JPH0564302U - バルコニ付建物ユニット - Google Patents

バルコニ付建物ユニット

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JPH0564302U
JPH0564302U JP493092U JP493092U JPH0564302U JP H0564302 U JPH0564302 U JP H0564302U JP 493092 U JP493092 U JP 493092U JP 493092 U JP493092 U JP 493092U JP H0564302 U JPH0564302 U JP H0564302U
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JP
Japan
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balcony
building unit
unit
building
floor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP493092U
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English (en)
Inventor
英昭 寺原
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0564302U publication Critical patent/JPH0564302U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 隣地境界線との距離に柔軟に対応してバルコ
ニを容易に取付けることができるバルコニ付建物ユニッ
トを提供する。 【構成】 ユニット建物を構成する2階建物ユニット3
の下梁11に、一端が柱10を貫通するとともに他端は建物
ユニット3の内部に延出したガイド枠30を内接させ、こ
のガイド枠30内に、バルコニ2の短辺梁20をスライド可
能に内接させる。この短辺梁20には、第1取付け穴20A,
第2取付け穴20B,第3取付け20C を明け、これらの取付
け穴20A,20B,20C は、それぞれが下梁11とガイド枠30と
に共明けされた取付け穴31と同一芯上にある時、固定ボ
ルト33によって結合可能となっている。3段階に取付け
可能なので、バルコニは隣地境界線との距離に柔軟に対
応できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ユニット建物を構成するバルコニ付建物ユニットに関する。
【0002】
【背景技術】
ユニット工法により建てられるユニット建物は、その構成要素である複数個の 建物ユニットを建設現場で組み合わせて建てられる。このような建物ユニットに は、バルコニが取り付けられることが多い。従来、建物ユニットにバルコニを取 り付けるには、現場で複数個の建物ユニットである1階建物ユニットおよび2階 建物ユニットを組立てた後、バルコニをクレーンで吊り上げて2階建物ユニット に取り付けている。 しかしながら、建物ユニットにバルコニを現場で取り付けるので、現場作業が 増えるとともに、取り付け作業も面倒である。また、輸送に関しても、建物ユニ ットとバルコニとを別個に運ばなければならず輸送効率が悪いものであった。 そこで、これらの問題点を解決するために、本出願人は先に、バルコニを予め 工場で建物ユニットでもある屋根ユニットに取り付けておいて、現場でこのバル コニをスライドさせて所定位置に固定する技術を提案した(特願平3−7396 9号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図5に示すように、特に1階建物ユニット2および2階建物ユニッ ト3からなるユニット建物1が、隣の土地に建てられている建物9に接近する狭 い土地に建てられ、ユニット建物1が隣地境界線Pに接近している場合がある。 このような場合、ユニット建物1と隣地境界線Pとの距離は一定しておらず、従 って、前述したスライド可能なバルコニを引き出して所定位置に固定した時、こ のバルコニが隣地境界線Pに触れることがあり、前記従来の技術では対応できな いことがある。このような問題を生じさせないようにするには、ユニット建物1 と隣地境界線Pとの距離を予め把握しておいて、その距離に対応するバルコニを 準備しなければならず、バルコニをユニット化できないので、製作が面倒かつ時 間の掛かるものとなっている。
【0004】 ここに本考案の目的は、隣地境界線との距離に柔軟に対応してバルコニを容易 に取付けることができるバルコニ付建物ユニットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、ユニット建物の構成要素である建物ユニットに工場でバルコ ニが室内側から室外側に引出し可能に取付けられたバルコニ付建物ユニットにお いて、前記バルコニを複数段階に引出し可能としてバルコニ付建物ユニットを構 成したものである。
【0006】
【作用】
このような本考案では、工場で建物ユニットに室内側から室外側に複数段階に 引出し可能に取付けられたバルコニは、建設現場で所定の段階の位置に引出され て固定される。バルコニは複数段階に引出し可能なので、隣地境界線との距離に 柔軟に対応でき、前記目的が達成される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1,2には、本実施例のバルコニ付建物ユニットの要部および要部を分解し た状態が示されている。これらの図において、まず1階建物ユニット2および2 階建物ユニット3等の建物ユニットを説明すると、建物ユニットは、四隅の4本 の柱10と、これらの柱10の上端間および下端間同士を結合する図略の上梁,下梁 11とで構成された骨組みに、図4にも示すように、予め工場で天井材,床材13, 外壁14, 内壁15等を取付けて製造される。本実施例では、図1,2に示すように 、このような2階建物ユニット3にバルコニ4が取り付けられている。
【0008】 前記バルコニ4は、溝型鋼で形成された短辺梁20,長辺梁21および短辺梁20の 略中央部に、短辺梁20と平行に設けられた補強梁28で構成された枠組み22に、セ メント板,防水シート等からなる床材23や、前記長辺梁21上に取付けられる手摺 り24と短辺梁20上に取付けられる手摺り25等を取付けて製造され、予め工場で前 記2階建物ユニット3に取付けられている。なお、床材23と手摺り25とは、バル コニ4が現場で2階建物ユニット3から引き出された後で取付けられるようにな っている。
【0009】 図3,4には、前記バルコニ4を2階建物ユニット3に図3中矢印A方向、つ まり建物ユニット3の室内から室外に複数段階に引出し可能に取付ける構造が示 されている。 これらの図において、前記建物ユニット3の両側の前記A方向に沿った下梁11 にはガイド部材30が内接されており、このガイド部材30は、一端が柱10に形成さ れた切欠き10A 内に挿通されて前記A方向に沿って貫通するとともに、他端は柱 10から所定の長さに延出されている。また、このガイド部材30は前記下梁11と同 様に溝形鋼で形成されており、溶接等によって下梁11と柱10とに固着され一体化 されている。
【0010】 前記ガイド部材30内には、バルコニ4の短辺梁20が挿入かつスライド可能とな っており、前記下梁11とガイド部材30との柱10に近い所定の位置には、それぞれ の上下のフランジ部を貫通する位置決め穴31が共明けされている。さらに、下梁 11とガイド部材30とには、前記位置決め穴31の反対側に仮止め用のボルト穴32が 明けられており、これらの位置決め穴31,仮止め用のボルト穴32には、図4に示 すような固定ボルト33が挿通可能とされている。この固定ボルト33は、下梁11の 下面かつ前記位置決め穴31,仮止め用ボルト穴32の位置に、予め溶接等で固着さ れたナット34に螺合可能となっている。 ここで固定ボルト33は、図1に示すように、2階建物ユニット3の下梁11と1 階建物ユニット2の上梁との隙間C内に納まるようになっている。この隙間Cは 、1階建物ユニット2と2階建物ユニット3の上下に隣合う柱10間に設けられた 柱頭プレート17によって生じたものである。
【0011】 これらの位置決め穴31,仮止め用のボルト穴32が位置する2階建物ユニット3 内の内壁15の該当箇所には、図1,4に示すように、作業者が手を差し込んで固 定ボルト33の取付け作業ができるように、所定の大きさの切欠き16が形成されて いる。 なお、前記2本のガイド部材30の略中間位置には、これらの部材30と略同一長 さに形成された中央ガイド部材35が、ガイド部材30と略同一方向に固着されてい る。この中央ガイド部材35は、前記バルコニ4の補強梁28をガイドするだけであ り、従って、前記位置決め穴31,仮止め用のボルト穴32は設けられていない。
【0012】 前記バルコニ4の短辺梁20には、その上下のフランジ部を貫通する第1の取付 け穴20A ,第2の取付穴20B および第3の取付穴20C が明けられている。この内 第3の取付穴20C は、バルコニ4が2階建物ユニット3に収納された時、前記仮 止め用ボルト穴32に固定ボルト33を介して係合可能とされ、ナット34に螺合させ て仮止めされるとともに、バルコニ4が引き出された時は、前記位置決め穴31に 係合可能とされて固定されるようになっている。ここで、前記取付穴20A が固定 ボルト33を介して位置決め穴31に固定された時は、図1に示すように、バルコニ 4は2階建物ユニット3から最も少なく引き出された第1段階5の位置にあり、 取付穴20C が位置決め穴31に固定された時は、バルコニ4は2階建物ユニット3 から最も多く引き出された第3段階7の位置にある。そして、取付穴20B は20A と20C との略中間位置であり、第2段階6の位置にある。
【0013】 前記バルコニ4の短辺梁20の前記第2,3の取付穴20B ,20C 間には、ストッ パ26が固着されており、このストッパ26は、第3の取付穴20C が2階建物ユニッ ト3側の位置決め穴31と一致し固定された際、柱10の室内側側面に当接し、この ことにより、バルコニ4が建物ユニット3から抜け落ちないようになっている。 また、ストッパ26の前記引出し方向Aの前方側には、当接時の衝撃を和らげる緩 衝材27が取付けられている。
【0014】 次に、このような本実施例の作用を説明する。 予め工場で、2階建物ユニット3側のガイド部材30に、バルコニ4を、その短 辺梁20がスライドできるように装着し、バルコニ4の第3の取付穴20C を建物ユ ニット3側の仮止め用のボルト穴32位置に合致させた後、固定ボルト33によって バルコニ4を建物ユニット3に仮止めする。この際、バルコニ4の床材23および 短辺梁20上の手摺り25は装着されていない。
【0015】 バルコニ4を取付けた状態で2階建物ユニット3を建設現場に搬入し、このユ ニット3を1階建物ユニット2と適宜組み合わせる。 次いで、バルコニ4を建物ユニット3と隣地境界線Pとの距離に合わせて所定 段階の位置、例えば図1に示すように第3段階7の位置に引き出す。この際、固 定ボルト33を取り外して仮止め状態のバルコニ4を前記A方向にスライド可能と した後、窓等を開けてバルコニ4を押し出すか、建物ユニット3の外側から引き 出す等によって行う。そして、固定ボルト33によってその位置に固定する。
【0016】 次に、2階建物ユニット3側では内壁15の切欠き部16を塞ぎ、バルコニ4側で は、床材23を敷設するとともに短辺梁20に手摺り25を取付ける。 なお、第1,2段階5,6の位置決めも前記手順と同様の手順によって行う。
【0017】 前述のような本実施例によれば、次のような効果がある。 すなわち、バルコニ4は2階建物ユニット3に収納された仮止めの位置から、 第1〜3段階にわたる位置5,6,7に設置可能となっているので、ユニット建 物1を建てる土地が狭くて建物ユニット3と隣地境界線Pとの距離が少ない場合 でも、その距離に合わせてバルコニ4を引き出すことができる。従って、バルコ ニ4をその都度隣地境界線Pとの距離に合わせて製作しなくてもよく、ユニット 化できるので、製作も容易であり、経費も少なくて済む。
【0018】 また、バルコニ4の所定位置への位置決めは、固定ボルト33を取り外し、2階 建物ユニット3の室内から押し出すか室外から引出して配置し、固定ボルト33を ナット34に螺合するだけでよく、手間が少なくて済み、作業が容易である。
【0019】 さらに、バルコニ4にはストッパ26が固着されており、バルコニ4をスライド する時、特に第3段階7の位置に引出す時に誤って強く引きすぎたりしても、ス トッパ26が柱10の側面に当接するので、バルコニ4が2階建物ユニット3から抜 け落ちることがなく安全である。
【0020】 なお、本考案は前述の実施例に限定されるものではなく、次に示すような変形 等を含むものである。 すなわち、前記実施例ではバルコニ4の引出しを第1〜3段階5,6,7の位 置にわたって行えるようにしたが、これに限らず、例えば2段階あるいは4段階 等でもよく、要は、バルコニ4が取付けられる建物ユニットと隣地境界線Pとの 距離に対応できればよい。
【0021】 また、バルコニ4は建物ユニットの妻側および桁側のいずれにも取付けること ができる。 さらに、前記実施例ではバルコニ4は短辺梁20,長辺梁21等からなる枠組み22 に直接手摺り24,25 を取付けるタイプのものとしたが、これに限らず、ガイド部 材30にスライド可能な短辺梁があれば、どのようなタイプのバルコニであっても よい。
【0022】 また、前記実施例ではガイド部材30および中央ガイド部材35として溝形鋼を使 用したが、これに限らず、例えば角パイプを使用してガイド部材を形成してもよ い。要はバルコニ4の短辺梁20および補強梁28をスライド可能に支持できればよ い。
【0023】 その他、本考案の実施の際の具体的な構造および形状等は、本考案の目的を達 成できる範囲であれば他の構造等でもよい。
【0024】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案のバルコニ付建物ユニットによれば、隣地境界 線との距離に柔軟に対応してバルコニを容易に取付けることができるという効果 がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部を示す側面図である。
【図2】同分解斜視図である。
【図3】バルコニと建物ユニットとの取付け構造部を示
す分解斜視図である。
【図4】同取付け構造部の主要部の断面図である。
【図5】ユニット建物と隣地境界線との関係図である。
【符号の説明】
1 ユニット建物 2 1階建物ユニット 3 2階建物ユニット 4 バルコニ 5 第1段階位置 6 第2段階位置 7 第3段階位置 10 柱 22 枠組み 24,25 手摺り 30 ガイド部材 33 固定ボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニット建物の構成要素である建物ユニ
    ットに工場でバルコニが室内側から室外側に引出し可能
    に取付けられたバルコニ付建物ユニットにおいて、前記
    バルコニは複数段階に引出し可能となっていることを特
    徴とするバルコニ付建物ユニット。
JP493092U 1992-02-10 1992-02-10 バルコニ付建物ユニット Withdrawn JPH0564302U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP493092U JPH0564302U (ja) 1992-02-10 1992-02-10 バルコニ付建物ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP493092U JPH0564302U (ja) 1992-02-10 1992-02-10 バルコニ付建物ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0564302U true JPH0564302U (ja) 1993-08-27

Family

ID=11597310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP493092U Withdrawn JPH0564302U (ja) 1992-02-10 1992-02-10 バルコニ付建物ユニット

Country Status (1)

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JP (1) JPH0564302U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107190863A (zh) * 2017-07-14 2017-09-22 天水大成精工制造有限公司 盒子结构建筑的盒子单元与宽平台板拼接节点
KR20240041985A (ko) 2021-08-31 2024-04-01 후지필름 가부시키가이샤 관절증 치료제, 및 관절증 치료제의 제조 방법

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960606