JPH09268188A - イミダゾール−2−オン誘導体およびその塩 - Google Patents

イミダゾール−2−オン誘導体およびその塩

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JPH09268188A
JPH09268188A JP8218396A JP8218396A JPH09268188A JP H09268188 A JPH09268188 A JP H09268188A JP 8218396 A JP8218396 A JP 8218396A JP 8218396 A JP8218396 A JP 8218396A JP H09268188 A JPH09268188 A JP H09268188A
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JP8218396A
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Yoshimasa Fukuda
芳正 福田
Yuko Nakatani
優子 中谷
Toshiro Sasaki
鋭郎 佐々木
Yoshihisa Akiyama
佳央 秋山
Toyoichi Hiranuma
豊一 平沼
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Meiji Seika Kaisha Ltd
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】向精神薬として有用な新規な医薬を提供する。 【解決手段】下記の一般式(I)で表される化合物およ
び薬理学上許容されるその塩。 [式中、Rは水素原子、低級アルキル基またはアシル基
を表し、nは、1〜5の整数を表し基Wは、下記の式
(i)〜(iv)で表される基のいずれかを表し、

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イミダゾール−2
−オン誘導体および薬理学上許容されるその塩の少なく
とも1種を有効成分として含んでいることを特徴とす
る、向精神薬に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、本特許のように一般式(I)の式
中(R、n、Xは前記と同一の意味を表す。)、Wが1
−(ベンゾチアゾール−3−イル)ピペラジン誘導体で
アルキル側鎖を介してペルヒドロベンゾイミダゾール−
2−オンまたはその誘導体と結合しているものとして
は、WO94−18197が知られているが、Wは1−
(ベンゾチアゾール−3−イル)ピペラジン誘導体に限
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、向精神作用
を有する、新規な化合物を提供することを目的としてい
る。また本発明は、上記誘導体を含有してなる、向精神
薬を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、ある種の
ペルヒドロベンゾイミダゾール−2−オン誘導体が強い
向精神作用を有することを見いだし本発明を完成させ
た。本発明による化合物は、下記一般式(I)で表され
る化合物および薬理学上許容されるその塩である。
【0005】
【化3】 [上記式中、Rは水素原子、低級アルキル基またはアシ
ル基を表し、nは、1〜4の整数を表し基Wは、下記の
式(i)〜(iv)で表される基のいずれかを表し、
【化4】 Xは、水素原子またはハロゲン原子を表す。]
【0006】前記一般式(I)で表される化合物および
薬理学上許容されるその塩は、強い向精神作用を有す
る。従って、本発明により精神機能に有効に作用する向
精神薬、とりわけ抗精神分裂病薬、抗不安薬、抗欝薬を
提供することができる。
【0007】一般式(I)において、基または基の一部
としての低級アルキルとは、直鎖または分枝鎖の炭素数
1〜6、好ましくは1〜4のアルキル基を意味し、例え
ば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル
基、ヘキシル基等が挙げられる。また、ハロゲン原子と
は、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素
原子等が挙げられる。
【0008】また、Wは前記式(i)〜(iv)で表される基
を示すが、これらの基中においてXは水素原子、または
ハロゲン原子を表すが、Xが表すハロゲン原子の好まし
い例としてはフッ素原子が挙げられる。また、Rが低級
アルキル基を表すとき、好ましい例としては、メチル基
が挙げられる。上記の低級アルキル基は置換されていて
もよく、置換基の例としては、水酸基、アシルオキシ基
(好ましくはC1〜C6アシルオキシ、より好ましくはC
1〜C4アシルオキシ基)、アルコキシ基(好ましくはC
1〜C6アルコキシ、より好ましくはC1〜C4アルコキシ
基)が挙げられる。アシルオキシ基としては、例えばア
セトキシ基、プロピオニルオキシ基、ブチリルオキシ基
などが挙げられる。また、アルコキシ基としては、例え
ばメトキシ基、エトキシ基、n−プロピルオキシ基、イ
ソプロピルオキシ基、n−ブチルオキシ基、tert−
ブチルオキシ基、n−アミルオキシ基、tert−アミ
ルオキシ基、ヘキシルオキシ基、シクロヘキシルオキシ
基等が挙げられる。
【0009】本発明による化合物の好ましい例として
は、一般式(I)の式中、Xがフッ素原子である化合物
である。また,より好ましくは、一般式(I)の式中、
Xがフッ素原子であり、更に、基Wが式(i)〜(iv)にお
いてRが水素原子またはメチル基である化合物が挙げら
れる。
【0010】本発明の好ましい化合物群の具体例として
は、1−ベンゾイル−3−[2−[4−(6−フルオロ
−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル)−1−
ピペリジニル]エチル]ペルヒドロベンゾイミダゾール
−2−オン、1−ベンゾイル−3−[2−[4−(6−
フルオロ−1−ベンゾフラン−3−イル)−1−ピペリ
ジニル]エチル]ペルヒドロベンゾイミダゾール−2−
オン、1−ベンゾイル−3−[2−[4−(6−フルオ
ロ−1−ベンゾチオフェン−3−イル)−1−ピペリジ
ニル]エチル]ペルヒドロベンゾイミダゾール−2−オ
ン、1−アセチル−3−[3−[4−(6−フルオロ−
1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル)−1−ピ
ペリジニル]プロピル]ペルヒドロベンゾイミダゾール
−2−オン、1−[2−[4−(6−フルオロ−1,2
−ベンゾイソオキサゾール−3−イル)−1−ピペリジ
ニル]エチル]ペルヒドロベンゾイミダゾール−2−オ
ン、 1−[2−[4−(6−フルオロ−1−ベンゾフ
ラン−3−イル)−1−ピペリジニル]エチル]ペルヒ
ドロベンゾイミダゾール−2−オン、1−[2−[4−
(6−フルオロ−1−ベンゾチオフェン−3−イル)−
1−ピペリジニル]エチル]ペルヒドロベンゾイミダゾ
ール−2−オン、1−[2−[4−(4−フルオロベン
ゾイル)−1−ピペリジニル]エチル]ペルヒドロベン
ゾイミダゾール−2−オン、1−[3−[4−(6−フ
ルオロ−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル)
−1−ピペリジニル]プロピル]ペルヒドロベンゾイミ
ダゾール−2−オン、1−[3−[4−(6−フルオロ
−1−ベンゾチオフェン−3−イル)−1−ピペリジニ
ル]プロピル]ペルヒドロベンゾイミダゾール−2−オ
ン、1−[4−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンゾ
イソオキサゾール−3−イル)−1−ピペリジニル]ブ
チル]ペルヒドロベンゾイミダゾール−2−オンなどが
挙げられる。
【0011】本発明の化合物はその塩とすることができ
る。そのような塩としては、医学上許される非毒性塩が
挙げられる。例えば、塩酸塩のようなハロゲン化水素
塩、硫酸塩のような無機酸塩、コハク酸、クエン酸、フ
マル酸、マレイン酸のような有機酸塩、グリシン、フェ
ニルアラニンのようなアミノ酸塩などが挙げられる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明による一般式(I)の化合
物は、次のような方法を用いて製造することができる。
【0013】
【化5】 [上記式中、Eは、塩素原子、臭素原子などのハロゲン
原子、または、p−トルエンスルフォニルオキシ基、メ
タンスルフォニルオキシ基などの脱離基を表し、Gは水
素原子、低級アルキル基、またはアミノ基の適当な保護
基(例えば、アセチル基、ベンゾイル基などのアシル
基、または、ベンジル基、トリチル基などの基)を表
し、 W、および、nは、前記一般式(I)で定義され
たものと同じ意味を表す。]
【0014】WHと一般式(II)を、反応に関与しな
い溶媒(例えば、無水アセトニトリル、ジメチルホルム
アミドまたはテトラヒドロフラン)中で、酸スカベンジ
ャ−および場合によって少量のヨウ化カリウム、臭化ナ
トリウムなどの存在下、20〜110℃、好ましくは4
0〜80℃の反応温度で、2〜72時間、通常で5〜2
4時間、反応させることによって一般式(III)を得
ることができる。
【0015】また、上記反応に用いられる酸スカベンジ
ャ−としては、例えば、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウ
ムなどのアルカリ炭酸塩、水素化ナトリウムなどのWH
の金属塩を形成できるアルカリ金属化合物またはトリエ
チルアミンなどの有機アミンなどが挙げられる。
【0016】一般式(III)は、Gが水素原子、低級
アルキル基、または、アシル基の場合は一般式(I)を
与え、アシル基、あるいは、その他の保護基の場合は、
通常の酸加水分解、還元などの方法により脱保護するこ
とにより、一般式(I)を得ることができる。
【0017】本発明による一般式(I)で表される化合
物および薬理学上許容されるその塩は抗メタンフェタミ
ン作用を有し、更に抗精神病作用の重要な作用機序と考
えられるD2受容体および欝病・不安・精神分裂病を含
めた中枢神経系の精神・神経疾患と関連するとされてい
る5-HT受容体との親和性が高い。従って、本発明に
よる化合物および薬理学上許容されるその塩は向精神薬
として用いることができる。なお、本明細書中において
向精神薬とは抗精神分裂病薬、抗不安薬、抗欝薬を含む
ものとする。
【0018】本発明を有効成分とする医薬組成物は、経
口および非経口(例えば、静注、筋注、皮下投与、直腸
投与、経皮投与)のいずれかの投与経路で、ヒトおよび
ヒト以外の動物に投与することができる。従って、本発
明による化合物を有効成分とする医薬組成物は、投与経
路に応じた適当な剤型とされる。
【0019】具体的には、経口剤としては、錠剤、カプ
セル剤、散剤、顆粒剤、シロップ剤などが挙げられ、非
経口剤としては、静注、筋注などの注射剤、直腸投与
剤、油脂性座剤、水性座剤などが挙げられる。
【0020】これらの各種製剤は、通常用いられている
賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、着色剤、などを用い
て常法により製造することができる。
【0021】賦形剤としては、例えば乳糖、ブドウ糖、
コ−ンスタ−チ、ソルビット、結晶セルロ−スなどが、
崩壊剤としては例えばデンプン、アルギン酸ナトリウ
ム、ゼラチン末、炭酸カルシウム、クエン酸カルシウ
ム、デキストリンなどが、結合剤としては例えばジメチ
ルセルロ−ス、ポリビニルアルコ−ル、ポリビニルエ−
テル、メチルセルロ−ス、エチルセルロ−ス、アラビア
ゴム、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロ−ス、ポリ
ビニルピロリドンなどが、滑沢剤としては、例えばタル
ク、ステアリン酸マグネシウム、ポリエチレングリコ−
ル、硬化植物油などがそれぞれ挙げられる。
【0022】また、上記注射剤は、必要により緩衝剤、
pH調整剤、安定化剤などを添加して製造することがで
きる。
【0023】医薬組成物中の本発明による化合物の含有
量は、その剤型に応じて異なるが、通常全組成物中0.
1〜50重量%、好ましくは0.1〜20重量%程度で
ある。
【0024】投与量は患者の年齢、体重、性別、疾患の
相違、症状の程度などを考慮して、個々の場合に応じて
適宜決定されるが、通常成人1日当り1〜1000m
g,好ましくは1〜300mgであり、これを1日1回
または数回に分けて投与する。
【0025】
【実施例】本発明を以下の実施例・試験例により更に詳
細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。以下実施例で合成した化合物の化学構造式を表1
として示す。
【0026】
【表1】
【0027】実施例1 1−ベンゾイル−3−[2−
[4−(6−フルオロ−1,2−ベンゾイソオキサゾー
ル−3−イル)−1−ピペリジニル]エチル]ペルヒド
ロベンゾイミダゾール−2−オン 4−(6−フルオロ−1,2−ベンゾイソオキサゾール
−3−イル)ピペリジン(286mg,1.3mmo
l)と1−ベンゾイル−3−(ブロモエチル)ペルヒド
ロベンゾイミダゾール−2−オン(460mg,1.3
mmol)をジメチルホルムアミド4mlに溶解し、炭
酸カリウム(224mg、1.63mmol)を加え、
室温で23時間,80℃で2時間撹拌した。この反応液
をジクロロメタンで希釈し、水洗した後、硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、溶媒を減圧留去することにより、油状物質
を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィーで
分離し、上記目的物を480mg(0.98mmol,
75%)得た。
【0028】1H NMR (CDCl3) δ 1.3
5−1.6 (3H,m,CH2),1.6−1.72
(2H,m,CH2), 1.72−1.83 (1
H,m,CH2),1.9−2.35 (8H,m,C
2),2.46−2.6 (2H,m,CH2),2.
99−3.17 (4H,m,CH2,CH),3.6
5−3.74 (1H,m,CH2),3.81−3.
87 (1H,m,CH),4.37−4.45 (1
H,m,CH),7.06 (1H,ddd,J=9.
0,8.7,2.3Hz,Ar), 7.25 (1
H,dd,J=9.0,2.3Hz,Ar), 7.3
4−7.4 (2H,m,Ar),7.42−7.48
(1H,m,Ar),7.55−7.6(2H,m,
Ar),7.66 (1H,dd,J=8.7,5.1
Hz,Ar); MW 490.58(C283143
F);EIMS m/z 490(M+
【0029】実施例2 1−[2−[4−(6−フル
オロ−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル)−
1−ピペリジニル]エチル]ペルヒドロベンゾイミダゾ
ール−2−オン 1−ベンゾイル−3−[2−[4−(6−フルオロ−
1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル)−1−ピ
ペリジニル]エチル]ペルヒドロベンゾイミダゾール−
2−オン(465mg,0.95mmol)をメタノー
ル2mlと、1,4−ジオキサン2mlに溶解し、5N
塩酸2mlを加え、室温で14時間、80℃で2時間撹
拌した。この反応液を1N水酸化ナトリウム溶液で塩基
性とし、ジクロロメタンで抽出した。これを水洗した
後、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去すること
により、油状物質を得た。これをシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーで分離し、上記目的物のフリー体を30
0mg(0.78mmol,82%)得た。
【0030】フリー体:1H NMR (CDCl3
δ 1.23−1.42 (2H,m,CH2),1.
44−1.64 (2H,m,CH2),1.65−
1.82(4H,m,CH2),1.98−2.11
(4H,m,CH2), 2.17−2.29(2H,
m,CH2), 2.48−2.63 (2H,m,C
2),3.01−3.15 (4H,m,CH2,C
H), 3.53−3.71(3H,m,CH2,C
H), 4.25 (1H,bs,NH), 7.06
(1H,ddd,J=9.0,8.6,2.0Hz,
Ar), 7.23(1H,dd,J=8.6,2.0
Hz,Ar), 7.67 (1H,dd,8.6,
5.1Hz,Ar) ;MW 386.47(C2127
42F);EIMS m/z 386(M+
【0031】上記フリー体をメタノールに溶解し、4N
ジオキサンー塩酸を加え、析出した粉末を濾取すること
により、上記目的物の塩酸塩を得た。 塩酸塩:MW 422.93(C212842FC
l);EIMS m/z386(M+−HCl);mp
215℃(dec.)
【0032】実施例3 1−アセチル−3−[3−
[4−(6−フルオロ−1,2−ベンゾイソオキサゾー
ル−3−イル)−1−ピペリジニル]プロピル]ペルヒ
ドロベンゾイミダゾール−2−オン 1−ベンゾイル−3−(2−ブロモエチル)ペルヒドロ
ベンゾイミダゾール−2−オンに代えて、1−アセチル
−3−(3−ブロモプロピル)ペルヒドロベンゾイミダ
ゾール−2−オンを用いた以外は、実施例1と同様の方
法で合成した。
【0033】1H NMR (CDCl3) δ 1.2
0−1.36 (3H,m,CH2), 1.54−
1.79 (5H,m,CH2), 1.98−2.2
5 (8H,m,CH2), 2.42 (2H,t,
J=7.5Hz,CH2), 2.47 (3H,s,
CH3), 3.01−3.08 (3H,m,C
2),3.10−3.18 (1H,m,ピペリジン
CH), 3.45 (1H,m,CH), 3.64
(1H,m,CH), 4.26 (1H,m,C
H), 7.04 (1H,ddd,J=8.8,8.
8,1.9Hz,Ar),7.22 (1H,dd,J
=8.1,1.9Hz,Ar), 7.66 (1H,
dd,J=8.8,5.2Hz,Ar);MW 44
2.59 (C24 3143F);EIMS m/z
442(M+
【0034】実施例4 1−[3−[4−(6−フル
オロ−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル)−
1−ピペリジニル]プロピル]ペルヒドロベンゾイミダ
ゾール−2−オン 実施例3で得られたアセチル体を実施例2の方法に準じ
て加水分解することにより、上記化合物を得た。
【0035】1H NMR (CDCl3) δ 1.2
9−1.40 (2H,m,CH2), 1.42−
1.65 (3H,m,CH2), 1.67−1.8
0 (5H,m,CH2), 2.03−2.20
(6H,m,CH2), 2.42−2.45 (2
H,m,CH2), 2.98−3.07 (4H,
m,CH2), 3.46 (1H,m,CH),
3.53−3.61 (2H,m,CH),, 4.3
0 (1H,s,NH), 7.05 (1H,dd
d,J=8.9,8.9,2.2Hz,Ar), 7.
24 (1H,dd,J=8.6,2.2 Hz,A
r), 7.70 (1H,dd,J=8.9,5.0
Hz,Ar);MW 400.55 (C222942
F);EIMS m/z400(M+
【0036】実施例5 1−[4−[4−(6−フル
オロ−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル)−
1−ピペリジニル]ブチル]ペルヒドロベンゾイミダゾ
ール−2−オン 1−ベンゾイル−3−(2−ブロモエチル)ペルヒドロ
ベンゾイミダゾール−2−オンに代えて、1−アセチル
−3−(3−ブロモブチル)ペルヒドロベンゾイミダゾ
ール−2−オンを用いた以外は、実施例1と同様の方法
で合成し、実施例2の方法に準じて加水分解することに
より、上記化合物を得た。
【0037】1H NMR (CDCl3) δ 1.2
6−1.35 (3H,m,CH2), 1.55−
1.58 (4H,m,CH2), 1.70−1.7
4 (5H,m,CH2), 2.06−2.08
(4H,m,CH2), 2.20−2.24 (2
H,m,CH2), 2.42 (2H,m,CH2),
2.96−3.10 (4H,m,CH2,CH),
3.45 (1H,m,CH), 3.57 (2
H,m,CH), 4.17 (1H,s,NH),
7.05 (1H,m,Ar), 7.26 (1H,
m,Ar), 7.68(1H,m,Ar);MW 4
14.52 (C233142F);EIMSm/z
414(M+
【0038】実施例6 1−ベンゾイル−3−[2−
[4−(6−フルオロ−1−ベンゾフラン−3−イル)
−1−ピペリジニル]エチル]ペルヒドロベンゾイミダ
ゾール−2−オン 4−(6−フルオロ−1,2−ベンゾイソオキサゾール
−3−イル)ピペリジンの代わりに4−(6−フルオロ
−1−ベンゾフラン−3−イル)ピペリジンを用いた以
外は、実施例1と同様の方法で合成した。(収率 83
%)
【0039】1H NMR (CDCl3) δ 1.3
2−1.85 (8H,m,CH2),1.9−2.3
6 (6H,m,CH2), 2.46−2.61
(2H,m,CH2), 2.64−2.74 (1
H,m,ピペリジンCH), 2.95−3.04
(1H,m,CH2), 3.05−3.15 (2
H,m,CH2),3.63−3.73 (1H,m,
CH2), 3.8−3.87(1H,m,CH),
4.38−4.45 (1H,m,CH), 6.95
−7.02 (1H,m,Ar),7.18 (1H,
ddd,J=9.0,9.0,2.3Hz,Ar),
7.32−7.4 (3H,m,Ar), 7.42−
7.51(2H,m,Ar), 7.55−7.6(2
H,m,Ar);MW 489.59 (C29323
3F);EIMS m/z 489(M+
【0040】実施例7 1−[2−[4−(6−フル
オロ−1−ベンゾフラン−3−イル)−1−ピペリジニ
ル]エチル]ペルヒドロベンゾイミダゾール−2−オン 1−ベンゾイル−3−[2−[4−(6−フルオロ−
1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル)−1−ピ
ペリジニル]エチル]ペルヒドロベンゾイミダゾール−
2−オンの代わりに1−ベンゾイル−3−[2−[4−
(6−フルオロ−1−ベンゾフラン−3−イル)−1−
ピペリジニル]エチル]ペルヒドロベンゾイミダゾール
−2−オンを用いた以外は、実施例2と同様の方法で合
成した。(収率 74%)
【0041】フリー体:1H NMR (CDCl3
δ 1.25−1.42 (2H,m,CH2),1.
42−1.64 (3H,m,CH2),1.64−
1.83(5H,m,CH2),1.96−2.06
(2H,m,CH2), 2.15−2.25(2H,
m,CH2), 2.46−2.62 (2H,m,C
2),2.65−2.75 (1H,m,NH),
3.02−3.14 (3H,m,CH2,CH),
3.53−3.69 (3H,m,CH2,CH),
4.37 (1H,bs,NH), 6.99 (1
H,ddd,J=9.0,9.0,2.3Hz,A
r), 7.17(1H,dd,J=9.0,2.3H
z), 7.37 (1H,d,J=0.8Hz,A
r), 7.49 (1H,dd,9.0,5.5H
z,Ar);MW 385.48(C22283
2F);EIMS m/z 385(M+
【0042】実施例2と同様に塩酸塩化することにより
目的物の塩酸塩を得た。 塩酸塩:MW 421.94(C222932FC
l);EIMS m/z385(M+−HCl);mp
123−125℃
【0043】実施例8 1−ベンゾイル−3−[2−
[4−(6−フルオロ−1−ベンゾチオフェン−3−イ
ル)−1−ピペリジニル]エチル]ペルヒドロベンゾイ
ミダゾール−2−オン 4−(6−フルオロ−1,2−ベンゾイソオキサゾール
−3−イル)ピペリジンの代わりに4−(6−フルオロ
−1−ベンゾチオフェン−3−イル)ピペリジンを用い
た以外は、実施例1と同様の方法で合成した。(収率
93%)
【0044】1H NMR (CDCl3) δ 1.3
2−1.85 (8H,m,CH2),1.9−2.0
6 (3H,m,CH2), 2.1−2.34 (3
H,m,CH2), 2.48−2.6 (2H,m,
CH2), 2.81−2.92(1H,m,ピペリ
ジンCH), 2.99−3.06 (1H,m,CH
2), 3.06−3.16 (2H,m,CH2),
3.64−3.73 (1H,m,CH2), 3.8
1−3.86 (1H,m,CH), 4.38−4.
45 (1H,m,CH), 7.05 (1H,d,
J=0.8Hz),7.12 (1H,ddd,J=
8.9,8.9,2.5Hz,Ar), 7.33−
7.39 (2H,m,Ar), 7.42−7.48
(1H,m,Ar), 7.53(1H,dd,J=
8.9,2.5Hz), 7.56−7.61 (2
H,m,Ar), 7.68 (1H,dd,8.9,
5.3Hz,Ar) ;MW 505.65 (C29
3232SF);EIMS m/z505(M+
【0045】実施例9 1−[2−[4−(6−フル
オロ−1−ベンゾチオフェン−3−イル)−1−ピペリ
ジニル]エチル]ペルヒドロベンゾイミダゾール−2−
オン 1−ベンゾイル−3−[2−[4−(6−フルオロ−
1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル)−1−ピ
ペリジニル]エチル]ペルヒドロベンゾイミダゾール−
2−オンの代わりに1−ベンゾイル−3−[2−[4−
(6−フルオロ−1−ベンゾチオフェン−3−イル)−
1−ピペリジニル]エチル]ペルヒドロベンゾイミダゾ
ール−2−オンを用いた以外は、実施例2と同様の方法
で合成した。(収率 74%)
【0046】1H NMR (CDCl3) δ 1.2
6−1.41 (2H,m,CH2),1.43−1.
64 (3H,m,CH2),1.66−1.87
(5H,m,CH2),1.97−2.06 (2H,
m,CH2), 2.16−2.27(2H,m,C
2), 2.46−2.63 (2H,m,CH2),
2.81−2.92 (1H,m,ピペリジンC
H), 3.04−3.15,(3H,m,CH2,C
H), 3.52−3.7 (3H,m,CH2,C
H),4.24 (1H,bs,NH), 7.05
(1H,s,Ar), 7.12 (1H,ddd,J
=9.0,9.0,2.4Hz,Ar), 7.53
(1H,dd,J=9.0,2.4Hz), 7.69
(1H,dd,9.0,5.1Hz,Ar) ;MW
401.55(C22283OSF);EIMS m
/z 401(M+
【0047】実施例2と同様に塩酸塩化することにより
目的物の塩酸塩を得た。 塩酸塩:MW 438.01(C223032FC
l);EIMS m/z438(M+−HCl);mp
230℃(dec.)
【0048】実施例10 1−[3−[4−(6−フ
ルオロ−1−ベンゾチオフェン−3−イル)−1−ピペ
リジニル]プロピル]ペルヒドロベンゾイミダゾール−
2−オン 4−(6−フルオロ−1,2−ベンゾイソオキサゾール
−3−イル)ピペリジンの代わりに4−(6−フルオロ
−1−ベンゾチオフェン−3−イル)ピペリジンを,1
−ベンゾイル−2−(ブロモエチル)ペルヒドロベンゾ
イミダゾール−2−オンの代わりに1−ベンゾイル−3
−(ブロモプロピル)ペルヒドロベンゾイミダゾール−
2−オンを用いて,実施例1と同様の方法で1−ベンゾ
イル−3−[3−[4−(6−フルオロ−1−ベンゾチ
オフェン−3−イル)−1−ピペリジニル]プロピル]
ペルヒドロベンゾイミダゾール−2−オンを合成した。
これを実施例2の方法に準じて加水分解することによ
り、上記化合物を得た。(収率 69%)
【0049】1H NMR (CDCl3) δ 1.2
5−1.42 (2H,m,CH2), 1.42−
1.65 (3H,m,CH2), 1.65−1.9
3 (7H,m,CH2), 1.98−2.08
(2H,m,CH2), 2.1−2.22 (2H,
m,CH2), 2.39−2.53 (2H,m,C
2), 2.83−2.94 (1H,m,ピペリジ
ンCH), 2.98−3.15 (3H,m,C
2),3.4−3.51(1H,m,CH), 3.
52−3.63 (2H,m,CH2,CH), 4.
28 (1H,bs,NH), 7.05 (1H,
s,Ar),7.12 (1H,ddd,J=9.0,
6.2,2.4Hz,Ar), 7.53 (1H,d
d,J=9.0,2.4Hz,Ar),7.70 (1
H,dd,J=8.6,5.1Hz,Ar);MW 4
15.57 (C23303OSF);EIMS m/
z 415(M+
【0050】実施例11 1−[2−[4−(4−フ
ルオロベンゾイル)−1−ピペリジニル]エチル]ペル
ヒドロベンゾイミダゾール−2−オン 4−(6−フルオロ−1,2−ベンゾイソオキサゾール
−3−イル)ピペリジンの代わりに4−(4−フルオロ
ベンゾイル)ピペリジンを用いて実施例1と同様の方法
で1−ベンゾイル−3−[2−[4−(4−フルオロベ
ンゾイル)−1−ピペリジニル]エチル]ペルヒドロベ
ンゾイミダゾール−2−オンを合成し、これを実施例2
の方法に準じて加水分解することにより、上記化合物を
得た。(収率 39%)
【0051】1H NMR (CDCl3) δ 1.2
5−1.4 (2H,m,CH2),1.43−1.6
4 (3H,m,CH2),1.65−1.9 (7
H,m,CH2), 2.1−2.22 (2H,m,
CH2), 2.44−2.6(2H,m,CH2),
2.98−3.12(3H,m), 3.14−3.
24 (1H,m,CH2), 3.51−3.6
(2H,m,CH),3.64−3.7 (1H,m,
CH), 4.21 (1H,bs,NH),7.1−
7.17 (2H,m,Ar), 7.93−8.0
(2H,m,Ar);MW 373.47 (C2128
32F);EIMS m/z 373(M+
【0052】試験例1 抗精神病作用 本発明による化合物の抗精神病作用を、メタンフェタミ
ンによって誘発されるマウスの自発運動量亢進に対する
抑制作用を指標として評価した。体重25〜35gのd
dY系雄性マウスを用い、1群3〜6匹とした。マウス
にメタンフェタミン 2mg/kgを皮下投与し、15
分後に本発明化合物を腹腔内投与した。さらに15分後
にマウスを運動量測定装置(室町機械 ANIMEX
AUTOMK−110)上に設置した透明アクリル箱
(縦横高さともに30cm)に入れ、30分間運動量を
測定した。比較対照薬としてハロペリドールおよびクロ
ルプロマジンの作用も同様に評価した。その結果は表2
に示されるとおり、本発明化合物は抗メタンフェタミン
作用においてその強さはハロペリドールやクロルプロマ
ジンとほぼ同等であり、強い抗精神病作用を有している
ことが明らかである。
【0053】
【表2】 抗メタンフェタミン作用 ─────────────────────── 化合物名 ED50値(mg/kg,ip) ─────────────────────── 実施例 9 0.49 ハロペリド−ル 0.2 クロルプロマジン 1.1 ───────────────────────
【0054】試験例2 錐体外路系作用 本発明による化合物の錐体外路系作用をその代表的薬理
評価法であるカタレプシー惹起作用を指標として評価し
た。体重 25〜35gのddY系雄性マウスを用い、
1群3〜6匹とした。本発明化合物を腹腔内投与し、2
0,30ならびに40分後にカタレプシーの有無を判定
した。カタレプシーの有無の判定は3cmの高さに水平
に渡した直径1mmの鉄棒に前肢を強制的に掛けられた
マウスが、その不自然な状態を30秒以上示した場合に
カタレプシー陽性とした。比較対照薬としてハロペリド
ールおよびクロルプロマジンの作用も同様に評価した。
その結果は表3に示されるとおり、本発明化合物のカタ
レプシー惹起作用はハロペリドールおよびクロルプロマ
ジンよりも弱く、副作用となる錐体外路系作用が減少す
ると考えられる。
【0055】
【表3】 カタレプシ−惹起作用 ──────────────────── 化合物名 ED50値(mg/kg,ip) ──────────────────── 実施例 9 9.2 ハロペリド−ル 1.3 クロルプロマジン 6.2 ─────────────────────
【0056】試験例3 各種受容体との結合親和性 (a) ドパミン−D2受容体との結合親和性 ラット脳線条体P2画分を用いてD2受容体に対する本発
明化合物の親和性を検討した。ラット脳線条体を10倍
量の0.32Mシュークロース中でホモジナイズし、9
00×g,10分間の遠心分離により得られた上清をさ
らに11,500×gで20分間遠心分離した。得られ
た沈渣にインキュベート緩衝液(50mM Tris,
120mM NaCl,5mM KCl,1mM Mg
Cl2,1mM CaCl2,pH 7.4)を加えてさ
らに39,900×gで20分間遠心分離して得られた
沈渣をP2画分とした。これを[3H]スピペロン0.1
nMおよび各濃度の本発明化合物を含む緩衝液中で37
℃で30分間インキュベートし、反応後ワットマンGF
/Bグラスフィルターで集めて、結合[3H]スピペロン
量を液体シンチレーションカウンターにより測定した。
非特異的結合量は10-5Mスルピリド共存下で測定し、
本発明化合物10-7Mにおける[3H]スピペロンのD2
受容体への結合阻害率を求めた。その結果は表4に示さ
れるとおり、本発明化合物は抗精神作用の中で重要な作
用機作であるドパミン−D2受容体に高い親和性を有し
ている。
【0057】
【表4】 ドパミン−D2受容体との結合親和性 ────────────────────────── 化合物名 10-7Mにおける阻害率(%) ────────────────────────── 実施例 2 86.0 実施例 5 86.6 実施例 7 78.0 クロルプロマジン 93.6 ──────────────────────────
【0058】(b) セロトニン−5-HT2受容体との結合
親和性ラット脳大脳皮質の5-HT2受容体に対する本発
明化合物の親和性を次のように評価した。 (a)と同様の
方法によりP2画分を調製した。これを[3H]ケタンセ
リン1nMおよび各濃度の本発明化合物を含む50mM
Tris/HCl緩衝液(pH 7.4)中で37
℃,15分間インキュベートし、反応後結合[3H]ケタ
ンセリン量を測定した。非特異的結合量は10-5Mケタ
ンセリン共存下で測定し、本発明化合物濃度10-9Mに
おける[3H]ケタンセリンの5-HT2受容体への結合阻
害率を求めた。その結果は表5に示されるとおり、本発
明化合物は抗精神病作用、抗鬱作用、抗不安作用などの
精神疾患に有用なセロトニン−5-HT2受容体に対し、
比較対照薬であるクロルプロマジンよりも高い親和性を
示す。
【0059】
【表5】 セロトニン−5-HT2受容体との結合親
和性 ───────────────────────── 化合物名 10-9Mにおける阻害率(%) ───────────────────────── 実施例 5 48.1 クロルプロマジン 12.4 ─────────────────────────
【0060】
【発明の効果】比較対照薬として評価したハロペリドー
ルおよびクロルプロマジンは抗メタンフェタミン作用、
即ち抗精神病作用を有してはいるが、同時に副作用であ
るカタレプシー惹起作用、即ち錐体外路系作用も強い。
【0061】一方、本発明化合物は比較対照薬よりも強
力な抗精神病作用を有するとともに、錐体外路系作用が
弱いことから、本発明化合物は抗精神病薬として安全域
の広い薬物といえる。
【0062】更に、本発明化合物はドパミン−D2、な
らびにセロトニン−5-HT2受容体が関与する中枢神経
系疾患へも効果があると考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 409/14 211 C07D 409/14 211 (72)発明者 秋山 佳央 神奈川県横浜市港北区師岡町760番地 明 治製菓株式 会社 薬品総合研究所内 (72)発明者 平沼 豊一 神奈川県横浜市港北区師岡町760番地 明 治製菓株式 会社 薬品総合研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の一般式(I)で表される化合物およ
    び薬理学上許容されるその塩 【化1】 [上記式中、Rは水素原子、低級アルキル基またはアシ
    ル基を表し、nは、1〜5の整数を表し基Wは、下記の
    式(i)〜(iv)で表される基のいずれかを表し、 【化2】 Xは、水素原子またはハロゲン原子を表す。]
  2. 【請求項2】一般式(I)の式中、Wが基(i)で表され
    る請求項1記載の化合物および薬理学上許容される塩。
  3. 【請求項3】一般式(I)の式中、Wが基(ii)で表され
    る請求項1記載の化合物および薬理学上許容される塩。
  4. 【請求項4】一般式(I)の式中、Wが基(iii)で表さ
    れる請求項1記載の化合物および薬理学上許容される
    塩。
  5. 【請求項5】一般式(I)の式中、Wが基(iv)で表され
    る請求項1に記載の化合物および薬理学上許容される
    塩。
  6. 【請求項6】一般式(I)の式中、Xがフッ素原子で表
    される請求項1記載の化合物および薬理学上許容される
    その塩。
  7. 【請求項7】一般式(I)の式中、Xがフッ素原子で表
    される請求項2記載の化合物および薬理学上許容される
    その塩。
  8. 【請求項8】一般式(I)の式中、Xがフッ素原子で表
    される請求項3記載の化合物および薬理学上許容される
    その塩。
  9. 【請求項9】一般式(I)の式中、Xがフッ素原子で表
    される請求項4記載の化合物および薬理学上許容される
    その塩。
  10. 【請求項10】一般式(I)の式中、Xがフッ素原子で
    表される請求項5記載の化合物および薬理学上許容され
    るその塩。
  11. 【請求項11】少なくとも1種の請求項1〜10のいず
    れか一項記載の化合物または薬理学上許容されるその塩
    を有効成分として含んでなる向精神薬。
JP8218396A 1996-04-04 1996-04-04 イミダゾール−2−オン誘導体およびその塩 Pending JPH09268188A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023083445A1 (en) 2021-11-10 2023-05-19 Symrise Ag Compositions comprising trpm8 agonistic cooling agents
WO2023135528A1 (en) * 2022-01-11 2023-07-20 Suven Life Sciences Limited Heteroalicyclic derivatives and their use in the treatment of cns disorders

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023083445A1 (en) 2021-11-10 2023-05-19 Symrise Ag Compositions comprising trpm8 agonistic cooling agents
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