JPH11219479A - ホテル管理装置 - Google Patents

ホテル管理装置

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JPH11219479A
JPH11219479A JP2112298A JP2112298A JPH11219479A JP H11219479 A JPH11219479 A JP H11219479A JP 2112298 A JP2112298 A JP 2112298A JP 2112298 A JP2112298 A JP 2112298A JP H11219479 A JPH11219479 A JP H11219479A
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JP
Japan
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room
room card
locker
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identifier data
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JP2112298A
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English (en)
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Takashi Tanazawa
孝志 棚沢
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 ルームカードを、ホテルの他の設備にも
有効利用することができるホテル管理装置を提供する。 【解決手段】 ホテル管理装置は、ルームカード読取機
(49)を具備する自動販売機(2)と、ルームカード
読取機(71)を具備するレジスター(3)と、利用料
金を精算する自動精算機(1)とを備え、自動販売機お
よびレジスターでの支払いをルームカード(27)で行
い、チェックアウト時に自動精算機で精算することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ルームカードでホ
テルの設備を利用することができるホテル管理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ルームカードで部屋の開閉をする
ことはできるが、ホテルの他の設備に使用することはで
きなかった。たとえば、自動販売機はその場で現金で支
払う必要がある。また、レストランや売店などでは、ル
ームナンバーおよび署名で支払いが行われている。さら
に、ロッカーは誰でも自由に使用することができる。ま
た、ロッカーの使用の有無は集中管理されていなかっ
た。そして、ホテルのフロントにおいて、宿泊客に割引
券や食券などを配付している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、自動販売
機を利用する際には、現金が必要である。また、レスト
ランや売店などでは、宿泊者の識別が困難で不正が行わ
れることがある。さらに、ロッカーは宿泊者以外の人に
無断使用されて、宿泊者が利用することができなくなる
ことがある。また、ロッカーに貴重品などの物品を保管
したままチェックアウトし、忘れ物をすることがある。
さらに、宿泊客に割引券や食券などを配付する手間や、
券の印刷コストなどがかかっている。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、ルームカードを、ホテルの他の設備にも有
効利用することができるホテル管理装置を提供すること
を目的とする。また、ロッカーでの忘れ物を防止するこ
とができるホテル管理装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本出願の請求項1記載の
発明のホテル管理装置は、ルームカードを特定する識別
子データーが記憶されているルームカード(27)と、
このルームカードの識別子データーなどのデーターを読
み取るルーム扉管理装置用ルームカード読取機(12
3)を具備し、このルーム扉管理装置用ルームカード読
取機で読み取ったデーターに基づいて部屋の扉(12
1)を解錠するルーム扉管理装置(127)と、ルーム
カードの識別子データーを読み取る自動販売機用ルーム
カード読取機(49)を具備し、この自動販売機用ルー
ムカード読取機がルームカードの識別子データーを読み
取った場合には、識別子データーおよび利用料金データ
ーを出力する自動販売機(2)と、ルームカードの識別
子データーを読み取る自動精算機用ルームカード読取機
(26)を具備し、チェックアウト時に、ルームカード
の識別子データーを自動精算機用ルームカード読取機で
読み取り、この識別子データーに対応する自動販売機か
らの利用料金データーが入力されてその利用料金を精算
している自動精算機(1)とを備えている。
【0006】請求項2記載の発明のホテル管理装置で
は、請求項1記載のホテル管理装置において、自動販売
機でルームカード利用時には、割引販売を行っている。
【0007】請求項3記載の発明のホテル管理装置は、
ルームカードを特定する識別子データーが記憶されてい
るルームカードと、このルームカードの識別子データー
などのデーターを読み取るルーム扉管理装置用ルームカ
ード読取機を具備し、このルーム扉管理装置用ルームカ
ード読取機で読み取ったデーターに基づいて部屋の扉を
解錠するルーム扉管理装置と、ルームカードの識別子デ
ーターを読み取るレジスター用ルームカード読取機(7
1)を具備し、このレジスター用ルームカード読取機が
ルームカードの識別子データーを読み取った場合には、
識別子データーおよび利用料金データーを出力するレジ
スター(3)と、ルームカードの識別子データーを読み
取る自動精算機用ルームカード読取機を具備し、チェッ
クアウト時に、ルームカードの識別子データーを自動精
算機用ルームカード読取機で読み取り、この識別子デー
ターに対応するレジスターからの利用料金データーが入
力されてその利用料金を精算している自動精算機とを備
えている。
【0008】請求項4記載の発明のホテル管理装置で
は、請求項3記載のホテル管理装置において、レジスタ
ーでのルームカード利用時には、割引販売を行ってい
る。
【0009】請求項5記載の発明のホテル管理装置は、
ルームカードを特定する識別子データーが記憶されてい
るルームカードと、このルームカードの識別子データー
などのデーターを読み取るルーム扉管理装置用ルームカ
ード読取機を具備し、このルーム扉管理装置用ルームカ
ード読取機で読み取ったデーターに基づいて、部屋の扉
を解錠するルーム扉管理装置と、ルームカードの識別子
データーを読み取るロッカー用ルームカード読取機(8
4)、暗証番号入力装置(78)、および、ロッカーの
扉(76)の施錠装置(77)を具備し、このロッカー
用ルームカード読取機がルームカードの識別子データー
を読み取った場合には、この識別子データーに関連付け
て前もって登録されている暗証番号と、暗証番号入力装
置から入力された暗証番号とを比較し、一致した際に
は、ロッカーの扉の施錠装置の施錠または解錠を行って
いるロッカー装置(4)とを備えている。
【0010】請求項6記載の発明のホテル管理装置で
は、請求項5記載のホテル管理装置において、ルームカ
ードの識別子データーを読み取る自動精算機用ルームカ
ード読取機を具備するとともに、チェックアウト時に、
ルームカードの識別子データーを自動精算機用ルームカ
ード読取機で読み取り、ロッカー装置からこの識別子デ
ーターに対応するロッカー使用の有無が入力され、ロッ
カー使用中の場合にはロッカー使用中の警告を行う自動
精算機とを備えていることを特徴としている。
【0011】請求項7記載の発明のホテル管理装置は、
貴重品などの物品を保管するとともに、宿泊する部屋ま
たは宿泊客に対応してロッカー使用の有無を出力するロ
ッカー装置と、チェックアウト時に宿泊料金などの料金
を精算するとともに、ロッカー装置からロッカー使用の
有無が入力され、精算に関連する部屋または宿泊客がロ
ッカーを使用中の場合には、ロッカー使用中の警告を行
う自動精算機とを備えている。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明におけるホテル管理
装置の実施の一形態を図1ないし図14を用いて説明す
る。図1は本発明におけるホテル管理装置の制御回路図
である。図2はセンター制御装置の記憶装置の記憶内容
の図である。図3はルームカードの図である。図4は宿
泊料金自動精算機の正面図である。図5はロッカー装置
の正面図である。図6は、ルーム扉管理装置の説明図
で、(a)が部屋の扉の正面図、(b)がルーム扉管理
装置の制御回路図である。図7は自動販売機の正面図で
ある。図8はレジスターの斜視図である。図9はチェッ
クイン時のフローチャートである。図10は自動販売機
での処理のフローチャートである。図11はレジスター
での処理のフローチャートである。図12はロッカーで
の保管処理のフローチャートである。図13はロッカー
での取出処理のフローチャートである。図14はチェッ
クアウト時のフローチャートである。
【0013】ホテル管理装置は、自動精算機1、自動販
売機2、レジスター3、ロッカー装置4、フロント装置
6、センター管理装置7およびルーム扉管理装置127
などから構成されている。自動精算機1の前面には、モ
ニタータッチパネル11、ルームカード挿入口12、硬
貨投入口13、紙幣投入口14、釣銭払出口16および
領収書発行口17が設けられている。モニタータッチパ
ネル11は、ディスプレーなどの表示装置21および入
力装置22で構成されており、表示装置21が、マイコ
ンなどで構成されている精算機制御装置24の出力側
に、また、入力装置22が精算機制御装置24の入力側
に接続されている。精算機制御装置24に入出力可能に
接続されているルームカード書込読取機26は、ルーム
カード挿入口12から挿入されたルームカード27に、
ルームカード27を特定する識別子データーであるルー
ムカード番号、部屋番号や有効期限などの必要な事項を
磁気などで書き込んで記憶させたり、また、ルームカー
ド27が記憶している部屋番号、ルームカード番号や有
効期限などのデーターを読み取ったりしている。このル
ームカード27は、図3に図示するように、部屋番号を
記憶する部屋番号記憶部31、ルームカード番号を記憶
するルームカード番号記憶部32および有効期限を記憶
する有効期限記憶部33が設けられ、磁気などでデータ
ーが記憶される。また、精算機制御装置24の出力側に
接続されている領収書発行装置36は、精算機制御装置
24から出力された領収金額のデーターを領収書に印刷
した後に、この領収書を領収書発行口17から発行して
いる。
【0014】さらに、硬貨投入口13や紙幣投入口14
から挿入された金銭や紙幣は、貨幣・クレジットカード
処理装置としての貨幣処理装置38で計数されている。
この貨幣処理装置38は精算機制御装置24に入出力可
能に接続され、計数した金額のデーターを精算機制御装
置24に出力している。一方、精算機制御装置24から
は釣銭データーが貨幣処理装置38に出力され、貨幣処
理装置38は釣銭データーを受け取ると、釣銭を釣銭払
出口16に払い出している。
【0015】自動販売機2の前面には、複数の商品選択
ボタン41、ルームカード挿入口42、硬貨投入口4
3、釣銭払出口44および商品払出口46が設けられて
いる。そして、自動販売機2の販売機制御装置48はマ
イコンなどで構成され、その入力側に、購入する商品を
選択する複数の商品選択ボタン41が接続され、一方、
出力側に、商品払出口46に商品を払い出す商品払出装
置51が接続されている。そして、ルームカード読取機
49が販売機制御装置48に入出力可能に接続され、ル
ームカード挿入口42から挿入されたルームカード27
のデーターを読み取ったり、また、挿入されたルームカ
ード27をルームカード挿入口42から排出したりして
いる。さらに、貨幣処理装置52が販売機制御装置48
に入出力可能に接続され、硬貨投入口43から投入され
た金銭を計数したり、また、釣銭を釣銭払出口44から
払い出したりしている。
【0016】レジスター3はレストランや売店に置か
れ、その前面に、ディスプレーなどの表示装置56、レ
シート発行口57、テンキー58、商品別キー59、合
計キー60、現金キー61、ルームカードキー62、ク
レジットカードキー63、精算キー64およびカード挿
入口67が設けられている。そして、テンキー58、商
品別キー59、合計キー60、現金キー61、ルームカ
ードキー62、クレジットカードキー63および精算キ
ー64などの入力キー58〜64は、入力装置66を構
成している。レジスター3のレジスター制御装置69
は、マイコンなどで構成され、その入力側に、カード挿
入口67から挿入されたルームカード27のデーターを
読み取るルームカード読取機71および入力装置66が
接続され、一方、出力側に、表示装置56および、レシ
ート発行口57からレシートを発行するレシート発行機
73が接続されている。
【0017】ロッカー装置4は、貴重品などを保管する
複数の保管スペースを具備しており、各保管スペースの
前面開口は扉76で開閉自在に閉塞されている。この扉
76は、施錠装置77で施錠される。また、ロッカー装
置4の前面には、暗証番号入力装置としてのテンキー、
ロックキー、解キーなどの入力装置78、表示装置79
およびルームカード挿入口81が設けられている。ま
た、ロッカー装置4のロッカー制御装置83は、マイコ
ンなどで構成され、その入力側に、入力装置78が接続
され、一方、出力側に、表示装置79が接続されてい
る。そして、ルームカード読取機84がロッカー制御装
置83に入出力可能に接続され、ルームカード挿入口8
1から挿入されたルームカード27のデーターを読み取
ったり、また、挿入されたルームカード27をルームカ
ード挿入口81から排出したりしている。
【0018】フロント装置6は、マイコンなどで構成さ
れているフロント制御装置86、このフロント制御装置
86にデーターなどを入力するテンキーなどの入力装置
87、フロント制御装置86からのデーターを表示する
ディスプレーなどの表示装置88および、ルームカード
27にデーターを書き込んだり読み取ったりするルーム
カード書込読取機89で構成され、フロント制御装置8
6の入力側に、入力装置87が、一方、出力側に表示装
置88が接続されている。また、ルームカード書込読取
機89が入出力可能にフロント制御装置86に接続され
ている。フロント装置6のフロント制御装置86は、セ
ンター管理装置7のセンター制御装置91と接続されて
おり、互いに通信によりデーターを送受信している。そ
して、このフロント装置6はホテルのフロントに置か
れ、従業員が電話などで受けた予約を入力したり、客室
の予約状況を調べたりする際に用いられている。また、
ルームカード書込読取機89でルームカード27にルー
ムカード番号を書き込んでいる。
【0019】センター管理装置7のセンター制御装置9
1は、自動精算機1の精算機制御装置24、自動販売機
2の販売機制御装置48、レジスター3のレジスター制
御装置69、ロッカー装置4のロッカー制御装置83、
およびフロント装置6のフロント制御装置86などに接
続され、これらを統括して管理制御している。このセン
ター制御装置91はコンピューターなどで構成され、良
く知られているように、CPUなどの演算装置、プログ
ラムなどが記録されているROMなどの記録部や、ハー
ドディスクやRAMなどの記憶装置93などを具備して
いる。
【0020】この記憶装置93には種々のデーターが記
憶して保存されている。たとえば、記憶装置93には、
図2に図示するように、複数のルームカード番号記憶部
96が設けられている。そして、このルームカード番号
記憶部96に関連付けて、部屋番号記憶部98、有効期
限記憶部99、ビル番号記憶部101、暗証番号記憶部
102、前金記憶部103、部屋の料金記憶部104、
ロッカー使用有無記憶部106、レジスターの料金記憶
部107、自動販売機の料金記憶部108、宿泊者氏名
記憶部109、宿泊者人数記憶部111などが設定さ
れ、各記憶部に、ルームカード番号、部屋番号、有効期
限(たとえば出発日の午前中まで)、請求書番号である
ビル番号、暗証番号、前金、部屋の料金、ロッカー使用
の有無、レジスターの料金、自動販売機の料金、宿泊者
氏名、宿泊者人数などが記憶される。さらに、部屋毎の
宿泊料金記憶部112、空室情報記憶部113およびル
ームカード割引率記憶部114などが記憶装置93に設
けられ、部屋毎の宿泊料金記憶部112には部屋毎の宿
泊料金が、空室情報記憶部113には空室情報が、ま
た、ルームカード割引率記憶部114には、ルームカー
ド27を利用した際の割引率が記憶されている。その
他、種々のデーターが記憶装置93に記憶されている。
【0021】図6に図示する部屋の扉121の前面に
は、ルームカード挿入口122が設けられ、このルーム
カード挿入口122から挿入されたルームカード27
は、ルームカード読取機123で読み取られている。ル
ームカード読取機123は、ルーム制御装置124に入
出力可能に接続されている。また、ルーム制御装置12
4の出力側には、ルーム扉施錠装置126が接続されて
いる。このルーム扉施錠装置126は扉121を施錠ま
たは解錠している。そして、これらルームカード読取機
123、ルーム制御装置124およびルーム扉施錠装置
126でルーム扉管理装置127が構成されている。こ
のルーム扉管理装置127は、オフライン式で、センタ
ー管理装置7とは接続されていない。
【0022】この様に構成されているホテル管理装置
で、チェックインする際の処理を図9のフローに沿って
説明する。まず初めに、ステップ1において、ホテルの
フロントで、従業員はフロント装置6のルームカード書
込読取機89により、ルームカード27のルームカード
番号記憶部32にルームカード番号を磁気で記録する。
このルーム番号は、ルームカード27の発行順の通し番
号であり、フロント装置6のフロント制御装置86は、
このルームカード番号をセンター制御装置91に出力す
る。センター制御装置91はこのルームカード番号を記
憶装置93のルームカード番号記憶部96に記憶する。
そして、ステップ2において、このルームカード27を
宿泊客に渡す。
【0023】ついで、ステップ3において、宿泊客は自
動精算機1に移動し、ルームカード27を自動精算機1
のルームカード挿入口12に挿入する。ルームカード書
込読取機26は挿入されたルームカード27のルームカ
ード番号を読み取り、精算機制御装置24を介してセン
ター制御装置91に出力する。センター制御装置91は
記憶装置93に記憶されているルームカード番号と対比
して、フロント装置6で発行されたルームカード27で
あるか否かを判断し、否である場合には、このカードを
拒否してルームカード挿入口12から排出する。一方、
フロント装置6で発行されたルームカード27である場
合には、ステップ4に行く。
【0024】ステップ4において、自動精算機1のモニ
タータッチパネル11の表示装置21の表示に従って、
宿泊者氏名および宿泊者人数などを入力装置22で入力
する。ついで、ステップ5において、精算機制御装置2
4は、表示装置21に宿泊開始日として今日の日付を表
示させ、宿泊客に表示装置21を操作させて問題ないか
を確認する。ステップ6において、入力装置22で出発
日を入力させる。そして、ステップ4からステップ6に
おいて入力されたデーターを、フロント制御装置86を
介してセンター制御装置91に出力する。センター制御
装置91はルームカード番号に関連付けて、宿泊者氏
名、宿泊者人数およびルームカード27の有効期限(た
とえば、出発日の午前中)などのデーターを記憶装置9
3の宿泊者氏名記憶部109、宿泊者人数記憶部11
1、有効期限記憶部99などに記憶させる。また、セン
ター制御装置91は空室情報記憶部113から空室情報
を、また、部屋毎の宿泊料金記憶部112から宿泊料金
のデーターを取り出し、精算機制御装置24に出力す
る。ついで、ステップ7において、精算機制御装置24
は表示装置21に空室情報および宿泊料金を表示させ、
宿泊者に入力装置22で部屋を選択させ、ステップ8に
行く。ステップ8において、宿泊者は入力装置22で暗
証番号(たとえば8263)を入力し、ステップ9に行
く。ステップ9において、宿泊者は前金として宿泊料金
の一部または全額を硬貨投入口13や紙幣投入口14に
投入する。貨幣処理装置38は投入された貨幣を計数し
て、その前金の金額を精算機制御装置24に出力する。
そして、ステップ7において選択された部屋の番号、お
よび、前述の前金の金額のデーターが、精算機制御装置
24からセンター制御装置91に出力され、記憶装置9
3の部屋番号記憶部98および前金記憶部103に記憶
される。また、宿泊料金やビル番号も、部屋の料金記憶
部104やビル番号記憶部101に記憶される。なお、
このビル番号は、請求書通し番号であり、センター制御
装置91が自動的に割り当てている。
【0025】そして、ステップ10において、精算機制
御装置24からルームカード書込読取機26に、部屋番
号および有効期限を出力し、ルームカード書込読取機2
6でルームカード27の部屋番号記憶部31および有効
期限記憶部33に、部屋番号および有効期限を磁気で記
憶させ、ステップ11に行く。ステップ11において、
ルームカード書込読取機26はルームカード27をルー
ムカード挿入口12から排出する。この様にして、ステ
ップ12において、チェックインの処理が終了する。
【0026】ついで、宿泊する部屋への入室について説
明する。宿泊者は扉121のルームカード挿入口122
にルームカード27を挿入する。このルームカード27
の部屋番号および有効期限をルームカード読取機123
が読み取り、ルーム制御装置124に出力する。ルーム
制御装置124は、部屋番号および有効期限に問題がな
ければ、ルーム扉施錠装置126に解錠信号を出力し、
ルーム扉施錠装置126が扉121を解錠する。また、
ルーム扉管理装置127はオートロック式で、扉121
を閉めると、自動的にルーム扉施錠装置126は施錠す
る。
【0027】ついで、自動販売機2での商品の購入につ
いて説明する。自動販売機2は、硬貨投入口43およ
び、コインメカニズムなどの貨幣処理装置52を具備し
ており、金銭による販売が可能となっている。そして、
この金銭による販売は、通常の自動販売機2と同様であ
るので、説明は割愛する。ところで、この実施の形態に
おける自動販売機2は、ルームカード挿入口42および
ルームカード読取機49を具備しており、ルームカード
27による販売が可能となっている。このルームカード
27を利用した場合における自動販売機2での処理を図
10のフローに沿って説明する。まず初めに、ステップ
1において、宿泊客はルームカード27をルームカード
挿入口42に挿入する。すると、ステップ2において、
ルームカード読取機49が挿入されたルームカード27
のルームカード番号を読み取り、ステップ3において、
このルームカード番号を販売機制御装置48を介してセ
ンター制御装置91に出力する。
【0028】ステップ4において、センター制御装置9
1はこのルームカード番号に基づいて、ルームカード2
7が有効すなわち使用可能であるか否かを判断する。た
とえば、記憶装置93のルームカード番号記憶部96
に、該当するルームカード番号が記憶されていない場合
や、有効期限記憶部99に記憶されている有効期限を過
ぎている場合などに、使用不可と判断している。そし
て、その判断結果を販売機制御装置48に出力する。販
売機制御装置48はルームカード27が使用不可の場合
には、ルームカード読取機49を稼働してルームカード
挿入口42からルームカード27を排出する。一方、ル
ームカード27が有効な場合には、販売を開始し、ステ
ップ5に行く。ステップ5において、宿泊客が商品選択
ボタン41を押圧すると、商品選択ボタン41から商品
選択信号が販売機制御装置48に出力され、販売機制御
装置48はこの選択信号に基づいて、対応する商品払出
装置51に払出信号を出力する。そして、ステップ6に
おいて、払出信号を受けた商品払出装置51は稼働し
て、商品を商品払出口46に払い出す。また、ステップ
7において、販売機制御装置48は販売した商品の品
名、金額およびルームカード番号をセンター制御装置9
1に出力する。センター制御装置91はこの金額を記憶
装置93の自動販売機の料金記憶部108に記憶する。
なお、複数回購入した場合には、料金は自動販売機の料
金記憶部108に加算して記憶されている。そして、ス
テップ8において、販売機制御装置48はルームカード
読取機49を稼働して、ルームカード挿入口42からル
ームカード27を排出する。この様にして、ステップ9
において、ルームカード27による販売を終了する。
【0029】ついで、レジスター3での料金の精算につ
いて説明する。レジスター3は、現金キー61およびク
レジットカードキー63を具備しており、貨幣やクレジ
ットカードによる販売が可能となっている。そして、こ
の貨幣やクレジットカードによる販売は、通常のレジス
ター3と同様であるので、説明は割愛する。ところで、
この実施の形態におけるレジスター3は、カード挿入口
67およびルームカード読取機71を具備しており、ル
ームカード27による販売が可能となっている。このル
ームカード27を利用した場合におけるレジスター3で
の処理を図11のフローに沿って説明する。まず初め
に、ステップ1において、店員はテンキー58や商品別
キー59を用いて、販売商品の料金を入力する。そし
て、入力を終えると、合計キー60を押す。レジスター
制御装置69はテンキー58、商品別キー59および合
計キー60から信号が入力されると、販売料金を合計
し、その合計金額を表示装置56に出力する。表示装置
56はレジスター制御装置69から信号を受けると、合
計金額を表示する。
【0030】そして、ステップ2において、店員はルー
ムカードキー62を押すとともに、宿泊客からルームカ
ード27を受け取り、ルームカード27をカード挿入口
67に挿入する。すると、ルームカード読取機71が挿
入されたルームカード27のルームカード番号を読み取
り、ステップ3において、このルームカード番号をレジ
スター制御装置69を介してセンター制御装置91に出
力する。
【0031】ステップ4において、センター制御装置9
1はこのルームカード番号に基づいて、ルームカード2
7が有効であるか否かを判断し、その判断結果をレジス
ター制御装置69に出力する。レジスター制御装置69
はルームカード27が使用不可の場合には、表示装置5
6に、ルームカード27が使用不可である旨の表示をさ
せる。一方、ルームカード27が有効な場合には、レジ
スター制御装置69はレシート発行機73に販売データ
ーを出力する。レシート発行機73はレジスター制御装
置69からの信号を受けるとレシートに販売データーを
印字した後に、レシート発行口57から排出する。ま
た、ステップ6において、レジスター制御装置69は販
売した商品の品名、金額およびルームカード番号をセン
ター制御装置91に出力する。センター制御装置91は
この金額を記憶装置93のレジスターの料金記憶部10
7に記憶する。なお、複数回購入した場合には、料金は
レジスターの料金記憶部107に加算して記憶されてい
る。ステップ7において、店員は、ルームカード27を
宿泊客に返却する。この様にして、ステップ8におい
て、ルームカード27による販売を終了する。
【0032】ついで、ロッカー装置4における貴重品な
どの保管処理を図12のフローに沿って説明する。まず
初めに、ステップ1において、宿泊客はロッカー装置4
の空いている保管スペースの扉76(たとえばロッカー
ナンバー05の扉76)を開け、貴重品などの物品を保
管スペースに収納して扉76を閉める。そして、ステッ
プ2において、宿泊客はルームカード挿入口81にルー
ムカード27を挿入する。すると、ステップ3におい
て、ルームカード読取機84が挿入されたルームカード
27のルームカード番号を読み取り、ロッカー制御装置
83に出力する。また、ステップ4において、宿泊客は
入力装置78のテンキーを用いて、ロッカーナンバー
(たとえば05)を入力し、続けて、ステップ5におい
て、チェックイン時に登録した暗証番号(たとえば82
63)を入力する。このロッカーナンバーおよび暗証番
号は入力装置78から出力されロッカー制御装置83に
入力される。ステップ6において、ロッカー制御装置8
3は、ルームカード番号および暗証番号をセンター制御
装置91に出力する。
【0033】ステップ7において、センター制御装置9
1はこのルームカード番号および暗証番号に基づいて、
ルームカード27が有効すなわち使用可能であるか否か
を判断する。たとえば、記憶装置93のルームカード番
号記憶部96に、該当するルームカード番号が記憶され
ていない場合や、有効期限記憶部99に記憶されている
有効期限を過ぎている場合や、入力された暗証番号が暗
証番号記憶部102に登録してある暗証番号と異なる場
合などに、使用不可と判断している。そして、その判断
結果をロッカー制御装置83に出力する。ロッカー制御
装置83はルームカード27が使用不可の場合には、ル
ームカード読取機84を稼働してルームカード挿入口8
1からルームカード27を排出する。一方、ルームカー
ド27が有効な場合には、ルームカード27を排出しな
いで、ロッカー制御装置83は処理を続行し、ステップ
8に行く。ステップ8において、宿泊客が入力装置78
のロックキーを押圧して操作すると、入力装置78から
ロッカー制御装置83にロックキー操作の信号が出力さ
れる。すると、ステップ9において、ロッカー制御装置
83は、ルームカード番号およびロッカー使用をセンタ
ー制御装置91に出力する。そして、センター制御装置
91はルームカード番号に対応するロッカー使用有無記
憶部106にロッカーの使用(正確にはロッカーの施
錠)を記憶させる。また、ステップ10において、ロッ
カー制御装置83は施錠装置77に施錠信号を出力し、
施錠装置77はロッカーナンバー05の扉76を施錠す
る。ステップ11において、ロッカー制御装置83はル
ームカード読取機84を稼働して、ルームカード挿入口
81からルームカード27を排出する。この様にして、
ステップ12において、ロッカー装置4における保管処
理を終了する。
【0034】ついで、ロッカー装置4における貴重品な
どの取出処理を図13のフローに沿って説明する。まず
初めに、ステップ1において、宿泊客はルームカード挿
入口81にルームカード27を挿入する。すると、ステ
ップ2において、ルームカード読取機84が挿入された
ルームカード27のルームカード番号を読み取り、ロッ
カー制御装置83に出力する。また、ステップ3におい
て、宿泊客は入力装置78のテンキーを用いて、貴重品
などを預けた保管スペースのロッカーナンバー(たとえ
ば05)を入力し、続けて、ステップ4において、チェ
ックイン時に登録した暗証番号(たとえば8263)を
入力する。このロッカーナンバーおよび暗証番号は入力
装置78から出力されロッカー制御装置83に入力され
る。ステップ5において、ロッカー制御装置83は、ル
ームカード番号および暗証番号をセンター制御装置91
に出力する。
【0035】ステップ6において、センター制御装置9
1はこのルームカード番号および暗証番号に基づいて、
ルームカード27が有効すなわち使用可能であるか否か
を判断する。そして、その判断結果をロッカー制御装置
83に出力する。ロッカー制御装置83はルームカード
27が使用不可の場合には、ルームカード読取機84を
稼働してルームカード挿入口81からルームカード27
を排出する。一方、ルームカード27が有効な場合に
は、ルームカード27を排出しないで、ロッカー制御装
置83は処理を続行し、ステップ7に行く。ステップ7
において、宿泊客が入力装置78の解キーを押圧して操
作すると、入力装置78からロッカー制御装置83に解
キー操作の信号が出力される。すると、ステップ8にお
いて、ロッカー制御装置83は施錠装置77に解錠信号
を出力し、施錠装置77はロッカーナンバー05の扉7
6を解錠する。そして、ステップ9において、宿泊客は
ロッカーナンバー05の扉76を開けて保管してあった
貴重品などの物品を取り出す。また、ステップ10にお
いて、ロッカー制御装置83は、ルームカード番号およ
びロッカー未使用をセンター制御装置91に出力する。
そして、センター制御装置91はルームカード番号に対
応するロッカー使用有無記憶部106にロッカーの未使
用(正確にはロッカーの解錠)を記憶させる。ステップ
11において、ロッカー制御装置83はルームカード読
取機84を稼働して、ルームカード挿入口81からルー
ムカード27を排出する。この様にして、ステップ12
において、ロッカー装置4における取出処理を終了す
る。
【0036】つぎに、自動精算機1で、チェックアウト
する際の処理を図14のフローに沿って説明する。まず
初めに、ステップ1において、宿泊客は自動精算機1の
ルームカード挿入口12にルームカード27を挿入す
る。すると、ステップ2において、ルームカード書込読
取機26が挿入されたルームカード27のルームカード
番号を読み取り、精算機制御装置24に出力する。ステ
ップ3において、自動精算機1は、このルームカード番
号をセンター制御装置91に出力する。ステップ4にお
いて、センター制御装置91はこのルームカード番号に
対応する前金記憶部103、部屋の料金記憶部104、
ロッカー使用有無記憶部106、レジスターの料金記憶
部107、自動販売機の料金記憶部108およびルーム
カード割引率記憶部114から、前金、部屋の料金、ロ
ッカー使用の有無、レジスターの料金、自動販売機の料
金およびルームカード割引率の各データーを読み出し、
精算機制御装置24に出力する。精算機制御装置24
は、レジスターの料金および自動販売機の料金の合計に
ルームカード割引率を積算してルームカード割引金額を
算出し、ついで、部屋の料金、レジスターの料金および
自動販売機の料金の合計から、ルームカード割引金額お
よび前金を減算し、未払金を算出し、ステップ5に行
く。
【0037】ステップ5において、精算機制御装置24
はロッカーが使用中(利用したロッカーが施錠中)であ
るか否かを判断する。使用していない場合には、ステッ
プ10に行く。一方、使用中の場合には、ステップ6に
行き、ステップ6において、精算機制御装置24はモニ
タータッチパネル11の表示装置21にロッカー装置4
の使用中の旨および確認ボタンを表示させる。ステップ
7において、宿泊客が、モニタータッチパネル11の入
力装置22で表示された確認ボタンを押圧すると、ステ
ップ8に行く。ステップ8において、精算機制御装置2
4はルームカード書込読取機26を稼働して、ルームカ
ード挿入口12からルームカード27を排出する。この
様にして、ステップ9において、チェックアウトの処理
を中断して終了する。
【0038】また、前述のように、ステップ5におい
て、ロッカーを使用していない場合には、ステップ10
に行く。ステップ10において、精算機制御装置24は
モニタータッチパネル11の表示装置21に、ステップ
4で算出した未払金を表示する。ステップ11におい
て、宿泊客は硬貨投入口13や紙幣投入口14に貨幣を
投入する。すると、貨幣処理装置38が投入された貨幣
を計数し、その金額を精算機制御装置24に出力する。
精算機制御装置24は投入された金額と未払金とを比較
し、投入金額が多い場合には、投入金額から未払金を減
算して釣銭を算出し、貨幣処理装置38に釣銭のデータ
ーを出力する。貨幣処理装置38は釣銭払出口16に釣
銭を払い出す。また、投入金額と未払金とが一致した場
合は、支払いの終了と判断する。この様にして、支払い
が終了すると、ステップ12に行く。なお、投入金額が
少ない場合は、支払いの未了と判断し、モニタータッチ
パネル11の表示装置21にその旨を表示し、追加の金
銭の投入を促す。
【0039】ステップ12において、精算機制御装置2
4は領収書発行装置36に領収書を発行させ、ステップ
13に行く。ステップ13において、精算機制御装置2
4はセンター管理装置7にルームカード番号およびチェ
ックアウト済を出力する。すると、センター管理装置7
は有効期限記憶部99に現在時刻などを書き込み、対応
するルームカード27の使用を不可とする。この様にし
て、ステップ14において、チェックアウトの処理を終
了する。なお、チェックアウト処理においては、ルーム
カード27の払出しは行わず、ルームカード27は自動
精算機1内の保管庫に保管される。
【0040】前述の様に、この実施の形態では、宿泊す
る部屋のルームカード27を利用して、自動販売機2、
レジスター3やロッカー装置4を使用することができ
る。したがって、宿泊客が自動販売機2を利用する際
に、現金が不要となる。また、売店や食堂などのレジス
ター3において、宿泊客以外の第三者が宿泊客の如く振
る舞って、不正が行われることを防止することもでき
る。さらに、ロッカー装置4を宿泊客以外の第三者が使
用することも防止することができる。
【0041】しかも、ルームカード27利用時の料金割
引率を記憶するルームカード割引率記憶部114をホテ
ル管理装置は備えているので、自動精算機1での精算時
に、料金を割り引いて請求することができる。したがっ
て、ホテルのフロントで割引券などを配付する手間を削
減することができる。また、各ルームカード27に対応
してロッカー使用の有無を記憶するロッカー使用有無記
憶部106をホテル管理装置は備えているので、自動精
算機1での精算時に、ロッカー使用の有無を判断し、ロ
ッカー使用中の場合には、宿泊客に警告をすることがで
きる。したがって、宿泊客のロッカー使用による忘れ物
が減少する。さらに、暗証番号記憶部102がホテル管
理装置には設けられているので、宿泊客以外の第三者
が、ロッカー装置4を無断で使用することを防止するこ
とができる。
【0042】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)実施の形態においては、ルーム扉管理装置127
は、センター制御装置91に接続されておらず、オフラ
イン式であるが、ルーム扉管理装置127のルーム制御
装置124を、センター制御装置91に接続してオンラ
イン式とする事も可能である。また、ルーム扉管理装置
127がオフライン式であるので、ルームカード27に
は部屋番号記憶部31および有効期限記憶部33が形成
されているが、ルーム扉管理装置127をオンライン式
にした場合には、ルームカード27にルームカード番号
記憶部32のみを形成することも可能である。さらに、
同じ部屋番号のルームカード27は、同時には存在しな
いので、ルームカード番号記憶部32や有効期限記憶部
33を設けないことも可能である。ただし、有効期限記
憶部33などを設けておくと、有効期限後は、紛失した
ルームカード27は無効となり、安全性が高くなる。た
とえば、有効期限記憶部33を設けていない場合に、部
屋番号が記憶されているルームカード27を紛失した際
には、宿泊客以外の第三者が、紛失したルームカード2
7を用いて何時までも、部屋の扉121のルーム扉施錠
装置126が解錠することができる。
【0043】(2)実施の形態においては、ルームカー
ド27は磁気カードであるが、ICカードなど種々の形
式のカードを使用することが可能である。また、ルーム
カード27に記憶されている識別子は、ルームカードを
特定することができるならば、ルームカード番号、部屋
番号、有効期限ではなく、他の識別子を記憶することも
可能である。 (3)自動精算機1、自動販売機2、レジスター3、ロ
ッカー装置4およびフロント装置6などの具体的構造は
適宜変更可能である。また、処理のフローは、適宜変更
可能である。たとえば、ステップの順番を適宜変更した
りすることも可能である。
【0044】(4)実施の形態においては、ロッカー制
御装置83は、ロッカー装置4の施錠装置77が施錠さ
れるとロッカー使用と判断し、その後、施錠装置77が
解錠されると、保管スペースから物が取り出された、す
なわち、ロッカー未使用と判断している。しかしなが
ら、ロッカー装置4は、使用の有無を判別することがで
きるならば、その構造や判別手段などは適宜変更可能で
ある。たとえば、ロッカー装置4に、扉76の開閉を検
知する扉開閉センサー設け、施錠装置77が解錠された
後に、扉センサーが扉76の開を検知した際に、保管ス
ペースから物が取り出された、すなわち、ロッカー未使
用と判断することも可能である。また、ロッカー装置4
をオートロック式とすることも可能である。 (5)実施の形態においては、ルームカード27利用時
の割引の計算は、自動精算機1で行っているが、自動販
売機2およびレジスター3またはセンター管理装置7で
行うことも可能である。
【0045】(6)実施の形態においては、ルームカー
ド割引率記憶部114は、一個しか設けられていない
が、複数設けることも可能である。そして、自動販売機
2での料金の割引率と、レジスター3での料金の割引率
とを異ならしめたり、商品毎に割引率を異ならしめたり
することができる。また、割引率は100%すなわち無
料であることも可能である。この様にすると、たとえ
ば、無料の朝食券などを配付する手間が省ける。 (7)実施の形態においては、ロッカー使用の有無は、
ルームカード27すなわち宿泊する部屋毎に行われてい
るが、ロッカー使用有無記憶部106を宿泊客毎に設定
し、ロッカー使用の有無を宿泊客毎に行うことも可能で
ある。
【0046】(8)実施の形態においては、ロッカーに
保管する際と、ロッカーから取り出す際との両方におい
て、ルームカード27を挿入しているが、保管または取
出の一方のみにおいて、ルームカード27を挿入させる
ことも可能である。また、ロッカー使用の有無の警告を
行うには、宿泊する部屋または宿泊客と、ロッカーの使
用との対応が取れていれば良く、必ずしも、ルームカー
ド27を挿入する必要はない。 (9)実施の形態においては、ルーム扉管理装置127
はオートロック式であるが、必ずしも、オートロック式
である必要はない。 (10)実施の形態において、精算は貨幣で行っている
が、クレジットカードで行うことも可能である。また、
プリペイドカードなどの利用も可能にすることができ
る。
【0047】
【発明の効果】本出願の請求項1記載の発明のホテル管
理装置によれば、自動販売機が、ルームカードの識別子
データーを読み取る自動販売機用ルームカード読取機を
具備し、この自動販売機用ルームカード読取機がルーム
カードの識別子データーを読み取った場合には、自動販
売機は識別子データーおよび利用料金データーを自動精
算機に出力している。したがって、宿泊する部屋を開け
るルームカードで、自動販売機の商品を購入することが
できる。その結果、宿泊客は現金なしで自動販売機を利
用することができる。
【0048】請求項2記載の発明のホテル管理装置によ
れば、自動販売機でルームカード利用時には、割引販売
を行っており、宿泊客は、割引料金で自動販売機を利用
することができる。したがって、宿泊客を第三者よりも
優遇することができる。
【0049】請求項3記載の発明のホテル管理装置によ
れば、レジスターが、ルームカードの識別子データーを
読み取るレジスター用ルームカード読取機を具備し、こ
のレジスター用ルームカード読取機がルームカードの識
別子データーを読み取った場合には、レジスターは識別
子データーおよび利用料金データーを自動精算機に出力
している。したがって、宿泊する部屋を開けるルームカ
ードで、レジスターでの支払いを行うことができる。そ
の結果、宿泊客は現金なしでレジスターを利用すること
ができる。また、宿泊客以外が、宿泊者の如く振る舞っ
て、不正を働くことを防止することができる。
【0050】請求項4記載の発明のホテル管理装置によ
れば、レジスターでのルームカード利用時には、割引販
売を行っている。宿泊客は、レジスターでの料金が割引
料金となる。したがって、宿泊客を第三者よりも優遇す
ることができる。また、割引券や食券などを配付する必
要がなくなる。
【0051】請求項5記載の発明のホテル管理装置によ
れば、ロッカー装置は、ルームカードの識別子データー
を読み取るロッカー用ルームカード読取機、暗証番号入
力装置、および、ロッカーの扉の施錠装置を具備し、こ
のロッカー用ルームカード読取機がルームカードの識別
子データーを読み取った場合には、この識別子データー
に関連付けて前もって登録されている暗証番号と、暗証
番号入力装置から入力された暗証番号とを比較し、一致
した際には、ロッカーの扉の施錠装置の施錠または解錠
を行っている。したがって、宿泊客以外の第三者がロッ
カーを使用することを防止することができる。
【0052】請求項6記載の発明のホテル管理装置によ
れば、自動精算機が、ルームカードの識別子データーを
読み取る自動精算機用ルームカード読取機を具備し、チ
ェックアウト時に、ルームカードの識別子データーを自
動精算機用ルームカード読取機で読み取り、ロッカー装
置からこの識別子データーに対応するロッカー使用の有
無が入力され、ロッカー使用中の場合にはロッカー使用
中の警告を行っている。したがって、宿泊客はチェック
アウト時に、ロッカーを使用している際には、警告され
るので、ロッカーでの忘れ物を防止することができる。
【0053】請求項7記載の発明のホテル管理装置によ
れば、宿泊する部屋または宿泊客に対応してロッカー使
用の有無を出力するロッカー装置と、チェックアウト時
に宿泊料金などの料金を精算するとともに、ロッカー装
置からロッカー使用の有無が入力され、精算に関連する
部屋または宿泊客がロッカーを使用中の場合には、ロッ
カー使用中の警告を行う自動精算機とを備えているの
で、ルームカードを使用しないロッカー装置において
も、宿泊客のロッカーでの忘れ物を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明におけるホテル管理装置の制御回
路図である。
【図2】図2はセンター制御装置の記憶装置の記憶内容
の図である。
【図3】図3はルームカードの図である。
【図4】図4は宿泊料金自動精算機の正面図である。
【図5】図5はロッカー装置の正面図である。
【図6】図6は、ルーム扉管理装置の説明図で、(a)
が部屋の扉の正面図、(b)がルーム扉管理装置の制御
回路図である。
【図7】図7は自動販売機の正面図である。
【図8】図8はレジスターの斜視図である。
【図9】図9はチェックイン時のフローチャートであ
る。
【図10】図10は自動販売機での処理のフローチャー
トである。
【図11】図11はレジスターでの処理のフローチャー
トである。
【図12】図12はロッカーでの保管処理のフローチャ
ートである。
【図13】図13はロッカーでの取出処理のフローチャ
ートである。
【図14】図14はチェックアウト時のフローチャート
である。
【符号の説明】
1 自動精算機 2 自動販売機 3 レジスター 4 ロッカー装置 26 自動精算機用ルームカード書込読取機(自動精算
機用ルームカード読取機) 27 ルームカード 49 自動販売機用ルームカード読取機 71 レジスター用ルームカード読取機 76 ロッカーの扉 77 施錠装置 78 暗証番号入力装置 84 ロッカー用ルームカード読取機 121 部屋の扉 123 ルーム扉管理装置用ルームカード読取機 127 ルーム扉管理装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルームカードを特定する識別子データー
    が記憶されているルームカードと、 このルームカードの識別子データーなどのデーターを読
    み取るルーム扉管理装置用ルームカード読取機を具備
    し、このルーム扉管理装置用ルームカード読取機で読み
    取ったデーターに基づいて、部屋の扉を解錠するルーム
    扉管理装置と、 ルームカードの識別子データーを読み取る自動販売機用
    ルームカード読取機を具備し、この自動販売機用ルーム
    カード読取機がルームカードの識別子データーを読み取
    った場合には、識別子データーおよび利用料金データー
    を出力する自動販売機と、 ルームカードの識別子データーを読み取る自動精算機用
    ルームカード読取機を具備し、チェックアウト時に、ル
    ームカードの識別子データーを自動精算機用ルームカー
    ド読取機で読み取り、この識別子データーに対応する自
    動販売機からの利用料金データーが入力されて、その利
    用料金を精算している自動精算機とを備えていることを
    特徴としているホテル管理装置。
  2. 【請求項2】 自動販売機でルームカード利用時には、
    割引販売を行っていることを特徴としている請求項1記
    載のホテル管理装置。
  3. 【請求項3】 ルームカードを特定する識別子データー
    が記憶されているルームカードと、 このルームカードの識別子データーなどのデーターを読
    み取るルーム扉管理装置用ルームカード読取機を具備
    し、このルーム扉管理装置用ルームカード読取機で読み
    取ったデーターに基づいて、部屋の扉を解錠するルーム
    扉管理装置と、 ルームカードの識別子データーを読み取るレジスター用
    ルームカード読取機を具備し、このレジスター用ルーム
    カード読取機がルームカードの識別子データーを読み取
    った場合には、識別子データーおよび利用料金データー
    を出力するレジスターと、 ルームカードの識別子データーを読み取る自動精算機用
    ルームカード読取機を具備し、チェックアウト時に、ル
    ームカードの識別子データーを自動精算機用ルームカー
    ド読取機で読み取り、この識別子データーに対応するレ
    ジスターからの利用料金データーが入力されて、その利
    用料金を精算している自動精算機とを備えていることを
    特徴としているホテル管理装置。
  4. 【請求項4】 レジスターでのルームカード利用時に
    は、割引販売を行っていることを特徴としている請求項
    3記載のホテル管理装置。
  5. 【請求項5】 ルームカードを特定する識別子データー
    が記憶されているルームカードと、 このルームカードの識別子データーなどのデーターを読
    み取るルーム扉管理装置用ルームカード読取機を具備
    し、このルーム扉管理装置用ルームカード読取機で読み
    取ったデーターに基づいて、部屋の扉を解錠するルーム
    扉管理装置と、 ルームカードの識別子データーを読み取るロッカー用ル
    ームカード読取機、暗証番号入力装置、および、ロッカ
    ーの扉の施錠装置を具備し、このロッカー用ルームカー
    ド読取機がルームカードの識別子データーを読み取った
    場合には、この識別子データーに関連付けて前もって登
    録されている暗証番号と、暗証番号入力装置から入力さ
    れた暗証番号とを比較し、一致した際には、ロッカーの
    扉の施錠装置の施錠または解錠を行っているロッカー装
    置とを備えていることを特徴としているホテル管理装
    置。
  6. 【請求項6】 ルームカードの識別子データーを読み取
    る自動精算機用ルームカード読取機を具備し、チェック
    アウト時に、ルームカードの識別子データーを自動精算
    機用ルームカード読取機で読み取り、ロッカー装置から
    この識別子データーに対応するロッカー使用の有無が入
    力され、ロッカー使用中の場合にはロッカー使用中の警
    告を行う自動精算機を備えていることを特徴としている
    請求項5記載のホテル管理装置。
  7. 【請求項7】 貴重品などの物品を保管するとともに、
    宿泊する部屋または宿泊客に対応してロッカー使用の有
    無を出力するロッカー装置と、 チェックアウト時に宿泊料金などの料金を精算するとと
    もに、ロッカー装置からロッカー使用の有無が入力さ
    れ、精算に関連する部屋または宿泊客がロッカーを使用
    中の場合には、ロッカー使用中の警告を行う自動精算機
    とを備えていることを特徴としていホテル管理装置。
JP2112298A 1998-02-02 1998-02-02 ホテル管理装置 Withdrawn JPH11219479A (ja)

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