JP2001067499A - カード処理装置 - Google Patents

カード処理装置

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JP2001067499A
JP2001067499A JP23727199A JP23727199A JP2001067499A JP 2001067499 A JP2001067499 A JP 2001067499A JP 23727199 A JP23727199 A JP 23727199A JP 23727199 A JP23727199 A JP 23727199A JP 2001067499 A JP2001067499 A JP 2001067499A
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card
boarding
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JP23727199A
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Seiji Yokoyama
誠二 横山
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通常の乗降車口が決められてしまうことを改善
するために、運転手の判断によりカード利用者に対し乗
降口を変更可能としたり、各乗降車口を乗降共通にでき
ることにより、混雑時の利用者の処理を迅速に対応する
ことができるカード処理装置を提供する。 【解決手段】交通機関における乗合いバスにおいて、利
用料金の収受処理を磁気式のプリペイドカードを用いて
行なうカード処理装置において、利用者の乗降動作の流
れに対応して、縦長な筐体80の下部に乗車カード挿入
口31を設け、上部に降車カード挿入口32を設けると
ともに、これらカード挿入口31,32に挿入されたカ
ードの流れを双方向処理可能な構成とし、カード挿入口
31,32のいずれかからカードが挿入されたことを検
知し、乗車処理か降車処理かを自動的に判断して、適切
な処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、交通機
関における乗合いバスや路面電車などの乗物において、
利用料金(乗車運賃)の収受処理を磁気式のプリペイド
カード(以後、単にカードと呼称する)を用いて行なう
カード処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、交通機関の乗合いバスにおい
て、プリペイドカードを使用した利用料金の収受処理を
行なう場合、バスには乗車口の運転手の横に料金箱とカ
ード処理装置(以降、降車口カード処理装置と記述す
る)が併設され、さらに、利用料金が多区間方式の場
合、乗車口には整理券発行装置と乗車口カード処理装置
が併設されている。
【0003】均一区間同一料金方式の場合は、利用者
(乗客)が降車時に降車口カード処理装置にカードを挿
入すると、カードから利用料金が引き去られる。利用料
金が多区間方式(乗車区間に応じて利用料金が異なる)
の場合、乗車時は乗車口カード処理装置にカードを挿入
すると、乗車地情報がカードに記録されるか、カード処
理装置内の記憶部に記憶され、降車時は降車口カード処
理装置にカードを挿入すると、乗車地に応じた利用料金
をカードから引き去るか、内部に記憶した乗車地情報を
基に降車口カード処理装置が利用料金を算出し、カード
から利用料金を引き去る。
【0004】しかしながら、このようなカード処理装置
においては、乗車専用機あるいは降車専用機とされるた
め、バスの乗車口、降車口があらかじめ決められてしま
うこととなる。また、混雑時にも、乗車口を降車口にし
たり、降車口を乗車口にしたりというように、柔軟な運
用ができないことになる。
【0005】また、バスの場合、いわゆる自動改札機の
ような利用者の通行阻止の手段を講ずることもできない
ため、前回の乗車時に未処理のカードが発生することも
あり、乗降に対する処理シーケンスが合わなくなる場合
がある。このような場合は、通常、カードの判定を不良
としたり、運転手対応も余儀なくされることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の方式では、乗車口、降車口があらかじめ決められてい
るため、混雑時などにおいても利用者が待たされること
になり、非常に不便な状態が発生する。
【0007】そこで、本発明は、通常の乗降車口が決め
られてしまうことを改善するために、運転手の判断によ
りカード利用者に対し乗降口を変更可能としたり、各乗
降車口を乗降共通にできることにより、混雑時の利用者
の処理を迅速に対応することができるカード処理装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のカード処理装置
は、乗物の乗降車口において少なくとも所定の金額情報
および利用履歴情報が記録されたカードを挿入したり、
挿入されたカードを返却するための乗車カード挿入部お
よび降車カード挿入部と、前記乗物に乗車する際、前記
乗車カード挿入部に挿入されたカードを受入れ、この受
入れたカードから前記情報を読取る第1の読取手段と、
この第1の読取手段により読取られた情報に基づき所定
の乗車処理を行なった後、前記受入れたカードを前記降
車カード挿入部へ返却する第1のカード処理手段と、前
記乗物から降車する際、前記降車カード挿入部に挿入さ
れたカードを受入れ、この受入れたカードから前記情報
を読取る第2の読取手段と、この第2の読取手段により
読取られた情報に基づき利用料金を算出し、この算出し
た利用料金に基づく精算処理を行なった後、前記受入れ
たカードを前記乗車カード挿入部へ返却する第2のカー
ド処理手段とを具備している。
【0009】また、本発明のカード処理装置は、乗物の
乗降車口において少なくとも所定の金額情報および利用
履歴情報が記録されたカードを挿入したり、挿入された
カードを返却するための乗車カード挿入部および降車カ
ード挿入部と、前記乗車カード挿入部に挿入されたカー
ドを受入れ、この受入れたカードから前記情報を読取る
第1の読取手段と、この第1の読取手段により読取られ
た情報に基づき所定の乗車処理を行なうとともに、前記
受入れたカードに乗車地情報を含む利用履歴情報を記録
した後、そのカードを前記降車カード挿入部へ返却する
第1のカード処理手段と、前記降車カード挿入部に挿入
されたカードを受入れ、この受入れたカードから前記情
報を読取る第2の読取手段と、この第2の読取手段によ
り読取られた情報内に前記乗車地情報が存在するか否か
を判定する判定手段と、この判定手段により前記乗車地
情報が存在すると判定された場合、その乗車地情報を用
いて利用料金を算出し、この算出した利用料金に基づく
精算処理を行なった後、前記受入れたカードを前記乗車
カード挿入部へ返却する第2のカード処理手段と、前記
判定手段により前記乗車地情報が存在しないと判定され
た場合、前記受入れたカードに乗車地情報を含む利用履
歴情報を記録した後、そのカードを前記降車カード挿入
部へ返却する第3のカード処理手段とを具備している。
【0010】また、本発明のカード処理装置は、乗物の
乗降車口において少なくとも所定の金額情報および乗車
地情報を含む利用履歴情報が記録されたカードを挿入し
たり、挿入されたカードを返却するための乗車カード挿
入部および降車カード挿入部と、前記乗車カード挿入部
に挿入されたカードを受入れ、この受入れたカードから
前記情報を読取る第1の読取手段と、この第1の読取手
段により読取られた情報内に前記乗車地情報が存在する
か否かを判定する判定手段と、この判定手段により前記
乗車地情報が存在しないと判定された場合、前記受入れ
たカードに乗車地情報を含む利用履歴情報を記録した
後、そのカードを前記降車カード挿入部へ返却する第1
のカード処理手段と、前記判定手段により前記乗車地情
報が存在すると判定された場合、その乗車地情報を用い
て利用料金を算出し、この算出した利用料金に基づく精
算処理を行なった後、前記受入れたカードを前記乗車カ
ード挿入部へ返却する第2のカード処理手段と、前記降
車カード挿入部に挿入されたカードを受入れ、この受入
れたカードから前記情報を読取る第2の読取手段と、こ
の第2の読取手段により読取られた情報に基づき利用料
金を算出し、この算出した利用料金に基づく精算処理を
行なった後、前記受入れたカードを前記乗車カード挿入
部へ返却する第3のカード処理手段とを具備している。
【0011】また、本発明のカード処理装置は、乗物の
乗降車口において少なくとも所定の金額情報および利用
履歴情報が記録されたカードを挿入したり、挿入された
カードを返却するための乗車カード挿入部および降車カ
ード挿入部と、前記乗車カード挿入部に挿入されたカー
ドを受入れ、この受入れたカードから前記情報を読取る
第1の読取手段と、この第1の読取手段により読取られ
た情報に基づき所定の乗車処理を行なうとともに、前記
受入れたカードに乗車地情報を含む利用履歴情報を記録
した後、そのカードを前記降車カード挿入部へ返却する
第1のカード処理手段と、前記降車カード挿入部に挿入
されたカードを受入れ、この受入れたカードから前記情
報を読取る第2の読取手段と、この第2の読取手段によ
り読取られた情報内に前記乗車地情報が存在するか否か
を判定する判定手段と、この判定手段により前記乗車地
情報が存在すると判定された場合、その乗車地情報を用
いて利用料金を算出し、この算出した利用料金に基づく
精算処理を行なった後、前記受入れたカードを前記乗車
カード挿入部へ返却する第2のカード処理手段と、前記
判定手段により前記乗車地情報が存在しないと判定され
た場合、当該乗物の利用者に対して乗車処理をするか降
車処理をするかの案内を行なう処理案内手段と、この処
理案内手段の案内に基づき前記利用者が乗車処理あるい
は降車処理を選択する処理選択手段と、この処理選択手
段により乗車処理が選択された場合、前記受入れたカー
ドに乗車地情報を含む利用履歴情報を記録した後、その
カードを前記降車カード挿入部へ返却する第3のカード
処理手段と、前記処理選択手段により降車処理が選択さ
れた場合、前記受入れたカードに降車再降車の履歴情報
を記録するとともに当該乗物の係員への不正通知を行な
い、かつ、乗車地情報なしの不正利用者として特定利用
料金に基づく精算処理を行なった後、前記受入れたカー
ドを前記乗車カード挿入部へ返却する第4のカード処理
手段とを具備している。
【0012】さらに、本発明のカード処理装置は、乗物
の乗降車口において少なくとも所定の金額情報および利
用履歴情報が記録されたカードを挿入したり、挿入され
たカードを返却するための乗車カード挿入部および降車
カード挿入部と、前記乗車カード挿入部に挿入されたカ
ードを受入れ、この受入れたカードから前記情報を読取
る第1の読取手段と、この第1の読取手段により読取ら
れた情報に基づき所定の乗車処理を行なうとともに、前
記受入れたカードに乗車地情報を含む利用履歴情報を記
録した後、そのカードを前記降車カード挿入部へ返却す
る第1のカード処理手段と、前記降車カード挿入部に挿
入されたカードを受入れ、この受入れたカードから前記
情報を読取る第2の読取手段と、この第2の読取手段に
より読取られた情報内に前記乗車地情報が存在するか否
かを判定する第1の判定手段と、この第1の判定手段に
より前記乗車地情報が存在すると判定された場合、その
乗車地情報を用いて利用料金を算出し、この算出した利
用料金に基づく精算処理を行なうとともに、前記受入れ
たカードに降車地情報を記録した後、そのカードを前記
乗車カード挿入部へ返却する第2のカード処理手段と、
前記第1の判定手段により前記乗車地情報が存在しない
と判定された場合、前記第2の読取手段により読取られ
た情報内に前回の降車地情報が存在するか否かを判定す
る第2の判定手段と、この第2の判定手段により降車地
情報が存在すると判定された場合、前記受入れたカード
に乗車地情報を含む利用履歴情報を記録した後、そのカ
ードを前記降車カード挿入部へ返却する第3のカード処
理手段と、前記第2の判定手段により降車地情報が存在
しないと判定された場合、当該乗物の利用者に対して乗
車処理をするか降車処理をするかの案内を行なう処理案
内手段と、この処理案内手段の案内に基づき前記利用者
が乗車処理あるいは降車処理を選択する処理選択手段
と、この処理選択手段により乗車処理が選択された場
合、前記受入れたカードに乗車再乗車の履歴情報を記録
するとともに当該乗物の係員への不正通知を行ない、か
つ、前記受入れたカードに乗車地情報を含む利用履歴情
報を記録した後、そのカードを前記降車カード挿入部へ
返却する第4のカード処理手段と、前記処理選択手段に
より降車処理が選択された場合、前記受入れたカードに
降車再降車の履歴情報を記録するとともに当該乗物の係
員への不正通知を行ない、かつ、乗車地情報なしの不正
利用者として特定利用料金に基づく精算処理を行なった
後、前記受入れたカードを前記乗車カード挿入部へ返却
する第5のカード処理手段とを具備している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0014】なお、この実施の形態では、たとえば、交
通機関における乗合いバスにおいて、利用料金の収受処
理をカードを用いて行なうカード処理装置に適用した場
合について説明する。
【0015】図1は、本実施の形態に係るカード処理装
置が適用されるバスシステムの構成を概略的に示すもの
である。すなわち、バスBは、後方口に設けられた乗降
口カード処理装置1、前方口に設けられた乗降口カード
処理装置2、前方の係員としての運転手のほぼ頭上に設
けられた料金表示器3、運転手の近傍に設けられた料金
箱4、各座席の近傍や手すりなどに設けられた降車ボタ
ン5、乗降口の案内を表示する乗降口案内表示器6、お
よび、運転手がバスの運行に関する種々の操作を実行す
るるための係員操作盤7などを備えている。
【0016】後方口の乗降口カード処理装置1および前
方口の乗降口カード処理装置2は、バスの利用料金を精
算することが可能なカード(プリペイドカード)を処理
するものである。
【0017】すなわち、各カード処理装置1,2は、利
用者がバスに乗車するときに、利用者が所持していたカ
ードを処理して、利用者を識別するための情報、すなわ
ち、カードの識別情報を読取るとともに、乗車地情報を
カードに磁気記録するか、または、カード処理装置内に
設けられたメモリにカードの識別情報とともに乗車地情
報を記憶する。また、利用者がバスを降車するときに、
利用者が所持していたカードを処理して、カードの識別
情報を読取るとともに、カードに磁気記録された乗車地
情報、または、乗車時にカード処理装置内のメモリに記
憶されたカードの識別情報に対応した乗車地情報を読出
して利用料金を算出し、バス利用者の利用料金を精算す
る。
【0018】料金表示器3は、乗車区間に応じて利用料
金が異なるような多区間方式の路線バスなどに設けら
れ、乗車区間ごとに利用料金を表示する。
【0019】料金箱4は、現金で利用料金を精算する場
合に、その現金を受入れるための箱であり、受入れた現
金の総額を算出する。
【0020】降車ボタン5は、バスに乗車している利用
者が運転手に対して次の停留所で降車することを報知す
るものであり、この降車ボタン5が押下されることによ
り、運転手の近傍に設けられた表示器(図示しない)を
点灯させて、運転手に対して次の停留所で降車する利用
者が存在することを報知する。
【0021】乗降口案内表示器6は、車内の利用者、お
よび、車外で乗車しようとしている利用者に対し、前方
口、後方口の乗降車口設定を案内表示するためのもの
で、カード利用者、現金利用者別に表示できるようにな
っており、カード処理装置1,2の設定モードに連動さ
れている。
【0022】図2は、カード処理装置1,2の構成を概
略的に示すものである。すなわち、カード処理装置1,
2は、全体を制御する制御手段としてのCPU(セント
ラル・プロセッシング・ユニット)21を有している。
CPU21は、カード処理装置2として設置の場合は、
全体を制御する主機として働き、カード処理装置1とし
て設置された方は、従機として働く。
【0023】CPU21には、利用者が精算した利用料
金データや、カードの識別情報などを記憶する記憶手段
としてのメモリ22、着脱自在のメモリカードMに対し
てデータの読取りや書込みを行なうメモリカードリーダ
ライタ(R/W)23、利用者に対してカードの残額、
および、乗車、降車処理設定モードなどを表示する客用
表示部24、および、カードが使用不可能である場合な
どに利用者に対して警告を発する警告部25が接続され
ている。
【0024】CPU21には、カード情報が挿入口の乗
降の逆挿入時の処理案内、または、前回利用時の処理に
関わる乗降シーケンス不一致など予想される情報と異な
った場合、利用者に対し処理選択の案内を行なうととも
に、処理選択操作ができる客用操作部26、および、音
声案内部27が接続されている。
【0025】CPU21には、カードに磁気記録されて
いる磁気情報(所定の金額情報、識別情報、利用履歴情
報など)を読取ったり、乗車地情報などに対応した磁気
情報をカードに書込んだり、乗車地情報などを読取り残
額情報に対応した磁気情報をカードに書込む磁気ヘッド
28、カードに利用履歴情報を印字記録する印字ヘッド
29、および、必要に応じてカードにパンチ処理を施す
パンチ部30が接続されている。
【0026】CPU21には、利用者によって乗車/降
車カード挿入口31,32に挿入されたカードをカード
処理装置内に取込んで搬送するとともに、所定の処理が
施されたカードを乗車/降車カード挿入口31,32ま
で搬送するためのモータ33、および、乗車/降車カー
ド挿入口31,32へのカードの挿入、返却などを検知
するセンサ34、および、もう一方に設置されたカード
処理装置などとの間でデータをやり取りする通信制御部
35が接続されている。
【0027】なお、通信制御部35には、もう一方のカ
ード処理装置の他に、主機として設置された場合には、
料金表示器3、料金箱4、降車ボタン5、乗車口案内表
示器6、および、係員操作盤7などが接続される。
【0028】また、メモリカードMには、利用者ごとの
乗車地情報などが記録される。
【0029】図3は、料金表示器3の構成を概略的に示
すものである。すなわち、料金表示器3は、全体を制御
するCPU11を有している。CPU11には、バスが
運行される路線経路情報に対応した経路情報、種々の文
字情報、乗車区間ごとの利用料金に対応した利用料金情
報などを記憶するメモリ12が接続されている。
【0030】CPU11には、ドライバ13を介して、
バスに乗車している利用者に対して料金情報を視覚的に
報知するための料金表示部14、および、バスが運行さ
れる路線経路情報を視覚的に報知するための経路表示部
15が接続されている。また、CPU11には、乗降口
カード処理装置2との間でデータをやり取りする通信制
御部16が接続されている。
【0031】図4は、係員操作盤7の構成を概略的に示
すものである。すなわち、係員操作盤7は、電源の入切
を切換えるスイッチ40、電源投入時に点灯する電源ラ
ンプ41、利用者の乗車時に対応した整理券の番号、乗
車区間に対応した利用料金、カードの残額、大人、小人
などを表示する表示部42、「0〜9」の数字ボタンか
らなり、金額などを入力するテンキー43、入力値をク
リアするクリアボタン44、および、セットボタン45
を備えている。
【0032】係員操作盤7は、利用者が所持するカード
で利用料金を精算する場合にセットされるカード精算ボ
タン46、利用者が現金で利用料金を精算する場合にセ
ットされる現金精算ボタン47、整理券番号を入力する
場合にセットされる整理券ボタン48、係員操作盤7で
セットされた操作をすべて中止する全中止ボタン49、
利用者が大人の場合にセットされる大人ボタン51、利
用者が小人の場合にセットされる小児ボタン52を備え
ている。
【0033】係員操作盤7は、リセットボタン53、切
離しボタン54、締切りボタン55、利用者が利用料金
を多く支払ってしまった場合に利用料金との差額分を返
却する返却処理をセットする返却ボタン56、異常ラン
プ57、乗車異常ランプ58、全中止ランプ59、およ
び、締切りランプ60などを備えている。
【0034】係員操作盤7は、前方口に設置されている
乗降口カード処理装置2を、乗車専用、降車専用、乗降
両用に設定するための設定スイッチ61、後方口に設置
されている乗降口カード処理装置1を、乗車専用、降車
専用、乗降両用に設定するための設定スイッチ62、乗
降シーケンス不一致通知表示の乗降口カード処理装置2
の乗車再乗車、降車再降車を報知する報知ランプ63,
64、乗降シーケンス不一致通知表示の乗降口カード処
理装置1の乗車再乗車、降車再降車を報知する報知ラン
プ65,66を備えている。
【0035】次に、カード処理装置1,2の構造につい
て図5および図6を参照して説明する。
【0036】図5はカード処理装置1,2の外観を模式
的に示す斜視図、図6はカード処理装置1,2の内部構
造を模式的に示す側面図である。
【0037】図5および図6において、縦長の筐体80
の前面下方部位には、カードが挿入されたり返却された
りする乗車カード挿入部としての乗車カード挿入口31
が設けられているとともに、筐体80の上面前面側に
は、カードが挿入されたり返却されたりする降車カード
挿入部としての降車カード挿入口32が設けられてい
る。
【0038】このように、縦長の筐体80の下部に乗車
カード挿入口31を設けるとともに上部に降車カード挿
入口32を設けている。すなわち、一般にバスに乗車し
ようとする利用者は低い位置(地面)からそれよりも高
い位置(バスの床)へ昇り、降車しようとする利用者は
高い位置(バスの床)からそれよりも低い位置(地面)
へ降りる形となるため、このような利用者の利用の流れ
の便に供するように、乗車カード挿入口31は筐体80
の下部に設け、降車カード挿入口32は筐体80の上部
に設けている。そして、カード処理装置1,2の筐体8
0は、長手方向が垂直状態となるようにバスの乗降車口
に設置されるものである。
【0039】筐体80内のカード挿入口31,32の間
には、一方からの挿入に対しもう一方に排出するいわゆ
る双方向に、また、処理によりあらかじめ設定されたカ
ード挿入口31,32にカードを搬送可能な双方向の搬
送路81が設けられている。搬送路81は、複数の搬送
ローラ82,…、および、これら搬送ローラ82に掛け
渡された一対の搬送ベルト83a,83bによって構成
され、タイミングベルト84を介して連結されたモータ
33などによって駆動されることにより、カードを双方
向に挟持搬送可能となっている。
【0040】搬送路81のカード挿入口31,32の近
傍には、挿入あるいは処理後排出されるカードを検知す
るセンサ34a,34b(図2のセンサ34に相当)、
および、カード挿入口31,32を開閉するシャッタ8
5,86がそれぞれ設けられている。
【0041】搬送路81の中途部には、搬送されるカー
ドの磁気記録部に対して磁気情報の読取りや書込みを選
択的に行なう磁気ヘッド28、および、磁気ヘッド28
との間でカードを挟持して搬送するとともに、磁気ヘッ
ド28に対してカードを押圧するプラテンローラ87が
設けられている。
【0042】搬送路81の磁気ヘッド28のカード挿入
口32側には、カードの磁気情報の読取り開始位置を検
知するためのセンサ88、および、カードに既に開孔さ
れたパンチ孔を読取るためのセンサ89がそれぞれ設け
られている。
【0043】搬送路81の磁気ヘッド28のカード挿入
口31側には、カードの磁気情報の書込み開始位置およ
びパンチ孔位置を検知するためのセンサ90が設けられ
ている。
【0044】搬送路81のセンサ90のカード挿入口3
1側には、カードのあらかじめ設定された所定位置に対
して記録情報に応じたパンチ孔を形成するパンチ部30
が設けられている。
【0045】搬送路81のパンチ部30のカード挿入口
31側近傍には、搬送されるカードの表面における所定
位置に所定の情報を印字する印字ヘッド29、および、
印字ヘッド29をカードに対して接触させるための印字
ヘッド駆動ソレノイド91、および、印字ヘッド29と
の間でカードを挟持して搬送するとともに、印字ヘッド
29に対してカードを押圧するプラテンローラ92が設
けられている。
【0046】搬送路81のパンチ部30と印字ヘッド2
9との間には、カードにパンチ部30で開孔されたパン
チ孔を読取るとともに、印字開始位置を検知するための
センサ93が設けられている。
【0047】搬送路81の裏側には、CPU21やメモ
リ22などの各種部品が搭載された制御用プリント基板
94が配設されている。
【0048】筐体80の表面のカード挿入口31,32
の近傍には、それぞれ挿入口の案内表示を行なう挿入案
内表示器95a,95bが設けられており、これら案内
表示器95a,95bは両用機、専用機の設定モードに
応じて点灯案内表示される。
【0049】筐体80の前面には、乗車処理モード、降
車処理モードの案内表示を行なうとともに処理選択の押
釦スイッチを兼ねた矢印形の処理案内表示器26a,2
6b(図2の客用表示部24、客用操作部26に相当)
が設けられている。すなわち、処理案内表示器26a,
26bは、両用機の場合で、処理選択音声案内により処
理選択の必要がある場合、矢印形の押釦スイッチを兼ね
ており、これが点滅された場合、利用者が自己申告でこ
の押釦スイッチ26a,26bを選択的に押下すること
により、各処理形態に対応するようになっている。
【0050】筐体80の前面上部には、カードの残額な
どを表示する残額表示部96(図2の客用表示部24に
相当)が設けられている。
【0051】なお、搬送路81上の各位置に設けられた
センサ34a,34b,88,89,93は、搬送路8
1を挟んで相対向配設された光源と受光素子とからなる
光学的な検知器が用いられている。
【0052】また、音声案内を行なう音声案内部27の
スピーカ部は、本装置の利用者が明瞭に聞き取り易い部
位(たとえば、乗降口の上部など)に本装置とは別体に
配設されている。
【0053】次に、このような構成において、カード処
理装置1,2の全体的な動作について説明する。
【0054】まず、乗車カード挿入口31からの乗車処
理動作について説明する。設定モードによりシャッタ8
5が開放され、カード挿入可能な状態で、乗車カード挿
入口31からカードが挿入され、センサ34aがその挿
入されたカードを検知すると、モータ33が回転(正回
転とする)し、このモータ33とタイミングベルト84
を介して連結された搬送用ベルト83aが回転する。搬
送用ベルト83aの回転に伴い、これと対向配設された
搬送用ベルト83bが搬送用ベルト83aと接触してつ
れまわる。挿入されたカードは、これら一対の搬送用ベ
ルト83a,83bに挟持された状態で、図6中に示し
た矢印B方向に搬送される(以降、これを正方向とす
る)。
【0055】こうして搬送されるカードがセンサ89を
通過して、図7に示すように、カードがセンサ89で検
知されなくなった位置Dで、カードの搬送が一旦停止さ
れる。次に、モータ33が逆回転し、図6中に示した矢
印A方向にカードが搬送されるが、このとき、カードに
既に開孔されているパンチ孔の位置がセンサ89によっ
て読取られる。そして、搬送されるカードは、センサ8
8によって検知された後、磁気ヘッド28上を通過す
る。このとき、カードの裏面の所定位置に設けられた磁
気記録部に記録された磁気情報が磁気ヘッド28によっ
て読取られる。
【0056】磁気ヘッド28を通過したカードは更に搬
送され、図8に示すように、センサ90で検知されなく
なった位置Cで、搬送が一旦停止される。
【0057】ここで、カードから読取った磁気情報が判
定される。すなわち、読取った磁気情報に異常がある場
合、あるいは、期限切れなどでカードが無効の場合に
は、モータ33を逆回転で駆動することにより、カード
を矢印A方向に搬送し、乗車カード挿入口31から排出
する(つまり、返却する)。
【0058】一方、カードから読取った磁気情報が正常
である場合には、読取ったカード識別情報を記憶した
後、モータ33を正回転で駆動することにより、カード
を矢印B方向に搬送しつつ、磁気ヘッド28により乗車
地、乗車日時、路線バス番号情報、乗車再乗車履歴情報
(該当券に対し)などの書換え処理を行なう(先ほど読
取った識別情報のみで処理管理するようなシステムの場
合は、書換え処理をしない場合もある)。
【0059】搬送されるカードの後端が、図7に示すよ
うに、センサ89によって検知されると、この位置Dで
カードの搬送が一旦停止される。そして、磁気情報の書
換え処理が終了すると、書換えた磁気情報の内容を確認
するために、モータ33を逆回転で駆動することによ
り、カードを矢印A方向に搬送しつつ、磁気ヘッド28
により書換えた磁気情報が読取られ、異常の有無が検査
される。この検査の結果、読取った磁気情報に異常があ
る場合、周知の方法で磁気情報の書込みリトライ処理が
行なわれる。
【0060】一方、上記検査の結果、書換えられた磁気
情報が正常の場合、モータ33を正回転で駆動すること
により、カードを矢印B方向に搬送し、降車カード挿入
口32から排出する(つまり、返却する)。なお、カー
ド識別情報を読取るだけで、磁気情報の書換え処理をし
ない場合は、書換え、リトライ処理は省略される。
【0061】次に、降車カード挿入口32からの降車処
理動作について説明する。この降車処理動作は、上述し
た乗車処理動作にほぼ類似している。すなわち、設定モ
ードによりシャッタ86が開放され、カード挿入可能な
状態で、降車カード挿入口32からカードが挿入され、
センサ34bがその挿入されたカードを検知すると、モ
ータ33が逆回転し、このモータ33とタイミングベル
ト84を介して連結された搬送用ベルト83aが回転す
る。搬送用ベルト83aの回転に伴い、これと対向配設
された搬送用ベルト83bが搬送用ベルト83aと接触
してつれまわる。挿入されたカードは、これら一対の搬
送用ベルト83a,83bに挟持された状態で、図6中
に示した矢印A方向に搬送される(以降、これを逆方向
とする)。
【0062】こうして搬送されるカードがセンサ89を
通過する際、カードに既に開孔されているパンチ孔の位
置が、センサ89によって読取られる。そして、搬送さ
れるカードは、センサ88によって検知された後、磁気
ヘッド28上を通過する。このとき、カードの裏面の所
定位置に設けられた磁気記録部に記録された磁気情報が
磁気ヘッド28によって読取られる。
【0063】磁気ヘッド28を通過したカードは更に搬
送され、図8に示すように、センサ90で検知されなく
なった位置Cで、搬送が一旦停止される。
【0064】ここで、カードから読取った磁気情報が判
定される。すなわち、読取った磁気情報に異常がある場
合、あるいは、期限切れなどでカードが無効の場合に
は、モータ33を正回転で駆動することにより、カード
を矢印B方向に搬送し、降車カード挿入口32から排出
する(つまり、返却する)。
【0065】一方、カードから読取った磁気情報が正常
である場合には、モータ33を正回転で駆動することに
より、カードを矢印B方向に搬送しつつ、磁気ヘッド2
8により、利用料金を差し引くための磁気情報の書換
え、および、降車再降車履歴書込み(該当券に対し)な
どの書換え処理を行なう。
【0066】搬送されるカードの後端が、図7に示すよ
うに、センサ89によって検知されると、この位置Dで
カードの搬送が一旦停止される。そして、磁気情報の書
換え処理が終了すると、書換えた磁気情報の内容を確認
するために、モータ33を逆回転で駆動することによ
り、カードを矢印A方向に搬送しつつ、磁気ヘッド28
により書換えた磁気情報が読取られ、異常の有無が検査
される。この検査の結果、読取った磁気情報に異常があ
る場合、周知の方法で磁気情報の書込みリトライ処理が
行なわれる。
【0067】一方、上記検査の結果、書換えられた磁気
情報が正常の場合、モータ33を逆回転で駆動すること
により、カードをさらに矢印A方向に搬送し、パンチ部
30によってカードの所定位置に残高の目安となるパン
チ孔が開孔される。カードはさらに矢印A方向に搬送さ
れ、印字ヘッド29によって、カードの所定位置に書換
えた情報に基づく残高情報や日付情報、乗車区間情報な
ど、必要な情報が印字される。
【0068】このようにして、利用料金の精算に利用さ
れたカードは、さらに矢印A方向に搬送され、乗車カー
ド挿入口31から排出される(つまり、返却される)。
【0069】なお、カードから差し引いた金額、すなわ
ち、その利用者の利用料金や乗車再乗車、降車再降車な
どの識別情報の不正情報、カードの種類、カードの発行
会社線情報などの情報は、メモリ22に記憶される。こ
の情報は、さらにメモリ22からメモリカードリーダラ
イタ23に転送され、メモリカードMにも記憶される。
【0070】次に、カードを用いたバス乗降時の乗降処
理方法について、図9および図10に示すフローチャー
トを参照して説明する。なお、図9および図10は、本
カード処理装置を乗降両用機として運用した場合のフロ
ーチャートである。
【0071】まず、CPU21は、利用者によって、カ
ード挿入口31あるいは32にカードが挿入されたか否
かを、センサ34aあるいは34bからの信号に基づい
て判定する(S1)。次に、CPU21は、センサ34
aあるいは34bからの信号に基づいてカードの挿入を
検知した場合(S1、YES)、モータ33を駆動させ
てカードを内部に取込む(S2)。
【0072】そして、磁気ヘッド28により、取込まれ
たカードの情報、すなわち、磁気記録されているカード
識別情報、金額情報(残額)、利用履歴情報などの磁気
情報を読取る(S3)。CPU21は、磁気ヘッド28
によってカードから読取られた情報(以降、カード情報
ということもある)に基づいて、カードが使用可能か否
かを判定する(ST4)。
【0073】CPU21が使用不可能と判定した場合
(S4、NO)、たとえば、警告部25からブザーなど
で警告を発生させるとともに(S5)、モータ33を駆
動することにより、取込んだカードを挿入されたカード
挿入口31または32に返却し(S6)、カードによる
乗降処理を終了する。
【0074】CPU21がカードの使用を可能と判定し
た場合(S4、YES)、カードから読取った残額情報
などのカード情報に基づいて、取込んだカードの残額を
残額表示部96(客用表示部24)に表示する(S
7)。
【0075】また、このとき、バス利用者が乗車した乗
車地に対応した乗車地情報、たとえば、乗車時に発行さ
れる整理券番号なども、残額表示部96に表示される。
【0076】次に、CPU21は、カード情報内に今回
の乗車地情報が存在するか否かを判定し(S8)、存在
しない場合(S8、NO)、カード情報内に前回の降車
地情報が存在するか否かを判定し(S9)、存在する場
合(S9、YES)、たとえば、センサ34a,34b
の出力に基づき、当該カードはどちらのカード挿入口に
挿入されたものであるか否かを判定する(S10)。
【0077】この判定の結果、当該カードが乗車カード
挿入口31に挿入されたものである場合、CPU21
は、磁気ヘッド28により、乗車地情報、路線バス番
号、利用日時などの利用履歴情報をカードに磁気記録す
る(S11)。
【0078】次に、CPU21は、モータ33を駆動す
ることにより、カードを降車カード挿入口32に返却す
る(S12)。次に、CPU21は、カードから読取っ
たカード識別情報に今回の乗車地情報を付加して、それ
をメモリ22に記憶する(S13)。これで、バスに乗
車した利用者1名の乗車処理を終了する。
【0079】ステップS10の判定の結果、当該カード
が降車カード挿入口32に挿入されたものである場合、
CPU21は、たとえば、警告部25からブザーなどで
警告を発生させるとともに、処理案内表示器26a,2
6bを点滅表示させて、音声案内部27による音声案内
で、利用者に対して降車処理するか、乗車処理するかの
案内を行なう(S14)。
【0080】ここで、利用者は、乗車処理を希望する場
合は処理案内表示器26aを押下し、降車処理を希望す
る場合は処理案内表示器26bを押下する。いま、処理
案内表示器26aが押下された場合、CPU21は、乗
車処理選択と判断してステップS11に進み、前述同様
な乗車処理が行なわれる。
【0081】一方、処理案内表示器26bが押下された
場合、CPU21は、降車処理選択と判断して、カード
に降車再降車の履歴情報を書込むとともに(S15)、
回数・リスト照合などを行なって不正情報の係員操作盤
7への通知を行ない(S16)、さらに、降車再降車処
理扱いで利用料金全区間引き去り処理を行なう(S1
7)。
【0082】次に、CPU21は、モータ33を駆動す
ることにより、カードを乗車カード挿入口31に返却す
る(S18)。次に、CPU21は、カードから読取っ
たカード識別情報に今回の降車地情報を付加して、それ
をメモリ22に記憶する(S19)。
【0083】ステップS9において、前回の降車地情報
が存在しなかった場合(S9、NO)、CPU21は、
たとえば、警告部25からブザーなどで警告を発生させ
るとともに、処理案内表示器26a,26bを点滅表示
させて、音声案内部27による音声案内で、利用者に対
して降車処理するか、乗車処理するかの案内を行なう
(S20)。
【0084】ここで、利用者が処理案内表示器26bを
押下した場合、CPU21は、降車処理選択と判断して
ステップS15に進み、前述同様な降車処理が行なわれ
る。
【0085】一方、処理案内表示器26aが押下された
場合、CPU21は、乗車処理選択と判断して、カード
に乗車再乗車の履歴情報を書込むとともに(S21)、
回数・リスト照合などを行なって不正情報の係員操作盤
7への通知を行なう(S22)。そして、ステップS1
1に進み、前述同様な乗車処理が行なわれる。
【0086】ステップS8において、今回の乗車地情報
が存在した場合(S9、YES)、CPU21は、カー
ドから読取った乗車地、路線バス番号、利用日時、識別
情報などにより、乗車地からの利用料金を、カードある
いはメモリ22に記憶された乗車地情報を基に算出し、
この算出した利用料金をカードの残額から引き去り、新
たな残額情報および降車地情報などをカードに書込む
(S23)。そして、ステップS18に進み、前述同様
な降車処理が行なわれる。
【0087】以下に、本実施の形態に係るカード処理装
置における各処理の形態について補足説明する。
【0088】まず、両用機として設定した場合につい
て、図9および図10のフローチャートを参照して説明
する。なお、以下の説明文中の丸数字は、図10のフロ
ーチャートに付された丸数字と対応している。
【0089】通常は、乗車しようとする利用者が、前
回の降車処理が正しく行なわれ(前回降車地情報あ
り)、かつ、残額のある使用可能なカードを使用し、乗
車カード挿入口31に挿入する場合、カード情報を読取
り、正常判定後、乗車地、路線バス番号、利用日時を書
込み、利用者の移動を考慮し、もう一方の降車カード挿
入口32にカードを排出返却する。
【0090】乗車しようとする利用者が、前回降車処
理が正しく行なわれたカードを乗車カード挿入口31に
挿入しそびれ、他方の降車カード挿入口32から挿入し
てしまった場合、カード情報を読取り、乗降シーケンス
が前回降車地情報あり→降車カード挿入口32挿入とな
る判定の結果、ブザー鳴動、音声案内で、降車処理をす
るか、乗車処理をするかのアナウンス案内により、乗車
しようとする利用者が乗車処理を選択することにより、
乗車カード挿入口31にカードが挿入された場合と同様
の処理を行ない、挿入した降車カード挿入口32にカー
ドを排出返却する。
【0091】一方、利用者が降車処理を選択した場合
は、降車しようとする利用者が降車カード挿入口32に
カードを挿入したケースとみなし、の降車処理選択と
同じ処理を行なう。
【0092】乗車しようとする利用者が、前回利用時
に降車処理の行なわれていない(前回降車地情報なし)
カードを使用し、乗車カード挿入口31に挿入した場
合、カード情報を読取り、乗降シーケンスが前回乗車地
情報あり→乗車カード挿入口31挿入となる判定の結
果、ブザー鳴動、音声案内で、降車処理をするか、乗車
処理をするかのアナウンス案内により、乗車しようとす
る利用者が乗車処理を選択することにより、乗車再乗車
の履歴情報をカードに書込み、回数・リスト照合などを
行なって不正情報の係員操作盤7への通知を行ない、
のカードが乗車カード挿入口31に挿入された場合と同
様の処理を行ない、降車カード挿入口32に排出返却す
る。
【0093】一方、利用者が降車処理を選択した場合
は、降車しようとする利用者が降車カード挿入口32に
カードを挿入したケースとみなし、の降車処理選択と
同様な処理を行なう。
【0094】乗車しようとする利用者が、前回利用時
に降車処理の行なわれていない(前回降車地情報なし)
カードを使用し、乗車カード挿入口31に挿入しそび
れ、他方の降車カード挿入口32から挿入してしまった
場合、カード情報を読取り、乗降シーケンスが乗車→降
車と合うが、前回利用による情報(日時、路線、バス番
号など)のため、乗降シーケンス不一致の判定結果によ
り、ブザー鳴動、降車処理をするか、乗車処理をするか
のアナウンス案内により、乗車しようとする利用者が乗
車処理を選択することにより、乗車再乗車の履歴情報を
カードに書込み、回数・リスト照合などを行なって不正
情報の係員操作盤7への通知を行ない、のカードが乗
車カード挿入口31に挿入された場合と同様の処理を行
ない、降車カード挿入口32に排出返却する。
【0095】一方、利用者が降車処理を選択した場合
は、降車しようとする利用者が降車カード挿入口32に
カードを挿入したケースとみなし、の降車処理選択と
同様な処理を行なう。
【0096】通常は、降車しようとする利用者が、乗
車時のカード処理が正しく行なわれたカードを使用し、
降車カード挿入口32に挿入する場合、カード情報を読
取り、乗車地、路線バス番号、利用日時、識別情報によ
り、乗車地からの利用料金をカードか内部のメモリに記
憶された乗車地情報を基に算出し、カードから利用料金
を引き去り、残額および降車地情報を書込み、利用者の
移動を考慮し、もう一方の乗車カード挿入口31にカー
ドを排出返却する。
【0097】降車しようとする利用者が、乗車時のカ
ード処理が正しく行なわれたカードを降車カード挿入口
32に挿入しそびれ、他方の乗車カード挿入口31から
挿入してしまった場合、カード情報を読取り、乗降シー
ケンスが前回乗車地情報あり→降車カード挿入口32挿
入となるが、カードからの読取情報により、今回自バス
に乗車時の降車処理と判定の結果、降車処理をすること
により、降車カード挿入口32に挿入された場合と同一
の処理を行ない、挿入した乗車カード挿入口31に排出
返却を行なう。この場合は、処理選択の必要がないの
で、ブザー鳴動や選択案内は行なわれない。
【0098】降車しようとする利用者が、今回利用時
の乗車処理の行なわれていないカードを使用し、降車カ
ード挿入口32に挿入した場合、カード情報を読取り、
降車シーケンスが前回降車地情報あり→降車カード挿入
口32挿入の判定の結果、ブザー鳴動、降車処理をする
か、乗車処理をするかのアナウンス案内により、降車し
ようとする利用者が降車処理を選択することにより、前
回利用時の乗車地情報のため、カードに降車再降車の履
歴情報を書込み、降車再降車処理扱いで利用料金全区間
引き去り、回数・リスト照合などを行なって不正情報の
係員操作盤7への通知を行ない、乗車カード挿入口31
に排出返却する。
【0099】一方、利用者が乗車処理を選択した場合
は、乗車しようとする利用者が降車カード挿入口32に
カードを挿入したケースとみなし、の乗車処理選択と
同じ処理を行なう。
【0100】降車しようとする利用者が、今回利用時
の乗車処理の行なわれていないカードを使用し、降車カ
ード挿入口32に挿入しそびれ、他方の乗車カード挿入
口31から挿入してしまった場合、乗車使用とする利用
者とみなし、と同様の処理を行なう。
【0101】降車しようとする利用者が、前回利用時
の降車地情報が記録されていないカードを乗車カード挿
入口31に挿入した場合、カード情報を読取り、乗降シ
ーケンスが前回乗車地情報あり→乗車カード挿入口31
挿入となり、乗降シーケンス不一致の判定結果により、
ブザー鳴動、降車処理をするか、乗車処理をするかのア
ナウンス案内により、降車しようとする利用者が降車処
理を選択することにより、カードに降車再降車の履歴情
報を書込み、降車再降車処理扱いで利用料金全区間引き
去り、回数・リスト照合などを行なって不正情報の係員
操作盤7への通知を行ない、乗車カード挿入口31に排
出返却する。
【0102】一方、利用者が乗車処理を選択した場合
は、乗車しようとする利用者が乗車カード挿入口31に
カードを挿入したケースとみなし、の乗車処理選択と
同じ処理を行なう。
【0103】次に、乗車専用機として設定した場合につ
いて、図11および図12のフローチャートを参照して
説明する。なお、乗車専用モードの設定は、たとえば、
係員操作盤7の操作により設定されるもので、乗車専用
モードに設定された場合、連動して処理案内表示器26
aが点灯または点滅し、かつ、乗降口の車外または車内
近傍に設けられた乗降口案内表示器6に乗車専用モード
設定の案内がなされる。
【0104】図11、図12を参照し、前記、、
の処理はブザー鳴動およびアナウンス案内による選択は
なく、全て乗車処理のみを行なう。、、、の処
理においては、ブザー鳴動、および、「前回降車処理が
正しく行なわれておりません。今回乗車処理を行ないま
す」のアナウンス案内のみで、両用機モード時の乗車処
理選択時と同様の処理に入る。ただし、「今回乗車地情
報有り」の、の処理については、降車処理も取り扱
うようにする。
【0105】次に、降車専用機として設定した場合につ
いて、図13および図14のフローチャートを参照して
説明する。なお、降車専用モードの設定は、たとえば、
係員操作盤7の操作により設定されるもので、降車専用
モードに設定された場合、連動して処理案内表示器26
bが点灯または点滅し、かつ、乗降口の車外または車内
近傍に設けられた乗降口案内表示器6に降車専用モード
設定の案内がなされる。
【0106】図13、図14を参照し、前記、の処
理については両用機モードと同様である。、、、
、、、の処理においては、ブザー鳴動、およ
び、「今回乗車処理が正しく行なわれておりません。今
回降車処理を行ないます」のアナウンス案内のみで、両
用機モード時の降車処理選択時と同様の処理に入る。
【0107】このように、設定されたカード挿入口でな
いカード挿入口にカードの挿入を行なった場合は、ブザ
ー鳴動後、乗降専用モードに相当する処理に移行し、処
理後、あらかじめ設定されたカード挿入口にカードを排
出返却する処理を行なうものである。
【0108】なお、乗降シーケンスの成立しないカード
の利用者については、特にバスについては通行阻止手段
を設けることが困難であるため、その都度、ブザー警告
と処理案内で利用者の威嚇をするとともに、乗車再乗
車、降車再降車の履歴情報などはカードに記録すること
により、利用の都度、利用者の利用状態を個々に監視す
るとともに、上位装置に伝送される情報管理により、カ
ード識別情報による不正照合を行ない、利用状況の追跡
をすることができる。
【0109】また、カード扱い利用者と現金扱い利用者
との併用では、さらに、乗降口の片側にカード処理装
置、反対側に整理券発行装置を位置させることにより、
乗車時の混雑の解消が図れる。
【0110】以上説明したように、上記実施の形態によ
れば、乗車、降車の利用者の双方向に対する処理が可能
となるため、カード利用者は、従来の乗降車口を区別す
ることなく、乗降利用が可能となり、混雑時の問題を解
消することができる。
【0111】すなわち、カード利用者と現金収受利用者
との乗降の流れに分散することが可能である。
【0112】また、運用による専用モード切換えを含
め、利用することができるため、運行経路による運用形
態にこだわることなく、車両の路線共用化が図れる。
【0113】さらに、カード処理乗降シーケンスが合わ
ない場合も、係員対応以外においても本カード処理装置
でシーケンス処理、および、シーケンス不一致の履歴が
残るため、利用状態を知ることもでき、別途利用者に対
する精算処理もできることとなる。
【0114】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、通
常の乗降車口が決められてしまうことを改善するため
に、運転手の判断によりカード利用者に対し乗降口を変
更可能としたり、各乗降車口を乗降共通にできることに
より、混雑時の利用者の処理を迅速に対応することがで
きるカード処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカード処理装置が適
用されるバスシステムの構成を概略的に示すブロック
図。
【図2】カード処理装置の構成を概略的に示すブロック
図。
【図3】料金表示器の構成を概略的に示すブロック図。
【図4】係員操作盤の構成を概略的に示す平面図。
【図5】カード処理装置の外観を模式的に示す斜視図。
【図6】カード処理装置の内部構造を模式的に示す側面
図。
【図7】カード処理装置内におけるカードの第1の保留
位置を説明するための図。
【図8】カード処理装置内におけるカードの第2の保留
位置を説明するための図。
【図9】カード処理装置を乗降両用機で運用した場合に
実行される乗降処理方法を説明するフローチャート。
【図10】カード処理装置を乗降両用機で運用した場合
に実行される乗降処理方法を説明するフローチャート。
【図11】カード処理装置を乗車専用機で運用した場合
に実行される乗車処理方法を説明するフローチャート。
【図12】カード処理装置を乗車専用機で運用した場合
に実行される乗車処理方法を説明するフローチャート。
【図13】カード処理装置を降車専用機で運用した場合
に実行される降車処理方法を説明するフローチャート。
【図14】カード処理装置を降車専用機で運用した場合
に実行される降車処理方法を説明するフローチャート。
【符号の説明】
B……バス 1,2……乗降口カード処理装置 3……料金表示器 4……料金箱 5……降車ボタン 6……乗降口案内表示器 7……係員操作盤 21……CPU 22……メモリ 24……客用表示部 26……客用操作部 27……音声案内部 28……磁気ヘッド 31……乗車カード挿入口 32……降車カード挿入口 26a,26b……処理案内表示器 80……筐体 81……搬送路 95a,95b……挿入案内表示器 96……残額表示部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗物の乗降車口において少なくとも所定
    の金額情報および利用履歴情報が記録されたカードを挿
    入したり、挿入されたカードを返却するための乗車カー
    ド挿入部および降車カード挿入部と、 前記乗物に乗車する際、前記乗車カード挿入部に挿入さ
    れたカードを受入れ、この受入れたカードから前記情報
    を読取る第1の読取手段と、 この第1の読取手段により読取られた情報に基づき所定
    の乗車処理を行なった後、前記受入れたカードを前記降
    車カード挿入部へ返却する第1のカード処理手段と、 前記乗物から降車する際、前記降車カード挿入部に挿入
    されたカードを受入れ、この受入れたカードから前記情
    報を読取る第2の読取手段と、 この第2の読取手段により読取られた情報に基づき利用
    料金を算出し、この算出した利用料金に基づく精算処理
    を行なった後、前記受入れたカードを前記乗車カード挿
    入部へ返却する第2のカード処理手段と、 を具備したことを特徴とするカード処理装置。
  2. 【請求項2】 乗物の乗降車口において少なくとも所定
    の金額情報および利用履歴情報が記録されたカードを挿
    入したり、挿入されたカードを返却するための乗車カー
    ド挿入部および降車カード挿入部と、 前記乗車カード挿入部に挿入されたカードを受入れ、こ
    の受入れたカードから前記情報を読取る第1の読取手段
    と、 この第1の読取手段により読取られた情報に基づき所定
    の乗車処理を行なうとともに、前記受入れたカードに乗
    車地情報を含む利用履歴情報を記録した後、そのカード
    を前記降車カード挿入部へ返却する第1のカード処理手
    段と、 前記降車カード挿入部に挿入されたカードを受入れ、こ
    の受入れたカードから前記情報を読取る第2の読取手段
    と、 この第2の読取手段により読取られた情報内に前記乗車
    地情報が存在するか否かを判定する判定手段と、 この判定手段により前記乗車地情報が存在すると判定さ
    れた場合、その乗車地情報を用いて利用料金を算出し、
    この算出した利用料金に基づく精算処理を行なった後、
    前記受入れたカードを前記乗車カード挿入部へ返却する
    第2のカード処理手段と、 前記判定手段により前記乗車地情報が存在しないと判定
    された場合、前記受入れたカードに乗車地情報を含む利
    用履歴情報を記録した後、そのカードを前記降車カード
    挿入部へ返却する第3のカード処理手段と、 を具備したことを特徴とするカード処理装置。
  3. 【請求項3】 乗物の乗降車口において少なくとも所定
    の金額情報および乗車地情報を含む利用履歴情報が記録
    されたカードを挿入したり、挿入されたカードを返却す
    るための乗車カード挿入部および降車カード挿入部と、 前記乗車カード挿入部に挿入されたカードを受入れ、こ
    の受入れたカードから前記情報を読取る第1の読取手段
    と、 この第1の読取手段により読取られた情報内に前記乗車
    地情報が存在するか否かを判定する判定手段と、 この判定手段により前記乗車地情報が存在しないと判定
    された場合、前記受入れたカードに乗車地情報を含む利
    用履歴情報を記録した後、そのカードを前記降車カード
    挿入部へ返却する第1のカード処理手段と、 前記判定手段により前記乗車地情報が存在すると判定さ
    れた場合、その乗車地情報を用いて利用料金を算出し、
    この算出した利用料金に基づく精算処理を行なった後、
    前記受入れたカードを前記乗車カード挿入部へ返却する
    第2のカード処理手段と、 前記降車カード挿入部に挿入されたカードを受入れ、こ
    の受入れたカードから前記情報を読取る第2の読取手段
    と、 この第2の読取手段により読取られた情報に基づき利用
    料金を算出し、この算出した利用料金に基づく精算処理
    を行なった後、前記受入れたカードを前記乗車カード挿
    入部へ返却する第3のカード処理手段と、 を具備したことを特徴とするカード処理装置。
  4. 【請求項4】 乗物の乗降車口に設置され、前記各手段
    が収納される筐体を有し、この筐体の下部に乗車カード
    挿入部を有するとともに上部に降車カード挿入部を有す
    ることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1つに
    記載のカード処理装置。
  5. 【請求項5】 前記筐体の前記乗車カード挿入部および
    降車カード挿入部の各近傍にそれぞれ設けられ、当該乗
    物の利用者に対して乗降口案内を行なうとともに、それ
    に連動してカード挿入案内を行なう案内表示手段をさら
    に具備したことを特徴とする請求項4記載のカード処理
    装置。
  6. 【請求項6】 乗物の乗降車口において少なくとも所定
    の金額情報および利用履歴情報が記録されたカードを挿
    入したり、挿入されたカードを返却するための乗車カー
    ド挿入部および降車カード挿入部と、 前記乗車カード挿入部に挿入されたカードを受入れ、こ
    の受入れたカードから前記情報を読取る第1の読取手段
    と、 この第1の読取手段により読取られた情報に基づき所定
    の乗車処理を行なうとともに、前記受入れたカードに乗
    車地情報を含む利用履歴情報を記録した後、そのカード
    を前記降車カード挿入部へ返却する第1のカード処理手
    段と、 前記降車カード挿入部に挿入されたカードを受入れ、こ
    の受入れたカードから前記情報を読取る第2の読取手段
    と、 この第2の読取手段により読取られた情報内に前記乗車
    地情報が存在するか否かを判定する判定手段と、 この判定手段により前記乗車地情報が存在すると判定さ
    れた場合、その乗車地情報を用いて利用料金を算出し、
    この算出した利用料金に基づく精算処理を行なった後、
    前記受入れたカードを前記乗車カード挿入部へ返却する
    第2のカード処理手段と、 前記判定手段により前記乗車地情報が存在しないと判定
    された場合、当該乗物の利用者に対して乗車処理をする
    か降車処理をするかの案内を行なう処理案内手段と、 この処理案内手段の案内に基づき前記利用者が乗車処理
    あるいは降車処理を選択する処理選択手段と、 この処理選択手段により乗車処理が選択された場合、前
    記受入れたカードに乗車地情報を含む利用履歴情報を記
    録した後、そのカードを前記降車カード挿入部へ返却す
    る第3のカード処理手段と、 前記処理選択手段により降車処理が選択された場合、前
    記受入れたカードに降車再降車の履歴情報を記録すると
    ともに当該乗物の係員への不正通知を行ない、かつ、乗
    車地情報なしの不正利用者として特定利用料金に基づく
    精算処理を行なった後、前記受入れたカードを前記乗車
    カード挿入部へ返却する第4のカード処理手段と、 を具備したことを特徴とするカード処理装置。
  7. 【請求項7】 乗物の乗降車口において少なくとも所定
    の金額情報および利用履歴情報が記録されたカードを挿
    入したり、挿入されたカードを返却するための乗車カー
    ド挿入部および降車カード挿入部と、 前記乗車カード挿入部に挿入されたカードを受入れ、こ
    の受入れたカードから前記情報を読取る第1の読取手段
    と、 この第1の読取手段により読取られた情報に基づき所定
    の乗車処理を行なうとともに、前記受入れたカードに乗
    車地情報を含む利用履歴情報を記録した後、そのカード
    を前記降車カード挿入部へ返却する第1のカード処理手
    段と、 前記降車カード挿入部に挿入されたカードを受入れ、こ
    の受入れたカードから前記情報を読取る第2の読取手段
    と、 この第2の読取手段により読取られた情報内に前記乗車
    地情報が存在するか否かを判定する第1の判定手段と、 この第1の判定手段により前記乗車地情報が存在すると
    判定された場合、その乗車地情報を用いて利用料金を算
    出し、この算出した利用料金に基づく精算処理を行なう
    とともに、前記受入れたカードに降車地情報を記録した
    後、そのカードを前記乗車カード挿入部へ返却する第2
    のカード処理手段と、 前記第1の判定手段により前記乗車地情報が存在しない
    と判定された場合、前記第2の読取手段により読取られ
    た情報内に前回の降車地情報が存在するか否かを判定す
    る第2の判定手段と、 この第2の判定手段により降車地情報が存在すると判定
    された場合、前記受入れたカードに乗車地情報を含む利
    用履歴情報を記録した後、そのカードを前記降車カード
    挿入部へ返却する第3のカード処理手段と、 前記第2の判定手段により降車地情報が存在しないと判
    定された場合、当該乗物の利用者に対して乗車処理をす
    るか降車処理をするかの案内を行なう処理案内手段と、 この処理案内手段の案内に基づき前記利用者が乗車処理
    あるいは降車処理を選択する処理選択手段と、 この処理選択手段により乗車処理が選択された場合、前
    記受入れたカードに乗車再乗車の履歴情報を記録すると
    ともに当該乗物の係員への不正通知を行ない、かつ、前
    記受入れたカードに乗車地情報を含む利用履歴情報を記
    録した後、そのカードを前記降車カード挿入部へ返却す
    る第4のカード処理手段と、 前記処理選択手段により降車処理が選択された場合、前
    記受入れたカードに降車再降車の履歴情報を記録すると
    ともに当該乗物の係員への不正通知を行ない、かつ、乗
    車地情報なしの不正利用者として特定利用料金に基づく
    精算処理を行なった後、前記受入れたカードを前記乗車
    カード挿入部へ返却する第5のカード処理手段と、 を具備したことを特徴とするカード処理装置。
  8. 【請求項8】 乗物の乗降車口に設置され、前記各手段
    が収納される筐体を有し、この筐体の下部に乗車カード
    挿入部を有するとともに上部に降車カード挿入部を有す
    ることを特徴とする請求項6または7に記載のカード処
    理装置。
  9. 【請求項9】 前記筐体の前記乗車カード挿入部および
    降車カード挿入部の各近傍にそれぞれ設けられ、当該乗
    物の利用者に対して乗降口案内を行なうとともに、それ
    に連動してカード挿入案内を行なう案内表示手段をさら
    に具備し、この案内表示手段は前記処理案内手段および
    前記処理選択手段を兼ねていることを特徴とする請求項
    8記載のカード処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005339305A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Clarion Co Ltd 乗降処理システム、方法及び制御プログラム、コントローラ並びにバス車両
JP2006285970A (ja) * 2005-03-10 2006-10-19 Lecip Corp カード処理装置付運賃箱

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