JPH08507519A - 結晶性セフチオフル遊離酸 - Google Patents

結晶性セフチオフル遊離酸

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Abstract

(57)【要約】 セファロスポリン抗生物質セフチオフルの結晶性遊離酸形態、その製法、およびそれを含有する医薬組成物を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 結晶性セフチオフル遊離酸 序説 本発明は、新規な結晶形態のセフチオフル遊離酸、この結晶形態の製法、およ びこの結晶形態を含有する徐放性の医薬組成物に関する。 発明の背景 数多くのセファロスポリン化合物、その誘導体、およびそれらの製造が知られ ている。例えば、以下の:非晶性セフロキシム・アキセチル(cefuroxime axeti l)、その結晶性ナトリウム塩、そのナフチリジン誘導体およびそのセスキ水和 物(米国特許第4,820,833号;第4,298,732号;第4,442,10 1号);結晶性セフェムカルボン酸ナトリウム(米国特許第4,692,519号 );結晶性セフェム七水和物(米国特許第4,555,404号);結晶性セファ ロスポリン二水和物もしくは三水和物(米国特許第4,812,561号;第5, 017,380号;第4,933,443号);セファドロキシル(cefadroxil) 一水和物(米国特許第4,898,938号);無水結晶性セフタジジム(ceftaz idime)およびその五水和物(米国特許第4,624,948号;第4,616,0 80号;欧州特許第0278656号);アモキシシリン(amoxicillin)ナト リウム・ピロリドン溶媒和物(米国特許第4,318,852号);セファゾリン (cefazolin)ナトリウム一水和物(米国特許第4,104,470号);結晶性 o-ホルミルセファマンドール(formylcefamandole)(米国特許第4,006,1 38号);結晶性もしくは非晶性のいずれでもよい3-アセトキシメチル-7-( イミノアセトアミド)-セファロスポリン酸誘導体の塩(米国特許第5,103, 012号);7-[D-α-アミノ-(p-ヒドロキシフェニル)アセトアミド]-3 -メチル-3-セフェム-4-カルボン酸の結晶性一水和物(米国特許第4,504, 657号);syn-7-[[(2-アミノ-4-チアゾリル)(メトキシイミノ)アセ チル]アミノ]-3-メチル-3-セフェム-4-カルボン酸の結晶性塩酸塩(米国特 許第4,400,503号);結晶性セフェム酸付加塩(カナダ国特許出願第2, 018,794号);結晶性(ピバロイルオキシ)メチル7β-[2- (2-アミノ-4-チアゾリル)アセトアミド]-3-[[[1-[2-(ジメチルア ミノ)エチル]-1H-テトラゾール-5-イル]チオ]メチル]-3-セフェム-4- カルボキシレート(ケミカル・アブストラクツ(Chemical Abstracts)97:3 8761q(1982年));結晶性セファレキシン(cephalexin)(ケミカル ・アブストラクツ(Chemical Abstracts)84;184895j(1976年) );結晶性セファレキシン一水和物(米国特許第3,531,481号);結晶性 7-(D-2-ナフチルグリシルアミド)-3-メチル-3-セフェム-4-カルボン酸 四水和物(米国特許第4,474,780号);攪拌ならびにメタノールおよびブ チルアセテートの添加による特定の結晶性セファロスポリン化合物の製造(ケミ カル・アブストラクツ(Chemical Abstracts)110:212490z(198 9年));1もしくは2工程で、エタノールで処理することによるペニシリンお よびセファロスポリンのごとき純粋な結晶性抗生物質の製造方法(米国特許第4 ,912,211号)、が公知である。 セファロスポリン化合物に利用できる数多くの特許および参考文献から、セフ ァロスポリン化合物の無水和物もしくは非溶媒和物、非塩、結晶型が出てくるこ とはほとんどないようである。ほとんどのかかる結晶形態は、塩、水和物、溶媒 和物もしくは他のその誘導体である傾向にある。 後記の式チャート中の式Iのセファロスポリン抗生物質である(7-[2-(2 -アミノ-4-チアゾール)-2-メトキシイミノ)-アセトアミド]-3-[2-(フ ラニルカルボニルチオメチル)-8-オキソ-5-チア-1-アザビシクロ[4.2.0 ]オクト-2-エン-1-カルボン酸とも呼ばれる)7-[2-(2-アミノ-1,3-チ アゾール-4-イル)-2-メトキシイミノ)アセトアミド]-3-[(フル-2-イル カルボニル)チオメチル]-3-セフェム-4-カルボン酸、そのアルカリ金属塩、 アルカリ土類金属塩および該カルボン酸基のアミン塩、ならびに簡単に加水分解 され得るそのエステル基が、米国特許第4,464,367号に記載され、特許請 求されている(ラビーユ(Labeeuw)ら)。このセファロスポリン遊離酸化合物 は、一般名「セフチオフル(ceftiofur)」で今や知られている(メルク・イン デックス(Merck Index)第11版、1948頁(1989年)も参照)。 セフチオフル・ナトリウムは、最近、ナキセルR(NAXCELR)もしくはエクセネ ルR(EXCENELR)滅菌溶液として、ジ・アップ・ジョン・カンパニー社(The Upj ohn Company)により上市され、ウシ呼吸器系疾患(BRD)が治療されている 。この製品は、日用量を用いて、3ないし5日間にわたって筋肉内(IM)投与 する。 遊離酸およびカチオン性金属ならびにアミン塩およびエステル形態のこのセフ ァロスポリン抗生物質は、幾分化学的に不安定であり、精製することが困難な非 晶性化合物として得られているため、これらを含有する医薬製剤を製造する作業 には望ましくない。この非晶性遊離酸および塩は、医薬製造工場では単離および 操作し難い固形物であるので、医薬分野の当業者はそれを避ける方が望ましかっ たのであろう。 しかしながら、特定の有効な薬物化合物の特定の結晶形態をどのように製造す るかは予想できない。さらに詳細には、セファロスポリンの無水和物もしくは非 溶媒和物、非塩、結晶形態を製造する方法は予想できない。 情報の開示 前記で論じた米国特許第4,464,367号(ラビーユ(Labeeuw)ら)は、 実施例1(b)でセフチオフル遊離酸の非晶性形態の製造を開示している。 米国特許第4,937,330号(サックス(Sacks)ら)は、塩酸塩を塩基性 樹脂で中和することによるセフチオフル・ナトリウム塩の製造を開示している。 該非晶性遊離酸は、この工程の中間体として開示されている。 米国特許第4,902,683号(エーミン(Amin)ら)は、セフチオフルの臭 化水素塩および塩酸塩、それらの製法、およびそれらを含有する獣医用途の医薬 組成物を開示し特許請求している。米国特許第5,079,007号(プットナム (Putnam))は、結晶性セフチオフル塩酸塩および非晶性セフチオフル・ナトリ ウム塩を含有する制御放出性の抗生物質移植剤を開示している。 米国特許第4,877,782号(キャザーズ(Cazers)ら)は、特に家畜医学 における抗生物質として有用な亜鉛セフチオフル複合体を開示している。米国特 許第5,143,137号(キャザーズ(Cazers)ら)は、特に家畜医学において 抗菌剤として有用なセフチオフルのジスルフィド誘導体を開示している。 米国特許第4,912,212号(オチアイ(Ochiai)ら)および米国特許第4 ,973,684号(オチアイ(Ochiai)ら)は、3位に求核性化合物の残基を有 するセフェム化合物を開示している。 米国特許第5,013,713号(ミッチェル(Mitchell))は、生物学的に活 性なソマトトロピンの徐放性のための方法を開示している。 米国特許第4,521,431号(クルーケス(Crookes))は、結晶性フォー ム(Form)1を上回る好ましい濾過および乾燥特性を有するフォーム(Form)2 と命名されたラニチジン(ranitidine)の新規な結晶形態を開示している。 フーバー(Hoover)「薬物の分配(Dispensing of Medication)」第8版、マ ック・パブ社(Mack Pub.Co.)(1976年);およびジェイ・アール、ロビン ソン(J.R.Robinson)編、「徐放性および制御放出性のドラッグ・デリバリー・ システム(Sustained and Controlled Release Drug Delivery System)」マー セル・デッカー(Marcel Dekker)(1978年)は、懸濁液で提供される場合 には分解速度が低下する薬物の溶解性を低下させることによって体内への該薬物 の放出性を遅延させるための技術を開示している。 ブイ・エイチ、グエリニ(V.H.Guerrinj)ら、「イヌおよびヒツジにおける徐 放性セフォタキシム懸濁液の薬物力学(Pharmacokinetic evaluation of a slow -release cefotaxime suspension in the dog and sheep)」アメリカン・ジャ ーナル・オブ・バーテブルート・リサーチ(Am.J.Vet.Res.)第47巻、9号( 1986年)は、徐放性製剤の概念を論じている。グエリニ(Guerrini)らは、 イヌおよびヒツジにおける油懸濁液通のセフォタキシムの皮下投与(sc)によっ て、水性製造物を筋肉内投与(im)(ヒツジのみ)もしくは皮下投与(ヒツジお よびイヌ)したよりも、満足できかつ持効性の血漿濃度(Cp)を提供すること を開示している。 これらの文献は、いずれも、無水和物もしくは非溶媒和物である、および遊離 酸もしくは非塩である、セフチオフルの結晶性形態を開示していない。 発明の概要 本発明は特に: 7-[2-(2-アミノ-1,3-チアゾール-4-イル)-2-メトキシイミノ)アセト アミド]-3-[(フル-2-イルカルボニル)チオメチル]-3-セフェム-4-カル ボン酸である式Iの結晶性化合物; 式Iの化合物よりなる組成物において、式Iの該化合物の少なくとも40%が 結晶性であることによって特徴付けられる改良; 式Iの結晶性化合物よりなる医薬組成物;および a)20℃および60℃の間の温度にて、式Iの化合物の水混合性溶媒中、溶 液を水と合する工程よりなる式Iの結晶性遊離酸の製法; を提供する。 本明細書を通して、以下の語句は示した意味を有する: 「徐放性」とは、その中で長期にわたり測定された速度で薬剤が患者に生物学 的に利用されるようになる製剤を意味する。 「医薬上許容される担体または賦形剤」とは、一般的に医薬組成物に用いられ 、かつ当業者によりよく知られ、容易に製造されるいずれもの担体または賦形剤 を意味する。かかる担体または賦形剤は固形物もしくは液状物でもよく、1また はそれを超える懸濁化剤、分散剤、安定化剤、乳化剤、緩衝剤、増粘剤、甘味剤 、香味剤、着色剤または保存剤を含ませることができる。 「溶解性」とは、固体構造の直接的な結果および固形物同士を保持している分 子間力であって、溶液状態と固体状態の物質間で平衡が達成された時に溶液中に 存在する薬物の量として定義される。 「溶解速度」とは、シンク(sink)条件下のよく攪拌された系についての溶解 性の動態的解釈である。 「イン・ビボ(in vivo)放出」とは、目的の生物流体における最大濃度まで の時間と最大濃度とによって特徴付けられる、化合物の溶解速度の生物学的結果 である。 「吸湿性」とは、相対湿度の変化に伴って化合物が水分を大気から捕捉する能 力または大気に水分を与える能力である。 本発明は、式チャート中の式Iの、セフチオフルとしても知られている (7-[2-(2-アミノ-4-チアゾリル)-2-メトキシイミノ)-アセトアミド] -3-[2-(フラニルカルボニルチオメチル)-8-オキソ-5-チア-1-アザビシ クロ[4.2.0]オクト-2-エン-1-カルボン酸とも命名されている)7-[2- (2-アミノ-1,3-チアゾール-4-イル)-2-メトキシイミノ]アセトアミド- 3-[(フル-2-イルカルボニル)チオメチル]-3-セフェム-4-カルボン酸の 結晶形態を提供する。本発明の結晶形態は、無水和物もしくは無溶媒和物である セフチオフルの非塩の結晶形態としてさらに正確には記載される。 前記に示したごとく、セファロスポリン抗生物質は、2種の異なった命名法に よって命名することができる。ある人々は、「ビシクロ」環系の誘導体として化 合物を命名する、より正式なケミカル・アブストラクツ(CHEMICAL ABSTRACTS) 系を好む。また、ある人々は、より単純な「セフェム」環系命名法を好む。 結晶性有機化合物は、三次元空間において周期配置にて配列している数多くの 原子よりなる。通常、構造周期性は、分光プローブ(例えば、X線回折、赤外線 および固体状態のNMR)によるシャープで明白なスペクトル特徴のごとき独自 の物理特性を表す。X線回折(XRD)は、固体の結晶化度を測定するための最 も感度の高い方法の1つであると一般に認められている。結晶は、ブラッグの法 則により予想される格子面間隔に合致する特定の角度で生じる明白な回折最大値 を与える。 それとは反対に、非晶性物質は長い範囲の規則性を有していない。それは、し ばしば、液体状態におけるごとく、分子間の付加容積を保有している。非晶性固 体は、繰り返し結晶格子の長い範囲の規則性を欠いているため、通常は、ブロー ドで散漫なハローを持つ特徴のないXRDパターンを示す。 結晶性物質がほとんどの医薬の適用に好ましい。結晶性形態は、同一物質の非 晶性形態よりも熱力学的に安定している。この熱力学的安定性は、結晶性形態の 低溶解性および改善された物理学的安定性に反映される。結晶固体中の分子の規 則的なパッキングは、化学的な不純物の取り込みを拒絶する。従って、一般的に 、結晶性物質は、その非晶性相対物よりも高い化学純度を有している。結晶性固 体におけるパッキングは、十分に明らかにされた格子位置に分子を束縛し、化学 反 応に欠くことができない分子運動性を減少させる。従って、結晶性固体は、ごく わずかな例外はあるが、同一分子組成の非晶性固体よりも化学的により安定であ る。 本発明の結晶性セフチオフル遊離酸は、独自のフーリエ変換赤外(FTIR) スペクトルおよび独自のX線回折(XRD)プロフィールを有する。いずれかの 方法によって、結晶性セフチオフル塩酸塩、非晶性セフチオフル・ナトリウム塩 、非晶性セフチオフル遊離酸および非晶性セフチオフル亜鉛塩を包含する他のセ フチフル-含有固体から該物質が容易に区別される。セフチオフルとしての物質 の同定は、クロマトグラフィー的および分光学的に確認されている。物質の結晶 化度は、XRDパターンの存在によって確認される。XRDの観察は、偏光顕微 鏡での複屈折の観察によってさらに確認される。複屈折は、結晶化度を測定する 、許容された合衆国薬局法である(ユーエス・ファーマコペイア・アンド・ナシ ョナル・フォーミュラリー(U.S.Pharmacopeia and National Formulary)第2 2巻、1577頁、(1989年))。該物質は、(セフチオフル塩酸出発物質 には存在する)塩素がないことによって証明され、セフチオフルの非会合遊離酸 として存在する。 本発明の結晶性セフチオフル遊離酸の代表的なFTIRおよびXRDパターン を後記の図2、4および5に示し、米国特許第4,464,367号の実施例1( b)に記載のごとく製造した非晶性セフチオフル遊離酸の該パターンを後記の図 1および図3に示す。当業者には明らかであろうごとく、そのXRDスペクトル におけるブロードで不明瞭なピークのために、図3の化合物は非晶性形態である 。この化合物のFTIRスペクトルである図1は、図3のこのような解釈と一致 する。そのXRDスペクトルにおけるシャープで明瞭なピークのために、図4お よび5の化合物は結晶性形態である。この化合物のFTIRスペクトルである図 2は、図4および5のこのような解釈と一致する。本発明の結晶性セフチオフル 遊離酸に関する特徴的な回折ピークを表Iに掲載する。 さらに、アミノ基およびカルボン酸基を含む本発明の結晶性セフチオフル遊離 酸は、後記の式チャートの式IAに示すごとき両性イオン(もしくは双極性イオ ン)として記載することもできる。その物理的および化学的な特性のうち多くは 、両性イオン構造と一致する。それは、高温で分解して融解する不揮発性で、結 晶性の固体であり;それは、非極性溶媒に不溶性であるが、しかし水にはわずか ながら溶解性である。遊離アミノ酸の両性イオン構造を同定するのに用いられる 最も感度が高くかつ簡便な分析法の1つは、赤外分析(IR)である。例えば、 NH3 +イオンの非対称性および対称性の伸縮モードは、各々、約3250および2600 -2400cm-1に帰属される一方、カルボキシレートCOO-イオンの伸縮振動は1565 cm-1に位置する。(アミノ酸でない)正常なカルボン酸のC=O伸縮モードが、 約1750-1700cm-1スペクトル範囲に出現することは注意すべき点である。固相に おける本発明の結晶性セフチオフ遊離酸のIR(後記の図2参照)は、式IAの 両性イオン構造に全体的に一致する。 本発明の結晶性セフチオフル遊離酸は、有利な物理化学的特性を有している。 それは、その結晶性塩酸塩出発物質よりも水性溶媒中で低い溶解性を有する。低 溶解性は、後記の実施例中でさらに論じるように、その遅い溶解速度およびイン ・ビボ(in-vivo)でのその徐放性に寄与すると考えられる。また、(そのもの および製剤における)その吸湿性および安定性も、結晶性塩酸塩および非晶性遊 離酸のごとき他のセフチオフル塩より優れている。さらに、結晶性遊離酸は、か なり安定であり、改善された加工特性を有し、その高温における増大した安定性 のためより容易に乾燥することもできる。これらの全ての特性は、結晶性遊離酸 から医薬製品に処方化する際に非常に有用である。 本発明の結晶性セフチオフル遊離酸、米国特許第4,464,367号の実施例 1(b)に記載のごとく製造した非晶性セフチオフル遊離酸、および結晶性セフ チオフル塩酸塩のこれら物理-化学的特性の比較を、後記の表IIに要約する。こ の表から、本発明の結晶性遊離酸の測定される特性が、非晶性遊離酸および結晶 性塩酸塩のものとは明らかに異なり、かつ優れていることが明らかである。また 、この表から、非晶性形態から結晶性形態とする結果として、化合物の物理-化 学的な特性が改善されることが期待できる一方、結晶性セフチオフル塩酸塩に対 する結晶性セフチオフル遊離酸の好都合な特性は予想および期待されなかったこ と が明らかである。驚くべきかつ予期せぬことには、結晶性塩酸塩は、通常の室内 相対湿度にて、半水和物もしくは一水和物のいずれか、またはその2種の混合物 として存在するが、本発明の結晶性遊離酸は無水和物である。該遊離酸の無水和 物性質は、それ自体を改善された製剤特性とするのに役立っている。また、後記 の実施例でさらに証明するごとく、該結晶性塩酸塩は有用な徐放特性を有してい ないが、結晶性遊離酸はイン・ビボにおける持放特性を有する。 表IIで比較する、これらのセフチオフル化合物のもう1つの特性は、それらの 熱安定性(示差走査熱測定法(DSC)の分解温度)である。(後記および表II に掲載する分解温度はおよそのものであり、これらの化合物の典型的なロットか ら一回測定した結果である。)セフチオフルは、高温の固体-状態で熱的に不安 定である。液化は分解を伴う。これらの環境下においては、液化過程が完結する 前に試料が分解するために、融解温度よりも分解温度を比較するのが有用である 。DSCは、試料が分解する間に発生した熱をモニターするのに簡便な技術であ る。ピーク分解温度および分解の開始は、温度の関数として熱の流れのプロフィ ールから抽出できる。 セフチオフル遊離酸およびセフチオフル塩酸塩の分解は発熱反応であって、2 段階で起こる。第一段階の分解は低温で起こり、第二段階が始まる前にほぼ完結 する。第一段階の分解は、固相に依存する温度でDSC中に発熱ピークを生成す る。このピークの開始点は、典型的に、ベースラインとピーク上昇スロープとの 交差点として測定される。該開始点は分解が開始する温度を良好に評価できるた め、固相の熱安定性を反映する。 5℃/分の典型的なDSC走査条件下にて、非晶性セフチオフル遊離酸の典型 的な試料に関する開始温度は約144℃であった。ブロードな分解発熱反応は、 約177℃のピーク温度を有していた。同一条件下にて、結晶性セフチオフル遊 離酸の典型的な試料に関する開始温度は約212℃であり、ピーク温度は約22 2℃であった。該結晶性セフチオフル遊離酸に関する開始温度の上昇は、結晶格 子における分子の規則的なパッキングの結果として結晶相の熱安定性の大幅な上 昇を反映している。 前に注記したごとく、セフチオフル塩酸塩はセフチオフル分子を含むもう1つ の結晶性固体である。5℃/分のDSC走査速度では、セフチオフル塩酸塩の典 型的な試料の熱分解に関する開始温度は187℃であり、ピーク温度は192℃ であった。驚くべきかつ予期せぬことには、DSCによって測定した場合、結晶 性セフチオフル遊離酸は、結晶性塩酸塩よりも良好な熱安定性を有する。 従って、前記で論じたごとく、結晶性化合物がどんな特性を有するかというこ とは予想できない。さらに、後記に例示するごとく、いずれかの与えられた化合 物の結晶性形態をどのようにして製造するかということも予想できない。 典型的には、有機化合物の結晶形態を達成するには、室温では最小限にしか溶 解しない有機溶媒中に該化合物を入れ、次いで加熱して該化合物の溶液を得る。 該溶液を冷却すると、この冷却期間の間に該化合物が晶出するであろう。 結晶性セフチオフル塩酸塩の製造には、典型的な結晶化が含まれると考えられ る。セフチオフル塩酸の幾つかの製法は、米国特許第4,902,683号に記載 されている。1つの容易に用いられる方法において、セフチオフルの水/アセト ン溶液に塩酸を添加することによって一旦塩酸塩を得、得られた溶液を徐々に冷 却して結晶性セフチオフル塩酸塩を得る。 しかしながら、本発明の結晶性セフチオフル遊離酸の製造は、驚くべきかつ独 特の方法を結晶性化合物の製造に提供する。本発明の製法において、セフチオフ ル遊離酸の結晶化を誘導するのに熱が必要である。例えば、本発明の容易に用い られる1つの方法において、セフチオフル遊離酸のテトラヒドロフラン溶液を、 攪拌しつつ熱水に添加する。最初に、セフチオフル遊離酸が非晶性固体として析 出する;しかしながら、該溶液を攪拌し熱し続けると、単一の同質異晶である結 晶性セフチオフル遊離酸が形成される。 化合物の結晶化を誘導するためのかかる方法は典型的ではない。実際、化学者 が有機性の水-混和性溶媒に有機化合物を入れ、この溶液を水で希釈して沈殿を 生じさせる場合(通常「ウォーター・ノックアウト(water-knockout)」と呼ば れている)、通常、結晶性ではなく非晶性の化合物を得ることを予想しているで あろう。 さらに詳細には、アセトン、アセトニトリル、メタノール、テトラヒドロフラ ン(THF)もしくはイソプロパノールのごとき水混和性溶媒と水との1:1溶 液、または水とエタノールのごとき水混和性溶媒との3:7溶液を包含するいず れかの幾つかの異なった有機/水性溶液と、(出典明示して本明細書の一部とみ なす)米国特許第4,902,683号に記載のごとく製造した式IIの結晶性セフ チオフル塩酸とを合わせることによって、本発明のセフチオフル遊離酸の結晶形 態が製造される。セフチオフルの塩酸塩を中和するためのポリビニルピリジン樹 脂の使用は、(出典明示して本明細書の一部とみなす)米国特許第4,937,3 30号(サックス(Sacks)ら)にさらに記載されている。 結晶性セフチオフル遊離酸の好ましい製法は、結晶性セフチオフル塩酸塩で開 始し、これをテトラヒドロフラン-水混合液中のポリビニルピリジン樹脂で処理 して結晶性セフチオフル塩酸塩で開始して、セフチオフルから該塩酸塩を除去す る。この混合液を濾過して該ポリビニルピリジン樹脂を除去した後に、該濾液を 水に徐々に添加するのが好ましいが、または水を該濾液に添加する。該水は20 ℃および60℃の間の温度でなければならない。好ましくは、水は40℃および 60℃の間の温度である。最も好ましくは、該水は約50℃である。水の濾液に 対する比は、10:1〜2:1の範囲である。好ましくは、水の濾液に対する比 は約3:1である。次いで、この混合液を30分および24時間の間の時間攪拌 する。好ましくは、それを30分および4時間の間の時間攪拌する。さらに好ま しくは、それを約2時間攪拌する。最も好ましくは、それを30分および1時間 の間攪拌する。最後に、該混合物を、好ましくは直ちに濾過し、当業者によく知 られている方法により乾燥して本発明の結晶性遊離酸を得る。後記の実施例3が 、本発明の結晶性遊離酸の最も好ましい製法である。 上記した方法を修飾することによって(例えば、加熱および攪拌の長さ)、異 なる%の結晶性遊離酸を含むセフチオフル遊離酸の組成物を得ることができる。 例えば、加熱時間および攪拌時間をさらに長くすると、典型的には、より多くの 結晶性遊離酸を含む組成物が得られる。少なくとも40%もしくは50%の結晶 性遊離酸を含む組成物が好ましく、少なくとも70%を含む組成物が最も好まし い。 本発明の結晶性セフチオフル遊離酸は、貴重な哺乳動物およびヒトにおける細 菌感染症を治療するための、該貴重な哺乳動物およびヒト治療用の医薬用量形態 中の有効な抗生物質薬剤化合物として有用である。現在、そのいくつかの種は、 ウシ呼吸器系疾患およびブタ呼吸器系疾患のごとき動物の疾患と通常関連する、 パスチュレラ・ヘモリティカ(Pasturella hemolitica)、パスチュレラ・マル チオシダ(Pasturella multiocida)、サルモネラ・チフムリウム(Salmonella typhimurium)、サルモネラ・コレラーシス(Salmonella choleraeasuis)、ア クチンバチルス・プレアロニューモニア(Actinbacillus plearopneumoniae)、 スオレプトコッカス・スイズ(Streptococcus suis)、ヘモフィラス・ソムナス (Haemophilus somnus)、イー・コリ(E.coli)、スタフィロコッカス・アウレ ウス(Staphylococcus aureus)等のごとき感受性生物によって引き起こされる 細菌感染の影響と格闘するウシ、ブタ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、イヌおよびネコの ごとき貴重な動物を治療するための家畜用抗生物質としてこの化合物が特に有用 であろうと考えられる。 本明細書中で用いる「用量ユニット形態」なる語は、哺乳動物対象に単一用量 として適した物理的に分離されたユニットを意味し、各ユニットは、必須有効成 分として、予め決めた量の本発明の結晶性セフチオフル遊離酸と全身投与用の該 成分に適応する必要な医薬手段とを含有している。本発明の新規な用量ユニット 形態に関する仕様は、本明細書に詳細に開示されているようなヒトおよび動物に おける有利な効果に関する必須有効成分物質のごとき、必須有効成分の物理特性 、ならびに調剤分野に固有の限界を考慮して達成されるべき特定の効果によって 指示でき、かつそれに直接依存する。本発明による適当な用量ユニット形態の例 は、筋肉内、乳房内および静脈内投与用の適当な液体ビヒクル中の液状製剤、坐 薬、ならびに適当な液体ビヒクル中の滅菌注射調製液の(投与直前に混合する) 即効性調製物のためあるいは固体移植片剤として投与するための滅菌乾燥調製物 である。固体医薬用量ユニット形態用の適当な固体希釈剤または担体は、例えば 、デンプン、スクロース、ラクトース、カオリン、リン酸二カルシウム、ゼラチ ン、アカシア、コーン・シロップ、コーン・スターチ、タルク等のごとき脂質、 炭水化物、 蛋白質およびミネラル固体よりなる群から選択される。液状製造物は、例えば、 メチルセルロース、アルギネート、トラガカントガム、ペクチン、ケルギン、カ ラギーナン、アカシアゴム、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール等の 分散剤を有利に含有する水または水性ビヒクル中に調製して該組成物の粘度を上 昇させる。さらに注射形態には、製剤は滅菌されていなけれなならず、注射操作 性が容易な程度は流動していてもよく、または移植剤用の固体であってもよい。 かかる製造物は、製造および保存条件下で安定でなければならず、通常、主溶媒 または懸濁化剤に加えて、例えば、パラベン、クロロブタノール、ベンジルアル コール、安息香酸、フェノール、チメローザル(thimerosal)等のような静菌剤 および静糸状菌剤の性質の保存剤を含有して、該組成物を微生物に抗して保存す る。多くの場合において、例えば等張濃度の砂糖もしくは塩化ナトリウムのごと き浸透圧的に活性な剤を含むのが好ましい。担体およびビヒクルには、植物油、 ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、乳酸エチル、炭酸エチル、ミリ スチン酸イソプロピル、エタノール、例えば、グリセリン、ポリピレングリコー ル、液体ポリエチレングリコールのごときポリオール等が含まれる。滅菌注射調 製物を続いて即効性調製物とするためのいずれの固体製造物も、熱に暴すか、コ バルト60に照射にするか、または例えば、エチレオキシドのごとき滅菌ガスに 暴すことによって滅菌される。前記した担体、ビヒクル、希釈剤、界面活性剤、 賦形剤、保存剤、等張剤等は、全身投与用の調製物に適用する医薬手段を構成す る。 種々の医薬用量形態は、(共に出典明示して本明細書の一部とみなす)米国特 許第4,902,683号(エーミン(Amin)ら)、特にその第9-16欄に例示 されており、抗生物質移植剤は、米国特許第5,079,007号(プットナム( Putnam))に開示されている。 結晶性セフチオフル遊離酸の低い溶解性により、その溶解速度は遅い。その結 果吸収速度は遅く、種々の放出制御性または徐放性の製剤がそれを用いて製造で きる。制御放出性または徐放性処方を、他の処方が日々投与されるのとは反対に 、治療当たり1回で簡便に投与できる。例えば、ナキセル(NAXCEL)Rもしくは エキセネル(EXCENEL)R滅菌溶液として最近上市されているセフチオフル・ナト リウム は、3ないし5日間にわたり日用量でIM投与される。 血漿濃度が幾分最低濃度より上に維持される時間(t>0.2)を徐放性の基準 として用いて、セフチオフルの種々の誘導体の比較を行うことができる。水性処 方において、中性pHの水性溶解性とセフチオフル塩の選択した最低濃度を超え る時間との間に、(溶解性データから予想されたごとく)逆の順位の相関が認め られた(ナトリウム<結晶性塩酸塩<結晶性遊離酸塩<亜鉛塩)。油性処方にお いて、予想できなかった持続の順位が認められ(ナトリウム<結晶性塩酸塩<亜 鉛塩<結晶性有機酸塩)、結晶性有機酸が最も長い。この差は、実践的かつ統計 的に有意である。結晶性塩酸塩は結晶性遊離酸よりもはるかに高い溶解性を有す るため、このデータは、特に油性処方において、結晶性遊離酸の徐放特性を示し ており、このことは後記の実施例5および6でさらに例示する。 かかる油性処方の製造は、当業者によく知られている。慣用的な油性処方およ びその製法は、(出典明示して本明細書の一部とみなす)米国特許第5,013, 713号(ミッチェル(Mitchell))、特にその第6欄、17-59行;第7欄 、22-37行;第7欄48行ないし第8欄4行;および第9欄、59行ないし 第10欄23行に記載されている。好ましい油には、トウモロコシ油、落花生油 、ゴマ油、オリーブ油、パーム油、サフラワー油、ダイズ油、綿実油、菜種油、 ヒマワリ油およびそれらの混合物が含まれる。最も好ましくは、綿実油である。 前記したごとく、本発明の組成物は、例えば、腹腔内または、さらに好ましく は皮下もしくは筋肉内の注射のような非経口投与に有用である。また、前記した ごとく、徐放の持続は、典型的には、哺乳動物の循環血流中の薬物濃度によって 示される望ましい生物効果に要する速度で該有効薬物がデリバリーされる間の時 間である。 本発明の結晶性セフチオフル遊離酸(有効成分)の医薬用量ユニット形態は、 前記の一般的な記載に従って製造し、哺乳動物の治療を行うには、用量ユニット 形態当たり約1.1ないし6mg/kgの有効成分が提供される。特にウシまたはブタ 呼吸器系疾患には、好ましい用量は、約2ないし6mg/kgの有効成分で、最も好 ましい用量は約4.4mg/kgである。治療すべき特定の哺乳動物および/または疾 病 のための、結晶性セフチオフル遊離酸の前記の用量における変動は、獣医学の当 業者に容易に知られており、かつ明らかであろう。 さらに、医薬用量ユニット形態で提供される有効成分量は、前記の有効な無毒 な用量範囲内の抗生物質の効果を得るのに十分な量である。例えば、前記のごと き、本発明の結晶性セフチオフル遊離酸の注射処方は、治療する哺乳動物に前記 のごとき適当な量の有効成分を提供するための、好ましくは約20ないし200 mg/ml単位の有効成分濃度を有する。 発明の詳細な説明 本発明を、以下の詳細な実施例によってさらに説明する。 FTIR実験条件: A.マトサン・ギャラクシー(Matsan Galaxy)5020FTIR分光器を用 いて、実施例1の試料の赤外スペクトルを収集した。該試料は、データ収集用の 1%臭化カリウム(KBr)ペレットとして調製した。重要な機器パラメーター を以下に掲載する: 分解能: 2cm-1 感度: 1 赤外範囲 4000-600cm-1 後記の図1の赤外スペクトルは、この方法を用いて収集した。この試料の得ら れたFTIRスペクトルは、それが非晶性であるという測定結果と一致する。 B.ジギラブ(Digilab)FTS-40FT1R分光器を用いて、実施例2の試 料の赤外スペクトルを収集した。該試料は、データ収集用の鉱油分散液として調 製した。重要な機器パラメーターを以下に掲載する。 分解能: 2cm-1 コーディッド・スキャン: 16 アポディゼーション: ボックスカー(Boxcar)機能 検出器 MCT-B 感度 1 赤外範囲: 4000-600cm-1 後記の図2の赤外スペクトルは、この方法を用いて収集した。この試料の得ら れたFTIRスペクトルは、それが結晶性であるという測定結果と一致する。 XRD実験条件: A.実施例2の試料の粉末XRDパターンを得るために、理学電器DMAX- AX線回折測定器を用いた。該機器は、ニッケル・フイルター(CuKα、1.5 406A)を有する銅放射を用いる。主な機器パラメーターは以下の通りである :40KV電圧、30mA出力、1°の光線間隔および0.30mmの検出器間 隔(受容スリット)。1.5°の2θ/分の走査速度(0.05°のステップ・サ イズ、2秒/ステップの計測時間)で3-40°の2θ角度のスペクトル範囲にわ たって全てのパターンを走査した。各XRD走査はASCIIファイルを作成し 、次いで、これを(ギャラクティック(Galactic)社のスペクトラカルク(Spec traCalc)ソフトウェアで)データ解析および出力用の二重フォーマットに変換 した。試料を微粉末にすり漬し、アルミニウム・トレイに充填した。 この方法を用いて、後記の図4および表1のXRDパターンを収集した。この 試料の得られたXRDパターンは、それが結晶性であることを示した。 B.実施例1および2の試料に関する粉末XRDパターンを得るために、シー メンス(Siemens)D-500回折測定器を用いた。この機器はニッケル・フィル ター(CuKα)を有する銅放射を用いる。他のパラメーターは以下の通り設定 した:40KV電圧、30mM出力、0.3°の光線間隔、0.05°の検出器間 隔、および2°の2θ/分の連続走査速度。ストリップ・チャート記録器のチャ ート速度は1.0°2θ/cmに設定した。スペクトル範囲は3-40°2θである 。該試料を微粉末にすり漬し、要すれば、次いで試料トレイに充填した。 この方法を用いて、後記の図3および図5のXRDパターンを収集した。図3 の試料は、手ですり漬した、褐色粉末であった。その得られたXRDパターンは 、それが非晶性であることを示していた。図5の試料は褐色粉末であった。その 得られたXRDパターンは、それが結晶性であることを示した。 実施例1 非晶性セフチオフル遊離酸の製造 (サノフィ社(Sanofi)、フランス、パリに譲渡された)米国特許第4,46 4, 367号(ラベーユ(Labeeuw)ら)の実施例1(b)に記載の方法を用いて、 以下の通りセフチオフル遊離酸を得た: 50gのトリチル化セフチオフル、83mlのギ酸および83mlの水の混合 物を53℃ないし58℃に加熱し、この温度にて30分間攪拌する。このスラリ ーを濾過し、固形物を70/30のギ酸/水83mlで洗浄する。濾液を334m lのエタノールで希釈し、真空下にて油性物に濃縮する。この物質を真空下にて 60時間乾燥する。得られた泡状物を167mlのエタノールでスラリー化する 。このスラリーを濾過し、ジエチルエーテルで洗浄する。固形物を835mlの アセトンおよび1567mlのエタノールに溶解する。この溶液を真空下にて1 67mlの容量に濃縮する。このスラリーを25℃に冷却し、濾過する。固形物 をエタノールで2回、エーテルで2回洗浄する。これらの固形物を室温にて乾燥 し、約15.1gの非晶性セフチオフル遊離酸を得る。 物性値は以下の通りである FTIRスペクトル:後記の図1 XRD:後記の図3 FTIRおよびXRDスペクトルは、標題生成物が非晶性(非結晶性)である ことを示している。 実施例2 結晶性セフチオフル遊離酸の製造 375mlのテトラヒドロフランおよび37.5mlの水に入れた75.12g のセフチオフル塩酸塩のスラリーを室温にて1時間攪拌する。このスラリーに3 7.5gのポリビニルピリジン樹脂および225mlのテトラヒドロフランを添 加する。得られた混合物を室温にて30分間攪拌し、次いで濾過する。該樹脂を 150mlのテトラヒドロフランで洗浄する。該濾液を>45℃に加熱し、50 ℃の水1075mlで希釈する。この濁液に2.25gの結晶性セフチオフル遊 離酸を添加し、得られた混合物を約10分間攪拌する。次いで、該温度を>45 ℃に維持しつつ、このスラリーを905mlの水を徐々に添加することによりさ らに希釈する。得られたスラリーを50-55℃にて30分間ないし1時間攪拌 し、徐々に19℃まで冷却して濾過する。固形物を水で洗浄し、窒素で乾燥して 約65g の結晶性セフチオフル遊離酸(約94.5%結晶性)を得る。 物性値は以下の通りである: FTIRスペクトル:後記の図2 XRD:後記の図4および5 該FTIRおよXRDスペクトルは、標題生成物が結晶性であることを示して いる。後記の表Iに、本発明の結晶性セフチオフル遊離酸に関する特性回折ピー クを掲載する。 実施例3 結晶性セフチオフル遊離酸の製造 70mlのテトラヒドロフランおよび5.1mlの水で、セフチオフル塩酸塩 (17.1g)を室温にて少なくとも1時間スラリー化する。このスラリーに8. 6gのPVP樹脂、続いて60mlのテトラヒドロフランを添加する。45分間 攪拌した後にこのスラリーを濾過する。該PVP樹脂を31ml部のテトラヒド ロフランで2回洗浄する。次いで、515mlの水に該濾液を約1時間の期間に わたって、45-55℃にて徐々に添加する。このスラリーを45-55℃にて3 0分間攪拌し、添加終了後直ちに濾過する。該固形物を70mlの水で洗浄し、 50℃にて乾燥して13.5gの結晶性セフチオフル遊離酸を得る。 実施例4 徐放性油性製剤 製剤分野の当業者に容易に知られる方法により製造した、本発明の結晶性セフ チオフル遊離酸を含む徐放性製剤の例は、以下の成分を有する: セフチオフル遊離酸(結晶性) ミリリッター当たり100mg活性 レシチン(ホスホリポン(Phospholipon)90-H)ミリリッター当たり0.5mg ソルビタン-モノオレエート(スパン(Span)80) ミリリッター当たり1.5mg 綿実油 残 量 実施例5 ウシにおけるセフチオフル結晶性遊離酸の徐放性水性懸濁液の血漿デ ィポジション(diposition) 水性懸濁液(100mg/mL)中のセフチオフル結晶性遊離酸を、交換(cro ss-over)実験(各処理に各ウシを当てる)にて、投与間2週間のウォッシュア ウト (washout)として1.1mgセフチオフル活性/kgの単一用量として、筋肉内 (IM)投与または皮下(SC)投与によって16匹のホルスタイン(Holstein )ウシに投与した。セフチオフルおよび代謝産物(HPLCによってデスフルオ イルセフチオフルアセトアミドとして測定する)の分析用に、120時間連続的 に血液試料を得た。第一決定変数(primary decision variable)とは、セフチ オフル代謝産物濃度が0.2μg/mLを超えて維持されている時間(t>0.2) であり、第二決定変数とは、時間にわたる注射部位の目視および手動診察によっ て生前に検査した治療および注射部位刺激の「濃度-時間曲線下の相対面積」( AUC)である。t>0.2およびAUCの両方は、予想薬力学等式法およびトラ ペゾイド(trapezpid)の直接グラフ法(AUC)の両方ならびに対数直線内挿 法(log linear interpolation)(t>0.2)を用いて算出した。 セフチオフル結晶性遊離酸水性懸濁液に関するt>0.2は、IM投与後は26. 98時間で、SC投与後は30.43時間であった(P=0.257)。 実施例6 ウシにおけるセフチオフル結晶性遊離酸の徐放性油性懸濁液の結晶デ ィポジション:セフチオフル・ナトリウムの水溶液に対する比較 油性懸濁液(100mg/mL)中のセフチオフル結晶性遊離酸または水性溶 液(50mg/mL)としてのセフチオフル・ナトリウム(ナキセルR滅菌粉末) を、交換実験(各ウシが各処理を受ける)にて、投与間2週間のウォッシュアウ トとして、16匹のホルスタイン(Holstein)ウシに投与した(2.2mgセフ チオフル活性/kg体重)。セフチオフルおよび代謝産物(HPLCによってデス フルオイルセフチオフルアセトアミドとして測定する)の分析用に、120時間 連続的に血液試料を得た。第一決定変数は、セフチオフル代謝濃度が0.2μg/ mLを超えて維持されている時間(t>0.2)であり、第二決定変数とは、時間 にわたる注射部位の目視および手動診察によって生前に検査した治療および注射 部位刺激の「濃度-時間曲線下の相対面積」(AUC)である。t>0.2およびA UCの両方は、予想薬力学等式法およびトラペゾイドの直接グラフ法(AUC) の両方ならびに対数直線内挿法(t>0.2)を用いて算出した。 双方を皮下的に投与した場合、セフチオフル結晶性遊離酸の油性懸濁液はセフ チオフル・ナトリウムの水性溶液と同等に生物利用性があった(P>0.05) 。セフチオフル・ナトリウムに関するt>0.2(45.50時間)と比較した場合 、セフチオフル結晶性遊離酸に関するt>0.2(121.58時間)は有意に長か った(P<0.0001)。油性物中の該結晶性遊離酸の(このフリップ(flip )-フロップ(flop)薬力学的モデルにおける吸収相に対応する)終末相半減期 も長かった。 実施例7 セフチオフル油性懸濁液製剤のイン・ビトロ溶解 前の実施例4に記載した油性製剤として全て製造した、結晶性セフチオフル遊 離酸、(実施例1で記載したごとく製造した)非晶性セフチオフル遊離酸および 結晶性セフチオフル塩酸塩の試料100mgを、テフロン溶解セルに負荷し、定 表面積透析膜で密閉した。負荷したセルを、500mlのpH7水性溶解培地を 含む標準溶解器に入れ、これを50RPMの回転攪拌パドルによって攪拌した。 得られた結果を後記の図6にて以下に示す。(図6において、全ての製剤は1 00mg/mlである。1の標準偏差を示す。低結晶化度と示した試料は、XR Dによって約327%結晶性であった;高結晶性とした試料は、XRDによって 約74.7%結晶性であった)。結晶性セフチオフル塩酸塩および非晶性セフチ オフル遊離酸を含有する製剤は、該製剤から溶解培地への非常に早い放出を示す 。結晶性セフチオフル遊離酸の製剤、特に高結晶化度試料は、水性溶解区画中へ の有意に低い薬物放出を示す。 実施例8 ウシに皮下的に投与したセフチオフル遊離酸油性懸濁液の血漿ディポ ジション (前の実施例1、3および4に記載したごとく双方とも製造し、次いで製剤化 した)結晶性セフチオフル遊離酸および非晶性セフチオフル遊離酸の単一皮下用 量(4.4mg/kg体重)をウシに投与した。血漿セフチオフルおよびデスフル オイルセフチオフル関連代謝物の濃度を120時間にわたって測定した。(有効 性に最も関連する)主決定基準は、セフチオフル代謝産物濃度が0.2mcg/ml を超えて上に維持されている時間(t>0.2)とみなした。算出したより重要で ないパラメーターには、最大濃度までの各処理および時間(Lmax)に関する「 濃度-時間曲線下面積」(AUC)が含まれる。 結果は、6匹の動物/処理に関する平均データを用いた、デスフルオイルセフ チオフル・アセトアミド(DCA)の血漿濃度-対-時間をプロットすることによ って、後記の図7にグラフで示す。t>0.2およびAUCの両方は、予想薬力学 等式法およびチラペゾイドの直接グラフ法(AUC)、ならびに対数直線内挿法 (t>0.2)を用いて算出した。結晶性セフチオフル遊離酸に関するt>0.2が投 与後101時間であった一方、非晶性セフチオフル遊離酸は41時間の値を供し た。さらに、該AUC比較は、結晶性セフチオフル遊離酸が、以前に特許請求さ れている非晶性セフチオフル遊離酸のものよりも2倍を超えて高い値を有するこ とを示す(183mcg時間/ml-対-70mcg時間/ml)。統計学的に同等のピー ク濃度が得られた2形態の見地からすれば(非晶性セフチオフル遊離酸の9.1m cg/ml-対-結晶性セフチォフル遊離酸の7.3mcg/ml)、このことは特に重要 である。ピーク濃度(Lmax)に対する徐放性の時間の第二測定によって、結晶 形態のセフチオフル遊離酸は、非晶形態のセフチオフルに比して放出が遅れるこ とが示された(8時間-対-2時間)。 実施例9 油性懸濁液中の結晶性セフチオフルの血漿ディポジション:結晶性セ フチオフル塩酸塩および結晶性セフチオフル遊離酸の比較 同一実験室で行った別々ではあるが同様に設計した実験において、結晶性セフ チオフル遊離酸(CFA)および結晶性セフチオフル塩酸塩(HCl)懸濁液を 、2.2mg/kg体重にてウシに皮下的に投与した。各実験において、セフチオ フルおよびその代謝産物の測定用に薬物投与後120時間までの間、血漿試料を 得た。16動物/処理に関する平均データを用いた(対数スケールでの)血漿濃 度-対-時間をプロットすることによって、結果を後記の図8にグラフで示す。主 決定基準(効率性に最も関連する)を、セフチオフル代謝産物濃度が0.2mcg/ mlを超えて維持されている時間(t>0.2)とみなした。あまり重要でないパ ラメーター数値には、ピークおよびピーク濃度までの各処理および時間に関する 「濃度-時間曲線下面積」(AUG)が含まれる。 該AUG値は2つの結晶形態につき同等であった(結晶性塩酸塩に関する10 3.3および結晶性遊離酸に関する121.3)。しかしながら、徐放効果を 記載するのに用いたパラメーターt>0.2は、遊離酸結晶形態について顕著に大 きかった(121.6時間-対-38.5時間)。実施例8に引用した非晶性物質の ように、基準tmaxによって結晶性遊離酸に比した場合には、結晶性塩酸塩が早 い放出を示した(塩酸塩に関して2時間-対-結晶性に関する8時間)。 図面の簡単な説明図1 非晶性セフチオフル遊離酸のFTIRスペクトル図2 結晶性セフチオフル遊離酸のFTIRスペクトル図3 非晶性セフチオフル遊離酸のXRD回折パターン図4 結晶性セフチオフル遊離酸のXRD回折パターン図5 結晶性セフチオフル遊離酸のXRD回折パターン図6 セフチオフル油性物懸濁液溶解性の比較図7 セフチオフル遊離酸:非晶性-対-結晶性の血漿ディポジションプロフィール図8 血漿中のセフチオフル:セフチオフルHCl-対-セフチオフルCFA図9 セフチオフル溶解速度の比較
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,GE,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,LU ,LV,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SK,UA,US,U Z,VN (72)発明者 ハーディ,グレゴリー・イー アメリカ合衆国ミシガン州49009、カラマ ズー、グレード・トレイル7061番 (72)発明者 シェパード,ケネス・ポール アメリカ合衆国ミシガン州49002、カラマ ズー、カララマ2722番 (72)発明者 チャオ,ロバート・エス アメリカ合衆国ミシガン州49002、ポーテ イジ、モンタギュー・ドライブ175番 (72)発明者 ヘイブンズ,ジェフリー・エル アメリカ合衆国ミシガン州49071、マッタ ワン、シックスス・アベニュー22570番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.7-[2-(2-アミノ-1,3-チアゾール-4-イル)-2-メトキシイミノ)ア セトアミド]-3-[(フル-2-イルカルボニル)チオメチル]-3-セフェム-4- カルボン酸である式I: で示される結晶性化合物。 2.以下のx-線粉末回折特性: 3.式I: で示される化合物よりなる組成物において、 式Iの該化合物の少なくとも40%が結晶性である改良。 4.さらに、医薬上許容される担体または賦形剤よりなる請求項3記載の組成物 。 5.該改良が、式Iの化合物が少なくとも50%の結晶性であることによって特 徴付けられる請求項3記載の組成物。 6.該改良が、式Iの化合物が少なくとも70%の結晶性であることによって特 徴付けられる請求項5記載の化合物。 7.式I: で示される結晶性化合物よりなる医薬組成物。 8.さらに、医薬上許容される担体または賦形剤よりなる請求項7記載の組成物 。 9.徐放性である請求項7記載の組成物。 10.さらに、約20ないし200mg/mlの式Iの化合物よりなる請求項7 記載の組成物。 11.皮下または筋肉内注射によって投与される請求項7記載の組成物。 12.非水性である請求項7記載の組成物。 13.該非水性組成物が油性物である請求項12記載の組成物。 14.該油性物が:トウモロコシ油、落花生油、ゴマ油、オリーブ油、パーム油 、サフラワー油、ダイズ油、綿実油、菜種油、ヒマワリ油およびそれらの混合物 よりなる群から選択される請求項13記載の組成物。 15. a)水混和性溶媒中の式I: の化合物の溶液を、20℃および60℃の間の温度の水と合わせる工程よりなる 式I: の結晶性遊離酸の製法。 16.該溶媒が、アセトン、テトラヒドロフラン(THF)およびエタノールよ りなる群から選択される請求項15記載の製法。 17.該溶媒がテトラヒドロフラン(THF)である請求項16記載の製法。 18.該水が40℃および60℃の間の温度である請求項15記載の製法。 19.該水が約50℃である請求項18記載の製法。 20.水の式Iの化合物のTHF溶液に対する比が10:1ないし2:1の範囲 である請求項17記載の製法。 21.水の式Iの化合物のTHF溶液に対する比が約3:1である請求項20記 載の製法。 22.さらに: b)工程a)から得られた混合物を30分間および24時間の間の時間攪拌す ることからなる請求項15記載の製法。 23.該時間が30分間および4時間の間である請求項22記載の製法。 24.該時間が30分間および1時間の間である請求項23記載の製法。
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