消した場合、配信先の各駅務機器へ運行停止が解消したことを通知する。これにより、各駅務機器では、サーバ11から停止区間データを取得でき、停止区間データを示す運行停止が解消したことが認識できる。
次に、実施形態に係る改札機13の動作について説明する。
まず、実施形態に係る改札機13がサーバ11からの停止区間データを受信した場合の動作について説明する。
図6は、実施形態に係る改札機13がサーバ11からの停止区間データを受信した場合の動作を説明するためのフローチャートである。
各改札機13は、改札処理を実行中において、随時、サーバ11からの停止区間データを取得する。改札機13のプロセッサ31は、監視盤12を介してサーバ11から配信される停止区間データを通信部35により受信する。停止区間データを取得すると(ST21、YES)、プロセッサ31は、受信した停止区間データを記憶部34に記憶する(ST22)。
停止区間データを記憶部34に記憶した後、プロセッサ31は、改札機13本体の入場口側に設けられている前面表示部39に停止区間があることを報知する案内を表示する(ST23)。例えば、プロセッサ31は、前面表示部39に停止区間があることの注意喚起を促すマークを表示する。これにより、改札機13に接近してくる人物に対して直感的に視認しやく注意喚起を促す案内を行うことができる。また、プロセッサ31は、前面表示部39に停止区間を文字情報として表示するようにしても良い。この場合、改札機13に接近してくる人物に対して、注意喚起だけでなく停止区間を具体的に案内することができる。
また、停止区間データを記憶部34に記憶した後、プロセッサ31は、改札処理において停止区間データに応じた処理を実行するように設定を行う(ST24)。例えば、プロセッサ31は、改札処理において停止区間の案内などを実行するように設定する。このような停止区間データに応じた処理を含む改札処理については、後で詳細に説明するものとする。
また、記憶部34に記憶した停止区間データに応じて改札処理を開始した後、プロセッサ31は、停止区間データが示す運行停止が解消したことを示す通知(運行停止の解消通知)を受付ける。改札機13のプロセッサ31は、監視盤12を介してサーバ11から配信される運行停止の解消通知を通信部35により受信する。
運行停止の解消通知を受信すると(ST25、YES)、プロセッサ31は、前面表示部39の表示を通常運行時の表示内容に変更し(ST26)、受信した運行停止の解消通知に応じて記憶部34に記憶している停止区間データに応じた処理を終了するように設定する(ST27)。例えば、プロセッサ31は、運行停止の解消通知を受信すると、記憶部34に記憶している停止区間データを削除することにより停止区間の案内などの処理を終了する。
次に、実施形態に係る改札機13における停止区間データに応じた処理を含む入場処理(改札処理)について説明する。
図7は、実施形態に係る改札機13における停止区間データに応じた処理を含む入場処理を説明するためのフローチャートである。
待機状態において、改札機13のプロセッサ31は、駅構内への入場方向へ通行する利用者を検知すると(ST31、YES)、当該利用者への入場処理を開始する。入場処理を開始すると、プロセッサ31は、券処理部36を用いて当該利用者が所持する乗車券媒体から識別情報および乗車券情報などの情報を読取る(ST32)。例えば、プロセッサ31は、券処理部36としてのカードリーダライタにより利用者が提示するICカードから識別情報および乗車券情報を読取る。また、プロセッサ31は、利用者が投入口に投入する磁気乗車券から券処理部36としての磁気券処理部が識別情報および乗車券情報を読取る。
入場処理を開始すると、プロセッサ31は、停止区間データが示す停止区間を報知する必要があるか否かを判断する(ST33)。例えば、プロセッサ31は、読み取った乗車券情報によって有効となる区間(有効区間)に停止区間データが示す停止区間が含まれるか否かにより停止区間を報知するか否かを判断する。また、プロセッサ31は、有効区間に停止区間が直接的に含まれるだけでなく、運行停止による遅延やダイヤ変更などの影響が出ている区間が有効区間に含まれる場合にも停止区間が含まれると判断するようにしても良い。すなわち、プロセッサ31は、有効区間に停止区間または運行停止によって影響の出ている区間が含まれるか否かを判断するようにしても良い。
停止区間データが示す停止区間を報知する必要がないと判断した場合(ST33、NO)、プロセッサ31は、停止区間データに応じた処理を含まない通常の入場処理を実行するため、ST36へ進む。例えば、乗車券媒体の有効区間に停止区間が含まれないと判断した場合、プロセッサ31は、停止区間の報知が不要であるとして、停止区間データに応じた処理を含まない通常の入場処理を実行する。
停止区間データが示す停止区間を報知する必要があると判断した場合(ST33、YES)、プロセッサ31は、停止区間があることを利用者に報知する。例えば、有効区間に停止区間が含まれる場合、プロセッサ31は、停止区間があることを利用者に報知する。プロセッサ31は、停止区間があることを報知する処理として、表示部37に停止区間の案内を表示する(ST34)。例えば、プロセッサ31は、停止区間を具体的に示す案内を表示部37に表示しても良いし、停止区間があることを注意喚起するための案内を表示部37に表示しても良い。さらに、プロセッサ31は、停止区間があることを示す音声案内を音声出力部40によって出力する(ST35)。例えば、プロセッサ31は、注意を喚起するための警報音を音声出力部40から出力しても良いし、停止区間を音声で示す音声案内を音声出力部40から出力しても良い。
なお、プロセッサ31は、設定した条件によって停止区間の報知を実施するか否かを決定するようにしても良い。例えば、プロセッサ31は、停止区間があることを報知する処理を、所定の通過人数ごとに実施するようにしても良いし、所定期間ごとに実施するようにしても良い。この場合、プロセッサ31は、運用状況に応じた適度な頻度で停止区間の報知を実施するようにできる。例えば、多数の利用者が連続するような状況において、停止区間の報知は、利用者が通過するごとに行わずに、所定の通過人数ごと又は所定期間ごとに行うようにもできる。また、停止区間の報知を不要とした場合、プロセッサ31は、ST36へ進み、乗車券情報に基づく入場判定を行うようにすれば良い。
さらに、プロセッサ31は、表示部37による停止区間の案内表示と音声出力部40による音声案内とを別々の条件で実施するようにしても良い。例えば、プロセッサ31は、利用者が通過するごとに停止区間を表示部37に表示し、音声出力部40による音声案内(警報音の出力)を、所定人数の利用者が通過するごと、又は、所定時間経過するごとに実施するようにしても良い。
また、プロセッサ31は、乗車券媒体から読み取った乗車券情報に基づく入場判定を実施する(ST36)。プロセッサ31は、入場判定として、利用者が提示した乗車券媒体から読み取った乗車券情報による入場が有効であるか否かなどに基づいて入場の可否を判定する。
入場不可と判定した場合(ST37、NO)、プロセッサ31は、ドア制御部38によりドアを閉じて当該利用者の入場を阻止することにより入場を不許可とする(ST38)。また、入場可と判定した場合(ST37、YES)、プロセッサ31は、利用者が提示した乗車券媒体に入場情報を記録する(ST39)。
また、プロセッサ31は、当該乗車券媒体に、停止区間有りの状況で入場したことを示すフラグ(停止区間フラグ)を記録するか否かを判断する(ST40)。例えば、プロセッサ31は、乗車券媒体の有効区間に停止区間が含まれるか否かによって当該乗車券媒体に停止区間フラグを記録するか否かを判断する。
停止区間フラグを記録すると判断した場合(ST40、YES)、プロセッサ31は、入場情報とともに停止区間フラグを当該乗車券媒体に記録する(ST41)。停止区間フラグを乗車券媒体に記録した場合、あるいは、停止区間フラグの記録が不要であると判断した場合、プロセッサ31は、ドア制御部38によりドアを開放し、当該利用者の入場を許可する(ST42)。
以上の入場処理によれば、停止区間を含む有効区間を有する乗車券媒体を提示する利用者(入場者)には、改札処理中において、停止区間があることを報知できる。これにより、停止区間の見逃などを抑止でき、運行状況に応じた鉄道の利用を利用者に促すことができる。
また、入場した利用者が所持する乗車券媒体は、入場処理において記録される停止区間フラグによって停止区間有りの状況で入場したことが直ちに判別できる。ただし、乗車券媒体に入場情報として入場駅および入場日時を記録する場合、駅務システムが入場駅および入場日時から停止区間有りの状況であったことが判別できるであれば、停止区間フラグは記録しなくても良い。
次に、実施形態に係る改札機13における停止区間データに応じた処理を含む出場処理(改札処理)について説明する。
図8は、実施形態に係る改札機13における停止区間データに応じた処理を含む出場処理を説明するためのフローチャートである。
待機状態において、改札機13のプロセッサ31は、駅構内からの出場方向へ通行する利用者を検知すると(ST51、YES)、当該利用者に対する出場処理を開始する。出場処理を開始すると、プロセッサ31は、券処理部36を用いて当該利用者が所持する乗車券媒体に記録されている入場情報などの情報を読取る(ST52)。
乗車券媒体から情報を読み取ると、プロセッサ31は、読み取った情報によって当該駅での入場であるかを判断する(ST53)。
当該駅での入場である場合(ST53、YES)、プロセッサ31は、入場時に停止区間があったか否かを判定する(ST54)。例えば、プロセッサ31は、乗車券媒体から停止区間フラグが読み取られたか否かにより入場時に停止区間があったか否かを判定する。停止区間フラグは、停止区間がある状況で入場した場合に乗車券媒体に記録される情報である。つまり、入場駅が当駅で、かつ、停止区間フラグがある乗車券を所持する利用者は、一旦入場したものの停止区間等の影響で出場したものと考えられる。このため、当該駅での入場で、かつ、停止フラグがある乗車券については、無条件での出場を許可するものとする。
また、プロセッサ31は、乗車券媒体から読み取った入場情報に基づいて入場時に停止区間があったか否かを判定するようにしても良い。例えば、プロセッサ31は、乗車券媒体から読み取った入場情報に含まれる入場日時に運行停止が発生していたか否かを判定すれば良い。
当該駅での入場時に停止区間があったと判定した場合(ST54、YES)、プロセッサ31は、当該利用者を無条件で出場(退出)させる退出処理を実施する(ST55)。例えば、プロセッサ31は、入場料金などの徴収を行わずに、当該乗車券媒体に出場情報を記録(または当該駅での入場情報を削除)して利用者の出場を許可する。なお、入場時にSFカード(前払い方式の乗車券)として料金を徴収している場合、プロセッサ31は、当該乗車券媒体に対して入場時に徴収した料金を返金する処理を実施するようにしても良い。
当該駅での入場でない場合(ST53、NO)、あるいは、当該駅での入場時に停止区間がなかったと判定した場合(ST54、NO)、プロセッサ31は、乗車券媒体から読み取った情報に基づく出場判定を実行する(ST56)。すなわち、プロセッサ31は、乗車券媒体から読み取った入場情報および乗車券情報などの情報に基づいて当該利用者の出場の可否を判定する。
プロセッサ31は、出場不可と判定した場合(ST57、NO)、出場不可としてドア制御部38によりドアを閉鎖して利用者の通行を阻止する(ST58)。また、プロセッサ31は、出場可と判定した場合(ST57、YES)、乗車券媒体に出場情報を記録し(ST59)、ドア制御部38によりドアを開放することにより当該利用者の通行を許可する(ST60)。
以上のような出場処理によれば、停止区間が発生している状況で入場した利用者は、当該駅では無条件で出場できるという運用が可能となる。これにより、停止区間の発生に伴って出場する利用者に対して円滑な出場処理を実現でき、停止区間があることに気が付かずに入場した利用者に対して無駄のない対応を行える改札処理を提供できる。
次に、実施形態に係る券売機14の動作について説明する。
本駅務システム1において、券売機14は、サーバ11から停止区間データを受けた場合、利用者の操作に応じて乗車券などの券を発券する処理において停止区間データに基づく注意喚起を行う。これにより、券売機14は、利用者が停止区間に気が付かずに乗車券などの券を購入してしまうことを防止するものである。
まず、実施形態に係る券売機14がサーバ11からの停止区間データを受信した場合の動作について説明する。
図9は、実施形態に係る券売機14がサーバ11からの停止区間データを受信した場合の動作を説明するためのフローチャートである。
券売機14は、随時、サーバ11からの停止区間データを取得する。券売機14のプロセッサ41は、サーバ11から配信される停止区間データを通信部45により受信する。停止区間データを取得した場合(ST61、YES)、プロセッサ41は、受信した停止区間データを記憶部44に記憶する(ST62)。
停止区間データを記憶部44に記憶した場合、プロセッサ41は、表示部48に停止区間があること示す案内を表示する(ST63)。例えば、プロセッサ31は、表示部48が表示する待機画面の一部に停止区間があること示す案内を表示する。停止区間の案内としては、具体的に停止区間となる駅名などを表示しても良いし、停止区間があることの注意喚起を促すマークを表示しても良い。なお、券売機14は、停止区間があることを示すランプなどを表示するようにしても良い。
また、停止区間データを記憶部44に記憶した後、プロセッサ41は、発券処理において停止区間データに応じた処理を実行するように設定を行う(ST64)。例えば、プロセッサ41は、利用者による操作に応じた発券処理において停止区間あるいは停止区間によって影響が出ている区間を含む乗車券の購入が指定された場合に、停止区間などの案内(確認)を行う。このような停止区間データに応じた処理を含む発券処理については、後で詳細に説明するものとする。
また、記憶部44に記憶した停止区間データに応じた処理を含む発券処理を開始した後、プロセッサ41は、停止区間データが示す運行停止が解消したことを示す通知(運行停止の解消通知)を受付ける。プロセッサ41は、サーバ11から配信される運行停止の解消通知を通信部45により受信する。運行停止の解消通知を受信すると(ST65、YES)、プロセッサ41は、表示部48による停止区間があることを示す案内の表示を終了する(ST66)。また、プロセッサ41は、受信した運行停止の解消通知に応じて記憶部44に記憶している停止区間データを削除し、停止区間データに応じた処理を終了する(ST67)。
次に、実施形態に係る券売機14における停止区間データに応じた処理を含む発券処理について説明する。
図10は、実施形態に係る券売機14における停止区間データに応じた処理を含む発券処理を説明するためのフローチャートである。
待機状態において、券売機14のプロセッサ41は、利用者からの操作を受け付ける。プロセッサ41は、操作部49により利用者からの操作を検知すると(ST71、YES)、操作部49により入力される発券情報を取得する(ST72)。例えば、プロセッサ31は、表示部48に操作画面を表示し、表示部48に表示した操作画面に対する操作入力をタッチパネルなどの操作部49で検出する。
乗車券の区間などを指定する発券情報が入力されると、プロセッサ41は、停止区間データが示す停止区間を確認させる処理(停止区間を報知する処理)が必要であるか否かを判断する(ST73)。例えば、プロセッサ41は、指定された乗車券の区間(指定区間)に停止区間データが示す停止区間が含まれるか否かにより停止区間の確認の要否を判断する。ここでは、プロセッサ41は、指定区間に停止区間が直接的に含まれるだけでなく、運行停止による遅延やダイヤ変更などの影響が出ている区間が有効区間に含まれる場合も指定区間に停止区間が含まれると判断するようにしても良い。すなわち、プロセッサ41は、指定区間に停止区間または運行停止によって影響の出ている区間が含まれるか否かを判断するようにしても良い。
停止区間データが示す停止区間の確認が必要でないと判断した場合(ST73、NO)、プロセッサ41は、停止区間の案内や注意喚起などの処理を含まない通常の発券処理を実行するため、ST78へ進む。例えば、プロセッサ41は、指定区間に停止区間が含まれないと判断した場合、停止区間の案内や注意喚起などの処理を含まない通常の発券処理を実行するものとする。
停止区間データが示す停止区間の確認が必要であると判断した場合(ST73、YES)、プロセッサ41は、停止区間があることを利用者に報知する。例えば、指定区間に停止区間が含まれると判断した場合、プロセッサ41は、停止区間があることを利用者に報知する。プロセッサ41は、停止区間があることを報知する処理として、表示部48に停止区間があることを示す発券の確認画面を表示する(ST74)。
確認画面は、指定した区間に対して停止区間または停止区間によって影響が出ている区間があることを利用者に確認させる画面である。確認画面には、発券を指示するボタンおよび発券をキャンセルが表示される。また、確認画面には、停止区間の詳細な情報の表示を指示するボタンなども表示する。
図11は、発券の確認画面の表示例を示す図である。
図11に示す表示例において、確認画面には、運行停止区間がある旨の案内ととともに、発券ボタン(確認ボタン)b1、キャンセルボタンb2、および、詳細表示ボタンb3などが表示される。案内としては、「運行停止区間があります」という停止区間の注意喚起を促すものが表示される。発券ボタンb1は、発券を指示するボタンである。図11に示す表示例において、発券ボタンb1は、「発券しますか?」という案内に続けて表示される「はい」と表記されるアイコンである。キャンセルボタンb2は、発券処理の中止を指示するボタンである。
図11に示す表示例において、キャンセルボタンb2は、「発券しますか?」という案内に続けて表示される「いいえ」と表記されるアイコンである。詳細表示ボタンb3は、停止区間に関する詳細な表示の表示を利用者が指示するためのボタンである。図11に示す表示例において、詳細表示ボタンb3は、「発券しますか?」という案内に続けて表示される「停止区間を詳細表示」と表記されるアイコンである。
確認画面において詳細表示ボタンが指示された場合(ST75、YES)、プロセッサ41は、停止区間に関する詳細な情報を示す詳細表示画面を表示部48に表示する(ST76)。例えば、プロセッサ41は、停止区間の詳細表示画面としては、停止区間の駅名、停止区間に対する代替ルートなどが表示される。また、停止区間の詳細表示画面としては、運行停止の原因、運行停止の発生時刻、復旧予定時刻などを表示しても良い。
図12は、停止区間に関する詳細な情報を示す詳細表示画面の表示例を示す図である。
図12に示す表示例において、表示部48には、利用者が指定した購入区間、停止区間、代替ルートの案内、発券ボタン(確認ボタン)b1、キャンセルボタンb2、および、詳細表示ボタンb3などが表示される。購入区間としては、利用者が購入を指定した区間が駅名などで表示される。停止区間としては、運行を停止している区間を示す駅名などが表示される。代替ルートとしては、停止区間を回避して指定された駅(行先)まで行くためのルートを例示する。代替ルートは、複数の候補が表示する。また、代替ルートには、指定区間の乗車券に対して振替乗車が認められるか否かを示す情報も表示される。
発券ボタンb4は、発券を指示するボタンである。図12に示す表示例において、発券ボタンb4は、「発券」と表記されるアイコンである。キャンセルボタンb5は、発券処理の中止を指示するボタンである。図12に示す表示例において、キャンセルボタンb5は、「キャンセル」と表記されるアイコンである。戻るボタンb6は、直前の表示画面に戻ることを指示するボタンである。
確認画面または詳細表示画面において発券の中止(キャンセル)が指示されると(ST77、YES)、プロセッサ41は、発券を中止する(ST78)。また、確認画面または詳細表示画面において発券が指示されると(ST79、YES)、プロセッサ41は、利用者によって指定された区間の乗車券を発券する(ST80)。
以上の発券処理によれば、券売機で乗車券などの券を購入するための操作を実施している利用者に対して停止区間があることを報知できる。例えば、購入する乗車券の有効区間に停止区間がある場合、券売機は、停止区間があることを案内する。また、券売機は、停止区間の案内を行った場合、利用者に対して発券の確認を行ってから券を発券するようにできる。これにより、停止区間に気が付かずに乗車券などの券を利用者が購入してしまうことを防止できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…駅務システム、11…サーバ、13…改札機、14…券売機、21…プロセッサ、24…記憶部、25…第1通信部、26…第2通信部、31…プロセッサ、34…記憶部、35…通信部、36…券処理部、37…表示部、38…ドア制御部、39…前面表示部、40…音声出力部、41…プロセッサ、44…記憶部、45…通信部、48…表示部、49…操作部、50…券処理部(媒体処理部)、51…音声出力部。

Claims (8)

  1. 駅の改札口に設置される改札機において、
    運行停止区間を示す停止区間データを取得する取得部と、
    前記取得部により取得した停止区間データを記憶する記憶部と、
    前記改札口を通過する利用者が所持する乗車券媒体から乗車券情報を読取る処理を行う媒体処理部と、
    前記媒体処理部が処理する乗車券媒体を所持する利用者に対して前記記憶部が記憶する前記停止区間データが示す停止区間があることを報知する報知器と、
    を有する改札機。
  2. 前記報知器は、利用者に案内を表示する表示器を含み、
    前記媒体処理部が乗車券媒体から読み取った乗車券情報に含まれる有効区間に停止区間データが示す停止区間が含まれる場合、前記表示器に前記停止区間を示す情報を表示させるプロセッサを有する、
    請求項1に記載の改札機。
  3. 前記報知器は、警告音を出力する音声出力部を含み、
    前記媒体処理部が乗車券媒体から読み取った乗車券情報に含まれる有効区間に停止区間データが示す停止区間が含まれる場合、前記音声出力部から停止区間を注意喚起する警告音を出力させるプロセッサを有する、
    請求項1に記載の改札機。
  4. さらに、前記駅の構外から前記改札口に向かって移動する利用者が視認可能な位置に設けられ、前記停止区間データが記憶部に記憶されている場合に前記停止区間があることを表示する前面表示部を有する、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の改札機。
  5. 乗車券を発券する券売機において、
    運行が停止している停止区間を示す停止区間データを取得する取得部と、
    前記取得部により取得した停止区間データを記憶する記憶部と、
    発券情報を入力する操作部と、
    前記操作部によって入力された発券情報に基づく券を発券する前に前記記憶部に記憶した停止区間データが示す停止区間があることを報知する報知器と、
    前記報知器に停止区間があることを報知した後に前記操作部への発券指示に応じて前記発券情報に基づく券を発券する発券部と、
    を有する券売機。
  6. 前記報知器は、前記操作部に前記発券情報を入力するための発券操作画面を表示する表示器を含み、
    前記操作部によって入力された発券情報で指定される乗車券の区間に前記記憶部に記憶した停止区間データが示す停止区間が含まれる場合、前記停止区間を示す情報を前記表示器に表示させるプロセッサを有する、
    請求項5に記載の券売機。
  7. 前記プロセッサは、前記表示器に前記停止区間を示す情報とともに前記発券情報に基づく券の発券を実行するか否かの確認を要求する確認画面を前記表示器に表示させ、
    前記発券部は、前記確認画面を表示した後に前記発券情報に基づく券の発券を実行することが確認された場合に前記発券情報に基づく券を発券する、
    請求項6に記載の券売機。
  8. 前記プロセッサは、前記操作部によって前記停止区間の詳細情報の表示が指示された場合に前記停止区間の詳細情報を示す詳細表示画面を前記表示器に表示させる、
    請求項6又は7の何れかに記載の券売機。
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