JP7081538B2 - 回数券管理サーバ、駅務システム、回数券管理方法、および回数券管理プログラム - Google Patents

回数券管理サーバ、駅務システム、回数券管理方法、および回数券管理プログラム Download PDF

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この発明は、駅の改札口に設置し、乗車券(非接触IC券)に記録されている乗車券情報を用いて、この乗車券を所有する利用者に対して改札処理を行う自動改札機を管理する管理サーバ、および駅務システムに関する。
従来、鉄道の駅では、駅構内に入場する利用者や、駅構内から出場する利用者に対する改札処理を自動改札機で行っている。自動改札機は、周知のように、改札通路を通って駅構内に入場する利用者や、駅構内から出場する利用者が所持している乗車券に記録されている乗車券情報を読み取る。自動改札機は、読み取った乗車券情報を用いて、改札通路における利用者の通行(駅構内への入場や駅構内からの出場)を許可するかどうかを判定する。自動改札機は、改札通路における利用者の通行を許可する場合、その利用者にとって出口側に設けられた扉を開し、反対に許可しない場合、この扉を閉する。
乗車券は、媒体の種類で分類すると、磁気券、非接触IC券、2次元バーコード券等がある。磁気券は、乗車券情報を磁気データで記録している。非接触IC券は、近距離の無線通信機能を有し、乗車券情報を電子データでメモリに記憶している。また、利用者が回数券を利用する場合には、磁気券、または磁気カード媒体を用いて運用している。
特開2008-84176号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、利用者は乗車する際に磁気券、非接触IC券等の複数の乗車券を保有しておく必要がある。言い換えれば、利用者の乗車パターンによって、乗車券を複数保有しておかなくてはならず、利便性が悪い。
したがって、本発明の目的は、自動改札機において、非接触IC券の利用が、鉄道の利用毎に運賃が発生する通常券の利用であるか、利用可能区間及び利用可能回数が定められた回数券の利用であるかを迅速に判定でき、改札効率の低下を十分に抑えることができる管理サーバ、および駅務システムを提供することにある。
この回数券管理サーバは、利用可能回数が定められた回数券の利用を管理する回数券管理サーバであり、乗車券と、その乗車券に対して発券した回数券の発券情報を関連付けて記憶させる記憶部と、回数券で入出場できる駅毎に、その駅に設置されている自動改札機に対して回数券を発券した乗車券の識別番号を通知する識別番号通知部とを備える。
この構成では、回数券を利用する場合と回数券以外の乗車券を利用する場合を迅速に判定できる管理サーバを提供でき、改札効率の低下を抑えることができる。
この回数券管理サーバの記憶部は、発券した回数券について、回数券を発券した乗車券の識別番号、回数券に紐付く回数券ID、回数券の利用可能回数、回数券の有効期間の終了日を記憶してもよい。
この構成では、回数券に設定されている情報を効率的に管理できる。
この回数券管理サーバは、発券した回数券毎に、記憶部が記憶している発券情報について、利用可能回数が0である発券情報を削除してもよい。
この構成では、回数券として利用出来ない情報を削除することができ、データ容量の増加を抑えることができる。
この管理サーバは、発券した回数券毎に、記憶部が記憶している発券情報について、有効期間の終了日が過ぎた発券情報を削除してもよい。
この構成では、回数券として利用出来ない情報を削除することができ、データ容量の増加を抑えることができる。
この管理サーバの記憶部は、回数券を利用するか否かを判定する利用フラグをさらに記憶していてもよい。利用フラグが回数券を利用しない設定であれば、通常券の利用による改札処理を行う。
この構成では、回数券を利用するかどうかを追加で設定することが可能であり、利用者の利便性がさらに向上する。
非接触IC券の利用が、乗車券の利用毎に利用料金が発生する通常券利用であるのか、利用可能回数が定められた回数券利用であるのかを迅速、且つ適正に行える回数券管理サーバ、および駅務システムを提供できる。
本発明の第1の実施形態に係る駅務システムの構成を示す概略図である。 本発明の第1の実施形態に係る自動改札機の主要部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る非接触IC券が記憶する乗車券情報を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る駅サーバが記憶する回数券利用情報を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るセンタサーバの主要部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るセンタサーバが記憶している発券情報を説明する図である。 本発明の第1の実施形態に係る券売機が回数券を発券する処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るセンタサーバの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る駅サーバの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る自動改札機における改札処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る駅サーバが記憶する発券情報を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る自動改札機における改札処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る利用フラグを設定するための操作の概要を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るセンタサーバが記憶している発券情報を説明する図である。 本発明の第3の実施形態に係るセンタサーバの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、幾つかの図を参照して説明する。
・適用例
まず、図1を用いて、本発明が適用される一例について説明する。ここでは、利用者50が非接触IC券55を用いて、駅Xから駅Yまで回数券を利用して乗車する例を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る駅務システムの構成を示す概略図である。
鉄道網に設けられた各駅には、自動改札機1、券売機2、精算機(不図示)等の駅務機器、および駅サーバ3が設置されている。また、センタにはセンタサーバ5が設置されている。図1では、2つの駅(駅X,駅Y)を例示している。
駅毎に、その駅に設置している自動改札機1、券売機2等の駅務機器や、駅サーバ3をLAN等のネットワークで接続している。自動改札機1や券売機2等の駅務機器は、各駅に1台以上設置している。また、各駅の駅サーバ3は、専用回線や公衆回線等のネットワーク6を介してセンタサーバ5に接続している。各駅の駅サーバ3は、ネットワーク6を介してセンタサーバ5と通信できる。
自動改札機1は、周知のように駅の改札口に設置し、駅構内に入場する利用者や、駅構内から出場する利用者に対して改札処理を行う。自動改札機1は、利用者に対して改札処理を行う毎に、その改札処理にかかる情報を自駅の駅サーバ3に通知する。
券売機2は、改札口周辺に設置し、駅構内に入場する利用者に対して、キップや回数券等の乗車券を販売する。ここでいう回数券とは、利用可能区間と利用可能回数が定められている乗車券を指す。利用者50は、券売機2を用いて、駅Xから駅Yの運賃区間で乗車可能な回数券を購入する。この際、券売機2は非接触IC券55に乗車券情報を登録する。券売機2は、利用者50が購入した乗車券情報を自駅の駅サーバ3に通知する。
ここで、回数券の概要について説明する。回数券は、利用可能区間(同一運賃内または既定区間内)で複数回の利用が可能な乗車券である。
回数券が利用できる回数とは、利用者が回数券を購入時に所定の決められた回数の中から選択した回数である。
また、回数券には利用可能期限が定められており、例えば、回数券の販売日から3ヶ月が定められている。なお、利用者は、回数券の利用可能期限が過ぎてしまった場合には、これ以降使用できない。
駅サーバ3は、自動改札機1や券売機2等の駅務機器から通知された情報を、適当なタイミングでセンタサーバ5に通知する。また、駅サーバ3は、センタサーバ5から通知された情報を、必要に応じて自駅に設置されている自動改札機1や券売機2等の駅務機器に通知する。
利用者50は、非接触IC券55を有する。非接触IC券55には、駅Xから駅Yまでの区間運賃内で乗車を可能とする乗車券情報が保存されている。また、駅サーバ3、およびセンタサーバ5にも非接触IC券55に紐付く回数券に関する情報が保存されている。上述のとおり、自動改札機1、券売機2、駅サーバ3、センタサーバ5においては、回数券に関する情報が同期されている。
このことによって、利用者50は、非接触IC券55に登録された乗車券情報を用いて、乗車が可能となる。より具体的には、利用者50は、非接触IC券55を用いて、駅Xの自動改札機1から入場する。さらに、利用者50は、非接触IC券55を用いて、駅Yの自動改札機1から出場する。自動改札機1は、利用者50が回数券を利用したと判断する。
上述のとおり、駅Xおよび駅Yの自動改札機1には、利用者50の乗車券情報が登録されているため、自身の扉開閉を迅速に行うことができる。また、自動改札機1において、非接触IC券55の利用が、鉄道の利用毎に運賃が発生する通常券の利用であるか、利用可能区間及び利用可能回数が定められた回数券の利用であるかを迅速に判定できる。すなわち、改札効率の低下を十分に抑えることができる管理サーバ、および駅務システムを提供できる。
・構成例1
図1は本発明の第1の実施形態に係る駅務システムの構成を示す概略図である。図2は本発明の第1の実施形態に係る自動改札機の主要部の構成を示すブロック図である。図3は本発明の第1の実施形態に係る非接触IC券が記憶する乗車券情報を示す図である。図4は、本発明の第1の実施形態に係る駅サーバが記憶する乗車券情報を示す図である。図5は本発明の第1の実施形態に係るセンタサーバの主要部の構成を示すブロック図である。図6は本発明の第1の実施形態に係るセンタサーバが記憶している乗車券情報を説明する図である。図7は本発明の第1の実施形態に係る券売機が回数券を発券する処理を示すフローチャートである。図8は本発明の第1の実施形態に係るセンタサーバの動作を示すフローチャートである。図9は本発明の第1の実施形態に係る駅サーバの動作を示すフローチャートである。図10は本発明の第1の実施形態に係る自動改札機における改札処理を示すフローチャートである。
上述の図1の駅務システムの構成に基づき、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10を用いて、より具体的な構成例を説明する。
まず、図2を用いて、自動改札機1の構成を示す。自動改札機1は、制御部11と、乗車券処理部12と、識別情報記憶部13と、利用者検知部14と、扉開閉部15と、出力部16と、通信部17を備えている。
制御部11は、自動改札機1本体の動作を制御する。
乗車券処理部12は、乗車券である非接触IC券55と近距離無線通信を行う無線通信部である。乗車券処理部12の無線通信エリアは、利用者にとっての改札通路の入口側に位置する。改札通路に進入する利用者が、所有している非接触IC券55を乗車券処理部12の無線通信エリア内に翳す。非接触IC券55は、公知のように、近距離の無線通信機能を有し、乗車券情報を電子データでメモリに記憶した乗車券である。
この非接触IC券55が記憶する乗車券情報を図3に示す。乗車券情報には、この非接触IC券55を識別する識別番号IDi、回数券を識別する回数券ID、この非接触IC券55に対して発券された運賃区間を示す利用可能区間情報、回数券の有効期間を示す有効期間情報、回数券の利用可能な回数を示す利用可能回数情報、および、この非接触IC券を利用した改札処理の履歴である入出場履歴情報等が含まれている。識別番号IDiとは、非接触IC券55を書き換えることができない、固有の識別番号である。なお、この識別番号IDiは製造番号(IDm)であってもよい。
なお、乗車券情報には、少なくとも識別番号IDiと回数券IDが含まれていればよい。このことによって、非接触IC券55のデータフォーマットを大きく変更する必要がなく、利便性が高い。
利用者50は、非接触IC券55に対して、複数の乗車券情報を保有できる。より具体的には、非接触IC券55を識別する識別番号IDiと回数券を識別する回数券IDは、組み合わせることによって一意キーとして用いられる。このことによって、非接触IC券55には複数の回数券を保有することが可能である。
有効期間情報は、利用者が回数券を購入した日、および該回数券の有効期限(回数券の利用可能最終日)とで構成されている。上述のとおり、有効期限は、例えば、利用者が回数券を購入した日から3ヶ月後の日付である。また、入出場履歴情報は、利用日時、利用駅、利用区分(入場、または出場)、その時点の残高(プリペイド方式の場合)等を含む入出場情報を蓄積したものである。
利用者が非接触IC券55を用いて回数券を購入した機器(今回の場合は、X駅における券売機2)は、利用可能区間情報、回数券ID、有効期間情報、利用可能回数情報、発売券種情報を該非接触IC券55に書き込む。この際、券売機2は、少なくとも回数券IDを書き込む構成であってもよい。
識別情報記憶部13は、回数券としての利用(回数券利用)で改札通路の通行を許可する非接触IC券55毎に、その非接触IC券55を識別する識別番号IDiを記憶する。この識別情報記憶部13に記憶する非接触IC券55の識別番号IDiおよび回数券IDは、センタサーバ5から駅サーバ3を介して通知される。詳細については、後述する。
利用者検知部14は、改札通路に沿って配置した複数のセンサにより、改札通路内における利用者の位置を検出する処理を一定時間間隔で繰り返し、改札通路内における利用者の移動を追跡する。
扉開閉部15は、改札通路に進入した利用者に対する改札通路の通行可否の判定結果に応じて、この利用者にとっての改札通路の出口側に位置する扉を開閉する。
出力部16は、改札通路に進入した利用者に対して改札通路の通行を許可しないとする判定をしたときに、警告音による報知を行う。また、出力部16は、改札通路に進入した利用者にとっての改札通路の出口側に位置する表示器(不図示)の画面表示の制御も行う。
通信部17は、自駅の券売機2や、駅サーバ3との間におけるデータ通信を制御する。
また、駅サーバ3は、図4に示す回数券利用情報を記憶する。この回数券利用情報は、自駅において、回数券利用で改札通路の通行を許可する非接触IC券の識別番号IDi、回数券ID、利用可能回数等を登録したものである。
利用可能回数(残回数)とは、利用者が回数券を利用可能な回数である。例えば、利用者が220円区間の6回乗車可能な回数券を購入したとする。この際、利用者が回数券を利用して、220円区間を1回乗車した場合、利用可能回数は5回となる。すなわち、利用した回数に応じて利用可能回数を1回デクリメントする。このことによって、利用可能回数(残回数)が0回になった時点で、該回数券は利用できなくなる。
この回数券利用情報は、後述するように、回数券を購入した利用者が所有する非接触IC券55の識別番号IDi、回数券ID等を記憶するための構成である。駅サーバ3は、センタサーバ5から情報を取得する度、回数券が利用可能な非接触IC券55の識別番号IDi、回数券ID、利用可能回数、利用可能区間情報(この場合は運賃)を自駅の各自動改札機1に通知する。
図5は、センタサーバ5の主要部の構成を示すブロック図である。センタサーバ5は、制御部51と、記憶部52と、通信部53を備えている。制御部51は、センタサーバ5本体の動作を制御する。記憶部52は、発券情報を記憶する。
通信部53は、ネットワーク6を介した、各駅の駅サーバ3との間における通信を制御する。
図6は、センタサーバ5に記憶されている発券情報を示す図である。この発券情報は、回数券を発券した非接触IC券55の識別番号IDi、回数券ID、利用可能区間、回数券の有効期間(開始日、および終了日)、回数券が利用できる利用可能回数(残回数)を対応付けたものである。
次に、利用者50が回数券を購入する処理について説明する。利用者が回数券を購入できる機器は、非接触IC券55に対して、発券した回数券の発券情報をセンタサーバ5に通知できる機器であればよい。
上述のとおり、券売機2で回数券を発券する場合を例にして説明するが、利用者が自宅のパソコン等を操作して、インターネット上の鉄道会社(回数券を販売している会社)のサーバにアクセスして購入することもできる。回数券の購入は、非接触IC券55に対して乗車券情報を書き込む機能を有していない機器であってもよい。
図7は、券売機が回数券を発券する処理を示すフローチャートである。回数券を購入する利用者は、所有する非接触IC券55を券売機2に投入し、購入する回数券の種類等を指定する入力操作を行う。
券売機2は、利用者が投入した非接触IC券55を受け付けるとともに、購入する回数券の種類等にかかる入力操作を受け付ける(S101)。券売機2は、受け付けた非接触IC券55と無線通信を行い、この非接触IC券55から識別番号IDi等の乗車券情報を読み取り、乗車券情報を書き込む。券売機2は、回数券の発券にかかる料金(回数券の販売金額)の精算が、今回投入された非接触IC券55で行えるかどうかを判定する(S102)。券売機2は、ステップS102において、残高不足等で精算できないと判定すると、利用者に対して現金での精算を要求する(S111)。
現金での精算が要求された利用者は、券売機2に貨幣を投入する。
券売機2は、ステップS102において精算できると判定した場合、または、ステップS112で精算金額以上の貨幣が投入されると、利用者が今回指定した回数券の発券にかかる料金の精算を行う(S103)。券売機2は、今回投入された非接触IC券55を放出し(S104)、利用者に返却する。
さらに、券売機2は、今回発券した回数券の発券情報を自駅の駅サーバ3を介してセンタサーバ5に通知し(S105)、ステップS101に戻る。ステップS105でセンタサーバ5に通知する回数券の発券情報には、回数券の発券に使用された非接触IC券55の識別番号IDi、発券した回数券の種類等が含まれている。
なお、利用者が、非接触IC券55に対して乗車券情報を読み取ったり、書き込んだりする機能を有していない機器、例えば自宅のパソコン等を操作して、インターネット上の鉄道会社のサーバにアクセスして回数券を購入するときは、利用者が所有している非接触IC券55の識別番号IDiを、キーボードを操作して入力すればよい。また、回数券の発券にかかる料金の精算は、クレジット決済等で行えばよい。
次に、回数券の発券情報が通知されたセンタサーバ5の動作について説明する。図8は、センタサーバの動作を示すフローチャートである。
センタサーバ5は、回数券の発券情報を受信すると(S121)、回数券が利用可能期限内かどうかを判断する(S122)。
センタサーバ5は、回数券が利用可能期限内であると判断した場合(S121:Yes)、利用可能回数を抽出する(S123)。
センタサーバ5は、利用可能回数が1以上である場合(S124:≧1)、利用可能区間情報を抽出する(S125)。センタサーバ5は、駅サーバ3に許可情報を送信する(S126)。
ステップS122において、回数券の利用可能期限が過ぎている場合(S122:No)、センタサーバ5は、回数券が利用できない旨(以下、不許可情報)を駅サーバ3に送信する(S126)。その後、センタサーバ5は、回数券が利用できないと判断された情報を識別番号IDiと回数券IDをキーとして削除する。
ステップS124において、利用可能回数が0である、すなわち、回数券の残回数が残っていない場合(S124:No)、センタサーバ5は、不許可情報を駅サーバ3に送信する(S126)。その後、センタサーバ5は、回数券が利用できないと判断された情報を識別番号IDiと回数券IDをキーとして削除する。
ステップS126において、センタサーバ5は、駅サーバ3に許可情報または不許可情報を送信する構成について説明した。しかしながら、利用者50が有する非接触IC券55の入出場情報等の履歴から、利用者50の利用頻度が高い駅の駅サーバ3に許可情報または不許可情報を送信する構成であってもよい。このことによって、駅サーバ3とセンタサーバ5との間の通信量を抑えることができる。
次に、センタサーバ5から、許可情報または不許可情報が送信されてきた駅サーバ3の動作について説明する。図9は、駅サーバの動作を示すフローチャートである。駅サーバ3は、センタサーバ5から送信されてきた許可情報または不許可情報を受信すると(S141)、駅サーバ3が受信した情報が許可情報か不許可情報であるかを判断する(S142)。
駅サーバ3は、許可情報を受信したと判断した場合(S142:Yes)、非接触IC券55の識別番号IDiと回数券IDと回数券の利用可能回数(残回数)を追加記憶する(S143)。
駅サーバ3は、自駅の各自動改札機1に対して、この非接触IC券55の識別番号IDi、回数券ID、利用可能回数(残回数)、利用可能区間情報(この場合は、運賃情報)を通知し、識別情報記憶部13に追加記憶させる(S143)。駅サーバ3は、自駅の各自動改札機1に識別番号IDi、回数券ID、利用可能回数(残回数)、利用可能区間情報を送信し(S144)、ステップS141に戻る。
駅サーバ3は、不許可情報を受信したと判断した場合(S142:No)、非接触IC券55の識別番号IDiと回数券IDをキーとして削除する(S145)。その後、駅サーバ3は、識別番号IDiと回数券IDをキーとして、自駅の各自動改札機1から該データを削除させる。
次に、自動改札機1における改札処理について説明する。図10は、自動改札機における改札処理を示すフローチャートである。自動改札機1は、乗車券処理部12が無線通信エリア内に翳された非接触IC券55から乗車券情報を読み取る(S151)。ステップS151では、非接触IC券55の識別番号IDiと回数券IDとを乗車券情報として読み取る。
自動改札機1は、ステップS151で読み取った乗車券情報に、回数券利用を示す回数券IDが含まれているかどうかを判定する(S152)。ステップS152で読み取った乗車券情報に回数券IDが含まれていなければ、自動改札機1は、今回の非接触IC券55の利用をSF券利用(この発明で言う、通常券利用)と判定し、SF券利用にかかる改札処理を行う(S171)。
ステップS171では、公知の自動改札機と同様に、ステップS151で読み取った乗車券情報に含まれている前回の入出場情報に基づきサイクルエラーであるかどうかを判定する。自動改札機1は、今回の改札処理が、駅への入場が連続したり、駅からの出場が連続したりする処理であれば、サイクルエラーであると判定する。
また、自動改札機1は、サイクルエラーでないと判定すると、運賃の精算可否を判定する。この判定は、通常、利用者が駅から出場する出場時に行い、駅に入場する入場時には行わない。自動改札機1は、サイクルエラー、または運賃の精算不可と判定すると、改札通路における利用者の通行を許可しない。具体的には、扉開閉部15が利用者の出口側に位置する扉を閉し、出力部16が改札通路の通行を許可しない旨を利用者に認識させる警告報知を行う。
自動改札機1は、サイクルエラーでなく、運賃の精算可と判定すると、改札通路における利用者の通行を許可する。具体的には、今回の改札処理にかかる入場情報、または出場情報を非接触IC券55に書き込むとともに、扉開閉部15が利用者の出口側に位置する扉を開する。
また、自動改札機1は、ステップS151で読み取った乗車券情報に回数券IDが含まれていれば(S152:Yes)、回数券であると判定する。
自動改札機1は、利用者の乗車運賃が利用可能区間内であるかどうかを判断する(S153)。自動改札機1は、乗車運賃が利用区間内であると判断した場合(S153:Yes)、利用可能回数を1回デクリメントする(S154)。自動改札機1は、回数券として、改札処理を行う(S155)。この際、自動改札機1は、入出場情報を非接触IC券55に書き込む。なお、利用可能回数が非接触IC券55に含まれている場合には、利用可能回数を1回デクリメントした回数を利用可能回数情報に書き込む構成であってもよい。
ステップS153において、自動改札機1は、乗車運賃が利用区間外であると判断した場合(S153:No)、自動改札機1は、運賃を計算する(S161)。より具体的には、自動改札機1は、利用可能区間情報に含まれる金額情報と乗車運賃の差額を計算する。
自動改札機1は、回数券を利用したとして、利用可能回数を1回デクリメントする(S162)。自動改札機1は、回数券およびSF券利用にかかる改札処理を行う。この際、自動改札機1は、入出場情報を非接触IC券55に書き込む。上述のとおり、利用可能回数が非接触IC55に含まれている場合には、利用可能回数を1回デクリメントした回数を利用可能回数情報に書き込む構成であってもよい。
自動改札機1は、非接触IC券55の識別番号IDiと、1回デクリメントされた利用可能回数を駅サーバ3に送信する。駅サーバ3は、非接触IC券55の識別番号IDiと、1回デクリメントされた利用可能回数をセンタサーバ5に送信する。センタサーバ5は、識別番号IDiに紐付く利用可能回数を更新する。
このように構成することで、自動改札機1において、非接触IC券55の利用が、鉄道の利用毎に運賃が発生する通常券の利用であるか、利用可能区間及び利用可能回数が定められた回数券の利用であるかを迅速に判定できる。すなわち、改札効率の低下を十分に抑えることができる管理サーバ、および駅務システムを提供できる。
上述の構成では、自動改札機1が駅サーバ3を介してセンタサーバ5と通信する構成について示した。しかしながら、自動改札機1がセンタサーバ5と直接通信する構成であってもよい。
・構成例2
次に、図11を用いて、駅務システムの具体的な構成について説明する。図11は本発明の第2の実施形態に係るセンタサーバが記憶する発券情報を示す図である。図12は本発明の第2の実施形態に係る自動改札機における改札処理を示すフローチャートである。
第2の実施形態においては、第1の実施形態と比較して、利用可能区間の定義が異なる。その他の点については、第1の実施形態と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
図11に示すように、センタサーバ5に記憶されている発券情報には、識別番号IDi、回数券を識別する回数券ID、利用可能区間(自)、利用可能区間(至)、回数券の有効期間を示す有効期間情報、回数券の利用可能な回数を示す利用可能回数情報、および、この非接触IC券55を利用した改札処理の履歴である入出場履歴情報等が含まれている。
本実施形態における回数券の定義について次に説明する。回数券は、利用可能区間(自)、利用可能区間(至)の間に含まれる駅で利用可能である。例えば、利用者50が、利用可能区間(自)(図1における駅X)から乗車し、利用可能区間(至)(図1における駅Y)で下車する。または、利用可能区間(自)(図1における駅X)から乗車し、利用可能区間(至)(図1における駅Y)の方面に向けて乗車する場合、利用可能区間(至)までの駅で途中下車が可能である。
なお、利用可能区間(自)(図1における駅X)から乗車し、利用可能区間(至)(図1における駅Y)の方面に向けて乗車する場合、利用可能区間(至)がY駅を通過した後にZ駅で下車する場合には、Y駅からZ駅までの所定運賃がかかる。
自動改札機1、駅サーバ3、センタサーバ5には、利用可能区間情報として、利用可能区間(自)、利用可能区間(至)が保存されている。
次に、自動改札機1における改札処理について説明する。図12は、自動改札機における改札処理を示すフローチャートである。自動改札機1は、乗車券処理部12が無線通信エリア内に翳された非接触IC券55から乗車券情報を読み取る(S201)。ステップS201では、非接触IC券55の識別番号IDiと回数券IDを乗車券情報として読み取る。
自動改札機1は、ステップS201で読み取った乗車券情報に、回数券利用を示す回数券IDが含まれているかどうかを判定する(S202)。ステップS201で読み取った乗車券情報に回数券IDが含まれていなければ、自動改札機1は、今回の非接触IC券55の利用をSF券利用(この発明で言う、通常券利用)と判定し、SF券利用にかかる改札処理を行う(S221)。
また、自動改札機1は、ステップS201で読み取った乗車券情報に回数券IDが含まれていれば(S202:Yes)、回数券であると判定する。
自動改札機1は、乗車券情報に含まれる入場駅および出場駅をチェックする(S203)。自動改札機1は、入場駅、出場駅が、利用可能区間(自)および利用可能区間(至)に含まれると判断した場合(S203:利用可能区間内)、利用可能回数を1回デクリメントする(S204)。自動改札機1は、回数券として、改札処理を行う(S203)。この際、自動改札機1は、入出場情報を非接触IC券55に書き込む。なお、利用可能回数が非接触IC55に含まれている場合には、利用可能回数を1回デクリメントした回数を利用可能回数情報に書き込む構成であってもよい。
ステップS203において、自動改札機1は、入場駅、出場駅が利用区間外であると判断した場合(S203:No)、自動改札機1は、運賃を計算する(S211)。より具体的には、自動改札機1は、利用可能区間外の乗車運賃を計算する。
自動改札機1は、回数券を利用したとして、利用可能回数を1回デクリメントする(S212)。自動改札機1は、回数券およびSF券利用にかかる改札処理を行う。この際、自動改札機1は、入出場情報を非接触IC券55に書き込む。上述のとおり、利用可能回数が非接触IC55に含まれている場合には、利用可能回数を1回デクリメントした回数を利用可能回数情報に書き込む構成であってもよい。
自動改札機1は、非接触IC券55の識別番号IDiと、1回デクリメントされた利用可能回数を駅サーバ3に送信する。駅サーバ3は、非接触IC券55の識別番号IDiと、1回デクリメントされた利用可能回数をセンタサーバ5に送信する。センタサーバ5は、識別番号IDiに紐付く利用可能回数を更新する。
この構成であっても、自動改札機1において、非接触IC券55の利用が、鉄道の利用毎に運賃が発生する通常券の利用であるか、利用可能区間及び利用可能回数が定められた回数券の利用であるかを迅速に判定できる。すなわち、改札効率の低下を十分に抑えることができる管理サーバ、および駅務システムを提供できる。
また、センタサーバ5が駅サーバ3に許可情報を送信する際、センタサーバ5は、利用可能区間(自)と利用可能区間(至)で挟まれる駅にのみ、許可情報を送信する構成であってもよい。このことによって、駅サーバ3とセンタサーバ5との間の通信量を抑えることができる。
・構成例3
次に、図13、図14、図15を用いて、駅務システムの具体的な構成について説明する。図13は本発明の第3の実施形態に係る利用フラグを設定するための操作の概要を示す図である。図14は本発明の第3の実施形態に係るセンタサーバが記憶している発券情報を説明する図である。図15は本発明の第3の実施形態に係るセンタサーバの動作を示すフローチャートである。
第3の実施形態においては、第1の実施形態と比較して、利用者が回数券を利用するかどうかを選択できる点で異なる。その他の点については、第1の実施形態と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
まず、図13を用いて、利用者50が回数券利用を行うかどうかを設定する方法について説明する。利用者50はインターネットに接続されている端末、例えばスマートフォンを用いて、操作を行う。利用者50は、事前にスマートフォンに回数券に関するアプリケーション100をインストールする。この際、利用者50は、識別番号IDiと回数券IDを設定することによって回数券を特定する。なお、アプリケーション100をインストールしなくても、ウェブサイトや、駅に設置されている券売機等を用いてもよい。
図14に示すように、センタサーバ5に記憶されている発券情報は、識別番号IDi、回数券ID、利用可能区間、有効期間開始日、有効期間終了日、利用可能回数、利用可能フラグを有する。利用可能フラグとは、識別番号IDi、回数券IDで一意に決定される回数券が利用可能かどうかを判断するフラグである。なお、駅サーバ3における回数券利用情報、および自動改札機1も同様に利用可能フラグを有する。
利用者50は、乗車する前、より具体的には自動改札機1を通過するまでに次の処理を行う。利用者50はアプリケーション100の回数券設定画面を表示する。この際、アプリケーション100には、識別番号IDi、回数券ID、利用可能区間情報、利用可能回数情報が表示されている。利用者50は、回数券を用いて、残り何回(残回数)乗車できるかを確認することができる。
さらに、アプリケーション100には、回数券利用をするかどうかを選択する、利用可能フラグ110が表示されている。利用者50は、識別番号IDiが1234567890、回数券IDが123456の回数券を操作する。この際、利用者50は利用可能フラグを「回数券を利用しない」と選択する。
アプリケーション100は、センタサーバ5に「回数券を利用しない」選択を送信する。
このことによって、センタサーバ5は、発券情報における、識別番号IDiが1234567890、回数券IDが123456である回数券の利用フラグを「利用しない」に更新する。
センタサーバ5は、利用可能フラグを駅サーバ3に送信する。このことによって、駅サーバ3は、利用可能フラグを更新する。また、駅サーバ3は、利用可能フラグを自駅の自動改札機1に送信する。このことによって、自動改札機1は利用可能フラグを更新する。
図15を用いて、自動改札機1における改札処理について説明する。図15は、自動改札機における改札処理を示すフローチャートである。自動改札機1は、乗車券処理部12が無線通信エリア内に翳された非接触IC券55から乗車券情報を読み取る(SS301)。ステップS301では、非接触IC券55の識別番号IDiと回数券IDを乗車券情報として読み取る。
自動改札機1は、ステップS301で読み取った乗車券情報に、回数券利用を示す回数券IDが含まれているかどうかを判定する(S302)。ステップS302で読み取った乗車券情報に回数券IDが含まれていなければ、自動改札機1は、今回の非接触IC券55の利用をSF券利用(この発明で言う、通常券利用)と判定し、SF券利用にかかる改札処理を行う(S321)。
自動改札機1は、非接触IC券55の識別番号IDiと回数券IDから自身が保持する利用可能フラグを参照し、利用可能フラグを判定する(S303)。
ステップS303において、回数券を利用しないと判断した場合(S303:No)、自動改札機1は、今回の非接触IC券55の利用をSF券利用(この発明で言う、通常券利用)と判定し、SF券利用にかかる改札処理を行う(S321)。
ステップS303において、回数券を利用すると判断した場合(S303:Yes)、自動改札機1は、利用者の乗車運賃が利用可能区間内であるかどうかを判断する(S304)。
自動改札機1は、乗車運賃が利用区間内であると判断した場合(S304:Yes)、利用可能回数を1回デクリメントする(S305)。自動改札機1は、回数券として、改札処理を行う(S306)。この際、自動改札機1は、入出場情報を非接触IC券55に書き込む。なお、利用可能回数が非接触IC55に含まれている場合には、利用可能回数を1回デクリメントした回数を利用可能回数情報に書き込む構成であってもよい。
ステップS304において、自動改札機1は、乗車運賃が利用区間外であると判断した場合(S304:No)、自動改札機1は、運賃を計算する(S311)。より具体的には、自動改札機1は、利用可能区間情報に含まれる金額情報と乗車運賃の差額を計算する。
自動改札機1は、回数券を利用したとして、利用可能回数を1回デクリメントする(S312)。自動改札機1は、回数券およびSF券利用にかかる改札処理を行う。この際、自動改札機1は、入出場情報を非接触IC券55に書き込む。上述のとおり、利用可能回数が非接触IC55に含まれている場合には、利用可能回数を1回デクリメントした回数を利用可能回数情報に書き込む構成であってもよい。
自動改札機1は、非接触IC券55の識別番号IDiと、回数券ID、1回デクリメントされた利用可能回数を駅サーバ3に送信する。駅サーバ3は、非接触IC券55の識別番号IDiと、回数券IDと、1回デクリメントされた利用可能回数をセンタサーバ5に送信する。センタサーバ5は、識別番号IDiに紐付く利用可能回数を更新する。
このように構成することでも、自動改札機1において、非接触IC券55の利用が、鉄道の利用毎に運賃が発生する通常券の利用であるか、利用可能区間及び利用可能回数が定められた回数券の利用であるかを迅速に判定できる。すなわち、改札効率の低下を十分に抑えることができる管理サーバ、および駅務システムを提供できる。
さらに、利用者が回数券を利用するかどうかを選択でき、利便性が向上する。
上述の構成では、利用者50が自動改札機1を通過する前に利用可能フラグを設定する構成を示した。しかしながら、乗車後、より具体的には降車前までに利用可能フラグを設定する構成であってもよい。
さらに、この発明に係る構成と上述した実施形態に係る構成との対応関係は、以下の付記のように記載できる。
<付記>
利用可能回数が定められた回数券の利用を管理する回数券管理サーバ(5)であって、
乗車券と、その乗車券に対して発券した前記回数券の発券情報を関連付けて記憶部に記憶させる記憶部(52)と、
前記回数券で入出場できる駅毎に、その駅に設置されている自動改札機(1)に対して前記回数券を発券した乗車券の識別番号を通知する識別番号通知部(53)と、を備えた回数券管理サーバ(5)。
1…自動改札機
2…券売機
3…駅サーバ
5…センタサーバ
6…ネットワーク
11…制御部
12…乗車券処理部
13…識別情報記憶部
14…利用者検知部
15…扉開閉部
16…出力部
17…通信部
50…利用者
51…制御部
52…記憶部
53…通信部
55…非接触IC券
100…アプリケーション
110…利用可能フラグ

Claims (7)

  1. 利用可能回数が定められた回数券の利用を管理する回数券管理サーバであって、
    乗車券と、その乗車券に対して発券した前記回数券の発券情報を関連付けて記憶させる記憶部と、
    前記回数券で入出場できる駅毎に、その駅に設置されている自動改札機に対して前記回数券を発券した乗車券の識別番号を通知する識別番号通知部と、を備え
    前記記憶部は、回数券を利用するか否かを判定する利用フラグをさらに記憶し、
    前記利用フラグが前記回数券を利用しない設定であれば、前記自動改札機に対して前記回数券以外を利用した改札処理を指示する、回数券管理サーバ。
  2. 前記記憶部は、発券した回数券について、前記回数券を発券した乗車券の識別番号、前記回数券に紐付く回数券ID、前記回数券の利用可能回数、前記回数券の有効期間の終了日を記憶する、請求項1に記載の回数券管理サーバ。
  3. 発券した回数券毎に、前記記憶部が記憶している前記発券情報について、前記利用可能回数が0である発券情報を削除する、請求項2に記載の回数券管理サーバ。
  4. 発券した回数券毎に、前記記憶部が記憶している前記発券情報について、有効期間の終了日が過ぎた発券情報を削除する、請求項2、または請求項3に記載の回数券管理サーバ。
  5. 請求項1~4のいずれかに記載の回数券管理サーバと、
    乗車券が記憶する乗車券情報に応じて、鉄道の利用毎に運賃が発生する通常券の利用、または、利用可能区間および利用可能回数が定められた回数券の利用を選択的に行う自動改札機、を備えている、駅務システム。
  6. コンピュータが、
    利用可能回数が定められた回数券の利用を管理する回数券管理方法であって、
    乗車券と、その乗車券に対して発券した前記回数券の発券情報を関連付けて記憶部に記憶させる第1ステップと、
    前記回数券で入出場できる駅毎に、その駅に設置されている自動改札機に対して前記回数券を発券した乗車券の識別番号を通知する第2ステップと、を実行し、
    前記第1ステップは、回数券を利用するか否かを判定する利用フラグを前記記憶部に記憶させるステップであり、
    前記第2ステップは、前記利用フラグが前記回数券を利用しない設定であれば、前記自動改札機に対して前記回数券以外を利用した改札処理を指示する処理を含む、
    回数券管理方法。
  7. 利用可能回数が定められた回数券の利用を管理する回数券管理プログラムであって、
    乗車券と、その乗車券に対して発券した前記回数券の発券情報を関連付けて記憶部に記憶させる第1ステップと、
    前記回数券で入出場できる駅毎に、その駅に設置されている自動改札機に対して前記回数券を発券した乗車券の識別番号を通知する第2ステップと、をコンピュータに実行させ
    前記第1ステップは、回数券を利用するか否かを判定する利用フラグを前記記憶部に記憶させるステップであり、
    前記第2ステップは、前記利用フラグが前記回数券を利用しない設定であれば、前記自動改札機に対して前記回数券以外を利用した改札処理を指示する処理を含む、
    回数券管理プログラム。
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