JP2008298227A - 緩衝装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】減衰特性を変更する事が可能な周波数感応型の緩衝装置を提供する事である。
【解決手段】シリンダ1と、シリンダ1内に摺動自在に挿入されシリンダ1内を2つの作動室R1,R2を区画する隔壁部材2と、2つの作動室R1,R2を連通する通路2a,2bと、圧力室R3を形成するハウジング4と、上記ハウジング4内に摺動自在に挿入されて圧力室R3を一方側流路5を介して一方の作動室R2に連通される一方室7と他方側流路6を介して他方の作動室R1に連通される他方室8に区画するフリーピストン9と、フリーピストン9の圧力室R3に対する変位を抑制する附勢力を発生するバネ要素10とを備え、通路2a,2bに並列して二つの作動室を連通する第二通路11を設け、第二通路11の途中に第二通路11の流路面積を変更可能なバルブ12を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、緩衝装置の改良に関する。
従来、この種緩衝装置にあっては、シリンダと、シリンダとシリンダ内に摺動自在に挿入されシリンダ内を上室と下室に区画するピストンと、ピストンに設けられた上室と下室を連通する通路と、ピストンロッドの先端から側部に開通して上室と下室を連通する流路と、流路の途中に接続される圧力室を備えてピストンロッドの先端に取付けられたハウジングと、圧力室内に摺動自在に挿入され圧力室を一方室と他方室とに区画するフリーピストンと、フリーピストンを附勢するコイルバネとを備えて構成されている。すなわち、圧力室内の一方室は流路を介して下室内に連通されるとともに、圧力室内の他方室も流路を介して上室に連通されるようになっている。
ここで、緩衝装置の伸縮時における上室と下室との差圧をPとし、上室から流出する液体の流量をQとし、上記差圧Pと通路を通過する液体の流量Q1との関係である係数をC1とし、他方室内の圧力をP1とし、この圧力P1と上室から他方室に流入する液体の流量Q2との関係である係数をC2とし、一方室内の圧力をP2とし、この圧力P2と一方室から下室内に流出する液体の流量Q2との関係である係数をC3とし、フリーピストンの受圧面積である断面積をAとし、フリーピストンの圧力室に対する変位をXとし、コイルバネのバネ定数をKとして、流量Qに対する差圧Pの伝達関数を求めると、式(1)が得られる。なお、式(1)中、sはラプラス演算子を示している。
Figure 2008298227
さらに、上記式(1)で示された伝達関数中のラプラス演算子sにjωを代入して、周波数伝達関数G(jω)の絶対値を求めると、以下の式(2)が得られる。
Figure 2008298227
上記各式から理解できるように、この緩衝装置における流量Qに対する差圧Pの伝達関数の周波数特性は、低周波数域では伝達ゲインが大きくなり、高周波数域では伝達ゲインが小さくなる。
したがって、この緩衝装置では、低周波数の振動の入力に対しては大きな減衰力を発生し、他方、高周波数の振動の入力に対しては小さな減衰力を発生することができるので、車両が旋回中等の入力振動周波数が低い場面においては高い減衰力を確実に発生可能であるとともに車両が路面の凹凸を乗り越えるような入力振動周波数が高い場面においては低い減衰力を確実に発生させて、車両における乗り心地を向上させることができる(たとえば、特許文献1参照)。
特開2006−336816号公報(図2)
上述のように、従来の緩衝装置は、周波数に感応した減衰特性を発揮する周波数感応型の緩衝装置であって、車両における乗り心地を向上することができる点で非常に有用ではあるが、以下の問題がある。
上記緩衝装置の構成では、初期設定通りの減衰特性を発揮するが、この初期設定は、上述のように、通路および流路の上記係数C1,C2,C3、フリーピストンの断面積Aおよびバネ定数Kによって決定されて、一度決定されると、後から自由に変更する事ができないので、個々の車両毎に最適となる減衰特性を実現する事が難しくなる。
また、車両の搭乗者の好みにあった減衰特性を緩衝装置に発揮させたいと要望もあるが、従来の緩衝装置では、上述のように減衰特性は初期設定によって固定化されるので、上記要望に応える事ができない。
そこで、本発明は、上記した不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、減衰特性を変更する事が可能な周波数感応型の緩衝装置を提供する事である。
上記した目的を解決するために、本発明における課題解決手段は、シリンダと、シリンダ内に摺動自在に挿入されシリンダ内を2つの作動室に区画する隔壁部材と、2つの作動室を連通する通路と、圧力室を形成するハウジングと、上記ハウジング内に摺動自在に挿入されて圧力室を一方側流路を介して一方の作動室に連通される一方室と他方側流路を介して他方の作動室に連通される他方室とに区画するフリーピストンと、フリーピストンの圧力室に対する変位を抑制する附勢力を発生するバネ要素とを備えた緩衝装置において、通路に並列して二つの作動室を連通する第二通路を設け、第二通路の途中に第二通路の流路面積を変更可能なバルブを設けたことを特徴とする。
本発明の緩衝装置によれば、減衰力の変化を入力振動周波数に依存させることができるので、車両が路面の凹凸を乗り越えるような入力振動周波数が高い場面においては低い減衰力を確実に発生させることができ、また、車両が旋回中等の入力振動周波数が低い場面においては高い減衰力を確実に発生できる。
そして、入力振動周波数が折れ点周波数を超える領域では、減衰係数の位相遅れが無くなる傾向となり、振動入力に対して減衰力の発生が遅れることなく追随するので、この点でも車両における乗り心地を損なうことがない。
また、減衰特性の調節を行うことができるので、規格の異なる種々車両へ緩衝装置を適用する際、当該適用車両に最適となる減衰特性を緩衝装置に発揮させることができ、車両における乗り心地を向上することができ、減衰特性の調節も非常に容易である。
すなわち、周波数感応型の緩衝装置にあっても、減衰特性の調節が可能となるので、車両の搭乗者の好みにあった減衰特性を発揮させたいと要望にも充分に応えることができる。
以下、本発明の緩衝装置を各図に基づいて説明する。図1は、一実施の形態における緩衝装置の一部拡大縦断面図である。図2は、緩衝装置の流量に対する圧力の周波数伝達関数のゲイン特性を示したボード線図である。図3は、一実施の形態における緩衝装置における減衰特性、位相と周波数との関係を示した図である。図4は、一実施の形態における緩衝装置の減衰特性調整幅の一例を示した図である。
一実施の形態における緩衝装置Dは、図1に示すように、シリンダ1と、シリンダ1内に摺動自在に挿入されシリンダ1内を2つの作動室である上室R1および下室R2に区画する隔壁部材たるピストン2と、一端がピストン2に連結されるロッド15と、ピストン2に形成された上室R1および下室R2を連通する通路2a,2bと、ロッド15にピストン連結部材3を介して連結され圧力室R3を形成するハウジング4と、上記ハウジング4内に摺動自在に挿入されて圧力室R3を一方側流路5を介して一方の作動室たる下室R2に連通される一方室7と他方側流路6を介して他方の作動室たる上室R1に連通される他方室8とに区画するフリーピストン9と、フリーピストン9の圧力室R3に対する変位を抑制する附勢力を発生するバネ要素10と、通路2a,2bに並列して上室R1および下室R2を連通する第二通路11と、第二通路11の途中に設けられて第二通路11の流路面積を変更可能なバルブ12とを備えて構成され、上室R1および下室R2さらには圧力室R3内には作動油等の液体が充満されている。
なお、詳しくは図示しないが、この緩衝装置Dは、従来周知の緩衝装置と同様に、リザーバあるいはエア室を別途備えており、シリンダ1から出没するロッド15の体積分のシリンダ内容積変化を補償することができるようになっている。つまり、緩衝装置Dは、いわゆる単筒型の緩衝装置として構成されてもよいし、シリンダ1の外方にシリンダ1を覆うように形成される環状のリザーバを備えた複筒型の緩衝装置として構成されてもよいし、また、シリンダ1の外方に全く別体のリザーバタンクを備えた緩衝装置として構成とされてもよい。
なお、シリンダ1の上端は、ロッド15を摺動自在に軸支する図示しないヘッド部材で封止され、シリンダ1の下端もまた図示しないボトム部材によって封止されている。
以下、各部について詳細に説明すると、ロッド15は、筒状とされて、図1中下端外周に螺子部15aが形成され、この螺子部15aには外周にピストン2が固定されるピストン連結部材3が螺着されている。
そして、ピストン連結部材3は、ロッド15の螺子部15aに螺合する有底筒状の筒部3aと、筒部3aから垂下される軸部3bと、軸部3bの図1中下端となる先端から開口して筒部3aの底部に抜ける縦孔3cと、筒部3aの底部を側方から貫通して縦孔3cに連通される横孔3dと、軸部3bの図1中下端外周に設けた螺子部3eとを備えて構成され、縦孔3cおよび横孔3dを介して上室R1と他方室R2とを連通するようになっている。
ピストン2は、環状に形成されるとともにピストン連結部材3の軸部3bの外周に固定され、このピストン2には、上室R1と下室R2とを連通する通路2a,2bが設けられ、通路2aの図中上端は減衰力発生要素である積層リーフバルブV1にて閉塞され、他方の通路2bの図中下端も減衰力発生要素である積層リーフバルブV2によって閉塞されている。
この積層リーフバルブV1,V2は、共に環状に形成され、内周側にはピストン連結部材3の軸部3bが挿入され、積層リーフバルブV1,V2の撓み量をそれぞれ規制する環状のバルブストッパ13,14とともにピストン2に積層されている。
そして、積層リーフバルブV1は、緩衝装置Dの収縮時に下室R2と上室R1の差圧によって撓んで開弁し通路2aを開放して下室R2から上室R1へ移動する液体の流れに抵抗を与え、緩衝装置Dの伸長時には通路2aを閉塞するようになっており、他方の積層リーフバルブV2は、積層リーフバルブV1とは反対に緩衝装置Dの伸長時に通路2bを開放し、収縮時には通路2bを閉塞する。すなわち、積層リーフバルブV1は、緩衝装置Dの収縮時における圧側減衰力を発生する要素であり、他方の積層リーフバルブV2は、緩衝装置Dの伸長時における伸側減衰力を発生する要素である。このように、通路を一方通行とする場合には、緩衝装置Dのように、通路2a,2bを設けてそれぞれを緩衝装置Dの伸長時あるいは収縮時のみ液体が通過するように構成してもよく、また、通路が双方向流れを許容する場合には一つのみを設けるようにしてもよい。
そして、ピストン連結部材3の軸部3bの螺子部3eには、上記バルブストッパ14の下方から圧力室R3を形成するハウジング4と一体化されたナット16が螺着され、このナット16によって、上記したピストン2、積層リーフバルブV1,V2およびバルブストッパ13,14がピストン連結部材3に固定されている。このように、ハウジング4は、ナット16と一体化されるため、内部に圧力室R3を形成するだけでなく、ピストン2をロッド15に固定する役割をも果たしている。
このように、ハウジング4をロッド15に連結することには、ピストン連結部材3を介して連結する事も含まれ、さらに、ロッド15が隔壁部材たるピストン2を保持することには、ピストン連結部材3を介して保持する事も含まれる。
つづいて、このハウジング4について説明すると、ハウジング4は、ピストン連結部材3の螺子部3eに螺合されるナット16と、ナット16の図1中下端外周に嵌合する内筒17と、内筒17の外周に設けられて内筒17との間に圧力室R3を隔成する外筒18とを備えて構成されている。
内筒17は、筒状とされるとともに、基端側となる図1中上端側に設けた拡径部17aと、拡径部17aの外周に設けた鍔17bと、先端側となる図1中下端に設けた小径部17cと、図1中下端の内周に設けた段部の内縁で形成される環状弁座17dと、拡径部17aと小径部17cとの間の中間部17eに設けられて内外を連通する透孔17fとを備えている。
また、ナット16は、外周に鍔16aを備えており、鍔16aを内筒17の鍔17bに当接させて内筒17の拡径部17a内に挿入されている。
さらに、外筒18は、底部18bに孔18dを備えた有底筒状の形状とされており、孔18dの内周に内筒17の小径部17cを嵌合するとともに、内筒17の鍔17bとナット16の鍔16aが挿入される開口部18aを外周側からかしめてナット16および内筒17に一体化されている。
なお、ナット16、内筒17および外筒18との一体化に際し、上記かしめ加工以外にも溶接等の他の方法を採用することも可能である。また、外筒18の外周の断面形状を真円以外の形状、たとえば、一部を切欠いた形状や、六角形等の形状としておけば、ハウジング4をピストン連結部材3の先端に螺着する作業が容易となる。
そして、この外筒18と内筒17とで形成される環状の圧力室R3は、外筒18の内周および内筒17の外周に摺接するフリーピストン9によって、図1中下方側の一方室7と図1中上方側の他方室8とに区画されている。このフリーピストン9は、孔空きの底部9aと、底部9aの外周から立ち上がる筒部9bとを備えて環状とされ、その底部9aの内周を内筒17の外周に、筒部9bを外筒18の内周に摺接させて、圧力室R3を一方室7と他方室8に仕切っている。
さらに、このフリーピストン9に、フリーピストン9の圧力室R3に対する変位量に比例してその変位を抑制する附勢力を作用させるバネ要素10として、内筒17の拡径部17aと中間部17eとの境に形成される段部とフリーピストン9の底部9a内側との間、および、外筒18の底部18bとフリーピストン9の底部9aの外側との間、にそれぞれコイルバネ19,20を介装してあり、これらコイルバネ19,20によってフリーピストン9は圧力室R3内の所定の中立位置に位置決められた上で弾性支持されており、一方室7と他方室8の圧力差の状況によって図1中上下方向へ移動することが可能なようになっている。
また、外筒18は、その内周径のうち図1中上方側が大径とされて、中間部に段部18cを備え、この段部18cによってフリーピストン9における一方室7側への移動限界が設定されている。
そして、フリーピストン9の底部9aの下端には段部18cに当接するとともに外周に切欠9dを有する凸部9cが設けられ、フリーピストン9の凸部9cが段部18cに当接しても、フリーピストン9の凸部9cの外周側にできる隙間が切欠9dの存在によって密閉されず、フリーピストン9の段部18cへの張り付きが防止され、フリーピストン9の円滑な移動が補償されている。なお、フリーピストン9が他方室8側へ移動する場合、筒部9bの内筒17の鍔17bへの当接によってそれ以上の図1中上方側への移動が規制されるので、フリーピストン9が他方室8側へ移動限界は筒部9bの高さによって設定されることになる。
なお、上述したコイルバネ19の図1中下端は、フリーピストン9の筒部9bの他部より小径とされる最深部内周に嵌合されて半径方向に位置決められ、また、コイルバネ20は、外筒18の小径となる段部18cより図1中下方側の内周によって半径方向に位置決められているので、コイルバネ19,20の軸ズレが阻止されて、これらコイルバネ19,20によって、安定的にフリーピストン9に附勢力を作用させることが可能である。
また、フリーピストン9は、筒部9bを外筒18の内周への摺接部としていることから、摺動部の軸方向長さの確保が容易で、これによってフリーピストン9の軸ズレが抑制される。
そして、上述のように、ハウジング4がピストン連結部材3に螺着されると、内筒17内は、ピストン連結部材3の縦孔3c、横孔3dを介して他方の作動室たる上室R1に連通されるとともに、環状弁座17dの内周側を介して一方の作動室たる下室R2内に連通される。つまり、内筒17は、通路2a,2bに並列して上室R1と下室R2とを連通する第二通路11の一部を形成しており、第二通路11は、この実施の形態の場合、ピストン連結部材3の縦孔3c、横孔3dと上記内筒17内とで構成されている。
さらに、ハウジング4内に形成される圧力室R3は、フリーピストン9によって一方室7と他方室8とに区画されるが、他方室8は、ピストン連結部材3の縦孔3c、横孔3d、内筒17内および透孔17fを介して他方の作動室たる上室R1へ連通され、他方側流路6は第二通路11と流路の大部分を共にして流路形成に当たって効率化が図られ、加工コストの低減化が図られている。
他方、一方室7は、外筒18の段部18bより下方の側部に形成される固定オリフィスとして機能する一方側流路5によって一方の作動室たる下室R2に連通されている。
つづいて、第二通路11に設けられるバルブ12について説明すると、バルブ12は、内筒17の先端内周に設けた環状弁座17dと、この環状弁座17dに遠近して第二流路11の流路面積を変更するニードル型弁体21とを備えて構成されており、具体的には、ニードル型弁体21を環状弁座17dに対して遠近させて、ニードル型弁体21の外周と環状弁座17dの内縁との間に形成される環状隙間の大きさを調節することによって、第二流路11を遮断状態から所定の流路面積の範囲で調節することが可能なようになっている。
そして、詳しく図示はしないが、ニードル型弁体21はロッド15の中心部に形成される中空孔15b内に挿通されるとともに、当該中空孔15b内に設けた環状のベアリング22によって摺動自在に軸支されて調芯されており、さらに、その図示しない上端がロッド15の先端に設けた送り螺子機構に連結されて、当該送り螺子機構の外部操作にて環状弁座17dに対して遠近するようになっている。したがって、ニードル型弁体21は、外部操作にて環状弁座17dに遠近せしめられて、第二通路11の流路面積を変更するようになっている。
緩衝装置Dは以上のように構成されるが、続いて緩衝装置Dの作動について説明する。
この緩衝装置Dが伸長する、すなわち、シリンダ1に対してピストン2が図1中上方へ移動する場合、ピストン2によって上室R1が圧縮され、下室R2が膨張されるので、上室R1内の圧力が高まると同時に下室R2内の圧力が低下して差圧が生じ、上室R1内の液体は通路2bおよび第二通路11を介して下室R2内に移動する。
このとき、上室R1内の圧力は下室R2内の圧力より高くなるので、上室R1内の液体は他方側流路6を介して上室R1に連通される他方室8に流入し、圧力室R3内のフリーピストン9をコイルバネ20の附勢力に抗して図1中下方に押し下げ、他方室8を膨張させる。逆に、下室R2に連通される一方室7は圧縮されるので、液体は一方側流路5を介して上記一方室7から下室R2内に流出するようになる。
転じて、この緩衝装置Dが収縮する、すなわち、シリンダ1に対してピストン2が図1中下方へ移動する場合、ピストン2によって下室R2が圧縮され、上室R1が膨張されるので、下室R2内の圧力が高まると同時に上室R1内の圧力が低下して差圧が生じ、下室R2内の液体は通路2aおよび第二通路11を介して上室R2内に移動する。
このとき、下室R2内の圧力は上室R1内の圧力より高くなるので、下室R2内の液体は一方側流路5を介して下室R2に連通される一方室7に流入し、圧力室R3内のフリーピストン9をコイルバネ19の附勢力に抗して図1中上方に押し上げ、一方室7を膨張させる。逆に、上室R1に連通される他方室8は圧縮されるので、液体は他方側流路6を介して上記他方室8から上室R1内に流出するようになる。
なお、上記緩衝装置Dの伸縮の際に、シリンダ1内で不足するシリンダ1から退出するロッド15の体積分の液体、あるいは、シリンダ1内で過剰となるシリンダ1内に侵入するロッド15の体積分の液体は、図示しない上記のリザーバあるいは気体室によって吸収ないし供給されることになる。
緩衝装置Dは、上述のように動作するが、この動作時に発生する減衰特性は、通路2a,2bの積層リーフバルブV1,V2が液体の流れに与える抵抗と第二通路11の途中に設けたバルブ12が液体の流れに与える抵抗とを合成した合成抵抗をC1、他方側流路6が液体の流れに与える抵抗C2、固定オリフィスとして機能する一方側流路5が液体の流れに与える抵抗C3、フリーピストン9の受圧面積Aおよびバネ要素10のバネ定数K(この場合、コイルバネ19,20によって合成されるバネ定数)によって設定される。
すなわち、上記式(1)および式(2)における係数C1が通路2a,2bの積層リーフバルブV1,V2が液体の流れに与える抵抗と第二通路11の途中に設けたバルブ12が液体の流れに与える抵抗とを合成した合成抵抗で、係数C2が、他方側流路6が液体の流れに与える抵抗で、係数C3が一方側流路5における固定オリフィス13および可変オリフィス11,12が液体の流れに与える抵抗で決定されることになる。なお、この実施の形態の場合、式(1)、(2)において、差圧Pは上室R1と下室R2との差圧を示し、流量Qは上室R1から下室R2へ移動する流量を示し、流量Q1は通路2a,2bおよび第二流路11を通過する液体の流量を示し、流量Q2は上室R1から他方室8へ移動する液体の流量を示している。なお、他方側流路6は、図示したところでは、特に抵抗となる弁要素が存在していないが、減衰特性の設定によって透孔17fの口径を小さくしてオリフィスとして機能させてもよい。
そして、緩衝装置Dの周波数伝達関数G(jω)の周波数Fに対するゲイン特性は、図2のボード線図に示したように、Fa=K/{2・π・A・(C1+C2+C3)}とFb=K/{2・π・A・(C2+C3)}の2つの折れ点周波数を持ち、また、F<Faの領域においては、伝達ゲインは略C1となり、Fa≦F≦Fbの領域においてはC1からC1・(C2+C3)/(C1+C2+C3)まで漸減するように変化し、F>Fbの領域においてはC1・(C2+C3)/(C1+C2+C3)となる。
そして、上記から得られた周波数伝達関数G(jω)のゲイン特性を減衰係数ζに換算するために、|G(jω)|にピストン2の受圧面積Bを2乗したものを乗じると、周波数Fに対する減衰力の変化である減衰特性、位相Φと周波数Fとの関係は、図3に示すがごとくとなる。なお、減衰特性は図3中実線で示し、位相Φは図3中破線で示してある。
この図3から明らかなように、この緩衝装置Dは、周波数Fが折れ点周波数Faより低いときには、高い減衰力を発生し、周波数Fが折れ点周波数Fbより高いときには、低い減衰力を発生し、周波数Fが折れ点周波数Fa以上折れ点周波数Fb以下のときには、徐々に減衰力が漸減するような減衰特性を持つことが理解できよう。
したがって、折れ点周波数Fa,Fbは、上記したところから、係数C1,C2,C3と、フリーピストン9の受圧面積である断面積Aと、バネ要素10のバネ定数Kによって設定でき、また、減衰係数ζは、上記係数C1,C2,C3とピストン2の受圧面積Bによって設定することができるのであり、この緩衝装置Dにあっては、上記各関係の係数C1,C2,C3、フリーピストン9の受圧面積Aおよびバネ要素10のバネ定数Kによって減衰特性が設定されることになる。
そして、この係数C1,C2,C3は、上述の各流路の抵抗によって決まる値であることから、周波数Fに対する減衰係数ζの変化量の調整、および、折れ点周波数Fa,Fbの調整も容易となる。
すなわち、この緩衝装置Dの減衰力の変化を入力振動周波数に依存させることができ、また、その調整も非常に容易となるのであり、この緩衝装置Dにあっては、入力振動周波数に依存した減衰特性を出力するので、車両が路面の凹凸を乗り越えるような入力振動周波数が高い場面においては低い減衰力を確実に発生させることができ、また、車両が旋回中等の入力振動周波数が低い場面においては高い減衰力を確実に発生できる。
そして、入力振動周波数Fが折れ点周波数Fbを超える領域では、減衰係数ζの位相遅れが無くなる傾向となり、振動入力に対して減衰力の発生が遅れることなく追随するので、この点でも車両における乗り心地を損なうことがない。
また、最小値の折れ点周波数Faの値を車両のバネ上共振周波数の値以上であってバネ下共振周波数の値以下に設定されるようにすることで、緩衝装置Dは、バネ上共振周波数の振動の入力に対して、確実に高い減衰力を発生することができ、車両の姿勢を安定させて、車両旋回時に、搭乗者に不安を感じさせることを防止でき、また、折れ点周波数Faより低い周波数領域では減衰係数ζの位相遅れが無くなる傾向となり、振動入力に対して減衰力の発生が遅れることなく追随するので、この点でも、搭乗者に違和感や不安を与えることがない。
ところで、この緩衝装置Dの場合、第二通路11の流路面積をバルブ12によって変化させる事ができるので、上記した合成抵抗で設定される係数C1を調節することができる。そして、たとえば、第二通路11の流路面積を小さくすればするほど係数C1の値が大きくなり、反対に、第二通路11の流路面積を大きくすればするほど係数C1の値が小さくなる事になる。
したがって、図4に示すように、緩衝装置Dの減衰特性を、第二流路11を遮断することで係数C1を最大とした減衰特性Yから、バルブ12の開度を最大として第二流路11の流路面積を最大にして係数C1を最小とした減衰特性Zまでの幅で調節することができる。また、この場合、バルブ12はニードル型弁体21を環状弁座17dに対して遠近させて第二流路11の流路面積を無段階に変更する事ができるので、緩衝装置Dの減衰特性を上記幅内で無段階に変更することが可能である。なお、図4中、曲線Xは、バルブ12の開度が係数C1の値を中間の値とする場合の減衰特性を示している。
このように、その減衰特性の調節を行うことができるので、規格の異なる種々車両へ緩衝装置Dを適用する際、当該適用車両に最適となる減衰特性を緩衝装置Dに発揮させることができ、車両における乗り心地を向上することができ、減衰特性の調節も外部操作で行うことができ非常に容易である。
また、周波数感応型の緩衝装置Dにあっても、減衰特性の調整が可能となるので、車両の搭乗者の好みにあった減衰特性を発揮させたいと要望にも充分に応えることができる。
また、各実施の形態では、圧力室がシリンダ内に形成されているが、シリンダ外に設けることも可能である。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
一実施の形態における緩衝装置の一部拡大縦断面図である。 緩衝装置の流量に対する圧力の周波数伝達関数のゲイン特性を示したボード線図である。 一実施の形態における緩衝装置における減衰特性、位相と周波数との関係を示した図である。 一実施の形態における緩衝装置の減衰特性調整幅の一例を示した図である。
符号の説明
1 シリンダ
2 隔壁部材たるピストン
2a,2b 通路2a,2b
3 ピストン連結部材
3a ピストン連結部材における筒部
3b ピストン連結部材における軸部
3c ピストン連結部材における縦孔
3d ピストン連結部材における横孔
3e ピストン連結部材における螺子部
4 ハウジング
5 一方側流路
6 他方側流路
7 一方室
8 他方室
9 フリーピストン
9a フリーピストンにおける底部
9b フリーピストンにおける筒部
9c フリーピストンにおける凸部
9d フリーピストンにおける切欠
10 バネ要素
11 第二通路
12 バルブ
13,14 バルブストッパ
15 ロッド
15a ロッドにおける螺子部
15b ロッドにおける中空孔
16 ナット
16a ナットにおける鍔
17 内筒
17a 内筒における拡径部
17b 内筒における鍔
17c 内筒における小径部
17d 内筒における環状弁座
17e 内筒における中間部
17f 内筒における透孔
18 外筒
18a 外筒における開口部
18b 外筒における底部
18c 外筒における段部
18d 外筒における孔
19,20 バネ要素たるコイルバネ
21 バルブにおけるニードル型弁体
22 ベアリング
D 緩衝装置
R1 他方の作動室たる上室
R2 一方の作動室たる下室R2
R3 圧力室
V1,V2 積層リーフバルブ

Claims (4)

  1. シリンダと、シリンダ内に摺動自在に挿入されシリンダ内を2つの作動室に区画する隔壁部材と、2つの作動室を連通する通路と、圧力室を形成するハウジングと、上記ハウジング内に摺動自在に挿入されて圧力室を一方側流路を介して一方の作動室に連通される一方室と他方側流路を介して他方の作動室に連通される他方室とに区画するフリーピストンと、フリーピストンの圧力室に対する変位を抑制する附勢力を発生するバネ要素とを備えた緩衝装置において、通路に並列して二つの作動室を連通する第二通路を設け、第二通路の途中に第二通路の流路面積を変更可能なバルブを設けたことを特徴とする緩衝装置。
  2. ハウジングは、隔壁部材を保持するロッドに連結されて内方で一方の作動室と他方の作動室とを連通して第二通路を形成する内筒と、内筒の外周に設けられて内筒との間に圧力室を隔成する外筒とを備え、フリーピストンは環状に形成されて内筒と外筒とに摺接して圧力室を一方室と他方室とに区画し、一方室は外筒に形成した一方側流路を介して一方の作動室に連通され、他方室は内筒に設けた透孔と内筒内を介して他方の作動室に連通され、バルブは内筒の先端内周に設けた環状弁座と環状弁座に遠近して第二流路の流路面積を変更するニードル型弁体とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の緩衝装置。
  3. ニードル型弁体は、外部操作にて環状弁座に遠近可能とされることを特徴とする請求項2に記載の緩衝装置。
  4. 外筒の内周にフリーピストンに当接して一方室側への移動限界を設定する段部を備え、フリーピストンは上記段部に当接するとともに外周に切欠を有する凸部を備えていることを特徴とする請求項2または3に記載の緩衝装置。
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