JP3088288B2 - 面格子板材 - Google Patents

面格子板材

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JP3088288B2
JP3088288B2 JP08163951A JP16395196A JP3088288B2 JP 3088288 B2 JP3088288 B2 JP 3088288B2 JP 08163951 A JP08163951 A JP 08163951A JP 16395196 A JP16395196 A JP 16395196A JP 3088288 B2 JP3088288 B2 JP 3088288B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は面格子板材、更に詳し
くは、バルコニーなど建物の外観を形成する際に外部造
作材、建物の外部設備の床部材などに用いる面格子を有
する板状部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の従来技術の説明に当たり、本出
願人は、予め日本特許情報機構(JAPIO)の先行技
術調査(パトリス)の利用により、以下の検索式で昭和
55年以後の特許出願、実用新案登録出願を調査し、そ
の結果、特許出願106件、実用新案登録出願429件
を抽出した。
【0003】検索式 : E06B 9/01 そして、本出願人は前記調査結果を踏まえ、先行技術に
ついて鋭意検討した結果、面格子を有する板状の部材
が、バルコニーやフラワーボックスの幕板、妻換気や軒
天換気や床下換気などの換気口カバー、庇、パーゴラな
どに用いられていることが確認できたので、続いて特許
出願、実用新案登録出願を調査した。
【0004】バルコニーについては、以下のような検索
式で昭和55年以後の特許出願、実用新案登録出願を調
査し、その結果、特許出願3件、実用新案登録出願80
余件を抽出した。 検索式 : A47H27/00 庇については、以下のような検索式で昭和55年以後の
特許出願、実用新案登録出願を調査し、その結果、特許
出願140余件、実用新案登録出願600余件を抽出し
た。
【0005】検索式 : E04F10/00+E04
B7/02,501 パーゴラについては、以下のような検索式で昭和55年
以後の特許出願、実用新案登録出願を調査し、その結
果、特許出願250余件、実用新案登録出願680余件
を抽出した。 検索式 : E04F10/00+E04B7/02,
501 手すりについては、以下のような検索式で昭和55年以
後の特許出願、実用新案登録出願を調査し、その結果、
特許出願75件、実用新案登録出願543件を抽出し
た。
【0006】検索式 : E04F11/18*(バル
コニー+ベランダ)*手すり パーゴラについては、以下のような検索式で昭和55年
以後の特許出願、実用新案登録出願を調査し、その結
果、特許出願54件、実用新案登録出願184件を抽出
した。 検索式 : E04F10/08*(パーゴラ+キャノ
ピー+取付) 以上のような検索結果を検討したら、従来の建物の外観
を形成する際に外部造作材として面格子を有する板状部
材については、それぞれが使われる場所によって通気
性、強度などそれらの機能が異なるため、格子がなす模
様や格子間距離が異なることが判ってきた。人が触れる
箇所か否か、吹き付ける風力の強弱などという条件が異
なるからである。
【0007】一方、「検索式 : E06B 9/0
1」による調査結果を踏まえ、先行技術について鋭意検
討した結果、以下のような事実も判ってきた。すなわ
ち、面格子を有する板状の部材を建物の外部設備の床部
材、例えば縁側などの下に敷かれる簀の子状の板部材、
いわゆるスペースデッキやアパートの2階の外通路の床
などに用いることがあること、およびそのような床部材
に面格子を有する板状部材を用いる場合には、その板状
部材の格子の大きさはそこを歩く人に不安を与えない大
きさであるように設計されていることなどである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の面格子
を有する板状部材では、外部造作材として建物の外観を
形成するので、使われる場所によって異なる外観を形成
してしまう。その結果、建物全体としての統一的な外観
は得られなかった。また、建物の外部設備の床部材に面
格子を有する板状の部材を用いる場合には、その格子の
大きさを小さくしているため、靴の裏に接する面積が大
きいことが判ってきた。そして、靴の裏に接する格子が
平滑であるため、靴の裏または面格子の表面に水分がつ
いていると少々滑りやすいという欠点があった。更に、
強度の大きな材質にて形成する場合、板状部材の格子の
大きさを、そこを歩く人に不安を与えない大きさとする
と、板状部材全体の強度が充分すぎ、重くなって運搬が
困難になったり、材料費が大きくなったりしていた。
【0009】本発明が解決すべき課題は、外部造作材と
して面格子板材を建物の各場所に用いる場合、用いられ
る場所に要求される機能を損なうことなく建物全体とし
ての統一的な外観を得ることができるような面格子板材
を提供することにある。加えて、建物の外部設備の床部
材に面格子を有する板状の部材を用いる場合、靴の裏ま
たは面格子の表面に水分がついていても滑り難く、しか
も軽い面格子板材を提供することにある。
【0010】ここで、請求項1記載および請求項3の発
明の目的は、用いられる場所に要求される機能を損なう
ことなく建物全体としての統一的な外観を得ることがで
きるような面格子板材を提供することである。また、請
求項2記載および請求項4の発明の目的は、特に、水平
方向の強度を増した面格子板材を提供することにある。
【0011】請求項5記載および請求項6の発明の目的
は、特に、外部造作材のうちでもバルコニー、フラワー
ボックスなどの外装部材として面格子板材を用いた場合
に、その面格子板材の下方に雨水が滴下しにくい面格子
板材を提供することにある。請求項7記載の発明の目的
は、建物の外部設備の床部材に面格子を有する板状の部
材を用いる場合、靴の裏または面格子の表面に水分がつ
いていても滑り難く、しかも軽いような面格子板材を提
供することである。
【0012】また、請求項8記載の発明の目的は、特
に、方向性がある面格子板材において、建物の外部設備
の床部材に面格子を有する板状の部材を用いる場合、靴
の裏または面格子の表面に水分がついていても滑り難
く、しかも軽いような面格子板材を提供することにあ
る。請求項9および請求項10の発明の目的は、特に、
外観デザインがシンプルな面格子板材を提供することに
ある。
【0013】なお、上記の課題を解決する技術は、前記
した先行技術調査によっては発見できなかった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を解決するためのものである。請求項1記載の面格子板
材は、建物(10)の外表面に現れる面格子板材(20)であっ
て、建物(10)の外方向に位置する側において水平に渡さ
れる大スリット用水平部材(22)を備えて形成した大スリ
ット部材(21)と、その大スリット部材(21)よりも建物(1
0)の室内側において大スリット用水平部材(22)が形成す
る区画よりも狭い間隔で大スリット用水平部材(22)の室
内側の端部のみと交差する小スリット交差部材(例え
ば、垂直に交差する小スリット用垂直部材26)を備えて
形成した小スリット部材(24)とを備え、前記大スリット
部材及び小スリット部材は一体に形成されるとともに、
室内側端面は面一に形成されていることを特徴とする。
【0015】この面格子板材は、たとえば大スリット部
材(21)と小スリット部材(24)とが一体となるように、型
材による成形によって形成する。
【0016】大スリット部材(21)と小スリット部材(24)
とが形成する格子孔の形状は、正方形や長方形の他、円
形、楕円形、星型などどんな形状でもよく、部位に応じ
て異なった形状を採択することもできる。請求項1記載
の面格子板材(20)は、以下のような作用をなす。
【0017】面格子板材(20)は、大スリット部材(21)が
建物(10)の外方向に位置し、小スリット部材(24)が建物
(10)の室内側に位置するように建物(10)に固定される。
このとき、大スリット用水平部材(22)の長手方向は水平
に、小スリット交差部材(26)の長手方向は大スリット用
水平部材(22)の室内側の端部のみと交差する。すると、
面格子板材(20)は、建物(10)の外表面に現れ、大スリッ
ト部材(21)が建物(10)の外観の一部を構成する。
【0018】一方、小スリット部材(24)は、大スリット
部材(21)の格子間においても格子が存在するので、面格
子板材(20)を大スリット部材(21)のみで形成した場合に
比べると強度が高い。なお、小スリット部材(24)のスリ
ット間距離が小さくなればなるほど、外部から室内は見
難くなるので、目隠しの効果が高くなってゆく。しか
し、通気性を損なうことは無い。
【0019】請求項2記載の面格子板材は、建物(10)の
外表面に現れる面格子板材(20)であって、建物(10)の外
方向に位置する側において水平に渡される大スリット用
水平部材(22)を備えて形成した大スリット部材(21)と、
その大スリット部材(21)よりも建物(10)の室内側におい
て大スリット用水平部材(22)が区画する間隔よりも狭い
間隔で、大スリット用水平部材(22)の室内側の端部のみ
と交差するように渡される小スリット交差部材(例えば
垂直に交差する小スリット垂直部材26)およびその小ス
リット交差部材(26)と交差するように渡される小スリッ
ト第二交差部材(例えば水平に交差する小スリット用水
平部材25)を直行させることによって形成する小格子部
材(24A)とを備え、前記大スリット部材(21)及び小格子
部材(24A)は一体に形成されるとともに、室内側端面は
面一に形成されていることを特徴とする面格子板材であ
る。
【0020】面格子板材(20)の形成は、大スリット部材
(21)が形成する各区画内に小スリット部材(24A)を、た
とえば型材による成形によって一体に形成してもよい
【0021】また、小格子部材(24A)が形成する格子孔
の形状は、正方形や長方形の他、円形、楕円形、六角
形、星型などどんな形状でもよく、部位に応じて異なっ
た形状を採択することもできる。請求項2記載の面格子
板材(20)は、小格子部材(24A)には請求項1記載の面格
子板材(20)の小スリット部材(24)には存在しない小スリ
ット用第二交差部材(25)を備えているので、請求項1記
載の面格子板材(20)に比べて水平方向の強度が高い。
【0022】請求項3記載の面格子板材は、請求項1記
載の面格子板材を90度回転させたもの、すなわち面格
子板材の大スリット用水平部材を大スリット用垂直部材
に入れ換えた形状をなすものである。請求項4記載の面
格子板材は、請求項2記載の面格子板材を90度回転さ
せたもの、すなわち面格子板材の大スリット用水平部材
を大スリット用垂直部材に、入れ換えた形状をなすもの
である。
【0023】請求項5および請求項6記載の面格子板材
は、請求項1ないし請求項4記載の面格子板材における
水平に渡される部材の上面を、室内側に向かって下方傾
斜させたことを特徴とする。例えば、本発明の面格子板
材を型成形する場合には、抜き型との関係でテーパを設
けるが、そのテーパを室内側に向かって下方傾斜させる
方向に一致させればよい。
【0024】このような面格子板材の構成により、外部
造作材のうちでもバルコニー、フラワーボックスなどの
外装部材として用いた場合には、面格子板材に降った雨
は外装部材における室内側に雨水が落ちやすく、その面
格子板材の下方に雨水が滴下しにくくなる。請求項7記
載の面格子板材は、建物(10)の外部設備の床部材として
用いる面格子板材(20)であって、下面側において一方向
に渡される大スリット用水平部材(22)を備えて形成した
大スリット部材(21)と、その大スリット部材(21)よりも
上面側において、大スリット部材(21)が形成する区画よ
りも小さな区画にて、大スリット用水平部材(22)が渡さ
れる方向と交差する方向に渡される小スリット用縦部材
(26)およびその小スリット用縦部材と交差する方向に渡
される小スリット用横部材(25)を備えて形成した小格子
部材(24A)とを備え、面格子板材(20)の上面側において
小格子部材(24A)が形成する格子孔の周縁全体には、上
方に向かって突出する滑り止め枠突条(27)を面格子板材
(20)と一体に備えて形成したことを特徴とする。
【0025】ここで、大スリット部材(21)と小格子部材
(24A)とを別々に形成したものを固定することによって
面格子板材(20)を形成してもよいが、大スリット部材(2
1)と小格子部材(24A)とが一体となるように、たとえば
型材による成形によって形成してもよい。また、小格子
部材(24A)が形成する格子孔の形状は、正方形や長方形
の他、円形、楕円形、六角形、星型などどんな形状でも
よく、部位に応じて異なった形状を採択することもでき
る。
【0026】面格子板材(20)が建物(10)の外部設備の床
部材として用いる場合には、小格子部材(24A)が上、す
なわち滑り止め枠突条(27)が上面側となるように配置さ
れる。このような面格子板材(20)の上を歩く人にとって
は、その人の靴の裏に滑り止め枠突条(27)が食い込むの
で、靴の裏または面格子板材(20)の表面に水分がついて
いても、滑り難い。
【0027】また、小格子部材(24A)は面格子板材(20)
の上面側においてのみ存するので、全体が小格子部材で
造られている面格子板材よりも軽く、持ち運びなどに便
利であり、材料費も小さくて済む。なお、この面格子板
材(20)は、床部材だけでなく、建物の外表面に表れる部
材として用いることもできる。
【0028】請求項8記載の面格子板材は、建物(10)の
外部設備の床部材として用いる面格子板材(20)であっ
て、下面側において一方向に渡される大スリット用水平
部材(22)を備えて形成した大スリット部材(21)と、その
大スリット部材(21)よりも上面側において、大スリット
部材(21)が形成する区画よりも小さな区画にて、大スリ
ット用水平部材(22)が渡される方向と交差する方向に渡
される小スリット用部材(26)を備えて形成した小スリッ
ト部材(24)とを備え、面格子板材(20)の上面側において
大スリット部材(21)および小スリット部材(24)が形成す
る格子孔の周縁全体には、上方に向かって突出する滑り
止め枠突条(27)を面格子板材(20)と一体に備えて形成し
たことを特徴とする。
【0029】この面格子板材は、たとえば大スリット部
材(21)と小スリット部材(24)とが一体となるように、型
材による成形によって形成する。大スリット部材(21)と
小スリット部材(24)とが形成する格子孔の形状は、正方
形や長方形の他、円形、楕円形、六角形、星型などどん
な形状でもよく、部位に応じて異なった形状を採択する
こともできる。
【0030】この面格子板材(20)が建物(10)の外部設備
の床部材として用いる場合には、小スリット部材(24)が
上、すなわち滑り止め枠突条(27)が上面側となるよう
に、方向性のある方向に大スリット用水平部材(22)の長
手方向を配置する。例えば、載置する場所が一方向にず
れやすいような場所であるとすれば、その方向と直角に
なるように大スリット用水平部材(22)の長手方向を合わ
せることで対応することができる。
【0031】このような面格子板材(20)の上を歩く人に
とっては、その人の靴の裏に滑り止め枠突条(27)が食い
込むので、靴の裏または面格子板材(20)の表面に水分が
ついていても、滑り難い。また、小スリット部材(24)は
面格子板材(20)の上面側においてのみ存するので、全体
が小スリット部材で造られている面格子板材よりも軽
く、持ち運びなどに便利であり、材料費も小さくて済
む。
【0032】なお、この面格子板材(20)もまた、床部材
だけでなく、建物の外表面に表れる部材として用いるこ
ともできる。請求項9および請求項10記載の面格子板
材は、請求項1ないし請求項8記載の面格子板材におい
て、大スリット部材(21)および小スリット部材(24)また
は小格子部材(24A)によって形成される格子孔をすべて
同一形状としたことを特徴とする。
【0033】例えば、請求項1記載の面格子板材では、
「大スリット部材(21)と小スリット部材(24)とが形成す
る格子孔の形状は、部位に応じて異なった形状を採択す
ることもできる。」としたが、請求項9および請求項1
0記載の面格子板材は、特に、外装部材として採用した
場合、格子孔の形状は正方形や長方形の他、円形、楕円
形、六角形、星型などどんな形状でもよいものの統一さ
れているので、外観デザインがシンプルである。
【0034】
【実施の形態】以下、本発明を実施の形態及び図面に基
づいて、更に詳しく説明する。ここで使用する図面は、
図1乃至図15である。図1は、本発明が実施されてい
る建物の全体図である。図2は、本発明が実施されてい
るバルコニーの全体図である。図3は、本発明の第一の
実施の形態を示す拡大斜視図である。図4は、本発明の
第一の実施の形態を示す全体斜視図である。図5は、第
一の実施の形態が実施されているバルコニーの垂直断面
図である。図6は、本発明の第二の実施の形態を示す拡
大斜視図である。図7は、第二の実施の形態を示す全体
斜視図である。図8は、第二の実施の形態が実施されて
いるバルコニーの垂直断面図である。図9は、第三の実
施の形態を示す一部拡大断面図である。図10は、第三
の実施の形態の主要部を示す斜視図である。図11は、
本発明が実施されている換気口などを示す全体図であ
る。図12は、本発明が実施されているパーゴラなどを
示す全体図である。図13は、本発明が実施されている
入母屋換気を示す斜視図である図14は、本発明が実施
されている小屋裏換気を示す斜視図である。図15は、
本発明が実施されているドーマ換気を示す斜視図であ
る。
【0035】以下、図面に基づいて説明する。図1に示
す建物10においては、二階部分に設けられた窓を覆う
ように、バルコニー11が設けられ、妻部分には、妻換
気12が設けられている。バルコニー11は、図2、図
5および図8に示すように、建物10の外壁10Aから
突出した支持梁11Aに床プレートを固定するととも
に、支持梁11Aから立設させた手すり支持棒11C、
その手すり支持棒11Cの上端に支持されるように渡さ
れる手すり11B、およびその手すり11Bと支持梁1
1Aとの間に位置する幕板11Dを備えて形成されてい
る。
【0036】この幕板11Dが図3に示すような面格子
板材20によって形成されている。すなわち、この面格
子板材20は、建物10の外表面に現れる面格子板材2
0であって、建物10の外方向に位置する側において水
平に渡される大スリット用水平部材22を備えて形成し
た大スリット部材21と、その大スリット部材21より
も建物10の室内側において大スリット部材21が形成
する区画よりも狭い間隔で垂直に渡される小スリット用
垂直部材26を備えて形成した小スリット部材24とを
備えて形成している。
【0037】この実施の形態においては、面格子板材2
0は、図4に示すような外観をなし、1枚当たり909
× 902 × 30ミリメートルの大きさをなし、FR
P(ガラス繊維強化プラスチック)にて一体に形成され
ている。大スリット部材21における2本の大スリット
用水平部材22の距離は芯芯で41ミリメートル、大ス
リット用水平部材22の厚さは7ミリメートルである。
【0038】一方、小スリット部材24における小スリ
ット用垂直部材26と大スリット用水平部材22が形成
する区画の大きさは13.5ミリメートル四方、小スリ
ット用垂直部材26の厚さは7ミリメートルである。
なわち、小スリット用垂直部材26は、大スリット用水
平部材22の室内側の端部とのみ交差するように薄く形
成されている。また、小スリット用垂直部材26及び大
スリット用水平部材22の室内側の端面は、面一とさ
れ、面格子板材20の室内側の内表面を形成している。
次に、上記した実施の形態の作用及び効果について説明
する。この実施の形態の面格子板材20は、大スリット
部材21が建物10の外方向に位置し、小スリット部材
24がバルコニー11の内側に位置するように、バルコ
ニー11に固定されて、バルコニー11の幕板を形成す
る。このとき、大スリット用水平部材22の長手方向は
水平に、小スリット用垂直部材26の長手方向は垂直に
なる。
【0039】すると、面格子板材20は、建物10の外
表面に現れ、大スリット部材21が建物10の外観の一
部を構成する。一方、小スリット部材24は、大スリッ
ト部材21とともに格子を形成するので、面格子板材2
0を大スリット部材21のみで形成した場合に比べると
強度が高い。また、面格子板材20は、大スリット部材
21及び小スリット部材24にて形成されているもの
の、面格子であるので、バルコニー11の幕板として採
用されたことにより、通常の幕板と異なり、バルコニー
11に面した窓による建物10室内の換気を妨げない。
【0040】なお、複数種用意されている中から選択し
た小スリット部材24を用いることによって異なった面
格子板材20を採用した場合であっても、その面格子板
材20が形成する外観はほとんど変わらない。建物10
の外表面に現れているのは大スリット部材21だからで
ある。また、小スリット部材24の格子間距離が更に小
さいものを採用すれば、外部から室内は更に見難くな
り、目隠しの効果が高くなってゆくので、プライバシー
の保護を図りたい場合には便利である。
【0041】続いて、図6ないし図8に基づいて請求項
2に対応する第二の実施の形態について説明する。図6
に示す面格子板材20は、第一の実施の形態と異なり、
小スリット部材24が小スリット用垂直部材26および
小スリット用水平部材25によって小格子24Aをなし
て形成されている。格子間の長さや材質が同じである場
合には、第一の実施の形態よりも丈夫にできる。
【0042】なお、図示は省略するが、第一の実施の形
態として説明した面格子板材20の縦横を逆にすれば請
求項3に対応する面格子板材となり、第二の実施の形態
として説明した面格子板材20の縦横を逆にすれば請求
項4に対応する面格子板材となる。また、水平に渡され
た部材の上面を、室内側に向かって下方傾斜させたよう
な面格子板材として提供すれば、請求項5または請求項
6に対応する面格子板材となる。
【0043】続いて、図9および図10に基づいて請求
項7に対応する第三の実施の形態について説明する。こ
の面格子板材は、建物10の外部設備の床部材として用
いるものであって、図9に示すように、下面側において
横方向に渡される大格子用横部材22を備えて形成する
大格子21と、その大格子21よりも上面側において、
大格子21が形成する区画よりも小さな区画を、横方向
に渡される小格子用横部材25および縦方向に渡される
小格子用縦部材26を直交させることによって形成する
小格子24Aとから形成されている。図10に示すよう
に、面格子板材20の上面側において大格子21および
小格子24が形成する区画の周縁には、上方に向かって
突出する滑り止め枠突条27を面格子板材20と一体に
備えている。
【0044】なお、図示は省略するものの、前記の床部
材用の面格子板材20の小格子24Aの代わりに、小格
子用横部材25を用いずに小スリット部材から形成する
こともできる。そのような面格子板材が請求項8記載の
発明となる。続いて、図11ないし図15に基づいて本
発明に係る面格子板材20がどのような場所に用いるこ
とができるかについて説明する。なお、用いる場所に所
望される形状をなすため、その形状や縦横の寸法など所
望される形状への対応は、予め型をおこして製造しても
よいし、一定形状のものをカットして形成してもよい。
ただし、第一の実施の形態に示した面格子板材20と第
二の実施の形態に示した面格子板材20とを使い分ける
ことはせず、どちらかに統一するのが通常である。外観
の統一がはかれるからである。
【0045】図11にて明らかなように、本発明に係る
面格子板材20は、軒天換気13の換気口蓋、床下換気
14の換気口蓋、スペースデッキ17、窓用面格子18
として用いている。なお、ここでスペースデッキ17に
は、外部設備の床部材として用いる滑り止め枠突条27
を設けた面格子板材20を採用する。また、図12にて
明らかなように、本発明に係る面格子板材20は、パー
ゴラ日除け板15、門塀16として用いている。
【0046】また、図13、図14および図15にて明
らかなように、本発明に係る面格子板材20は、入母屋
換気12Aの換気口の蓋、小屋裏換気12Bの換気口の
蓋、ドーマ換気12Cの換気口の蓋として用いている。
次に、上記してきた実施の形態の効果について説明す
る。上記してきたような建物10の外表面に現れる箇所
すべてに、同じ面格子板材20を採用した場合には、建
物10の外観に統一した模様が現れることとなる。
【0047】一方、面格子板材20が大スリット部材2
1と小スリット部材24とによって形成されているの
で、それぞれ面格子板材20を採用された箇所に要求さ
れる強度、換気などの諸機能は、達せられている。次
に、上記した実施の形態のバリエーションについて説明
する。面格子板材20を形成する外周枠部分については
特に説明しなかったが、外周枠部分やその枠の中央を渡
す部分などの厚みを他の場所よりも厚くしたり、外周枠
のみ別の材質で形成したりして、面格子板材20全体の
強度を高める場合もある。一方、外周枠部分を建物10
側に構成しておき、面格子板材20からは外周枠部分を
省略してもよい。
【0048】なお、上記してきた実施の形態にあって
は、面格子板材が形成する格子孔はすべて同一寸法の正
方形であったが、部位によって寸法や形状を異ならせた
面格子板材を提供できることはいうまでもない。
【0049】
【発明の効果】請求項1および請求項3記載の発明によ
れば、用いられる場所に要求される機能を損なうことな
く建物全体としての統一的な外観を得ることができるよ
うな面格子板材を提供することができた。また、請求項
2および請求項4記載の発明によれば、特に、水平方向
の強度を増した面格子板材を提供することができた。
【0050】請求項5記載および請求項6の発明によれ
ば、特に、外部造作材のうちでもバルコニー、フラワー
ボックスなどの外装部材として面格子板材を用いた場合
に、その面格子板材の下方に雨水が滴下しにくい面格子
板材を提供することができた。請求項7記載の発明によ
れば、建物の外部設備の床部材に面格子を有する板状の
部材を用いる場合、靴の裏または面格子の表面に水分が
ついていても滑り難く、しかも軽いような面格子板材を
提供することができた。
【0051】また、請求項8記載の発明によれば、特
に、方向性がある面格子板材において、建物の外部設備
の床部材に面格子を有する板状の部材を用いる場合、靴
の裏または面格子の表面に水分がついていても滑り難
く、しかも軽いような面格子板材を提供することができ
た。請求項9および請求項10の発明によれば、特に、
外観デザインがシンプルな面格子板材を提供することが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施されている建物の全体図である。
【図2】本発明が実施されているバルコニーの全体図で
ある。
【図3】本発明の第一の実施の形態を示す拡大斜視図で
ある。
【図4】本発明の第一の実施の形態を示す全体斜視図で
ある。
【図5】第一の実施の形態が実施されているバルコニー
の垂直断面図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態を示す拡大斜視図で
ある。
【図7】第二の実施の形態を示す全体斜視図である。
【図8】第二の実施の形態が実施されているバルコニー
の垂直断面図である。
【図9】第三の実施の形態を示す一部拡大断面図であ
る。
【図10】第三の実施の形態の主要部を示す斜視図であ
る。
【図11】本発明が実施されている換気口などを示す全
体図である。
【図12】本発明が実施されているパーゴラなどを示す
全体図である。
【図13】本発明が実施されている入母屋換気を示す斜
視図である。
【図14】本発明が実施されている小屋裏換気を示す斜
視図である。
【図15】本発明が実施されているドーマ換気を示す斜
視図である。
【符号の説明】
10 建物 10A 外
壁 11 バルコニー 11A 支
持梁 11B 手すり 11C 手
すり支持棒 11D 幕板 12 妻換気 12A 入
母屋換気 12B 小屋裏換気 12C ド
ーマ換気 13 軒天換気 14 床
下換気 15 パーゴラ日除け板材 16 門
塀 17 スペースデッキ 18 窓
用面格子 20 面格子板材 21 大
スリット部材 22 大スリット用水平部材 24 小スリット部材 24A 小
格子部材 25 小スリット用水平部材 26 小スリット用垂直部材 27 滑
り止め枠突条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−210127(JP,A) 実開 平6−46083(JP,U) 実開 平5−32418(JP,U) 実開 昭60−143888(JP,U) 実開 昭53−125237(JP,U) 実開 昭64−10588(JP,U) 実開 昭55−85185(JP,U) 実開 昭52−158544(JP,U) 実開 昭58−41898(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/00 501 E06B 9/01

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外表面に現れる面格子板材であっ
    て、建物の外方向に位置する側において水平に渡される
    大スリット用水平部材を備えて形成した大スリット部材
    と、その大スリット部材よりも建物の室内側において大
    スリット用水平部材が形成する区画よりも狭い間隔で大
    スリット用水平部材の室内側の端部のみと交差するよう
    に渡される小スリット用交差部材を備えて形成した小ス
    リット部材とを備え、前記大スリット部材及び小スリッ
    ト部材は一体に形成されるとともに、室内側端面は面一
    に形成されていることを特徴とする面格子板材。
  2. 【請求項2】 建物の外表面に現れる面格子板材であっ
    て、建物の外方向に位置する側において水平に渡される
    大スリット用水平部材を備えて形成した大スリット部材
    と、その大スリット部材よりも建物の室内側において大
    スリット用水平部材が区画する間隔よりも狭い間隔で、
    大スリット用水平部材の室内側の端部のみと交差するよ
    うに渡される小スリット用交差部材およびその小スリッ
    ト用交差部材と交差するように渡される小スリット用第
    二交差部材を備えて形成する小格子部材とを備え、前記
    大スリット部材及び小スリット部材は一体に形成される
    とともに、室内側端面は面一に形成されていることを特
    徴とする面格子板材。
  3. 【請求項3】 建物の外表面に現れる面格子板材であっ
    て、建物の外方向に位置する側において垂直に渡される
    大スリット用垂直部材を備えて形成した大スリット部材
    と、その大スリット部材よりも建物の室内側において大
    スリット用垂直部材が形成する区画よりも狭い間隔で大
    スリット用垂直部材の室内側の端部のみと交差するよう
    に渡される小スリット用交差部材を備えて形成した小ス
    リット部材とを備え、前記大スリット部材及び小スリッ
    ト部材は一体に形成されるとともに、室内側端面は面一
    に形成されていることを特徴とする面格子板材。
  4. 【請求項4】 建物の外表面に現れる面格子板材であっ
    て、建物の外方向に位置する側において垂直に渡される
    大スリット用垂直部材を備えて形成した大スリット部材
    と、その大スリット部材よりも建物の室内側において大
    スリット用垂直部材が区画する間隔よりも狭い間隔で、
    大スリット用垂直部材の室内側の端部のみと交差するよ
    うに渡される小スリット用交差部材およびその小スリッ
    ト用交差部材と交差するように渡される小スリット用第
    二交差部材を備えて形成する小格子部材とを備え、前記
    大スリット部材及び小スリット部材は一体に形成される
    とともに、室内側端面は面一に形成されていることを特
    徴とする面格子板材。
  5. 【請求項5】 請求項1において、大スリット部材およ
    び小スリット用交差部材の上面を、室内側に向かって下
    方傾斜させたことを特徴とする面格子板材。
  6. 【請求項6】 請求項2、請求項3および請求項4にお
    いて、小スリット用交差部材の上面を、室内側に向かっ
    て下方傾斜させたことを特徴とする面格子板材。
  7. 【請求項7】 建物の外部設備の床部材として用いる面
    格子板材であって、下面側において一方向に渡される大
    スリット用水平部材を備えて形成した大スリット部材
    と、その大スリット部材よりも上面側において、大スリ
    ット部材が形成する区画よりも小さな区画にて、大スリ
    ット用水平部材が渡される方向と交差する方向に渡され
    る小スリット用縦部材およびその小スリット用縦部材と
    交差する方向に渡される小スリット用横部材を備えて形
    成した小格子部材とを備え、面格子板材の上面側におい
    て小格子部材が形成する格子孔の周縁全体には、上方に
    向かって突出する滑り止め枠突条を面格子板材と一体に
    備えて形成したことを特徴とする面格子板材。
  8. 【請求項8】 建物の外部設備の床部材として用いる面
    格子板材であって、下面側において一方向に渡される大
    スリット用水平部材を備えて形成した大スリット部材
    と、その大スリット部材よりも上面側において、大スリ
    ット部材が形成する区画よりも小さな区画にて、大スリ
    ット用水平部材が渡される方向と交差する方向に渡され
    る小スリット用部材を備えて形成した小スリット部材と
    を備え、面格子板材の上面側において大スリット部材お
    よび小スリット部材が形成する格子孔の周縁全体には、
    上方に向かって突出する滑り止め枠突条を面格子板材と
    一体に備えて形成したことを特徴とする面格子板材。
  9. 【請求項9】 請求項1、請求項3、請求項5および請
    求項8において、大スリット部材および小スリット部材
    によって形成される格子孔がすべて同一形状であること
    を特徴とする面格子板材。
  10. 【請求項10】 請求項2、請求項4、請求項6および
    請求項7において、小格子部材によって形成される格子
    孔がすべて同一形状であることを特徴とする面格子板
    材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06349553A (ja) * 1993-06-04 1994-12-22 Japan Aviation Electron Ind Ltd 板状回路パッケージ

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