JPH08195161A - ヒューズ接続構造 - Google Patents

ヒューズ接続構造

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JPH08195161A
JPH08195161A JP7007660A JP766095A JPH08195161A JP H08195161 A JPH08195161 A JP H08195161A JP 7007660 A JP7007660 A JP 7007660A JP 766095 A JP766095 A JP 766095A JP H08195161 A JPH08195161 A JP H08195161A
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    • H01H85/20—Bases for supporting the fuse; Separate parts thereof
    • H01H85/2045—Mounting means or insulating parts of the base, e.g. covers, casings

Abstract

(57)【要約】 【目的】 暗電流ヒューズを使用しない場合に通常回路
用のヒューズをヒューズホルダなしで外力から保護し、
且つ確実に保持させる。 【構成】 暗電流ヒューズ８を挿着するヒューズホルダ
１と、接続端子を有してヒューズホルダを着脱可能なヒ
ューズブロック本体７とで成り、ヒューズホルダ１が、
暗電流ヒューズの横幅方向の両側端部を保持する内側の
暗電流ヒューズ挿着部５と、外側のカバー部６とを連結
するリブ２，３を有し、ヒューズブロック本体７が、リ
ブ２，３に対する逃がし部１６を有し、リブ２，３が、
暗電流ヒューズ挿着部５に対して暗電流ヒューズの厚さ
方向に形成され、ヒューズブロック本体７が、ヒューズ
の両側端部に対向して、逃がし部１６のない保護壁１０
を有する。ヒューズブロック本体７に、ヒューズの厚さ
方向両側部に対するヒューズ固定用リブ１１が形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、暗電流ヒューズを使用
しない場合に通常回路用のヒューズをヒューズホルダな
しで外力から保護し、且つ確実に保持させるヒューズ接
続構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図９〜１０は従来のヒューズ接続構造を
示すものである。この構造は、複数の暗電流ヒューズ８
を並列に保持する合成樹脂製のヒューズホルダ５１と、
該暗電流ヒューズ８の雄タブ端子３１に対する雌側接続
端子１３を収容して該ヒューズホルダ５１を挿着可能な
合成樹脂製のヒューズブロック本体５２とで構成され
る。
【０００３】暗電流ヒューズ８は主に輸出仕様の車両に
おいて輸送中のバッテリの消費を防止するために、時計
等の部品回路をヒューズホルダ５１の抜き出し操作によ
り遮断させるためのものである。
【０００４】該ヒューズホルダ５１は、暗電流ヒューズ
８に対する挿着部５と、該挿着部５の外側に位置するカ
バー部６とで構成され、該挿着部５は複数のリブ５３を
介してカバー部６に連結されている。該ヒューズ挿着部
５はヒューズホルダ５１の上半部に位置する。該リブ５
３はヒューズ８の横幅方向（一対の雄タブ端子３１の並
び方向）の左右壁部５４にそれぞれ形成され、ヒューズ
ブロック本体５２の左右壁部５５には、該リブ５３に対
する複数の逃がしスリット５６が形成されている。
【０００５】該逃がしスリット５６の下側においてヒュ
ーズブロック本体５２には、ヒューズホルダ５１の係合
枠１８に対する係止突起１９，２０が形成されている。
そして図１０の如くヒューズホルダ５１がブロック本体
５２に仮係止される。この状態からヒューズホルダ５１
を押し込めば、ヒューズ８の雄タブ端子３１がブロック
本体５２の開口５７（図９）から端子収容室５８に進入
して雌側端子１３と接続される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造にあっては、国内向けの車両において暗電流ヒ
ューズ８を使用せず、すなわち接続端子１３に対する暗
電流ヒューズ８の抜き差し操作を行なうことなく、通常
回路用のヒューズをブロック本体５２に直接挿着したい
場合でも、ブロック本体５２の外壁５５にスリット５６
が形成されて外壁強度が弱いために、外力がかかった場
合に外壁５５が撓んでヒューズが押し出されかねないと
いう懸念があり、あえてヒューズホルダ５１を使用して
ヒューズを保護してやる必要があった。そのためにヒュ
ーズホルダ５１の部品コストがかかるという無駄があっ
た。
【０００７】本発明は、上記した点に鑑み、暗電流ヒュ
ーズの代わりに暗電流回路以外の通常回路のための接続
ヒューズを使用する場合に、ヒューズホルダを使用する
ことなく、該接続ヒューズをヒューズブロック本体に確
実に固定保護させることのできるヒューズ接続構造を提
供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、暗電流ヒューズを挿着するヒューズホル
ダと、該暗電流ヒューズに対する接続端子を有し、該ヒ
ューズホルダを着脱可能なヒューズブロック本体とで構
成され、該ヒューズホルダが、暗電流ヒューズの横幅方
向の両側端部を保持する内側の暗電流ヒューズ挿着部
と、外側のカバー部とを連結するリブを有し、該ヒュー
ズブロック本体が、該リブに対する逃がし部を有するヒ
ューズ接続構造において、該リブが、該暗電流ヒューズ
挿着部に対して暗電流ヒューズの厚さ方向に形成され、
前記ヒューズブロック本体が、ヒューズの前記両側端部
に対向して、前記逃がし部のない保護壁を有する構造を
採用する。また前記ヒューズブロック本体には、ヒュー
ズの厚さ方向両側部に対するヒューズ固定用リブが形成
される。
【０００９】
【作用】ヒューズホルダを用いずにヒューズブロック本
体に直接接続したヒューズは、ヒューズ横幅方向の両側
が保護壁で保護される。また、リブに対する逃がし部に
対向する該ヒューズの厚さ方向両側はヒューズ固定用リ
ブでしっかりと保持される。
【００１０】
【実施例】図１は、本発明に係るヒューズ接続構造の一
実施例を示すものである。この構造は、合成樹脂製のヒ
ューズホルダ１の暗電流ヒューズ板厚方向に連結用リブ
２，３を形成して、該リブ２，３により暗電流ヒューズ
挿着部５とカバー部６とを連結させると共に、該ヒュー
ズホルダ１に対する合成樹脂製のヒューズブロック本体
７に、ヒューズ（通常回路用のヒューズ）９の横幅方向
両端部９ａ（図７参照）に対する保護壁１０と、該ヒュ
ーズ９の板厚方向両端部９ｂ（図７）に対する固定用リ
ブ１１とを形成したものである。
【００１１】該連結用リブ２は、ヒューズホルダ１の上
半部に位置する暗電流ヒューズ挿着部５のヒューズ板厚
方向の前後壁１２の下端側に各一対形成され、一対のリ
ブ２，２の間に、ヒューズブロック本体７側の接続端子
１３（図７）への図示しない係止ランスに対する撓み防
止リブ４が形成されている。該撓み防止リブ４の両端部
も連結用リブ３として作用する。
【００１２】ヒューズブロック本体７は電気接続箱１４
に立設され、該ブロック本体７のヒューズ板厚方向の前
後壁１５には、該連結用リブ２，３に対する逃がし用切
欠部１６が形成され、該逃がし用切欠部１６の両側には
補強壁１５ａが確保されている。該補強壁１５ａは一枚
板の前記保護壁１０に直交し、両保護壁１０，１０の間
にヒューズ収容空間１７が形成されている。該保護壁１
０は、暗電流ヒューズ８を用いない場合にヒューズブロ
ック本体７に直接差し込まれる通常回路用のヒューズ９
の幅方向両端側（９ａ側）を外力から保護する。
【００１３】該保護壁１０の下方には、ヒューズホルダ
１のカバー部６の係合枠部１８に対する係止突起１９，
２０が形成されている。またヒューズホルダ１のヒュー
ズ挿着部５には、暗電流ヒューズ８の幅方向端部９ａに
対する可撓壁２１が形成され、該可撓壁２１の内面側
に、ヒューズ頭部８ｃに対する係止突起２２とガイド突
起２３とが形成されている。また該可撓壁２１の外面側
には、保護壁１０の内面側のガイド突条２４に対する係
合溝２５が形成されている。これらの構成は特願平６−
１０８３０号で提案済である。
【００１４】図２〜４は、暗電流ヒューズ８を二つ並列
に挿着可能なヒューズホルダ２６の例を示すものであ
り、ヒューズ挿着部２７とカバー部２８とは上記同様に
各連結用リブ２，３でヒューズ板厚方向に連結され、各
ヒューズ挿着部２７，２７は同様のリブ２９で相互に連
結されている。２２はヒューズ頭部８ｃに対する係止突
起、２３は同じくガイド突起である。
【００１５】暗電流ヒューズ８は、図３（図２のＡ−Ａ
断面）ないし図４（図２のＢ−Ｂ断面）にも示す如く、
連結用リブ２と中間リブ２９との間において一対の保持
部３０と撓み防止リブ４とで支持されると共に、ヒュー
ズ頭部８ｃを係止突起２２で安定に支持される。暗電流
ヒューズ８の一対の雄タブ端子３１は下部開口３２から
カバー部２７の下部室３３内に突出する。
【００１６】図５〜７は上記ヒューズホルダ２６に対応
するヒューズブロック本体３４を示すものであり、図１
の構成と同様に左右の保護壁３５，３５と前後の補強壁
３６，３６との間において図６（図５のＣ−Ｃ断面図）
の如くヒューズ収容空間３７が構成され、該ヒューズ収
容空間３７の底側においてヒューズ９の雄タブ端子３１
に対する挿通孔３８を有する隔壁３９が形成され、該隔
壁３９に、ヒューズ胴部に対する前後各一対のヒューズ
固定用リブ１１が対向して立設されている。
【００１７】各ヒューズ固定用リブ１１はヒューズ９の
幅方向端部９ａ側から幅方向中央にかけて延長形成さ
れ、該リブ１１の内側中間部に、ヒューズ胴部の係合溝
４２に対するガイド突条４１が一体に形成されている。
ガイド突条４１は固定用リブ１１に直交し、ヒューズ横
幅方向への動きを規制する。該ヒューズ固定用リブ１１
の形状は図７（図５のＤ−Ｄ断面）の如くブロック本体
中央に向かって傾斜した略三角形状を呈している。
【００１８】該固定用リブ１１は、図８の如くヒューズ
ホルダ２６を使用しない通常回路用のヒューズ９をしっ
かりと保持し、ヒューズ９の板厚方向側部９ｂに対向す
るリブ逃がし用切欠部１６からの外部干渉に対してヒュ
ーズ９を抜け出しなく固定する。該固定用リブ１１を有
する隔壁３９の下側には図６の如く雌側接続端子１３の
収容室４３が位置し、ヒューズ９の雄タブ端子３１は該
雌側接続端子１３に接続される。
【００１９】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、国内向
けの車両等で暗電流ヒューズを使用せず、通常回路用の
ヒューズを挿着する場合に、ヒューズホルダを用いなく
とも、該ヒューズを剛性の高い保護壁により外力から保
護し、且つ固定用リブでヒューズブロック本体にしっか
りと固定させることができるから、ヒューズホルダの部
品コスト及び装着工数の削減が達成されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るヒューズ接続構造の一実施例を示
す分解斜視図である。
【図２】本発明に係る他の実施例（ヒューズ２個並び）
を示すヒューズホルダの平面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ断面図である。
【図４】図２のＢ−Ｂ断面図である。
【図５】図２に対応するヒューズブロック本体を示す平
面図である。
【図６】図５のＣ−Ｃ断面図である。
【図７】図５のＤ−Ｄ断面図である。
【図８】ヒューズを挿着した状態の平面図である。
【図９】従来例を示す分解斜視図である。
【図１０】同じくヒューズホルダ仮係止状態を示す図９
のＥ−Ｅ断面図である。
【符号の説明】
１，２６ ヒューズホルダ ２，３ 連結用リブ ５，２７ 暗電流ヒューズ挿着部 ６，２８ カバー部 ７ ヒューズブロック本体 ８ 暗電流ヒューズ １０，３５ 保護壁 １１ ヒューズ固定用リブ １３ 接続端子 １６ 逃がし用切欠部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成７年５月９日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１０】
【実施例】図１は、本発明に係るヒューズ接続構造の一
実施例を示すものである。この構造は、合成樹脂製のヒ
ューズホルダ１の暗電流ヒューズ厚さ方向に連結用リブ
２，３を形成して、該リブ２，３により暗電流ヒューズ
挿着部５とカバー部６とを連結させると共に、該ヒュー
ズホルダ１に対する合成樹脂製のヒューズブロック本体
７に、ヒューズ（通常回路用のヒューズ）９の横幅方向
両端部９ａ（図７参照）に対する保護壁１０と、該ヒュ
ーズ９の厚さ方向両端部９ｂ（図７）に対する固定用リ
ブ１１とを形成したものである。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１１
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１１】該連結用リブ２は、ヒューズホルダ１の上
半部に位置する暗電流ヒューズ挿着部５のヒューズ厚さ
方向の前後壁１２の下端側に各一対形成され、一対のリ
ブ２，２の間に、ヒューズブロック本体７側の接続端子
１３（図７）への図示しない係止ランスに対する撓み防
止リブ４が形成されている。該撓み防止リブ４の両端部
も連結用リブ３として作用する。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１２】ヒューズブロック本体７は電気接続箱１４
に立設され、該ブロック本体７のヒューズ厚さ方向の前
後壁１５には、該連結用リブ２，３に対する逃がし用切
欠部１６が形成され、該逃がし用切欠部１６の両側には
補強壁１５ａが確保されている。該補強壁１５ａは一枚
板の前記保護壁１０に直交し、両保護壁１０，１０の間
にヒューズ収容空間１７が形成されている。該保護壁１
０は、暗電流ヒューズ８を用いない場合にヒューズブロ
ック本体７に直接差し込まれる通常回路用のヒューズ９
の幅方向両端側（９ａ側）を外力から保護する。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１４
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１４】図２〜４は、暗電流ヒューズ８を二つ並列
に挿着可能なヒューズホルダ２６の例を示すものであ
り、ヒューズ挿着部２７とカバー部２８とは上記同様に
各連結用リブ２，３でヒューズ厚さ方向に連結され、各
ヒューズ挿着部２７，２７は同様のリブ２９で相互に連
結されている。２２はヒューズ頭部８ｃに対する係止突
起、２３は同じくガイド突起である。
【手続補正５】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１８
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１８】該固定用リブ１１は、図８の如くヒューズ
ホルダ２６を使用しない通常回路用のヒューズ９をしっ
かりと保持し、ヒューズ９の厚さ方向側部９ｂに対向す
るリブ逃がし用切欠部１６からの外部干渉に対してヒュ
ーズ９を抜け出しなく固定する。該固定用リブ１１を有
する隔壁３９の下側には図６の如く雌側接続端子１３の
収容室４３が位置し、ヒューズ９の雄タブ端子３１は該
雌側接続端子１３に接続される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 暗電流ヒューズを挿着するヒューズホル
    ダと、該暗電流ヒューズに対する接続端子を有し、該ヒ
    ューズホルダを着脱可能なヒューズブロック本体とで構
    成され、該ヒューズホルダが、暗電流ヒューズの横幅方
    向の両側端部を保持する内側の暗電流ヒューズ挿着部
    と、外側のカバー部とを連結するリブを有し、該ヒュー
    ズブロック本体が、該リブに対する逃がし部を有するヒ
    ューズ接続構造において、該リブが、該暗電流ヒューズ
    挿着部に対して暗電流ヒューズの厚さ方向に形成され、
    前記ヒューズブロック本体が、ヒューズの前記両側端部
    に対向して、前記逃がし部のない保護壁を有することを
    特徴とするヒューズ接続構造。
  2. 【請求項２】 前記ヒューズブロック本体に、ヒューズ
    の厚さ方向両側部に対するヒューズ固定用リブが形成さ
    れたことを特徴とする請求項１記載のヒューズ接続構
    造。
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