JPH08510478A - 4−p−フルオロベンゾイル−1−ピペリジニル−プロポキシ−クロメン−4−オン誘導体、その調製及び精神病と精神分裂病の治療におけるその使用 - Google Patents

4−p−フルオロベンゾイル−1−ピペリジニル−プロポキシ−クロメン−4−オン誘導体、その調製及び精神病と精神分裂病の治療におけるその使用

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JPH08510478A JP7524376A JP52437695A JPH08510478A JP H08510478 A JPH08510478 A JP H08510478A JP 7524376 A JP7524376 A JP 7524376A JP 52437695 A JP52437695 A JP 52437695A JP H08510478 A JPH08510478 A JP H08510478A
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    • A61P25/18Antipsychotics, i.e. neuroleptics; Drugs for mania or schizophrenia

Abstract

(57)【要約】 本発明は下記一般式(I)の新規なクロメン化合物及びそれらの製薬的に許容し得る付加塩に関するものであり、 式中、R1及びR2は水素、1〜4の炭素原子を有するアルキル、ハロゲン、トリフルオロメチル、任意に置換されたフェニル又はヒドロキシメチルである。これらの化合物は、精神病及び精神分裂病の治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 4−p−フルオロベンゾイル−1−ピペリジニル−プロポキシ−クロメン− 4−オン誘導体、その調製及び精神病と精神分裂病の治療におけるその使用 本発明は、下記一般式(I)を有する新規なクロメン化合物、及び、それらの 製薬的に許容し得る付加塩に関するものであり、 式中、R1及びR2は水素、1〜4の炭素原子を有するアルキル、ハロゲン、トリ フルオロメチル、任意に置換されたフェニル又はヒドロキシメチルである。 製薬的に許容し得る付加塩の中では塩酸塩が好ましい。 前記フェニル基はC1〜C4のアルキル、ヒドロキシ、C1〜C4のアルコキシ、 ハロゲン、アミノ、モノ又はジC1〜C4のアルキルアミノ及びニトロから独立に 選択される1〜3の置換基で置換されていてもよい。 一般式(I)の化合物は機構Iに従って得られる。要するに、一般式(III) の7−(3−ハロプロポキシ)クロメン−4−オンと4−(p−フルオロベンゾ イル)−ピペリジン(II)のアルキル化により本発明の化合物が提供される。尚 、式中Xは塩素、臭素又はヨウ素であり、R1及びR2は(I)で定義されたと同 様である。この反応は非極性溶媒中で塩基の存在下で都合良く生じる。 アセトニトリルは非極性溶媒として適当であり、塩基としてアルカリ金属炭酸 塩又は炭酸水素塩を使用するのが有用である。ヨウ化カリウムを触媒として使用 し得る。この反応は、加熱下好ましくは混合物の沸点で生じる。中間体(II)は 市販源から購入し得る。この反応は機構1に従って説明され得る。機構1 一般式(III)の中間体(式中、Xは塩素、臭素又はヨウ素であり、R1及びR2 は水素、1〜4の炭素原子を有するアルキル、ハロゲン、トリフルオロメチル 、任意に置換されたフェニルである。)は、限定的な方法ではないが、a)一般 式(V)(式中、Xは(III)で定義したと同様である。)の1−ブロモ−3− ハロプロパンと相当する一般式(IV)の7−ヒドロキシ−クロメン−4−オン( 式中、R1及びR2は(I)で定義されたと同様である。)のアルキル化、又は、 b)一般式(VI)(式中、Xは前述の構造で定義されたと同様である。)の相当 する4−(3−ハロプロポキシ)−2−ヒドロキシアセトフェノン類からの環化 によって調製され得り、これら全ては機構2に従う。この機構において、〔Y〕 は、ターシャリブチル次亜塩素酸塩、塩素、臭素又はヨウ素等の、塩素、臭素又 はヨウ素原子を導入し得るハロゲン化剤である。反応媒体中での一般式(VIII) の中間体の自然分子内環化により、一般式(III)(式中、R1は水素であり、R2 はYで定義したと同様である。)の中間体が導かれる。機構2 一般式(III)(式中、Xは塩素、臭素又はヨウ素であり、R1は水素であり、 R2はヒドロキシメチルである。)の中間体は、機構2’に示される通りの有機 化学の従来の手順に従って、ジメチルホルムアミド中での塩化ホスホリルとのア ルキル化、それに引き続く氷上での付加及びそのようにして形成された一般式( IX)(式中、Xは前述の構造で定義されたと同様である。)の7−(3−ハロプ ロポキシ)−3−ホルミル−クロメン−4−オン類と水素化ホウ素ナトリウム との続いて起こる還元によって、一般式(VI)の4’−(ハロプロポキシ)−2 ’−ヒドロキシ−アセトフェノン類から2段階で調製され得る。機構2’ 次には、これらの機構に示される反応を行うために必要な原料は、市販源又は 有機化学の従来の手順に従って得られ得る。 アミン基を含有するクロメン化合物は特許文献で知られており、様々な疾患の 治療のためのそれらの用途が推薦されている。欧州特許第546389号には、 不安、鬱病、精神病、アルツハイマー病等のCNS疾患の治療に潜在的に有用で ある、ドーパミン及び、セロトニンレセプター抑制剤として置換されたピリペリ ジル−メチルクロマンが開示されている。欧州特許第441506号には、発作 、アルツハイマー病、パーキンソン病及びハンティングトン舞踏病等のCNS疾 患の治療に使用され得る3−ピペリジノ−4−ヒドロキシ−クロメン類が開示さ れている。PCT特許出願番号第9012795号には、攻撃的挙動、譫妄、錯 乱及び性不能症等のCNS疾患の治療に潜在的に有用な置換されたクロマン類が 開示されている。PCT特許出願番号第8702359号には、抗高血圧症薬、 抗血栓症、低脂血症(hypolipidemic)、鎮痙薬、カルシウム拮抗薬及び神経弛 緩薬作用を有するジヒドロベンゾチオフェン及びチオクロマンのファミリーから のアミノアルコール類が開示されている。米国特許第4678787号明細書に は、4H−1−ベンゾピラン−4−オン類及び硫黄を含有するそれらの類自体が 開示されており、それは精神病及び精神分裂病の治療に潜在的に有用である。米 国特許第4617314号明細書には、抗ドーパミン剤(antidopamine)、制吐 剤及 びメタンフェタミン強化作用を有するジヒドロベンゾフラニル−及びベンゾピラ ニル−カルボキシアミド類が開示されている。欧州特許第89781号には、下 痢止め薬、制吐剤、抗悪心薬(antinauseants)、精神安定剤、利尿薬、鎮咳薬 及び抗緑内障薬(antiglaucoma agent)として、7−置換された5−ヒドロキシ −3,4−ジヒドロベンゾピラン化合物が開示されている。ドイツ国特許第20 37852号明細書には、鎮静剤、神経弛緩薬、精神安定剤、bronchospasmolyt ics及び血圧降下剤として、N−アリールプロピル(2)−N’−アリール−ピ ペラジン類が開示されている。米国特許第4428955号明細書には、ヒスタ ミン拮抗剤としてベンゾピラニルエーテル誘導体が開示されている。米国特許第 4320128号明細書には、抗高血圧症作用を有する7−(2−ヒドロキシ− 3−ピペラジノ−プロポキシ)−3,3−ジメチルクロマノンが開示されている 。 この様に、一般式(I)の化合物は前述の特許に開示されている化合物とは異 なり、これらの特許に開示される先行技術を考慮しても明らかでないことが判る 。この化合物は、生化学的及び薬理学的なデーターの両方によって証明される通 り、神経弛緩薬として興味あるプロフィールを示す。実際において、生化学的試 験では、一般的に神経弛緩作用に含まれると考えられている様々なレセプターに 対して、これらの化合物が強い作用を与えることが明らかになった(σ、D2、 5HT2レセプター、B.L.Largent等:「Eur.J.Pharmacol.」155巻、345〜 7頁、1988年;5HT1aレセプター、B.A.McMillen等:「Drug Dev.Res. 」12巻、53〜62頁、1988年;D3レセプター、P.Sckoloff等:「Natu re」347巻、146〜151頁、1990年)。σ、D2、D3、5HT2及び 5HT1aレセプターに対する特定の結合が以下の通りに試験された。:σレセプター: 特定の配位子として作用する、放射性3−ppp((+)〔3H 〕3−〔3−ヒドロキシフェニル〕−N−(1−プロピル)−ピペリジン)の2 nM溶液を、Tris.塩酸によりpH8.5で90分間25℃で緩衝させられたモルモ ットの全脳40mgに相当する膜で培養した。この様にして、膜に対する配位子の 全結合を得た。次いで非特定の結合を、1ミクロモル濃度の標識付けされていな い3−pppを添加することによって決定した。IC50値(抑制濃度50%)を 、 試験される化合物を11の異なる濃度で添加することによって得られた特定の結 合の抑制割合から計算した。培養が完了した後、試料をガラス繊維製のフィルタ ーを通して濾過し、次いで3回Tris.塩酸緩衝液で洗浄した。レセプターが結合 した放射能の量を膜上に保持し、液体シンチレーション計算によって決定した。2レセプター: 特定の配位子として作用する、放射性スピペロン(〔3H〕スピ ペロン)の2nM溶液を、Tris.塩酸によりpH7.4で20分間35℃で緩衝させ られたラットの線条20mgに相当する膜で培養した。次いで非特定の結合を、1 ミクロモル濃度の標識付けされていないスピペロンを添加することによって決定 した。IC50値(抑制濃度50%)を、試験される化合物を11の異なる濃度で 添加することによって得られた特定の結合の抑制割合から計算した。培養が完了 した後、試料をガラス繊維製のフィルターを通して濾過し、次いで3回Tris.塩 酸緩衝液で洗浄した。レセプターが結合した放射能の量を膜上に保持し、液体シ ンチレーション計算によって決定した。3レセプター: 特定の配位子として作用する、放射性YM-0951(〔3H〕 YM−0951)の0.1nM溶液を、Tris.塩酸によりpH7.4で15分間37 ℃で緩衝させられたネズミの繊維芽細胞(CCL1,3)から得られるRBIに よって供給される膜で培養した。次いで非特定の結合を、1ミクロモル濃度の標 識付けされていない7−OH−DPATを添加することによって決定した。IC50 値(抑制濃度50%)を、試験される化合物を11の異なる濃度で添加するこ とによって得られた特定の結合の抑制割合から計算した。培養が完了した後、試 料をガラス繊維製のフィルターを通して濾過し、次いで3回Tris.塩酸緩衝液で 洗浄した。レセプターが結合した放射能の量を膜上に保持し、液体シンチレーシ ョン計算によって決定した。5HT1aレセプター: 特定の配位子として作用する、放射性5−OH−DPAT (〔3H〕5−OH−DPAT)の1nM溶液を、Tris.塩酸によりpH7.4で2 0分間35℃で緩衝させられたラットの毛皮質1mgに相当する膜で培養した。次 いで非特定の結合を、20ミクロモル濃度の標識付けされていないブスピロンを 添加することによって決定した。IC50値(抑制濃度50%)を、試験される化 合物を11の異なる濃度で添加することによって得られた特定の結合の抑制割合 から計算した。培養が完了した後、試料をガラス繊維製のフィルターを通して濾 過し、次いで3回Tris.塩酸緩衝液で洗浄した。レセプターが結合した放射能の 量を膜上に保持し、液体シンチレーション計算によって決定した。5HT2レセプター: 特定の配位子として作用する、放射性ケタンセリン(ketan serin)(〔3H〕ケタンセリン)の0.5nM溶液を、Tris.塩酸によりpH7.4 で30分間35℃で緩衝させられたラットの毛皮質1mgに相当する膜で培養した 。次いで非特定の結合を、5ミクロモル濃度の標識付けされていないミアンセリ ンを添加することによって決定した。IC50値(抑制濃度50%)を、試験され る化合物を11の異なる濃度で添加することによって得られた特定の結合の抑制 割合から計算した。培養が完了した後、試料をガラス繊維製のフィルターを通し て濾過し、次いで3回Tris.塩酸緩衝液で洗浄した。レセプターが結合した放射 能の量を膜上に保持し、液体シンチレーション計算によって決定した。 実施例1、2、3及び4の化合物に対する幾つかの参照化合物の比較の生化学 結果を表1に示す。値をモル濃度単位でIC50として表現した。 上記の表の結果から、D2/5HT2比によるD2レセプターに対する5HT2レ セプターのそれらの特異性が有利にハロペリドールのものよりも高い ので、本発明の化合物は正真正銘の神経弛緩薬プロフィールによって特徴付けら れることが結論され得る。加えて、D2レセプターに対するσレセプターの実施 例1の化合物の特異性もまたハロペリドールより高く、D2/5HT2比のBMY −14802及びリスペリドンより優る。加えて、化合物は7−OH−DPAT と同様のオーダーでD3レセプターに活性である。この全ては神経弛緩薬として の本発明の化合物に関する価値のある特性に潜在的に授与し、それは精神病及び 精神分裂病に有用であり、錐体外効果が全く無いことはD2レセプターとのそれ らの相互作用によるものである。 本発明の化合物の神経弛緩薬活性を、p−クロロ−アンフェタミンで誘導され た活動過多の抑制(T.G.Heffner等:「J.Pharmacol.Exp.Ther.」251巻、1 05頁、1989年)、アポモルヒネで誘導された活動過多の抑制(A.Puech等 :「Eur.J.Pharmacol.」50巻、291〜300頁、1978年)及びアポモル ヒネで誘導されたよじ登り挙動の抑制(P.Protais等:「Psychopharmacology」 50巻、1〜6頁、1976年)を経口試験することによって、動物薬理学で確 認した。 3種類の薬理学試験を以下の通りに行った。:A)p−クロロ−アンフェタミンで誘導された活動過多の抑制: 22〜26gの雄のスイスネズミを使用した。実験の1週間前に、動物を我々 の施設に20〜22℃の温度で12/12hの明−暗周期で保ち、食物及び水に 自由に近づけさせた。 4つの感知ユニットからデーターを記録するDAS 16コンピューターで支 援されたActimeter(Actisystem、Panlab)を使用して、運動活性を測定した。 これらのユニットはLCネットワークの共鳴周波数振動を経て活性を検出する。 装置は、一番上の動物を置くための透明なカゴ及び下側のそれを開始及び度盛り するための指令パネル、並びに、動物の活性を検出するためのシステムから構成 される。 動物は時間0で試験薬を経口的に投与され、次いでそれぞれのActimeterカゴ に3動物のグループで置いた。60分後、p−クロロ−アンフェタミンを1回の 投与量5mg/kgで皮下に注射し、その動物を即座にそれぞれのカゴに置いた。装 置を作動させて、動物の運動活性を90分間監視した。この試験で得られた結果 を表2(A)に示す。B)アポモルヒネで誘導された活動過多の抑制: 22〜26gの雄のスイスネズミを使用した。実験の1週間前に、動物を我々 の施設に20〜22℃の温度で12/12hの明−暗周期で保ち、食物及び水に 自由に近づけさせた。 4つの感知ユニットからデーターを記録するDAS 16コンピューターで支 援されたActimeter(Actisystem、Panlab)を使用して、運動活性を測定した。 これらのユニットはLCネットワークの共鳴周波数振動を経て活性を検出する。 装置は、一番上の動物を置くための透明なカゴ及び下側のそれを開始及び度盛り するための指令パネル、並びに、動物の活性を検出するためのシステムから構成 される。 動物は時間0で試験薬を経口的に投与され、次いでそれぞれのActimeterカゴ に3動物のグループで置いた。30分後、アポモルヒネを1回の投与量1mg/kg で皮下に注射し、その動物を即座にそれぞれのカゴに置いた。装置を作動させて 、動物の運動活性を60分間監視した。この試験で得られた結果を表2(B)に 示す。C)アポモルヒネで誘導されたよじ登り挙動の抑制: 22〜26gの雄のスイスネズミを使用した。実験の1週間前に、動物を我々 の施設に20〜22℃の温度で12/12hの明−暗周期で保ち、食物及び水に 自由に近づけさせた。実験の2時間前に動物を食物に近づけさせずに個々のカゴ に置いた。 動物は時間0で試験薬又は0.25%の寒天のどちらかを経口的に投与された 。60分後、アポモルヒネを1回の投与量1mg/kgで皮下に注射し、更に60分 後に動物の挙動を評価した。更に2回評価を10分間隔で行った。 評価のために、それぞれの動物を小さい直立した箱(7.5×4.5cm)の底 に置いた。箱の壁(幅7.5cm)は3mmのワイヤーメッシュの1側面の表面を除 いて、半透明のメタクリレート製であった。動物の位置を以下の基準に従って2 分間評点を付けた。:0=床上に4つのつめがある;1=床上に3つのつめがあ る;2=床上に2つのつめがある;3=床上に1つのつめがある:及び4=4つ のつめがワイヤーメッシュにぶら下がっている。動物が2分間の観察中に複数の 位置を保つ場合は、それぞれの位置で経過した秒を記録する。最後に、平均評点 を計算した。この試験で得られた結果を表2(C)に示した。 本発明の化合物は精神病及び精神分裂病の治療のための精神弛緩薬として潜在 的に有用であることが判る。本発明に記載された化合物の中では、実施例1の化 合物である7−〔3−(4−p−フルオロ−ベンゾイル−1−ピペリジニル)プ ロポキシ〕−クロメン−4−オン塩酸塩、実施例3の化合物である7−〔3−( 4−p−フルオロベンゾイル−1−ピペリジニル)プロポキシ〕−3−メチル− クロメン−4−オン塩酸塩及び実施例4の化合物である3−ヒドロキシメチル− 7−〔3−(4−p−フルオロベンゾイル−1−ピペリジニル)プロポキシ〕ク ロメン−4−オン塩酸塩が好ましい。実際、実施例1の化合物は、D2レセプタ ーに対し5HT2レセプターに生化学的に最も特効がある。実施例3の化合物は 動物薬理学試験で非常に活性があった上に、その錐体外効果はそれほど重要では なかった;この化合物をラットに一回の投与量50mg/kgで経口投与することに よって(10倍以上のED50−試験C)、投与後3時間で処置された動物のほ んの60%にだけ強硬症が生じ、動物のほんの23%にだけ常同症を抑制した。 実施例4の化合物もまた、動物薬理学試験で非常に活性があり、それほど重要な 錐体外効果も示さなかった。;実際、ラットの経口試験において、強硬症が処置 された動物の50%に生じ得るためには、生成物を一回の投与量15mg/kg投与 する必要があった。実施例1:7−〔3−(4−p−フルオロベンゾイル−1−ピペリジニル)プロ ポキシ〕−クロメン−4−オン塩酸塩 アセトニトリル250ml中、4−p−フルオロベンゾイル−ピペリジン3.9 g(18.8mmol)及び7−(3−クロロプロポキシ)クロメン−4−オン4. 5g(18.8mmol)からなる溶液に、無水炭酸カリウム2.7g(18.8mm ol)及びヨウ化カリウム0.2gを添加した。得られた懸濁液を24時間還流さ せ、次いで冷却し、濾過し、濾過物を蒸発させて乾燥させた。得られた油をジク ロロメタンに溶解させ、塩化ナトリウム飽和溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で 乾燥させ、蒸発させた。残渣をイソプロパノール中に溶解させ、イソプロパノー ル中に塩酸溶液を添加することによって沈殿させて、生成物2.2g(26%) を得た。 元素分析C2424FNO4.HCl:(計算値)C 64.64,H 5.6 5,N 3.14,Cl 7.95;(実測値)C 64.34,H 5.77 ,N 2.93,Cl 8.13.融点:235−238℃(i−PrOH). IR(KBr):3200−3600,2930,2300−2800,26 80.1650,1630,1595,1445,1270,1230cm-11H-NMR(d6−DMSO):2.01(m,4H,piper−3H及び− 5H),2.30(m,2H,O−CH2CH 2),3.13(m,2H,pi per−2Hax及び−6Hax),3.24(t a,J=6Hz,2H,N− 2 −CH2−CH2−O),3.61(d a,J=10.2Hz,2H,pi per−2Heq及び−6Heq),3.75(m,1H,4−H),4.25(t a,J=6Hz,2H,O−CH2),6.29(d,J=6.3Hz,1H ,3−H),7.08(dd,J=9及び2Hz,1H,6−H),7.16( d,J=2Hz,1H,8−H),7.40(t,J=9Hz,2H,Ph −3H及び−5H),7.96(d,J=9Hz,1H,5−H),8.11( dd,J=9及び6Hz,2H,Ph−2H及び−6H),8.25(d,J= 6Hz,1H,2−H). 13C−NMR(d6−DMSO):22.93(O−CH2CH 2),25. 46(piper−3C及び5C),40.03(piper−4C),50. 85(piper−2C及び−6C),53.18(O−CH2−CH2CH 2 −N),65.77(O−CH 2),101.77(8−C),111.91( 3−C),114.62(6−C),115.65(d,J=21.7Hz,P h−3C及び−5C),117.90(4a−C),126.13(5−C), 131.04(d,J=9.2Hz,Ph−2C及び−6C),131.52( d,J=3.5Hz,Ph−1C),156.16(2−C),157.34( 8a−C),162.31(7−C),164.78(d,J=250.4Hz ,Ph−4C),175.25(4−C),199.09(Ph−C=O).実施例2:7−〔3−(4−p−フルオロベンゾイル−1−ピペリジニル)プロ ポキシ〕−2−メチル−クロメン−4−オン塩酸塩 a)4−p−フルオロベンゾイル−ピペリジンのアルキル化の一般手順 アセトニトリル250ml中、4−(p−フルオロベンゾイル)−ピペリジン4 .5g(19mmol)、相当する7−(3−ハロプロポキシ)クロメン−4−オン 19mmol、無水炭酸カリウム2.7g(19mmol)及びヨウ化カリウム0.2g からなる混合物を、24時間還流下で加熱した。混合物を冷却し、濾過し、濾過 物を蒸発させて乾燥させた。残渣をジクロロメタンに溶解させ、塩化ナトリウム 飽和溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発させた。生成物をイ ソプロパノール中に再溶解させ、塩化水素溶液の添加によって沈殿させた。沈殿 物を濾過によって収集し、イソプロパノールで洗浄し、メタノール−エチルエー テルから再結晶させた。 b)7−〔3−(4−p−フルオロベンゾイル−1−ピペリジニル)プロポキ シ〕−2−メチル−クロメン−4−オン塩酸塩 a)に記載した一般手順に従って、7−(3−クロロプロポキシ)−2−メチ ル−クロメン−4−オンから、固体状(収率=77%)、融点250〜253℃ の化合物を得た。 元素分析:計算値C2526FNO4.HCl:C 65.29;H 5.92 ;N 3.05;Cl 7.70.実測値:C 64.93;H 5.83;N 3.01;Cl 7.63. IR(KBr):3200−3600,2300−2500,1685,16 50,1610,1445,1390cm-11H−NMR(CDCl3):1.87(m,4H,piper−3H及び−5 H),2.03(quint,J=6.7Hz 2H,OCH2CH 2),2. 13(m,2H,piper−2Hax及び−6Hax),2.36(s,3H,C H3),2.55(t,J=6.7Hz,2H,OCH2−CH2CH 2),3. 02(d a,J=10.5Hz,2H,piper−2Heq及び−6Heq), 3.22(m,1H,piper−4H),4.12(t,J=6.7Hz,2 H,OCH2),6.10(s,1H,3−H),6.84(d,J=2.4H z,1H,8−H),6.93(dd,J=8.9及び2.4Hz,1H,6− H),7.14(t,J=8.9Hz,2H,Ph−2H及び−5H),7.9 7(dd,J=8.9及び5.3Hz,2H,Ph−2H及び-5H),8.0 6(d,J=8.9Hz,1H,5−H). 13C−NMR(CDCl3):20.39(CH3),23.67(piper −3C及び−5C),25.89(OCH 2CH 2),35.62(piper− 4C),49.43(piper−2C及び−6C),52.13(O−CH2 CH 2CH 2),65.28(OCH2),100.61(8−C),109.9 5(3−C),114.21(6−C),116.05(d,J=22Hz,P h−3C及び−5C),117.26(4a−C),126.78(5−C), 130.94(d,J=7Hz,Ph−6C及び−2C),131.10(Ph −1C),157.89(8a−C),162.30(7−C),165.85 (d,J=255Hz,Ph−4C),166.22(2−C),177.93 (4−C),200.38(Ph−C=O).実施例3:7−〔3−(4−p−フルオロベンゾイル−1−ピペリジニル)プロ ポキシ〕−3−メチル−クロメン−4−オン塩酸塩 固体状(収率=50%)、融点224〜227℃(d)の化合物を得た。 元素分析:計算値C2526FNO4.HCl:C 65.28;H 5.92 ;N 3.15;Cl 7.40;実測値:C 64.97,H 5.98,N 3.08;Cl 7.23. IR(KBr):3200−3500,2400−2900,1680,16 40,1595,1450,1250cm-11H−NMR(CD3OD):1.90(s,3H,CH3),2.02(m, 4H,piper−3H及び−5H),2.31(m,2H,OCH 2CH 2), 3.12(m,2H,piper−2Hax及び−6Hax),3.24(t a, J=6Hz,2H,piper−2Heq及び−6Heq),3.76(m,1H, 4−H),4.23(t,J=6Hz,2H,OCH2),7.05(d,J= 9Hz,1H,6−H),7.11(s,1H,8−H),7.40(t,J= 9Hz,2H,Ph−3H及び−5H),7.96(d,J=9Hz,1H,5 −H),8.12(dd,J=9及び5.5Hz,2H,Ph−2H及び−6H ),8.22(s,1H,2−H). 13C−NMR(CD3OD):10.90(CH3),23.28(OCH 2 2 ),25.78(piper−3C及び−5C),40.41(piper −4C),51.19(piper−2C及び−6C),53.56(O−CH2 CH 2CH 2),66.12(OCH2),101.16(8−C),114.7 9(6−C),115.98(d,J=22Hz,Ph−3C及び−5C),1 16.99(4a−C),119.59(3−C),126.43(5−C), 131.39(d,J=9Hz,Ph−2C及び−6C),131.85(d, J=3Hz,Ph−1C),152.47(2−C),157.80(8a−C ),162.38(7−C),165.11(d,J=250Hz,Ph−4C ),176.25(4−C),199.61(Ph−C−O).実施例4:3−ヒドロキシメチル−7−〔3−(4−p−フルオロベンゾイル− 1−ピペリジニル)プロポキシ〕−クロメン−4−オン塩酸塩 アセトニトリル30ml中、7−(3−クロロプロポキシ−3−(ヒドロキシメ チル)クロメン−4−オン1.6g(6mmol)、4−(p−フルオロベンゾイル )ピペリジン1.2g(6mmol)、無水炭酸カリウム2g(14mmol)及びヨウ 化カリウム0.5gからなる混合物を、24時間還流下で加熱し、冷却し、濾過 し、濾過物を蒸発させて乾燥させた。残渣をジクロロメタンに溶解させ、飽和塩 化ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発させた。生 成物をアセトン中に溶解させ、塩化水素溶液の添加によって沈殿させた。沈殿物 を濾過によって収集し、アセトンで洗浄し、メタノール−エチルエーテルから再 結晶させて、固体状、融点217〜218℃(d)の化合物0.5g(18%) を得た。 元素分析:計算値C2526FNO5.HCl:C,63.09;H,5.72 ;N,2.94;Cl 7.45.実測値:C,62.89;H,5.91;N ,2.72;Cl,7.30. IR(KBr):3100−3700,2300−2800,1680,16 45,1600,1245cm11H−NMR(d6−DMSO):1.90−2.15(m,4H,piper −3H及び−5H),2.29(m,2H,−CH2CH 2),3.20(m, 2H,piper−2Hax及び−6Hax),3.33(m,2H,N−CH 2− CH2),3.70(da,J=10Hz,2H,piper−2Heq及び−6 Heq),3.78(m,1H,piper−4H),4.26(t,J=6Hz ,2H,O−CH 2CH2),4.41(s,2H,CH2−OH),7.08( dd,J=9及び2Hz,1H,6−H),7.12(d,J=2Hz,1H, 8−H),7.35(t,J=9Hz,2H,Ph−3H及び−5H),8.0 2(d,J=9Hz,1H,5−H),8.11(dd,J=9y6Hz,2H ,Ph−2H及び−6H),8.14(s,1H,2−H),10.80(sa ,1H,OH). 13C−NMR(d6−DMSO):23.29(O−CH2CH 2),25. 81(piper−3C及び−5C),39.90(piper−4C),51 .22(piper−2C及び−6C),53.53(N−CH 2CH2),55 .42(CH2−OH),66.08(O−CH 2CH2),101.30(8− C),114.93(6−C),115.99(d,J=21,6Hz,Ph− 3C及び−5C),117.20(4a−C),123.89(3−C),12 6.38(5−C),131.38(d,J=9Hz,Ph−2C及び−6C) ,131.85(Ph−1C),153.11(2−C),157.69(8a −C),162.52(7−C),165.11(d,J=250,4Hz,P h−4C),175.24(4−C),199.39(Ph−C=O).実施例5:7−〔3−(4−p−フルオロベンゾイル−1−ピペリジニル)プロ ポキシ〕−2−トリフルオロメチル−クロメン−4−オン塩酸塩 固体状(収率=41%)、融点250℃より高い化合物を得た。 元素分析:計算値C25234NO4.HCl:C 58.43;H 4.71 ;N 2.73;Cl 6.90.実測値:C 58.07;H 4.52;N 2.74;Cl 6.78. IR(KBr):3200−3600,2300−2600,1670,16 55,1605,1430,1205cm-11H-NMR(d6−DMSO):2.01(m,4H,piper−3H及び −5H),2.29(m,2H,OCH 2CH 2),3.15(m,2H,pip er−2Hax及び−6Hax),3.29(m,2H,OCH2CH 2CH 2),3 .63(da,J=10Hz,2H,piper−2Heq及び−6Heq),3. 75(m,1H,4−H),4.27(t a,J=6Hz,2H,OCH2) ,6.90(s,1H,3−H),7.14(dd,J=8.7及び2Hz,1 H,6−H),7.29(d,J=2Hz,1H,8−H),7.34(t,J =8.7Hz,2H,Ph−3H及び−5H),8.01(d,J=8.7Hz ,1H,5−H),8.10(t a,J=8.7Hz,2H,Ph−2H及び −6H). 13C−NMR(d6−DMSO):23.28(OCH 2CH 2),25.84 (piper−3C及び−5C),40.11(piper−4C),51.2 9(piper−2C及び−6C),53.51(OCH2CH 2CH 2),66 .17(OCH2),101.43(8−C),110.75(3−C),11 5.77(d,J=22Hz,Ph−3C及び−5C),116.17(6 −C),118.52(q,J=272Hz,CF3),126.60(5−C ),131.31(d,J=10Hz,Ph−2C及び−6C),131.63 (d,J=3Hz,Ph−1C),150.51(q,J=39Hz,2−C) ,156.89(8a−C),163.55(7−C),165.07(d,J =250Hz,Ph−4C),174.84(4−C),198.97(Ph− C=O).実施例6:7−〔3−(4−p−フルオロベンゾイル−1−ピペリジニル)プロ ポキシ〕−2−フェニル−クロメン−4−オン塩酸塩 固体状(収率=53%)、融点259〜262℃の化合物を得た。 元素分析:計算値C3028FNO4.HCl:C 69.03;H 5.60 ;N 2.58;Cl 6.79.実測値:C 68.86;H 5.52;N 2.56;Cl 6.50. 1H−NMR(CDCL3−CD3OD):2.20(m,4H,piper− 3H及び−5H),2.45(m,2H,OCH 2CH 2),3.30(m,2H ,piper−2Hax及び−6Hax),3.48(m,2H,OCH 2CH 2), 3.75(d a,J=12Hz,2H,piper−2Heq及び−6Heq), 3.90(m,1H,4−H),4.29(t a,J=5.4Hz,2H,O CH2),6.80(s,1H,3−H),7.04(d,J=9Hz,1H, 6−H),7.11(d,J=2.4Hz,1H,8−H),7.21(t,J =8.7Hz,2H,Ph−3H及び−5H),7.56(m,3H,2−Ph −3H−4H及び−5H),7.96(d a,J=7.5Hz,2H,2−P h−2H及び−6H).8.07(m,3H,5−H及びF−Ph−2H及び− 6−H). 13C−NMR(CDCl3−CD3OD):23.56(OCH 2CH 2),25 .81(piper−3C及び−5C),40.10(piper−4C),5 1.72(piper−2C及び−6C),54.39(OCH2CH 2CH 2) ,65.22(OCH2),100.90(8−C),106.18(3−C) ,114.62(6−C),115.60(d,J=23Hz,F−Ph−3C 及び−5C),117.18(4a−C),125.8 4(2−Ph−2C及び−6C),126.40(5−C),128.63(2 −Ph−3C及び−5C),130.81(d,J=8Hz,F−Ph−2C及 び−6C),130.86(2−Ph−1C),131.42(F−Ph−1C ),157.67(8a−C),162.80(2−C),163.71(7− C),165.65(d,J=254Hz,F−Ph−4C),178.33( 4−C),198.56(Ph−C=O).実施例7:3−クロロ−7−〔3−(4−p−フルオロベンゾイル−1−ピペリ ジニル)プロポキシ〕−クロメン−4−オン塩酸塩 固体状(収率=19%)、融点240〜243℃の化合物を得た。 元素分析:計算値C2423ClFNO4.HCl:C 60.01;H 5. 04;N 2.92;Cl 14.76.実測値:C 59.85;H 5.0 2;N 2.70;Cl 14.60. IR(KBr):3200−3600,2300−2600,1680,16 40,1625,1597,1443,1230cm-11H−NMR(d6−DMSO):1.99(m,4H,piper−3H及び −5H),2.28(m,2H,OCH 2CH 2),3.11(m,2H,pip er−2Hax及び−6Hax),3.24(m,2H,OCH2CH 2CH 2),3 .61(d a,J=11.7Hz,2H,piper−2Heq及び−6Heq) ,3.68(m,1H,piper−4H),4.26(m,2H,OCH2) ,7.15(d,J=9.1Hz,1H,6−H),7.24(s,1H,8− H),7.40(t,J=8Hz,2H,Ph−3H及び−5H),8.03( d,J=9.1Hz,1H,5−H),8.11(dd,J=8及び5.7Hz ,2H,Ph−2H及び−6H),8.81(s,1H,2H). 13C−NMR(d6−DMSO):23.60(OCH 2CH 2),26.16 (piper−3C及び−5C),40.40(piper−4C),51.6 0(piper−2C及び−6C),53.81(OCH2CH 2CH 2),66 .58(OCH2),101.83(8−C),116.14(6−C),11 6.32(d,J=22Hz,Ph−3C及び−5C),117.05(3 −C),119.59(4a−C),131.71(d,J=9Hz,Ph−2 C及び−6C),132.15(d,J=2Hz,Ph−1C),153.99 (2−C),157.71(8a−C),163.34(7−C),165.6 5(d,J=250Hz,Ph−4C),170.79(4−C),199.7 1(Ph−C=O).実施例8:7−〔3−(4−p−フルオロベンゾイル−1−ピペリジニル)プロ ポキシ〕−クロメン−4−オン塩酸塩 固体状(収率=26%)、融点235〜238℃の化合物を得た。 元素分析:計算値C2524FNO4.HCl:C 64.64;H 5.65 ;N 3.14;Cl 7.95.実測値:C 64.34;H 5.77;N 2.93;Cl 8.13. IR(KBr):3200−3600,2300−2800,1680,16 50,1630,1595,1445,1270,1230cm-11H−NMR(d6−DMSO):2.01(m,4H,piper−3H及び −5H),2.30(m,2H,OCH 2CH 2),3.13(m,2H,pip er−2Hax及び−6Hax),3.24(t a,J=6Hz,2H,OCH2 CH 2CH 2),3.61(d a,J=10.2Hz,2H,piper−2Heq 及び−6Heq),3.75(m,1H,4−H),4.25(t a,J=6 Hz,2H,OCH2),6.29(d,J=6.3Hz,1H,3−H),7 .08(dd,J=9及び2Hz,1H,6−H),7.16(d,J=2Hz ,1H,8−H),7.40(t,J=9Hz,2H,Ph−3H及び−5H) ,7.96(d,J=9Hz,1H,5−H),8.11(dd,J=9及び6 Hz,2H,Ph−2H及び−6H),8.25(d,J=6Hz,1H,2− H). 13C−NMR(d6−DMSO):22.93(OCH 2CH 2),25.46 (piper−3C及び−5C),40.03(piper−4C),50.8 5(piper−2C及び−6C),53.18(OCH2CH 2CH 2),65 .77(OCH2),101.77(8−C),111.91(3−C),11 4.62(6−C),115.65(d,J=22Hz,Ph−3C及び− 5C),117.90(4a−C),126.13(5−C),131.04( d,J=9Hz,Ph−2C及び−6C),131.52(d,J=3Hz,P h−1C),156.16(2−C),157.34(8a−C),162.3 1(7−C),164.78(d,J=250Hz,Ph−4C),175.2 5(4−C),199.09(Ph−C=O).実施例9:7−(3−クロロプロポキシ)−2−メチルクロメン−4−オン塩酸 アセトン100ml中に、7−ヒドロキシ−2−メチルクロメン−4−オン3. 9g(20mmol)、1−ブロモ−3−クロロプロパン4.4ml(40mmol)及び 無水炭酸カリウム6.1g(40mmol)を混合し、16時間加熱下で還流させた 。混合物を冷却し、不溶性の固体を濾過によって分離した。濾過物を蒸発させて 乾燥させ、得られた残渣をエチルエーテルに懸濁させ、濾過し、エーテルで洗浄 し、真空で乾燥させて、融点113〜115℃の生成物4.76g(85%)を 得た。 元素分析:計算値C1313ClO3:C 61.79;H 5.19;Cl 14.03.実測値:C 61.47;H 5.26;C 13.91. IR(KBr):3600−3200,1640,1600,1240cm-11H−NMR(CDCl3):2.28(quint.,J=6Hz,2H,O CH 2CH 2),2.35(s,3H,CH3),3.76(t,J=6Hz,2 H,CH2Cl),4.20(t,J=6Hz,2H,OCH2),6.09(s ,1H,3−H),6.82(d,J=2.3Hz,1H,8−H),6.93 (dd,J=8.9及び2.3Hz,1H,6−H),8.06(d,J=8. 9Hz,1H,5−H). 13C−NMR(CDCl3):20.36(2−CH3),31.79(OCH 2CH 2 ),41.11(CH2Cl),64.69(OCH2),100.61( 8−C),110.20(3−C),114.07(6−C),117.34( 4a−C),126.79(5−C),157.89(8a−C),162.7 0(7−C),154.44(2−C),177.40(4−C).実施例10:7−(3−クロロプロポキシ)−3−メチルクロメン−4−オン 同様にして、7−ヒドロキシ−3−メチル−クロメン−4−オン30g(17 0mmol)及び1−ブロモ−3−クロロ−プロパン25ml(253mmol)から、固 体状、融点83〜85℃の生成物27g(63%)を得た。 元素分析:計算値C1313ClO3:C 61.79;H 5.19;Cl 14.03.実測値:C 61.58;H 5.22;C 13.83. IR(KBr):3600−3200,1640,1600,1240cm-11H−NMR(CDCl3):2.00(s,3H,CH3),2.28(qu int.,J=6Hz,2H,OCH 2CH 2),3.76(t,J=6Hz,2 H,CH2Cl),4.19(t,J=6Hz,2H,OCH2),6.80(d ,J=2.3Hz,1H,8−H),6.93(dd,J=8.9及び2.3H z,1H,6−H),7.71(d,J=0.9Hz,1H,2−H),8.1 2(d,J=8.9Hz,1H,5−H). 13C−NMR(CDCl3):11.08(3−CH3),31.81(OCH 2CH 2 ),41.12(CH2Cl),64.69(OCH2),100.48( 8−C),114.32(6−C),117.55(4a−C),120.34 (3−C),127.00(5−C),151.12(2−C),158.11 (8a−C),162.58(7−C),177.42(4−C).実施例11:7−(3−クロロプロポキシ)−2−フェニルクロメン−4−オン 同様にして、7−ヒドロキシ−2−フェニル−クロメン−4−オン8.5g( 36mmol)及び1−ブロモ−3−クロロ−プロパン7ml(71mmol)から、固体 状、融点119〜121℃の生成物10.7g(96%)を得た。 元素分析:計算値C1815ClO3:C 68.68;H 4.80;Cl 11.30.実測値:C 68.39;H 4.60;C 10.95. IR(KBr):1630,1600,1450,1250,1180cm-11H−NMR(CDCl3):2.29(quint.,J=6Hz,2H,O CH 2CH 2),3.77(t,J=6Hz,2H,CH2Cl),4.22(t ,J=6Hz,2H,OCH2),6.72(s,1H,3−H),6.94( m,2H,6−H及び8−H),7.49(m,3H,Ph−3H,−4H及び −5H),7.86(m,2H,Ph−2H及び−6H),8.10(d,J= 9.6Hz,1H,5−H). 13C−NMR(CDCl3):31.79(OCH 2CH 2),41.12(C H2Cl),64.80(OCH2),100.83(8−C),107.28( 3−C),114.47(6−C),117.75(4a−C),125.91 (Ph−2C及び−6C),128.81(Ph−3C及び−5H),126. 82(5−C),131.24(Ph−4C),131.54(Ph−1C), 157.64(8a−C),162.71(2−C),162.99(7−C) ,177.48(4−C).実施例12:7−(3−クロロプロポキシ)−2−トリフルオロメチルクロメン −4−オン 同様にして、7−ヒドロキシ−2−トリフルオロメチルクロメン−4−オンか ら、固体状(収率69%)、融点77〜79℃の生成物を得た。 元素分析:計算値C1310ClF33:C 50.92;H 3.29;Cl 11.56.実測値:C 50.63;H 3.04;C 11.30. IR(KBr):1670,1610,1430,1200,1130cm-11H−NMR(CDCl3):2.31(t,J=6Hz,2H,OCH 2CH 2 ),3.77(quint,J=6Hz,2H,CH2Cl),4.26(t, J=6Hz,2H,OCH2),6.67(s,1H,3−H),6.95(d ,J=1.9Hz,1H,8−H),7.03(dd,J=9及び1.9Hz, 1H,6−H),8.10(d,J=9Hz,1H,5−H). 13C−NMR(CDCl3−CD3OD):31.82(OCH 2CH 2),41 .06(CH2Cl),65.16(OCH2),101.01(8−C),11 0.63(3−C),115.86(6−C),117.87(4a−C),1 18.50(q,J=272Hz,CF3),127.26(5−C),151 .80(q,J=40Hz,2−C),157.26(8a−C),163.9 0(7−C),175.82(4−C).実施例13:4’−(3−クロロプロポキシ)−2’−ヒドロキシアセトフェノ アセトン250ml中に、2’,4’−ジヒドロキシアセトフェノン10g(6 6mmol)、1−ブロモ−3−クロロプロパン10ml(101mmol)及び無水炭酸 カリウム22.7g(164mmol)を混合し、16時間加熱下で還流させた。混 合物を室温まで冷却し、不溶性の固体を濾過によって分離し、濾過物を蒸発させ て乾燥させた。残渣をエチルエーテルに懸濁させ、濾過し、乾燥させて、融点7 4℃の生成物13.1g(87%)を得た。 IR(KBr):3600−3200,1650,1590,1285,11 60cm-11H−NMR(CDCl3):2.25(quint.,J=6Hz,2H,O CH 2CH 2),2.56(s,3H,CH3),3.73(t,J=6Hz,2 H,CH2Cl),4.15(t,J=6Hz,2H,OCH2),6.42(m ,2H,3−H及び5−H),7.63(d,J=8.1Hz,1H,6−H) ,12.73(s,1H,OH). 13C−NMR(CDCl3):26.24(CH3),31.90(OCH 2 2 ),41.20(CH2Cl),64.53(OCH2),101.34(3 −C),107.56(5−C),113.89(1−C),132.20(6 −C),164.90(2−C及び4−C),202.28(C=O).実施例14:(E)−1−(4−(3−クロロプロポキシ)−2−ヒドロキシフ ェニル−3−ジメチルアミノ−1−プロペノン 実施例13の化合物6g(26mmol)及びジメチルフォルムアミド−ジメチル ケタール5.2ml(39mmol)を混合し、3.5時間加熱下で還流させた。得ら れた溶液を真空で蒸発させ、残渣をエチルエーテル40mlに懸濁させた。得られ た固体を濾過し、真空で乾燥させて、固体状の、融点119〜121℃の生成物 5.6g(75%)を得た。 元素分析:計算値C1418ClNO3:C 59.26:H 6.39;N 4.94;Cl 12.49.実測値:C 58.89;H 6.33;N 4 .91;Cl 12.20. IR(KBr):3600−3200,1620,1530,1350,12 35,1100cm-11H−NMR(CDCl3):2.24(quint.,J=6Hz,2H, OCH 2CH 2),2.96(s a,3H,NCH3),3.18(s a,3 H,NCH3),3.73(t,J=6Hz,2H,CH2Cl),4.13(t ,J=6Hz,2H,OCH2),5.68(d,J=12Hz,1H,=CH −N),6.38(d,J=8.6Hz,1H,Ph−5H),6.41(s, 1H,Ph−3H),7.61(d,J=8.6Hz,1H,Ph−6H),7 .84(d,J=12Hz,1H,CO−CH=). 13C−NMR(CDCl3):31.96(OCH 2CH 2),37.28(N CH3),41.25(CH2Cl),45.20(NCH3),64.15(O CH2),89.59(=CH−N),101.48(Ph−3C),106. 31(Ph−5C),113.81(Ph−1C),129.45(Ph−6C ),153.73(CO−CH=),163.04(Ph−2C),165.1 3(Ph−4C),190.17(C=O).実施例15:7−(3−クロロプロポキシ)クロメン−4−オン クロロホルム60ml中の実施例14の化合物3g(11mmol)からなる溶液に 、エタノール中の5.6Mの塩酸溶液2mlを添加した。混合物を室温で15分間 攪拌した。クロロホルム溶液を水及び炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、蒸発 させて乾燥させた。残渣をエチルエーテルに分散させ、濾過し、乾燥させて、白 色固体状の、融点76〜78℃の生成物2g(70%)を得た。 元素分析:計算値C1211ClO3:C 60.39;H 4.65;Cl 14.85.実測値:C 60.22:H 4.71;Cl 14.78. IR(KBr):1650,1625,1605,1260,1230cm-11H−NMR(CDCl3):2.30(quint.,J=6Hz,2H,O CH 2CH 2),3.77(t,J=6Hz,2H,CH2Cl),4.22(t ,J=6Hz,2H,OCH2),6.28(d,J=6Hz,1H,3−H) ,6.86(d,J=2.3Hz,1H,8−H),6.97(dd,J=8. 8及び2.3Hz,1H,6−H),7.78(d,J=6Hz,1H,2−H ),8.12(d,J=8.8Hz,1H,5−H). 13C−NMR(CDCl3):31.76(OCH 2CH 2),41.09(C H2Cl),64.74(OCH2),100.78(8−C),112. 66(3−C),114.47(6−C),118.61(4a−C),126 .90(5−C),154.62(2−C),157.83(8a−C),16 2.79(7−C),176.57(4−C).実施例16:3−クロロ−7−(3−クロロプロポキシ)クロメン−4−オン クロロホルム60ml中の1−(4−(3−クロロプロポキシ)−2−ヒドロキ シフェニル)−3−ジメチルアミノ−1−プロペノン4.5g(16mmol)から なる溶液に、クロロホルム40ml中のターシャリブチル次亜塩素酸塩1.9g( 16mmol)からなる溶液を0℃〜5℃の温度下で添加した。混合物を室温で4時 間攪拌し、蒸発させて乾燥させた。残渣をジイソプロピルエーテルで洗浄して、 固体状の、融点101〜103℃の生成物2.9g(67%)を得た。 元素分析:計算値C1210Cl23:C 52.77;H 3.69;Cl 25.96.実測値:C 52.61;H 3.75;Cl 26.21. IR(KBr):1635,1610,1255,1220cm-11H−NMR(CDCl3):2.30(quint.,J=6Hz,2H,O CH 2CH 2),3.77(t,J=6Hz,2H,CH2Cl),4.23(t ,J=6Hz,2H,OCH2),6.87(d,J=2.4Hz,1H,8− H),7.02(dd,J=9及び2.4Hz,1H,6−H),8.10(s ,1H,2−H),8.16(d,J=9Hz,1H,5−H). 13C−NMR(CDCl3):31.81(OCH 2CH 2),41.08(C H2Cl),65.00(OCH2),100.72(8−C),115.38( 6−C),117.20(4a−C),120.61(3−C),127.50 (5−C),151.53(2−C),157.58(8a−C),163.2 5(7−C),171.51(4−C).実施例17:7−(3−クロロプロポキシ)−3−ホルミル−クロメン−4−オ N,N−ジメチルホルムアミド80ml中の4’−(3−クロロプロポキシ)− 2’−ヒドロキシ−アセトフェノン20g(87mmol)からなる溶液を氷浴上で 冷却し、塩化ホスホリル30ml(214mmol)を滴下した。混合物を0℃で30 分間攪拌し、室温で更に16時間放置した。粗反応物を氷上に注ぎ、クロロホル ムで除去した。クロロホルム抽出物を水で4回洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で 乾燥させ、真空で蒸発させた。得られた油をカラムクロマトグラフィー(シリカ ゲル−クロロホルム)で精製して、生成物12g(51%)を得た。 元素分析:計算値C1311ClO4:C 58.55;H 4.16:Cl 13.29.実測値:C 58.20;H 4.25;Cl 12.97. IR(KBr):1695,1650,1620cm-11H−RMN(CDCl3):2.31(quint.,J=6Hz,2H,O −CH2CH 2),3.78(t,J=6Hz,2H,CH2−Cl),4.2 5(t,J=6Hz,2H,O−CH2),6.94(d,J=2Hz,1H, 8−H),7.04(dd,J=9及び2Hz,1H,6−H),8.18(d ,J=9Hz,1H,5−H),8.47(s,1H,2−H),10.35( s,1H,CHO). 13C−NMR(CDCl3):31.73(O−CH2CH 2),41.02 (CH2Cl),65.07(OCH2),101.55(8−C),115.5 3(6−C),118.72(4a−C),120.01(3−C),127. 31(5−C),157.58(8a−C),160.01(2−C),163 .64(7−C),174.88(4−C),188.45(CHO).実施例18:7−(3−クロロプロポキシ)−3−(ヒドロキシメチル)クロメ ン−4−オン クロロホルム15ml中の前述の生成物2.5g(9.4mmol)からなる溶液に 、無水エタノール15mlを添加し、−10℃の温度まで冷却した。数回に分けて 、水素化ホウ素ナトリウム0.2g(5.3mmol)を添加し、次いで−10℃で 15分間、0℃で更に1時間攪拌した。反応混合物を水に注ぎ、塩酸の添加によ って中和し、クロロホルムで除去した。抽出物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥さ せ、蒸発させて油を得、それをカラムクロマトグラフィー(溶離剤として、クロ ロホルム−メタノール、98:2)で精製した。生成物1g(40%)を得た。 元素分析:計算値C1313ClO4:C 58.11;H 4.88;Cl 13.19.実測値:C 58.03;H 4.97;Cl 12.90. 1H−NMR(CDCl3):2.21(m,2H,−O−CH2CH 2), 3.68(t,J=6Hz,2H,CH2−Cl),4.12(t,J=6Hz ,2H,O−CH 2−CH2),4.47(s,2H,CH2−OH),6.76 (d,J=2Hz,1H,8−H),6.88(dd,J=9及び2Hz,1H ,6−H),7.81(s,1H,2−H),8.00(d,J=9Hz,1H ,5−H).実施例19:注射配合 1アンプル用の組成: 7−〔3−(4−p−フルオロベンゾイル−1−ピペリジニル) プロポキシ〕クロメン−4−オン塩酸塩 5.0mg メチルp−ヒドロキシベンゾエート 1.0mg プロピルp−ヒドロキシベンゾエート 0.1mg 体積までの2度蒸留された水 2.0ml実施例20:0.1%経口溶液配合 7−〔3−(4−p−フルオロベンゾイル−1−ピペリジニル) プロポキシ〕クロメン−4−オン塩酸塩 1000mg メチルp−ヒドロキシベンゾエート 135mg プロピルp−ヒドロキシベンゾエート 15mg 70%ソルビトール 20g 糖酸ナトリウム 50mg オレンジの香り 0.25ml 体積までの蒸留水 100ml実施例21:錠剤配合 10mgの錠剤用の組成: 7−〔3−(4−p−フルオロベンゾイル−1−ピペリジニル) プロポキシ〕クロメン−4−オン塩酸塩 10.0mg コーンスターチ 43.2mg タルク 6.0mg 水素化ひまし油 2.0mg 体積までのラクトース 200.0mg 実施例22:錠剤配合 50mgの錠剤用の組成: 7−〔3−(4−p−フルオロベンゾイル−1−ピペリジニル) プロポキシ〕クロメン−4−オン塩酸塩 50.0mg コーンスターチ 86.4mg タルク 12.0mg 水素化ひまし油 4.0mg 体積までのラクトース 400.0mg
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 9500163 (32)優先日 1995年1月30日 (33)優先権主張国 スペイン(ES) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AU,CA,FI,JP,K R,NO,NZ,US (72)発明者 サクリスタン,アウレリオ スペイン国 イーエス ― 08034 バル セロナ,サンタ アメリア 2 (72)発明者 オルティズ,ホセ エイ. スペイン国 イーエス ― 08034 バル セロナ,コルセガ 429

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記一般式(I)のクロメン化合物、及び、それらの製薬的に許容し得る 付加塩、 (式中、R1及びR2は水素、1〜4の炭素原子を有するアルキル、ハロゲン、ト リフルオロメチル、任意に置換されたフェニル又はヒドロキシメチル)。 2.該化合物が、7−〔3−(4−p−フルオロベンゾイル−1−ピペリジニ ル)プロポキシ〕−クロメン−4−オン;7−〔3−(4−p−フルオロベンゾ イル−1−ピペリジニル)プロポキシ〕−3−メチル−クロメン−4−オン;3 −ヒドロキシメチル−7−〔3−(4−p−フルオロベンゾイル−1−ピペリジ ニル)プロポキシ〕クロメン−4−オン、及び、それらの製薬的に許容し得る付 加塩である、請求項1記載の化合物。 3.精神病及び精神分裂病の治療に使用されるための、請求項1又は2記載の 一般式(I)のクロメン化合物。 4.少なくとも1つの請求項1又は2記載の化合物、任意に製薬的に許容し得 る担体及び/又はアジュバントからなる製薬的組成物。 5.少なくとも1つの請求項1又は2記載の化合物を効果量、哺乳動物に投与 することからなる精神病及び精神分裂病の治療方法。 6.請求項1又は2記載のクロメン化合物を調製する方法において、一般式II Iの7−(3−ハロプロポキシ)クロメン−4−オンで、 一般式IIの4−(p−フルオロベンゾイル)ピペリジンをアルキル化し、 (式中、Xは塩素、臭素又はヨウ素であり、R1及びR2は請求項1で定義された と同様である。)、所望により、一般式Iの化合物を遊離塩基の形態からそれら の酸付加塩に転化することからなる前記方法。
JP52437695A 1994-03-18 1995-03-17 4−p−フルオロベンゾイル−1−ピペリジニル−プロポキシ−クロメン−4−オン誘導体、その調製及び精神病と精神分裂病の治療におけるその使用 Expired - Fee Related JP3170287B2 (ja)

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