JPH08239365A - 3−フェニルイソキノール−1(2h)−オン誘導体とその製造法および治療への応用 - Google Patents
3−フェニルイソキノール−1(2h)−オン誘導体とその製造法および治療への応用Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 嗅覚障害、認識障害、視床下部機能不全性ホ
ルモン性障害、および痛みを治療するのに使用可能な3
−フェニルイソキノール−1(2H)−オン誘導体を含
む医薬組成物を提供する。 【解決手段】 下記式(I): [式中、Xは水素原子、ハロゲン原子、トリフルオロメ
チル基、C1−C3アルキル基または1個もしくは2個
のC1−C3アルコキシ基を表し、Yは水素原子、ハロ
ゲン原子、C1−C3アルキル基またはC1−C3アル
コキシ基を表し、R1はC1−C4アルキル基を表し、
Rはヒドロキシル基、メトキシ基、エトキシ基、または
R2およびR3がそれぞれ水素原子もしくはC1−C4
アルキル基を表す一般式:NR2R3の基を表す]で示
される化合物を含有する医薬組成物を提供する。
ルモン性障害、および痛みを治療するのに使用可能な3
−フェニルイソキノール−1(2H)−オン誘導体を含
む医薬組成物を提供する。 【解決手段】 下記式(I): [式中、Xは水素原子、ハロゲン原子、トリフルオロメ
チル基、C1−C3アルキル基または1個もしくは2個
のC1−C3アルコキシ基を表し、Yは水素原子、ハロ
ゲン原子、C1−C3アルキル基またはC1−C3アル
コキシ基を表し、R1はC1−C4アルキル基を表し、
Rはヒドロキシル基、メトキシ基、エトキシ基、または
R2およびR3がそれぞれ水素原子もしくはC1−C4
アルキル基を表す一般式:NR2R3の基を表す]で示
される化合物を含有する医薬組成物を提供する。
Description
【0001】本発明は3−フェニルイソキノール−1
(2H)−オン誘導体とその製造法および治療への応用
を目的とする。本発明の化合物は一般式(I):
(2H)−オン誘導体とその製造法および治療への応用
を目的とする。本発明の化合物は一般式(I):
【化7】 [式中、Xは水素原子、ハロゲン原子、トリフルオロメ
チル基、C1−C3アルキル基または1個もしくは2個の
C1−C3アルコキシ基を表し、Yは水素原子、ハロゲン
原子、C1−C3アルキル基またはC1−C3アルコキシ基
を表し、R1はC1−C4アルキル基を表し、Rはヒドロ
キシル基、メトキシ基、エトキシ基、またはR2および
R3がそれぞれ水素原子もしくはC1−C4アルキル基を
表す一般式:NR2R3の基を表す]に対応する。
チル基、C1−C3アルキル基または1個もしくは2個の
C1−C3アルコキシ基を表し、Yは水素原子、ハロゲン
原子、C1−C3アルキル基またはC1−C3アルコキシ基
を表し、R1はC1−C4アルキル基を表し、Rはヒドロ
キシル基、メトキシ基、エトキシ基、またはR2および
R3がそれぞれ水素原子もしくはC1−C4アルキル基を
表す一般式:NR2R3の基を表す]に対応する。
【0002】本発明の好ましい化合物はR1がメチル基
を表し、Rがメチルアミノ基を表す該式の化合物であ
る。本発明の一般式(I)の化合物は、以下の反応式に
示す方法に従って製造することができる。
を表し、Rがメチルアミノ基を表す該式の化合物であ
る。本発明の一般式(I)の化合物は、以下の反応式に
示す方法に従って製造することができる。
【化8】
【0003】X、YおよびR1が既述した意義を有する
一般式(II)の3−フェニルイソキノール−1(2
H)−オンを80〜120℃の温度で、N,N−ジメチ
ルホルムアミドの様な溶媒中でオキシ塩化リンで処理
し、次いで加水分解して、一般式(III)のアルデヒ
ドを得、次いでこのアルデヒドを、20〜67℃の温度
でテトラヒドロフランの様な溶媒中メチル(ジメトキシ
ホスフィニル)アセテートで処理して一般式(IV)の
メチルエステルを得、さらにこれを、例えばパラジウム
/炭素の存在下で水素添加することにより、Rがメトキ
シ基である一般式(I)に対応する一般式(Ia)のエ
ステルを得る。
一般式(II)の3−フェニルイソキノール−1(2
H)−オンを80〜120℃の温度で、N,N−ジメチ
ルホルムアミドの様な溶媒中でオキシ塩化リンで処理
し、次いで加水分解して、一般式(III)のアルデヒ
ドを得、次いでこのアルデヒドを、20〜67℃の温度
でテトラヒドロフランの様な溶媒中メチル(ジメトキシ
ホスフィニル)アセテートで処理して一般式(IV)の
メチルエステルを得、さらにこれを、例えばパラジウム
/炭素の存在下で水素添加することにより、Rがメトキ
シ基である一般式(I)に対応する一般式(Ia)のエ
ステルを得る。
【0004】Rがヒドロキシル基を表す一般式(I)の
化合物を所望する場合は、一般式(Ia)のエステル
を、60〜80℃の温度で、エタノールまたはメタノー
ルの様な溶媒中、塩基性媒質中で加水分解して一般式
(Ib)の化合物を得、Rが式:NR2R3の基を表す一
般式(I)の化合物を所望する場合は一般式(Ia)の
エステルを室温でメタノールとジクロロメタンの混合物
の様な溶媒中、一般式:HNR2R3のアミンで処理する
か、または一般式(Ib)の酸をN,N’−カルボニル
ジイミダゾールを用いて反応系内で製造されるイミダゾ
リドの仲介を経て該アミンで処理する。一般式(Ib)
の酸を20〜65℃の温度でエタノール中塩化チオニル
と反応させることにより、Rがエトキシ基を表す一般式
(I)の化合物を製造する。
化合物を所望する場合は、一般式(Ia)のエステル
を、60〜80℃の温度で、エタノールまたはメタノー
ルの様な溶媒中、塩基性媒質中で加水分解して一般式
(Ib)の化合物を得、Rが式:NR2R3の基を表す一
般式(I)の化合物を所望する場合は一般式(Ia)の
エステルを室温でメタノールとジクロロメタンの混合物
の様な溶媒中、一般式:HNR2R3のアミンで処理する
か、または一般式(Ib)の酸をN,N’−カルボニル
ジイミダゾールを用いて反応系内で製造されるイミダゾ
リドの仲介を経て該アミンで処理する。一般式(Ib)
の酸を20〜65℃の温度でエタノール中塩化チオニル
と反応させることにより、Rがエトキシ基を表す一般式
(I)の化合物を製造する。
【0005】一般式(II)の出発化合物はSynthesis
(1982),329-330;Synthesis(1980),10,845-847;CA
79(15),91351k;CA 76(1),3666bに記載の方法と類似
の方法に従って製造することができる。一般式(II
I)および(IV)の中間体は既知のものであり、特許
出願EP−0,424,929に記載されている。
(1982),329-330;Synthesis(1980),10,845-847;CA
79(15),91351k;CA 76(1),3666bに記載の方法と類似
の方法に従って製造することができる。一般式(II
I)および(IV)の中間体は既知のものであり、特許
出願EP−0,424,929に記載されている。
【0006】本発明の多くの化合物の製造法を以下の実
施例に例示する。微量元素分析およびI.R.ならびに
N.M.R.スペクトルによって、得られた化合物の構
造を確認する。実施例の表題の括弧内に表示している番
号は下記の表1の1列目の番号に対応する。化合物名中
のダッシュ「−」は用語の一部を形成する。
施例に例示する。微量元素分析およびI.R.ならびに
N.M.R.スペクトルによって、得られた化合物の構
造を確認する。実施例の表題の括弧内に表示している番
号は下記の表1の1列目の番号に対応する。化合物名中
のダッシュ「−」は用語の一部を形成する。
【0007】
【実施例】実施例1 (化合物番号2) メチル 2−メチル−1−オキソ−3−フェニル−1,
2−ジヒドロイソキノリン−4−プロパノエート 1.1. 2−メチル−1−オキソ−3−フェニル−
1,2−ジヒドロイソキノリン−4−カルボキシアルデ
ヒド 乾燥N,N−ジメチルホルムアミド80mLをアルゴン
環境下で0℃に冷却し、次いでオキシ塩化リン6.8m
L(71.7mモル)を滴加し、この混合物を室温で1
時間撹拌する。2−メチル−3−フェニルイソキノール
−1(2H)−オン5g(21.25mモル)の1,2
−ジクロロエタン溶液を加え、混合物を120℃まで徐
々に加熱し、4時間この温度に保つ。次いで混合物を室
温に冷却し、減圧下で溶媒を留去し、残留物にジエチル
エーテル200mLと氷を加え、有機溶媒を分離し、水
相をジクロロメタン200mLで抽出する。2つの有機
相を混合し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下
で溶媒を留去する。得られた生成物を、シクロヘキサン
とジクロロメタンの混合物(80/20〜50/5
0)、次いでシクロロメタンと酢酸エチルの混合物(1
00/0〜70/30)で溶離するシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーによって精製する。シクロヘキサンか
ら再結晶し、白色固形物3.93g(14.93mモ
ル)を得る。 融点:138〜141℃。
2−ジヒドロイソキノリン−4−プロパノエート 1.1. 2−メチル−1−オキソ−3−フェニル−
1,2−ジヒドロイソキノリン−4−カルボキシアルデ
ヒド 乾燥N,N−ジメチルホルムアミド80mLをアルゴン
環境下で0℃に冷却し、次いでオキシ塩化リン6.8m
L(71.7mモル)を滴加し、この混合物を室温で1
時間撹拌する。2−メチル−3−フェニルイソキノール
−1(2H)−オン5g(21.25mモル)の1,2
−ジクロロエタン溶液を加え、混合物を120℃まで徐
々に加熱し、4時間この温度に保つ。次いで混合物を室
温に冷却し、減圧下で溶媒を留去し、残留物にジエチル
エーテル200mLと氷を加え、有機溶媒を分離し、水
相をジクロロメタン200mLで抽出する。2つの有機
相を混合し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下
で溶媒を留去する。得られた生成物を、シクロヘキサン
とジクロロメタンの混合物(80/20〜50/5
0)、次いでシクロロメタンと酢酸エチルの混合物(1
00/0〜70/30)で溶離するシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーによって精製する。シクロヘキサンか
ら再結晶し、白色固形物3.93g(14.93mモ
ル)を得る。 融点:138〜141℃。
【0008】1.2. メチル(E)−3−(2−メチ
ル−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒドロイソ
キノール−4−イル)プロパン−2−エノエート 水素化ナトリウム0.9gの油中60%懸濁液(22.
5mモル)をアルゴン環境下で500mL丸底フラスコ
に導入し、ペンタンで洗浄し、乾燥テトラヒドロフラン
150mLに懸濁した。混合物を氷浴中で0℃に冷却
し、メチル(ジメトキシホスフィニル)アセテート3.
4g(18.7mモル)のテトラヒドロフラン(10m
L)溶液を滴加し、この混合物を室温で30分間撹拌す
る。次いで、2−メチル−1−オキソ−3−フェニル−
1,2−ジヒドロイソキノリン−4−カルボキシアルデ
ヒド4g(15.2mモル)を加え、混合物をテトラヒ
ドロフランで徐々に加熱還流し、6時間この温度に保
つ。
ル−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒドロイソ
キノール−4−イル)プロパン−2−エノエート 水素化ナトリウム0.9gの油中60%懸濁液(22.
5mモル)をアルゴン環境下で500mL丸底フラスコ
に導入し、ペンタンで洗浄し、乾燥テトラヒドロフラン
150mLに懸濁した。混合物を氷浴中で0℃に冷却
し、メチル(ジメトキシホスフィニル)アセテート3.
4g(18.7mモル)のテトラヒドロフラン(10m
L)溶液を滴加し、この混合物を室温で30分間撹拌す
る。次いで、2−メチル−1−オキソ−3−フェニル−
1,2−ジヒドロイソキノリン−4−カルボキシアルデ
ヒド4g(15.2mモル)を加え、混合物をテトラヒ
ドロフランで徐々に加熱還流し、6時間この温度に保
つ。
【0009】混合物を氷浴中で0℃に冷却し、数滴のメ
タノールを加えて過剰の水素化物を中和し、減圧下で溶
媒を留去する。残留物にジクロロメタン250mLと氷
冷水を加え、有機溶媒を分離し、水洗し、硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、濾過して減圧下で溶媒を留去する。残留物
をジクロロメタンと酢酸エチルの混合物(100/0〜
70/30)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製する。シクロヘキサンとジクロロメタンの
混合物から生成物を再結晶し、白色固形物3.84g
(12.02mモル)を得る。 融点:184〜185℃。
タノールを加えて過剰の水素化物を中和し、減圧下で溶
媒を留去する。残留物にジクロロメタン250mLと氷
冷水を加え、有機溶媒を分離し、水洗し、硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、濾過して減圧下で溶媒を留去する。残留物
をジクロロメタンと酢酸エチルの混合物(100/0〜
70/30)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製する。シクロヘキサンとジクロロメタンの
混合物から生成物を再結晶し、白色固形物3.84g
(12.02mモル)を得る。 融点:184〜185℃。
【0010】1.3. メチル 2−メチル−1−オキ
ソ−3−フェニル−1,2−ジヒドロイソキノリン−4
−プロパノエート 酢酸100mL中のメチル(E)−3−(2−メチル−
1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒドロイソキノ
ール−4−イル)プロパン−2−エノエート3.8g
(11.9mモル)の溶液に5%パラジウム/炭素0.
25gを加え、この懸濁液を、Parr装置の中で約
0.3MPaの圧下、室温で1時間、次いで約50℃で
3時間水素添加する。触媒を濾過して除去し、濾液を減
圧下で濃縮し、残留物に氷冷水、ジクロロメタン200
mLおよび1N 水酸化ナトリウム100mLを加えて
有機相を分離して水洗し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減
圧下で溶媒を留去する。粗生成物を、ジクロロメタンと
酢酸エチルの混合物(100/0〜70/30)で溶離
するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製する。
シクロヘキサンとジクロロメタンの混合物から再結晶
し、白色固形物2.69g(8.37mモル)を得る。
融点:134〜135℃。
ソ−3−フェニル−1,2−ジヒドロイソキノリン−4
−プロパノエート 酢酸100mL中のメチル(E)−3−(2−メチル−
1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒドロイソキノ
ール−4−イル)プロパン−2−エノエート3.8g
(11.9mモル)の溶液に5%パラジウム/炭素0.
25gを加え、この懸濁液を、Parr装置の中で約
0.3MPaの圧下、室温で1時間、次いで約50℃で
3時間水素添加する。触媒を濾過して除去し、濾液を減
圧下で濃縮し、残留物に氷冷水、ジクロロメタン200
mLおよび1N 水酸化ナトリウム100mLを加えて
有機相を分離して水洗し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減
圧下で溶媒を留去する。粗生成物を、ジクロロメタンと
酢酸エチルの混合物(100/0〜70/30)で溶離
するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製する。
シクロヘキサンとジクロロメタンの混合物から再結晶
し、白色固形物2.69g(8.37mモル)を得る。
融点:134〜135℃。
【0011】実施例2(化合物番号1) 2−メチル−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒ
ドロイソキノリン−4−プロピオン酸 2−メチル−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒ
ドロイソキノリン−4−プロパノエート1.2g(3.
7mモル)を250mL丸底フラスコ中でメタノール8
0mLに溶解し、水酸化ナトリウム0.25g(6.2
5mモル)および水1mLを加え、次いでこの混合物を
室温で1時間、さらに還流温度で2時間撹拌する。この
混合物を冷却し、減圧下で溶媒を留去し、残留物を水5
0mLおよびジエチルエーテル50mLにとり、36%
塩酸を滴加する。不溶性物質を濾過して回収し、水洗
し、乾燥する。白色固形物0.91g(2.96mモ
ル)が得られる。 融点:138〜140℃。
ドロイソキノリン−4−プロピオン酸 2−メチル−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒ
ドロイソキノリン−4−プロパノエート1.2g(3.
7mモル)を250mL丸底フラスコ中でメタノール8
0mLに溶解し、水酸化ナトリウム0.25g(6.2
5mモル)および水1mLを加え、次いでこの混合物を
室温で1時間、さらに還流温度で2時間撹拌する。この
混合物を冷却し、減圧下で溶媒を留去し、残留物を水5
0mLおよびジエチルエーテル50mLにとり、36%
塩酸を滴加する。不溶性物質を濾過して回収し、水洗
し、乾燥する。白色固形物0.91g(2.96mモ
ル)が得られる。 融点:138〜140℃。
【0012】実施例3(化合物番号4) N,2−ジメチル−1−オキソ−3−フェニル−1,2
−ジヒドロイソキノリン−4−プロパンアミド ジクロロメタン20mLおよびメタノール80mL中の
メチル2−メチル−1−オキソ−3−フェニル−1,2
−ジヒドロイソキノリン−4−プロパノエート1.25
g(3.85mモル)の溶液を含む250mL丸底フラ
スコ中にメチルアミンガスを飽和するまで通気し、混合
物を室温で3日間撹拌する。減圧下で溶媒を留去し、残
留物をジクロロメタンと酢酸エチルの混合物(100/
0〜80/20)、次いでジクロロメタンとメタノール
の混合物(95/5)で溶離するシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーで精製する。アセトニトリルから再結晶
し、白色結晶固形物0.85g(2.65mモル)を得
る。 融点:185〜186℃。
−ジヒドロイソキノリン−4−プロパンアミド ジクロロメタン20mLおよびメタノール80mL中の
メチル2−メチル−1−オキソ−3−フェニル−1,2
−ジヒドロイソキノリン−4−プロパノエート1.25
g(3.85mモル)の溶液を含む250mL丸底フラ
スコ中にメチルアミンガスを飽和するまで通気し、混合
物を室温で3日間撹拌する。減圧下で溶媒を留去し、残
留物をジクロロメタンと酢酸エチルの混合物(100/
0〜80/20)、次いでジクロロメタンとメタノール
の混合物(95/5)で溶離するシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーで精製する。アセトニトリルから再結晶
し、白色結晶固形物0.85g(2.65mモル)を得
る。 融点:185〜186℃。
【0013】実施例4(化合物番号23) N,N,2−トリメチル−1−オキソ−3−フェニル−
1,2−ジヒドロイソキノリン−4−プロパンアミド ジクロロメタン150mL中の2−メチル−1−オキソ
−3−フェニル−1,2−ジヒドロイソキノリン−4−
プロピオン酸0.9g(2.93mモル)の懸濁液をア
ルゴン環境下に置いた500mL丸底フラスコ中で調製
し、N,N’−カルボニルジイミダゾール0.7g
(4.3mモル)を加え、混合物を室温で2時間撹拌
し、ジメチルアミンガスで1分間飽和し、さらに12時
間撹拌し続ける。 減圧下で溶媒を留去し、残留物をジ
クロロメタン200mL、水100mLおよび1M塩酸
中にとり、有機相を分離して水洗し、硫酸ナトリウムで
乾燥し、濾過し、さらに減圧下で溶媒を留去する。残留
物をジクロロメタンと酢酸エチルの混合物(100/0
〜70/30)、次いでジクロロメタンとメタノールの
混合物(95/5)で溶離するシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーで精製する。ジクロロメタン、メタノール
およびアセトニトリルの混合物から再結晶し、白色固形
物0.72g(2.15mモル)を得る。 融点:165.5〜166℃。
1,2−ジヒドロイソキノリン−4−プロパンアミド ジクロロメタン150mL中の2−メチル−1−オキソ
−3−フェニル−1,2−ジヒドロイソキノリン−4−
プロピオン酸0.9g(2.93mモル)の懸濁液をア
ルゴン環境下に置いた500mL丸底フラスコ中で調製
し、N,N’−カルボニルジイミダゾール0.7g
(4.3mモル)を加え、混合物を室温で2時間撹拌
し、ジメチルアミンガスで1分間飽和し、さらに12時
間撹拌し続ける。 減圧下で溶媒を留去し、残留物をジ
クロロメタン200mL、水100mLおよび1M塩酸
中にとり、有機相を分離して水洗し、硫酸ナトリウムで
乾燥し、濾過し、さらに減圧下で溶媒を留去する。残留
物をジクロロメタンと酢酸エチルの混合物(100/0
〜70/30)、次いでジクロロメタンとメタノールの
混合物(95/5)で溶離するシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーで精製する。ジクロロメタン、メタノール
およびアセトニトリルの混合物から再結晶し、白色固形
物0.72g(2.15mモル)を得る。 融点:165.5〜166℃。
【0014】実施例5(化合物番号10) N,2−ジメチル−7−クロロ−1−オキソ−3−フェ
ニル−1,2−ジヒドロイソキノリン−4−プロパンア
ミド 5.1. 7−クロロ−2−メチル−1−オキソ−3−
フェニル−1,2−ジヒドロイソキノリン−4−カルボ
キシアルデヒド 乾燥N,N−ジメチルホルムアミト100mLをアルゴ
ン環境下で0℃に冷却し、オキシ塩化リン12mL(1
28mモル)を滴加し、この混合物を室温で1時間撹拌
する。7−クロロ−2−メチル−3−フェニルイソキノ
ール−1(2H)−オン13.7g(51mモル)を加
え、混合物を徐々に110℃に加熱し、4時間この温度
に保つ。これを室温に冷却し、減圧下で溶媒を留去し、
残留物にジエチルエーテル200mLと氷を加え、さら
に1N水酸化ナトリウムを加える。有機相を分離し、水
相をジクロロメタン200mLで抽出する。2つの有機
相を混合し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下
で溶媒を留去する。残留物をシクロヘキサンとジクロロ
メタンの混合物(80/20〜50/50)、次いでジ
クロロメタンと酢酸エチルの混合物(100/0〜70
/30)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで精製する。シクロヘキサンから再結晶し、白色固形
物7.68g(26mモル)を得る。 融点:172〜173℃。
ニル−1,2−ジヒドロイソキノリン−4−プロパンア
ミド 5.1. 7−クロロ−2−メチル−1−オキソ−3−
フェニル−1,2−ジヒドロイソキノリン−4−カルボ
キシアルデヒド 乾燥N,N−ジメチルホルムアミト100mLをアルゴ
ン環境下で0℃に冷却し、オキシ塩化リン12mL(1
28mモル)を滴加し、この混合物を室温で1時間撹拌
する。7−クロロ−2−メチル−3−フェニルイソキノ
ール−1(2H)−オン13.7g(51mモル)を加
え、混合物を徐々に110℃に加熱し、4時間この温度
に保つ。これを室温に冷却し、減圧下で溶媒を留去し、
残留物にジエチルエーテル200mLと氷を加え、さら
に1N水酸化ナトリウムを加える。有機相を分離し、水
相をジクロロメタン200mLで抽出する。2つの有機
相を混合し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下
で溶媒を留去する。残留物をシクロヘキサンとジクロロ
メタンの混合物(80/20〜50/50)、次いでジ
クロロメタンと酢酸エチルの混合物(100/0〜70
/30)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで精製する。シクロヘキサンから再結晶し、白色固形
物7.68g(26mモル)を得る。 融点:172〜173℃。
【0015】5.2. メチル(E)−3−(7−クロ
ロ−2−メチル−1−オキソ−3−フェニル−1,2−
ジヒドロイソキノール−4−イル)プロパン−2−エノ
エート水素化ナトリウム1.3gの油中60%懸濁液
(32.5mモル)をアルゴン環境下で500mL丸底
フラスコに導入し、ペンタンで洗浄し、乾燥テトラヒド
ロフラン200mLに懸濁した。混合物を氷浴によって
0℃に冷却し、メチル(ジメトキシホスフィニル)アセ
テート4.6g(28mモル)のテトラヒドロフラン
(10mL)溶液を滴加し、この混合物を室温で30分
間撹拌する。
ロ−2−メチル−1−オキソ−3−フェニル−1,2−
ジヒドロイソキノール−4−イル)プロパン−2−エノ
エート水素化ナトリウム1.3gの油中60%懸濁液
(32.5mモル)をアルゴン環境下で500mL丸底
フラスコに導入し、ペンタンで洗浄し、乾燥テトラヒド
ロフラン200mLに懸濁した。混合物を氷浴によって
0℃に冷却し、メチル(ジメトキシホスフィニル)アセ
テート4.6g(28mモル)のテトラヒドロフラン
(10mL)溶液を滴加し、この混合物を室温で30分
間撹拌する。
【0016】次いで、7−クロロ−2−メチル−1−オ
キソ−3−フェニル−1,2−ジヒドロイソキノリン−
4−カルボキシアルデヒド7.68g(26mモル)を
加え、混合物をテトラヒドロフランで徐々に加熱還流
し、3時間この温度に保つ。混合物を氷浴中で0℃に冷
却し、数滴のメタノールを加えて過剰の水素化物を中和
し、減圧下で溶媒を留去する。残留物にジクロロメタン
250mLと氷冷水を加え、有機溶媒を分離し、水洗
し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過して減圧下で溶媒を
留去する。残留物をジクロロメタンと酢酸エチルの混合
物(100/0〜70/30)で溶離するシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーで精製する。シクロヘキサンと
ジクロロメタンの混合物から生成物を再結晶し、白色固
形物8.35g(23.6mモル)を得る。 融点:185〜188℃。
キソ−3−フェニル−1,2−ジヒドロイソキノリン−
4−カルボキシアルデヒド7.68g(26mモル)を
加え、混合物をテトラヒドロフランで徐々に加熱還流
し、3時間この温度に保つ。混合物を氷浴中で0℃に冷
却し、数滴のメタノールを加えて過剰の水素化物を中和
し、減圧下で溶媒を留去する。残留物にジクロロメタン
250mLと氷冷水を加え、有機溶媒を分離し、水洗
し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過して減圧下で溶媒を
留去する。残留物をジクロロメタンと酢酸エチルの混合
物(100/0〜70/30)で溶離するシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーで精製する。シクロヘキサンと
ジクロロメタンの混合物から生成物を再結晶し、白色固
形物8.35g(23.6mモル)を得る。 融点:185〜188℃。
【0017】5.3. メチル 7−クロロ−2−メチ
ル−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒドロイソ
キノリン−4−プロパノエート 酸化白金0.8gを、酢酸エチル150mL中のメチル
(E)−3−(7−クロロ−2−メチル−1−オキソ−
3−フェニル−1,2−ジヒドロイソキノール−4−イ
ル)プロパン−2−エノエート8.35g(23.6m
モル)の溶液に加え、この懸濁液を、Parr装置の中
で約0.3MPaの圧下、室温で5時間水素添加する。
触媒を濾過して除去し、濾液を減圧下で濃縮する。粗生
成物を、シクロヘキサンとジクロロメタンの混合物(5
0/50〜0/100)、次いでジクロロメタンと酢酸
エチルの混合物(100/0〜90/10)で溶離する
シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製する。減圧
下で溶媒を留去し、残留物をジクロヘキサンにとり、白
色固形物4.73g(13.3mモル)を得る。 融点:143〜144℃。
ル−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒドロイソ
キノリン−4−プロパノエート 酸化白金0.8gを、酢酸エチル150mL中のメチル
(E)−3−(7−クロロ−2−メチル−1−オキソ−
3−フェニル−1,2−ジヒドロイソキノール−4−イ
ル)プロパン−2−エノエート8.35g(23.6m
モル)の溶液に加え、この懸濁液を、Parr装置の中
で約0.3MPaの圧下、室温で5時間水素添加する。
触媒を濾過して除去し、濾液を減圧下で濃縮する。粗生
成物を、シクロヘキサンとジクロロメタンの混合物(5
0/50〜0/100)、次いでジクロロメタンと酢酸
エチルの混合物(100/0〜90/10)で溶離する
シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製する。減圧
下で溶媒を留去し、残留物をジクロヘキサンにとり、白
色固形物4.73g(13.3mモル)を得る。 融点:143〜144℃。
【0018】5.4. N,2−ジメチル−7−クロロ
−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒドロイソキ
ノリン−4−プロパンアミド ジクロロメタン20mLおよびメタノール80mL中の
メチル7−クロロ−2−メチル−1−オキソ−3−フェ
ニル−1,2−ジヒドロイソキノリン−4−プロパノエ
ート1.7g(4.78mモル)の溶液を含む250m
L丸底フラスコ中にメチルアミンガスを飽和するまで通
気し、混合物を室温で4日間撹拌する。減圧下で溶媒を
留去し、残留物をジクロロメタンと酢酸エチルの混合物
(100/0〜80/20)、次いでジクロロメタンと
メタノールの混合物(95/5)で溶離するシリカゲル
カラムクロマトグラフィーで精製する。酢酸エチルから
再結晶し、白色結晶固形物1.36g(3.83mモ
ル)を得る。 融点:161〜162℃。
−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒドロイソキ
ノリン−4−プロパンアミド ジクロロメタン20mLおよびメタノール80mL中の
メチル7−クロロ−2−メチル−1−オキソ−3−フェ
ニル−1,2−ジヒドロイソキノリン−4−プロパノエ
ート1.7g(4.78mモル)の溶液を含む250m
L丸底フラスコ中にメチルアミンガスを飽和するまで通
気し、混合物を室温で4日間撹拌する。減圧下で溶媒を
留去し、残留物をジクロロメタンと酢酸エチルの混合物
(100/0〜80/20)、次いでジクロロメタンと
メタノールの混合物(95/5)で溶離するシリカゲル
カラムクロマトグラフィーで精製する。酢酸エチルから
再結晶し、白色結晶固形物1.36g(3.83mモ
ル)を得る。 融点:161〜162℃。
【0019】以下の表に一般式(I)の化合物のいくつ
かの化学構造と物理学的性状を例示する。
かの化学構造と物理学的性状を例示する。
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】薬理学的試験において、本発明の化合物が
治療的活性を有する物質として利点を持つことが証明さ
れた。
治療的活性を有する物質として利点を持つことが証明さ
れた。
【0022】α5サブユニットを含むGABAA受容体関
連ω受容体(ベンゾジアゼピン受容体)ポピュレーショ
ンに関する膜結合試験 これらの受容体は[3H]フルマゼニルおよび5μMゾ
ルピデム(他のω−受容体サブタイプをマスクするた
め)の存在下でインキュベーションしたラット海馬膜中
で別々に標識することができる。該化合物を用いて、[
3H]フルマゼニルで標識したこれらの受容体に対する
これらの化合物のインビトロにおける親和性について試
験した。使用した動物は体重200〜250gのOFA
(Iffa Credo)雄ラットである。断頭した後に海馬を取
り出し、Ultra-TurraxまたはPolytron装置を用いて、1
20mM塩化ナトリウムおよび5mM塩化カリウムを含
む50mMトリス緩衝液(塩酸でpH7.4に補正し
た)80倍容中、最大速度6/10で20秒間粉砕す
る。
連ω受容体(ベンゾジアゼピン受容体)ポピュレーショ
ンに関する膜結合試験 これらの受容体は[3H]フルマゼニルおよび5μMゾ
ルピデム(他のω−受容体サブタイプをマスクするた
め)の存在下でインキュベーションしたラット海馬膜中
で別々に標識することができる。該化合物を用いて、[
3H]フルマゼニルで標識したこれらの受容体に対する
これらの化合物のインビトロにおける親和性について試
験した。使用した動物は体重200〜250gのOFA
(Iffa Credo)雄ラットである。断頭した後に海馬を取
り出し、Ultra-TurraxまたはPolytron装置を用いて、1
20mM塩化ナトリウムおよび5mM塩化カリウムを含
む50mMトリス緩衝液(塩酸でpH7.4に補正し
た)80倍容中、最大速度6/10で20秒間粉砕す
る。
【0023】[3H]フルマゼニル(1nM;特異活
性:80〜87Ci/mモル;Du Pontde Nemours/New
England Nuclear)との結合を、5μMゾルピデムと試
験化合物を含む緩衝液の終量1mL中で膜懸濁液200
μLをインキュベーションすることによって検出した。
0℃で45分間インキュベーションした後、Whatman GF
/Bフィルターで濾過し、氷冷緩衝液5mLで2回洗浄を
行って膜を回収する。フィルターに保持されている放射
活性量を液体シンチグラフィーによって測定した。[3
H]フルマゼニルの特異的結合は、フィルターに保持さ
れており1μMフルニトラゼパムと共にインキュベーシ
ョンすることによって阻害される放射活性量として定義
する。試験化合物の各濃度ごとに、[3H]フルマゼニ
ルの結合阻害パーセンテージ、および次いで特異活性を
50%阻害する濃度であるIC50を決定する。本試験に
おいて最も活性な本発明の化合物のIC50は10〜40
0nMのオーダーである。
性:80〜87Ci/mモル;Du Pontde Nemours/New
England Nuclear)との結合を、5μMゾルピデムと試
験化合物を含む緩衝液の終量1mL中で膜懸濁液200
μLをインキュベーションすることによって検出した。
0℃で45分間インキュベーションした後、Whatman GF
/Bフィルターで濾過し、氷冷緩衝液5mLで2回洗浄を
行って膜を回収する。フィルターに保持されている放射
活性量を液体シンチグラフィーによって測定した。[3
H]フルマゼニルの特異的結合は、フィルターに保持さ
れており1μMフルニトラゼパムと共にインキュベーシ
ョンすることによって阻害される放射活性量として定義
する。試験化合物の各濃度ごとに、[3H]フルマゼニ
ルの結合阻害パーセンテージ、および次いで特異活性を
50%阻害する濃度であるIC50を決定する。本試験に
おいて最も活性な本発明の化合物のIC50は10〜40
0nMのオーダーである。
【0024】主としてα2およびα3サブユニットを含む
GABAA受容体関連ω2受容体(II型ベンゾジアゼピ
ン受容体)に関する膜結合試験 脊髄のω2受容体に対する化合物の親和性を、放射性リ
ガンドとして[3H]ジアゼパムの代わりに[3H]フル
マゼニルを用いて、S.Z.LangerおよびS.Arbilla(Fund.
Clin. Pharmacol.(1988),2,159-170)の記載した方
法の変法に従って測定した。脊髄組織を30倍容の氷冷
緩衝液(トリス/HCl(pH7.4)50mL、12
0mM NaCl、5mM KCl)中で60秒間ホモゲ
ナイズし、次いで1/3に希釈した後、この懸濁液を、
濃度1nMの[3H]フルマゼニル(特異活性:78C
i/mモル;New England Nuclear)および異なる濃度
の本発明の化合物と終量525μLでインキュベーショ
ンする。0℃で30分間インキュベーションした後、試
料をWhatman GF/Bフィルターで減圧濾過し、氷冷緩衝液
で速やかに洗浄する。[3H]フルマゼニルの特異活性
を1μM非標識ジアゼパムの存在下で測定する。データ
を常法により分析し、[3H]フルマゼニルの50%結
合阻害濃度であるIC50を計算した。本試験における本
発明の化合物のIC50値は0.05〜10μMである。
GABAA受容体関連ω2受容体(II型ベンゾジアゼピ
ン受容体)に関する膜結合試験 脊髄のω2受容体に対する化合物の親和性を、放射性リ
ガンドとして[3H]ジアゼパムの代わりに[3H]フル
マゼニルを用いて、S.Z.LangerおよびS.Arbilla(Fund.
Clin. Pharmacol.(1988),2,159-170)の記載した方
法の変法に従って測定した。脊髄組織を30倍容の氷冷
緩衝液(トリス/HCl(pH7.4)50mL、12
0mM NaCl、5mM KCl)中で60秒間ホモゲ
ナイズし、次いで1/3に希釈した後、この懸濁液を、
濃度1nMの[3H]フルマゼニル(特異活性:78C
i/mモル;New England Nuclear)および異なる濃度
の本発明の化合物と終量525μLでインキュベーショ
ンする。0℃で30分間インキュベーションした後、試
料をWhatman GF/Bフィルターで減圧濾過し、氷冷緩衝液
で速やかに洗浄する。[3H]フルマゼニルの特異活性
を1μM非標識ジアゼパムの存在下で測定する。データ
を常法により分析し、[3H]フルマゼニルの50%結
合阻害濃度であるIC50を計算した。本試験における本
発明の化合物のIC50値は0.05〜10μMである。
【0025】α1サブユニットを含むGABAA受容体関
連ω1受容体(I型ベンゾジアゼピン受容体)に関する
膜結合試験 小脳のω1受容体に対する化合物の親和性を、放射性リ
ガンドとして[3H]ジアゼパムの代わりに[3H]フル
マゼニルを用いて、S.Z.LangerおよびS.Arbilla(Fund.
Clin. Pharmacol.(1988),2,159-170)の記載した方
法の変法に従って測定した。小脳組織を120倍容の氷
冷緩衝液(トリス/HCl(pH7.4)50mL、1
20mM NaCl、5mM KCl)中で60秒間ホモ
ゲナイズし、次いで1/3に希釈した後、この懸濁液
を、濃度1nMの[3H]フルマゼニル(特異活性:7
8Ci/mモル;New England Nuclear)および異なる
濃度の本発明の化合物と終量525μLでインキュベー
ションする。0℃で30分間インキュベーションした
後、試料をWhatman GF/Bフィルターで減圧濾過し、氷冷
緩衝液で速やかに洗浄する。[3H]フルマゼニルの特
異活性を1μM非標識ジアゼパムの存在下で測定する。
データを常法により分析し、[3H]フルマゼニルの5
0%結合阻害濃度であるIC50を計算した。本試験にお
ける本発明の化合物のIC50値は0.1〜10μMであ
る。
連ω1受容体(I型ベンゾジアゼピン受容体)に関する
膜結合試験 小脳のω1受容体に対する化合物の親和性を、放射性リ
ガンドとして[3H]ジアゼパムの代わりに[3H]フル
マゼニルを用いて、S.Z.LangerおよびS.Arbilla(Fund.
Clin. Pharmacol.(1988),2,159-170)の記載した方
法の変法に従って測定した。小脳組織を120倍容の氷
冷緩衝液(トリス/HCl(pH7.4)50mL、1
20mM NaCl、5mM KCl)中で60秒間ホモ
ゲナイズし、次いで1/3に希釈した後、この懸濁液
を、濃度1nMの[3H]フルマゼニル(特異活性:7
8Ci/mモル;New England Nuclear)および異なる
濃度の本発明の化合物と終量525μLでインキュベー
ションする。0℃で30分間インキュベーションした
後、試料をWhatman GF/Bフィルターで減圧濾過し、氷冷
緩衝液で速やかに洗浄する。[3H]フルマゼニルの特
異活性を1μM非標識ジアゼパムの存在下で測定する。
データを常法により分析し、[3H]フルマゼニルの5
0%結合阻害濃度であるIC50を計算した。本試験にお
ける本発明の化合物のIC50値は0.1〜10μMであ
る。
【0026】本発明の化合物について実施した試験結果
から、インビトロにおいて、α1ユニットを含むGAB
AA受容体関連ω1−受容体サブタイプ、および主として
α2およびα3サブユニットを含むGABAA受容体関連
ω2受容体(II型ベンゾジアゼピン受容体)のポピュ
レーションと比較したとき、α5サブユニットを含むG
ABAA受容体関連ω受容体(ベンゾジアゼピン受容
体)のポピュレーションでは、フルマゼニルの膜結合試
験部位の[3H]フルマゼニルが該化合物に置き換わる
ことを示している。言い換えれば、該化合物は、 ・α5サブユニットを含むGABAA受容体関連ω受容体
(ベンゾジアゼピン受容体)のポピュレーションにおい
て[3H]フルマゼニルの膜結合部位に高い親和性を有
し、 ・α1サブユニットを含むGABAA受容体関連ω1受容
体(I型ベンゾジアゼピン受容体)サブタイプでは中程
度のもしくは低い親和性を示し、 ・主としてα2およびα3サブユニットを含むGABAA
受容体関連ω2受容体(II型ベンゾジアゼピン受容
体)のポピュレーションにおいて中程度のもしくは低い
親和性を示す。
から、インビトロにおいて、α1ユニットを含むGAB
AA受容体関連ω1−受容体サブタイプ、および主として
α2およびα3サブユニットを含むGABAA受容体関連
ω2受容体(II型ベンゾジアゼピン受容体)のポピュ
レーションと比較したとき、α5サブユニットを含むG
ABAA受容体関連ω受容体(ベンゾジアゼピン受容
体)のポピュレーションでは、フルマゼニルの膜結合試
験部位の[3H]フルマゼニルが該化合物に置き換わる
ことを示している。言い換えれば、該化合物は、 ・α5サブユニットを含むGABAA受容体関連ω受容体
(ベンゾジアゼピン受容体)のポピュレーションにおい
て[3H]フルマゼニルの膜結合部位に高い親和性を有
し、 ・α1サブユニットを含むGABAA受容体関連ω1受容
体(I型ベンゾジアゼピン受容体)サブタイプでは中程
度のもしくは低い親和性を示し、 ・主としてα2およびα3サブユニットを含むGABAA
受容体関連ω2受容体(II型ベンゾジアゼピン受容
体)のポピュレーションにおいて中程度のもしくは低い
親和性を示す。
【0027】ω1−小脳IC50/ω−海馬IC50比で表
される選択性は5〜25であり、ω2−脊髄IC50/ω
−海馬IC50比で表される選択性も5〜25である。本
発明の化合物はα5サブユニット関連GABAA受容体の
GABA作動性伝達障害性疾患を治療するのに使用する
ことができる。嗅球中、海馬および視床下部のような辺
縁系構造中、および脊髄中のGABAA受容体複合体α5
サブユニット関連ω受容体の選択的な分布は、本発明の
化合物を嗅覚障害、認識障害、視床下部機能不全性のホ
ルモン性障害、情緒障害、および痛みの治療に使用する
ことができることを示している。該化合物は痙直および
痙攣の治療にも使用することができる。
される選択性は5〜25であり、ω2−脊髄IC50/ω
−海馬IC50比で表される選択性も5〜25である。本
発明の化合物はα5サブユニット関連GABAA受容体の
GABA作動性伝達障害性疾患を治療するのに使用する
ことができる。嗅球中、海馬および視床下部のような辺
縁系構造中、および脊髄中のGABAA受容体複合体α5
サブユニット関連ω受容体の選択的な分布は、本発明の
化合物を嗅覚障害、認識障害、視床下部機能不全性のホ
ルモン性障害、情緒障害、および痛みの治療に使用する
ことができることを示している。該化合物は痙直および
痙攣の治療にも使用することができる。
【0028】このために、該化合物は、適切な賦形剤と
組み合せることにより1日量として活性物質1〜100
0mgを投与することが可能な、例えば、錠剤、糖衣
錠、ゼラチンカプセル剤、カプセル剤、経口投与もしく
は注射用の溶液剤もしくは懸濁剤および座剤などの腸内
投与または非経口投与のためのすべての医薬投与剤型と
することができる。
組み合せることにより1日量として活性物質1〜100
0mgを投与することが可能な、例えば、錠剤、糖衣
錠、ゼラチンカプセル剤、カプセル剤、経口投与もしく
は注射用の溶液剤もしくは懸濁剤および座剤などの腸内
投与または非経口投与のためのすべての医薬投与剤型と
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャック・フロワッサン フランス41160モレ、ブルヴァンヴィル、 シデックス981番 (72)発明者 カトリーヌ・ギノ フランス75019パリ、アブニュー・ドゥ・ ローミエール13番
Claims (5)
- 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 [式中、Xは水素原子、ハロゲン原子、トリフルオロメ
チル基、C1−C3アルキル基または1個もしくは2個の
C1−C3アルコキシ基を表し、Yは水素原子、ハロゲン
原子、C1−C3アルキル基またはC1−C3アルコキシ基
を表し、R1はC1−C4アルキル基を表し、Rはヒドロ
キシル基、メトキシ基、エトキシ基、またはR2および
R3がそれぞれ水素原子もしくはC1−C4アルキル基を
表す一般式:NR2R3の基を表す]で示される化合物。 - 【請求項2】 R1がメチル基を表し、Rがメチルアミ
ノ基を表すことを特徴とする請求項1に記載の化合物。 - 【請求項3】 請求項1に記載の化合物の製造法であっ
て、一般式(II): 【化2】 [式中、X、YおよびR1は請求項1と同意義である]
で示される3−フェニルイソキノール−1(2H)−オ
ンをオキシ塩化リンで処理して一般式(III): 【化3】 で示されるアルデヒドを得、次いでこのアルデヒドをメ
チル(ジメトキシホスフィニル)アセテートで処理して
一般式(IV): 【化4】 で示されるメチルエステルを得、さらにこれを水素添加
することにより、Rがメトキシ基を表す場合は一般式
(I)に対応する一般式(Ia): 【化5】 で示されるエステルを得、次いでRがヒドロキシル基を
表す一般式(I)の化合物を所望する場合は一般式(I
a)のエステルを加水分解し、一般式(Ib): 【化6】 で示される化合物を得、Rが式:NR2R3の基を表す一
般式(I)の化合物を所望する場合は一般式(Ia)の
エステルを一般式:HNR2R3のアミンで処理するかま
たは一般式(Ib)の酸をN,N’−カルボニルジイミ
ダゾールを用いて反応系内で製造されるイミダゾリドの
仲介を経て該アミンで処理し、またRがエトキシ基を表
す一般式(I)の化合物を所望する場合は一般式(I
b)の酸をエタノール中塩化チオニルと反応させること
を特徴とする請求項1に記載の化合物の製造法。 - 【請求項4】 請求項1または2に記載の化合物を含む
ことを特徴とする医薬。 - 【請求項5】 請求項1または2に記載の化合物を賦形
剤と共に含むことを特徴とする医薬組成物。
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