JPH0247143Y2 - - Google Patents

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JPH0247143Y2
JPH0247143Y2 JP4894385U JP4894385U JPH0247143Y2 JP H0247143 Y2 JPH0247143 Y2 JP H0247143Y2 JP 4894385 U JP4894385 U JP 4894385U JP 4894385 U JP4894385 U JP 4894385U JP H0247143 Y2 JPH0247143 Y2 JP H0247143Y2
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frame
sunroom
balcony
deck
pillars
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JP4894385U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、バルコニーの支柱を利用して、その
デツキ下方の空間に建込まれるサンルームに係
り、詳しくは、屋根組を支柱に支持させてデツキ
の外廻りに張出して構成し、かつ天井部をデツキ
の直下方に位置させて開閉自在に形成すると共
に、上記屋根組を支承する軸部の外廻りの床面域
をデツキの床面域より広くなるように建込まれた
サンルームに関するものである。
〔従来の技術〕
バルコニーの本来の目的は、屋根の空間を利用
して屋外の自然を屋内に引込み、逆に屋内を屋外
のより大きな空間に融合させて狭い部屋を広くみ
せ、また、広い部屋を更に快適なスペースにする
ために、建物の外壁に配置して景観を楽しむ場と
して利用されるものであるが、実用面では一般に
物干し場として利用されているほかは、余り有効
に利用されていないのが実状であつた。
ところが、近年ではバルコニーのデツキ下方の
空間をサンルームの建込み場に利用して、より快
適な生活環境を志向する傾向にあり、今迄に種々
のサンルームが提案され、かつ実施化されてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のサンルームは、バルコニ
ーのデツキ下方の空間を利用して建込まれてはい
るが、バルコニーの支柱を利用したものではな
く、バルコニーとは全く関係なく別個独立に建込
まれているので、特に需要者の要望によりデツキ
の床面域より広い床面域を有するサンルームを建
込む場合には、かえつてバルコニーの支柱が邪魔
になり、建込みが容易にできない欠点がある。
本考案は、上記のような実状に鑑み、バルコニ
ーのデツキ下方の空間にサンルームを建込むにあ
たり、バルコニーの支柱を有効に利用して、屋根
組をデツキの外廻りに張出すように構成し、かつ
天井部をデツキの直下方に位置させて開閉自在に
形成すると共に、上記屋根組を支承する軸部を所
謂「欠き部分」のないように構成することによつ
て、室内の気密構能と通風構能を十分に保持し、
夏季の晴天時においては室温の異常上昇を抑止で
きる許りでなく、特に各季の風雨時には雨仕舞を
良好にし、かつ晴天時には陽光を無駄なく採り入
れて常に憩の場として快適に利用することができ
るサンルームを提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決するため、次のよう
な技術手段を採用した。すなわち、サンルームの
屋根組はバルコニーの支柱相互の対向間に架設し
た前部梁フレーム、および支柱と建物の外壁に固
定される支持フレームとの対向間に架設した側部
梁フレームと、前部梁フレームから所要間隔を配
してフロントフレームの前方斜め下方に張出した
前部屋根フレーム、および側部梁フレームから所
要間隔を配してサイドフレームの前方斜め下方に
張出した側部屋根フレームと、前部梁フレームと
支持フレームとの対向間に所要間隔を配して架設
した天井フレームに形成した開閉自在な天窓と、
前部および側部屋根フレームの下端部に連結した
上レールとによつて構成し、かつ屋根組には透明
または半透明のアクリル樹脂板を密嵌すると共
に、上記屋根組を支承する軸部はテラス上に配設
した下レールと、該下レールと上レール間に装着
した開閉扉とによつて構成し、軸部の外廻りの床
面域をデツキの床面域より広く形成した点にあ
る。
〔作用〕
したがつて、本考案に係るサンルームは、バル
コニーの支柱を利用して屋根組をデツキの外廻り
に張出すことによつて、床面域をデツキの床面域
よりも広く利用することができ、しかも、屋根組
の天井部の上方はデツキに覆われているうえ、天
井部は開閉自在となつているので、夏季の晴天時
には天井部への陽光の照射がデツキにより妨げら
れると共に、室内への通風を良好に行い得るか
ら、室温が異常に上昇して不快感を与えることが
なく、したがつて、夏季の晴天時でも快適に利用
することができる。
また、サンルームの屋根組にはアクリル樹脂板
が密嵌され、軸部の外廻りは開閉扉によつて気密
状に建込まれているので、四季を通じて雨仕舞が
非常によく、特に冬季の風雨時には拏間風や雨水
が室内に侵入する惧れがないと共に、所謂「欠き
部分」が全くないから、晴天時には陽光を無駄な
く採り入れて、サンルームとしての本来の機能を
十分に営み、憩の場として快適に利用できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して詳
細に説明する。
すなわち、第1図において、1は立上りタイプ
のバルコニーであつて、該バルコニー1は、地上
に配設したテラス2から立設された支柱3と、該
支柱3の対向間に水平状に架設されたフロントフ
レーム4と、支柱3と図示しない建物の外壁間に
水平状に架設された左右のサイドフレーム5と、
上記フロントフレーム4とサイドフレーム5とに
よつて囲繞された面域に根太部材を介して支承形
成されたデツキ6と、前記フロントフレーム4と
サイドフレーム5に所定の間隔を配して立設され
た手摺子7,7…と、該手摺子7,7…の上端部
に支柱3を介して固定した笠木8とからなる手摺
柵9とによつて構成されている。なお、上記テラ
ス2およびデツキ6は建物に設けた開口部から人
が出入可能な位置に配設されていることは改めて
詳述するまでもない。
10は上記バルコニー1の支柱3を利用して、
そのデツキ6の下方空間に建込まれたサンルーム
であつて、該サンルーム10は屋根組11と、該
屋根組11を支承する軸部12から構成されてい
る。そして、上記屋根組11はバルコニー1の支
柱3,3の対向間に架設された前部梁フレーム1
3、および支柱3と建物の外壁(図示省略)に固
定されたアーチ状の支持フレーム14との対向間
に架設された側部梁フレーム15と、前部梁フレ
ーム13から所要間隔を配してフロントフレーム
4の前方斜め下方に張出した彎曲状前部屋根フレ
ーム16、および側部梁フレーム15から所要間
隔を配してサイドフレーム5の前方斜め下方に張
出した彎曲状側部屋根フレーム17と、前部梁フ
レーム13と支持フレーム14との対向間に所要
間隔を配して水平状に架設した天井フレーム18
と、該天井フレーム18に開閉自在に形成された
天窓19と上記前部屋根フレーム16と側部屋根
フレーム17の下端部に連結されてその両端部を
支持フレーム14の立上り部に連結した上レール
20とによつて構成されており、かつ、屋根組1
1には透明または半透明のアクリル樹脂板21が
密嵌されている。
一方、上記屋根組11を支承する軸部12はバ
ルコニー1の支柱3と、テラス2上に配設されて
その両端部を支持フレーム14の下端部に連結し
た下レール22と、該下レール22と上レール2
0間に装着した開閉扉としてのグリルシヤツター
23とによつて構成され、したがつて、軸部12
の外廻りの床面域はデツキ6の床面域よりも広く
形成されている。24は建物の外壁側に位置して
サンルーム10の床部両側部に配設されたシヤツ
ターケースである。
第2図は本考案の他の実施例を示すものであつ
て、このものは前部屋根フレーム16と側部屋根
フレーム17を直線状の屋根フレームを使用する
と共に、サンルーム10のコーナー部25に花壇
25a等を設け、かつ開閉扉を折戸26とした点
以外の主要構成は第1図に示すものと同じであ
る。
したがつて、本考案においては、バルコニー1
の支柱3を有効に利用して、屋根組11と軸部1
2をデツキ6の外廻りに張出したので、デツキ6
の床面域より広い床面域を有するサンルーム10
を容易に建込むことができ、しかも、屋根組11
の天井部をデツキ6の直下方に位置させた状態で
開閉自在としたので、夏季の晴天時には天井部へ
の陽光が照射がデツキ6により妨げられるうえ、
天窓19と開閉扉(グリルシヤツター23または
折戸26)を開放することにより、室内への通風
が良好に行われる。したがつて、室温が異常に上
昇することがないから、夏季の晴天時でも快適に
利用できる。
また、サンルーム10の屋根組11にはアクリ
ル樹脂板が密嵌されていると共に、軸部12の外
廻りは開閉扉が気密状に建込まれているので、四
季を通じて雨仕舞がよい許りでなく、所謂「欠き
部分」が全くないから、特に冬季の晴天時には陽
光を無駄なく採り入れることができ、サンルーム
としての本来の機能を十分に果すことができる。
〔考案の効果〕
これを要するに本考案によれば、バルコニーの
デツキ下方の空間にサンルームを建込むにあた
り、バルコニーの支柱を有効に利用して、屋根組
をデツキの外廻りに張出するように構成し、かつ
天井部をデツキの直下方に位置させて開閉自在に
形成すると共に、上記屋根組を支承する軸部を所
謂「欠き部分」のないように構成したから、室内
の気密機能と通風機能を十分に保持し、夏季の晴
天時においては室温の異常上昇を抑止できるう
え、特に冬季の風雨時には雨仕舞を良好にし、か
つ晴天時には陽光を無駄なく採り入れて常に憩の
場として快適に利用することができる極めて有用
な実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るバルコニーの支柱を利用し
て建込まれたサンルームの実施例を示すものであ
つて、第1図は第1実施例を示すサンルームの全
体斜視図、第2図は第2実施例を示すサンルーム
の全体斜視図である。 1……バルコニー、2……テラス、3……支
柱、4……フロントフレーム、5……サイドフレ
ーム、6……デツキ、7……手摺子、8……笠
木、9……手摺柵、10……サンルーム、11…
…屋根組、12……軸部、13……前部梁フレー
ム、14……支持フレーム、15……側部梁フレ
ーム、16……前部屋根フレーム、17……側部
屋根フレーム、18……天井フレーム、19……
天窓、20……上レール、21……アクリル樹脂
板、22……下レール、23……グリルシヤツタ
ー、24……シヤツターケース、25……コーナ
ー部、25a……花壇、26……折戸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) バルコニーの支柱を利用して、そのデツキ下
    方の空間に建込まれるサンルームであつて、上
    記サンルームは軒先に上レールを連結して設け
    た屋根組と、該屋根組を支承する軸部とからな
    り、上記屋根組は支柱に支持させてデツキの外
    廻りに張出して構成され、かつ天井部はデツキ
    の直下方に位置させて開閉自在に形成されてい
    ると共に、軸部はテラス上に配設された下レー
    ルと、該下レールと上レール間に装着された開
    閉扉によつて構成され、軸部の外廻りの床面域
    はデツキの床面域より広く形成されていること
    を特徴とするバルコニーの支柱を利用して建込
    まれたサンルーム。 (2) 上記屋根組はバルコニーの支柱相互の対向間
    に架設された前部梁フレーム、および支柱と建
    物の外壁に固定される支柱フレームとの対向間
    に架設された側部梁フレームと、前部梁フレー
    ムから所要間隔を配してフロントフレームの前
    方斜め下方に張出した前部屋根フレーム、およ
    び側部梁フレームから所要間隔を配してサイド
    フレームの前方斜め下方に張出した側部屋根フ
    レームと、前部梁フレームと支持フレームとの
    対向間に所要間隔を配して水平状に架設した天
    井フレームに形成された開閉自在な天窓と、前
    部および側部屋根フレームの下端部に連結され
    た上レールとによつて構成されていることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    バルコニーの支柱を利用して建込まれたサンル
    ーム。 (3) 上記屋根組には、透明または半透明のアクリ
    ル樹脂板が密嵌されていることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項または第2項記載
    のバルコニーの支柱を利用して建込まれたサン
    ルーム。
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JPS61166055U JPS61166055U (ja) 1986-10-15
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