JPH077442Y2 - ルーフバルコニー - Google Patents

ルーフバルコニー

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JPH077442Y2
JPH077442Y2 JP1989145189U JP14518989U JPH077442Y2 JP H077442 Y2 JPH077442 Y2 JP H077442Y2 JP 1989145189 U JP1989145189 U JP 1989145189U JP 14518989 U JP14518989 U JP 14518989U JP H077442 Y2 JPH077442 Y2 JP H077442Y2
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JP
Japan
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roof
opening
balcony
eaves
outer walls
Prior art date
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JP1989145189U
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JPH0382701U (ja
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賢治 柿原
明広 西山
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、屋根の一部を切り開いて形成されたルーフバ
ルコニー(部分屋上バルコニーともいう。)に関する。
(従来の技術) 従来より、2階建家屋に小屋裏を利用したルーフバルコ
ニーが形成される場合がある。
この種のルーフバルコニーは、例えば実公昭60-3871号
公報に示すように、屋根の一部を切り開いて形成した開
口部下方の小屋裏空間に、屋根流れ方向に平行な左右一
対の外壁と、この外壁に直交する前後一対の外壁を配置
し、これらの外壁の端部を互いに連結することによって
平面視矩形に形成されている。
(考案が解決しようとする課題) 2階建家屋に上記ルーフバルコニーを設ける場合、当該
バルコニーに入り込む雨水を外部に排出するため、バル
コニー床に排水口を設けると共にこの排水口から建物の
軒先まで排水樋を延設する必要がある。
しかし、従来のルーフバルコニーでは、バルコニー床が
屋根の開口部の平面形状とほぼ同じに設計されているの
で、バルコニー床の有効面積をさほど大きくとることが
できず、しかも、排水口の上方空間が開きっ放しになる
ため排水口にゴミやほこりが堆積しやすく、その排水機
能が阻外されることがあった。
本考案は、このような実情に鑑み、有効床面積を可及的
に広くできるとともに、排水口の目づまりを有効に防止
できるルーフバルコニーを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本考案が講じた技術的手段は、
屋根2の一部を切り開いて形成した開口部3下方の小屋
裏空間に、屋根流れ方向に平行な左右一対の外壁7とこ
の外壁7に直交する前後一対の外壁5,6を配置し、これ
らの外壁5,6,7の端部を互いに連結することによって平
面視矩形に形成されたルーフバルコニーにおいて、 前記外壁5,6,7のうち、前側の外壁5を前記開口部3の
前端縁よりも前方に配置して当該開口部3前方の屋根2
に軒天部29を形成し、この軒天部29の下方に排水口15を
設けた点にある。
(作用) 前側の外壁5は開口部3の前端縁よりも前方に配置され
るため、バルコニー床4の有効面積を開口部3の平面積
よりも広げられる。
一方、排水口15は軒天部29の下方に設けられているの
で、排水口15にゴミやほこりが直接入り込むのが防止で
きると共に、排水口15が建物の軒に近くなるので、排水
樋16の長さも短くできる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図〜第3図において、1は屋根2面を切り開いて形
成されたルーフバルコニー、3は屋根2の開口部、4は
バルコニー床、5は北外壁、6は南外壁、7は東外壁、
8は南外壁6に設けられた出入口で、図外の引戸が嵌装
される。
すなわち、ルーフバルコニー1は、屋根2の一部を切り
開いて形成した開口部3下方の小屋裏空間に、屋根流れ
方向に平行な左右一対の外壁7と、この外壁7に直交す
る前後一対の外壁5,6とを備え、これらの外壁5,6,7の端
部を互いに連結するこよによって平面視矩形に形成され
ている。
9は梁材で、図外の柱によって支持されており、軒先側
梁材9上には敷衍10が固着され、他の梁材9には根太1
1,12等を介してバルコニー床板13が設けられており、床
板13上には防水シート等を介して人工芝14が敷設されて
いる。
15はバルコニー床4に設けられた排水枡(排水口)で、
この排水枡15には建物の軒下まで延びる排水樋16が接続
されている。
また、17は天井板、18はグラスウールで天井板17上に設
けられている。
19は束(図示省略)を介して梁材9に支持された母屋
で、20の一部分が切除されて開口部3が形成されてい
る。20上には野地板21が張設され、野地板21上にルー
フイング(図示省略)を介してコロニアル葺瓦22が葺か
れている。
前記各外壁5〜7は、外壁23、グラスウール24等により
構成されている。
前記20の開口部3下側に位置する端部20Aには、母屋1
9と平行な下地木25を介して鼻隠26が固着され、鼻隠26
の上側の野地板21上に破風下地27が固着され、破風下地
27上には片流し水上キャップ28が固着され、破風下地27
上端がバルコニー床4上から1m10cm以上の安全高さHに
なっている。
すなわち、前記外壁5,6,7のうち、東外壁5は開口部3
の前端縁(東縁)よりもさらに前方(東側)に入り込む
ように配置されており、これにより、開口部3の前方の
屋根2に軒天部29が形成されている。また、このように
して形成した軒天部29の下方に前記排水枡15が設けられ
ている。
なお、29aは軒天板で下地木30を介して20に固着され
ている。
前記開口部3上側に位置する20の下端部20Bには、鼻
隠31が固着されている。また開口部3の東西側20には
破風32が固着されると共に、野地板21上に破風下地33が
固着されている。
34,35,36は化粧材で、塩化ビニル、鋼板、アルミ合金板
等により成形され、開口部3の上側鼻隠31に固着された
上部化粧材34は、第2図に示すように、瓦22と野地板21
の間から鼻隠31の下側に回り込むように形成されてい
る。また、側部化粧材35は、第3図に示すように、破風
下地33の上側を覆いかつ軒天29の下側に回り込むように
形成されており、開口部3下側の下部化粧材36は、片流
し水上キャップ28を覆いかつ軒天29の下側に回り込むよ
うに形成されている。
そして、下部化粧材36上端のバルコニー床4上面からの
高さHが、規定安全高さ以上となるように設定され、該
化粧材36が手摺の役目をなしており、特に手摺を設ける
必要はないが、場合によっては手摺を設けてもよい。
37は上部の鼻隠31に固着された集水枡で、バルコニー1
から上側の屋根2に降った雨水を図外の樋で受けたもの
を集めるようになっている。
上記実施例によれば、開口部3の化粧材35,36が屋根2
の前記瓦22面から若干上方に突出しているだけであるか
ら、目立たず、しかも第4図に示すように北側斜面規制
が屋根2延長線上となり、ルーフバルコニー1の設置に
よっても、建物Bと敷地境界線hとの控え距離Sを、ル
ーフバルコニー1を設置していない場合と同じ距離S1
することができ、敷地を有効利用できる。また、開口部
3面積は、従来例よりも小さくなるが、バルコニー床4
の面積を従来例と同じとすることができる。
さらに、開口部3の下側に立上り壁がないので、開口部
3の両側下部との継ぎ立上り壁も不要であり、構造が簡
単で雨仕舞等の作業も至極容易で、大幅なコスト低下を
図ることができ、化粧材36を手摺兼用とし、従来の手摺
及びその取付作業を省くことができる。
第5図及び第6図は、屋根2を洋瓦38によりパラマウン
ト葺とした他の実施例を示し、前記実施例における化粧
材35の上にケラバ瓦39が設けられ、化粧材36の上に平の
し瓦40及び棟包41が載設された点が異なるだけであり、
棟包41の上端からバルコニー床4上面までの高さが、約
1m13cmで規制安全高さH(1m10cm)より若干高くなって
おり、前記実施例と同等の効果が期待できる。したがっ
て、第1図〜第3図と同じ構成については同一符号を付
し、説明を省略する。
なお、本考案は、上記各実施例に限定されるものではな
いこと当然である。
(考案の効果) 本考案によれば、前側の外壁5を開口部3の前端縁より
も前方に配置してその開口部3前方の屋根2に軒天部29
を形成し、この軒天部29の下方に排水口15を設けたの
で、バルコニー床4の有効面積を可及的に広くできると
共に、軒天部29が排水口15を上方から覆うため排水口15
にゴミやほこりが侵入するのを防止できる。
また、排水口15を外壁5を前方に寄せることによって形
成した上記軒天部29の下方に設けた場合、排水口15をで
きるだけ建物の軒に近づけられるので、排水口15から延
設される排水樋の長さを短くでき、施工コストを低減で
きる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図は縦断側面図、第2図は要部拡大断面図、第3図は第
2図のIII-III線断面図、第4図は北側斜線規制説明
図、第5図及び第6図は本考案の他の実施例の要部を示
す縦断面図及び第2図III-III線対応断面図、第7図は
ルーフバルコニー付建物の屋根伏図である。 1……ルーフバルコニー、2……屋根、3……開口部、
4……バルコニー床、5,6,7……外壁、15……排水口
(排水枡)、29……軒天部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根(2)の一部を切り開いて形成した開
    口部(3)下方の小屋裏空間に、屋根流れ方向に平行な
    左右一対の外壁(7)とこの外壁(7)に直交する前後
    一対の外壁(5)(6)を配置し、これらの外壁(5)
    (6)(7)の端部を互いに連結することによって平面
    視矩形に形成されたルーフバルコニーにおいて、 前記外壁(5)(6)(7)のうち、前側の外壁(5)
    を前記開口部(3)の前端縁よりも前方に配置して当該
    開口部(3)前方の屋根(2)に軒天部(29)を形成
    し、この軒天部(29)の下方に排水口(15)を設けたこ
    とを特徴とするルーフバルコニー。
JP1989145189U 1989-12-15 1989-12-15 ルーフバルコニー Expired - Lifetime JPH077442Y2 (ja)

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JP1989145189U JPH077442Y2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 ルーフバルコニー

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JPH0382701U JPH0382701U (ja) 1991-08-22
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