JPH0745693Y2 - 建物の排水構造 - Google Patents

建物の排水構造

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JPH0745693Y2
JPH0745693Y2 JP6591189U JP6591189U JPH0745693Y2 JP H0745693 Y2 JPH0745693 Y2 JP H0745693Y2 JP 6591189 U JP6591189 U JP 6591189U JP 6591189 U JP6591189 U JP 6591189U JP H0745693 Y2 JPH0745693 Y2 JP H0745693Y2
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JP
Japan
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roof
rain gutter
water
building
girder
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JP6591189U
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JPH035821U (ja
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晶和 松本
勲 内山
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、建物の排水構造に関する。
(従来の技術) 一般に、屋根先端部から流れ落ちる水を集めるため、屋
根先端部の下側には屋根先端部の延在方向に平行して雨
樋が設けられている。
一方、屋根先端部の下側には、梁が屋根先端部の延在方
向に直交して設けられていることが多い。そのような場
合、梁を避けて雨樋を取り付けてしまうと、雨樋が設け
られていない部分、即ち梁周辺部に落ちる水の処理がで
きなくなるため、何らかの工夫が必要になってくる。
そこで、このような工夫が成された従来の排水構造とし
ては、例えば実公昭63-34002号公報に記載されているよ
うなものが知られている。
この従来の排水構造は、雨樋が梁を貫通して設けられた
もので、即ち、雨樋と重なる前記梁の部分に上向きに開
口した溝部が形成され、雨樋がこの溝部に嵌合して設け
られている。
(考案が解決しようとする課題) 従って、このような従来の排水構造にあっては、屋根先
端部の延在方向に連続的に雨樋が設けられているので、
屋根先端部から流れ落ちる水をほぼ全体的に雨樋に導入
させることができるものの、梁に雨樋を嵌合させるため
の溝部が形成されているため、梁の剛性が著しく低下す
るという問題があった。
そこで、本考案は上記従来の問題に着目し、梁の剛性を
損なうような加工を必要とせずに、梁が設けられている
部分においても屋根先端部から流れ落ちる水を排水処理
できる建物の排水構造を提供することを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の建物の排水構造
は、屋根先端部の下側に屋根先端部の延在方向に平行し
て雨樋が設けられている建物の排水構造において、前記
雨樋が、屋根先端部の延在方向に直交して設けられてい
る梁の間隔よりも短い長さに形成されていると共に該梁
の間に設けられ、前記梁と屋根先端部との間には、前記
雨樋の内部に向けて水を案内するべく水案内板が設けら
れているものである。
(作用) 本考案の建物の排水構造では、雨樋が設けられていない
梁の部分においては、屋根先端部から流れ落ちる雨水
は、水案内板の上に落ち、そしてその水案内板に案内さ
れて雨樋に導入する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
尚、実施例を説明するにあたり、ユニット建物を例にと
って説明する。
まず、第1図〜第6図に基づいて実施例の構成を説明す
る。
第1図は二階建ユニット建物を示す平面図で、1,1は下
階部屋ユニット、2,2,・・・,2は上階部屋ユニット、3
a,3b,3bはバルコニーユニットである。このユニット建
物は、上階部屋ユニット2をセットバックさせることで
部分的に一階建部分が形成されており、この一階建部分
を構成する下階屋根ユニット1,1の屋根構造がバルコニ
ーの床構造としても利用されている。
第2図に基づいて下階屋根ユニット1の屋根構造につい
て説明すると、下階部屋ユニット1の屋根梁10(第3図
参照)には折版屋根11が固定されており、該折版屋根11
の上面には補強材12を介して床板13が固定されている。
また、前記床板13の上面には保護材14が貼付されてい
る。これら折版屋根11,補強材12,床板13,保護材14で屋
根構造は構成されており、この屋根構造はバルコニーユ
ニット3bの上方まで張り出して設けられている。
更に、第2図に基づいてバルコニーユニット3bについて
説明する。このバルコニーユニット3bは、折版屋根先端
部11aの延在方向に直交して設けられた妻大梁31,31と、
折版屋根先端部11aの延在方向に平行して設けられた桁
大梁32,33と、前記妻大梁31,31及び桁大梁32,33の間に
受金具34,35を介して架設された小梁36と、前記桁大梁3
2に沿って固定された柱37と、で枠組が構成されてお
り、前記妻大梁31,31の端部がブラケット38を介して前
記下階部屋ユニット1の柱15に連結されている。また、
前記折版屋根先端部11aの下側には、折版屋根先端部11a
の延在方向に平行して雨樋4が設けられており、更に、
床板13から流れ落ちる水をこの雨樋4に導くべく水受け
板5a,5b,5c(水受け板5a,5bは第3図参照)と水切り板
6が設けられている。尚、水受け板5a,5b,5cは折版屋根
先端部11aとバルコニーユニット3bの妻大梁及31,31及び
桁大梁32,33との間に設けられ、前記妻大梁31と桁大梁3
2、33に固定されている。また、水切り板6は折版屋根
先端部11aとバルコニーユニット3bの柱37との間に設け
られ、前記柱37に固定されている。
次に、第3図〜第6図に基づいて前記雨樋4、水受け板
5a,5b,5c、水切り板6等によって構成されるユニット建
物全体の排水構造について説明する。尚、第3図〜第6
図では、下階屋根ユニット1,1の折版屋根11や床板13等
を省略している。また、バルコニーユニット3a,3b,3bの
壁及び水切り板6も省略している。
雨樋4は、バルコニーユニット3bの妻大梁31,31の間隔
よりも短い長さに形成されており、前記妻大梁31,31と
桁大梁32,33で形成された枠内に設けられ、小梁36に固
定されている。
水受け板5aは、第4図に示すように、一端に水返し板51
aが立設され、他端に落し口52aが設けられ、かつ前記水
返し板51aの近傍位置から落し口52aにかけての部分に溝
53aが形成されたものである。そして、第3図に示すよ
うに、前記水返し板51aがバルコニーユニット3aの柱37
に当ると共に、落し口52aが雨樋4の上側に配設される
位置で、バルコニーユニット3bの妻大梁31と桁大梁33に
それぞれ受金具7,8を介してリベット9で固定されてい
る。
また水受け板5bは、第5図に示すように、両端に落し口
52b,52bが設けられたもので、第3図に示すように、中
央部がバルコニーユニット3b,3bの継ぎ目に配設される
と共に、端部が前記継ぎ目の両側に設けられた雨樋4の
上側に配設される位置で、両側のバルコニーユニット3b
の妻大梁31と桁大梁33にそれぞれ受金具7,8を介してリ
ベット9で固定されている。
水受け板5cは、第6図に示すように、一端に水返し板51
cが立設され、他端に落し口52cが設けられたもので、前
記水返し板51cがバルコニーユニット3bの妻大梁31の外
側面と連続すると共に、落し口52cが雨樋4の上側に配
設される位置で、バルコニーユニット3bの妻大梁31と桁
大梁33にそれそれ受金具7,8を介してリベット9で固定
されている。
尚、前記リベット9の頭にはシーリング材が施されてい
る。また、第3図〜第6図において、39は補強プレート
である。
次に実施例の作用を説明する。
まず、雨樋4が設けられている部分においては、床板13
の先端部から落ちる水は、雨樋4に直接落ちて入る。ま
た、下側に雨樋4が設けられていないバルコニーユニッ
ト3aのコーナー部においては、床板13の先端部から流れ
落ちる水は、水受け板5aの上に落ち、その水受け板5aに
案内されて雨樋4に導入される。また、下側に雨樋4が
設けられていないバルコニーユニット3b,3bの継ぎ目に
おいては、床板13の先端部から流れ落ちる水は、水受け
板5bの上に落ち、その水受け板5bに案内されて雨樋4に
導入される。更に、下側に雨樋4が設けられていないバ
ルコニーユニット3bのコーナー部においては、床板13の
先端部から流れ落ちる水は、水受け板5cの上に落ち、そ
の水受け板5cに案内されて雨樋4に導入される。
尚、雨樋4にはじょうご(図示省略)が接続されてお
り、雨樋4に流れ込んだ水はこのじょうごで集められて
竪樋(図示省略)に流れ出す。
このように、本実施例の排水構造にあっては、妻大梁3
1,31が配設されているバルコニーユニット3a,3bのコー
ナー部やバルコニーユニット3b,3bの継ぎ目においても
床板13の先端部から流れ落ちる水を排水処理できる。し
かも、雨樋4は妻大梁31及び桁大梁32を避けて設けられ
ているので、これら妻大梁31及び桁大梁32には、剛性を
損なうような加工を必要としない。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本考案
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本考案
に含まれる。
例えば、実施例では、バルコニー付のユニット建物を例
にとり、バルコニーの床排水を処理するための排水装置
について説明したが、バルコニーの床に限らず、屋根排
水を処理するための排水装置に適用してもよい。またユ
ニット建物にも限られない。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案の建物の排水構造にあ
っては、梁の剛性を損なうような加工を必要とせずに、
梁が配設されている部分においても屋根先端部から流れ
落ちる水を排水処理できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例のユニット建物を示す平面図、第
2図は第1図のII-II断面図、第3図は本実施例の排水
装置を示す平面図、第4図〜第6図は本実施例の排水装
置の施工を説明図である。 1……下階部屋ユニット 11……折版屋根 11a……折版屋根先端部 2……上階部屋ユニット 3a,3b……バルコニーユニット 31……妻大梁 4……雨樋 5a,5b,5c……水受け板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根先端部の下側に屋根先端部の延在方向
    に平行して雨樋が設けられている建物の排水構造におい
    て、前記雨樋が、屋根先端部の延在方向に直交して設け
    られている梁の間隔よりも短い長さに形成されていると
    共に該梁の間に設けられ、前記梁と屋根先端部との間に
    は、前記雨樋の内部に向けて水を案内するべく水案内板
    が設けられていることを特徴とする建物の排水構造。
JP6591189U 1989-06-06 1989-06-06 建物の排水構造 Expired - Lifetime JPH0745693Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6591189U JPH0745693Y2 (ja) 1989-06-06 1989-06-06 建物の排水構造

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JP6591189U JPH0745693Y2 (ja) 1989-06-06 1989-06-06 建物の排水構造

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Publication Number Publication Date
JPH035821U JPH035821U (ja) 1991-01-21
JPH0745693Y2 true JPH0745693Y2 (ja) 1995-10-18

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ID=31598170

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JP6591189U Expired - Lifetime JPH0745693Y2 (ja) 1989-06-06 1989-06-06 建物の排水構造

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JP (1) JPH0745693Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5588556B1 (ja) * 2013-10-17 2014-09-10 積水化学工業株式会社 コーナー水切り材、屋根パネル及び建物の屋根構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5588556B1 (ja) * 2013-10-17 2014-09-10 積水化学工業株式会社 コーナー水切り材、屋根パネル及び建物の屋根構造

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Publication number Publication date
JPH035821U (ja) 1991-01-21

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