JPH08315991A - 放電灯点灯回路 - Google Patents

放電灯点灯回路

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JPH08315991A
JPH08315991A JP7137426A JP13742695A JPH08315991A JP H08315991 A JPH08315991 A JP H08315991A JP 7137426 A JP7137426 A JP 7137426A JP 13742695 A JP13742695 A JP 13742695A JP H08315991 A JPH08315991 A JP H08315991A
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input voltage
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power supply
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昌康 山下
Atsushi Toda
敦之 戸田
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    • H05B41/2923Arrangements for protecting lamps or circuits against abnormal operating conditions for protecting the circuit against abnormal operating conditions against abnormal power supply conditions
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力電圧の低下による放電灯の消灯時に、入
力電圧の回復の兆しがみえた場合に放電灯への電力供給
を行って放電灯を再点灯させるとともに、入力電圧の変
動に対して点灯回路が過敏に反応して周期的な状態変化
の繰り返しが起らないようにする。 【構成】 点灯回路1において、バッテリー2からの入
力電圧が直流電源部6を経て直流−交流変換回路7に送
られた後、放電灯10に供給される。放電灯10が点灯
したか否かを検出するための点灯検出回路14と、直流
電源部6の入力電圧を検出してこれが許容範囲内にある
かどうかを監視する入力電圧監視回路27と、入力電圧
監視回路27からの信号に応じて放電灯10に電力を供
給し又は遮断するための安定化電源回路28及びスイッ
チ部28aを設ける。入力電圧監視回路27において、
点灯検出回路14からの信号に応じて、入力電圧に係る
比較基準値を可変制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電源部への入力電
圧の低下した場合に放電灯への電力供給を遮断するよう
にした放電灯点灯回路において、バッテリー電圧の低下
により放電灯が消灯した場合でも、入力電圧が回復する
兆しがみえた時には放電灯への電力供給を行って放電灯
を点灯させるように制御するとともに、入力電圧の変動
に対して点灯回路が過敏に反応して周期的な状態変化の
繰り返しに陥ることがないようにした新規な放電灯点灯
回路を提供しようとするものであり、例えば、車輌用放
電灯の点灯回路に適用することができる。
【0002】
【従来の技術】近時、白熱電球に代わる光源として小型
の放電灯(例えば、メタルハライドランプ)が注目され
てているが、放電灯を、例えば、車輌用灯具の光源に適
用するにあたっては、点灯回路への入力電圧の変動に対
して何らかの回路保護対策を講じる必要がある。
【0003】これは入力電圧の変動により放電灯の点灯
状態が不安定になったり、あるいは点灯回路の誤動作等
が生じるのを防ぐためであり、例えば、入力電圧を検出
するための回路を設け、入力電圧が閾値より低下した場
合に、放電灯への電力供給を遮断回路によって断つとと
もに、この遮断状態が点灯スイッチを再投入しない限り
継続されるように構成された回路が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような回路では、入力電圧が閾値より低下した後に閾値
を越えるレベルまで戻った場合であっても、放電灯への
電力供給が遮断されたままの状態となり、放電灯の点灯
維持が可能な状態まで入力電圧値が回復したにもかかわ
らず、ユーザーが点灯スイッチを再投入しない限り放電
灯を点灯させることができないという問題がある。
【0005】そこで、入力電圧値が閾値以上に回復した
場合には、放電灯への電力供給の遮断状態を解除して放
電灯を点灯させるようにすることが考えられる。
【0006】しかし、点灯回路への入力電圧は、配線等
による電圧ドロップの影響を考慮する必要があり、例え
ば、車輌用灯具に係る放電灯点灯回路のように、電源と
点灯回路を結ぶ配線材が長い場合には、その分、電圧ド
ロップが大きくなるため、放電灯の状態に無関係に閾値
が一定の値に設定されていると、入力電圧の変動によ
り、放電灯への電力供給とその遮断とが短い周期で繰り
返される虞がある。
【0007】図10は、その様子について説明するため
の概念図であり、横軸に入力電圧(これを「B」と記
す。)をとり、横軸上に点Bsで示す閾値を通って横軸
に直交する実線aと、横軸に平行な破線bとによって、
点灯回路の動作状態につき4つのモード分けを行ったも
のである。
【0008】つまり、入力電圧Bが閾値より大きいか否
かによって、実線aの左側に示すモード(1)及び
(2)と、実線aの右側に示すモード(3)及び(4)
とが区分され、また、放電灯が点灯しているか否かによ
って、破線bの上側に位置するモーと(1)及び(4)
と、破線bの下側に位置するモード(2)及び(3)と
に区分される。
【0009】モード(4)に示す放電灯の点灯中に、入
力電圧Bが低下するモード(1)に移行し、そして、放
電灯が消灯すると、モード(2)に移行する。その後、
放電灯の消灯によって点灯回路に流れる電流がゼロなっ
て入力電圧Bが回復した状態がモード(3)であり、そ
れから放電灯が点灯すると、モード(4)に移行する。
【0010】電圧ドロップによる入力電圧Bの変動は、
例えば、入力電圧Bの低下により放電灯の立ち消えが生
じる場合や入力電圧Bが低下したときに点灯スイッチを
投入して点灯を再開させようと操作する場合等におい
て、モード(4)−>(1)−>(2)−>(3)−>
(4)という短周期のサイクルを生じさせる虞があり、
このような一種のチャタリング現象は、制御の安定性を
阻害する原因となる。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明放電灯点
灯回路は上記した課題を解決するために、直流電源から
の電圧が入力される直流電源部と、該直流電源部の出力
電圧に基づく出力電圧を放電灯に供給するように構成さ
れた放電灯点灯回路において、下記の(1)乃至(5)
に示すように構成したものである。
【0012】(1)放電灯が点灯したか否かを検出する
ための点灯検出手段を有する。
【0013】(2)直流電源部の入力電圧を検出してこ
れが許容範囲内にあるかどうかを監視する入力電圧監視
手段を有し、該入力電圧監視手段が、直流電源部の入力
電圧を検出してこれを第1又は第2の閾値と比較する入
力電圧比較手段と、第1又は第2の閾値を変化させる閾
値可変手段とから構成されている。
【0014】(3)入力電圧監視手段からの信号に応じ
て放電灯に電力を供給し又は遮断する電力供給許否手段
を有する。
【0015】(4)入力電圧監視手段が、点灯検出手段
から放電灯の消灯状態を示す信号を受けた時に、直流電
源部の入力電圧が第1の閾値未満である場合には、電力
供給許否手段に信号を送出して放電灯への電力供給を遮
断し、また、直流電源部の入力電圧が第2の閾値を越え
た場合に、電力供給許否手段に信号を送出して放電灯へ
の電力供給を行う。
【0016】(5)点灯検出手段からの信号により放電
灯の消灯状態が検出されている場合に、閾値可変手段
が、入力電圧監視手段における第1の閾値を放電灯が点
灯状態である場合の第1の閾値より小さくし及び/又は
入力電圧監視手段における第2の閾値を放電灯が点灯状
態である場合の第2の閾値より小さくする。
【0017】
【作用】本発明放電灯点灯回路によれば、放電灯の消灯
状態において、第1の閾値及び/又は第2の閾値を、放
電灯の点灯状態における第1の閾値及び/又は第2の閾
値に比して小さい値に変化させるようにしているので、
入力電圧の低下によって放電灯が消灯した後の入力電圧
の回復時には、放電灯への電力供給が遮断されにくく又
は放電灯への電力供給がされ易くなり、放電灯を再び点
灯状態へと導くことができる。
【0018】つまり、図10において、入力電圧Bが上
昇してモード(3)からモード(4)へと移行する場合
に、放電灯点灯回路が作動して入力電圧が低下しても、
放電灯への電力供給の有無や復帰を判定する閾値が下が
っているため、放電灯への電力供給が継続され易くな
る。
【0019】
【実施例】以下に、本発明放電灯点灯回路を図示した各
実施例に従って詳細に説明する。尚、図示した実施例は
本発明を矩形波点灯方式の点灯回路に適用した例を示す
ものである。
【0020】図1乃至図7は本発明に係る点灯回路の第
1の実施例1を示すものである。
【0021】図1は点灯回路1の概要を示すものであ
る。
【0022】バッテリー2は直流電圧入力端子3と3′
との間に接続されており、直流電源ライン4、4′の一
方のライン4上に点灯スイッチ5が設けられている。
【0023】6は直流電源部であり、バッテリー2から
の電圧が入力される。尚、本実施例において、直流電源
部6は、その入力電圧(つまり、バッテリー電圧から配
線等における電圧降下を差し引いた電圧であり、「B」
と記す。)の昇圧及び/又は降圧のための直流昇降圧回
路とされており、後述する制御回路によってその制御が
行なわれるようになっている。
【0024】7は直流−交流変換回路であり、上記直流
電源部6の後段に設けられ、直流電源部6の出力電圧を
矩形波状電圧に変換するための回路である。
【0025】8はイグナイタ回路であり、上記直流−交
流変換回路7の後段に配置され、その交流出力端子9と
9′との間に放電灯10が接続されるようになってい
る。尚、放電灯10には、例えば、定格電力35Wのメ
タルハライドランプが用いられる。
【0026】11は電圧・電流検出部であり、直流電源
部6の出力電圧や出力電流を検出するために設けられて
いる。即ち、電圧・電流検出部11には、直流電源部6
の出力電圧が入力されるとともに、直流電源部6と直流
−交流変換回路7とを結ぶグランドライン上に設けられ
た電流検出抵抗12を介して電圧変換された直流電源部
6の出力電流に係る信号が入力される。
【0027】13は直流電源部6の出力電圧を制御する
ための制御回路であり、電圧・電流検出部11からの信
号に応じた制御信号を発生させて直流電源部6に送出
し、その出力電圧を制御することで、放電灯10の状態
に合せた電力制御を行い、ランプの始動時間や再始動時
間の短縮化を図るとともに定常点灯時において放電灯1
0の安定した点灯制御を行うことができるように構成さ
れている。
【0028】14は点灯検出回路であり、放電灯10が
点灯したか否かを検出するために設けられている。点灯
検出方法としては、放電灯10のランプ電圧やランプ電
流の相当信号を電圧・電流検出部11から得てこれらを
監視する方法や、放電灯10の発する光を光センサー1
5によって直接検出する方法が挙げられる。
【0029】図2(a)は、電圧・電流検出部11によ
る電圧検出信号(以下、「VS」と記す)を監視するこ
とによって放電灯10の点灯又は不点灯を検出する場合
の回路例16を示している。検出信号VSが分圧抵抗1
7、17′によって分圧された後、コンパレータ18の
マイナス入力端子に送出されて、ここでコンパレータ1
8のプラス入力端子に供給される基準電圧Erefと比
較される。つまり、検出信号VSの分圧後の増幅レベル
が基準電圧Erefより小さい場合に放電灯10が点灯
したと検出され、コンパレータ18からH(ハイ)信号
が出力される。
【0030】また、図2(b)は電圧・電流検出部11
による電流検出信号(以下、「IS」と記す。)を監視
することによって放電灯10の点灯又は不点灯を検出す
る場合の回路例19を示している。検出信号ISは分圧
抵抗20、20′によって分圧された後、差動増幅回路
を構成する演算増幅器21の非反転入力端子に送出され
る。演算増幅器21は、その反転入力端子が抵抗22を
介して接地されるとともに、帰還抵抗23を介して出力
端子に接続されており、演算増幅器21の出力は後段に
配置されるコンパレータ24のプラス入力端子に送出さ
れて、ここでコンパレータ24のマイナス入力端子に供
給される基準電圧Erefと比較される。つまり、検出
信号ISの分圧レベルが基準電圧Erefより大きい場
合に放電灯10が点灯したと検出され、コンパレータ2
4からH(ハイ)信号が出力される。
【0031】図2(c)は、光センサー15の出力信号
を監視することによって放電灯10の点灯又は不点灯を
検出する場合の回路例25を示している。光センサー1
5による検出信号はコンパレータ26のプラス入力端子
に送出されて、ここでコンパレータ26のマイナス入力
端子に供給される基準電圧Erefと比較される。つま
り、検出信号の電圧レベルが基準電圧Erefより大き
い場合に放電灯10が点灯したと検出され、コンパレー
タ26からH信号が出力される尚、図2(a)や図2
(b)に示す例では、点灯回路1において放電灯10の
ランプ電圧やランプ電流の相当信号が電力制御用の信号
として制御回路13に入力されるので、これらの相当信
号を放電灯10の点灯検出用の信号に流用することによ
って回路構成の簡単化を図っているが、直流−交流変換
回路7の後段において放電灯10のランプ電圧やランプ
電流を検出しても良いことは勿論である。
【0032】27は入力電圧監視回路であり、入力電圧
を検出するとともに、上記点灯検出回路14からの信号
に応じて可変制御される閾値に基づいて入力電圧の高低
を判断するための回路である。
【0033】入力電圧監視回路27は、入力電圧比較部
27aと閾値可変部27bから構成されている。
【0034】入力電圧比較部27aには、直流電源部6
の入力段における給電ライン上で分岐した入力電圧Bが
送られ、これが所定の閾値と比較される。そして、閾値
可変部27bは、点灯検出回路14からの信号を受け
て、放電灯10が入力電圧Bの低下により消灯した場合
に入力電圧比較部27aの閾値を変化させるために設け
られている。
【0035】図3は横軸に入力電圧Bをとって縦軸に2
値状態(H、L)をとって入力電圧比較部27aの比較
特性を示したものであり、入力電圧比較部27aはヒス
テリシス特性を有している。
【0036】図3(a)は、放電灯10が点灯している
場合の比較特性を示しており、図中の「V1」、「V
2」(V1<V2)はそれぞれ閾値を示し、「ΔV」は
閾値の電圧差「V2−V1」を示している。
【0037】入力電圧比較部27aは、入力電圧Bが閾
値V2を越えた時にH信号を出力し、また、入力電圧B
が閾値V1未満になった時にL信号を出力する。
【0038】図3(b)は、放電灯10が消灯している
場合の比較特性を示しており、図中の「V1′」、「V
2′」(V1′<V2′)はそれぞれ閾値を示し、「Δ
V′」は両閾値の電圧差「V2′−V1′」を示してい
る。尚、この例では、「V1′<V1」、「V2′<V
2」とされている。
【0039】入力電圧比較部27aは、入力電圧Bが閾
値V2′を越えた時にH信号を出力し、また、入力電圧
Bが閾値V1′未満になった時にL信号を出力する。
【0040】そして、入力電圧比較部27aにおける閾
値は、放電灯10の状態や入力電圧の如何に応じて閾値
可変部27bによって可変制御され、入力電圧比較部2
7aが出力する2値化信号は、安定化電源回路28に送
出される(図1参照。)。
【0041】図4は、入力電圧監視回路27の構成例を
示すものである。
【0042】入力電圧比較部27aはコンパレータ29
を用いて構成され、コンパレータ29のプラス入力端子
には、分圧抵抗30、30′を介して入力電圧Bが供給
され、コンパレータ29のマイナス入力端子には、所定
の基準電圧E1が供給されている。コンパレータ29
は、互いに反相の関係をもつ2出力を得ることができる
ように2つの出力端子を有しており、その一方の出力端
子(これを「OUT(+)」とする。)が抵抗31、3
2を介してコンパレータ29のプラス入力端子に接続さ
れ、また、他方の出力端子(これを「OUT(−)」と
する。)が抵抗33を介して端子34(入力電圧Bが供
給されている。)に接続されるとともに、抵抗35、3
6を介してエミッタ接地のNPNトランジスタ37のベ
ースに接続されている。そして、トランジスタ37のコ
レクタがダイオード38を介して端子39に接続されて
おり、該端子39は後述するように安定化電源回路28
に接続されている。
【0043】また、点灯検出回路14からの信号が端子
40に供給された後、2つに分岐して、その一方が抵抗
41、42を介してエミッタ接地のNPNトランジスタ
43のベースに送られ、他方が抵抗44、45を介して
エミッタ接地のNPNトランジスタ46のベースに送ら
れる。トランジスタ43のコレクタは抵抗33と抵抗3
5との間に接続されており、また、トランジスタ46の
コレクタが抵抗47を介して端子34に接続されるとと
もに、トランジスタ46のコレクタ出力が抵抗48、4
9を介してエミッタ接地のNPNトランジスタ50のベ
ースに送出される。
【0044】トランジスタ50のコレクタは、抵抗5
1、51′を介して定電圧源E2に接続されており、抵
抗51′はPNPトランジスタ52のベース−エミッタ
間に介挿され、トランジスタ52のコレクタが抵抗53
を介して抵抗31と抵抗32との間に接続されている。
尚、端子40からトランジスタ43、46、50、52
及びその周辺回路にかけての部分が上記閾値可変部27
bに相当し、該閾値可変部27bは、点灯検出回路14
からの信号に応じて定電圧源E2の電圧値やコンパレー
タ29の帰還路における抵抗値の変化によって、コンパ
レータ29の閾値を変化させるようになっている。
【0045】安定化電源回路28は、入力電圧Bに基づ
いて所定の電圧を生成し、直流電源部6や、直流−交流
変換回路7、電圧・電流検出部11、制御回路13、点
灯検出回路14、入力電圧監視部等、各所に必要な電源
電圧(これを「Vcc」と記す。)や基準電圧を供給す
るために設けられている。安定化電源回路28には、放
電灯10に電力を供給し又は放電灯10への電力供給を
遮断するための電力供給許否手段としてスイッチ部28
aが設けられており、入力電圧監視回路27からの信号
によってスイッチ部28aが制御される。即ち、入力電
圧監視回路27の出力信号に応じてスイッチ部28aの
オン/オフ制御がなされ、その結果、点灯回路1の各所
への電圧供給が行われたり又は停止されることで放電灯
10への電力供給の有無が制御される。
【0046】図5は安定化電源回路28の構成例を示す
ものであり、フライバック型の構成となっている。
【0047】トランス54の1次巻線54aの一端は、
入力電圧Bが供給される端子55に接続されて、他端が
半導体スイッチ素子56(図ではスイッチの記号で示
す。)及び抵抗57を介して接地されている。また、ト
ランス54の2次巻線54bの出力はダイオード58及
びコンデンサ59により整流平滑され、コンデンサ59
の端子電圧が端子60からVccとして出力される。
【0048】スイッチ部28aには、リレー接点等の機
械式スイッチを用いることもできるが、本実施例では、
半導体スイッチ素子であるNPNトランジスタ61を用
いている。トランジスタ61は、そのベースが入力電圧
監視回路27の出力端子39に接続されるとともに、ツ
ェナーダイオード62を介して接地されている。そし
て、トランジスタ61のコレクタが端子63に接続さ
れ、そのエミッタが制御用IC64の電源端子(Vc)
に接続されている。
【0049】端子63には入力電圧Bが供給されるよう
になっており、入力電圧監視回路27の出力端子39か
らの信号によってトランジスタ61のスイッチング制御
が行われる。即ち、出力端子39にH信号が供給された
時にトランジスタ61がオン状態となって制御用IC6
4が作動するようになっている。
【0050】制御用IC64はその出力端子(OUT)
から半導体スイッチ素子56に信号を送出してそのスイ
ッチング制御を行うために設けられており、抵抗57に
よる検出電流が検出端子(Is)に送られ、また、コン
デンサ59の端子電圧がフィードバック端子(FD)に
戻されるようになっている。
【0051】図6は、最上段に入力電圧Bの変動の様子
及び入力電圧比較部27aにおける閾値の変化を示すと
ともに、その下方に回路各所の状態を示すタイムチャー
ト図であり、図中、「S(14)」は点灯検出回路14
の出力信号、「S(43)」はトランジスタ43の動作
状態、「S(46)」はトランジスタ46の動作状態、
「S(50)」はトランジスタ50の動作状態、「S
(52)」はトランジスタ52の動作状態、「S(3
7)」はトランジスタ37の動作状態、「S(E2)」
は定電圧源E2の電圧をそれぞれ示している。また、
「T1」は放電灯10の点灯中に入力電圧Bが低下した
期間、「T2」は放電灯10が消灯した後入力電圧Bが
上昇している期間、「T3」は放電灯10の消灯中に起
動がかけられた期間、「T4」は放電灯10が点灯し、
かつ入力電圧Bが回復した期間をそれぞれ示している。
尚、「V1」、「V2」、「V1′」、「V2′」につ
いては前述した通りである。
【0052】期間T1においては、放電灯10が点灯し
た状態となっており、点灯検出回路14の出力信号S
(14)がH信号となっているため、トランジスタ4
3、46がオン状態、トランジスタ50、52がオフ状
態となっており、よって、コンパレータ29における閾
値はV1、V2である。また、トランジスタ37は、コ
ンパレータ29の出力信号に無関係にトランジスタ43
によってオフ状態となっているため、安定化電源回路2
8のトランジスタ61がオン状態であって、放電灯10
への電力供給が行われている。
【0053】そして、期間T2において、放電灯10が
消灯すると、点灯検出回路14の出力信号S(14)が
L信号となるため、トランジスタ43、46がオフ状
態、トランジスタ50、52がオン状態となる。また、
期間T1から期間T2への移行時には、入力電圧BがV
1未満であるためコンパレータ29の出力端子OUT
(−)から出力されるH信号によってトランジスタ37
がオン状態となり、安定化電源回路28のトランジスタ
61がオフ状態となって、放電灯10への電力供給が遮
断される。そして、トランジスタ52のオンによって、
コンパレータ29の閾値がV1′、V2′に下がること
になる。
【0054】その後の期間T3において、入力電圧Bが
上昇してV2′を越えた時点で、コンパレータ29の出
力端子OUT(−)からトランジスタ37に送られる出
力信号がL信号に変化するため、トランジスタ37がオ
フ状態となり、安定化電源回路28のトランジスタ61
がオン状態となって放電灯10への電力供給が再開され
る。即ち、トランジスタ37がオフ状態となってからイ
グナイタ回路8により発生される起動パルスが放電灯1
0に印加されて放電灯10が点灯するまでの間、点灯回
路内のコンデンサの充電電流や回路(直流電源部6等)
の起動電流等の影響を受けて入力電圧Bが変動する。
尚、トランジスタ52がオン状態のままであるため、コ
ンパレータ29の閾値はV1′、V2′のままである。
よって、入力電圧BがV1′未満にならない限りコンパ
レータ29の出力端子OUT(−)の出力信号はL信号
であり、トランジスタ37はオフ状態である。
【0055】期間T4の起点において放電灯10が点灯
すると、回路状態は期間T1の場合と同じ状態に復帰す
る。点灯検出回路14の出力するH信号によって、トラ
ンジスタ43、46がオン状態、トランジスタ50、5
2はオフ状態となり、よって、コンパレータ29におけ
る閾値がV1、V2に戻る。尚、期間T4の初期におい
て入力電圧が「B<V1」となっている期間があるが、
放電灯10が点灯状態であるため、トランジスタ37
は、トランジスタ43により強制的にオフ状態となる。
【0056】以上のように、期間T2、T3において入
力電圧比較部27aに係る閾値をV1′、V2′に下げ
るとともに、入力電圧Bの回復の兆しがみえて、「B>
V2′」になった場合に放電灯10への電力供給を再開
することによって、放電灯10が再び点灯に至るように
援助するように制御が行われる。つまり、入力電圧比較
部27aにおける閾値が常に一定の値に設定されている
と、放電灯10に再起動をかけた時に入力電圧Bが低下
して閾値の下限値を下回った場合に放電灯10への電力
供給が再び停止されてしまうため、入力電圧Bの回復に
よる放電灯10の再点灯への努力が無に帰することにな
り、入力電圧Bの変動に対して入力電圧比較部27aが
過敏に反応してしまう。よって、このような不都合を避
けるために、本実施例では、入力電圧Bの低下によって
放電灯10が消灯した場合に閾値を「V1−>V
1′」、「V2−>V2′」と下げることによって、入
力電圧Bが回復しそうな状況下では放電灯10への電力
供給が遮断されにくくなるように制御を行い、放電灯1
0をなるべく点灯させるようにしている。
【0057】即ち、閾値V1、V1′の値が低い程、入
力電圧Bの低下に対して放電灯10への供給電力が遮断
されにくく、また、閾値V2、V2′の値が低い程、入
力電圧Bの上昇に対して放電灯10への電力供給が再開
され易い。その意味で閾値V1やV1′は入力電圧Bに
対する遮断電圧であり、また、閾値V2やV2′を入力
電圧Bに対する復帰電圧であると言うことができる。
【0058】尚、上記入力電圧監視回路27にあって
は、期間T2においてコンパレータ29の閾値を下げる
ようにした構成例を示したが、図4に2点鎖線で示すよ
うに、ダイオード65を設けて、該ダイオード65のカ
ソードをトランジスタ37のコレクタに接続するととも
に、ダイオード65のアノードをトランジスタ46のコ
レクタに接続するように構成すると、期間T2における
コンパレータ29の閾値を期間T1における閾値V1、
V2と同じ値にすることができる。
【0059】図7は入力電圧Bの変動の様子と閾値の変
化、そして、その時々における回路各所の状態を示すタ
イムチャート図であり、放電灯10の点灯中に入力電圧
Bが低下している期間T1では、コンパレータ29の出
力端子OUT(−)から送られてくるL信号によって、
トランジスタ37がオフ状態となり、点灯検出回路14
の出力するH信号によってトランジスタ43、46がオ
ン状態、トランジスタ50、52がオフ状態となって入
力電圧比較部27aの閾値がV1、V2となる。
【0060】そして、期間T2で入力電圧Bの低下によ
り放電灯10が消灯した場合には、コンパレータ29の
出力端子OUT(−)から出力されるH信号によってト
ランジスタ37がオン状態となり、ダイオード65が導
通して、トランジスタ50、52が強制的にオフ状態と
なる。よって、コンパレータ29における閾値は期間T
1における閾値V1、V2のままとなる。
【0061】その後の期間T3において、入力電圧Bが
上昇してV2を越えた時点で、コンパレータ29の出力
端子OUT(−)からトランジスタ37に送られる出力
信号がL信号に変化するため、トランジスタ37がオフ
状態となり、安定化電源回路28のトランジスタ61が
オン状態となって放電灯10への電力供給が再開され
る。つまり、トランジスタ37がオフ状態となってから
イグナイタ回路8により発生される起動パルスが放電灯
10に印加されて放電灯10が点灯するまでの間、点灯
回路内のコンデンサの充電電流や回路(直流電源部6
等)の起動電流等の影響を受けて入力電圧Bが変動す
る。尚、トランジスタ37がオフするため、ダイオード
65が非導通となって、トランジスタ50、52がオン
状態となり、コンパレータ29における閾値がV1′、
V2′に下がることになる。よって、入力電圧BがV
1′未満にならない限りコンパレータ29の出力端子O
UT(−)からトランジスタ37に送られる信号はL信
号であり、トランジスタ37はオフ状態のままである。
【0062】期間T4の起点において放電灯10が点灯
すると、回路状態は期間T1の場合と同じ状態に復帰す
る。即ち、点灯検出回路14の出力するH信号により、
トランジスタ43、46がオン状態、トランジスタ5
0、52がオフ状態となり、コンパレータ29における
閾値がV1、V2に戻る。
【0063】以上のように、期間T2におけるコンパレ
ータ29の閾値を期間T1における閾値V1、V2と同
じにして入力電圧Bに対する復帰電圧を高くすることに
よって、放電灯10の再点弧時における入力電圧Bを確
保し、放電灯10の再点灯動作の確実性を期すことがで
きる。
【0064】尚、以上のような回路動作は、上記のよう
にダイオード65を付設する代わりに、定電圧源E2を
安定化電源回路28の生成電圧とし、安定化電源回路2
8の動作時においてのみ電圧源E2が所定の電圧を発生
するような構成を採ることで容易に実現することができ
る。
【0065】即ち、この場合には、期間T2において、
トランジスタ37のオンによりトランジスタ61がオフ
して安定化電源回路28の動作が停止するため、図6に
おけるS(E2)の欄に破線66で示すように、定電圧
源E2の電圧値がゼロとなるため、トランジスタ50、
52がオン状態であってもコンパレータ29の閾値がV
1、V2のままとなる。そして、期間T3では、安定化
電源回路28の作動によって定電圧源E2の電圧が期間
T1と同じ電圧に戻るため、トランジスタ50、52の
オンによりコンパレータ29における閾値がV1′、V
2′となる。
【0066】図8及び図9は本発明の第2の実施例に係
る点灯回路を示すものである。尚、この第2の実施例
は、入力電圧比較部において閾値の一方だけを変化させ
るようにしたことが上記第1の実施例との相違点であ
り、その他の多くの部分で上記第1の実施例と同様であ
るので、該同様の部分には第1の実施例における同様の
部分に付した符号と同じ符号を付すことによって説明を
省略する。
【0067】図8において、27Aは入力電圧監視回路
であり、その入力電圧比較部27aを構成するコンパレ
ータ29の出力端子OUT(+)とプラス入力端子を結
ぶ帰還路に抵抗67が設けられている。
【0068】そして、トランジスタ52のエミッタが定
電圧源E2に接続されるとともに、抵抗68、69を介
してトランジスタ50のコレクタに接続されており、ト
ランジスタ52のベースが抵抗68と69との間に接続
されている。
【0069】尚、トランジスタ52のコレクタは抵抗7
0を介してコンパレータ29の出力端子OUT(+)に
接続されている。
【0070】図9は、横軸に入力電圧Bをとって縦軸に
コンパレータ29の2値化出力(H、L)をとって、コ
ンパレータ29のヒステリシス特性を示したものであ
る。
【0071】図9(a)は、放電灯10が点灯している
場合の比較特性を示しており、図中の「V1」、「V
2」(V1<V2)はそれぞれ閾値を示し、「ΔV」は
両閾値の電圧差「V2−V1」を示している。
【0072】コンパレータ29の出力端子OUT(+)
から出力される信号は、入力電圧Bが閾値V2を越えた
時にH信号となり、また、入力電圧Bが閾値V1未満に
なった時にL信号となる。尚、コンパレータ29の出力
端子OUT(−)に係る出力信号は、出力端子OUT
(−)に係る出力信号を論理的に反転させたものとな
る。
【0073】図9(b)は、放電灯10が消灯している
場合の比較特性を示しており、図中の「V1′」、「V
2′」(V1′<V2′)はそれぞれ閾値を示し、「Δ
V′」は両閾値の電圧差「V2′−V1′」を示してい
る。尚、本実施例では「V2′=V2」、「V1′<V
1」となっている。
【0074】コンパレータ29の出力端子OUT(+)
から出力される信号は、入力電圧Bが閾値V2′を越え
た時にH信号となり、また、入力電圧Bが閾値V1′未
満になった時にL信号となる。
【0075】図8において、点灯検出回路14によって
放電灯10の点灯が検出された場合には、トランジスタ
50及び52がオフ状態となり、コンパレータ29の閾
値がV1、V2となるが、点灯検出回路14によって放
電灯10の消灯状態が検出された場合にはトランジスタ
50及び52がオン状態となり、コンパレータ29の閾
値の一方V2はそのままで、他方がV1′に下がるた
め、閾値の電圧差がΔVからΔV′に変化する。よっ
て、図9(b)の場合には図9(a)の場合に比べて入
力電圧がかなり低下しないとコンパレータ29の出力端
子OUT(−)からH信号が得られないことになる。
【0076】以上のように、第2の実施例によれば、入
力電圧比較部27aにおけるコンパレータ29の閾値の
うちの上限値を同じ値に固定しておき(V2′=V
2)、下限値だけを変化させる(V1−>V1′)こと
によって、入力電圧Bの回復の兆しが認められる場合
に、放電灯10への電力供給が遮断されにくい状態とな
るようにして、放電灯10を再点灯へと移行させること
ができる。
【0077】尚、上記の実施例においては、安定化電源
回路28aのスイッチ部28aによって放電灯10への
電力供給及びその遮断を制御するようにしたが、安定化
電源回路28の動作を止める方法が、電源電圧の供給停
止のみに限られる訳ではない。例えば、制御用ICが停
止用の端子を有している場合には、当該端子に所定の電
圧を加えれば良いし、また、ICの内部回路(エラーア
ンプ等)にあえて誤信号を入力することによって動作を
停止させるようにしても良く、要は、入力電圧監視回路
27の出力信号によって最終的に放電灯への電力供給の
有無を決定することができれば、どのような構成を採っ
ても構わない。
【0078】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明によれば、放電灯の消灯状態において、入力
電圧の比較に係る第1の閾値及び/又は第2の閾値を、
放電灯の点灯状態における第1の閾値及び/又は第2の
閾値より小さい値に変化させているので、入力電圧の低
下によって放電灯が消灯した後の入力電圧の回復時に
は、放電灯への電力供給が遮断されにくく又は放電灯へ
の電力供給がされ易くなり、これによって点灯スイッチ
の再投入を行うことなく放電灯を再点灯へと導くことが
でき、また、放電灯への電力供給とその遮断とが短い周
期で繰り返されるといった不都合が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図7とともに本発明の第1の実施例に
係る点灯回路を示すものであり、本図は回路構成を示す
ブロック図である。
【図2】点灯検出回路の構成例を示す回路であり、
(a)は電圧検出信号VSを利用した回路、(b)は電
流検出信号ISを利用した回路、(c)は光センサーの
検出信号を利用した回路をそれぞれ示している。
【図3】コンパレータに係るヒステリシス特性について
説明するためのグラフ図である。
【図4】入力電圧監視回路の構成例を示す回路図であ
る。
【図5】安定化電源回路の構成例を示す回路図である。
【図6】点灯回路の動作を説明するためのタイムチャー
ト図である。
【図7】図6とは別の動作例について説明するためのタ
イムチャート図である。
【図8】図9とともに本発明の第2の実施例に係る点灯
回路を示すものであり、本図は入力電圧監視回路の構成
を示す回路図である。
【図9】コンパレータに係るヒステリシス特性について
説明するためのグラフ図である。
【図10】従来の問題点について説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 放電灯点灯回路 2 バッテリー(直流電源) 6 直流電源部 10 放電灯 14 点灯検出回路(点灯検出手段) 27 入力電圧監視回路(入力電圧監視手段) 27a 入力電圧比較部(入力電圧比較手段) 27b 閾値可変部(閾値可変手段) V1、V1′ 第1の閾値 V2、V2′ 第2の閾値 27A 入力電圧監視回路(入力電圧監視手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源からの電圧が入力される直流電
    源部と、該直流電源部の出力電圧に基づく出力電圧を放
    電灯に供給するように構成された放電灯点灯回路におい
    て、 (1)放電灯が点灯したか否かを検出するための点灯検
    出手段を有すること、 (2)直流電源部の入力電圧を検出してこれが許容範囲
    内にあるかどうかを監視する入力電圧監視手段を有し、
    該入力電圧監視手段が、直流電源部の入力電圧を検出し
    てこれを第1又は第2の閾値と比較する入力電圧比較手
    段と、第1又は第2の閾値を変化させる閾値可変手段と
    から構成されていること、 (3)入力電圧監視手段からの信号に応じて放電灯に電
    力を供給し又は遮断する電力供給許否手段を有するこ
    と、 (4)入力電圧監視手段が、点灯検出手段から放電灯の
    消灯状態を示す信号を受けた時に、直流電源部の入力電
    圧が第1の閾値未満である場合には、電力供給許否手段
    に信号を送出して放電灯への電力供給を遮断し、また、
    直流電源部の入力電圧が第2の閾値を越えた場合に、電
    力供給許否手段に信号を送出して放電灯への電力供給を
    行うこと、 (5)点灯検出手段からの信号により放電灯の消灯状態
    が検出されている場合に、閾値可変手段が、入力電圧監
    視手段における第1の閾値を放電灯が点灯状態である場
    合の第1の閾値より小さくし及び/又は入力電圧監視手
    段における第2の閾値を放電灯が点灯状態である場合の
    第2の閾値より小さくすること、 を特徴とする放電灯点灯回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の放電灯点灯回路におい
    て、 点灯検出手段からの信号により放電灯の消灯状態が検出
    され、かつ直流電源部の入力電圧が第2の閾値を越えて
    いる場合に、閾値可変手段が、入力電圧監視手段におけ
    る第1の閾値を放電灯が点灯状態である場合の第1の閾
    値より小さくし及び/又は入力電圧監視手段における第
    2の閾値を放電灯が点灯状態である場合の第2の閾値よ
    り小さくするようにしたことを特徴とする放電灯点灯回
    路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の放電灯点
    灯回路において、 点灯検出手段からの信号により放電灯の消灯状態が検出
    され、かつ、直流電源部の入力電圧が第2の閾値を越え
    ている場合に、閾値可変手段が入力電圧監視手段におけ
    る第1の閾値と第2の閾値との差を、放電灯が点灯状態
    である場合の第1の閾値と第2の閾値との差より大きく
    するようにしたことを特徴とする放電灯点灯回路。
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