JPH08135715A - 油圧緩衝器 - Google Patents

油圧緩衝器

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JPH08135715A
JPH08135715A JP24674195A JP24674195A JPH08135715A JP H08135715 A JPH08135715 A JP H08135715A JP 24674195 A JP24674195 A JP 24674195A JP 24674195 A JP24674195 A JP 24674195A JP H08135715 A JPH08135715 A JP H08135715A
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oil chamber
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side oil
piston
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Tatsuya Masamura
辰也 政村
Norihisa Shibuya
紀久 渋谷
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動周波数に的確に感応して所定の減衰力を
発生し得て、車両への搭載に最適となる。 【解決手段】 シリンダ1内に二つの油室が区画され、
二つの油室は減衰バルブ4,5を介して開閉され、更に
前記減衰バルブ4,5を迂回して二つの油室を開閉する
バイパス路が形成されている油圧緩衝器において、バイ
パス路の途中に当該バイパス路を開閉するスプール10
を摺動自在に配設し、スプール10の受圧面側に形成さ
れる受圧面側油室R3とスプール10の背圧面側に形成
される背圧面側油室R4とをオリフィス17a,20を
介して連通させ、更に背圧面側油室R4内にはフリーピ
ストン13が摺動自在に挿入され、このフリーピストン
13と前記スプール10との間に当該スプール10を閉
じ方向に附勢するスプリング12を介在させたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両搭載用の油
圧緩衝器に関し、特に、振動周波数に感応して発生減衰
力が所謂ハイカット調整されるようにした油圧緩衝器の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両に搭載される油圧緩衝器は、
振動周波数に感応して発生減衰力が所謂ハイカット調整
されるように構成されることが多い。
【0003】例えば、図7に示す油圧緩衝器にあって
は、基本的には、シリンダ1に対してピストンロッド2
が出没されるその伸縮作動時に、ピストン部3に配設さ
れている伸側減衰バルブ4及び圧側減衰バルブ5によっ
て所定の大きさの減衰力が発生される。
【0004】その一方で、該油圧緩衝器にあっては、上
記減衰バルブ4,5を迂回してシリンダ1内にピストン
部3によって区画されるロッド側油室Aとピストン側油
室Bとを連通することになる所謂バイパス路を有してな
り、該バイパス路は、シリンダ1内における振動周波数
に感応して開閉されるようになっている。
【0005】即ち、該バイパス路は、シリンダ1内にお
ける振動周波数が低周波数領域にあるときに、ピストン
ナット6の内空部6aに摺動可能に収装されたスプール
10が所謂後退方向たる下方、又は上方に摺動すること
で閉鎖される。
【0006】そして、スプール10は、その上下に形成
される油室たる圧力室R1,R2にオリフィスO1又は
O2を介して一次遅れの油圧が供給されることで下方又
は上方に摺動する。
【0007】因に、ここにおけるバイパス路は、ピスト
ンロッド2の先端インロー部2aの近傍部に開穿されて
ロッド側油室Aに連通する横孔2cと、ピストンロッド
2の先端インロー部2aの軸芯部に開穿され上記横孔2
cに連通する縦孔2dと、ピストンナット6の内空部6
aと、からなる。
【0008】そして、ピストンナット6の内空部6aで
は、スプール10の外周に形成された環状溝10aと、
スプール10を摺動可能に収装するスプールボディ11
と、スプールボディ11に上下に隔成状態に形成されて
上記環状溝10aに連通する一対の開口11aと、スプ
ールボディ11を所定位置に定着させる上下一対のリテ
ーナ12,12と、各リテーナ12,12に形成され各
開口11aに連通するスリット孔12a,12aと、に
よってバイパス路の一部を形成している。
【0009】また、リテーナ12に形成の各スリット孔
12aのうち、上方のスリット孔12aは、前記ピスト
ンロッド2に開穿の縦孔2d側の内空部6a内に、下方
のスリット孔12aはピストン側油室Bに連通するよう
に設定されている。さらに、スプール10は、これを上
下方向から挟むように配設される上下一対のスプリング
S1,S2で附勢されていて、無負荷の時にバランスし
て所謂中立状態に維持されるように設定されている。
【0010】それ故、以上のように形成されている従来
の油圧緩衝器にあっては、その伸縮作動時であって、シ
リンダ1内における振動周波数が低周波数領域にあると
きには、高圧側油室からの油圧がオリフィスO1または
O2を介して一次遅れの油圧となって一次遅れの圧力室
R1あるいはR2に供給される。
【0011】その結果、シリンダ1内における振動周波
数が低周波数領域にあるときの、例えば、該油圧緩衝器
における伸側作動時には、図8に示すように、スプール
10が図中で下降方向となる後退方向に摺動してバイパ
ス路を閉鎖することになり、このとき、伸側減衰バルブ
4において所定の大きさの減衰力、即ち、高い減衰力が
発生されることになる。
【0012】一方、シリンダ1内における振動周波数が
低周波数領域を脱して、中周波数領域以上、特に、高周
波数領域になるときには、例えば、伸側作動時において
高圧側油室とされるロッド側油室Aからの圧油が伸側の
一次遅れの圧力室R1に供給されなくなる。
【0013】その結果、図7に示すように、スプール1
0が中立状態に維持されて、バイパス路が開放されたま
まの状態に維持される。
【0014】従って、ロッド側油室Aから作動油がバイ
パス路を介してピストン側油室Bに流出されることにな
り、それまで伸側減衰バルブ4を通過することで発生さ
れていた伸側減衰力が低い伸側減衰力に所謂ハイカット
調整されることになる。
【0015】因に、圧側作動時にも上記伸側の場合と逆
方向に油が流れ、バイパス路の開閉が実現されるため発
生される圧側減衰力が所謂ハイカット調整される。
【0016】その結果、上記した従来の油圧緩衝器にあ
っては、以上のような所謂ハイカット調整がなされるこ
とで、シリンダ1内の振動周波数が低周波数領域にある
ときには、高い減衰力を発生させてバネ上の制振を可能
にして操縦安定性を改善し、シリンダ1内の振動周波数
が低周波数領域を脱して、特に、高周波数領域になると
きには、低い減衰力を発生させて乗り心地を改善するこ
とが可能になる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の油圧緩衝器にあっては、以下のような不具合が
指摘されている。
【0018】即ち、上記した従来例としての油圧緩衝器
にあっては、シリンダ1内の振動周波数が低周波数領域
にあるときに、スプール10が摺動して高減衰力の発生
状態を現出させるように構成されているから、シリンダ
1への入力振動に低周波要素がある限り、高減衰力が発
生されることになる。
【0019】従って、入力振動が低周波と高周波とを混
在する重畳波振動のときには、高周波要素があるが故に
発生減衰力が低く抑えられるのが望ましいにも拘らず、
低周波要素があるが故に高減衰力の発生状態のままに維
持され、所謂ハイカット調整が実現されなくなる不具合
がある。
【0020】また、ピストン速度が低速域にある場合に
は、高圧側油室からの油圧に基づく一次遅れの油圧が一
次遅れの圧力室R1あるいはR2に供給される前に開放
されているバイパス路を流れる油量が多くなり、設定し
たスプール10の摺動を実現できなくなる危惧がある。
【0021】特に、油圧緩衝器が静止状態から極微低速
で伸縮を開始するような場合には、高圧側油室からの作
動油が開放されているバイパス路を流れ、スプール10
の摺動を設定通りに現出し得なくなる危惧がある。
【0022】この発明は、前記した事情を鑑みて創案さ
れたものであって、その目的とするところは、振動周波
数に的確に感応して所定の減衰力を発生し得て、車両へ
の搭載に最適となる油圧緩衝器を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の構成は、シリンダ内に二つの油室が区画さ
れ、二つの油室は減衰バルブを介して開閉され、更に前
記減衰バルブを迂回して二つの油室を開閉するバイパス
路が形成されている油圧緩衝器において、バイパス路の
途中に当該バイパス路を開閉するスプールを摺動自在に
配設し、スプールの受圧面側に形成される受圧面側油室
とスプールの背圧面側に形成される背圧面側油室とをオ
リフィスを介して連通させ、更に背圧面側油室内にはフ
リーピストンが摺動自在に挿入され、このフリーピスト
ンと前記スプールとの間に当該スプールを閉じ方向に附
勢するスプリングを介在させたとするものである。
【0024】この場合、オリフィスがスプールに形成さ
れてるのが好ましく、また、スプールの中央に通孔を形
成し、スプールの受圧面上に前記通孔を開閉するチェッ
ク弁が配設され、当該チェック弁に前記通孔に照準され
るオリフィスを形成させてもよい。
【0025】さらに、受圧面側室にチェック弁を閉じ方
向に附勢するスプリングを設け、このスプリングは背圧
面側室に設けた他のスプリングとバランスしてスプール
をバイパスが閉じる位置に静止させるようにしてもよ
い。
【0026】それ故、シリンダ内における振動周波数が
低周波数領域にある場合には、高圧側油室からの油圧が
スプールの受圧面側に形成されている受圧面側油室に供
給されると共に、オリフィスを介してスプールの背圧面
側に形成されている背圧面側油室にも供給される。
【0027】このとき、受圧面側油室と背圧面側油室と
の間には、油圧差が現出されず、静止状態に維持されて
バイパス路が閉鎖状態に維持される。
【0028】その結果、高圧側油室からの作動油が減衰
バルブのみを通過して低圧側油室に流出し、減衰バルブ
で設定された所定の減衰力の発生が可能になる。
【0029】一方、シリンダ内における振動周波数が低
周波数領域を脱して、特に、高周波数領域になると、高
圧側油室からの油圧が受圧面側油室には供給されるが、
オリフィスを介しての油圧が背圧面側油室には供給され
なくなる。
【0030】このとき、受圧面側油室と背圧面側油室と
の間には、油圧差が現出されることになり、スプールが
背圧面側油室に配在のスプリングの附勢力に抗して後退
方向に摺動してバイパス路を開放状態にする。
【0031】この場合、スプールの後退方向への摺動時
には、背圧面側油室に配在されているフリーピストンが
後退しスプールの摺動を保障する。
【0032】その結果、高圧側油室からの作動油がバイ
パス路を通過して低圧側油室に流出することになり、減
衰バルブを通過する油量が減り、減衰力が小さくなる。
【0033】シリンダ内における振動周波数が低周波数
領域から高周波数領域になると、それまで発生されてい
た減衰力の発生状態がより低い減衰力の発生状態に変更
調整され、減衰力が所謂ハイカット調整される。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施の形態に基づ
いて説明すると、図1に示すように、この発明の実施の
形態に係る油圧緩衝器は、この種の車両搭載用の油圧緩
衝器がそうであるように、例えば、車両の車軸側に配在
されるシリンダ1内に車両の車体側に配在されるピスト
ンロッド2の図中で下端側となる先端側を出没可能に挿
通してなる。
【0035】そして、ピストンロッド2の先端インロー
部2aには、シリンダ1内に摺動可能に収装され該シリ
ンダ1内に上方油室たるロッド側油室Aと下方油室たる
ピストン側油室Bとを区画形成するピストン部3が連設
されている。
【0036】また、ピストン部3を構成するピストン本
体3aには、ロッド側油室Aとピストン側油室Bとの連
通を可能にする伸側ポート3b及び圧側ポート3cが開
穿されており、伸側ポート3bの下流端が伸側減衰バル
ブ4で、また、圧側ポート3cの下流端が吸い込みバル
ブ7で、それぞれ開放可能に閉塞されている。
【0037】ピストンロッド2の先端インロー部2aに
は、吸い込みバルブ7とピストン本体3aと伸側減衰バ
ルブ4が直列に挿入され、これらの部材は上記インロー
部に螺着した中空なピストンナット6の上端で挾持され
ている。
【0038】伸側バルブ4は、ピストンナット6の段部
に支持されたスプリング4aでバックアップされてい
る。
【0039】また、吸い込みバルブ7は、伸側ポート3
bに対向する開口7aを有してロッド側油室Aと伸側ポ
ート3bとの連通を可能にしている。
【0040】一方、該油圧緩衝器は、伸側減衰バルブ4
及び吸い込みバルブ7を迂回してロッド側油室Aとピス
トン側油室Bとの連通を可能にするバイパス路を有して
なるとしている。
【0041】該バイパス路は、図示例では、ピストンロ
ッド2の先端インロー部2aの上方近傍部に開穿されて
ロッド側油室Aに連通する横孔2cと、ピストンロッド
2の先端インロー部2aの軸芯部に開穿されて上記横孔
2cに連通する縦孔2dと、ピストンナット6の内空部
6aと、ピストンナット6の周壁部6bに形成された透
孔6cと、からなる。
【0042】そして、該バイパス路は、ピストンナット
6をハウジングとするように該ピストンナット6内、即
ち、上記内空部6aに摺動可能に収装されたスプール1
0が所謂中立状態におかれて静止するときに遮断される
と共に、スプール10が図中で下降方向となるその後退
方向に摺動するときに開放されることになるように設定
されている(図3参照)。
【0043】即ち、図示例において、該バイパス路は、
透孔6cが摺動するスプール10で開閉されることで、
該バイパス路が開閉されるとしている。
【0044】ところで、図示例にあって、ハウジングた
るピストンナット6の内空部6aには、スプール10の
配在によって、上方の受圧面側油室R3と下方の背圧面
側油室R4とが区画形成されており、背圧面側油室R4
内下方には、フリーピストン13が上下摺動自在に配設
されている。
【0045】そして、受圧面側油室R3と背圧面側油室
R4にはそれぞれ第1,第2のスプリング12,12が
配設されていて、該スプリング12,12がスプール1
0を上下から挾持し、その附勢力がバランスしてスプー
ル10を所謂中立状態にして静止させるときに、前記透
孔6cを閉塞するように設定されている。
【0046】尚、背圧面側油室R4に配設された下方の
第1のスプリング12は、図中で下端となるその基端が
ピストンナット6の周壁部6bに嵌着された割りリング
14に担持される環状バネシート15に係止されてい
る。
【0047】フリーピストン13は、図中で下面側とな
るその背面側に配設されたスプリング13aで図中で上
昇方向となる前進方向に附勢されており、該スプリング
13aの図中で下端となるその基端がピストンナット6
の周壁部6bのカシメ端6dに固着されたシート部材1
6に係止されている。
【0048】尚、シート部材16は、開口16aを有し
ていて、フリーピストン13の背面側とピストン側油室
Bとの連通を可能にしている。
【0049】一方、スプール10は、図中で中央となる
その軸芯部に受圧面側油室R3と背圧面側油室R4との
連通を許容する通孔10bを有してなると共に、図中で
上面となるその受圧面に背圧面側油室R4からの油圧が
通孔10bを介して受圧面側油室R3に解放されること
を許容するチェック弁17を隣接させている。
【0050】チェック弁17は、第2のスプリング12
で閉じ方向に附勢されている。
【0051】尚、スプール10は、図示例にあって、そ
の外周にハウジングたるピストンナット6の周壁部6b
の内周に摺接されるシール部材10cを介装している。
【0052】チェック弁17は、その中央にオリフィス
17aを有してなるもので、図2に示すように、周辺固
定部17bと、中央シート部17cと、中央シート部1
7cを周辺固定部17bに連設させる連結部17dと、
を有してなる。
【0053】そして、中央シート部17cが通孔10b
を閉塞する大きさに設定されてなると供に、該中央シー
ト部17cに通孔10bに照準されるオリフィス17a
を開穿してなる。
【0054】また、連結部17dは、背圧面側油室R4
からの油圧が通孔10bを介して中央シート部17cに
加わるときに、これが撓み部になって、中央シート部1
7cを上昇させるようにしてチェック弁17を開放する
ように機能する。
【0055】それ故、以上のように形成されたこの実施
の態様に係る油圧緩衝器では、ピストン部3がシリンダ
1内を上昇する伸側行程時には、基本的には、高圧側油
室となるロッド側油室Aからの作動油がピストン部3の
伸側バルブ4を介して低圧側油室たるピストン側油室B
に流出される。
【0056】そして、作動油が伸側バルブ4を通過する
ときに、所定の大きさの伸側減衰力が発生されることに
なる。
【0057】ところで、上記の伸側行程時には、ロッド
側油室Aからの作動油がバイパス路を介してもピストン
側油室Bに流出されるようになり、従って、ロッド側油
室Aからの油圧がピストンロッド2に開穿の横孔2c及
び縦孔2dを介してピストンナット6の内空部6a、即
ち、スプール10の受圧面側に形成されている受圧面側
油室R3内に供給される。
【0058】このとき、シリンダ1内における振動周波
数が低周波数領域にあるときには、受圧面側油室R3に
供給された油圧がチェック弁17に形成のオリフィス1
7aを介してスプール10の背圧面側に形成されている
背圧面側油室R4にも供給され、この際、フリーピスト
ン13は下降する。
【0059】従って、受圧面側油室R3と背圧面側油室
R4との間には、油圧差が現出されなくなり、それ故、
スプール10が一対の第1,第2のスプリング12で中
立状態に維持されていることと相俟って静止状態に維持
されてバイパス路が閉鎖状態に維持されることになる
(図1参照)。
【0060】その結果、上記の伸側行程時には、ロッド
側油室Aからの作動油が減衰バルブ4のみを通過して低
圧側油室たるピストン側油室Bに流出することになり、
減衰バルブ4で設定された所定の減衰力の発生が可能に
なる。
【0061】上記背圧面側油室R4に供給された油圧
は、ピストン部3の摺動方向が所謂逆方向になるとき
に、スプール10に開穿されている通孔10b及び該通
孔10bを閉塞するように配設されているチェック弁1
7を介して受圧面側油室R3に解放される。
【0062】一方、上記の伸側行程時において、シリン
ダ1内における振動周波数が低周波数領域を脱して、特
に、高周波数領域になると、ロッド側油室Aからの油圧
が受圧面側油室R3には供給されるが、オリフィス17
aを介しての油圧が背圧面側油室R4には供給されなく
なる。
【0063】その結果、このときには、受圧面側油室R
3と背圧面側油室R4との間には、油圧差が現出される
ことになり、従って、スプール10が背圧面側油室R4
に配在のスプリング12の附勢力に抗して図中で下降方
向となる後退方向に摺動して透孔6cを開き、バイパス
路を開放状態にする。
【0064】尚、スプール10の後退方向への摺動時に
は、背圧面側油室R4に配在されているフリーピストン
13がこれを附勢するスプリング13aの附勢力に抗し
て図中で下降するように後退してスプール10の摺動を
保障する。
【0065】その結果、ロッド側油室Aからの作動油が
バイパス路を通過してピストン側油室Bに流出すること
になり、伸側減衰バルブ4を通過する油量が減り、該伸
側減衰バルブ4で設定された所定の減衰力が発生されな
くなる。
【0066】即ち、シリンダ1内における振動周波数が
低周波数領域から高周波数領域になると、それまで発生
されていた減衰力の発生状態がより低い減衰力の発生状
態に変更調整される、即ち、減衰力が所謂ハイカット調
整されることになる。
【0067】上記した所謂ハイカット調整は、図4に示
すこの発明の他の実施の形態に係る油圧緩衝器おけるベ
ースバルブ部8においても現出される。
【0068】尚、この実施の形態に係る油圧緩衝器は、
シリンダ1の外周に外筒1aを有していて、シリンダ1
と外筒1aとの間にリザーバ室Cを形成する複筒式に形
成されている。
【0069】そして、外筒1aの下端とシリンダ1の下
方、即ち、後述するベースバルブ部8の下方をボトム部
材1bで閉塞し、リザーバ室Cがベースバルブ部8を介
してシリンダ1内のピストン側油室Bに連通されるとし
ている。
【0070】この実施の形態のベースバルブ部8は、圧
側減衰バルブ5と吸い込みバルブ7を配設させるバルブ
シート部材8aの下方に配設の筒状スぺーサ8bの内部
に所謂ハイカット調整を可能にする構造部分を配在する
態様に構成されている。
【0071】バルブシート部材8aは、その外周側がシ
リンダ1の下端と筒状スぺーサ8bの上端との間に挟持
されており、筒状スぺーサ8bの内側油室Dとピストン
側油室Bとの連通を可能にする圧側ポート8c及び伸側
ポート8dを有している。
【0072】そして、圧側ポート8cの下流端が圧側減
衰バルブ5で開放可能に閉塞されると共に、伸側ポート
8dの下流端が吸い込みバルブ7で開放可能に閉塞され
るとしている。
【0073】尚、上記内側油室Dは、筒状スぺーサ8b
に開穿の通孔8eを介して前記リザーバ室Cに連通して
いる。
【0074】バルブシート部材8aは、その軸芯部に固
定ピン9を貫通させてなり、該固定ピン9にナット18
が螺着されることで、上記圧側減衰バルブ5と吸い込み
バルブ7の所定位置への配設を実現している。
【0075】そして、この実施の形態にあっては、上記
ナット18をスプール10を摺動可能に収装させるハウ
ジングに設定しており、上記固定ピン9に開穿されてい
る透孔9aを介してハウジング内、即ち、ナット18の
内空部18aをピストン側油室Bに連通させるとしてい
る。
【0076】上記ハウジングとしてのナット18は、そ
の一部たる上端部を除いて、前記したピストンナット6
と同一の構造に形成されているもので、スプール10を
摺動させる周壁部18bと、スプール10の摺動で開閉
される透孔18cと、周壁部18bの下端部たるカシメ
端18dと、を有してなる。
【0077】また、該ナット18の内空部18aにおけ
る所謂ハイカット調整のための構造は、前記した実施例
のピストンナット6の内空部6aにおける構造と同一に
構成されている。
【0078】従って、その構成が同一となる部分につい
ては、図中に同一の符号を付するのみとして、その詳し
い説明を省略する。
【0079】それ故、以上のように形成されたこの実施
の形態の油圧緩衝器にあっても、前記した実施の形態の
場合と同様に、シリンダ1内における振動周波数が低周
波数領域から高周波数領域になると、高圧側油室たるピ
ストン側油室Bからの作動油の通過で、それまで圧側減
衰バルブ5で発生されていた圧側減衰力の発生状態がよ
り低い圧側減衰力の発生状態に変更調整される、即ち、
圧側減衰力が所謂ハイカット調整されることになる。
【0080】次に、図5は、本発明の他の実施の形態を
示すもので、これは、図1の実施の形態を変形したもの
であり、スプール10の中央にオリフィス20を形成し
て受圧面側油室R3と背圧面側油室R4とを連通させて
いる。
【0081】また、背圧面側油室R4内にはフリーピス
トン13を摺動自在に設け、このフリーピストン13と
スプール10との間にスプール10を閉じ方向に附勢す
るスプリング12を介在させている。
【0082】この場合、スプール10は、スプリング1
2で附勢され、中立時にはその外周上端21がピストン
ナット6の内周段部22に当接し、バイパス路、即ち透
孔6cを閉じる。
【0083】従って、振動周波数が低周波数領域の時受
圧面側油室R3の油圧がオリフィス20を介して背圧面
側油室R4に導かれるから、両油室R3,R4は同圧と
なってスプール10は変位せず、バイパス路は閉じたま
まとなる。
【0084】他方、振動周波数が高周波数領域になると
圧油がオリフィス20を流れず、その結果受圧面側油室
R3の内圧が高くなり、これがスプリング12に打ち勝
つとスプール10がスプリング12に抗して下降し、透
孔6cを開く。
【0085】その他の構成,効果は図1の実施の形態と
同じである。
【0086】さらに、図6は、本発明の他の実施の形態
を示し、これは、図4の実施の形態におけるベースバル
ブ部8を変形したものである。
【0087】即ち、この場合には、図5と同じくスプー
ル10の中央にオリフィス20を形成し、スプール10
の下方たる背圧面側油室R4にスプール10を閉じ方向
に附勢するスプリング12を設けている。
【0088】しかし、中立時にはスプール10がスプリ
ング12で押上げられ、その外周上端21がナット18
の内周段部22に当接して透孔18cを閉じている。
【0089】その他の構成,効果は図4,図5の実施の
形態と同じである。
【0090】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、シリ
ンダ内の振動周波数が低周波数領域にあるときに、スプ
ールが閉じ状態に維持されてバイパス路を閉鎖して言わ
ば高い減衰力の発生を可能にする一方で、シリンダ内の
振動周波数が低周波数領域を脱し、特に、高周波数領域
になるときには、スプールが摺動してバイパス路を開放
して言わば低い減衰力の発生を可能にするように構成さ
れてなるから、入力振動が低周波と高周波とを混在する
重畳波振動の場合であっても、高周波要素に感応して発
生減衰力を低くする調整、即ち、所謂ハイカット調整が
確実に実現されることになる利点がある。
【0091】また、この発明によれば、スプールは、振
動周波数が低周波数領域にあるときには、スプリングの
附勢力によって中立状態におかれて閉じ状態におかれる
ように構成されてなるから、ピストン速度が低速域にあ
り、所定の油圧を確保し得ないような事態であっても、
確実にバイパス路を閉鎖して所定の高減衰力の発生状態
を実現できることになる利点がある。
【0092】そして、この発明によれば、特に、油圧緩
衝器が静止状態から極微低速で伸縮を開始するような場
合にあっても、スプールによるバイパス路の閉鎖が予め
実現されているから、高圧側油室からの作動油がバイパ
ス路を介して低圧側油室に流出されることがなく、確実
に所定の高減衰力の発生を期待できる利点がある。
【0093】従って、この発明に係る油圧緩衝器は、振
動周波数に的確に感応して所定の減衰力を発生し得て、
車両への搭載に最適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る油圧緩衝器を示
す縦断面図である。
【図2】チェック弁を示す平面図である。
【図3】ハウジングたるピストンナット内に収装された
スプールが摺動した状態を示す部分縦断面図である。
【図4】この発明の他の実施の形態に係る油圧緩衝器を
ベースバルブ部を中心にして示す縦断面図である。
【図5】他の実施の形態に係る油圧緩衝器の一部切欠き
縦断面図である。
【図6】他の実施の形態に係るベースバルブの一部切欠
き縦断面図である。
【図7】従来例としての油圧緩衝器を図1と同様に示す
縦断面図である。
【図8】図7に示す油圧緩衝器における要部の作動状態
を図3と同様に示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 ピストンロッド 3 ピストン部 4 減衰バルブとしての伸側減衰バルブ 5 減衰バルブとしての圧側減衰バルブ 6 ハウジングとしてのピストンナット 6a,18a 内空部 8 ベースバルブ部 9 固定ピン 10 スプール 10b 通孔 12,13a スプリング 13 フリーピストン 17 チェック弁 17a オリフィス 18 ハウジングとしてナット 20 オリフィス 13 フリーピストン 17a,20 オリフィス A ロッド側油室 B ピストン側油室 D 内側油室 R3 受圧面側油室 R4 背圧面側油室

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内に二つの油室が区画され、二
    つの油室は減衰バルブを介して開閉され、更に前記減衰
    バルブを迂回して二つの油室を開閉するバイパス路が形
    成されている油圧緩衝器において、バイパス路の途中に
    当該バイパス路を開閉するスプールを摺動自在に配設
    し、スプールの受圧面側に形成される受圧面側油室とス
    プールの背圧面側に形成される背圧面側油室とをオリフ
    ィスを介して連通させ、更に背圧面側油室内にはフリー
    ピストンが摺動自在に挿入され、このフリーピストンと
    前記スプールとの間に当該スプールを閉じ方向に附勢す
    るスプリングを介在させたことを特徴とする油圧緩衝
    器。
  2. 【請求項2】 オリフィスがスプールに形成されている
    請求項1の油圧緩衝器。
  3. 【請求項3】 スプールの中央に通孔を形成し、スプー
    ルの受圧面上に前記通孔を開閉するチェック弁が配設さ
    れ、当該チェック弁に前記通孔に照準されるオリフィス
    が形成されている請求項1の油圧緩衝器。
  4. 【請求項4】 受圧面側室にチェック弁を閉じ方向に附
    勢するスプリングを設け、このスプリングは背圧面側室
    に設けた他のスプリングとバランスしてスプールをバイ
    パスが閉じる位置に静止させている請求項3の油圧緩衝
    器。
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