JPH0787796B2 - A‐21978c誘導体の改良製造法 - Google Patents

A‐21978c誘導体の改良製造法

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JPH0787796B2
JPH0787796B2 JP60225925A JP22592585A JPH0787796B2 JP H0787796 B2 JPH0787796 B2 JP H0787796B2 JP 60225925 A JP60225925 A JP 60225925A JP 22592585 A JP22592585 A JP 22592585A JP H0787796 B2 JPH0787796 B2 JP H0787796B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はA-21978C誘導体の改良製造法、更に詳しくは、
式: 〔式中、RはC2〜C14−アルカノイルを表わす〕 で示されるA-21978C環式ペプチド抗生物質の誘導体の改
良された製造法に関する。特にこの改良された製造法
は、発酵の間、A-21978Cを産生する培養株(本明細書に
於いて培養株とは、培養に付される微生物株、培養中の
微生物株など、培養と関連して記述される微生物株を意
味する)にC2〜C14−アルカン酸を供給することから成
る。この製造法の利点は、(1)従来の製造法よりその
工程数が少なく、(2)生成物の収率が高くなり、
(3)必要な処理時間が短かいことにある。
この種のA-21978C抗生物質はすぐれた抗菌剤である。特
に重要なA-21978C誘導体は式〔I〕で示される誘導体で
ある〔米国特許第4,537,717号(発明者:バーナード・
ジエイ・アボツト(Bernard J.Abbott)、デイビド・エ
ス・フクダ(David S.Fukuda)およびマニユエル・デボ
ノ(Manuel Debono))参照〕。
従来技術 従来、上記誘導体の製造は多段階の工程を要し、時間が
かかり、収率が低く、かつ高価についた。本発明はA-21
978C誘導体を直接製造するための改良された製造法を提
供するものである。A-21978Cのn−デカノイル誘導体の
ような誘導体〔I〕を得るための従来の製造法には、次
の工程が必要であつた: 1.A−21978Cを産生する培養株の発酵 a.液体窒素アンプルで作業開始 b.第1接種材工程(48時間) c.第2接種材工程(24時間) d.第3接種材工程(24時間) e.発酵(140時間) 2.過、樹脂吸着および溶離ならびに濃縮 3.t-Boc(t−ブトキシカルボニルで保護した)複合物
の製造 4.保護された複合物(コンプレツクス)の濃縮 5.たとえばアクチノプラネス・ウタヘンシス(Actinopl
anes utahensis)を用いる脱アシル化培養株の発酵 a.液体窒素アンプルで作業開始 b.第1接種材工程(72時間) c.第2接種材工程(48時間) d.発酵(67時間) 6.複合物の脱アシル化培養株による脱アシル化 7.過、樹脂吸着および溶離ならびに濃縮 8.再アシル化 9.保護基の加水分解 10.最終精製 発明の構成と効果 本発明の新規製造法は、発酵製造工程(前記工程1e)の
間に、A-21978Cを産生する培養株にC2〜C14アルカン酸
(Rが前記のような基である化合物:ROH)またはそのエ
ステルもしくは塩を加えて、対応する化合物〔I〕を得
ることから成る製造法である。この製造法を用いること
により、従来の製造法の工程3、4、5、6、7、8お
よび9を省略することができる。加うるに本発明の新規
製造法において、その得られる収量は従来の製造法を用
いて得られる収量を上回つて実質的に増大する。
ストレプトミセス・ロセオスポルス(Streptomyces ros
eosporus)株NRRL11379(A-21978.6(寄託日:1978年8
月29日))およびNRRL15998(A-21978.65(寄託日:1985
年9月5日))およびNRRL11379の突然変異株は、有用
なA-21978C産生性培養株である。これらの培養株は、イ
リノイ州61604ペオリア(Peoria)在、米国農務省農学
研究部(Agricultural Research Service)北部研究セ
ンター(Northern Regional Research Center)の寄託
菌株コレクシヨンの一部を構成し、該センターから受理
番号NRRL11379およびNRRL15998の下、一般に入手するこ
とができる。ストレプトミセス・ロセオスポルスNRRL11
379培養株およびA-21978C抗生物質の製造にこの菌を用
いるための条件は、米国特許第4,331,594号(発明者:
ロバート・エル.ハミル(Robert L.Hamill)およびマ
ービン・エム・ヘーン(Marvin M.Hoehn))に開示され
ており、その記載の一部を本明細書中で引用した。
本発明の製造法で優先的に選ばれる微生物菌株は、A-21
978.6またはA-21978.65と命名された菌株であるが、A-2
1978Cを産生する培養株であればいずれの培養株でも使
用することができる。当業者ならばどの菌株が本発明の
目的のために有用であるかを認識することができる。
米国特許第4,331,594号明細書に記載の天然に産生され
るA-21978C要素は、要素(生化学的物質)C0、C1、C2、C3
C4およびC5である。要素、C1、C2、C3、C4およびC5におい
て、式〔I〕中のRはC10〜C12−アルカノイル基に特定
される。以前に、唯一個の分枝したC10−アルカノイル
側鎖を有すると考えられていたA-21978C要素C0は、約2:
1の比から成る2成分の混合物であることが見いだされ
た。その主成分は分枝状C10−側鎖を有し、少量の成分
は直鎖状C10−側鎖を有する。
本発明の製造法によつて製造する際には、説明の都合
上、化合物〔I〕をA-21978C要素とも呼称する。天然に
産生される要素を除き、要素を指名するのに側鎖の長さ
を用いる。すなわち、本発明方法により製造されると
き、たとえばRがオクタノイルである化合物〔I〕はA-
21978C8要素と呼ばれる。
本発明の製造法で用いられるC2〜C14アルカン酸、その
エステルまたは塩(基質)のアルキル部分は、直鎖もし
くは分枝鎖であつてよい。天然に産生されるA-21978C要
素C1、C2またはC3を製造するためには、たとえば8−メ
チルデカン酸、10−メチルドデカン酸または10−メチル
ウンデカン酸、そのエステル体もしくは塩を使用すれば
よい。この製造法で使用するには、C2〜C14直鎖酸、そ
のエステルおよび塩が、その使い易さおよび低価格の故
に推奨される。特に好ましい基質はn−デカン酸、その
エステルまたは塩である。
C2〜C14アルカン酸エステルを用いるとき、そのエステ
ル部分はC1〜C4−アルキルエステルが好ましい。またこ
のようなエステルにおいて、C1〜C4−アルキル基もまた
直鎖または分枝鎖であつてよい。
本発明の製造法で用いることができるC2〜C14−アルカ
ン酸の適当な代表的な塩は、アルカリ金属(たとえばナ
トリウム、カリウム、リチウム、セシウム、ルビジウ
ム)またはアルカリ土類金属(たとえばバリウム、カル
シウムもしくはマグネシウム)から形成される塩類を包
含する。適当なアミン塩は、アンモニウム塩、第1、第
2または第3C1〜C4−アルキルアンモニウム塩およびヒ
ドロキシ−C2〜C4−アルキルアンモニウム塩を包含す
る。
基質は、好ましくはこれを滅菌溶液の形で発酵液に加え
る。この目的のために特に有用な溶媒はオレイン酸メチ
ルであるが、エタノール、酢酸エチルおよび不飽和脂肪
酸のC1〜C4エステル類を使用してもよい。もし基質が発
酵温度で適当な液状であるならば、これを直接加えるこ
とができる。
この基質の添加速度は、発酵に毒作用が現われるのを避
けるのに充分な程、遅くなければならないが、所望の化
合物〔I〕の収量を増加させるのに充分な程速くなけれ
ばならない。約0.05〜0.5ml/l(発酵ブロス)/1時間の
添加速度が推奨される。約0.1〜0.2ml/l(発酵ブロス)
/1時間の添加速度が好ましい。
発酵製造工程の間、発育するA-21978C産生培地に、約15
〜32時間で基質の添加を開始し、発酵処理が終るまで添
加を続ける。基質は種々の方法により添加することがで
きるが、好ましくは一定の流速に最も近づくような方法
で添加する。
発酵処理に次いで、所望により、生成した化合物〔I〕
をこの技術分野で知られた方法(たとえば米国特許第4,
331,594号参照)により回収することができる。
本発明はまた、新規な微生物である、前記ストレプトミ
セス・ロセオスポルスNRRL15998を提供するものであ
る。この微生物もまたA-21978C抗生物質を産生する。特
に本発明は、好気的液中発酵条件下、実質的濃度のA-21
978C抗生物質が生産されるまで新規な菌株、ストレプト
ミセス・ロセオスポルスNRRL15998を培養することから
なるA-21978C抗生物質の新規な製造法を提供するもので
ある。この発酵培地および菌糸体から、極性有機溶媒で
A-21978C抗生物質複合物を抽出することができる。また
A-21978Cの個々の要素を分離し、カラムクロマトグラフ
イーのような当業者にとつて常套の方法により更に精製
することができる。
通常、天然状態から単離された培養株(野生型(wild t
ype))はその抗生物質の収量が低い。抗生物質の産生
がしばしば不定する。それ故増強された活力を有する菌
株および抗生物質を確実に産生する菌株の価値は大き
い。
上記のような観点において、本発明は、同化しうる炭素
源、窒素源および無機塩類を含有する培地中、好気的液
中培養条件下、A-21978C抗生物質が生産されるまでスト
レプトミセス・ロセオスポルスNRRL15998またはその、A
-21978Cを産生する突然変異体、変異体(変異株)もし
くは組換え体を培養することからなる、A-21978C抗生物
質の顕著に改良された製造法を提供するものである。こ
の技術分野で理解される種々の分離法および精製法を用
い、A-21978C抗生物質複合物およびその個々の要素を回
収することができる。
本発明の上記部分に関連する微生物はA-21978.65と命名
された。この菌株は、A-21978.6と命名された培養株(N
RRL11379)から、菌株選択および突然変異により開発さ
れたものである。A-21978.6菌株は、リリー研究所(Lil
ly Research Laboratories)のフレデリツク・ピー・マ
ーツ(Frederick P.Mertz)およびラルフ・イー・カス
ナー(Ralph E.Kastner)により研究され、特性化され
た菌株であつて、トルコ国アララツト山(Mount Arara
t)の土壌から単離された親菌株から順次開発されたも
のである。A-21978.6菌株は、ストレプトミセス・ロセ
オスポルス・フアルカオ・ド・モリア・アンド・ダリア
・マイア1961(Streptomyces roseosporus Falcaode Mo
rias and Dali'a Maia 1961)と命名された新規菌株と
して分類される。この分類は刊行物〔ブキヤナン(R.E.
Buchanan)およびギボンズ(N.E.Gibbons):バーゲイ
ズ・マニユアル・オブ・デタミネーテイブ・バクテリオ
ロジー(Bergey's Manual of Determinative Bacteriol
ogy),ザ・ウイリアムズ・アンド・ウイルキンス・カ
ンパニー(The Williams and Wilkins Company)第8版
(1974年)ならびにシヤーリング(E.B.Shirling)およ
びゴツトリーブ(D.Gottieb)「コオペレーテイブ・デ
スクリプシヨン・オブ・タイプ・ストレインズ・オブ・
ストレプトミセス(Cooperative Description of Type
Strains of Streptomyces)」インターナシヨナル・ジ
ヤーナル・オブ・システマテク・バクテリオロジー(In
tern.Journal of Systematic Bacteriol.)808〜809(1
972年)参照〕と比較した後、行なわれた。
この分類は、ザ・インターナシヨナル・ストレプトミセ
ス・プロジエクト(the International Streptomyces P
roject)として推奨されている方法〔シヤーリング(E.
B.Shirling)およびゴットリーブ(D.Gottlieb)「メソ
ツズ・オブ・キヤラクタライゼイシヨン・オブ・ストレ
プトミセス・スペーシイズ(Methods of Characterizat
ion of Streptomyces Species)」インターナシヨナル
・ジヤーナル・オブ・システマテク・バクテリオロジー
(Intern.Journal of Systematic Bacteriol.)第16巻3
13〜340(1966年)〕に基づき、ある補足的な試験結果
を考慮して行われた。炭素利用は、最終濃度が1.0%に
等しくなる様、炭素源を加えたISP#9基礎培地上で測
定された。炭素源を過することにより滅菌し;基礎培
地を、オートクレーブで処理することにより滅菌した。
30℃で14日間熟成した後、プレートを読んだ。細胞壁糖
類はレツチエバリヤー(Lechevalier)法〔米国ニユー
ジヤージー州ニユウブランズビツク(New Brunswick)
在ニユージヤージ州立大学ラトガーズ・ユニバージテイ
ー(Rutgers University)微生物学研究所(the Instit
ute of Microbiology)で開催されたザ・サブコミテイ
・オン・アクチノミセテス・オブ・ジ・アメリカン・ソ
サエテイ・オブ・ミクロバイオロジイ(the Subcommitt
ee on Actinomycetes of the American Society of Mic
robiology)分科会議長トーマス・ジー・プリダム(Tho
mas G.Pridham)博士の発起による研究集会報:エム・
ピー・レツチエバリヤー(M.P.Lechevalier)編「ケミ
カル・メソツズ・アズ・クリテリア・フオア・ザ・セパ
レイシヨン・オブ・アクチノミセテス・インツー・ジエ
ネラ(Chemical Methods as Criteria for the Separat
ion of Actinomycetes into Genera)」参照〕の改良法
を用いて測定した。ジアミノピメリン酸の異性体は、ベ
ツカーらの方法〔ビー・ベツカー(B.Becker)ら著「ラ
ピツド・デフアレンシエイシヨン・ビトウイーン・ノカ
ルジア・アンド・ストレプトミセス・バイ・ペーパー・
クロマトグラフイー・オブ・ホール・セル・ヒドロリセ
ーツ(Rapid Defferentiation Between Norcardia and
Streptomyces by Paper Chromatography of Whole Cell
Hydrolysates)」アプライド・ミクロバイオロジー(A
ppl.Microbiol.)第11巻421〜423頁(1964年)参照〕を
用いて測定した。アミノ酸分析は洗浄した細胞壁断片を
用いて行つた。メラノイド色素はISP#1(トリプトン
−酵母エキス液体培地)、ISP#6(ペプトン−酵母エ
キス鉄寒天)、ISP#7(チロシン寒天)、改良ISP#7
(チロシンを含まないISP#7)およびチロシン分析
〔ユズル・ミカミ(Yuzuru Mikami)ら著「モデフアイ
ド・アライ・アンド・ミカミ・メラニン・フオーメイシ
ヨン・テスト・オブ・ストレプトミセス(Modified Ara
i and Mikani Melanin Formation Test of Streptomyce
s)」インターナシヨナル・ジヤーナル・オブ・システ
マテイク・バクテリオロジー(Intern.Journal of Syst
ematic Bacteriol.)第27(3)巻290頁(1977年)参
照〕を用いて測定した。殿粉加水分解は、殿粉の存在を
ヨウ素で試験することにより測定した。
温度範囲、塩化ナトリウム耐性、pH範囲および抗生物質
感受性(antibiotic sensitivity)は、ISP#2寒天培
地を用いて行なつた。温度範囲は25、28、30、34、37、
40、45、50および55℃であつた。塩化ナトリウム耐性
は、寒天に塩化ナトリウムが0、1、2、3、4、5、
6、8、10および12%と等しくなるように加えることに
より測定した。これらを30℃で熟成した。pH範囲は寒天
をpH3.0〜11.0の範囲で、1.0pH単位の増加毎に添加直前
に調節することにより測定した。抗生物質感受性は、接
種した寒天プレート上に感受性デイスクを敷き詰めて使
用し、測定した。
色名は、ISCC-NBS法〔ワシントン(Washington D.C.在
米国商務省回報(Circ.)553:ケー・エル・ケリー(K.
L.Kelly)およびデイー・ビー・ジヤド(D.B.Judd)編
「ジ・ISCC-NBS・メソツズ・オブ・デシグネーテイング
・カラーズ・アンド・ア・デクシヨナリー・オブ・カラ
ー・ネームズ(The ISCC-NBS Methods Designating Col
ors and a Dictionary of Color Names)」参照〕に従
つて指名した。
丸括弧内のアラビア数字はトレスナーおよびバツクスの
カラーシリーズ〔エイチ・デイ・トレスナー(H.D.Tres
ner)およびイー・ジエイ・バツクス(E.J.Backus)編
「システム・オブ・カラー・ホイールズ・フオア・スト
レプトミセス・タクソノミイ(System of Color Wheels
for Streptomycete Taxonomy)」アプライド・ミクロ
バイオロジイー(Appl.Microbiol)第11巻335〜338頁
(1956年)参照〕を引用した。色記録(color tab)の
名称はそれに下線を付した。メルツおよびポールの色集
団(color blocks)は角括弧で包んだ〔エイ・メルツ
(A.Maerz)およびエム・アール・ポール(M.R.Paul)
編「デイクシヨナリイ・オブ・カラー(Dictionary of
Color)」ニユーヨーク州ニユーヨーク在マクグロウ−
ヒル・ブツク・カンパニイ・インコーポレイテツド(Mc
Grew-Hill Book Company,Inc.)(1950年)参照〕。
形態 培養株A-21978.6の形態は、レクタス−フレキシビリス
(Rectus-Flexibilis(RF))分類法による担胞子体か
ら成る。胞子鎖はその鎖1本当り10個以上の胞子を有す
る。胞子の表面は平滑である。
培養株A-21978.6は気生胞子塊が強い赤色を現わし、裏
面が赤色を帯びた褐色を有することが特徴である。また
明褐色の水溶性色素が存在する。これらの特徴は寒天平
板培地14個のうちの3個(ISP#2、ISP#7、TPO)に
現われる。この3個の培地だけが豊富な好気的および栄
養的発育を支える培地である。
寒天平板培地2種(ISP#4およびグルコース−アスパ
ラギン寒天)は、気生胞子塊が白色ないし灰色を呈し、
その裏面は黄色を呈する。水溶性色素は観察されない。
この2個の培地は、豊富ではないが良好な好気的および
栄養的発育を支持する。
他の寒天平板培地9種を用いたが発育は貧弱ないし皆無
であつて胞子形成はない。気生菌体の色は白色ないし灰
色の連続的色調を呈する。
メラノイド色素は認められない。細胞壁の主要成分は、
LL-DAP、グリシン、グルコースおよびリボースである。
これはI型細胞壁およびC型糖類パターン〔アール・イ
ー・ブキヤナン(R.E.Buchanan)およびエヌ・イー・ギ
ボンズ(N.E.Gibbons)編「バーゲイズ・マニユアル・
オブ・デタミネーテイブ・バクテリオロジー(Bergey's
Manual of Determinative Bacteriology)」ザ・ウイ
リアムズ・アンド・ウイルキンス・カンパニー(The Wi
lliams & Wilkins Company)第8版(1974年)658頁参
照〕を示す。
実験室試験でA-21978.6に対して次の5種の培養株を比
較した: ストレプトミセス・アルボビナセオウス(Streptomyces
albovinaceous)ISP5136;ATCC15833 ストレプトミセス・カンジダス(S.candidus);ISP514
1;ATCC19891 ストレプトミセス・モデラトス(S.moderatus)ISP552
9;ATCC23443 ストレプトミセス・ロセオスポルス(S.roseosporus)I
SP5122;ATCC23958 ストレプトミセス・セトニイ(S.setonii)ISP5395;ATC
C25497 これらの培養株は白色および赤色シリーズに属し、RF型
担胞子体形態と平滑な胞子表面修飾物を有し、ISP記載
に従つてメラミン陰性であつて、識別し得る裏面色また
は水溶性色素はない。これらの特色は、炭素利用パター
ンおよび他の二次的特色と共に、A-21978.6培養株の特
色と調和する。
これらの培養株を実験室条件下にA-21978.6と比較した
とき、4種のものは有用性がないものとして捨てられ
た。カンジダス(S.candidus)とセトニイ(S.setoni
i)は多くの培地上、黄色の気生胞子塊を現わし、それ
故A-21978.6培養と異なる。アルボビナセオウス(S.alb
ovinaceous)およびモデラトス(S.moderatus)は裏面
が特有の暗色、水溶性色素を現わし、メラノイド色素を
産生し、これらのすべてはA-21978.6培養株と異なる。
モデラトス(S.moderatus)は、ISP記載によると、赤色
を帯びた褐色または強い褐色の裏面色に関連するが、ア
ルボビナセオウス(S.albovinaceous)はそのような特
性に関連がない。メラニン陽性として記録される培養株
はない。
それ故A-21978.6培養株は、ストレプトミセス・ロセオ
スポルス・フアルカオ・ド・モリア・アンド・ダリア・
マイア1961の菌株として分類される。この分類は公表さ
れた記載および実験室的直接比較に基礎を置くものであ
る。以下に示す培養株の特性は直接比較研究を要約した
ものである。
A-21978.6菌株のある種の特性は、ロセオスポルス(S.r
oseosporus)のそれとして公表されている特性と異な
る。A-21978.6の培養株は胞子の大きさ、ニンジンまた
はポテト詰め物における発育、塩化ナトリウム耐性およ
び硝酸塩還元の点で公表された菌株と異なる。
本発明のA-21978.65菌株は、A-21978.6菌株と同一の特
性を有するが、産生するA-21978C抗生物質の量でA-2197
8.6菌株と異なる。以前の菌株は、最も良くてもせいぜ
い発酵培地ml当り100mcg以下のA-21978C抗生物質を産生
するに過ぎなかつた。本発明の改良されたA-21978.65菌
株はタンク発酵における上記量の少なくとも2.5倍、振
盪フラスコ発酵における上記量のちようど18倍の量を生
産する。このようにA-21978Cの生産を高める特性を有す
るので、新しい菌株はこの抗生物質を得るための非常に
改良された方法を提供するものである。
他の微生物の場合と同様に、新規A-21978C産生培養株
(Streptomyces roseosporusNRRL15998)の特性は変異
する。NRRL15998菌株の組換え体、変異体および突然変
異体は、紫外線、X線、高周波、放射線および化学薬品
のような種々の公知変異源による処理で得ることができ
る。ストレプトミセス・ロセオスポルスNRRL15998に自
然にまたは誘導的に得られた変異体、突然変異体および
組換え体は高い収量のA-21978C産生特性を保持し、かか
る変異株はすべて本発明で使用することができる。
ストレプトミセス・ロセオスポルスNRRL15998培養株を
発育させるために用いる培地は、多くの培地のいずれで
あつてもよい。しかし生産経済、最適収率および生成物
単離のしやすさのため、ある種の培地が好ましい。たと
えば大規模発酵における好ましい炭素源はタピオカデキ
ストリンであるが、グルコース、フルクトース、ガラク
トース、マルトース、マンノース、棉実油、オレイン酸
メチル、グリセロール、精製大豆油なども使用すること
ができる。好ましい窒素源は酵素加水分解カゼインであ
るが、可溶性肉ペプトン、大豆粉、大豆水解物、大豆粗
粉、酵母、アミノ酸(たとえばL−アスパラギン、DL−
ロイシン)なども有用である。培地に配合することがで
きる栄養無機塩類は、カリウムまたはアンモニウムイオ
ン、クロリドイオン、硫酸または硝酸イオンなどを生成
することができる可溶性塩類である。これらのうち硫酸
カリウムが抗生物質生産のため特に有用である。また糖
密灰(molasses ash)、灰分透析生成物(ash dialysat
e)および合成−鉱物性混合物も有用である。
A-21978C抗生物質の生産のため、発酵培地中に蒸留水ま
たは脱イオン水を使用するのが好ましい。水道水中のた
とえばカルシウムおよび炭酸塩のような幾らかの鉱物質
は抗生物質産生を減退させるように思われる。
しかしまた微生物の増殖および発育に必要な本質的微量
元素をも培地中に含めるべきである。かかる微量元素は
通常、培地中の他の成分の中に不純物として、微生物の
発育要求に応ずるに充分な量、存在している。
もし発泡が問題となるならば、ポリプロピレングリコー
ルのような消泡剤を少量(たとえば0.2ml/l)、大規模
発酵培地に加えることも必要かもしれない。
実質量のA-21978C抗生物質を生産するためにはタンク内
液中好気的発酵が好ましい。しかしながら、少量のA-21
978C抗生物質は、振盪フラスコ培養によつて得ることが
できる。大タンク内での抗生物質の製造においては、胞
子型微生物を接種することに通常付随する時間遅延を避
けるため、栄養的接種材料を使用するのが好ましい。小
容量の培地に微生物の胞子型または菌糸体片を接種して
微生物の新鮮な活力ある発育培地を得ることにより、栄
養的接種材料を製造する。この栄養的接種材料を大タン
クに移す。
A-21978Cを産生する新規微生物は20〜40℃で発育させる
ことができる。A-21978Cの最適な生産は約30〜32℃で得
られる。
好気的液中培養法で通常行なわれるように、滅菌空気を
培地に通して分散させる。A-21978C抗生物質の有効な生
産のため、タンク内生産における空気飽和%は20%以
上、好ましくは30%以上(30℃、1気圧の場合)とすべ
きである。
タンク発酵のため、発酵培地のpH水準を約6.5〜7.0の範
囲に維持するのが好ましい。これはたとえば水酸化ナト
リウム(前段階)および塩酸(後段階)の適当量を添加
することにより行なうことができる。
発酵の間、抗生物質に感受性を有することで知られた微
生物に対する培地試料または菌糸体固体の抽出液試料の
抗生物質活性を試験することにより、A-21978C抗生物質
の生産を追跡することができる。かかる抗生物質活性を
試験するのに有用な供試微生物は、ミクロコツクス・ル
テウス(Micrococcus luteus)である。寒天平板上、ペ
ーパーデイスク分析法で生物試験を行なうのが好まし
い。
またA-21978C抗生物質源としてこれを抽出もしくは分離
することなく(しかし好ましくは水を除いた後)、培地
成分および菌糸体を含む培養固体を使用することができ
る。たとえばA-21978C抗生物質活性が生産されてから、
培養物を凍結して乾燥し、食物または飼料プレミツクス
と直接混合することができる。
化合物〔I〕はすぐれた抗菌剤である。
次に実施例をあげて、本発明の処理方法を更に完全に説
明する。実施例は本発明の技術的範囲に制限を加えるも
のではない。
実施例1 A-21978C複合物の製造 保管培養株を製造し、液体窒素中に保持する。前に液体
窒素中に保管しておいたストレプトミセス・ロセオスポ
ルスNRRL15998を、次の組成の栄養培地50mlに接種する
ために使用する: 成 分 量(%) トリプチカーゼ大豆培地 3.0 デキストリン 2.5 水(脱イオン水) 94.5 *印:メリーランド州カツキースビル(Cockeysville在
ボルチモア生物学研究所(Baltimore Biological Labor
atories)。
接種した培地を250mlエルレンマイヤーフラスコ中、2
インチの弧を描き、250rpmの速度で回転する振盪機上に
おいて、30℃で48時間熟成する。熟成を終つた栄養培地
を多数の容器(0.5ml/1容器)中に分散させて入れ、液
体窒素の気相中に保管する。
保管した物質をより大量に、均一な状態で供給するた
め、液体窒素中に保管した培養株1mlを用いて上記同様
の栄養培地80mlに接種する。接種した栄養培地を250ml
エルレンマイヤーフラスコ中、2インチの弧を描き、25
0rpmの速度で回転する振盪機上、30℃で48時間で熟成す
る。
上記のような培養株10mlを用いて前記第1の栄養培地と
同様の組成を有する第2段階の栄養発育培地450mlに接
種する。この第2段階の培地を、2lエルレンマイヤーフ
ラスコ中、2インチの弧を描き、250rpmの速度で回転す
る振盪機上、30℃で24時間熟成する。
上記第2段階の栄養培地1を用い、次の組成を有する
第3の接種材料の滅菌発育培地39lに接種する: 成 分 量(%) 大豆粉 0.5 酵母エキスa 0.5 グルコン酸カルシウム 1.0 塩化カリウムb 0.02 硫酸マグネシウム・七水化物b 0.02 硫酸第一鉄・七水化物b 0.0004 サグ(Sag)471(消泡剤)c 0.03 水 97.9296 注.a:ミシガン州デトロイト在デイフコ研究所(Difco L
aboratories)。
b:微量金属は次のように製造する。FeSO4・7H2O(7.6g)を
濃塩酸76mlに溶解する。これにMgSO4・7H2O(380g)、KCl(3
80g)および脱イオン水を加えて全容量3800mlにする。第
3の接種材料発育段階の培地39l当り溶液80mlを用いて
上記の微量物質を製する。
c:コネチカツト州ダンバリイ在ユニオン・カーバイド
(Union Carbide)。
接種した培地をステンレススチール容器中、30℃で24時
間熟成する。容器中に滅菌空気を0.85v/v/mの速度で通
気し、通常の攪拌機を用い350〜450rpmで攪拌する。容
器内の圧力は5PSIGに保持する。
熟成を終つた第3段階の接種材料1を用い、次の組成
を有する滅菌生産培地119lに接種する。
成 分 量(%) 大豆粉 2.2 Fe(NH4)2SO4・6H2O 0.066 デキストロース 0.825 サグ471 0.022 ポテトデキストリン 3.3 糖密(廃糖密) 0.275 水道水 93.312 最初の2成分を加えた後、pH7に調節し、再びすべての
成分を加えた直後に滅菌する。
接種した生産培地を、ステンレススチール容器中、滅菌
空気を0.5v/v/mの速度で通気しながら30℃で6日間熟成
する。通常の攪拌機を用いてこの培地を250rpmで0〜15
時間、15時間後350rpmで攪拌する。水酸化アンモニウム
溶液を加えることによりpH6.5以上に保持する。発酵終
期におけるA-21978C複合物の収量は、培養液1当り0.
282gである。複合物の各要素の分布を表1に示す。
実施例2 A-21978C8の増強生産 実施例1と同様に第1、2および3発育段階の処理を行
なう。
生産段階の処理を実施例1と同様に開始する。ただし50
%v/vカプリル酸(オクタン酸)を含む滅菌溶液を用い2
8時間で処理を開始し、発酵液にオレイン酸メチルを0.1
3ml/l(発酵培地)/1時間の速度で添加し、この速度で
発酵終期まで144時間維持する。A-21978C複合物の収量
は1.255g/l(培養液)、実施例1の場合の収量を越えて
445%の増収であつた。この方法で製せられたA-21978C
複合物全量のうち、要素A-21978C8(Rがオクタノイル
である化合物〔I〕)は9%であつた。これに対して実
施例1の方法で製せられたA-21978C複合物中、A-21978C
8は検出されなかつた。
実施例3 A-21978C9の増強生産 実施例1と同様に第1、2および3の接種材料発育段階
の処理を行なう。生産段階の処理を実施例1と同様に開
始する。ただし25%v/vノナン酸を含む滅菌溶液を用
い、28時間で処理を開始し、発酵液に75%オレイン酸メ
チルを0.13ml/l(発酵培地)/1時間の速度で添加し、こ
の速度で発酵終期まで144時間維持する。A-21978C複合
物の収量は0.821g/l(培養液)、実施例1の場合の収量
を越えて293%の増収であつた。この方法で製せられたA
-21978C複合物全量のうち、要素A-21978C9(Rがノナノ
イルである化合物〔I〕)は10%であつた。これに対し
て実施例1の方法で製せられたA-21978C複合物中、A-21
978C9は検出されなかつた。
実施例4 A-21978C10要素(Rがn−デカノイルである化合物
〔I〕)の増強生産 実施例1と同様に第1および2段階の栄養発育培地を培
養する。第3段階において、第2段階の接種材料培養株
800mlを用い、次の組成を有する第3段階の滅菌接種材
料発育培地950lに接種する: 成 分 量(%) デキストロース 2.0 炭酸カルシウム 0.2 大豆粉 2.0 酵母エキス 0.1 塩化カリウムa 0.02 硫酸マグネシウム・七水化物a 0.02 硫酸鉄・七水化物a 0.0004 サグ471(消泡剤) 0.02 水 95.6396 注.a:実施例1と同様に処理して微量物質の溶液を製す
る。
接種した培地をステンレススチール容器中、30℃で24時
間熟成する。この容器内に滅菌空気を、0.8v/v/mの速度
で通気し、通常の攪拌機で攪拌する。この第3段階の接
種材料を用いて実施例1記載のような組成を有する生産
段階の培地119lに接種する。また生産段階の処理を実施
例1と同様に開始する。ただし50%v/vカプリン酸(デ
カン酸)を含む滅菌溶液を用い28時間で処理を開始し、
発酵液に50%オレイン酸メチルを0.26ml/l(発酵培地)
/1時間の速度で添加し、この速度で発酵終期まで283時
間維持する。A-21978C複合物の収量は1.94g/l(発酵
液)、実施例1の場合の収量を越えて687%の増収であ
つた。A-21978C10要素(Rがn−デカノイルである化合
物〔I〕)の濃度は1.63g/l、またはA-21978C複合物全
量の84%であつた。これは実施例1の処理により製せら
れたA-21978C10の量より13583%大であつた。
実施例5 A-21978C10の増強生産の別法 実施例1と同様に第1、2および3の接種材料発育段階
の処理を行なう。生産段階の処理を実施例1と同様に開
始する。ただし25%v/vカプリン酸エチルエステルを含
む滅菌溶液を用いて28時間で処理を開始し、発酵液に75
%オレイン酸メチルを0.13ml/l(発泡培地)/1時間の速
度で添加し、この速度で発酵終期まで144時間維持す
る。A-21978C複合物の収量は1.022g/l、実施例1の場合
の収量を越えて362%の増収であつた。要素A-21978C10
の濃度は0.202g/lまたはA-21978C複合物全量の20%であ
つた。これは実施例1の処理により製せられたA-21978C
10の濃度より1683%大であつた。
実施例6 A-21978C10の増強生産の別法 実施例1と同様に第1および2段階の栄養発育培地を培
養する。次いで実施例4と同様に第3段階の接種材料を
培養する。ただし培地容量を1900lとし、この段階の処
理時間を48時間に拡げる。通気速度を0.3v/v/mで0〜24
時間、0.45v/v/mで24〜40時間および0.90v/v/mで40〜48
時間とする。生産段階の処理を実施例1と同様に開始す
る。23時間後、0.004%酵母エキスの滅菌スラリーを発
酵液に一度に添加する。36時間からグリセロールとデカ
ン酸アンモニウムの溶液を0.84ml/l(発酵液)/1時間の
速度で供給する。供給する溶液はグリセロール3600g、
脱イオン水9000ml、カプリン酸1000mlおよび濃水酸化ア
ンモニウム溶液620mlを含有するものである。この速度
で発酵が143時間で終るまで供給を続ける。A-21978C複
合物の収量は1.772g/lであつて、実施例1で得られた収
量を越えて628%の増収である。要素A-21978C10の濃度
を測定した結果、0.739g/l、またはA-21978C複合物全量
の42%であつた。これは実施例1の方法で製せられたと
きのA-21978C10の濃度より6158%大であつた。
実施例7 A-21978C11の増強生産 実施例1と同様に第1、2および3段階の接種材料の処
理を行なう。次いで生産段階の処理を実施例1と同様に
開始する。ただし25%v/vウンデカン酸を含む滅菌溶液
を用い、28時間で処理を開始し、発酵液に75%オレイン
酸メチルを0.13ml/l(発酵培地)/1時間の速度で144時
間の発酵終期まで添加する。A-21978C複合物の収量は1.
62g/lであつて、実施例1で得られた収量を越えて574%
の増収である。要素A-21978C11(Rがウンデカノイルで
ある化合物〔I〕)の濃度を測定した結果、0.70g/l、
またはA-21978C複合物全量の43%である。これに対して
実施例1の方法で製せられたA-21978C複合物中には、要
素A-21978C11は検出されなかつた。
実施例8 A-21978C5の増強生産 実施例1と同様に第1、2および3段階の接種を行な
う。生産段階の処理を実施例1と同様に開始する。ただ
し25%v/vラウリン酸を含む滅菌溶液を用い28時間で処
理を開始し、発酵培地に75%オレイン酸メチルを0.13ml
/l(発酵培地)/1時間の速度で144時間の発酵終期まで
添加する。A-21978C複合物の収量は1.12g/lであつて、
実施例1で得られた収量を越えて400%の増収である。
要素A-21978C5(Rがドデカノイルである化合物
〔I〕)の濃度を測定した結果、0.372g/l、A-21978C複
合物全量の33%であつた。これは実施例1の方法で製せ
られたA-21978C複合物中に見いだされたA-21978C5の濃
度より5314%大であつた。
表1の注 a:過した培養液中の抗生物質の成分濃度は高性能液体
クロマトグラフイーにより評価した。種々の成分は紫外
線吸収分析により検出した。
b:C0、C1、C2、C3およびC5は天然に産生された各A-21978C
要素。C8、C9、C10およびC11は、それぞれRがC8、C9、C10
およびC11アシル基である化合物〔I〕。
c:自然要素C0 d:Rが実質的にn−デカノイルであることが見いだされ
た。
実施例9 A-21978C複合物製造の別法 ストレプトミセス・ロセオスポルスNRRL11379培養株を
使用し、実施例1と同様に処理してA-21978C複合物を得
た。
実施例10 A-21978C10の増強生産のための別法 ストレプトミセス・ロセオスポルスNRRL11379培養株を
使用し、実施例6と同様に処理してA-21978C10を得た。
実施例11 A-21978C複合物の振盪フラスコ生産 振盪フラスコ条件下、下記発酵培地を用い実施例1の一
般的方法で処理する: 成 分 量(g/l) グルコース 7.5 デキストリンa 30 酵素加水分解カゼインb 5 ペプトンc 5 糖密 2.5 脱イオン水 (全量1となる量) 注.a:スタデツクス(Stadex)11(イリノイ州ジケイタ
(Decatur)在エイ・イー・スタンレイ・カンパニー
(A.E.Staley Co.))。
b:NZアミンA(ニユージヤージー州リンドハースト(Ly
ndhurst)在フムコ・シエフイールド・ケミカル(Humko
Sheffield Chemical))。
c:バイオセート(Biosate)(メリーランド州カツキー
スビル在ボルチモア生物学研究所)。
この発酵から得られたA-21978C複合物の収量は1800mcg/
ml(培養液)であつた。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12N 1/20 C12R 1:465) (72)発明者 アントニー・ジヨセフ・タイツ アメリカ合衆国インデイアナ46168、プレ インフイールド、バンテイジ・ポイント・ ロード 5003番 (72)発明者 トム・エドワード・イートン アメリカ合衆国インデイアナ46142、グリ ーンウツド、サンタ・クララ・ドライブ 3991番 (72)発明者 リンダ・マキシン・フオード アメリカ合衆国インデイアナ46226、イン デイアナポリス、ノース・レスレイ・アベ ニユー 3939番 (72)発明者 オーテイス・ウエブスター・ゴツドフレ イ・ジユニア アメリカ合衆国インデイアナ46142、グリ ーンウツド、セレニテイ・ウエイ 222番 (72)発明者 メアリー・ルイーズ・ブラウン・フーバー アメリカ合衆国インデイアナ46122、ダン ビレ、ボツクス212、ルーラル・ルート 6番 (72)発明者 ミルトン・ジヨセフ・ヅミジユースキー・ ジユニア アメリカ合衆国インデイアナ46032、カー メル、パートリツジ・プレイス 10152番

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I): [式中、RはC2〜C14−アルカノイルを表わす] で示されるA-21978C誘導体[I]を製造するに当り、ス
    トレプトミセス・ロセオスポルスNRRL11379あるいはNRR
    L15998、またはA-21978C産生能を有するそれらの突然変
    異体を、対応するC2〜C14−アルカン酸、そのエステル
    または塩の存在下に培養することを特徴とする前記A-21
    978C誘導体[I]の製造法。
  2. 【請求項2】C2〜C14−アルカン酸を使用する特許請求
    の範囲第1項記載の製造法。
  3. 【請求項3】C2〜C14−アルカン酸のC1〜C4−アルキル
    エステルを使用する特許請求の範囲第1項記載の製造
    法。
  4. 【請求項4】C2〜C14−アルカン酸の塩を使用する特許
    請求の範囲第1項記載の製造法。
  5. 【請求項5】カプリン酸、そのエステルまたは塩を使用
    する特許請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載の製造
    法。
  6. 【請求項6】使用するC2〜C14−アルカン酸がカプリル
    酸、ノナン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸またはこれら
    のエステルもしくは塩である特許請求の範囲第1項記載
    の製造法。
  7. 【請求項7】A-21978Cを産生する培養株がストレプトミ
    セス・ロセオスポルスNRRL11379またはA-21978C産生能
    を有するその突然変異体である特許請求の範囲第1〜6
    項のいずれかに記載の製造法。
  8. 【請求項8】培養株がストレプトミセス・ロセオスポル
    スNRRL15998またはA-21978C産生能を有するその突然変
    異体である特許請求の範囲第7項記載の製造法。
  9. 【請求項9】同化しうる炭素源、窒素源および無機塩類
    を含有する培地中、好気的液中発酵条件下、A-21978C抗
    生物質が生産させるまでストレプトミセス・ロセオスポ
    ルスNRRL15998またはA-21978C産生能を有するその突然
    変異体を培養し、所望により産生されたA-21978C複合物
    を分離し、更に所望により、この複合物から個々のA-21
    978C要素を分離することを特徴とする抗生物質A-21978C
    複合物またはその個々の要素の製造法。
  10. 【請求項10】培地からA-21978C複合物を分離する追加
    工程を包含する特許請求の範囲第9項記載の抗生物質A-
    21978C複合物の製造法。
  11. 【請求項11】A-21978C抗生物質複合物から個々の抗生
    物質要素を分離する追加的工程を包含する特許請求の範
    囲第9または10項記載の、個々の抗生物質A-21978C要素
    C0、C1、C2、C3、C4もしくはC5の製造法。
  12. 【請求項12】抗生物質A-21978C産生能を有するストレ
    プトミセス・ロセオスポルスNRRL15998またはA-21978C
    産生能を有するその突然変異体。
  13. 【請求項13】抗生物質A-21978C産生能を有するストレ
    プトミセス・ロセオスポルスNRRL15998である特許請求
    の範囲第12項に記載の微生物。
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