JPH0333861Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0333861Y2 JPH0333861Y2 JP17378785U JP17378785U JPH0333861Y2 JP H0333861 Y2 JPH0333861 Y2 JP H0333861Y2 JP 17378785 U JP17378785 U JP 17378785U JP 17378785 U JP17378785 U JP 17378785U JP H0333861 Y2 JPH0333861 Y2 JP H0333861Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- tile
- folded plate
- board
- tiles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 5
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔技術分野〕
この考案は、瓦屋根と折板屋根との取合い部分
における屋根構造に関するものである。
における屋根構造に関するものである。
従来、第2図に示すように、瓦屋根において
は、水切りのため、軒先の瓦30を野地板31の
下縁より若干持出している。32は水切板、33
は鼻板、34は垂木、35は屋根梁である。
は、水切りのため、軒先の瓦30を野地板31の
下縁より若干持出している。32は水切板、33
は鼻板、34は垂木、35は屋根梁である。
また、従来、瓦屋根に続いて折板屋根を設け、
瓦屋根を切妻とした屋根においては、両屋根の取
合い部分を第3図のように構成している。すなわ
ち、最下段の瓦30を野地板31の下縁よりも上
方へ引込め、瓦30から折板屋根36にわたつて
水切板37を設けている。瓦30を野地板31の
下縁よりも上方へ引込めたのは、瓦30が折板屋
根36と干渉しないようにするためである。すな
わち、折板屋根36は雨水の流れを良くするた
め、溝方向に若干の勾配を付ける必要があるが、
このように勾配を付けた場合、折板屋根36に瓦
30の一部が被さつていると、瓦30が折板屋根
36に干渉することになる。これを回避するた
め、瓦30を引込めている。
瓦屋根を切妻とした屋根においては、両屋根の取
合い部分を第3図のように構成している。すなわ
ち、最下段の瓦30を野地板31の下縁よりも上
方へ引込め、瓦30から折板屋根36にわたつて
水切板37を設けている。瓦30を野地板31の
下縁よりも上方へ引込めたのは、瓦30が折板屋
根36と干渉しないようにするためである。すな
わち、折板屋根36は雨水の流れを良くするた
め、溝方向に若干の勾配を付ける必要があるが、
このように勾配を付けた場合、折板屋根36に瓦
30の一部が被さつていると、瓦30が折板屋根
36に干渉することになる。これを回避するた
め、瓦30を引込めている。
しかし、瓦屋根を寄棟にした場合、軒先を第2
図の構造とし、折板屋根36との取合い部分を第
3図の構造とすると、軒先側と折板屋根側とで瓦
30の出が異なる。そのため、第4図に寄棟屋根
37の瓦割り付け線40,41を示すように、瓦
30の割り付けが合わなくなり、棟の役物が使え
なくなるという問題があつた。
図の構造とし、折板屋根36との取合い部分を第
3図の構造とすると、軒先側と折板屋根側とで瓦
30の出が異なる。そのため、第4図に寄棟屋根
37の瓦割り付け線40,41を示すように、瓦
30の割り付けが合わなくなり、棟の役物が使え
なくなるという問題があつた。
この考案は、瓦屋根部分を寄棟としても、軒側
の瓦屋根面と折板屋根に続く側の瓦屋根面との瓦
割りを揃えることができる屋根構造を提供するこ
とを目的とする。
の瓦屋根面と折板屋根に続く側の瓦屋根面との瓦
割りを揃えることができる屋根構造を提供するこ
とを目的とする。
この考案の屋根構造は、傾斜した瓦屋根の下縁
に続いて折板屋根を配設した屋根構造において、
前記瓦屋根の最下段の瓦を前記折板屋根の上方に
持出し、この瓦を野地板から浮上らせて支える瓦
支持片と前記野地板の上面から折板屋根上に延び
る水切片とを有する瓦支持兼水切板を前記野地板
に固定したことを特徴とするものである。
に続いて折板屋根を配設した屋根構造において、
前記瓦屋根の最下段の瓦を前記折板屋根の上方に
持出し、この瓦を野地板から浮上らせて支える瓦
支持片と前記野地板の上面から折板屋根上に延び
る水切片とを有する瓦支持兼水切板を前記野地板
に固定したことを特徴とするものである。
この考案の構成によると、瓦支持兼水切板によ
り瓦を野地板から浮上らせて支持しているので、
最下段の瓦を折板屋根の上方へ持出していても、
瓦と折板屋根とが干渉することがない。そのた
め、寄棟においても、干渉の問題を生じることな
く、軒側の屋根面と折板屋根に続く屋根面との瓦
割りを揃えることができる。
り瓦を野地板から浮上らせて支持しているので、
最下段の瓦を折板屋根の上方へ持出していても、
瓦と折板屋根とが干渉することがない。そのた
め、寄棟においても、干渉の問題を生じることな
く、軒側の屋根面と折板屋根に続く屋根面との瓦
割りを揃えることができる。
また、瓦支持兼水切板を用いて瓦の支持を行な
つているので、瓦を野地板から浮上らせる支持手
段を別に設けた場合と異なり、部材点数や施工工
数の増加の問題がなく、また雨仕舞も確実とし易
いという利点がある。
つているので、瓦を野地板から浮上らせる支持手
段を別に設けた場合と異なり、部材点数や施工工
数の増加の問題がなく、また雨仕舞も確実とし易
いという利点がある。
実施例
この考案の一実施例を第1図に基づいて説明す
る。この屋根構造は、傾斜した瓦屋根1の下縁に
続いて折板屋根2を配設した屋根構造において、
瓦屋根1の最下段の瓦3を折板屋根2の上方に持
出し、この瓦3を野地板4から浮上らせて支える
瓦支持片5aと野地板4の上面から折板屋根2上
に延びる水切片5bとを有する瓦支持兼水切板5
を野地板4に固定したことを特徴とする。
る。この屋根構造は、傾斜した瓦屋根1の下縁に
続いて折板屋根2を配設した屋根構造において、
瓦屋根1の最下段の瓦3を折板屋根2の上方に持
出し、この瓦3を野地板4から浮上らせて支える
瓦支持片5aと野地板4の上面から折板屋根2上
に延びる水切片5bとを有する瓦支持兼水切板5
を野地板4に固定したことを特徴とする。
瓦屋根1は、屋根梁6で支承した垂木7に野地
板4を張り、その上にルーフイング8を介して瓦
3を葺いてある。9,10は瓦桟である。折板屋
根2は、折板2′の縁部を屋根梁6にボルトナツ
ト等の固着具11で固定してある。
板4を張り、その上にルーフイング8を介して瓦
3を葺いてある。9,10は瓦桟である。折板屋
根2は、折板2′の縁部を屋根梁6にボルトナツ
ト等の固着具11で固定してある。
この構成によると、瓦支持兼水切板5により瓦
3を野地板4から浮上らせて支持しているので、
最下段の瓦3を折板屋根2の上方へ持出していて
も、瓦3と折板屋根2とが干渉することがない。
そのため、寄棟においても、干渉の問題を生じる
ことなく、軒側の屋根面と折板屋根に続く屋根面
との瓦割りを揃えることができる。したがつて、
棟の役物も通常通りに施行できる。
3を野地板4から浮上らせて支持しているので、
最下段の瓦3を折板屋根2の上方へ持出していて
も、瓦3と折板屋根2とが干渉することがない。
そのため、寄棟においても、干渉の問題を生じる
ことなく、軒側の屋根面と折板屋根に続く屋根面
との瓦割りを揃えることができる。したがつて、
棟の役物も通常通りに施行できる。
また、瓦支持兼水切板5を用いて瓦3の支持を
行なつているので、瓦3を野地板4から浮上らせ
る支持手段を別に設けた場合と異なり、部材点数
や施工工数の増加の問題がなく、また雨仕舞も確
実とし易いという利点がある。
行なつているので、瓦3を野地板4から浮上らせ
る支持手段を別に設けた場合と異なり、部材点数
や施工工数の増加の問題がなく、また雨仕舞も確
実とし易いという利点がある。
この考案の屋根構造は、瓦支持兼水切板により
瓦を野地板から浮上らせて支持しているので、最
下段の瓦を折板屋根の上方へ持出していても、瓦
と折板屋根とが干渉することがない。そのため、
寄棟においても、干渉の問題を生じることなく、
軒側の屋根面と折板屋根に続く屋根面との瓦割り
を揃えることができる。
瓦を野地板から浮上らせて支持しているので、最
下段の瓦を折板屋根の上方へ持出していても、瓦
と折板屋根とが干渉することがない。そのため、
寄棟においても、干渉の問題を生じることなく、
軒側の屋根面と折板屋根に続く屋根面との瓦割り
を揃えることができる。
また、瓦支持兼水切板を用いて瓦の支持を行な
つているので、瓦を野地板から浮上らせる支持手
段を別に設けた場合と異なり、部材点数や施工工
数の増加の問題がなく、また雨仕舞も確実とし易
いという効果がある。
つているので、瓦を野地板から浮上らせる支持手
段を別に設けた場合と異なり、部材点数や施工工
数の増加の問題がなく、また雨仕舞も確実とし易
いという効果がある。
第1図はこの考案の一実施例の断面図、第2図
は従来の屋根の軒部の断面図、第3図は従来の瓦
屋根と折板屋根との取合部の断面図、第4図は従
来の寄棟屋根と折板屋根との複合屋根における瓦
割り付けの説明図である。 1……瓦屋根、2……折板屋根、3……瓦、4
……野地板、5……瓦支持兼水切板、5a……瓦
支持片、5b……水切片。
は従来の屋根の軒部の断面図、第3図は従来の瓦
屋根と折板屋根との取合部の断面図、第4図は従
来の寄棟屋根と折板屋根との複合屋根における瓦
割り付けの説明図である。 1……瓦屋根、2……折板屋根、3……瓦、4
……野地板、5……瓦支持兼水切板、5a……瓦
支持片、5b……水切片。
Claims (1)
- 傾斜した瓦屋根の下縁に続いて折板屋根を配設
した屋根構造において、前記瓦屋根の最下段の瓦
を前記折板屋根の上方に持出し、この瓦を野地板
から浮上らせて支える瓦支持片と前記野地板の上
面から折板屋根上に延びる水切片とを有する瓦支
持兼水切板を前記野地板に固定したことを特徴と
する屋根構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17378785U JPH0333861Y2 (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17378785U JPH0333861Y2 (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6280926U JPS6280926U (ja) | 1987-05-23 |
JPH0333861Y2 true JPH0333861Y2 (ja) | 1991-07-18 |
Family
ID=31111575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17378785U Expired JPH0333861Y2 (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0333861Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-11-12 JP JP17378785U patent/JPH0333861Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6280926U (ja) | 1987-05-23 |
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