JP3152827B2 - 定期券発行装置 - Google Patents

定期券発行装置

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JP3152827B2
JP3152827B2 JP34886793A JP34886793A JP3152827B2 JP 3152827 B2 JP3152827 B2 JP 3152827B2 JP 34886793 A JP34886793 A JP 34886793A JP 34886793 A JP34886793 A JP 34886793A JP 3152827 B2 JP3152827 B2 JP 3152827B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば交通機関で
用いられる定期券を印刷発行する定期券発行装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、定期券(たとえば、鉄道、バス等
の交通機関で用いられる)を発行する定期券発行装置が
実用化されている。このような定期券発行装置では、定
期券を発行する場合に、発駅釦、着駅釦、経由等の発行
条件を設定したり、旧券の読取りを行うことにより、定
期券発行部で定期券を発行するようになっている。
【0003】従来の装置では、定期券発行部で券ホッパ
から取出した券紙の表面に定期券の内容である有効期
間、発着駅、経由等を印刷するとともに、その裏面の磁
気記録部にその発行内容を磁気記録し、その後、印刷と
磁気記録がなされた券紙が定期券として発行口から発行
されるようになっている。このような装置において、定
期券発行部で券ホッパからの券紙の取出し異常が生じた
際、その設定内容がリセットされてしまうため、その異
常の解除後、再び上記設定した発行条件を入力しなけれ
ばならず、非効率的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記した
ように、定期券の発行時に、券紙の取出し異常が生じた
際、その異常を解除した後、再び発行条件を入力しなけ
ればならず、非効率的であるという欠点を除去するもの
で、定期券の発行時に、券紙の取出し異常が生じた際、
手差しで挿入した券紙に対して設定済みの発行条件での
発行処理を行うことができ、再び発行条件を入力しなく
ても良く、効率の向上が図れる定期券発行装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の定期券発行装
置は、定期券を発行する条件を設定する設定手段、未記
録の券が収納されている収納手段、この収納手段に収納
されている券を1枚ずつ取出す取出手段、この取出手段
により取出された券に上記設定手段により設定された発
行条件に応じた磁気情報を書込む書込み手段、この書込
み手段により書込まれた券を定期券として発行する発行
手段、上記取出手段による取出し異常を検知する検知手
段、この検知手段により取出し異常が検知された際、そ
の取出し異常の発生を案内する案内手段、未記録の券を
取込み搬送する取込搬送手段、上記案内手段により取出
し異常の発生が案内され、上記取込搬送手段により未記
録の券が取込搬送された際に、その券に上記設定手段に
より設定された発行条件に応じた情報を印刷する印刷手
段、および上記案内手段により取出し異常の発生が案内
され、上記取込搬送手段により未記録の券が取込搬送さ
れた際に、その券に上記設定手段により設定された発行
条件に応じた情報を上記書込手段を用いて書込ませる処
理手段から構成されている。
【0006】この発明の定期券発行装置は、定期券を発
行する条件を設定する設定手段と、 未記録の券が収納さ
れている収納手段、この収納手段に収納されている券を
1枚ずつ取出す取出手段、この取出手段により取出され
た券を搬送する第1及び第2の搬送手段、この第1の搬
送手段上に設けられ、搬送される券に第1の色の印刷を
行う第1の印刷手段、上記第2の搬送手段上に設けら
れ、搬送される券に第1の色とは異なる第2の色の印刷
を行う第2の印刷手段、上記取出手段により取出された
券に上記設定手段により設定された発行条件に応じた磁
気情報を書込む書込手段、この書込手段により書込まれ
た券を定期券として発行する発行手段、上記取出手段に
よる取出し異常を検知する検知手段、この検知手段によ
り取出し異常が検知された際、その取出し異常の発生を
案内する案内手段、未記録の券を取込み搬送する取込搬
送手段、上記案内手段により取出し異常の発生が案内さ
れ、上記取込搬送手段により未記録の券が取込搬送され
た際に、その券に上記設定手段により設定された発行条
件に応じた情報を印刷するために上記第1及び第2の搬
送手段に搬送される券への上記第1及び第2の印刷手段
による印刷、または上記第1の搬送手段に搬送される券
への上記第1の印刷手段による第1の色のみの印刷を行
わせる制御手段、および上記案内手段により取出し異常
の発生が案内され、上記取込搬送手段により未記録の券
が取込搬送された際に、その券に上記設定手段により設
定された発行条件に応じた情報を上記書込手段を用いて
書込ませる処理手段から構成されている。
【0007】この発明の定期券発行装置は、定期券を発
行する条件を設定する設定手段、未記録の券が収納され
ている収納手段、この収納手段に収納されている券を1
枚ずつ取出す取出手段、この取出手段により取出された
券に上記設定手段により設定された発行条件に応じた情
報を記録する記録手段、この記録手段により記録された
券を定期券として発行する発行手段、上記取出手段によ
る取出し異常を検知する検知手段、この検知手段により
取出し異常が検知された際、その取出し異常の発生を案
内する案内手段、未記録の券を取込み上記記録手段に搬
送する取込搬送手段、および上記案内手段により取出し
異常の発生が案内され、上記取込搬送手段により未記録
の券が取込搬送された際に、その券に上記設定手段によ
り設定された発行条件に応じた情報を上記記録手段を用
いて記録処理する処理手段から構成されている。
【0008】この発明の定期券発行装置は、定期券を発
行する条件を設定する設定手段、未記録の券が収納され
ている収納手段、この収納手段に収納されている券を1
枚ずつ取出す取出手段、この取出手段により取出された
券に上記設定手段により設定された発行条件に応じた情
報を記録する記録手段、この記録手段により記録された
券を定期券として発行する発行手段、上記取出手段によ
る取出し異常を検知する検知手段、この検知手段により
取出し異常が検知された際、その取出し異常の発生を表
示する表示手段、未記録の券を取込み上記記録手段に搬
送する取込搬送手段、および上記表示手段により取出し
異常の発生が表示され、上記取込搬送手段により未記録
の券が取込搬送された際に、その券に上記設定手段によ
り設定された発行条件に応じた情報を上記記録手段を用
いて記録処理する処理手段から構成されている。この発
明の定期券発行装置は、購入情報が記録されている既に
発行された定期券と、上記購入情報が未記録の未発行の
定期券とが挿入される挿入手段、購入情報が未記録の未
発行の定期券を収納する収納手段、この収納手段から上
記未発行定期券を取出す取出手段、上記挿入手段に挿入
された上記発行済定期券を搬送し、かつ上記取出手段で
取出された未発行定期券を搬送する搬送手段、この搬送
手段上に設けられ、上記挿入手段に挿入された上記発行
済定期券から上記購入情報を読み取る読取手段、上記取
出手段を駆動し、上記未発行定期券を取出させる取出制
御手段、この取出制御手段の制御に基づいて取出された
上記未発行定期券に対して、上記読取手段で読み取って
いる上記購入情報に基づいた発行情報を記録する記録手
段、上記取出手段により上記未発行定期券を取出せなか
ったとき、定期券を取出せなかった旨を表示する表示手
段、上記取出手段により上記未発行定期券を取出せなか
ったとき、上記搬送手段を駆動し、上記表示手段の表示
に応答して上記挿入手段に挿入された上記未発行定期券
を搬送させる搬送制御手段、および上記取出手段により
上記未発行定期券を取出せなかったとき、上記記録手段
を駆動し、上記搬送制御手段の制御により搬送される上
記未発行定期券に対して上記取出手段取出せなかった
上記未発行定期券に記録しようとした上記発行情報を記
録させる記録制御手段から構成されている。
【0009】
【作用】この発明は、上記のような構成において、定期
券を発行する条件を設定し、この設定された発行条件に
応じた定期券を発行するものにおいて、未記録の券が収
納されている収納手段からの取出し異常時、取出し異常
の発生を案内し、手差しで未記録の券を挿入し、この手
差しの未記録の券に上記設定済みの発行条件に応じた情
報を記録するようにしたものである。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図2、図3はこの発明の定期券発行装
置1の外観を示すもので、図2は正面からの図であり、
図3は上面からの図である。この定期券発行装置1は、
購入情報の一部が入力される条件設定操作部2、複数の
発駅と着駅を設定するための駅名釦と経由を設定するた
めの経由釦とが縦方向、横方向に配列表示されたタッチ
パネル内蔵のカラー液晶表示部(LCD)によって構成
される経由発着駅設定部3、4、入力手順あるいは上記
条件設定操作部2、経由発着駅設定部3、4により入力
された発行情報やエラー内容等を表示するカラー液晶表
示部(LCD)によって構成される表示部5、発行日付
を表示する発行日付表示部6、購入客により購入情報が
書かれた申込用紙が挿入される申込用紙挿入口7、定期
券が発行される定期券発行口8、旧券、手差し券挿入口
9が設けられている。
【0011】次に、上記定期券発行装置1の制御回路を
図1を用いて説明する。すなわち、上記定期券発行装置
1の全体を制御する制御部としてのCPU20が設けら
れている。このCPU20には、制御プログラムや文字
パターン等が記憶されているとともに、種々のデータが
記憶されるメモリ21、上記申込用紙挿入口7に対応し
て設けられている氏名読取部22と氏名転写部23、定
期券発行口8と旧券、手差し券挿入口9に対応して設け
られている定期券発行部24、売上デ―タ等をジャ―ナ
ル(図示しない)に印刷するジャ―ナルプリンタ25、
定期券発行に関する種々の情報たとえば売上デ―タある
いは運賃デ―タ等が記憶されている磁気ディスク(図示
しない)を扱う磁気ディスク装置26、図示しない通信
回線を介してホストコンピュータ等の外部装置と接続さ
れる通信制御部27、上記条件設定操作部2、経由発着
駅設定部3、4、および表示部5が接続されている。
【0012】上記氏名転写部23は、CCD等により構
成され、申込用紙挿入口7から挿入される申込用紙上の
(購入者による自筆の)氏名を読取り、画素デ―タ(イ
メ―ジパタ―ンデ―タ)に変換するものである。上記定
期券発行部24は、定期券用紙の購入情報に対応した印
刷データや旧券、手差し券挿入口9から挿入された旧券
に対応した印刷データを印刷したり磁気情報を記録し、
この新規な定期券を定期券発行口8から発行するもので
ある。
【0013】次に、上記定期券発行部24の内部構成
を、図4に示す断面図を参照しつつ説明する。すなわ
ち、本体31の上面左側(フロント側)には、上記定期
券発行口8と旧券、手差し券挿入口9とが設けられてい
る。本体31内の上方には、発行する定期券に対する印
刷を行うとともに、磁気記録を行う発行処理部32が設
けられ、本体31内の下方には、未印刷、未磁気記録の
券紙Sが収納されている券紙収納部33が設けられてい
る。
【0014】上記券紙収納部33には、それぞれ所定枚
数の券紙S、…が収納されている2つの券紙ホッパ3
4、35が上下に設けられている。上記券紙ホッパ34
の券紙Sは給紙ローラ36によって1通ずつ給紙され、
取出しローラ37、38によって取出し搬送路39を搬
送され、搬送路40に導かれるようになっている。
【0015】上記券紙ホッパ35の券紙Sは給紙ローラ
41によって1通ずつ給紙され、取出しローラ42、4
3によって取出し搬送路44を搬送され、搬送路40に
導かれるようになっている。上記取出し搬送路39の取
出しローラ37の近傍と、取出し搬送路44の取出しロ
ーラ42の近傍には、それぞれ券紙の取出しを光学的に
検知する取出しセンサ45、46が設けられている。
【0016】取出し時に、取出しローラ37(42)を
所定時間動かした際に、取出しセンサ45(46)がオ
ンされなかった場合に、取出し異常を判定するようにな
っている。この搬送路40の他端は上記発行処理部32
内の主搬送路47と合流部48で合流し、上記券紙ホッ
パ34あるいは35から上記搬送路40に導かれた券紙
Sは上方へ搬送され、発行処理部32内の主搬送路47
に導かれるようになっている。
【0017】上記発行処理部32内の主搬送路47の一
端は、上記定期券発行口8に対応し、他端にはスイッチ
バック部49が設けられている。この主搬送路47の合
流部48の後方には、有効期間、発着駅、経由、発行駅
等の発行内容を黒色で印刷する黒色印刷部50と、発行
内容の一部を赤色で印刷する赤色印刷部51とが設けら
れている。赤色印刷部51は、定期券上の印刷内容を黒
色で印刷した部分より強調したい場合に用いるものであ
り、たとえば、学割り定期の場合の「学」、あるいはバ
ス等での目視確認用に有効期限が赤色で印刷されるよう
になっている。
【0018】上記スイッチバック部49と上記合流部4
8との間に、副搬送路52が設けられている。副搬送路
52上には、旧券に入鋏を行う旧券入鋏部53、券紙S
の裏面の磁気記録部に磁気情報(有効期間、発着駅、経
由、発行駅等)を記録する書込ヘッド54、書込ヘッド
54で書込んだ券紙Sの裏面の磁気記録部の磁気情報を
読取ったり、旧券の裏面の磁気記録部の磁気情報を読取
る読取ヘッド55が設けられている。
【0019】上記黒色印刷部50の後方で主搬送路47
と分岐し、上記副搬送路52の一部を介してスイッチバ
ック部49で再び主搬送路47に合流する黒単色バイパ
スとしての分岐搬送路56が設けられている。また、上
記合流部48から上記定期券発行口8に発行される定期
券が搬送される搬送路57が設けられ、上記旧券、手差
し券挿入口9と上記搬送路57との間に、旧券、あるい
は手差し券が搬送される搬送路58が設けられている。
【0020】また、上記スイッチバック部49には、上
記旧券を主搬送路47から分岐搬送する搬送路59が設
けられている。この搬送路59の一端の搬送先には図示
しない屑箱が設けられ、旧券が回収されるようになって
いる。上記合流部48の左側には、種々の券(一括券、
旧券、エラー券)を回収する回収箱60が設けられてい
る。
【0021】上記合流部48の近傍、上記合流部48と
黒色印刷部50との間の主搬送路47と副搬送路52の
合流部の近傍、主搬送路47から分岐搬送路56への分
岐部の近傍、スイッチバック部49の搬送路59への分
岐部の近傍には、それぞれゲート61、62、63、6
4が設けられている。ゲート61により、副搬送路52
から搬送されてきた券紙Sは搬送路57で搬送され定期
券発行口8へ導かれ、副搬送路52から搬送されてきた
一括券、旧券、エラー券は回収箱59へ導かれるように
分岐されるものである。
【0022】ゲート62により、合流部48から搬送さ
れてきた券紙Sは主搬送路47で搬送され黒色印刷部5
0へ導かれ、合流部48から搬送されてきた旧券は副搬
送路52で搬送され読取ヘッド55へ導かれるように分
岐されるものである。ゲート63により主搬送路47に
より搬送される券紙Sをそのまま主搬送路47で搬送し
赤色印刷部51へ導くか、分岐搬送路56へ分岐するか
を切換えるものである。
【0023】ゲート64により主搬送路47により搬送
される券紙Sをスイッチバック部49に導かれ、主搬送
路47により搬送される旧券をスイッチバック部49へ
導くか搬送路59へ導くかを切換えるものである。ま
た、各搬送路には図示しない搬送検知センサ(光学セン
サ)が設けられており、搬送異常が検知されるようにな
っている。
【0024】上記黒色印刷部50、赤色印刷部51は、
それぞれインクリボンと熱転写型のサーマルヘッド50
a、51aによって構成されている。次に、上記定期券
発行部24の制御回路を図5を用いて説明する。
【0025】すなわち、上記定期券発行部24の全体を
制御する制御部としてのCPU70が設けられている。
このCPU70には、制御プログラム等が記憶されてい
るとともに、種々のデータが記憶されるメモリ71、上
記各搬送路の搬送ローラ等を駆動する搬送系駆動機構7
2を制御する駆動回路73、上記読取ヘッド55の読取
り内容を再生する再生回路74、上記書込ヘッド54を
駆動する駆動回路75、上記取出しローラ37等の券紙
ホッパ34に対する取出し機構76を駆動する駆動回路
77、上記取出しローラ42等の券紙ホッパ35に対す
る取出し機構78を駆動する駆動回路79、上記旧券入
鋏部53を駆動する駆動回路80、上記ゲート61、6
2、63、64を駆動する駆動回路81、上記黒色印刷
部50を駆動する駆動回路82、上記赤色印刷部51を
駆動する駆動回路83、上記CPU20と接続されるイ
ンターフェース84、および取出しセンサ45、46が
接続されている。
【0026】上記CPU70は、券紙ホッパ34(3
5)から券紙Sを取出す際、取出しローラ37(42)
等を所定時間駆動し、取出しセンサ45(46)がオン
されなかった場合に、取出し異常を検知し、その検知結
果をCPU20へ出力するようになっている。CPU7
0は上記取出し異常が何回か検知された際に、その検知
結果をCPU20へ出力するようにしても良い。
【0027】また、上記CPU70は、図示しない搬送
検知センサからの検知信号に応じて、各搬送路でのジャ
ム等の搬送異常を検知したり、各印刷部からの異常検知
信号に応じて異常を検知し、それらの検知結果をCPU
20へ出力するようになっている。上記のような構成に
おいて、発行動作を説明する。
【0028】まず、券紙ホッパ34から給紙ローラ36
によって給紙された券紙Sは、取出し搬送路39、搬送
路40、主搬送路47を介してスイッチバック部49に
導かれる。この主搬送路47を搬送される際に、黒色印
刷部50で黒色の印刷がなされるとともに、赤色印刷部
51で赤色の印刷がなされる。ただし、黒色の印刷だけ
の場合、券紙Sは、黒色印刷部50での印刷がなされた
後、分岐搬送路56を介してスイッチバック部49に導
かれる。
【0029】スイッチバック部49で搬送方向が逆転し
た印刷済みの券紙Sは、副搬送路52を介して搬送さ
れ、この搬送の際に、書込ヘッド54によりその券紙S
の裏面の磁気記録部に磁気情報を書込み、その記録内容
を確認用に読取ヘッド55により読取る。この読取ヘッ
ド55による読取り結果が正しかった場合、副搬送路5
2からの券紙Sはゲート61により搬送路57を介して
定期券発行口8に搬送され、定期券として定期券発行口
8から発行される。
【0030】上記読取ヘッド55による読取り結果が誤
ってエラーとなった場合、副搬送路52からの券紙Sは
ゲート61により回収箱59へ導かれる。旧券、手差し
券挿入口9から挿入された旧券は、搬送路58、57、
副搬送路52を介して搬送され、その裏面の磁気記録部
の磁気情報が読取ヘッド55により読取られる。その
後、旧券は旧券入鋏部53で入鋏され、ゲート64によ
り搬送路59を搬送され、屑箱(図示しない)に回収さ
れるか、あるいはゲート64によりスイッチバック部4
9で搬送され、搬送方向が逆転し、副搬送路52を介し
て搬送され、ゲート61により回収箱59へ導かれ、回
収される。
【0031】また、券紙Sが券紙ホッパ34から給紙ロ
ーラ36によって給紙される際に、給紙ローラ36、取
出しローラ37を所定時間回転させても取出しセンサ4
5がオンしなかった場合、CPU70からCPU20へ
取出し異常が出力され、CPU20は取出し異常と判断
し、図6に示すように、表示部5の発行内容が表示され
ている下部に「券紙の取出しエラー」「券紙を旧券、手
差し券挿入口に挿入して下さい」という案内が表示され
る。
【0032】そして、旧券、手差し券挿入口9に手差し
で券紙Sが挿入されると、搬送路58、57、主搬送路
47を介して搬送され、スイッチバック部49に導かれ
る。この主搬送路47を搬送される際に、黒色印刷部5
0で黒色の印刷がなされるとともに、赤色印刷部51で
赤色の印刷がなされる。ただし、黒色の印刷だけの場
合、券紙Sは、黒色印刷部50での印刷がなされた後、
分岐搬送路56を介してスイッチバック部49に導かれ
る。
【0033】ただし、黒色の印刷だけの場合、券紙S
は、黒色印刷部50での印刷がなされた後、分岐搬送路
56を介してスイッチバック部49に導かれる。スイッ
チバック部49で搬送方向が逆転した印刷済みの券紙S
は、副搬送路52を介して搬送され、この搬送の際に、
書込ヘッド54によりその券紙Sの裏面の磁気記録部の
磁気情報を書込み、その記録内容を確認用に読取ヘッド
55により読取る。
【0034】この読取ヘッド55による読取り結果が正
しかった場合、副搬送路52からの券紙Sはゲート61
により搬送路57を介して定期券発行口8に搬送され、
その定期券発行口8から発行される。上記読取ヘッド5
5による読取り結果が誤ってエラーとなった場合、副搬
送路52からの券紙Sはゲート61により回収箱59へ
導かれる。
【0035】次に、このような構成において、定期券の
発行動作を説明する。すなわち、申込用紙による定期券
の購入申込みにより、係員は、経由発着駅設定部3、4
により発駅(A駅)、着駅(B駅)(利用区間)、経由
を入力する。この際、入力された発駅、着駅、経由に対
応する駅名釦部は表示色が変更される。
【0036】ついで、係員は発着駅と経由以外の購入申
込み内容に基づく所定のデ―タ(たとえば、通用箇月、
性別、年齢、発行年月日等の購入情報)を条件設定操作
部2を用いて入力する。また、係員は申込用紙を申込用
紙挿入口7に挿入し、氏名読取部22により申込用紙に
記載された氏名の読取処理を行う。
【0037】すると、CPU20は上記入力デ―タに応
じた発行内容と料金等を図6に示すように、表示部5で
表示する。また、CPU20は上記入力デ―タに基づき
メモリ21から文字パタ―ンを読出し、この文字パタ―
ンと氏名転写部23によって読取った購入客による自筆
の氏名に対応する画素デ―タとにより、対応する定期券
の表面の印刷デ―タを編集作成し、表示部5で表示す
る。
【0038】そして、上記表示部5に表示された発行内
容が満足するものであった場合、係員はスタートキー1
1を投入する。すると、CPU20は定期券発行部24
を制御し、上記発行内容を磁気記録するとともに、購入
者の氏名のイメージパターンデータに基づいた氏名転写
と、購入内容を印刷して定期券発行口8から発行する。
また、CPU20は定期券料金も表示部5で表示する。
【0039】また、CPU20は、上記取引結果を磁気
ディスク装置26により磁気ディスクに記憶するととも
に、ジャーナルに印字する。この結果、係員は購入客か
ら表示部5に表示されている定期券料金を受取り、発行
された定期券を購入客に渡す。
【0040】また、旧券を用いた継続券の発行を行う場
合、旧券による発行(継続)を指示するとともに、旧券
を旧券、手差し券挿入口9に挿入する。すると、旧券は
定期券発行部24内に受入れられ、旧券の裏面の磁気記
録部に記録されている発行条件としての発着駅、経由、
氏名等が読取られ、CPU20に出力される。これによ
り、CPU20は表示部5でその内容と標準の有効期間
とによる発行内容と料金とを表示する。その後、発行日
付、月数等の発行内容を確認後、発行の指示を入力す
る。この際、条件設定操作部2を用いて変更等を行って
も良い。上記発行指示により、定期券発行部24により
作成された定期券が定期券発行口8から発行される。
【0041】上記したように、定期券を発行する条件を
条件設定操作部で設定し、この設定された発行条件に応
じた定期券を発行するものにおいて、未記録の券が収納
されている券紙ホッパからの取出し異常時、取出し異常
の発生を表示部で表示し、手差しで未記録の券を定期券
発行部内に挿入し、この手差しの未記録の券に上記設定
済みの発行条件に応じた情報を記録するようにしたもの
である。
【0042】これにより、定期券の発行時に、券紙の取
出し異常が生じた際、手差しで挿入した券紙に対して設
定済みの発行条件での発行処理を行うことができ、再び
発行条件を入力しなくても良く、効率の向上が図れる。
なお、前記実施例では、交通機関の一例として電車の場
合について説明したが、これに限らず、バス等で用いる
場合であっても良い。
【0043】また、券ホッパからの取出し異常だけでな
く、取出し搬送路39、44、搬送路40での搬送異常
が生じた場合も、上記同様に手差しによる券紙の挿入に
より発行処理が行えるようにしても良い。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
定期券の発行時に、券紙の取出し異常が生じた際、手差
しで挿入した券紙に対して設定済みの発行条件での発行
処理を行うことができ、再び発行条件を入力しなくても
良く、効率の向上が図れる定期券発行装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における定期券発行装置の
制御回路の要部を示すブロック図。
【図2】定期券発行装置の外観を示す正面図。
【図3】定期券発行装置の外観を示す上面図。
【図4】定期券発行部の内部構成を示す断面図。
【図5】定期券発行部の制御回路の要部を示すブロック
【図6】表示部により表示される発行内容を示す図。
【符号の説明】
1…定期券発行装置 2…条件設定操作部 5…表示部 20…CPU 24…定期券発行部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07B 1/00 - 9/02 G07B 11/00 - 17/04 G06F 17/00 G06F 19/00 G06F 17/60

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定期券を発行する条件を設定する設定手
    段と、 未記録の券が収納されている収納手段と、 この収納手段に収納されている券を1枚ずつ取出す取出
    手段と、 この取出手段により取出された券に上記設定手段により
    設定された発行条件に応じた磁気情報を書込む書込手段
    と、 この書込手段により書込まれた券を定期券として発行す
    る発行手段と、 上記取出手段による取出し異常を検知する検知手段と、 この検知手段により取出し異常が検知された際、その取
    出し異常の発生を案内する案内手段と、 未記録の券を取込み搬送する取込搬送手段と、 上記案内手段により取出し異常の発生が案内され、上記
    取込搬送手段により未記録の券が取込搬送された際に、
    その券に上記設定手段により設定された発行条件に応じ
    た情報を印刷する印刷手段と、 上記案内手段により取出し異常の発生が案内され、上記
    取込搬送手段により未記録の券が取込搬送された際に、
    その券に上記設定手段により設定された発行条件に応じ
    た情報を上記書込手段を用いて書込ませる処理手段と、 を具備したことを特徴とする定期券発行装置。
  2. 【請求項2】 定期券を発行する条件を設定する設定手
    段と、 未記録の券が収納されている収納手段と、 この収納手段に収納されている券を1枚ずつ取出す取出
    手段と、 この取出手段により取出された券を搬送する第1及び第
    2の搬送手段と、 この第1の搬送手段上に設けられ、搬送される券に第1
    色の印刷を行う第1の印刷手段と、 上記第2の搬送手段上に設けられ、搬送される券に第1
    色とは異なる第2色の印刷を行う第2の印刷手段と、 上記取出手段により取出された券に上記設定手段により
    設定された発行条件に応じた磁気情報を書込む書込手段
    と、 この書込手段により書込まれた券を定期券として発行す
    る発行手段と、 上記取出手段による取出し異常を検知する検知手段と、 この検知手段により取出し異常が検知された際、その取
    出し異常の発生を案内する案内手段と、 未記録の券を取込み搬送する取込搬送手段と、 上記案内手段により取出し異常の発生が案内され、上記
    取込搬送手段により未記録の券が取込搬送された際に、
    その券に上記設定手段により設定された発行条件に応じ
    た情報を印刷するために上記第1及び第2の搬送手段に
    搬送される券への上記第1及び第2の印刷手段による印
    刷、または上記第1の搬送手段に搬送される券への上記
    第1の印刷手段による第1色のみの印刷を行わせる制御
    手段と、 上記案内手段により取出し異常の発生が案内され、上記
    取込搬送手段により未記録の券が取込搬送された際に、
    その券に上記設定手段により設定された発行条件に応じ
    た情報を上記書込手段を用いて書込ませる処理手段と、 を具備したことを特徴とする定期券発行装置。
  3. 【請求項3】 定期券を発行する条件を設定する設定手
    段と、 未記録の券が収納されている収納手段と、 この収納手段に収納されている券を1枚ずつ取出す取出
    手段と、 この取出手段により取出された券に上記設定手段により
    設定された発行条件に応じた情報を記録する記録手段
    と、 この記録手段により記録された券を定期券として発行す
    る発行手段と、 上記取出手段による取出し異常を検知する検知手段と、 この検知手段により取出し異常が検知された際、その取
    出し異常の発生を案内する案内手段と、 未記録の券を取込み上記記録手段に搬送する取込搬送手
    段と、 上記案内手段により取出し異常の発生が案内され、上記
    取込搬送手段により未記録の券が取込搬送された際に、
    その券に上記設定手段により設定された発行条件に応じ
    た情報を上記記録手段を用いて記録処理する処理手段
    と、 を具備したことを特徴とする定期券発行装置。
  4. 【請求項4】 定期券を発行する条件を設定する設定手
    段と、 未記録の券が収納されている収納手段と、 この収納手段に収納されている券を1枚ずつ取出す取出
    手段と、 この取出手段により取出された券に上記設定手段により
    設定された発行条件に応じた情報を記録する記録手段
    と、 この記録手段により記録された券を定期券として発行す
    る発行手段と、 上記取出手段による取出し異常を検知する検知手段と、 この検知手段により取出し異常が検知された際、その取
    出し異常の発生を表示する表示手段と、 未記録の券を取込み上記記録手段に搬送する取込搬送手
    段と、 上記表示手段により取出し異常の発生が表示され、上記
    取込搬送手段により未記録の券が取込搬送された際に、
    その券に上記設定手段により設定された発行条件に応じ
    た情報を上記記録手段を用いて記録処理する処理手段
    と、 を具備したことを特徴とする定期券発行装置。
  5. 【請求項5】 購入情報が記録されている既に発行され
    た定期券と、上記購入情報が未記録の未発行の定期券と
    が挿入される挿入手段と、 購入情報が未記録の未発行の定期券を収納する収納手段
    と、 この収納手段から上記未発行定期券を取出す取出手段
    と、 上記挿入手段に挿入された上記発行済定期券を搬送し、
    かつ上記取出手段で取出された未発行定期券を搬送する
    搬送手段と、 この搬送手段上に設けられ、上記挿入手段に挿入された
    上記発行済定期券から上記購入情報を読み取る読取手段
    と、 上記取出手段を駆動し、上記未発行定期券を取出させる
    取出制御手段と、 この取出制御手段の制御に基づいて取出された上記未発
    行定期券に対して、上記読取手段で読み取っている上記
    購入情報に基づいた発行情報を記録する記録手段と、 上記取出手段により上記未発行定期券を取出せなかった
    とき、定期券を取出せなかった旨を表示する表示手段
    と、 上記取出手段により上記未発行定期券を取出せなかった
    とき、上記搬送手段を駆動し、上記表示手段の表示に応
    答して上記挿入手段に挿入された上記未発行定期券を搬
    送させる搬送制御手段と、 上記取出手段により上記未発行定期券を取出せなかった
    とき、上記記録手段を駆動し、上記搬送制御手段の制御
    により搬送される上記未発行定期券に対して上記取出手
    取出せなかった上記未発行定期券に記録しようとし
    た上記発行情報を記録させる記録制御手段と、 を具備したことを特徴とする定期券発行装置。
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