JP2022079556A - 建物 - Google Patents

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Tomoo Kudo
淳 松本
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Abstract

【課題】太陽光利用装置を効率良く設置可能な勾配屋根面を実現可能な寄棟造又は方形造の屋根を備える建物を提供する。【解決手段】複数の勾配屋根面が隅棟を介して隣り合う寄棟造又は方形造の屋根を備える建物であって、前記複数の勾配屋根面は、第1勾配屋根面と、前記第1勾配屋根面と前記隅棟を介して隣り合わない第2勾配屋根面と、を備え、前記第1勾配屋根面の勾配は、前記第2勾配屋根面の勾配よりも小さく、前記第1勾配屋根面上には、太陽光利用装置が設置されている。【選択図】図1

Description

本発明は建物に関する。
住宅などの建物の屋根形式としては、切妻造、片流造、寄棟造、方形造、入母屋造などが従来から知られている。また近年では、屋根面上に太陽電池パネル等の太陽光利用装置を設置し、屋根面を有効利用する建物が増加している。この種の建物として、特許文献1には、入母屋屋根を備え、この入母屋屋根の大棟から左右両側にそれぞれ下り傾斜する二つの平側の屋根面のうちの一つの平側の屋根面に太陽電池パネルが設けられている建物が開示されている。
特開2011-179232号公報
ところで、建物の屋根形式として、特許文献1に開示されている入母屋造は、切妻造、片流造、寄棟造及び方形造と比較して小屋組が複雑となり、規格化された部材を工場で製造し建設現場に搬入して組み立てる工業化住宅等の建物においては適用し難い。また、切妻造や片流造は、入母屋造に比べて小屋組を簡素化できるが、妻側に三角形の外壁が形成されるため、使用する外壁パネルの品種が増加するという問題や、道路斜線制限や北側斜線制限に抵触しやすいという問題がある。
これに対して、寄棟造や方形造は、外壁の高さが一定となる為、使用する外壁パネルの品種を抑制することができ、壁構造と屋根とを明確に分離することもできる。そのため、寄棟造や方形造は、上述した入母屋造、切妻造及び片流造と比較して、工業化住宅に適用させやすい屋根形式である。
一方で、太陽光利用装置としての太陽電池パネルは南面する屋根面に可能な限り多く配置することが発電効率(屋根面積に対する発電量の割合)の面で望ましいが、従来の寄棟造や方形造の場合、南面する屋根面が減少する為、発電効率が劣ってしまうという問題がある。
そこで本発明は、太陽光利用装置を効率良く設置できる寄棟造又は方形造の屋根を備える建物を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の態様としての建物は、複数の勾配屋根面が隅棟を介して隣り合う寄棟造又は方形造の屋根を備える建物であって、前記複数の勾配屋根面は、第1勾配屋根面と、前記第1勾配屋根面と前記隅棟を介して隣り合わない第2勾配屋根面と、を備え、前記第1勾配屋根面の勾配は、前記第2勾配屋根面の勾配よりも小さく、前記第1勾配屋根面上には、太陽光利用装置が設置されていることを特徴とするものである。
本発明の1つの実施形態として、前記第1勾配屋根面に対して鉛直方向下方に位置する前記屋根の直下の階の屋内空間は、小屋裏空間と連通していることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記第1勾配屋根面と前記第2勾配屋根面とが交わることによって形成された前記屋根の頂部の鉛直方向下方の位置には、前記屋根の直下の階の屋内空間と小屋裏空間とを区画する小屋裏床部が形成されていることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記複数の勾配屋根面は、前記第1勾配屋根面及び前記第2勾配屋根面と前記隅棟を介して隣り合う第3勾配屋根面を備え、前記第3勾配屋根面の勾配は、前記第2勾配屋根面の勾配と略等しい、又は、前記第2勾配屋根面の勾配よりも大きいことが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記複数の勾配屋根面は、前記第3勾配屋根面と前記隅棟を介して隣り合わない第4勾配屋根面を備え、前記第4勾配屋根面の勾配は、前記第3勾配屋根面の勾配と略等しい、又は、前記第3勾配屋根面の勾配と異なることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記複数の勾配屋根面は、前記第1勾配屋根面及び前記第2勾配屋根面と前記隅棟を介して隣り合う第3勾配屋根面を備え、前記第3勾配屋根面の勾配は、前記第1勾配屋根面の勾配と略等しいことが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記複数の勾配屋根面のうち少なくとも1つの勾配屋根面の勾配は、斜線制限に対応した角度に設定されていることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記複数の勾配屋根面のうち少なくとも1つの勾配屋根面の下端には葺き降ろし部が連続していることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記葺き降ろし部の勾配は、前記葺き降ろし部が連続する前記少なくとも1つの勾配屋根面の勾配よりも小さいことが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記葺き降ろし部の勾配は、前記葺き降ろし部が連続する前記少なくとも1つの勾配屋根面の勾配と略等しい、又は、前記葺き降ろし部が連続する前記少なくとも1つの勾配屋根面の勾配よりも大きいことが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記屋根の平面視における外縁は、建物の外壁面の内側に位置することが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、平面視において前記外壁面の内側であって、前記複数の勾配屋根面上の位置又は平面視における前記外壁面と前記屋根の前記外縁との間の位置に、雨樋が設けられていることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記屋根は、前記第1勾配屋根面及び前記第2勾配屋根面が鉛直方向上方で互いが交わる稜線により大棟を形成する寄棟造であり、前記複数の勾配屋根面のうち前記第1勾配屋根面以外の少なくとも1つの勾配屋根面から棟違い屋根部が突設されていることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記棟違い屋根部が突設されている前記少なくとも1つの勾配屋根面は、前記複数の勾配屋根面のうちで最も勾配が大きいことが好ましい。
本発明によれば、太陽光利用装置を効率良く設置できる寄棟造又は方形造の屋根を備える建物を提供することができる。
本発明の一実施形態としての建物を示す斜視図である。 図1に示す建物の上面図である。 図2のI-I断面図である。 図2のII-II断面図である。 図1に示す屋根の変形例を示す図である。 図1に示す屋根の変形例を示す図である。 図1に示す屋根の変形例を示す図である。 勾配屋根面及び葺き降ろし部の勾配関係の一例を示す図である。 勾配屋根面及び葺き降ろし部の勾配関係の一例を示す図である。 図1に示す雨樋の位置の概要を示す図である。 図10に示す雨樋の設置位置の変形例を示す図である。 図1に示す屋根の変形例を示す図である。 図1に示す屋根の小屋組の概要を示す図である。 図1に示す屋根の変形例を示す図である。 図1に示す屋根の変形例を示す図である。 図10に示す雨樋の設置位置の変形例を示す図である。 図3に示す、第1勾配屋根面の下方に位置する2階屋内空間の天井面の変形例を示す図である。 雨樋の変形例を示す図である。 図1に示す建物の変形例を示す断面図である。 図1に示す建物の変形例を示す断面図である。
以下、本発明に係る建物の実施形態について、図1~図20を参照して説明する。なお、各図において共通の部材、部位には、同一の符号を付している。
図1は、本発明に係る建物の一実施形態としての建物1を示す斜視図である。具体的に、図1(a)は建物1を南東側から見た斜視図であり、図1(b)は建物1を北西側から見た斜視図である。図2は、建物1を鉛直方向上方から見た場合の屋根面を示す図である。図3は図2のI-I断面図である。また図4は図2のII-II断面図である。
まず、建物1の概略について説明する。建物1は、例えば鉄骨造の軸組みを有する2階建ての工業化住宅であり、鉄筋コンクリート造の基礎(不図示)と、柱や梁などの軸組部材で構成された軸組架構を有し、基礎に固定された上部構造体2と、で構成される。なお、軸組架構を構成する軸組部材は、予め規格化(標準化)されたものであり、予め工場にて製造されたのち建築現場に搬入されて組み立てられる。また、図1~図4に示す本実施形態の建物1は、南面が道路に面し、北面、西面及び東面が隣家に隣接して建設されている。
基礎は、上部構造体2の下側に位置し、上部構造体2を支持している。具体的に、基礎は、断面T字状の布基礎であり、フーチング部と、基礎梁としての立ち上がり部と、を備えている。また、基礎の立ち上がり部の天端部には、露出型固定柱脚工法により軸組架構の柱の柱脚を固定するための柱脚固定部が設けられており、柱脚を固定する際に用いられるアンカーボルトが立ち上がり部の天端から鉛直方向上側に向かって突出している。
また、基礎は、上部構造体2の軸組架構からの鉛直荷重を地盤に分散して伝達する機能に加えて、上部構造体2の外周壁を構成する各種の部材、上部構造体2の床部4(図3、4参照)を構成する各種の部材、上部構造体2の屋根10を構成する各種の部材などを直接的又は間接的に支持する機能をも有している。
上部構造体2の軸組架構は、複数の柱及び複数の梁などから構成されている。軸組架構の外周部には、外周壁を構成する外装材3(図1参照)等が配置される。また、軸組架構の層間部には、床部4を構成する床板部材等が配置される。更に、軸組架構の上部には、屋根10を構成する屋根材5(図1参照)等が配置される。
建物1の外周壁は、外装材3、断熱材及び内装材を少なくとも含む。外装材3として軽量発泡コンクリート(以下、「ALC」と記載する。「ALC」とは「autoclaved lightweight concrete」の略である。)のパネルを用いることができるが、外装材3として、例えば、耐火性を有する金属系や窯業系のサイディング、押出成形セメント板、木質パネル材などを用いることも可能である。外周壁の外層は、外装材3を複数連接させることにより形成することができる。
また、断熱材は、板状であり、例えば、フェノールフォーム、ポリスチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡樹脂系の材料で形成することができ、上述の外装材3により形成された外層の内面に沿って連接することにより、外周壁の断熱層を形成することができる。
更に、内装材は、例えば、石膏ボードを用いることができ、断熱層の内側に連接することにより、外周壁の内層を形成することができる。
建物1の床部4は、床板部材を含む。床板部材は、軸組架構の梁間に架設され、梁により直接的又は間接的に支持される。床板部材は、例えば、ALCパネルにより構成することができるが、折板、押出成形セメント板、木質パネル材などの別の部材を用いてもよい。上述した木質パネル材としては、例えば、張り合わせる板の繊維方向が平行する集成材や、張り合わせる板の繊維方向が直交するように交互に張り合わされる直交集成板(CLT(Cross Laminated Timberの略))などが挙げられる。床部4は、床板部材に加えて、例えば、床板部材に対して直接的又は間接的に取り付けられる、下階屋内空間の天井面を構成する天井内装材や、床支持材上に積層された、上階屋内空間の床面を構成するフローリング等の床内装材などを含むものであってもよい。
以下、建物1の屋根10について詳細に説明する。なお、本実施形態の屋根10は複数の勾配屋根面が隅棟31を介して隣り合い、頂部としての大棟32を形成する寄棟造である。以下、寄棟造の屋根10について例示説明する。
本実施形態の寄棟造の屋根10は、小屋組と、この小屋組上に取り付けられる下地部材(野地板)と、この下地部材上に敷設される防水部材と、この防水部材上に設置され、外部空間に露出する勾配屋根面を形成する屋根材5と、を備えている。
図13は、屋根10の小屋組の概要を示す図である。図13に示すように、屋根10の小屋組は、軸組架構の上端を構成し、上端面の高さが同一高さに揃うよう軸組みされた外周梁11及び屋根梁12の上方に形成されている。なお、外周梁11とは、上端面の高さが同一高さに揃うよう軸組みされた部分の外周部を構成する梁であり、屋根梁12とは、上端面の高さが同一高さに揃うよう軸組みされた部分で、外周梁11間に架設されている梁である。屋根10の小屋組は、屋根梁12に取り付けられて立設されている複数の束部材13と、この束部材13の上端に取り付けられている母屋梁14及び棟梁15と、を備えている。
棟梁15は、屋根10の頂部としての大棟32を形成している。また、母屋梁14は、平面視において、外周梁11から棟梁15に向かって、一定の距離に配置されている。複数の束部材13の下端は、その上端が母屋梁14又は棟梁15を支持するように、屋根梁12の所定位置に取り付けられている。なお、外周梁11は、本実施形態のように外周壁に沿うこともあれば、外周壁から外方向に所定寸法もちだされることもある。また、本実施形態は、外周梁11に勾配屋根面の下端が沿うものであるが、図14に示すように、外周梁11から所定寸法内側に後退して配置された屋根梁12に勾配屋根面21の下端が沿う形態であってもよい。この場合、勾配屋根面の下端と外周壁の外装材3の間の領域に陸屋根90が形成される。
屋根10の下地部材としては、例えば合板を使用することができる。下地部材は、外周梁11、母屋梁14及び棟梁15(図13参照)に架け渡された垂木に対して、ビス等の締結部材により締結される。屋根10の防水部材としては、シート状のアスファルトルーフィングなどのシート状部材を使用することができる。防水部材は、下地部材に対してビス等の締結部材により締結される。更に、屋根10の屋根材5としては、粘土瓦、人工スレート等のセメント系屋根材、天然スレート、金属製屋根材などを使用することができ、複数の屋根材5が防水部材上に敷設される。なお、複数の屋根材5は、隣接する屋根材5同士を係合して相互の位置を位置決めできる構成であってもよく、ビス等の締結部材により下地部材や小屋組(図13参照)に対して締結される構成であってもよい。
図1~図4に示すように、本実施形態の屋根10では、屋根材5により形成される4つの勾配屋根面が隅棟31を介して隣り合っている。具体的に、4つの勾配屋根面は、第1勾配屋根面21、第2勾配屋根面22、第3勾配屋根面23及び第4勾配屋根面24で構成されている。ここで各「勾配屋根面」とは、水平方向に対する傾斜角度(0度より大きい角度)が略一様な平面状の屋根面を意味している。また、勾配屋根面の鉛直方向下方の端(以下、単に「下端」と記載する。)は、屋根10の上面のうち、外周梁11の上端及び屋根梁12の上端で形成される水平な仮想平面が交わる部分と定義する。具体的に、図2では、外周梁11の上端及び屋根梁12の上端で形成される水平な仮想平面が、屋根10の上面と交わる位置を、仮想線Lで表している。したがって、本実施形態の4つの勾配屋根面それぞれは、図2に示す平面視において、頂部としての大棟32と、隅棟31と、仮想線Lと、により囲まれた領域を意味している。なお、図2で示す仮想線Lは、平面視で隅棟31の下端31aを結んだ仮想線と重なっている。
図1、図2に示すように、第1勾配屋根面21は、4つの勾配屋根面の中で最も面積が広い勾配屋根面である。第1勾配屋根面21上には、太陽光利用装置40として、太陽光により発電する太陽電池パネルが設置されている。
第2勾配屋根面22は、第1勾配屋根面21と隅棟31を介して隣り合わずに大棟32を介して隣り合っている。換言すれば、本実施形態の屋根10は、第1勾配屋根面21及び第2勾配屋根面22が鉛直方向上方で互いが交わる稜線により大棟32を形成している。
第3勾配屋根面23は、第1勾配屋根面21及び第2勾配屋根面22と隅棟31を介して隣り合っている。また、第3勾配屋根面23の鉛直方向上方の端部(以下、単に「上端部」と記載する。)は、大棟32の延在方向の一端部に連続している。
第4勾配屋根面24は、第3勾配屋根面23と同様、第1勾配屋根面21及び第2勾配屋根面22と隅棟31を介して隣り合っている。また、第4勾配屋根面24は、第3勾配屋根面23と隅棟31を介して隣り合っていない。更に、第4勾配屋根面24の上端部は、大棟32の延在方向の他端部に連続している。
ここで、屋根10は、大棟32の位置が偏心している偏心寄棟構造を有している。更に、屋根10では、大棟32を挟んで両側に位置する第1勾配屋根面21及び第2勾配屋根面22の勾配が異なる。具体的に、第1勾配屋根面21の勾配は、第2勾配屋根面22の勾配よりも小さい。更に、第1勾配屋根面21の下端の高さ位置は、第2勾配屋根面22の下端部の高さ位置と略同位置である。そのため、第1勾配屋根面21の面積は、第2勾配屋根面22の面積よりも大きくなる。
このような構成とすることにより、第1勾配屋根面21の面積を第2勾配屋根面22と比較して大きく確保でき、太陽光利用装置40としての太陽電池パネルの布置面積を大きく確保することができる。そのため、このような第1勾配屋根面21を、太陽光の受光効率が高く、かつ、太陽光の反射光が隣家の居住者の迷惑とならない方位に形成し、第1勾配屋根面21上に太陽光利用装置40としての太陽電池パネルを配置する構成とすれば、隣家への影響を配慮しつつ、太陽光利用装置40としての太陽電池パネルの設置面積を拡大させて発電効率を高めることができる。
本実施形態の建物1では、上述したように、南面が道路に面し、北面、西面及び東面が隣家に隣接して建設されている。そして、本実施形態の第1勾配屋根面21は、屋根面全体のうち南側に形成されている。そのため、第1勾配屋根面21上に設置される太陽光利用装置40としての太陽電池パネルの発電効率を高めることができる。また、太陽電池パネルで反射する太陽光が隣家へ悪影響を及ぼすことをも軽減することができる。
更に、太陽光利用装置40として太陽電池パネルを用いる場合には、発電効率を高めるために所定角度で傾斜させて設置することが好ましい。そのため、陸屋根のような水平面に太陽電池パネルを設置する場合には、太陽電池パネルを傾斜させた状態で支持する支持台を別途設ける必要があるが、屋根10では第1勾配屋根面21の勾配を利用することができる。そのため、第1勾配屋根面21の勾配を太陽電池パネルの発電効率を向上させる所定の勾配に設定することが可能な場合には、支持台を用いずに太陽電池パネルを設置することができる。
なお、第1勾配屋根面21の勾配としては、例えば5寸勾配(傾き1/2)以下とし、第2勾配屋根面22の勾配としては、例えば10寸勾配(傾き1)以上とすることができる。
ここで、図3に示すように、第1勾配屋根面21に対して鉛直方向下方に位置する屋根10の直下の階(本実施形態では2階)の屋内空間50の天井面50aは、第1勾配屋根面21の勾配に沿って延在している。第1勾配屋根面21は、第2勾配屋根面22と比べて緩やかな勾配を有し、第2勾配屋根面22と比べて大棟32の延在方向と直交する方向(本実施形態では南北方向)の長さが長い。そのため、第1勾配屋根面21に対して鉛直方向下方に位置する屋内空間50の天井面50aを、第1勾配屋根面21に沿わせる構成とすれば、第2勾配屋根面22に対して鉛直方向下方に位置する屋根10の直下の階の屋内空間51と比較して、南北方向に奥行きがあり開放感を有する豊かな空間性を備えた屋内空間50とすることができる。また、比較的緩やかな勾配の天井面50aとすることができるため、照明器具の選択肢にも制限が受け難い。更に、極端に天井が高い領域が形成されないので、屋内空間50内の空調効率が低減することを抑制することができる。更に、天井面50aが高くなり過ぎず、且つ頂部(大棟32)近傍の比較的天井高の高い領域には小屋裏床部60が存在し足場を組む必要がないので、施工性に優れ、建築コストを抑えることもできる。
また更に、屋内空間50の南側にルーフバルコニーやベランダ等を設けるようにしてもよい。また、天井面50aの一部に天窓を設けるようにしてもよい。
また、第1勾配屋根面21及び第2勾配屋根面22は、上述したように鉛直方向上方で交わり屋根10の頂部としての大棟32を形成している。そして、図4に示すように、大棟32に対して鉛直方向下方の位置には、屋根10の直下の階(本実施形態では2階)の屋内空間52と小屋裏空間53とを区画する床部4としての小屋裏床部60が設けられている。つまり、第1勾配屋根面21と第2勾配屋根面22とが交わることによって形成された屋根10の頂部の下方の位置には、屋根10の直下の階(本実施形態では2階)の屋内空間52と小屋裏空間53とを区画する床部4としての小屋裏床部60が形成されている。なお、小屋裏空間53とは、小屋裏床部60の床面から屋根裏面までの最大高さが1.4m以下の空間を意味している。
上述したように大棟32の位置を偏心させ、ロフトや収納などとして利用可能な小屋裏空間53を大棟32に対して鉛直方向下方に配置することにより、所定の天井高を有する小屋裏空間53を確保しつつ、上述した開放感のある屋内空間50等、屋根10の直下の階の別の屋内空間の間取り等の設計自由度を高めることができる。
一例として、小屋裏空間53を収納として利用する場合には、小屋裏空間53に対して鉛直方向下方に位置する屋内空間52を、例えば洗面室やキッチン等の水回り空間とすることができる。更に、図4に示す小屋裏空間53へは、小屋裏空間53の鉛直方向下方に位置する屋内空間52から階段や梯子を利用してアクセス可能であるが、図3に示す屋内空間50から階段や梯子を利用してアクセス可能な間取りとしてもよい。また更に、図3に示す屋内空間50と、図4に示す屋内空間52及び小屋裏空間53とは、大棟32の延在方向(本実施形態では東西方向)において異なる位置に形成され、大棟32の延在方向と直交する方向(本実施形態では南北方向)において隣接しない間取りとなっているが、大棟32の延在方向と直交する方向において隣接する間取りとすることも可能である。
以上のとおり、本実施形態の建物1によれば、近隣環境などの敷地条件に対応して太陽光利用装置40を効率良く設置可能な屋根10を実現することができる。更に、このような屋根10を採用することにより、建物1の屋根10の直下の階の屋内空間や小屋裏空間の位置及び天井高を適正化することができる。
以下、本実施形態の建物1の屋根10の更なる詳細について説明する。
本実施形態の第3勾配屋根面23及び第4勾配屋根面24の勾配は、第2勾配屋根面22の勾配と略等しい勾配となっているが、第2勾配屋根面22の勾配よりも大きい勾配としてもよい。また、第3勾配屋根面23及び第4勾配屋根面24のいずれか一方の勾配屋根面の勾配を、第1勾配屋根面21の勾配と略等しい勾配としてもよい。
図5は、本実施形態の屋根10の変形例としての屋根110を示す図であり、図2と同様、鉛直方向上方から見た図である。図5に示す屋根110では、第3勾配屋根面23の勾配を、第1勾配屋根面21の勾配と略等しい勾配としている。また、図5に示す屋根110では、第4勾配屋根面24の勾配を、第2勾配屋根面22の勾配と略等しい勾配としている。このように、緩やかな勾配を有する第1勾配屋根面21と第3勾配屋根面23とを隅棟31を介して隣り合わせ、第1勾配屋根面21及び第3勾配屋根面23の両方に太陽光利用装置40としての太陽電池パネルを配置してもよい。
また図6は、本実施形態の屋根10の変形例としての屋根210を示す図であり、図2と同様、鉛直方向上方から見た図である。図6に示す屋根210では、第3勾配屋根面23の勾配と、第4勾配屋根面24の勾配とが略等しい。また、図6の示す屋根210では、第3勾配屋根面23及び第4勾配屋根面24の勾配が、第2勾配屋根面22の勾配よりも急勾配になっている。図1~図4に示す本実施形態や図6に示す変形例のように、第3勾配屋根面23及び第4勾配屋根面24の勾配を、第2勾配屋根面22の勾配以上とすることにより、小屋裏空間53(図4参照)のうち隅棟31に対して鉛直方向下方の位置をデッドスペース化し難くすることができる。そのため、第3勾配屋根面23及び第4勾配屋根面24の勾配は、第2勾配屋根面22の勾配以上の勾配とすることが特に好ましい。
なお、本実施形態及び図6に示す変形例では、第3勾配屋根面23の勾配と第4勾配屋根面24の勾配とを略等しい勾配としているが、この勾配関係に限られるものではなく、第3勾配屋根面23の勾配と第4勾配屋根面24の勾配とを異ならせてもよい。
ここで、複数の勾配屋根面のうち少なくとも1つの勾配屋根面の勾配は、建築基準法の斜線制限に基づく角度に設定されていることが好ましい。特に、少なくとも第2勾配屋根面22の勾配を、斜線制限に基づく角度に設定することが好ましい。本実施形態では、第2勾配屋根面22の勾配を、建物1の北側斜線制限に対応させている(図3及び図4に示す斜線X参照)。大棟の位置が偏心していない従来の寄棟造の場合、勾配屋根面を斜線制限に対応させると、屋根の頂部としての大棟の高さが極端に高くなり易く、建物の高さ制限に対応し難い。これに対して、大棟32の位置が偏心している本実施形態の寄棟造の屋根10によれば、建物1の高さを高くすることなく、斜線制限に対応した勾配を有する勾配屋根面を実現し易くなる。したがって、屋根10の頂部の位置を高くすることなく、第2勾配屋根面22を、斜線制限がかかる側に極力寄せることができ、その結果、太陽光利用装置40が設置される第1勾配屋根面21の面積をより広く確保することができる。
なお、本実施形態の屋根10では、第2勾配屋根面22の勾配を斜線制限に基づく角度に設定しているが、第3勾配屋根面23の勾配や第4勾配屋根面24の勾配を、斜線制限に基づく角度に設定してもよい。
また、本実施形態の屋根10における複数の勾配屋根面のうち少なくとも1つの勾配屋根面の下端の一部又は全部には、葺き降ろし部33が連続している。ここで「葺き降ろし部」とは、上述した仮想線L(図2参照)よりも外側に延在する部分であり、かつ、外周梁11の上端及び屋根梁12の上端で形成される水平な仮想平面よりも下方の位置で延在する部分を意味する。
図2に示すように、本実施形態の第2勾配屋根面22の下端の一部には、葺き降ろし部33が連続している。但し、第2勾配屋根面22の下端の全部に葺き降ろし部33が連続する構成であってもよい。更に、第1勾配屋根面21、第3勾配屋根面23及び第4勾配屋根面24のうち1つ又は複数の下端に葺き降ろし部を連続させるようにしてもよい。
図7は、本実施形態の屋根10の変形例としての屋根310a、310b及び310cを示す図であり、図2と同様、鉛直方向上方から見た図である。図7(a)に示す屋根310aでは、第1勾配屋根面21の下端の全部に葺き降ろし部33aが連続しており、第2勾配屋根面22の下端の全部に葺き降ろし部33bが連続している。図7(b)に示す屋根310bでは、第1勾配屋根面21、第2勾配屋根面22、第3勾配屋根面23及び第4勾配屋根面24それぞれの下端の一部に葺き降ろし部33c、33d、33e、33fが連続している。図7(c)に示す屋根310cでは、図7(b)に示す屋根310bと同様、第1勾配屋根面21、第2勾配屋根面22、第3勾配屋根面23及び第4勾配屋根面24それぞれの下端の一部に葺き降ろし部33g、33h、33i、33jが連続している。但し、図7(c)では、第1勾配屋根面21の葺き降ろし部33gと第3勾配屋根面23の葺き降ろし部33iとが繋がっており、出隅部を形成している。同様に、図7(c)の第2勾配屋根面22の葺き降ろし部33hと第4勾配屋根面24の葺き降ろし部33jとが繋がっており、出隅部を形成している。このように、図7(c)に示す葺き降ろし部33g及び33i、並びに葺き降ろし部33h及び33jは、出隅を形成するように配置されていてもよい。
このように、建物の敷地条件や間取り等に応じて各種の葺き降ろし部を設けることが可能である。特に、第1勾配屋根面21に連続する葺き降ろし部(図7(a)~図7(c)参照)を設ければ、太陽光利用装置40の布置面積を拡大することが可能である。
なお、図1~図7に示す各種の葺き降ろし部の勾配は、その葺き降ろし部が連続する勾配屋根面の勾配と略等しいものとしているが、この構成に限られるものではなく、葺き降ろし部が連続する勾配屋根面の勾配よりも小さい緩勾配とすることもできる。また、葺き降ろし部が連続する勾配屋根面の勾配よりも大きい急勾配としてもよい。
図8は、葺き降ろし部と、この葺き降ろし部が連続する勾配屋根面との勾配関係の一例を示す図である。図8では、第1勾配屋根面21の下端の全部に葺き降ろし部33kが連続しており、第2勾配屋根面22の下端の全部に葺き降ろし部33mが連続している。図8に示すように、第2勾配屋根面22の下端に葺き降ろし部33mを連続させる場合には、葺き降ろし部33mの勾配を、第2勾配屋根面22の勾配よりも小さい緩やかな勾配とすることが好ましい。
上述したように、第2勾配屋根面22の勾配は第1勾配屋根面21の勾配よりも大きい。そのため、第2勾配屋根面22に対して、第2勾配屋根面22の勾配と略等しい又は第2勾配屋根面22の勾配よりも大きい勾配の葺き降ろし部を連続させても、葺き降ろし部により覆われる空間の高さ及び広さを大きく確保することは難しい。したがって、第2勾配屋根面22の下端に葺き降ろし部33mを連続させる場合には、葺き降ろし部33mの勾配を、第2勾配屋根面22の勾配よりも小さくし、はね上げ状の葺き降ろし部33mとすることが好ましい。これにより、例えば図8に示す屋内空間54のように、葺き降ろし部33mに覆われる空間の高さ及び広さを確保し易くすることができる。
なお、第3勾配屋根面23及び第4勾配屋根面24を、第2勾配屋根面22の勾配以上の勾配とし、この第3勾配屋根面23の下端や第4勾配屋根面24の下端に葺き降ろし部を連続させる場合には、上述した第2勾配屋根面22に連続する葺き降ろし部33mと同様、はね上げ状の葺き降ろし部とすることが好ましい。
また、図8に示すように、第1勾配屋根面21の下端に葺き降ろし部33kを連続させる場合には、葺き降ろし部33kの勾配を、第1勾配屋根面21の勾配と略等しくすることができる。このようにすれば、葺き降ろし部33kを、第1勾配屋根面21の連続領域として利用することができ、太陽光利用装置40の布置面積をより拡大することができる。
なお、図8に示す葺き降ろし部33kの代わりに、図9に示すような腰折れ状の葺き降ろし部33nを設けてもよい。図9に示す葺き降ろし部33nの勾配は、第1勾配屋根面21の勾配よりも大きいため、第1勾配屋根面21のような緩やかな勾配を有する勾配屋根面であっても、腰折れ状の葺き降ろし部33nの勾配よって斜線制限に対応することができる。
次に、平面視における、本実施形態の建物1の外壁面と、建物1の屋根10の外縁との位置関係について説明する。建物1の屋根10の平面視における外縁は、建物1の外壁面の内側に位置している(図1参照)。換言すれば、平面視における屋根10の外縁は、建物1の外壁面よりも外側に突出しておらず、屋根10は軒を形成していない。なお、本実施形態の建物1の外壁面とは、外装材3の外面3aである。図15に示すように、屋根が軒91を形成する構成とすることも可能であるが、本実施形態の屋根10のように軒を形成しない構成とすれば、建物1の床面積を確保し易くなる。また、軒がないため、外周壁の外装材3の揚重作業などの施工性をも向上させることができる。
より具体的に、本実施形態の建物1は葺き降ろし部33(図1(b)参照)を有するが、葺き降ろし部33についても軒を形成していない。つまり、葺き降ろし部33の鉛直方向下方にも屋根10の直下の階の屋内空間や、アルコーブ状の屋根付き屋外空間が位置しており、葺き降ろし部33の位置での屋根10の外縁についても、建物1の外壁面の内側に位置している。
このような葺き降ろし部33が形成されている位置では、図13に示すように、連結梁16が、葺き降ろし部33の勾配に合わせて、外周梁11に対してヘの字状に連結されている。換言すれば、葺き降ろし部33が形成されていない位置に設けられる外周梁11及び屋根梁12は水平に延在するのに対して、葺き降ろし部33が形成されている位置に設けられる連結梁16は、葺き降ろし部33の勾配に合わせて、水平方向に対して傾斜した状態で延在している。なお、連結梁16の先端同士は鼻先梁17により連結されている。
また、図1~図3に示すように、本実施形態の建物1では、平面視において外壁面の内側であって、前記複数の勾配屋根面上の位置に雨樋70が設けられている。図1、図2に示すように、雨樋70は、平面視において外周壁の外装材3に沿うように配設されている。ここで、図10は、本実施形態の雨樋70の位置の概要を示す図であり、具体的には、建物1の外壁面としての外装材3の外面3a、勾配屋根面の一例としての第1勾配屋根面21、及び雨樋70の位置関係の概要を示している。なお、図10では、外装材3がボルト及びナット等の締結部材により締結される、小屋組(図13参照)の外周梁11が示されている。
但し、雨樋70の位置は、図10に示すものに限られるものではなく、雨樋70を、外壁面の内側であって、かつ、平面視における外壁面と屋根10の外縁との間の位置に設けてもよい。図11は、外壁面としての外装材3の外面3aと屋根10の外縁10aとの間の位置に雨樋70を設置する例を示している。具体的に、図11(a)は、雨樋70を外周壁に対して鉛直方向上方の位置に設置した例であり、図11(b)は、雨樋70を外周壁と、屋根10の外縁10aとの間に設置した例である。なお、図16のように、雨樋70を外装材3の外面3aに沿って設ける形態(外樋形式)であってもよい。また、図15に示すように、屋根が軒91を形成する構成の場合には、雨樋70を軒91の先端面91aに沿って設ける形態としてもよい。
図10、図11に示すような雨樋70とすれば、屋根10の第1勾配屋根面21~第4勾配屋根面24上や葺き降ろし部33上を流れる雨水を確実に雨樋70内へと導くことができる。そのため、本実施形態のように屋根10が軒を形成しない構成としても、雨水が外壁面を伝って流れ落ちることを抑制することができる。なお、雨樋70へと導かれた雨水は、雨樋70を通じて所定位置から外部へと排出される。
ここで、図12は、本実施形態の屋根10の変形例としての屋根410を示す図である。図12に示す屋根410は、上述した屋根10と比較して、棟違い屋根部80を有する点で相違するが、その他の構成は同様である。
具体的に、図12に示す屋根410は、第1勾配屋根面421、第2勾配屋根面422、第3勾配屋根面423及び第4勾配屋根面424を備えている。そして、第1勾配屋根面421と、第2勾配屋根面422とは、鉛直方向上方で互いが交わる稜線により大棟432を形成している。また、第1勾配屋根面421の勾配は、第2勾配屋根面422の勾配よりも小さい。更に、第1勾配屋根面421の面積は、第2勾配屋根面422、第3勾配屋根面423及び第4勾配屋根面424それぞれの面積よりも大きく、第1勾配屋根面421上には太陽光利用装置40が設置されている。
図12に示す屋根410の第4勾配屋根面424には、棟違い屋根部80が突設されている。なお、棟違い屋根部80が突設されている勾配屋根面は、太陽光利用装置40が設置されている第1勾配屋根面421以外の勾配屋根面であればよい。したがって、第2勾配屋根面422や第3勾配屋根面423に棟違い屋根部80を設けてもよい。ここで「棟違い屋根部」とは、屋根の頂部から下方に延在する勾配屋根面から水平方向に延在する棟と、この棟から下方に延在する勾配屋根面と、により構成された部分を意味している。したがって、図12に示す棟違い屋根部80は、屋根の頂部としての大棟432から下方に延在する第4勾配屋根面424から水平方向に延在する棟84と、この棟84から下方に延在する3つの勾配屋根面81~83と、により構成されている。
棟違い屋根部80の勾配屋根面の少なくとも1つは、第1勾配屋根面421~第4勾配屋根面424のいずれか1つを延長したものであることが好ましい。このような構成とすれば、棟違い屋根部の勾配屋根面がいずれも第1勾配屋根面421~第4勾配屋根面424を延長したものではない構成と比較して、屋根を簡素化することができる。具体的に、図12に示す棟違い屋根部80では、1つの勾配屋根面81が、第2勾配屋根面422を延長した構成となっている。
また、棟違い屋根部80が突設されている少なくとも1つの勾配屋根面は、複数の勾配屋根面のうちで最も勾配を大きくすることができる。具体的に、図12に示す屋根410において、棟違い屋根部80が突設されている第4勾配屋根面424は、第1勾配屋根面421~第4勾配屋根面424のうちで最も勾配が大きくなっている。棟違い屋根部80が連続する勾配屋根面と、棟違い屋根部80との間には入隅領域Zが形成される。そのため、棟違い屋根部80が連続する勾配屋根面(図12では第4勾配屋根面424)は、道路境界線及び隣地境界線から離れた位置となり、斜線制限の対象になり難い。したがって、棟違い屋根部80が連続する勾配屋根面の勾配を大きくすることができる。
なお、図12では、第4勾配屋根面424から突設された1つの棟違い屋根部80を有する屋根410を示しているが、この構成に限られるものではなく、例えば、複数の勾配屋根面のうち2つ以上の勾配屋根面それぞれに、別の棟違い屋根部80を突設させる構成とすることもできる。また、1つの勾配屋根面に対して複数の棟違い屋根部80を突設させる構成としてもよい。また、棟違い屋根部80の屋根面に太陽光利用装置を設置してもよい。
更に、屋根410の直下の階のうち、棟違い屋根部80を設けたことにより形成される入隅領域Zの位置には、ルーフバルコニーやベランダを設けることができる。
本発明に係る建物は、上述した実施形態に示す具体的な構成に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上述した建物1の屋根10は、頂部として大棟32を有する構成であるが、複数の勾配屋根面の上端が一点の頂部で交わるような方形造の屋根であってもよい。また、上述した建物1の屋根10では、第1勾配屋根面21を南向きとしているが、敷地条件等に応じて、緩勾配となる第1勾配屋根面21を別の方位に向けるようにしてもよい。更に、上述の建物1の屋根10では、第1勾配屋根面21上に太陽光利用装置40としての太陽電池パネルを設置しているが、太陽光を利用する装置であればよく、例えば、太陽熱温水器パネル等であってもよい。また更に、上述した建物1の屋内空間50の天井面50aは、第1勾配屋根面21の勾配に沿って延在する構成であるが、天井面50aの全てが第1勾配屋根面21の勾配に沿って延在する構成に限られるものではなく、図17(a)に示すように、天井面50aの一部のみが第1勾配屋根面21の勾配に沿って延在する構成であってもよい。更に、屋内空間50が、小屋裏空間と連通している構成であれば、別の形状の天井面50aとすることも可能である。例えば、図17(b)に示すように、天井面50aが第1勾配屋根面21の勾配に沿わず、曲面状に延在する構成とすることも可能である。
また、図10、図11、図15及び図16では、雨樋70とその周辺の部材との様々な位置関係を示しているが、雨樋70を構成する部材自体はいずれも、底板部が水平方向に延在し、かつ、対向する壁部が鉛直方向に延在する矩形溝状の部材により構成されている。しかしながら、雨樋70を構成する部材も、図11等で示す形状に限られるものではなく、例えば、図18に示すような底板部71が水平方向と傾斜して延在する雨樋70´としてもよい。なお、図18に示す雨樋70´は、底板部71が傾斜する点以外は、図11(a)に示す雨樋70と同様の構成である。また、図18に示す雨樋70´と、その周辺の部材との位置関係についても、図11(a)に示す雨樋70と、その周辺の部材との位置関係と同様である。但し、雨樋70´とその周辺の部材との位置関係を別の位置関係とすることも可能である。
更に、上述の建物1の屋根10では、第2勾配屋根面22~第4勾配屋根面24の傾斜角度が略等しく、第1勾配屋根面21の傾斜角度が、第2勾配屋根面22~第4勾配屋根面24の傾斜角度よりも小さい構成となっている。図19及び図20は、第1勾配屋根面~第4勾配屋根面の傾斜角度の関係は、上述した第1勾配屋根面21~第4勾配屋根面24の傾斜角度の関係と同様であるが、その具体的な傾斜角度の数値が異なる屋根10´を備える建物1´を示す図である。具体的に、図19及び図20に示す建物1´の屋根10´では、第1勾配屋根面21´の傾斜角度が3.5寸勾配(約19.3度)であり、第2勾配屋根面22´、第3勾配屋根面、及び、第4勾配屋根面の傾斜角度が15.7寸勾配(約57.6度)である。
ここで、図19に示すように、第1勾配屋根面21´に対して鉛直方向下方に位置する屋根10´の直下の階の屋内空間50´の天井面50a´は、第1勾配屋根面21´の勾配に沿って延在している。また、屋内空間50´と同階であって、大棟32´に対して鉛直方向下方の位置には、屋内空間50´の天井面50a´よりも低い天井面52a´を有する屋内空間52´がある。更に、この屋内空間52´の鉛直方向上方であって、屋根10´の鉛直方向下方には、小屋裏空間53´が設けられている。屋内空間50´、屋内空間52´及び小屋裏空間53´をこのような位置関係で配置すると共に、屋内空間50´の天井面50a´が第1勾配屋根面21´に沿って延在する構成を採用すると、第1勾配屋根面21´の傾斜角度を所定の角度(例えば図19に示す15.7寸勾配)に調整すれば、小屋裏空間53´への出入り口53a´を、小屋裏空間53´と屋内空間52´とを区画する小屋裏床部60´ではなく、図19に示すように、小屋裏空間53´の屋内空間50´側の壁面の位置に配置し易くなる。つまり、図19に示すように、屋内空間50´から、取り外し可能な梯子や備え付け階段等の昇降部材54´を利用して小屋裏空間53´へと出入り可能な間取りが実現し易くなる。このような間取りが実現できれば、屋内空間50´の天井面50a´が出入り口53a´を通じて小屋裏空間53´まで延在することが視認でき、屋内空間50´の奥行き感をより強調することができと共に、屋内空間50´と小屋裏空間53´との一体感をも強調することができる。
なお、図20に示すように、小屋裏空間53´の屋内空間50´側の壁面に出入り口53a´を設けず、仕切壁55´で仕切り、小屋裏空間53´とその直下の屋内空間52´とを区画する小屋裏床部60´に出入り口53a´を設ける構成としてもよい。このような場合、出入り口53a´には、例えば天井収納梯子等の昇降部材54´を設け、小屋裏空間53´とその直下階とを往来可能にする。また、図19及び図20では、第2勾配屋根面22´に採光窓56´が設けられており、小屋裏空間53´の採光性を確保している。
本発明は建物に関する。
1、1´:建物
2:上部構造体
3:外装材
3a:外装材の外面
4:床部
5:屋根材
10、10´:屋根
10a:屋根の外縁
11:外周梁
12:屋根梁
13:束部材
14:母屋梁
15:棟梁
16:連結梁
17:鼻先梁
21、21´:第1勾配屋根面
22、22´:第2勾配屋根面
23:第3勾配屋根面
24:第4勾配屋根面
31:隅棟
31a:隅棟の下端
32:大棟(頂部)
33、33a~33k、33m、33n:葺き降ろし部
50、50´:屋根の直下の階の屋内空間
50a、50a´:天井面
51:屋根の直下の階の屋内空間
52、52´:屋根の直下の階の屋内空間
53、53´:小屋裏空間
53a´:出入り口
54´:昇降部材
55´:仕切壁
56´:採光窓
60、60´:小屋裏床部
70:雨樋
71:底板部
80:棟違い屋根部
81~83:棟違い屋根部の勾配屋根面
84:棟違い屋根部の棟
90:陸屋根
91:軒
91a:軒の先端面
110、210、310a、310b、310c、410:屋根
421:第1勾配屋根面
422:第2勾配屋根面
423:第3勾配屋根面
424:第4勾配屋根面
432:大棟(頂部)
L:仮想線
X:斜線
Z:入隅領域

Claims (14)

  1. 複数の勾配屋根面が隅棟を介して隣り合う寄棟造又は方形造の屋根を備える建物であって、
    前記複数の勾配屋根面は、第1勾配屋根面と、前記第1勾配屋根面と前記隅棟を介して隣り合わない第2勾配屋根面と、を備え、
    前記第1勾配屋根面の勾配は、前記第2勾配屋根面の勾配よりも小さく、
    前記第1勾配屋根面上には、太陽光利用装置が設置されていることを特徴とする建物。
  2. 前記第1勾配屋根面に対して鉛直方向下方に位置する前記屋根の直下の階の屋内空間は、小屋裏空間と連通していることを特徴とする、請求項1に記載の建物。
  3. 前記第1勾配屋根面と前記第2勾配屋根面とが交わることによって形成された前記屋根の頂部の鉛直方向下方の位置には、前記屋根の直下の階の屋内空間と小屋裏空間とを区画する小屋裏床部が形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の建物。
  4. 前記複数の勾配屋根面は、前記第1勾配屋根面及び前記第2勾配屋根面と前記隅棟を介して隣り合う第3勾配屋根面を備え、
    前記第3勾配屋根面の勾配は、前記第2勾配屋根面の勾配と略等しい、又は、前記第2勾配屋根面の勾配よりも大きいことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の建物。
  5. 前記複数の勾配屋根面は、前記第3勾配屋根面と前記隅棟を介して隣り合わない第4勾配屋根面を備え、
    前記第4勾配屋根面の勾配は、前記第3勾配屋根面の勾配と略等しい、又は、前記第3勾配屋根面の勾配と異なることを特徴とする、請求項4に記載の建物。
  6. 前記複数の勾配屋根面は、前記第1勾配屋根面及び前記第2勾配屋根面と前記隅棟を介して隣り合う第3勾配屋根面を備え、
    前記第3勾配屋根面の勾配は、前記第1勾配屋根面の勾配と略等しいことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の建物。
  7. 前記複数の勾配屋根面のうち少なくとも1つの勾配屋根面の勾配は、斜線制限に対応した角度に設定されていることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1つに記載の建物。
  8. 前記複数の勾配屋根面のうち少なくとも1つの勾配屋根面の下端には葺き降ろし部が連続していることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1つに記載の建物。
  9. 前記葺き降ろし部の勾配は、前記葺き降ろし部が連続する前記少なくとも1つの勾配屋根面の勾配よりも小さいことを特徴とする、請求項8に記載の建物。
  10. 前記葺き降ろし部の勾配は、前記葺き降ろし部が連続する前記少なくとも1つの勾配屋根面の勾配と略等しい、又は、前記葺き降ろし部が連続する前記少なくとも1つの勾配屋根面の勾配よりも大きいことを特徴とする、請求項8に記載の建物。
  11. 前記屋根の平面視における外縁は、建物の外壁面の内側に位置することを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか1つに記載の建物。
  12. 平面視において前記外壁面の内側であって、前記複数の勾配屋根面上の位置又は平面視における前記外壁面と前記屋根の前記外縁との間の位置に、雨樋が設けられていることを特徴とする、請求項11に記載の建物。
  13. 前記屋根は、前記第1勾配屋根面及び前記第2勾配屋根面が鉛直方向上方で互いが交わる稜線により大棟を形成する寄棟造であり、前記複数の勾配屋根面のうち前記第1勾配屋根面以外の少なくとも1つの勾配屋根面から棟違い屋根部が突設されていることを特徴とする、請求項1乃至12のいずれか1つに記載の建物。
  14. 前記棟違い屋根部が突設されている前記少なくとも1つの勾配屋根面は、前記複数の勾配屋根面のうちで最も勾配が大きいことを特徴とする、請求項13に記載の建物。
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