JP4909767B2 - 緩衝装置 - Google Patents

緩衝装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4909767B2
JP4909767B2 JP2007052559A JP2007052559A JP4909767B2 JP 4909767 B2 JP4909767 B2 JP 4909767B2 JP 2007052559 A JP2007052559 A JP 2007052559A JP 2007052559 A JP2007052559 A JP 2007052559A JP 4909767 B2 JP4909767 B2 JP 4909767B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
chamber
shock absorber
free piston
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007052559A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008215462A (ja
Inventor
崇志 寺岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
KYB Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYB Corp filed Critical KYB Corp
Priority to JP2007052559A priority Critical patent/JP4909767B2/ja
Publication of JP2008215462A publication Critical patent/JP2008215462A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4909767B2 publication Critical patent/JP4909767B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、緩衝装置の改良に関する。
従来、この種緩衝装置にあっては、シリンダと、シリンダとシリンダ内に摺動自在に挿入されシリンダ内を上室と下室に区画するピストンと、ピストンに設けられた上室と下室を連通する第一通路と、ピストンロッドの先端から側部に開通して上室と下室を連通する第二通路と、第二通路の途中に接続される圧力室を備えてピストンロッドの先端に取付けられたハウジングと、圧力室内に摺動自在に挿入され圧力室を一方室と他方室とに区画するフリーピストンと、フリーピストンを附勢するコイルバネとを備えて構成されている。すなわち、圧力室内の一方室は第二通路を介して下室内に連通されるとともに、圧力室内の他方室は第二通路を介して上室に連通されるようになっている。
ここで、緩衝装置の伸縮時における上室と下室との差圧をPとし、上室から流出する液体の流量をQとし、上記差圧Pと第一通路を通過する液体の流量Q1との関係である係数をC1とし、他方室内の圧力をP1とし、この圧力P1と上室から他方室に流入する液体の流量Q2との関係である係数をC2とし、一方室内の圧力をP2とし、この圧力P2と一方室から下室内に流出する液体の流量Q2との関係である係数をC3とし、フリーピストンの受圧面積である断面積をAとし、フリーピストンの圧力室に対する変位をXとし、コイルバネのバネ定数をKとして、流量Qに対する差圧Pの伝達関数を求めると、式(1)が得られる。なお、式(1)中、sはラプラス演算子を示している。
Figure 0004909767
さらに、上記式(1)で示された伝達関数中のラプラス演算子sにjωを代入して、周波数伝達関数G(jω)の絶対値を求めると、以下の式(2)が得られる。
Figure 0004909767
上記各式から理解できるように、この緩衝装置における流量Qに対する差圧Pの伝達関数の周波数特性は、低周波数域では伝達ゲインが大きくなり、高周波数域では伝達ゲインが小さくなる。
したがって、この緩衝装置では、低周波数の振動の入力に対しては大きな減衰力を発生し、他方、高周波数の振動の入力に対しては小さな減衰力を発生することができるので、車両が旋回中等の入力振動周波数が低い場面においては高い減衰力を確実に発生可能であるとともに車両が路面の凹凸を乗り越えるような入力振動周波数が高い場面においては低い減衰力を確実に発生させて、車両における乗り心地を向上させることができる。
すなわち、この緩衝装置にあっては、周波数に感応した減衰力を発生するために、緩衝装置内にフリーピストンが挿入された圧力室を形成することが必須であり、圧力室は、ピストンロッドの先端に設けたハウジングによって形成されている。
上述のように、圧力室をピストンロッドの先端に取付けたハウジングで形成しているため、ハウジングが緩衝装置のストローク長を無駄に短くしてしまうことを阻止するため、ハウジングは、具体的には、図7に示すように、ピストンロッドの先端に螺合される鍔51付の内筒50と、一端開口部を上記鍔51へ加締めて内筒50に固定される外筒52と、外筒52の他端開口部を閉塞するキャップ53とを備えて下室内に圧力室54を区画しており、フリーピストン55は有底筒状に形成されるとともに内側を内筒50に向け筒部56を外筒52の内周に摺接させて圧力室54内に挿入されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2006−336816号公報(図2)
上述した緩衝装置は、車両における乗り心地を向上することができる点で有用ではあるが、以下の問題がある。
上記緩衝装置では、圧力室54を形成するハウジングがピストン57をピストンロッド58へ固定するためのピストンナットとしても機能するため、外筒52の外周を工具で把持できるように外筒52の断面の外形を円の一部を切除した形状とし、上記工具を用いて外筒52を回転させることによって内筒50を回転させて、ハウジングをピストンロッド58の螺子部に捩じ込むことができるようになっている。
そして、ハウジングの脱落を防止するため、内筒50に所定の締付トルクを作用させて内筒50をピストンロッド58の螺子部に捩じ込むことになるが、外筒52を加締めて外筒52と内筒50とを一体化しているので、内筒50に締付トルクを与えるに際して外筒52と内筒50の鍔51との間にすべりを生じて内筒50に充分な締付トルクを与えられずに組立不良が発生する虞がある。
さらに、内筒50へ締付トルクを与える際に、直接的には外筒52を工具で把持して外筒52に締付トルクを与える構造となっているので、外筒52が上記締付トルクで変形してしまう危惧があり、この外筒52の変形によって内部へ収容されているフリーピストン55の作動不良を招来してしまう虞がある。
そこで、本発明は上記した不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、圧力室を形成する内筒へ充分な締付トルクを作用させることが可能で、かつ、圧力室を形成する外筒の変形を抑制することが可能な緩衝装置を提供することである。
上記した目的を解決するために、本発明における課題解決手段は、シリンダと、当該シリンダ内に摺動自在に挿入され当該シリンダ内を2つの作動室に区画するとともに当該シリンダ内に挿通されるピストンロッドに連結される隔壁部材と、上記の2つの作動室を連通する通路と、上記ピストンロッドに固定されて圧力室を形成するハウジングと、上記ハウジング内に摺動自在に挿入されて上記圧力室を一方側流路を介して一方の作動室に連通される一方室と他方側流路を介して他方の作動室に連通される他方室とに区画するフリーピストンと、当該フリーピストンの上記圧力室に対する変位を抑制する附勢力を発生するバネ要素とを備えた緩衝装置において、上記ハウジングは、内筒と、上記フリーピストンが摺接される有底筒状の外筒とを備え、上記内筒は上記ピストンロッドの先端に螺着される筒状の軸部と、当該軸部の外周に設けられた鍔と、当該鍔の外周に設けた溝とを有し、上記外筒の開口端部を上記鍔に加締め当該外筒の加締め部を上記溝に噛みこませて上記外筒と上記内筒とを一体化してなり、上記外筒の底部に外方へ突出して断面外周が真円以外の形状とされる凸部を設けたことを特徴とする。
本発明の緩衝装置によれば、ピストンロッドにハウジングを螺着する際には、外筒の凸部を工具で把持して外筒を回転させることで内筒に締付トルクを与えるようになっているので、外筒におけるフリーピストンの摺動部である筒部に工具把持のための切欠を設ける必要が無く、筒部を変形しにくい形状としておくことができ、外筒の変形が抑制され、フリーピストンの作動不良を招来させる危惧が無い。
したがって、緩衝装置に安定的に狙った減衰特性を発揮させることができるとともに、製品毎で減衰特性がばらついてしまうといった不具合も生じることがない。
また、筒部を工具で把持するために切欠等を設ける必要が無いので、筒部の強度確保のために無駄に肉厚を厚くしておくような事態も解消され、外筒の軽量化を図ることができるとともに、材料費も低減される。
さらに、内筒の鍔に設けた溝に外筒の加締め部が噛み込むので、外筒と内筒とが回り止めされて、内筒に充分に締付トルクを作用させることが出来、組立不良が生じず、製品歩留まりが向上することになる。
以下、本発明の緩衝装置を各図に基づいて説明する。図1は、一実施の形態における緩衝装置の縦断面図である。図2は、一実施の形態における緩衝装置のピストン部の拡大縦断面図である。図3は、内筒の平面図である。図4は、一実施の形態の変形例における緩衝装置の内筒の部分拡大縦断面図である。図5は、流量に対する圧力の周波数伝達関数のゲイン特性を示したボード線図である。図6は、減衰係数、位相と周波数との関係を示した図である。
一実施の形態における緩衝装置Dは、基本的には、図1および図2に示すように、シリンダ1と、シリンダ1内に摺動自在に挿入されシリンダ1内を2つの作動室である上室R1および下室R2に区画する隔壁部材たるピストン2と、一端がピストン2に連結されるピストンロッド15と、ピストン2に形成された上室R1および下室R2を連通する通路2a,2bと、ピストンロッド15の先端に固定されて圧力室R3を形成するハウジング4と、上記ハウジング4内に摺動自在に挿入されて圧力室R3を一方側流路5を介して一方の作動室たる下室R2に連通される一方室7と他方側流路6を介して他方の作動室たる上室R1に連通される他方室8とに区画するフリーピストン9と、フリーピストン9の圧力室R3に対する変位を抑制する附勢力を発生するバネ要素10とを備えて構成されており、また、上室R1および下室R2さらには圧力室R3内には作動油等の液体が充満され、この緩衝装置Dの場合、シリンダ1内の図中下方には、シリンダ1の内周に摺接して下室R2と気体室Gとを区画する摺動隔壁30が設けられている。
なお、シリンダ1の上端は、ピストンロッド15を摺動自在に軸支する図示しないヘッド部材で封止され、シリンダ1の下端もまた図示しないボトム部材によって封止されている。
以下、各部について詳細に説明すると、ピストンロッド15は、その図2中下端側に小径部15aが形成されるとともに、小径部15aの先端側には螺子部15bが形成されている。
そして、ピストンロッド15には、小径部15aの先端から開口しピストンロッド15の側部に抜ける他方側流路6が形成されている。なお、図示したところでは、この他方側流路6の途中には、抵抗となる弁要素を図示していないが、絞り等の減衰力発生要素を設けるようにしてもよい。
ピストン2は、環状に形成されるとともに、その内周側にピストンロッド15の小径部15aが挿入されている。また、このピストン2には、上室R1と下室R2とを連通する通路2a,2bが設けられ、通路2aの図中上端は減衰力発生要素である積層リーフバルブV1にて閉塞され、他方の通路2bの図中下端も減衰力発生要素である積層リーフバルブV2によって閉塞されている。
この積層リーフバルブV1,V2は、共に環状に形成され、内周側にはピストンロッド15の小径部15aが挿入され、積層リーフバルブV1,V2の撓み量をそれぞれ規制する環状のバルブストッパ16,17とともにピストン2に積層されている。
そして、積層リーフバルブV1は、緩衝装置Dの収縮時に下室R2と上室R1の差圧によって撓んで開弁し通路2aを開放して下室R2から上室R1へ移動する液体の流れに抵抗を与え、緩衝装置Dの伸長時には通路2aを閉塞するようになっており、他方の積層リーフバルブV2は、積層リーフバルブV1とは反対に緩衝装置Dの伸長時に通路2bを開放し、収縮時には通路2bを閉塞する。すなわち、積層リーフバルブV1は、緩衝装置Dの収縮時における圧側減衰力を発生する要素であり、他方の積層リーフバルブV2は、緩衝装置Dの伸長時における伸側減衰力を発生する要素である。このように、通路を一方通行とする場合には、緩衝装置Dのように、通路2a,2bを設けてそれぞれを緩衝装置Dの伸長時あるいは収縮時のみ液体が通過するように構成してもよく、また、通路が双方向流れを許容する場合には一つのみを設けるようにしてもよい。
そして、ピストンロッド15の螺子部15bには、上記バルブストッパ17の下方から圧力室R3を形成するハウジング4が螺着され、このハウジング4によって、上記したピストン2、積層リーフバルブV1,V2およびバルブストッパ16,17がピストンロッド15に固定されている。このように、ハウジング4は、内部に圧力室R3を形成するだけでなく、ピストン2をピストンロッド15に固定する役割をも果たしている。
このハウジング4について説明すると、ハウジング4は、ピストンロッド15の螺子部15bに螺合される内筒21と、有底筒状の外筒23とを備えて構成され、この内筒21および外筒23で下室R2内に圧力室R3を画成している。
内筒21は、筒状の軸部21aと、軸部21aの上端から外周へ向けて突出する鍔21bを備え、軸部21aの内周には螺子部21cが形成されるとともに、鍔21bの上端外周には、図3に示すように、外周縁から形成される複数の溝21dが等間隔をもって設けられている。
そして、外筒23は、有底筒状とされて、底部23aには、外方となる図2中下方へ突出する凸部23bが設けられており、筒部23cの図2中上端となる開口端部を外周側から内筒21の鍔21bへ加締めて内筒21と一体とされている。
このように外筒23を内筒21に加締め加工によって一体化すると、外筒23の加締められて内筒21の鍔21bの上面に折り込まれて積層される開口端部、すなわち、加締め部23dは、上記した鍔21bの上面外周に形成された溝21dに噛み込むようにして鍔21bに積層されることになる。上記したように、溝21dは、鍔21bにおける外筒23の加締め部23dが当接する部位に設けられており、溝21dに加締め部23dが噛み込むことによって、これが内筒21と外筒23との回り止めとして機能する。なお、溝21dは、鍔21bの上面外周に複数設けられているが、回り止めとして機能すればその数は限定されない。
また、この実施の形態のように、鍔21bの外周上面に設けた溝21dに、塑性変形側となる外筒23の加締め部23dを大きな塑性変形を伴って加締めるハイスピン加締め工法で結合することで強固な結合が可能となる。
さらに、外筒23に設けた凸部23bの断面外周形状は真円以外の形状、たとえば、一部を切欠いた形状や、六角形等の形状とされており、この凸部23bを工具で把持して外筒23に締付トルクを作用させることが可能で、外筒23を回転させることによって内部側の内筒21にも締付トルクを作用させて内筒21を回転させることができ、螺子部21cをピストンロッド15の螺子部15bに螺着することによって、ハウジング4をピストンロッド15の小径部15aに固定することが可能なようになっており、ハウジング4をピストンロッド15の先端に螺着する作業を容易に行うことができる。
なお、外筒23の底部23aには、凸部23bの図2中下端から開口して内面に通じて一方側流路5の一部を構成する固定オリフィス13が設けられている。
そして、上記した内筒21および外筒23で形成される圧力室R3内には、フリーピストン9が摺動自在に挿入され、このフリーピストン9によって圧力室R3内は、他方側流路6によって上室R1に連通される他方室8と、固定オリフィス13によって下室R2に連通される一方室7とに連通されている。
このフリーピストン9は、有底筒状に形成されて、内側を内筒21に向け筒部9aを外筒23における筒部23cの内周に摺接させて圧力室R3内に挿入されており、また、底部9bには外筒23の底部23a側に突出する凸部9cを備えている。すなわち、外筒23におけるフリーピストン9の摺動部は筒部23cの内周である。
さらに、このフリーピストン9に、フリーピストン9の圧力室R3に対する変位量に比例してその変位を抑制する附勢力を作用させるバネ要素10として、内筒21の鍔21bとフリーピストン9の底部9b内側との間、および、外筒23の底部23aとフリーピストン9の底部9b外側との間にそれぞれ、コイルバネ18,19を介装してあり、これらコイルバネ18,19によってフリーピストン9は圧力室R3内の所定の中立位置に位置決められた上で弾性支持されている。
コイルバネ18の図中下端は、フリーピストン9の筒部9aの最深部内周に嵌合されて半径方向に位置決められ、また、コイルバネ19の内周にフリーピストン9の凸部9cが挿通されることによって、著しい位置ずれが防止されており、これによって安定的にフリーピストン9に附勢力を作用させることが可能となり、また、フリーピストン9が外筒23に対し軸ぶれ等を起こして摺動抵抗が大きくなってしまうことが無いようになっている。
なお、フリーピストン9の筒部9aの内周は、その最深部に比較して拡径されており、これにより、コイルバネ18が圧縮されて巻線径が拡大した際にコイルバネ18の線材が筒部9aの内周に擦れることが無く、コンタミネーションの発生を防止している。
また、フリーピストン9は、筒部9aを外筒23の筒部23cの内周への摺接部としていることから、摺動部の軸方向長さの確保が容易で、これによっても、フリーピストン9の軸ぶれが抑制される。
そして、フリーピストン9には、その筒部9a外周に円周に沿って形成される環状溝9dが設けられ、さらに、フリーピストン9の肉厚内部を通り環状溝9dと一方室7とを連通する孔9eが設けられている。
また、外筒23の筒部23cには、下室R2と外筒23内を連通する二つの可変オリフィス11,12が設けられており、この可変オリフィス11,12は、フリーピストン9がバネ要素10によって弾性支持されて中立位置にあるときには必ず上記環状溝9dに対向して一方室7と下室R2とを連通するとともに、フリーピストン9がストロークエンドまで変位する、すなわち、内筒21の下端あるいは外筒23の底部23aに当接するまで変位するとフリーピストン9の筒部9aの外周に完全にオーバーラップされて閉塞されるようになっている。すなわち、この場合、一方側流路5は、環状溝9d、可変オリフィス11,12、孔9eおよび固定オリフィス13で構成されている。なお、可変オリフィス11,12を二つ設けているが、その数は任意である。
つまり、この緩衝装置Dの場合、フリーピストン9の中立位置からの変位量が任意の変位量となるときに、可変オリフィス11,12の開口全てが環状溝9dに対向する状況から筒部9aの外周に対向し始める状況に移行して徐々に可変オリフィス11,12の流路面積が減少し始め、一方側流路5における流路抵抗が徐々に増加する。したがって、上記任意の変位量は、環状溝9dの図中上下方向幅の設定および、可変オリフィス11,12の外筒23内周側の開口位置によって設定される。そして、この実施の形態では、フリーピストン9の変位量の増加に伴って徐々に可変オリフィス11,12の流路面積が減少し、フリーピストン9がストロークエンドに達すると、可変オリフィス11,12が完全に筒部9aに対向して閉塞され、一方側流路5における流路抵抗が最大となり一方室7が固定オリフィス13のみによって下室R2に連通されるようになっている。
このように、この実施の形態の緩衝装置Dにあっては、圧力室R3が上述した内筒21と外筒23とで構成されており、ピストンロッド15にハウジング4を螺着する際には、外筒23の凸部23bを工具で把持して外筒23を回転させることで内筒21に締付トルクを与えるようになっているので、外筒23におけるフリーピストン9の摺動部である筒部23cに工具把持のための切欠を設ける必要が無く、筒部23cを変形しにくい形状としておくことができ、外筒23の変形が抑制され、フリーピストン9の作動不良を招来させる危惧が無い。
したがって、緩衝装置Dに安定的に狙った減衰特性を発揮させることができるとともに、製品毎で減衰特性がばらついてしまうといった不具合も生じることがない。
また、筒部23cを工具で把持するために切欠等を設ける必要が無いので、筒部23cの強度確保のために無駄に肉厚を厚くしておくような事態も解消され、外筒23の軽量化を図ることができるとともに、材料費も低減される。
さらに、内筒21の鍔21bに外筒23の加締め部23dが噛み込む溝21dを設けたので、外筒23と内筒21とが回り止めされて、内筒21に充分に締付トルクを作用させることが出来、組立不良が生じず、製品歩留まりが向上することになる。
なお、内筒21の鍔21bに設けられる溝21dは、上述したところでは、加締め部23dが当接する鍔21bの上面の外周に設けられているが、図4に示す変形例のように、溝21dの代わりに鍔21bの外周に複数の縦溝21eを設けるようにしてもよい。
このような実施の形態の加締め加工によれば、鍔21bの縦溝21e側に外筒23の加締め部23dを折り曲げるだけの簡単な方法で両者の結合が可能であり、結合作業の簡略化が図れる。
鍔21bの外周も加締め部23dが当接する部位であり、この図4に示す変形例では、当該加締め部23dの加締め加工によって加締め部23dが鍔21bの外周へ強く押し付けられて縦溝21eに噛み込むことで外筒23と内筒21との回り止めが可能であり、さらに、この場合、加締め部23dを大きく塑性変形させる加工を伴った加締め加工ではなく、加締め部23dを折り曲げるだけの簡単な加工で上記回り止めを機能させることができる点で有利となる。
また、縦溝21eは、鍔21bの外周に設けるようになっているから、ローレット加工等によって簡単に形成することができる。そして、縦溝21eは、図示したところでは、ローレット加工によって容易に設けるために、鍔21bの外周に複数でありかつ密に設けられているが、回り止めとして機能すればその数は限定されない。
なお、摺動隔壁30は、下室R2側に凹部を備えており、緩衝装置Dが最収縮した際には、上記ハウジング4の外筒23における凸部23bの先端が上記凹部に侵入することを許容しており、単筒型に構成される緩衝装置Dにピストンロッド15の先端にハウジング4を設けることによるストローク長さのロスが、上記外筒23の底部23aの形状および摺動隔壁30の凹部によって緩和されることになる。
緩衝装置Dは以上のように構成されるが、続いて緩衝装置Dの作動について説明する。
(A)フリーピストン9における中立位置からの変位量が可変オリフィス11,12を閉塞し始めない範囲内である場合
この場合、フリーピストン9は一方側流路5の抵抗を変化させることなく変位することが可能であるので、緩衝装置Dの減衰特性は、通路2a,2bの積層リーフバルブV1,V2が液体の流れに与える抵抗C1、他方側流路6が液体の流れに与える抵抗C2、一方側流路5における固定オリフィス13および可変オリフィス11,12が液体の流れに与える抵抗C3、フリーピストン9の受圧面積Aおよびバネ要素10のバネ定数K(この場合、コイルバネ18,19によって合成されるバネ定数)によって設定される。
すなわち、上記式(1)および式(2)における係数C1が通路2a,2bの積層リーフバルブV1,V2が液体の流れに与える抵抗で、係数C2が、他方側流路6が液体の流れに与える抵抗で、係数C3が一方側流路5における固定オリフィス13および可変オリフィス11,12が液体の流れに与える抵抗で決定されることになる。なお、この実施の形態の場合、式(1)、(2)において、差圧Pは上室R1と下室R2との差圧を示し、流量Qは上室R1から下室R2へ移動する流量を示し、流量Q1は通路2a,2bを通過する液体の流量を示し、流量Q2は上室R1から他方室8へ移動する液体の流量を示している。
そして、フリーピストン9における中立位置からの変位量が可変オリフィス11,12を閉塞し始めない範囲内である場合、緩衝装置Dの周波数伝達関数G(jω)の周波数Fに対するゲイン特性は、図5のボード線図に示したように、Fa=K/{2・π・A・(C1+C2+C3)}とFb=K/{2・π・A・(C2+C3)}の2つの折れ点周波数を持ち、また、F<Faの領域においては、伝達ゲインは略C1となり、Fa≦F≦Fbの領域においてはC1からC1・(C2+C3)/(C1+C2+C3)まで漸減するように変化し、F>Fbの領域においてはC1・(C2+C3)/(C1+C2+C3)となる。
そして、上記から得られた周波数伝達関数G(jω)のゲイン特性を減衰係数ζに換算するために、|G(jω)|にピストン2の受圧面積Bを2乗したものを乗じると、周波数Fに対する減衰力の変化である減衰特性、位相Φと周波数Fとの関係は、図6に示すがごとくとなる。なお、減衰特性は図6中実線で示し、位相Φは図6中破線で示してある。
この図6から明らかなように、この緩衝装置Dは、周波数Fが折れ点周波数Faより低いときには、高い減衰力を発生し、周波数Fが折れ点周波数Fbより高いときには、低い減衰力を発生し、周波数Fが折れ点周波数Fa以上折れ点周波数Fb以下のときには、徐々に減衰力が漸減するような減衰特性を持つことが理解できよう。
したがって、折れ点周波数Fa,Fbは、上記したところから、係数C1,C2,C3と、フリーピストン9の受圧面積である断面積Aと、バネ要素10のバネ定数Kによって設定でき、また、減衰係数ζは、上記係数C1,C2,C3とピストン2の受圧面積Bによって設定することができるのであり、この緩衝装置Dにあっては、上記各関係の係数C1,C2,C3、フリーピストン9の受圧面積Aおよびバネ要素10のバネ定数Kによって減衰特性が設定されることになる。
そして、この係数C1,C2,C3は、上述の各流路の抵抗によって決まる値であることから、周波数Fに対する減衰係数ζの変化量の調整、および、折れ点周波数Fa,Fbの調整も容易となる。
すなわち、この緩衝装置Dの減衰力の変化を入力振動周波数に依存させることができ、また、その調整も非常に容易となるのであり、この緩衝装置Dにあっては、従来緩衝装置のように振幅の大小にて減衰特性を調整するのではなく、入力振動周波数に依存した減衰特性を出力するので、車両が路面の凹凸を乗り越えるような入力振動周波数が高い場面においては低い減衰力を確実に発生させることができ、また、車両が旋回中等の入力振動周波数が低い場面においては高い減衰力を確実に発生できる。
また、その減衰特性の調整が容易であることから、規格の異なる種々車両へ緩衝装置Dを適用する際、手探りでその車両にマッチした減衰特性を実現するような煩雑な調整作業の必要が無く、その設計、チューニングも容易となる。
さらに、複数の折れ点周波数Fa,Fbのうち最小値を採る折れ点周波数Fa以外の折れ点周波数Fb値を車両のバネ下共振周波数の値以下に設定する場合には、緩衝装置Dは、バネ下共振周波数の振動が入力されると、必ず、低い減衰力を発生することになるので、車両における乗り心地を損なうことが無い。
そして、入力振動周波数Fが折れ点周波数Fbを超える領域では、減衰係数ζの位相遅れが無くなる傾向となり、振動入力に対して減衰力の発生が遅れることなく追随するので、この点でも車両における乗り心地を損なうことがない。
また、最小値の折れ点周波数Faの値を車両のバネ上共振周波数の値以上であってバネ下共振周波数の値以下に設定されるようにすることで、緩衝装置Dは、バネ上共振周波数の振動の入力に対して、確実に高い減衰力を発生することができ、車両の姿勢を安定させて、車両旋回時に、搭乗者に不安を感じさせることを防止でき、また、折れ点周波数Faより低い周波数領域では減衰係数ζの位相遅れが無くなる傾向となり、振動入力に対して減衰力の発生が遅れることなく追随するので、この点でも、搭乗者に違和感や不安を与えることがない。
(B)フリーピストン9の中立位置からの変位量が一方側流路5の流路抵抗を増加させる範囲内である場合の動作
転じて、フリーピストン9の中立位置からの変位量が可変オリフィス11,12の両方を閉塞し始めて一方側流路5の流路抵抗を増加させる場合における緩衝装置Dの動作について説明する。この場合、可変オリフィス11,12は、フリーピストン9の変位量に応じて、徐々に流路面積を小さくし、フリーピストン9がストロークエンドに到達すると完全に閉塞されて流路面積を固定オリフィス13の流路面積と同じくして最小とする。
つまり、フリーピストン9が可変オリフィス11,12を閉塞し始めた後は変位量に応じて一方側流路5の流路抵抗を徐々に大きくし、フリーピストン9がストロークエンドに到達すると流路抵抗が最大となる。
ここで、フリーピストン9がストロークエンドまで変位するのは、一方室7もしくは他方室8への液体の流出入量が多い場合であり、具体的には、緩衝装置Dの振動の振幅が大きい場合である。
緩衝装置Dの振動周波数が比較的高い場合、緩衝装置Dは、フリーピストン9が可変オリフィス11,12を閉塞し始める位置へ変位するまでは、比較的低い減衰力を発生しているが、フリーピストン9が可変オリフィス11,12を閉塞し始める位置を越えて変位するようになると、徐々に一方側流路5の流路抵抗が徐々に大きくなっていくので、フリーピストン9のそれ以上のストロークエンド側への移動速度が減少されて、圧力室R3を介しての上室R1と下室R2との液体の移動量も減少し、その分通路2a,2bを通過する液体量が増加することになり、緩衝装置Dの発生減衰力は徐々に大きくなっていく。
そして、フリーピストン9がストロークエンドに達すると、それ以上、圧力室R3を介して上室R1と下室R2との液体の移動はなくなり、緩衝装置Dの伸縮方向を転ずるまでは液体は通路2a,2bのみを通過することになり、緩衝装置Dは、最大の減衰係数で減衰力を発生することになる。
すなわち、フリーピストン9がストロークエンドまで変位してしまうような高周波数で大振幅の振動が緩衝装置Dに対し入力されても、フリーピストン9の中立位置からの変位量が任意の変位量を超えるとフリーピストン9がストロークエンドに達するまでに緩衝装置Dは徐々に発生減衰力を大きくするので、低い減衰力から急激に高い減衰力に変化することが無くなる。つまり、フリーピストン9がストロークエンドに達して圧力室R3内と下室R2との液体の交流ができなくなるときに急激に減衰力の大きさが変化してしまうことがなくなり、低減衰力から高減衰力への減衰力変化がなだらかとなる。さらに、フリーピストン9が圧力室R3における両端側のストロークエンドまで到る際に、徐々に発生減衰力を大きくするので、減衰力の急激な変化を抑制する機能は、緩衝装置Dの伸圧の両行程で発揮される。
したがって、この緩衝装置Dにあっては、高周波数で振幅が大きい振動が入力されても、発生減衰力がなだらかに変化することになって、搭乗者に減衰力の変化によるショックを知覚させずにすみ、車両における乗り心地を向上することができ、特に、急激な減衰力変化によって車体が振動しボンネットが共振して異音が発生してしまう事態も防止でき、この点でも車両における乗り心地を向上することができる。
また、この緩衝装置Dにあっては、フリーピストン9がバネ要素10によって、フリーピストン5を中立位置に戻す附勢力が作用しているので、必要な時に減衰力の急激な変化を抑制する機能を発揮できないという事態を回避することができる。
さらに、この緩衝装置Dにあっては、フリーピストン9が圧力室R3における両端側のストロークエンドまで到る際に、徐々に一方側流路5の流路抵抗を変化させて大きくするので、緩衝装置が伸縮するたびに減衰力の急激な変化を抑制する機能が変動してしまうことがなく、搭乗者に違和感を与えることもない。
なお、各実施の形態における緩衝装置は、いわゆる単筒型の緩衝器として構成されているが、これをシリンダの外方にシリンダを覆うように形成される環状のリザーバを備えた複筒型の緩衝器として構成されてもよいし、また、シリンダの外方に全く別体のリザーバタンクを備えた緩衝器として構成とされてもよい。
また、各実施の形態では、圧力室がシリンダ内に形成されているが、シリンダ外に設けることも可能である。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
一実施の形態における緩衝装置の縦断面図である。 一実施の形態における緩衝装置のピストン部の拡大縦断面図である。 内筒の平面図である。 一実施の形態の変形例における緩衝装置の内筒の部分拡大縦断面図である。 流量に対する圧力の周波数伝達関数のゲイン特性を示したボード線図である。 減衰係数、位相と周波数との関係を示した図である。 従来の緩衝装置の縦断面図である。
符号の説明
1 シリンダ
2 ピストン
2a,2b 通路
4 ハウジング
5 一方側流路
6 他方側流路
7 一方室
8 他方室
9 フリーピストン
9a フリーピストンにおける筒部
9b フリーピストンにおける底部
9c フリーピストンにおける凸部
9d フリーピストンにおける環状溝
9e フリーピストンにおける孔
10 バネ要素
11,12 可変オリフィス
13 固定オリフィス
15 ピストンロッド
15a ピストンロッドにおける小径部
15b ピストンロッドにおける螺子部
16,17 バルブストッパ
18,19 バネ要素たるコイルバネ
21 ハウジングにおける内筒
21a 内筒における軸部
21b 内筒における鍔
21c 内筒における螺子部
21d 内筒における溝
23 ハウジングにおける外筒
23a 外筒における底部
23b 外筒における凸部
23c 外筒における筒部
23d 外筒における加締め部
30 摺動隔壁
D 緩衝装置
G 気体室
R1 他方の作動室たる上室
R2 一方の作動室たる下室
R3 圧力室
V1,V2 積層リーフバルブ

Claims (2)

  1. シリンダと、当該シリンダ内に摺動自在に挿入され当該シリンダ内を2つの作動室に区画するとともに当該シリンダ内に挿通されるピストンロッドに連結される隔壁部材と、上記の2つの作動室を連通する通路と、上記ピストンロッドに固定されて圧力室を形成するハウジングと、上記ハウジング内に摺動自在に挿入されて上記圧力室を一方側流路を介して一方の作動室に連通される一方室と他方側流路を介して他方の作動室に連通される他方室とに区画するフリーピストンと、当該フリーピストンの上記圧力室に対する変位を抑制する附勢力を発生するバネ要素とを備えた緩衝装置において、上記ハウジングは、内筒と、上記フリーピストンが摺接される有底筒状の外筒とを備え、上記内筒は上記ピストンロッドの先端に螺着される筒状の軸部と、当該軸部の外周に設けられた鍔と、当該鍔の外周に設けた溝とを有し、上記外筒の開口端部を上記鍔に加締め当該外筒の加締め部を上記溝に噛みこませて上記外筒と上記内筒とを一体化してなり、上記外筒の底部に外方へ突出して断面外周が真円以外の形状とされる凸部を設けたことを特徴とする緩衝装置。
  2. 上記溝は、複数等間隔を持って設けられることを特徴とする請求項1に記載の緩衝装置。
JP2007052559A 2007-03-02 2007-03-02 緩衝装置 Active JP4909767B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007052559A JP4909767B2 (ja) 2007-03-02 2007-03-02 緩衝装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007052559A JP4909767B2 (ja) 2007-03-02 2007-03-02 緩衝装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008215462A JP2008215462A (ja) 2008-09-18
JP4909767B2 true JP4909767B2 (ja) 2012-04-04

Family

ID=39835743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007052559A Active JP4909767B2 (ja) 2007-03-02 2007-03-02 緩衝装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4909767B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101756424B1 (ko) 2013-12-04 2017-07-10 주식회사 만도 주파수 감응형 쇽업소버

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5142971B2 (ja) * 2008-12-17 2013-02-13 カヤバ工業株式会社 緩衝装置
JP5132590B2 (ja) * 2009-01-23 2013-01-30 カヤバ工業株式会社 緩衝装置
JP2010196842A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Kayaba Ind Co Ltd 緩衝装置
JP5166334B2 (ja) * 2009-03-24 2013-03-21 カヤバ工業株式会社 緩衝装置
JP2011220489A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Kyb Co Ltd 緩衝装置
JP5564368B2 (ja) * 2010-08-30 2014-07-30 カヤバ工業株式会社 リヤクッションユニット
KR101254286B1 (ko) 2011-06-03 2013-04-12 주식회사 만도 이중 습동 피스톤 밸브
KR101254287B1 (ko) * 2011-06-09 2013-04-12 주식회사 만도 가변유로를 갖는 쇽업소버의 밸브 구조
JP5722940B2 (ja) * 2013-03-29 2015-05-27 株式会社ショーワ 蓋材の固定方法、及び、当該方法を用いた緩衝器の製造方法
JP6259652B2 (ja) * 2013-12-16 2018-01-10 Kyb株式会社 ショックアブソーバ及びショックアブソーバの製造方法
JP6329760B2 (ja) * 2013-12-16 2018-05-23 Kyb株式会社 ショックアブソーバ及びショックアブソーバの製造方法
JP6148974B2 (ja) * 2013-12-16 2017-06-14 Kyb株式会社 ショックアブソーバ及びショックアブソーバの製造方法
JP6148975B2 (ja) * 2013-12-16 2017-06-14 Kyb株式会社 ショックアブソーバ及びショックアブソーバの製造方法
JP5909538B2 (ja) * 2014-10-24 2016-04-26 Kyb株式会社 緩衝装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5991990U (ja) * 1982-12-13 1984-06-22 カヤバ工業株式会社 フロントフオ−ク
JP2001082526A (ja) * 1999-09-17 2001-03-27 Kayaba Ind Co Ltd 油圧緩衝器用モールドピストンの製造方法
JP4726049B2 (ja) * 2005-06-06 2011-07-20 カヤバ工業株式会社 緩衝装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101756424B1 (ko) 2013-12-04 2017-07-10 주식회사 만도 주파수 감응형 쇽업소버

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008215462A (ja) 2008-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4909767B2 (ja) 緩衝装置
JP4996952B2 (ja) 緩衝装置
JP4644572B2 (ja) 緩衝装置
JP4768648B2 (ja) 緩衝装置
JP4726049B2 (ja) 緩衝装置
JP4909765B2 (ja) 緩衝装置
JP5466437B2 (ja) 緩衝装置
JP6027451B2 (ja) 緩衝装置
JP5603817B2 (ja) 緩衝装置
JP2012052630A (ja) 緩衝装置
JP4939308B2 (ja) 緩衝装置
WO2017175785A1 (ja) 緩衝器及び緩衝器の製造方法
JP4988031B2 (ja) 緩衝装置
JP2013007425A (ja) 緩衝装置
JP5555037B2 (ja) 緩衝装置
JP5142971B2 (ja) 緩衝装置
JP4909766B2 (ja) 緩衝装置
JP4988030B2 (ja) 緩衝装置
JP5690179B2 (ja) 緩衝装置
JP5831976B2 (ja) 緩衝装置
JP2010196842A (ja) 緩衝装置
JP5831977B2 (ja) 緩衝装置
JP5166334B2 (ja) 緩衝装置
JP5909538B2 (ja) 緩衝装置
JP5640133B2 (ja) 緩衝装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120116

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4909767

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350