JP2002332751A - 住 宅 - Google Patents

住 宅

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JP2002332751A
JP2002332751A JP2001139170A JP2001139170A JP2002332751A JP 2002332751 A JP2002332751 A JP 2002332751A JP 2001139170 A JP2001139170 A JP 2001139170A JP 2001139170 A JP2001139170 A JP 2001139170A JP 2002332751 A JP2002332751 A JP 2002332751A
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house
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ceiling
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JP2001139170A
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Ryuichi Sato
隆一 佐藤
Sadaichi Yukinari
貞一 行成
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽光発電システムの設置や高さ制限等の屋
根の構造に対して要求される形態的機能に対して容易に
対応可能であって、複雑な形状の住宅であっても煩雑な
イメージとならない屋根の形状を提案する。 【解決手段】 戸建て住宅1に設ける屋根であって、本
屋部2に軒29を備えた陸屋根5を構成し、該本屋部2
上に片流れの勾配屋根12を構成した小部屋3を設け、
該勾配屋根12上に太陽光発電システムを設置した。ま
た、軒天井高さ43aと室内の天井高さ23aを統一
し、開口部39に設けられたサッシ40の上枠43aを
含めて略平面を形成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、戸建て住宅の屋根
及び軒の構成技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、戸建て住宅における屋根の形式と
して、陸屋根や方形(寄せ棟)屋根、切妻屋根といった
ものが知られている。近年では、二階建て以上の複数階
層に構成された住宅が多く建てられるようになり、延べ
床面積を最大限に確保するために、一階とそれより高層
階の建物の外形を略同一形状として、地階に屋根を設け
ずに最上階にのみ屋根を設けるといった形状の住宅、所
謂総二階の住宅が散見される。このような住宅では、屋
根が大型となる傾向があり、特に、住宅の形状が複雑と
なれば、屋根の形状も複雑となってしまうことがある。
従来の屋根の構造では、例えば、勾配屋根の組み合わせ
で構成される切妻屋根を複雑な形状の住宅に構成しよう
とすれば、棟の数が多くなって、屋根が直下立つような
住宅の外観となり全体的に煩雑なイメージとなってしま
うのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、複雑な形状の
住宅に設ける屋根として陸屋根を採用して、すっきりと
まとまりのある外観とすることができるが、日本では古
来の屋根形状から勾配屋根を好む傾向がある。また、陸
屋根では、軒がないために住宅の外壁に直接風雨が当接
することや、住宅に設けることが推進されつつある太陽
光発電システムのパネルを設置するのに適した形状では
ないことが、課題となっている。上述の課題に鑑み、本
発明では陸屋根と傾斜屋根を一戸の住宅に混在させて、
必要な箇所に必要な屋根を設けることのできるシステム
を提案する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
【0005】即ち、請求項1に示す如く、戸建て住宅に
おける本屋部の屋根を緩勾配の陸屋根で構成し、該陸屋
根の一部より突出する勾配屋根を有する小部屋を形成し
た。
【0006】請求項2に示す如く、前記陸屋根周囲に陸
屋根の勾配よりも急な勾配の軒を形成した。
【0007】請求項3に示す如く、前記軒の軒天井高さ
と、室内空間の天井高さと、この間の壁に設けた開口部
に取り付けるサッシの上枠の高さを略等しく構成した。
【0008】請求項4に示す如く、前記勾配屋根に太陽
光発電システムの集光パネルを配置した。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1は本発明の実施例に係る屋根の構造を適用した
戸建て住宅の全体的な構成を示した側面図、図2は同じ
く側面断面略図、図3は同じく平面図である。図4は陸
屋根の構造を示す側断面図、図5は陸屋根と軒屋根の接
合部を示す側断面図、図6は勾配屋根の構造を示す側断
面図である。
【0010】図1は、一例として本発明に係る屋根が適
用された戸建て住宅1を示すものである。該住宅1は二
階建ての本屋部2と、該本屋部2の屋根または屋上の一
部に位置して、内部が屋根裏部屋またはペントハウスま
たは2.5階(中屋上階)となる小部屋3又は吹き抜け
空間とで構成されている。本屋部2の一階と二階は平面
視において略等しい形状に設計されて容積率が大きくな
るようにしていて、一階と二階の間には屋根が設けられ
ていない。但し、一部においては、例えば、二階の床部
やバルコニー4等の構造物の突き出した空間を屋根とし
て利用したり、庇を設けたりして、一階天井部分の雨除
け及び日除けを確保している。
【0011】そして、図2及び図3に示す如く、前記住
宅1の本屋部2は平面視において略Z字状に形成され
て、比較的複雑な形状になっている。この本発明の陸屋
根5は水平ではなく、若干傾斜を有する緩勾配の陸屋根
として、本実施例では約5/100の勾配とし、寄せ棟
状に屋根材6・6・・・を配置して、本屋部2の中心側
が棟となるように構成されている。こうして陸屋根5上
に降った雨は陸屋根5の外周部に位置する樋7に流れ込
み、各屋根材6・6・・・毎に集水して排水されるよう
にしている。
【0012】また、前記本屋部2の一部にバルコニー4
が設けられている。つまり、従来のように住宅の二階側
面の開放空間に設けるものではなく、陸屋根5の一部を
刳り貫いて二階部分を取り去り、一階の天井上方にバル
コニー4を形成して二階天井は吹き抜け9が構成されて
いる。本実施例では、住宅1の二階南側にバルコニー4
が設けられ、陸屋根5はバルコニー4の周囲及びその南
方に配置したまで連続した屋根としており、バルコニー
4の上方のみ吹き抜け9を設ける構成としている。この
ようにバルコニー4を設けることによって、従来離れ間
10の北側に位置する部屋は採光が得られず暗い部屋と
なり、風通しも悪くなっていたが、本発明ではバルコニ
ー4上方の吹き抜け9より採光や通風が得られる。そし
て、離れ間10の屋根は一連の陸屋根5となっているの
で、別個屋根を設けずとも済むので住宅1の屋根の外観
はすっきりとまとまった形状となって、施工が簡易とな
り、デザイン性に優れながらもコストを低く抑えること
ができるのである。
【0013】前記本屋部2の上方に構成された小部屋3
は、住宅1の空調機械室として利用されるものである。
また、小部屋3を設けることで本屋部2の内部に空気の
流れを発生させて、換気を促す効果もある。前記小部屋
3には、片流れの勾配屋根12が設けられている。該勾
配屋根12は屋根面12aが南向きとなるように勾配が
形成されて、本実施例においてはその勾配は約2/10
程度としているが、これに限定されるものではない。
【0014】このように、小部屋3の屋根は本屋部2と
異なる形状の屋根、即ち、勾配屋根12を設けること
で、全体的に見て屋根の外観にアクセントが加えられる
ことになり、屋根全体が略平面状とならないようにし
て、勾配屋根12を好み陸屋根5を回避しがちな日本の
住宅指向に沿うようにしている。また、前記小部屋3の
配置場所は本屋部2の中央に配置することに限定される
ものでははなく、片側に寄せて配置したり、複数に分離
したり、住宅1の外観を自由に設計できるものであり、
小部屋3の屋根の形状や壁の素材等も変更可能とするこ
とによって、大面積の屋根であっても重厚なだけでなく
軽快なデザインとすることも可能であり、本発明に係る
屋根の構成は大面積の住宅に設ける屋根として好適とな
るものである。
【0015】また、本発明に係る陸屋根5の形状は、施
工が簡易でありバランスも安定するので、本実施例のよ
うに二階建ての戸建て住宅1に限定されるものではな
く、陸屋根5をベースとして一部勾配屋根12を組みあ
わせたものであれば、三階或いはこれより高層の住宅に
も容易に適用させることも可能である。
【0016】なお、前記勾配屋根12を片流れ状として
いるのは、太陽光発電システムの集光パネル13を屋根
面12aに設置可能とするためであり、集光パネル13
は太陽光の入射角度に対して略直角方向に配置させると
集光効率が良好となる。また、本屋部2の換気のみを考
慮して小部屋3を設計すると、屋根の形状は切妻屋根や
方形屋根等としても構わないが、小部屋3の面積を小さ
くして効率よく集光パネル13を載置するためには、南
向きの片流れ状の屋根とするのが好ましいのである。
【0017】また、陸屋根5に集光パネル13を設ける
ことも考えられるが、陸屋根5は略水平に構成されるた
めに集光効率が悪く、集光効率を向上するには特別に設
置台を設けて集光パネル13の設置角度を調節しなけれ
ばならず、また、外観を損ねてしまうのである。そこ
で、本発明は勾配屋根12の屋根面12aに集光パネル
13を設置すれば角度が付くので、特別な設置台を設け
ずともよく、集光パネル13は屋根と一体となって見え
て、住宅1の外観を損ねることがない。特に、本実施例
のように、小部屋3は主要生活空間ではないので屋根の
勾配を比較的自由に決定することができ、集光パネル1
3を設置するために適した傾斜角度とすることができる
のである。
【0018】ここで、前記住宅1に設けられた陸屋根5
と勾配屋根12の構造について説明する。
【0019】まず、本屋部2に形成された陸屋根5の構
造から説明する。
【0020】図4に示す如く、本屋部2の図示しない柱
上端にはI型鋼からなる梁15が横設され、該梁15上
に屋根材6・6・・・の基礎となる軽量コンクリート素
材で構成された屋根基盤17が固定され、住宅1周囲の
梁15上部には鼻母屋16が固定される。屋根基盤17
は、小部屋3を支持する梁18と、本屋部2の周縁部に
位置する梁15の間に略水平に架設され、一体的に構成
された平板状のものであって、屋根材6・6・・・を支
持する下地となっている。
【0021】前記屋根基盤17上には、勾配の付けられ
た断熱材19が載置固定される。該断熱材19に形成さ
れた勾配は陸屋根5の水垂勾配となるものであって、僅
かに住宅1の外周に向かって下るようにしている。そし
て、前記断熱材19上には、不燃板20を介して屋根面
に屋根面材21が貼設される。従って、上から屋根面材
21→不燃板20→断熱材19→屋根基盤17の順に層
を成して屋根を構成している。
【0022】前記屋根面材21は防水性を有する合成樹
脂でシート状に構成されたものであって、所望により色
や模様等を付けることができて、デザイン性を高め、ま
た、屋根の形状に合わせて切断することができるので、
複雑な形状の屋根に採用する屋根面材21として適して
いる。そして、屋根面材21は一体的に構成されたシー
ト状であるので高い防水性を有している。
【0023】一方、屋根の下部に適宜間隔で固定された
梁15の下方には、吊り部材22を介してクロス等が貼
着された天井板23を有する天井24が取り付けられて
いる。梁15下部から建物内側へ突出する形状に固定さ
れた固定片上に略水平に載置された天井下地25と、前
記天井板23との間にはパーティクルボード26が介入
され、さらに、天井下地25上にも断熱材27が載置さ
れて、上から断熱材27→天井下地25→パーティクル
ボード26→天井板23の順に層を成して天井24を構
成して、断熱性を確保している。なお、天井板23の下
面が室内天井高さ23aとなる。
【0024】前述の如く、本屋部2の周縁部に設けられ
た梁15の建物外側において、該梁15の上部には鼻母
屋16が支持固定されている。該鼻母屋16には軒屋根
30の上端部が支持されており、鼻母屋16には軒29
の勾配に沿った小返りが形成されている。前記梁15の
下端からは固定プレート31を介して軒梁28が支持さ
れて、該軒梁28は建物外側へ向かって突出しておりそ
の中途部で母屋32を支持し、同じく最外部には鼻隠板
33が固定されている。そして、該母屋32及び鼻隠板
33にも前記鼻母屋16と同様に小返りが形成されてい
る。
【0025】前記鼻母屋16、母屋32及び鼻隠板33
によって、陸屋根5から連続した形状に設けられた軒屋
根30が支持されている。軒屋根30は前記陸屋根5の
屋根面材21と同素材からなる屋根面材11と野地板3
4とで層状に構成されたプレート状のものであり、その
最下部では水切り35が付設されている。軒屋根30と
陸屋根5との接合部36では、図5に示す如く、各屋根
面材21・11の繋ぎ目において「く」の字状に形成さ
れた鋼板37及び防水板38の層が、陸屋根5側の不燃
板20及び軒屋根30側の野地板34上に架かるように
形成され、該防水板38上に各屋根面材21・11の端
部が位置している。このようにして、軒屋根30と陸屋
根5の間で防水処理を施されており、雨水の壁の上端部
への浸入が阻止される。
【0026】通常の陸屋根では屋根の周縁部にパラペッ
トが形成されることが多いが、上述の如く、本発明に係
る屋根では前記陸屋根5に軒29が形成されていること
を特徴の一つとしている。従って、陸屋根5でありなが
らも軒29を有することで、住宅1の壁42に直接風雨
が当たることを防いだり、日光を遮蔽したりしている。
さらに、軒屋根30は陸屋根5とは異なる勾配を設けて
いる。即ち、軒屋根30に陸屋根5よりも大きな勾配を
設けて、本実施例では約4/10の勾配を設けて、側面
視において軒先が細く見えるように構成しており、屋根
にシャープで軽快な高級感を醸し出すようにしている。
【0027】また、本実施例に係る屋根の構造では、軒
29下方の外壁42に設けられた開口部39にはサッシ
40が取り付けられ、該サッシ40の上枠40aの高さ
は、室内天井高さ23a及び軒天井高さ43aが略等し
い高さとしている。即ち、軒天井板43下面、サッシ4
0の上枠40a、天井材23下面が略同じ平面に位置し
ているのである。
【0028】前記軒梁28を支持している梁15の下部
では建物外側に向かって固定片が突出しており、該固定
片には吊り部材41を介して、図示せぬ外壁外材と外壁
内材及びその間に介装された断熱材19等で形成された
壁42が略垂直状態に連結固定されている。壁42に形
成された開口部39にはサッシ40が嵌められている。
そして、壁42若しくはサッシ40の上端部と、前記軒
梁28最外部に付設された鼻隠板33下部との間には軒
天井板43が略水平に架設されている。なお、軒天井板
43の下面が軒天井高さ43aである。
【0029】上述の如く、住宅1の開口部39及び軒天
井において、サッシ40の上枠40aと室内天井高さ2
3a及び軒天井高さ43aが略等しい高さとなるよう構
成することで、室内にいると室内空間の天井24が軒先
まであるように感じ、室内空間を実際以上に広く感じる
ことができる。特に、軒天井板43と天井板23に同一
の素材を用いれば、その効果がより大きくなることが期
待されるので、好ましい。さらに、開口部39から外の
眺めるときには、開口部39の上辺が高い位置にあるの
で、眺めに拡がりを感じるようになる。このようにし
て、軒29を雨除けや風除けとして利用するだけでな
く、室内空間の居住性を高めるためにも有効に利用して
いる。
【0030】次に、前記本屋部2の上方に設けられた小
部屋3に構成された勾配屋根12の構造について説明す
る。
【0031】前述の如く、平面視略方形状に構成された
小部屋3には片流れの勾配屋根12が構成されている。
そして、図6に示す如く、小部屋3の壁44は前記陸屋
根5の屋根基盤17上に略垂直に立設支持されて、陸屋
根5と壁44の接合部58では図示せぬ水仕舞が施され
ている。
【0032】陸屋根5を支持する内側の梁18の上部に
柱を介して勾配屋根12を支持する梁45が位置してい
る。そして、これらの梁45の上部には勾配屋根12の
屋根梁46が架設されている。該屋根梁46は小部屋3
の屋根に形成される勾配の基礎となるため、略南下がり
の勾配を有している。屋根梁46の勾配の上方、即ち、
屋根梁46の北端側は壁44よりも大きく建物外側へ突
出して軒を構成している。前記屋根梁46の下方には、
上から断熱材47→天井下地48→パーティクルボード
49→天井板50の順に層を成した天井51が前記梁4
5に架設されている。天井51も屋根梁46と同様に南
下がりの勾配が形成されて、天井51を略水平に構成す
るときと比べて室内の空間が大きくなるようにしてい
る。
【0033】一方、前記屋根梁46の上方には、上から
屋根面材52→アスファルトルーフィング53→野地板
54の順に層を為した屋根材55が屋根梁46に固定部
材を介して支持されている。そして、屋根材55の上に
は太陽光発電システムの集光パネル13が貼設されてい
る。集光パネル13は勾配屋根12全体を覆うようにし
て並列されており、勾配屋根12の面積を最大限利用し
て集光できるようにしている。また、前記勾配屋根12
の下辺、即ち、南端側は連結部材によって支持プレート
56が延設されている。該支持プレート56は集熱器5
7を配設するためのものであり、支持プレート56上に
は固定部材を介して集熱器57が載置されている。
【0034】上述の如く、集光パネル13は勾配屋根1
2に設けられた勾配と略同一の勾配をもって、該勾配屋
根12上に並列しており、さらに、勾配屋根12の屋根
面12aと近接して配置されているので、勾配屋根12
と集光パネル13とが一体的に見えて、住宅1の外観を
損ねることなく勾配を有する屋根面12aを有効に利用
して太陽光発電システムを導入している。従って、陸屋
根5を屋根の基本形状として構成した住宅1であって
も、小部屋3に傾斜を有する屋根を構成することで、無
理なく、そして、住宅1の美観を保持した状態で太陽熱
発電システムを備えた住宅1を構築することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏する。
【0036】即ち、請求項1においては、戸建て住宅に
おける本屋部の屋根を緩勾配の陸屋根で構成し、該陸屋
根の一部より突出する勾配屋根を有する小部屋を形成し
たので、住宅の屋根の外観はすっきりとまとまった形状
となって、屋根の勾配が緩くなって排水性が劣ることが
なく、施行時には材料等が滑り落ちることがなく作業が
容易となり、デザイン性に優れている。また、陸屋根を
屋根の基本形状として構成した住宅であっても、小部屋
に傾斜を有する屋根を構成することで、無理なく、そし
て、住宅の美観を保持した状態で太陽熱発電システムを
備えた住宅を構築することができる。
【0037】請求項2においては、前記陸屋根周囲に陸
屋根の勾配よりも急な勾配の軒を形成したので、住宅の
壁に直接風雨が当たることを防いだり、日光を遮蔽した
りして壁や室内の劣化を防止できる。さらに、軒を設け
ることで、屋根にシャープで軽快な高級感を醸し出すよ
うにできる。
【0038】請求項3においては、前記軒の軒天井高さ
と、室内空間の天井高さと、この間の壁に設けた開口部
に取り付けるサッシの上枠の高さを略等しく構成したの
で、室内にいると室内空間の天井が軒先まであるように
感じるので、室内空間を実際以上に広く感じることがで
き、従来と同じ広さの部屋であっても大きい開口空間を
得られて開放感が得られる。
【0039】請求項4においては、前記勾配屋根に太陽
光発電システムの集光パネルを配置したので、勾配屋根
と集光パネルとが一体的に見えて、住宅の外観を損ねる
ことなく勾配を有する屋根面を有効に利用して発電効率
を高められる太陽光発電システムを配置でき、省エネル
ギーの住宅システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る屋根の構造を適用した戸
建て住宅の全体的な構成を示した側面図。
【図2】同じく側面断面略図。
【図3】同じく平面図。
【図4】陸屋根の構造を示す側断面図。
【図5】陸屋根と軒屋根の接合部を示す側断面図。
【図6】勾配屋根の構造を示す側断面図。
【符号の説明】
1 住宅 2 本屋部 3 小部屋 5 陸屋根 12 勾配屋根 13 集光パネル 23a 天井高さ 29 軒 30 軒屋根 40 サッシ 43a 軒天井高さ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸建て住宅における本屋部の屋根を緩勾
    配の陸屋根で構成し、該陸屋根の一部より突出する勾配
    屋根を有する小部屋を形成したことを特徴とする住宅。
  2. 【請求項2】 前記陸屋根周囲に陸屋根の勾配よりも急
    な勾配の軒を形成したことを特徴とする請求項1に記載
    の住宅。
  3. 【請求項3】 前記軒の軒天井高さと、室内空間の天井
    高さと、この間の壁に設けた開口部に取り付けるサッシ
    の上枠の高さを略等しく構成したことを特徴とする請求
    項2に記載の住宅。
  4. 【請求項4】 前記勾配屋根に太陽光発電システムの集
    光パネルを配置したことを特徴とする請求項1記載の住
    宅。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011252271A (ja) * 2010-05-31 2011-12-15 Toyota Home Kk 建物
JP2013112995A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Misawa Homes Co Ltd 建物
JP2017115524A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 大和ハウス工業株式会社 住宅

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