JP3987070B2 - ユニット式建物の屋根構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ユニット式建物の屋根構造に係り、詳しくは、斜線制限を受けるユニット式建物において、建物本体上部に平坦な屋根面と傾斜屋根面との両方を形成し、斜線制限を満足し、かつ屋根面の有効利用を図ることができるユニット式建物の屋根構造に関する。
従来より、予め工場で製造した建物ユニットや屋根ユニットを建築現場で組み合わせて形成されるユニット式建物が利用されている(例えば特許文献1)。これら建物ユニットや屋根ユニットは平面寸法がモジュール化されており、1の建物ユニット上に1の屋根ユニットが載置されることにより、全体として構造上強固な建物が形成される。このようなユニット式建物によれば、建築現場における作業が軽減され、短期間で施工が完了するという利点がある。
一方、狭い敷地の有効利用を図るという目的で、3階建てのユニット式建物が多く建築されるようになり、さらには、ユニット式建物の建物本体上部に平坦な屋根面を形成し、この平坦な屋根面にソーラーユニットや空調機の室外機を配置したり、歩行屋根面とすることによって屋上空間の有効利用が図られている。
特開平3−217531号公報
しかし、このような平坦な屋根面を設けた3階建てユニット式建物は、建築敷地における隣地境界線や道路境界線等との関係から斜線制限を受ける場合があり、この制限を満たすためには、ユニット式建物の屋根面の一部に傾斜屋根面を設けなければならなかった。
本発明の目的は、平坦な屋根面を設けたユニット式建物の屋根構造において、斜線制限内に容易に納まるユニット式建物の屋根構造を提供することにある。
本発明は、図面の符号を用いて説明すると、建物本体103上部に傾斜屋根面105と平坦な屋根面104との両方が形成されたユニット式建物101の屋根構造において、
上辺、下辺、柱以外に傾斜面108Bを含み、断面視で五本の辺を有するユニット108上にこのユニットの傾斜面108Bと同一の角度の傾斜面を有する傾斜屋根ユニットが載置され、これら2つの傾斜面が同一平面を形成し、前記2つの傾斜面上に平板状の屋根パネル60が載置されており、
前記傾斜屋根ユニット160の下面のうち、前記傾斜面上端部に対応する部位を先端部とし、前記ユニット108の上面のうち前記傾斜面108Bと反対側の部位を先端部とすると、
前記傾斜屋根ユニット160の先端部は、前記ユニット108の先端部より後端側に位置しており、
さらに、前記ユニット108の柱108Cには、パネル受け具108Dが配設されており、このパネル受け具108Dに前記屋根パネル60の下端が当接して、該屋根パネル60が支持されていることを特徴とするものである。
斜線制限を受ける建物本体上部の屋外側端縁に、上辺、下辺、柱以外に傾斜面108Bを含み、断面視で五本の辺を有するユニットを配置することにより、傾斜屋根面の上下方向の位置を低くすることができる。これにより、その分、建物本体を隣地境界線や道路境界線に接近して配置することができ、建物本体を斜線制限内に納めるのが容易になる。
本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜 図5には、第1の実施形態を実現するための構成体が示されており、 図1はペントハウスユニット、 図2は傾斜屋根ユニットとペントハウスユニットを連続させるジョイントユニット、 図3はアダプタユニット、 図4は傾斜屋根ユニットの基礎フレーム、図5は傾斜屋根ユニット上に取り付けられる屋根パネルが示されている。そして、これらの構成体を組み合わせることにより、ペントハウスは平坦な屋根面上に位置変更可能に配設することができる。以下これらの各構成体について説明する。
図1に示されるように、ペントハウスユニット10は、下地となるフレーム11と、このフレーム11の外側に外壁材として取り付けられるALC板12及びコーナーパネル13と、フレーム11の上部に取り付けられる屋根パネル14と、出入り口用開口部となる扉15とから構成されている。ここで、ALC板12は、扉15が設けてある面と、この面に直交して隣合う2つの面との3面に取り付けてあり、扉15が設けてある面に対向する面には、昇降用階段への通路を確保するためにALC板12は取り付けられていない。
ペントハウスユニット10を構成するフレーム11は、平面正方形の4つの頂点及びこの正方形の1辺上の中点二箇所に配置立設された6本の角形鋼管製の柱16と、これらの柱16の上端間に架け渡される上梁17とを含んで形成されている。そして、各々の柱16の下端小口面には、正方形状の鋼板が溶接され接合部18が形成されている。尚、 図1では図示を略したが、この接合部には、ボルトナット固定する為の孔が複数形成されている。また、柱16は、ペントハウスユニットの傾斜面20に沿って屋根パネル14が配設できるように、 図1中右側に行くに従って短くなっている。
一方、柱16の下部にはALC板受け材19が設けられており、ALC板12は、上梁17上に設けられた図示しない止め金具と、この受け材19によって支持固定されている。また、扉15は、図示しない枠により上梁17及び受け材19に固定されている。
屋根パネル14は、溝形鋼からなる四角形状の下地フレーム(図示略)上に野地板を取り付け、さらにその上にアスファルト製の防水シートを張り付け、さらにその上に屋根材を取り付けて形成され、この屋根パネル14がフレーム11の上部に設けられたブラケット(図示略)に固定され、ペントハウスユニットの傾斜面20を形成している。
次に、傾斜屋根面と上述したペントハウスユニットを接続するジョイントユニットについて説明する。尚、既に説明した部材と同じ部材には、同一符号を付し、その説明を省略若しくは簡略にする。
図2に示されるように、ジョイントユニット30は、外観形状及び構成部材を上述したペントハウスユニット10とほぼ同じくするが、傾斜屋根面の角度に沿って、上部の高さは、ペントハウスユニット10よりも低くなっている。より詳しく説明すれば、ジョイントユニット30は、四隅に立設される柱31とこれらの柱の間に架け渡される上梁32からなるフレーム33と、このフレーム33の互いに対向する垂直面に取り付けられるALC板12とを含んで形成されている。そして、ALC板12の取り付けられた面に直交する面には、昇降用階段への通路確保のためALC板12は取り付けられていない。また、ペントハウスユニット10と同様に、4本の柱31の下端には接合部18が形成され、上端は 図2中右に行くに従って低くなっており、さらに、柱31の上部には屋根パネル32が接合されている。
アダプタユニット40は、 図3に示すように、溝形鋼41を四角形状に組み合わせたフレーム42から構成されている。そして、フレーム42の上面となる溝形鋼41の上部フランジ41Aには、被接合部となる孔43が溝形鋼41の延出方向に沿って複数形成されている。尚、フレーム42により囲まれた空間は、昇降用階段に連通する開口部として使用される。
傾斜屋根ユニットの基礎フレーム50は、 図4に示されるように、溝形鋼を四角形状に組み合わせたフレーム51を有し、 図4中左側にあたる2箇所の隅角部に立設される2本の束52とこの2箇所の隅角部に対向する2箇所の隅角部に設けられる2つの屋根受け材53とを含んで形成されている。束52の上部には、後述する屋根パネル60を支持するために支持部52Aが形成されている。尚、図示を略したが、この支持部52Aには、屋根パネル60の固定用に複数の孔が形成され、さらに、屋根パネル60を仮据えするために、ピンが立設されている。
屋根パネル60は、 図5に示されるように、溝形鋼を四角形状に組み合わせた下地フレーム61と、この下地フレーム61の上面側に取り付けられる野地板62と、この野地板62に配設される防水シート63とを含んで形成されている。尚、下地フレーム61の下面側には、図示を略したが、上述した傾斜屋根ユニットの基礎フレーム50に設けられた支持部52Aとの接合用の取付部が複数形成されている。
上述した構成体を組み合わせて形成したユニット式建物の屋根構造について、第1の組み合わせ例を以下に説明する。尚、以下において、直方体形状の建物ユニットを隣接配置する場合、建物ユニットの長辺の梁の延出方向に沿って建物ユニットが隣接配置された面を桁側側面と呼び、短辺の梁の延出方向に沿って建物ユニットが隣接配置された面を妻側側面と呼ぶ。
図6にはユニット式建物が示されている。このユニット式建物の妻側側面に沿って傾斜屋根面が形成された屋根構造を有している。ユニット式建物101は、3階建てのユニット式建物であり、基礎102と、この基礎102上に配設される建物本体103と、この建物本体103の上部に配設される平坦な屋根面104と、この平坦な屋根面104上に配設されるペントハウスユニット10及びジョイントユニット30と、傾斜屋根面105とを含んで形成されている。
建物本体103は、直方体形状の建物ユニット106、107を並設載置することによって形成され、斜線制限を受ける図中右上の3階端部には、台形ユニット108が載置されている。
平坦な屋根面104は、建物本体103を構成する建物ユニット106、107の平面寸法を同じくする平板状のフラット屋根ユニット109、110、111が上記建物ユニット106、107に対応して複数並設されることにより形成され、ユニット式建物101の中央部には、建物ユニット106、107の配置とは独立して、ペントハウスユニット10と、ジョイントユニット30が配設されている。
一方、傾斜屋根面105は、上述した傾斜屋根ユニットの基礎フレーム50に屋根パネル60を取り付けた傾斜屋根ユニット112と、この傾斜屋根ユニット112と構成を同一にし、平坦な屋根面104との取り合い部に立ち上がり壁を設け、さらに図中右手前屋外側端部にALC板12を取り付けた傾斜屋根ユニット113とを、台形ユニットの傾斜面108Bを一致させるように並設配置することにより形成されている。
図7には、図6におけるVII−VII線切断図が示されており、建物本体103の内部に設けられた昇降用階段とペントハウスユニットの位置関係を示す図であり、建物ユニット107と台形ユニット108とは、桁側側面に沿って隣接配置されている。建物ユニット107の上部には、フラット屋根ユニット110が載置され、その屋外側端部には手摺り114が設けられている。このフラット屋根ユニット110は、下地フレーム110A及びこの下地フレーム上に取り付けられる床用ALC板110Bとを含んで形成されている。
一方、台形ユニットの上部には、傾斜屋根ユニット112と、この傾斜屋根ユニット112の基礎フレーム50に隣接配置されるアダプタユニット40とが載置されている。このアダプタユニット40の上部には、さらに、ペントハウスユニット10及びジョイントユニット30が載置され、接合されている。尚、ペントハウスユニット10の扉15に最も近い柱16は、フラット屋根ユニット110の床用ALC板110Bを切り欠いた開口に挿入され、下地フレーム110A上に載置接合されている。
昇降用階段121は、台形ユニット108の内部に形成されており、台形ユニットの上梁108Aに接合されている。そして、昇降用階段121の上部は、アダプタユニット40の開口部に連通し、歩行屋根面となる平坦な屋根面104に昇降可能となるように、昇降用階段121の上部には、踏み段122が配設接合されている。
傾斜屋根面105は、屋根パネル60を台形ユニットの傾斜面108Bと、基礎フレーム50の支持部52A及び屋根受け材53に跨って配設することにより形成されている。そして、この屋根パネル60の上部先端には、ジョイントユニット30の屋根パネル34、さらにこの屋根パネル34の上部先端には、ペントハウスユニット10の屋根パネル14が接続され、連続する傾斜面を形成している。このようにして形成された傾斜面上に、屋根仕上げ材123が取り付けられる。
図8には、アダプタユニット40の被接合部43とペントハウスユニット10の柱16の下端に形成された接合部18との接合構造が示されている。図中右にあるアダプタユニット40には、フラット屋根ユニット110の下地フレーム110Aが隣接配置されており、ペントハウスユニット10はこれらに跨って配設され、2本の柱16は、各々アダプタユニット40及び下地フレーム110Aに接合されている。
接合部18には、接合用のボルト孔18Aが複数形成されており、このボルト孔18Aとアダプタユニット40の被接合部43にボルト130をワッシャ131を介して挿通させて、ペントハウスユニット10の接合は行われる。尚、図示は略したが、アダプタユニット40の溝形鋼41の上面フランジ41Aの下方には、ナットが配置されており、上記ボルト130とこのナットとが螺合して接合部18及び被接合部43は接合されている。
下地フレーム110Aに対する接合部18の固定もアダプタユニット40の場合と同様に行われるが、下地フレーム110Aの上面に設けられる被接合部となる孔110Cは、建築現場でペントハウスユニット10を仮据えした際にドリルを用いて形成してもよいが、図面から位置がわかるので、工場で孔110Cをパンチング等で予め形成しておくのが望ましい。
このような第1の実施形態によれば、以下のような効果がある。
ペントハウスユニット10がアダプタユニット40を介して建物本体103の上部の平坦な屋根面104上に配設されているので、建物ユニット107の配置によらず、位置変更可能にペントハウスを平坦な屋根面104上に設けることができる。
また、アダプタユニット40が四角枠状のフレームという単純な構造であり、寸法の変更があっても工場で簡単に製造できるので、ペントハウスユニット10をアダプタユニット40上に容易に位置変更可能に接合することができる。そして、アダプタユニット40上の被接合部43も溝形鋼41を組み合わせる前に、パンチング等で簡単に形成できるので、アダプタユニットの製造コストもより一層低減することができる。
さらに、ペントハウスユニット10は、4本以上の柱16とこれらの柱16の上端間に架け渡される上梁17からなる単純な下地フレーム11なので、ペントハウスユニット10の重量を軽くすることができ、ペントハウスユニットの材料コストの低減と、建築現場におけるペントハウスユニットの揚重作業の簡単化を図ることができる。
さらにまた、ペントハウスユニット10の上部には、傾斜屋根面105と略同一の角度を有する傾斜面が形成されているので、ペントハウスユニット10を平坦な屋根面104上の斜線制限を受ける屋外側端部ぎりぎりまで接近させることができ、かつ、傾斜屋根面105と連続した屋根面を形成できるので、外観意匠の向上を図ることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態は、図6におけるペントハウスユニット10を省略した屋根形状のユニット式建物であり、第1の実施形態における図7に相当する切断図が図9に示されている。建物本体103の上部には、平坦な屋根面104及び傾斜屋根面105が形成されており、この傾斜屋根面105は、傾斜屋根ユニット160を含んで形成されている。傾斜屋根ユニット160と平坦な屋根面104との取り合い部には、外壁材となるALC板12が束52に取り付けられ、立ち上がり壁161を形成しており、この立ち上がり壁161の下部には、空調機の室外機162等の配管を引き通す開口部163が形成されている。また、平坦な屋根面104は、第1の実施形態と同様に、フラット屋根ユニット110を複数並設することにより形成されている。
一方、傾斜屋根ユニット160を構成する屋根パネル60の下面は、束52の支持部52Aと、屋根受け材53と、台形ユニット108の傾斜面108Bに当接しており、屋根パネル60の下端は、台形ユニットの傾斜面108B側の柱108Cの上部に立設されたパネル受け具108Dに固定されている。すなわち、束52上に設けられた支持部52Aと屋根受け材53とによって形成される傾斜面と、台形ユニット108に形成された傾斜面108Bとの2つの傾斜面上に平板状の屋根パネル60が載置されて、全体として同一平面の傾斜屋根面が形成されることとなる。尚、屋根パネル60の下端部には、図面に直交する方向となる屋根パネル60の幅方向に所定のピッチで複数の孔が開けられており、この屋根パネル60内部の通気を担保している。
図10には、図9における屋根パネル60の上部の納まりが示されている。屋根パネル60の野地板62上には、アスファルトルーフィング63が配設され傾斜屋根面105が形成されており、さらにその上に屋根仕上げ材123が取り付けられている。屋根パネル60の上部端面には、さらに、防水テープ170が張り付けられており、その上に下端が立ち上がり壁161のALC板12表面に達して逆J字状断面を有し、この断面に直交する方向に延びる水切り金物171が配設されている。
ここで、屋根パネル60には、内部の空気を矢印175に示す経路に沿って換気する換気機構が設けられている。すなわち、ALC板12の上端は厚さ方向に切り欠いた切り欠き面12Aが形成されており、この切り欠き面12A上に、水切り金物171の端部が止め付け材173を介して固定されている。そして、水切り金物の下端には、水抜き孔171Aが形成されており、水切り金物171の内面と上記止め付け材173の間には、透湿性スポンジ174が水切り金物171の延出方向に沿って帯状に配設されている。尚、このような換気機構は、第1の実施形態におけるペントハウスユニット10の上部にも設けられている。
そして、傾斜屋根面105の頂部には、棟包(笠木)172が被せられている。この棟包172は、一方の端部が上記水切り金物171表面に達し、他方の端部が屋根仕上げ材123に至る逆V字形状断面を有し、この断面に直交する方向に沿って延びる長尺部材である。
図10には、図9における台形ユニット108と、傾斜屋根ユニット160と、フラット屋根ユニット110の分解斜視図が示してある。傾斜屋根ユニット160は、基礎フレーム50と、屋根パネル60とを含んで形成されている。台形ユニット108の柱108Cには、各々パネル受け具108D配設されており、このパネル受け具108Dに屋根パネル60の下端が当接して、屋根パネル60は支持されている。尚、傾斜屋根ユニット160は、基礎フレーム50及び屋根パネル60を工場にて予め一体化しておいてもよく、別体で工場出荷し、建築現場にて一体化してもよい。
このような実施形態によれば、以下のような効果を有する。
傾斜屋根面105を形成するために、台形ユニット108を使用することにより、傾斜屋根面105の上下位置を低くすることができるので、建物本体103を隣地境界線や道路境界線に接近して配置することができるので、建物本体を斜線制限内に納めるのが容易になる。
立ち上がり壁161に配管用開口部163を設けることにより、平坦な屋根面104に滞留する雨水が流れ込むこともないので、簡易な構造で配管工事を行うことができる。
水切り金具171に水抜き孔171Aを設け、さらに、透湿性のスポンジ174を封入することにより、湿気は適当に外部に排出され、かつALC板12にあたって跳ね返って水抜き孔171Aから入り込む雨水もスポンジ174の上部には上がって来ない。
尚、本発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、次に示すような変形例をも含むものである。すなわち、前述の実施形態では、平坦な屋根面104は、歩行屋根面であるものとして説明しているが、これに限らず、専ら、ソーラーユニット等の設備を設置するために形成された平坦な屋根面であってもよい。
また、前述の実施形態におけるペントハウスユニット10は、少なくとも四隅に立設される柱16の各々の上端間を上梁17のみで連絡したペントハウスユニットであるが、これに限らず、柱16の下端間をも下梁で連絡したペントハウスユニットであってもよい。
さらに、前述の実施形態におけるアダプタユニット40は、溝形鋼を四角枠状に形成したフレームであったが、これに限らず、四角枠状のフレーム内に補強梁を架設したアダプタユニットであってもよく、さらには、傾斜屋根ユニットと一体で形成されたアダプタユニットであってもよい。
さらにまた、前述の実施形態における接合部18と被接合部43の接合は、接合部18の底面と、溝形鋼41のフランジ上面41Aで行われていたが、これに限らず、接合部18には、溝形鋼41の上面41Aと溝形鋼41のウエブ外側面とに当接するL字状部材を柱16の底部に溶接したものとし、アダプタユニット40に設けられる被接合部を溝形鋼41のウエブに形成し、L字状部材と溝形鋼41のウエブとの当接面で接合してもよい。
また、前述の実施形態においては、台形ユニット108は、一辺が上面の一辺に沿っており、かつこれに対向する他の一辺が側面の一辺に沿った傾斜面108Bを有する台形ユニットであったが、これに限らず、一辺が上面の一辺に沿っており、かつこれに対向する他の一辺が底面の一辺に沿った傾斜面であってもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造及び形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等でもよい。
本発明の第1の実施形態に係るユニット式建物の屋根構造を構成するペントハウスユニットを表す概要斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るユニット式建物の屋根構造を構成するジョイントユニットを表す概要斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るユニット式建物の屋根構造を構成するアダプタユニットを表す概要斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るユニット式建物の屋根構造を構成する傾斜屋根ユニットの基礎フレームを表す概要斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るユニット式建物の屋根構造を構成する傾斜屋根ユニットに使用される屋根パネルを表す概要斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るユニット式建物の屋根構造を使用したユニット式建物のうち、第1の組み合わせ例を示す概要斜視図である。 図6におけるVII−VII線切断図である。 本発明の第1の実施形態におけるペントハウスユニットの接合部とアダプタユニットの被接合部との接合構造を示す概要斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るユニット式建物の屋根構造を示す図である。 本発明の第2の実施形態における立ち上がり壁面と屋根パネルとの納まりを示す鉛直方向断面詳細図である。 本発明の第2の実施形態における台形ユニット、基礎フレーム、屋根パネルの分解斜視図である。
符号の説明
40 アダプタユニット
101 建物本体
104 平坦な屋根面
105 傾斜屋根面
108 台形ユニット
108B 台形ユニットの傾斜面
110 フラット屋根ユニット
110A 下地フレーム
110B 平坦な屋根材
112、113 傾斜屋根ユニット

Claims (1)

  1. 建物本体上部に傾斜屋根面と平坦な屋根面との両方が形成されたユニット式建物の屋根構造において、
    上辺、下辺、柱以外に傾斜面を含み、断面視で五本の辺を有するユニット上にこのユニットの傾斜面と同一の角度の傾斜面を有する傾斜屋根ユニットが載置され、これら2つの傾斜面が同一平面を形成し、前記2つの傾斜面上に平板状の屋根パネルが載置されており、
    前記傾斜屋根ユニットの下面のうち、前記傾斜面上端部に対応する部位を先端部とし、前記ユニットの上面のうち前記傾斜面と反対側の部位を先端部とすると、
    前記傾斜屋根ユニットの先端部は、前記ユニットの先端部より後端側に位置しており、
    さらに、前記ユニットの柱には、パネル受け具が配設されており、このパネル受け具に前記屋根パネルの下端が当接して、該屋根パネルが支持されていることを特徴とするユニット式建物の屋根構造。
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