JP2675759B2 - 袖 壁 - Google Patents

袖 壁

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JP2675759B2
JP2675759B2 JP30317194A JP30317194A JP2675759B2 JP 2675759 B2 JP2675759 B2 JP 2675759B2 JP 30317194 A JP30317194 A JP 30317194A JP 30317194 A JP30317194 A JP 30317194A JP 2675759 B2 JP2675759 B2 JP 2675759B2
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由紀子 吉田
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一本の柱を利用するだ
けで独立して強固に形成でき、外観デザインのバリエー
ションを増大しうる袖壁に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば玄関ポーチの上方に張出す庇状の
小屋根は、その軒先端近傍において角筒状の鋼管材から
なる柱によって支持される。
【0003】又このような柱aは、重厚感を増しかつ外
観デザインを高めるため図6に示すように、この柱aの
四面に夫々取付く下地桟b…を介してセラミックボード
などからなる例えば4枚の断面L字状の外装材c…によ
って周囲が覆われ、いわゆる化粧柱dとして仕上げられ
ることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら近年の居
住者の多岐に亘る嗜好にあっては、前記したような化粧
柱dでは満足されず、いわゆる袖壁と言われるぐらいの
巾、例えば420mm程度の巾を有する壁状体が望まれる
ことがある。
【0005】従って、従来用いられてきた柱を利用して
容易かつ強固に形成でき、外観デザインのバリエーショ
ンの展開を図りうる袖壁の出現が強く要望されている。
【0006】本発明は、縦枠材、横枠材を結合した下地
枠組を家屋の柱に固定し、かつこの柱を下地枠組ととも
に覆う外装材を下地桟を介して取付けることを基本とし
て、例えば玄関ポーチ等に立設される家屋の柱を利用し
て強固に形成しうる袖壁の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の袖壁は、垂直かつ一対の縦枠材が複数の水平
な横枠材により結合された袖壁用の下地枠組の一方の前
記縦枠材を、家屋の柱に固定するとともに、前記下地枠
組の外面に取付けられる下地桟を介して、前記柱を下地
枠組とともに覆う外装材を取付けてなる。
【0008】なお前記柱は、長さ方向に連続して切欠い
た切欠部を有する鋼管材からなり、前記切欠部を作業用
孔として柱と一方の縦枠材とをボルト結合により固定す
ることが望ましい。
【0009】
【作用】袖壁用の下地枠組の一方の縦枠材を、家屋の柱
に固定するとともに、この柱を下地枠組とともに覆う外
装材を下地桟を介して取付ける。このように家屋の主要
構造体を従来と変更することなく一本の柱を利用するだ
けで玄関ポーチなどに独立した袖壁を形成でき、外観デ
ザインのバリエーションを増大しうるとともに、前記下
地枠組は、縦枠材と横枠材とを用いて強固に組立てうる
ため、袖壁をなす巾まで増巾されたにも係わらず、袖壁
自体も強固にかつ安定して構築しうる。
【0010】又請求項2の発明において、前記柱を、長
さ方向に連続して切欠いた切欠部を有する鋼管材から形
成し、かつ前記切欠部を作業用孔として柱と一方の縦枠
材とをボルト結合により固定したときには、前記切欠部
によって容易に前記柱と下地枠組とをボルトを用いて接
合でき、鋼管材からなる柱を囲んで施工性よく便宜に独
立した袖壁を形成しうる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜5において本発明の袖壁1は、袖壁用の下地
枠組2を家屋の柱3に固定するとともに、この柱3を下
地枠組2と共に覆う外装材4を取付けることにより形成
される。
【0012】又袖壁1は、本実施例では図1、図2に示
すように、玄関ポーチ15の床面Fと、この玄関ポーチ
15の上方に配される庇状の小屋根Rの天井面Cとの間
に構築される。
【0013】前記小屋根Rは、布基礎Nに立設されかつ
玄関ドアが配される開口部を設けた階下の外壁パネル1
6の外面かつ該開口部の上方から外にのびる軒天井パネ
ル17、その上面に沿って階下の外壁パネル16の外面
と平行にのびる水平な軒梁19、前記階下の外壁パネル
16とその上方の階上の外壁パネル20との間に介在す
る胴差21に内端がボルトを用いて固着されかつ外端部
に前記軒梁19上に固定される屋根受金具22をボルト
止めする形鋼材からなる補強材23、および前記階上の
外壁パネル20の外面から外に向かって斜め下にのび前
記屋根受金具22と前記補強材23の内端部から立上が
る束材24とによって支持される屋根パネル25を具え
る。
【0014】なお前記軒天井パネル17は、格子状に枠
組みした枠材17A…の下面に前記天井面Cをなす天井
板17Bを添着してなり、本実施例では天井板17Bの
下面の模様を格子柄とした内の軒天井パネル17aと、
前記軒梁19の下方かつ外縁近傍でこの内の軒天井パネ
ル17aに固着されるとともに天井板17Bの下面の模
様をストライプ柄とした外の軒天井パネル17bとを含
む。
【0015】又前記屋根パネル25は、鋼製の枠材25
A…を互いに接合してなる枠組上面に野地板25Bが添
設されるとともに、この野地板25B上面は、適宜の屋
根葺材26を用いて仕上げられ、又屋根パネル25外端
部と前記外の軒天井パネル17bの外端を継ぐ鼻板27
には、雨樋(図示せず)が取付けられる。
【0016】前記柱3は、図2、図4、図5に示すよう
に、断面正方形の鋼管材からなる基体29に、この基体
29の外側の一つのコーナ部を該基体29の長さ方向に
連続して切欠いた切欠部5を設けた柱本体30、および
この柱本体30の下端に溶接等により固着された水平な
座板31からなるとともに、この座板31に穿設した孔
に、基礎Mに埋設されたボルト金具32のネジ軸32A
を通しかつナット止めすることにより柱3は前記階下の
外壁パネル16の外方で立設される。
【0017】なお前記柱本体30の内側片30Aには、
上下に適宜の間隔を隔てて前記下地枠組2結合用のボル
トが通る孔34…が穿設されている。
【0018】前記下地枠組2は、前記柱3の内側片30
A内面に当接するウエブ35を有する断面略コ字状の形
鋼材からなる垂直な一方の縦枠材6と、この一方の縦枠
材6の内方で溝部を互いに向き合わせて垂直に配される
断面略コ字状の形鋼材からなる他方の縦枠材7とを、各
縦枠材6、7の上端、下端を含んで複数の水平な横枠材
9…で結合した縦長の直方体形状をなす。
【0019】なお前記横枠材9は、図4に示すように、
断面略コ字状の形鋼材からなるとともに、その長さ方向
の両端部に設けた巾狭部36、36を夫々前記一方、他
方の縦枠材6、7の溝部に嵌入しかつ溶接等により固着
することによって一対の該縦枠材6、7を結合し、強固
な下地枠組2を形成する。
【0020】なお一方の縦枠材6の前記ウエブ35に
は、その内面にナット37…を溶着することにより前記
柱3の孔34…に位置合わせされるネジ孔39…が設け
られている。
【0021】又下地枠組2の前記ウエブ35を除く周囲
の外面には、木質かつ長尺の下地桟10…が垂直に配向
されてしかも上端、下端を下地枠組2の上端、下端に揃
えて取付けられる。
【0022】さらに前記下地枠組2の一方の縦枠材6と
前記柱3とは、この柱3に設けた前記切欠部5を作業用
孔11として前記孔34を通りかつネジ孔39に螺着す
るボルトを用いて結合される。なお下地枠組2の上端
は、柱3の上端と略整一するとともに、下端は柱本体3
0の下端よりもやや上方に位置する。
【0023】又下地枠組2の周囲には、前記柱3をこの
下地枠組2と共に覆う外装材4が取付けられる。外装材
4は、表面に例えばタイル調の模様を施したセラミック
ボードなどからなりかつその高さを下地枠組2の高さと
略同一とした断面L字状の基体41を具え、4つの外装
材4…によって図5に示すように柱3と下地枠組2とを
被覆し、外観デザインに優れた袖壁1を形成する。
【0024】なお前記外装材4の裏面には、この外装材
4の両側縁から突出しかつ前記下地桟10…に釘などの
固着具を用いて取付けられる取付片43A、43Aを有
するL字状の取付金具43…が取付けられている。又各
下地桟10及び柱3の切欠部5を挟む一方の側片30C
は、外装材4の裏面に接するとともに、前記柱本体30
の外側片30B(柱3の切欠部5を挟む他方の側片)に
は、この外側片30B外面に固着された木質の下地板4
4を介して前記取付金具43の取付片43Aが固定され
る。
【0025】さらに外装材4…の上端には、前記天井面
Cに接する矩形の上板46が固着されるが、図3に一点
鎖線で示すように、前記柱3をこの上板46に設けた孔
部49から突出する如く上に延長し、その上端部を前記
軒梁19に適宜の取付金具を用いて固定することも出来
る。この場合、柱3をより安定して立設しうるととも
に、前記小屋根Rの支持も確実化しうる。
【0026】このように前記基礎Mと天井面Cとの間に
柱3を用いて独立した袖壁1を構築した後、図2に示す
ように、基礎Mと下地枠組2との間には柱3の下端部を
埋入してコンクリート51が打設されかつタイル52…
により玄関ポーチ15の床面Fを仕上げる。なお袖壁1
の下端には、前記コンクリート51の盛上げにより隆起
部53が形成されるとともに、袖壁1の上端をなす前記
上板46は、前記天井面Cに適宜の固着具を用いて固定
される。
【0027】
【発明の効果】叙上の如く本発明の袖壁は、袖壁用の下
地枠組の一方の縦枠材を、家屋の柱に固定するととも
に、この柱を下地枠組とともに覆う外装材を下地桟を介
して取付ける。このように家屋の主要構造体を従来と変
更することなく一本の柱を利用するだけで玄関ポーチな
どの独立した袖壁を形成でき、外観デザインのバリエー
ションを増大しうるとともに、前記下地枠組は、縦枠材
と横枠材とを用いて強固に組立てうるため、袖壁をなす
巾まで増巾されたにも係わらず、袖壁自体も強固にかつ
安定して構築しうる。
【0028】又請求項2の発明において、前記柱を、長
さ方向に連続して切欠いた切欠部を有する鋼管材から形
成し、かつ前記切欠部を作業用孔として柱と一方の縦枠
材とをボルト結合により固定したときには、前記切欠部
によって容易に前記柱と下地枠組とをボルトを用いて接
合でき、鋼管材からなる柱を囲んで施工性よく便宜に独
立した袖壁を形成しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の袖壁の一実施例をその配設位置と共に
示す斜視図である。
【図2】その断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図4】その分解斜視図である。
【図5】その横断面図である。
【図6】従来の技術を説明するための横断面図である。
【符号の説明】
2 下地枠組 3 柱 4 外装材 5 切欠部 6、7 縦枠材 9 横枠材 10 下地桟 11 作業用孔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直かつ一対の縦枠材が複数の水平な横枠
    材により結合された袖壁用の下地枠組の一方の前記縦枠
    材を、家屋の柱に固定するとともに、前記下地枠組の外
    面に取付けられる下地桟を介して、前記柱を下地枠組と
    ともに覆う外装材を取付けてなる袖壁。
  2. 【請求項2】前記柱は、長さ方向に連続して切欠いた切
    欠部を有する鋼管材からなり、前記切欠部を作業用孔と
    して柱と一方の縦枠材とをボルト結合により固定したこ
    とを特徴とする請求項1記載の袖壁。
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