JPH0636204B2 - 通行券処理方法 - Google Patents

通行券処理方法

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JPH0636204B2
JPH0636204B2 JP58097897A JP9789783A JPH0636204B2 JP H0636204 B2 JPH0636204 B2 JP H0636204B2 JP 58097897 A JP58097897 A JP 58097897A JP 9789783 A JP9789783 A JP 9789783A JP H0636204 B2 JPH0636204 B2 JP H0636204B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は通行券使用型の通行料金収受システムにおい
て、通行券による不正通行を防止するための通行券処理
方法に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来、例えば有料通路の通行料金収受システムにおいて
は、各インターチェンジの入口ゲートで進入車輌に対し
料金収受のための必要情報、すなわちインターチェンジ
番号その他を磁気記録した通行券を発行し、出口ゲート
では車輌から通行券を受取ってその通行券に記録されて
いるインターチェンジからの通行区間に相当する車種別
の通行料金額を算出し、その金額の料金を収受してい
る。
ところが、このような有料道路の通行料金収受システム
において、利用者の中には有料道路の通行途中で通行券
の交換や改ざんを行ない、決められた料金よりも安い金
額を支払うという不正通行が行なわれる場合がある。
そこで、このような不正通行を防止する方法として、入
口ゲートでは進入車輌のナンバープレートの番号を読取
って通行券に磁気記録し、出口ゲートで、その通行券に
記録されているナンバープレート番号と退出する車輌の
ナンバープレート番号とが一致しているか否かをチェッ
クする不正通行防止システムが考えられている。
従来の通行券は第1図に示すように通行券(T0)に磁気ス
トライプ部(S)が設けられており、この磁気ストライプ
部(S)の磁気記録情報を改ざんすることにより、実際に
利用した金額よりも安い金額を支払うという不正通行も
可能である。
本発明は上記事情に基づいてなされたもので、通行券に
少なくとも入場しようとする車輌の車種情報を含む料金
収受情報と車輌のナンバープレート情報を含む画像情報
を記録し、通行券の磁気記録情報の改ざんによる不正通
行を防止する通行券処理方法を提供することを目的とす
る。
〔発明の概要〕
本発明は上記目的を達成するめに、通路の入口および出
口に車輌チェック用のゲートを設け、入口で各車輌に関
する情報を記録した通行券を発行し、出口ではその通行
券の情報にもとづいて通行料金を徴収する料金収受シス
テムにおいて、前記通行券は第1および第2の磁気記録
領域を有し、前記第1の磁気記録領域に少なくとも入場
しようとする車輌の車種情報を含む料金収受情報を記録
する記録ステップと、前記第2の磁気記録領域に前記車
輌のナンバープレート情報を含む画像情報を前記記録ス
テップの記録よりも高い記録密度で記録する画像情報記
録ステップと、出口において前記通行券から読出した前
記車種情報を含む料金収受情報と前記画像情報との一致
不一致を判定する判定ステップと、この判定ステップの
判定結果に応じて前記車輌の利用料金を判定する料金判
定ステップとを具備することを特徴とし、通行券に少な
くとも入場しようとする車輌の車種情報を含む料金収受
情報を記録する第1の磁気記録領域と車輌のナンバープ
レート情報を含む画像情報を第1の磁気記録領域よりも
高い記録密度で記録する第2の磁気記録領域を設け、出
口において通行券から読出した車種情報と画像情報との
一致不一致を判定し、この判定結果に応じて車輌の利用
料金を判定することにより、通行券の記録情報の改ざん
による不正通行を防止するものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を第2図乃至第7図に示す一実施例にもと
づいて説明する。
第2図は高速有料自動車道に使用される料金収受システ
ムの装置配置図で、第2図のシステムは大別して入口側
ゲートに複数個配設される入口ブース(1)と、出口側ゲ
ートに複数個設置される出口ブース(2)、およびそれら
からのデータを処理するデータ処理装置(3)が設置され
た料金所事務室(3′)とから構成され、各ゲートで収受
されたデータはすべてデータ処理装置(3)へ伝送されて
集計される。
入口ブース(1)は入口車線(4)に入ってくる車輌(5)の車
種を判別する車種判別装置(6)と、そのブースが稼動中
であるか否かを示す信号灯(7)と、ブースの収受員ボッ
クス(8)内に収納されていて通行券を発行する通行券発
行装置(9)と、およびその制御装置(10)とから構成され
る。一方、出口ブース(2)は出口車線(11)から出て行く
車輌(12)の車種を判別する車輌判別装置(13)と、このブ
ースが稼動中であるか否かを示す信号灯(14)と、収受員
ボックス(15)内に収納されていて出場しようとする車輌
(12)から収受員が受け取った通行券を受け入れて判定
し、料金を計数する料金収受装置(16)と、その制御装置
(17)と、領収書の必要な利用者に対しては領収書を発行
する領収書発行装置(18)と、および収受員ボックス(15)
の外に設けられ上記料金収受装置(16)によって算出され
た料金等のデータを表示する料金表示器(19)とから構成
される。
また、上記データ処理装置(3)はディスプレイ装置(20)
と、キーボード部(21)と、演算部(22)と、記憶部(23)
と、システム全体の標準時計となる時計装置(24)と、お
よび計数データを印字する印字装置(25)とから構成さ
れ、入口ブース(1)と出口ブース(2)からのデータが伝送
線路(26)、(27)によって伝送され集計される。
また、入口ブース(1)と出口ブース(2)に設けられた車種
判別装置(6)と車輌判別装置(13)はそれぞれ複数個の発
光器(28)が配列されてなる発光部ゲート(29)と、この発
光部ゲート(29)の各発光器(28)と対向して配列された受
光器(30)とからなる受光部ゲート(31)と、および車のタ
イヤの通過を検知する感圧ゴム製のふみ板(32)とから構
成され、さらに上記入口ゲート(1)には進入車輌(5)のナ
ンバープレート番号(a)を撮像する撮像装置(33)が配置
される。
これらの車種判別装置(6)と車輌判別装置(13)からのデ
ータはそれぞれ伝送路(34)、(35)を介して通行券発行装
置(9)、料金収受装置(16)の各制御装置(10)、(17)へ伝
送される。また、上記システムにおいて使用される通行
券発行装置(9)と料金収受装置(16)は全く同一の構成か
らなる装置であって、以下統一して券処理装置(40)と呼
ぶことにする。
次に、券処理装置(40)の構成について説明する。第3図
は券処理装置(40)の斜視図で、券処理装置(40)は第5図
に示す券紙(T)に印字処理とエンコード(磁気記録)処
理を施し、入口ブース(1)において第4図に示すような
通行券(T1)を発行する。そして、出口ブース(2)におい
ては、通行券(T1)を利用者から受け取って検査し料金等
を算出、徴収した後、通行券(T1)は回収する。第4図に
示すように、ここで使用する通行券(T1)は表面と裏面に
情報を磁気時に記録するエンコード領域(41)、(41′)
と、この通行券(T1)の情報を目視できるよう表面に券処
理装置(40)で印字する印字領域(42)と、およびエンコー
ド領域(41)と印字領域(42)との間にあってすでに情報
(券種など)が印字され、券処理装置(40)では印字エン
コード等の処理を行なわない非印字領域(43)とから構成
される。券処理装置(40)では通行券(T1)の非印字領域(4
3)をベルト等で挾持搬送して検査や記録を行なうのでこ
れを搬送領域と呼ぶ。
第3図において、筐体(51)の前面には左上方に操作指令
や料金等の入出力情報を表示する第1の表示パネル(52)
が設けられ、その下方には操作ボタン(53)の並んだ操作
パネル(54)が配置されている。一方、右上方には未発行
の券紙(T)を収納するホッパ(55)が設けられている。こ
のホッパ(55)の下方には時刻等を表示する第2のパネル
(56)が配置され、更にその下方には回数券や点検カー
ド、特殊券等を挿入する挿入口(57)が設けられている。
操作パネル(54)や挿入口(57)の更に下方、すなわちこの
筐体(51)の前面底部には左側に現金収納箱(58)、右側に
は発行券や回収券の収納箱(59)が設置されている。そし
て、筐体(51)の側方には保護板(60)があって、孔(61)に
手の指を入れて引くことにより比較的容易に取外すこと
ができるようになっている。
保護板(60)の内面側には券処理装置(40)の機構部があ
り、その概略を第5図に示している。券処理装置(40)は
大別して未発行の券紙(T)を収納し1枚ずつ繰り出すホ
ッパ部(62)と、回収券等(出口ブース(2)で受け取った
通行券(T1)その他)を挿入する挿入口(57)と、券紙(T)
を搬送しエンコード・印刷等の処理を行う搬送処理装置
(63)と、およびこの搬送処理装置(63)によって処理され
た券紙(T)、つまり通行券(T1)を収納する収納装置(64)
とから構成される。また、ホッパ部(62)は未発行の券紙
(T)を収納するホッパ(65)と、このホッパ部(65)から券
紙(T)を1枚ずつ繰り出すピッカ装置(66)と、およびピ
ッカ装置(66)により繰り出される券紙(T)を搬送処理装
置(63)へ送り出す送りローラ(67)とから構成される。ま
た、搬送処理装置(63)は券紙(T)に磁気記録や印字の処
理を行う処理機構(68)と、ホッパ部(62)や挿入口(57)か
ら挿入された券紙(T)を処理機構(68)へ搬送し、かつ処
理機構(68)によって処理された券紙(T)を収納装置(64)
まで搬送する搬送機構(69)とから構成される。さらに、
この搬送機構(69)は、第1の搬送ベルト(70)と、このベ
ルトを駆動する駆動ローラ(71)と、券紙(T)を第1の搬
送ベルト(70)とともに挟持して搬送する第2の搬送ベル
ト(72)と、この第2の搬送ベルト(72)を駆動する駆動ド
ラム(73)および駆動ローラ(74)と、挿入口(57)から挿入
された券紙(T)を第2の搬送ベルト(72)と挟持して搬送
する第3の搬送ベルト(75)と、およびその駆動ローラ(7
6)とから構成される。
一方、処理機構(68)は駆動ドラム(73)の外周面と内周面
に沿ってそれぞれ配置され、回収した券の表面と裏面に
記録されている磁気情報を読取る読取りヘッド(77) 、
(77′)と、発行券紙と回収券紙の両券紙に対しその表
面と裏面に必要な情報を磁気記録する書込みヘッド(7
8)、(78′)と、この書込みヘッド(78)、(78′)によっ
て書込まれた磁気情報を読取る読取ヘッド(79)、(7
9′)と、および券紙(T)の印字領域(42)に必要情報を印
字する印字装置(80)とから構成される。なお、(81)は上
記各ヘッドにテンションを与えるためのローラである。
また、収納装置(64)は回収券と発行券とを振り分ける振
分け装置(82)と、券紙(T)を回収券とその他の券とに分
離して収納する収納箱(83)と、この収納箱(83)の上方に
あって発光素子(84a)と受光素子(84b)を回収券の通過位
置を挟んで対向させ、かつ受光素子(84b)は発光素子(84
a)よりも下方にあって回収券の枚数と収納箱(83)の満杯
を検出できる位置に設置された第1の検知装置(84)と、
および収納箱(83)の有無を検知する第2の検知装置(85)
とから構成される。収納箱(83)は回収券を収納する回収
券収納部(86a)と、発行券を収納する発行券収納部(86b)
とを有する。
第6図は券処理装置(40)の機構制御部のブロック図を示
しており、機構制御部は大別してカードの読取・書込系
(101)と、表示入力のための入力系(102)と、カードの搬
送系(103)と、およびこれらの制御系(104)とから構成さ
れる。カードの読取・書込系(101)はさらに磁気記録系
(105)、(105′)と印字系(106)とに分けられる。
磁気記録系(105)においては、撮像装置(33)によって撮
像された画像信号は画像入力部(107)に入力されて信号
処理された後、画像処理部(108)でデジタル化処理さ
れ、このデジタル化された画像情報が画像磁気記録制御
部(110)に入力される。画像磁気記録制御部(110)は入力
された画像情報をドライバ部(109)を介して券紙(T)に磁
気的情報の書込みを行なう書込みヘッド(78)に供給す
る。また、回収券の読取りヘッド(77)と、書込みヘッド
(78)によって書込まれた情報を読取る読取りヘッド(79)
とは増幅器(111)を介して画像磁気記録制御部(110)に接
続されている。また、磁気記録系(105′)においては、
磁気記録系(105)と同様に、磁気記録制御部(112)から磁
気的書込み情報がドライバ部(109′)を介して券紙(T)
に磁気的情報の書込みを行なう書込みヘッド(78′)に
供給され、また、回収券の読取りヘッド(77′)と書込
みヘッド(78′)によって書込まれた情報を読取る読取
りヘッド(79′)とは増幅器(111′)を介して磁気記録
制御部(112)に接続されている。
一方、印字系(106)は印字装置(80)とこの印字装置(80)
の印刷位置を調整するモータマグネット(113)の2つの
機構から構成されている。これらの機構(80)、(113)は
機構ドライバ(114)によって駆動され、この機構ドライ
バ(114)は機構制御部(115)によって制御される。
また、入力系(102)は回収した券の情報やキーによって
入力した情報を表示する表示部(116)と、情報入力する
キーボード(117)とを有し、これらはキーボード表示制
御部(118)によって制御され、また、カードの搬送系(10
3)は駆動ドラム(73)や振分け装置(82)等から構成される
搬送系(119)と、この搬送系(119)を制御する搬送制御部
(120)とから構成される。
また、制御系(104)は上記した各制御部(110)、(112)、
(115)、(118)、(120)を制御する中央制御装置(121)と、
この中央制御装置(121)によって実行される制御プログ
ラムデータなどを記憶するROM(122)と、演算データ
などを記憶するRAM(123)とからなる制御メモリ(12
4)、および料金所事務室(3′)へデータを伝送する伝送
制御部(125)とから構成されている。
次に、上記構成からなる料金収受システムの通行券処理
方法について説明する。
第2図において、信号灯(7)が青表示になっている入口
ブース(1)に車輌(5)が入ってくると、まず車種判別装置
(6)によって、その車輌の車種が判別される。車種はそ
の車輌の車輪の数と車軸の数とによって判別される。そ
のうち車軸数はゲート(29)、(31)に多数配列された発光
器(28)とこの発光器に対向する受光器(30)とによって識
別される。一方、車輪の数は車線を横切って取付けられ
た感圧性のふみ板(32)によって検知される。なお、車軸
数はふみ板(32)の車輪検知とゲート(31)内の受光器(30)
の検知具合とによっても判別することができる。
また、車種判別装置(6)に車輌(5)が進入すると、撮像装
置(33)はゲート(29)、(31)の車輌検知信号に基づいて作
動し、車輌(5)の少なくともナンバープレート番号(a)を
撮像する。撮像された画像情報は画像入力部(107)に送
出され信号処理される。処理された画像信号は画像処理
部(108)でデジタル化されて中央制御装置(121)に伝送さ
れ処理された後、画像磁気記録制御部(110)に送られ
る。このとき、上記車種判別装置(6)によって判別され
たデータは伝送路(34)によって入口ブース(1)の収受員
ボックス(8)内に設けられた制御装置(10)に伝送されて
記憶させられる。
収受員ボックス(8)内の収受員は目視によって車種を確
認し、通行券発光装置(9)の操作パネル(54)上の操作ボ
タン(53)を操作して車種を指定する。収受員が車種ボタ
ンを操作すると、制御装置(10)によって車種判別装置
(6)からのデータと照合される。その照合データは伝送
路(26)によって料金所事務室(3′)のデータ処理部(3)
に運ばれて処理され、上記画像磁気記録制御部(110)に
送られる。この場合、車種判別装置(6)のデータと収受
員の確認とがくい違ってもそのまま送られる。
通行券発行装置(9)の方は車種ボタンが押されるとホッ
パ(65)から券紙(T)を1枚ずつピッカ装置(66)によって
繰り出す。すると、第5図に示すようにピッカ装置(66)
により繰出された券紙(T)は送りローラ(67)により送り
出されて第1の搬送ベルト(70)と第2の搬送ベルト(72)
とによって挟持搬送され、処理機構(68)へ送られる。処
理機構(68)は画像磁気記録制御部(110)に制御された磁
気書込みドライバ部(109)を駆動し、書込みヘッド(78)
により送られてきた券紙(T)の裏面側エンコード領域(4
1′)(第4図参照)に画像情報を記録する。
一方、磁気記録制御部(112)に制御された磁気情報は磁
気書込みドライバ部(109′)を介して、書込みヘッド(7
8′)を駆動させ、車種判別装置(6)からデータ、通過日
時分、インターチェンジ番号、ゲート番号、収受員コー
ド、および収受員が目視で指定した車種情報、例えば、
大型車は「1」、普通車は「3」と「5」などの車種コ
ードからなる車種情報など料金収受に必要な料金収受情
報をキーボード(117)で入力することによりキーボード
表示制御部(118)を介してこれらの情報は上記券紙(T)の
表面側エンコード領域(41)に磁気記録する。
このようにして、書込みヘッド(78)、(78′)によって
記録された磁気情報は読取ヘッド(79)、(79′)によっ
て確認される。エンコード情報が確認された券紙(T1)は
印字装置(80)によって券紙(T1)の印字領域(42)に必要情
報が印字される。
以上によって処理の終った券紙(T1)は第1の搬送ベルト
(70)と第2の搬送ベルト(72)とにより挟持搬送されて振
分け器(82)のところまで運ばれる。振分け器(82)は搬送
制御部(120)に制御されて矢印X方向に倒れ、券紙(T1)
は収納箱(83)の発行券収納部(86b)に通行券(T1)として
排出される。なお、読取ヘッド(79)、(79′)にて不可
と判断された券紙(T1)は振分け器(82)が矢印Y方向に倒
されて回収券収納部(86a)に収納される。
かくして発行された通行券(T1)は収受員により各車輌に
渡される。各車輌はこの通行券(T1)を受取り、入口車線
(4)を通って有料通路(図示しない)へ入る。
次に、出口ブース(2)における動作を説明する。有料道
路を通って信号灯(14)が青になっている出口ブース(2)
に入ってきた車輌(12)は収受員ボックス(15)の所で停車
し、入口ブース(1)で受取った通行券(T1)を収受員に渡
す。収受員は通行券(T1)を受け取ると、まず通行券(T1)
を第3図に示す料金収受装置(16)の券挿入口(57)からを
入れる。通行券(T1)は挿入口(57)から挿入されると、第
5図に示す第2の搬送ベルト(72)と第3の搬送ベルト(7
5)とに挟持搬送され、第1の搬送ベルト(70)まで運ばれ
る。さらに、通行券(T1)は第1の搬送ベルト(70)と第2
の搬送ベルト(72)とに挟持搬送されながら第2の搬送ベ
ルト(72)の駆動ドラム(73)上に沿って配置された処理機
構(68)によって処理される。すなわち、通行券(T1)は読
取ヘッド(77)、(77′)によりエンコード領域(41)、(4
1′)に磁気記録された情報が読取られ、これらの情報
は画像磁気記録制御部(110)および磁気記録制御部(112)
を経て中央制御装置(121)に出力される。中央制御装置
(121)は制御メモリ(124)を構成するROM(122)からデ
ータを読取り、RAM(123)により演算を行なって上記
通行券(T1)の良否の判定や通行料金の計算を行なう。す
なわち、通行券(T1)のエンコード領域(41)に記録されて
いる情報を読取りヘッド(77′)が読取った料金収受情
報と、入口ゲート(1)で撮像装置(33)が撮像した車輌(5)
のナンバープレート番号(a)が画像処理部(108)で処理さ
れてエンコード領域(41′)に記録された画像情報との
一致を上記中央制御装置(121)によって処理判断する。
そして、通行券(T1)のエンコード領域(41)に記録されて
いる料金収受情報、例えば車種情報と、エンコード領域
(41′)に記録されているナンバープレート番号(a)の画
像情報から既知の文字認識技術を用いて切り出された車
種コードとが同一であるか否かを比較判別し、その判別
結果を表示部(116)に表示する。
通行券(T1)の情報のうち利用料金、車種等のデータは伝
送制御部(125)から伝送路(35′)を介して料金表示器(1
9)に表示され、また上記データは伝送路(27)を介して料
金所事務室(3′)のデータ処理部(3)へも伝送される。
もちろん、この通行券(T1)のデータおよび料金判定結果
等は料金収受装置の表示部(116)にも表示される。そし
て、料金収受装置(16)内部でも上記データは画像磁気記
録制御部(110)と磁気記録媒体制御部(112)、増幅器(11
1)、(111′)を介して送られ、料金収受装置(16)は書込
みヘッド(78′)を作動させて、通行券(T1)の磁気記録
領域(41)に回収時刻、料金等の必要情報を書込む。さら
に、料金収受装置(16)は印字装置(80)によって印字領域
(42)に回収時刻、料金等を印字する。そして、処理の終
った通行券(T1)は振分け器(82)のところまで第1の搬送
ベルト(70)と第2の搬送ベルト(72)とに挟持して搬送さ
れる。振分け器(82)は通行券(T1)が運ばれてくると矢印
Y方向に倒れ、通行券(T1)は振分けられて収納箱(83)の
回収券収納部(86a)に収納される。回収された通行券
(T1)は第1の検知装置(84)によって収納枚数が計数され
る。
通行券(T1)の判定がなされ料金が表示されると、収受員
は料金を受取り、現金収納箱(58)に収納し、領収書の必
要な車輌には領収書発行機(18)から領収書(T2)を発行し
て該当車輌に渡される。
上記通行券(T1)のエンコード領域(41)に画像情報を記録
する場合、この画像情報は料金収受に必要な料金収受情
報、すなわち車種情報、その他通過日時分、入口インタ
ーチェンジ番号等に比べて約10倍の情報を記録する必要
がある。そこで、本発明は通行券(T1)の裏面側にエンコ
ード領域(41′)を設けて画像情報を記録し、表面側の
エンコード部(41)には従来と同様、料金収受に必要な情
報を記録することができるようにしたことを特徴とす
る。このとき、エンコード領域(41′)に記録される画
像情報の記録密度はエンコード領域(41)に記録される情
報よりも高く設定されており、しかも裏面側のエンコー
ド領域(41′)には余裕をもって記録できるため読取
り、書込みのミスも少なくなる。
なお、上記実施例では通行券のエンコード領域(41)、(4
1′)は表面側、裏面側に対向して磁気ストライプを設
けて説明したが、料金収受に必要な情報を記録する表面
側はストライプ状の磁性面とし、裏面側は前面を磁性面
として画像情報を記録するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、通行券に少なくと
も入場しようとする車輌の車種情報を含む料金収受情報
を記録する第1の磁気記録領域と車輌のナンバープレー
ト情報を含む画像情報を第1の磁気記録領域よりも高い
記録密度で記録する第2の磁気記録領域を設け、出口に
おいて通行券から読出した車種情報と画像情報との一致
不一致を判定し、この判定結果に応じて車輌の利用料金
を判定することにより、通行券の記録情報の改ざんによ
る不正通行を防止することができ、さらには、第2の磁
気記録領域を第1の磁気記録領域よりも高い記録密度で
記録することにより、記録情報の改ざんの際の困難度が
増強され、記録情報の改ざんの防止を向上することがで
きるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は従来の通行券を示すもので、(a)は概
略平面図、(b)はその側面図、第2図は本発明の一実施
例を示す装置の配置図、第3図は同例の一部斜視図、第
4図(a)〜(c)は同装置に使用される通行券の一例で、
(a)は概略平面図、(b)は裏面図、(c)は側面図、第5図
は装置内の機構部を示す構成図、第6図は同装置のブロ
ック構成図、第7図はその要部を示す磁気記録部のブロ
ック図である。 ……入口ブース、……出口ブース T1……通行券、9…通行券発行装置 16……料金収受装置(車輌チェック用のゲート) 33……撮像装置 41……磁気ストライプ(画像情報記録領域) 41′……磁気ストライプ(磁気情報記録領域) 121……中央制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路の入口および出口に車輌チェック用の
    ゲートを設け、入口で各車輌に関する情報を記録した通
    行券を発行し、出口ではその通行券の情報にもとづいて
    通行料金を徴収する料金収受システムにおいて、前記通
    行券は第1および第2の磁気記録領域を有し、前記第1
    の磁気記録領域に少なくとも入場しようとする車輌の車
    種情報を含む料金収受情報を記録する記録ステップと、
    前記第2の磁気記録領域に前記車輌のナンバープレート
    情報を含む画像情報を前記記録ステップの記録よりも高
    い記録密度で記録する画像情報記録ステップと、出口に
    おいて前記通行券から読出した前記車種情報を含む料金
    収受情報と前記画像情報との一致不一致を判定する判定
    ステップと、この判定ステップの判定結果に応じて前記
    車輌の利用料金を判定する料金判定ステップとを具備す
    ることを特徴とする通行券処理方法。
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