JP3544831B2 - アルコーブのゲート屋根 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主としてアパートのアルコーブに用いられるゲート屋根の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各住戸間にアルコーブを設け、このアルコーブに面した玄関より各住戸へ出入りするようにしたアパートは公知であり、このようにすることによって、各住戸がアルコーブを挟んで離れて位置するので、プライバシー保護に優れた一戸建感覚のアパートを提供することが出来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようにアルコーブを設けたアパートでは、このアルコーブが建物全体のゲートとなるものであり、それにふさわしい意匠性を備えることが要求される。
【0004】
この発明は、このような建物全体のゲートとなるアルコーブにふさわしい意匠性にあふれたゲート屋根を提供することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明では、傾斜屋根の桁行方向の外壁部に設けられたアルコーブの上部に、前記傾斜屋根の途中から軒先方向に向けて突出し且つその先端部が切妻となった三角形の庇屋根を設けるとともに、この庇屋根の両端から中央に向けて寄せ庇を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
また、この出願の請求項2の発明では、上記において、建物本体の桁行方向の梁より外方へ向けて腕木を突出させ、この腕木の先端には前記傾斜屋根の軒先母屋を取り付けるとともに、同じく腕木先端から前記庇屋根の三角形フレームの左右方向の先端にかけて隅木を設け、この隅木へ前記寄せ庇と傾斜屋根の野地板を張り付けてなるものが提供される。
【0007】
同じく、この出願の請求項3の発明は、上記において、建物本体の外壁面に、前記アルコーブの両側に沿って縁取り部を設けて、この縁取り部の外表面を前記ゲート屋根の妻壁と同一の意匠面としたものが提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、このようなゲート屋根を備えた住宅の一例としてのアパートの外観を示している。建物の桁行方向の外壁面の中央にアルコーブ(1)が設けられて、左右の住戸をこのアルコーブ(1)によって切り離している。このアルコーブ(1)によって仕切られた各住戸には、その1階においてはアルコーブの1階部分から出入りし、2階部分においては階段(2)を通って出入りするようになっている。
【0009】
アルコーブ(1)の上部部分には、このアルコーブ(1)が設けられた正面壁(3)側に向かって下降する傾斜屋根(4)の中間部部分へ、谷部(5)を介して接続し、且つ、正面が切妻となった三角形のゲート屋根(6)が設けられている。このゲート屋根(6)の正面部分は妻壁(7)となっている。そして、ゲート屋根(6)の先端の三角形の破風(8)の両端部分からその中央部分へ向けて、前記傾斜屋根(4)に連続した寄せ庇(9)(9)が形成され、これによって単なる切妻ではない特徴あるゲート屋根の正面を形成している。
【0010】
図2は、上記ゲート屋根(6)の骨組構造を示している。図において、(11)は、建物本体の桁梁であって、この桁梁(11)の上面には、左右一対の三角形の妻壁フレーム(12)(12)と、それら妻壁フレーム(12)(12)の中央部分を連結するつなぎ柱(13)とが立設されている。
【0011】
更に、つなぎ柱(13)の内側には、前記桁梁(11)の内側面に接合された梁(14)上に、方形の界壁フレーム(15)が立設して設けられ、この界壁フレーム(15)の内端部の上端近傍部と、前記妻壁フレーム(12)(12)の外側の端部付近とを結ぶようにして、前記谷部(5)に対応した谷木梁(16)(16)が架設されている。
【0012】
更に、桁梁(11)の外側面には、各妻壁フレーム(12)(12)の先端部よりもやや中央よりの位置において、左右一対の腕木(18)(18)が外方に突出するようにして、その一方の端部において取り付けられている。
【0013】
上記のようにして構築されたゲート屋根の骨組には、図3で示すように、谷木梁(16)と妻壁フレーム(12)の上弦材(19)との間に、木製の母屋(20)(20)が取り付けられ、また、腕木(18)の先端と前記妻壁フレーム(12)先端部分との間に、傾斜した隅木梁(21)が取り付けられる。
【0014】
この隅木梁(21)は、図4で示すように、断面が逆V字型をなしており、妻壁フレーム(12)の先端側においては、桁梁(11)に予め固定された母屋受け金具(22)へ載せて取り付けるものである。また、桁梁(17)上の母屋受け金具(22)には、この桁梁(17)に沿うようにして木製母屋(23)が取り付けられている。
【0015】
(24)は、腕木(18)先端に取り付けられた桁梁(11)と平行な方向の軒先母屋であり、(25)は、その軒先母屋(24)の先端から前記桁梁(11)へ向けて取り付けた、その桁梁(11)とは直角な方向の軒先母屋を示している。
【0016】
そして、図5で示すように、前記隅木梁(21)、軒先母屋(24)(25)、及び、桁梁(10)上の母屋(23)の上面に跨るようにして、野地板(26)(26)が打ち付けられて、寄せ庇(9)となる部分の屋根の下地を構成し、妻壁フレーム(12)の外側には、表面に多数の縦溝からなる模様を付した妻壁パネル(28)(28)が張り付けられる。
【0017】
図6において、(29)は、前記妻壁フレーム(12)の上弦材の外側に設けられた破風下地板である。同じく、図6で示すように、前記野地板(26)上にはルーフィング材(30)が敷設された後、必要な部分に水切り板(31)を設置して、その上に、前記傾斜屋根(4)と同種類の屋根葺材を敷設して、このゲート屋根を構成するものである。
【0018】
なお、建物の正面壁(3)には、アルコーブ(1)の両側に沿って縦方向の縁取り部(32)(32)が設けられており、これらの縁取り部(32)(32)の表面模様を、前記妻壁(7)を構成する妻壁パネル(28)と同じ縦溝模様とすることによって、ゲートとしての特徴を備えたものに構成している。
【0019】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、アルコーブの上部に建物本体の傾斜屋根の中間部に接続する三角形の庇屋根を設けるのみならず、更にその庇屋根の左右方向の両端から中央に向けて寄せ庇を設けているから、単純な切妻型のゲートに比較して遙かに特徴ある外観に優れた意匠性のあるゲート屋根を得ることができたものである。
【0020】
したがって、このアルコーブ部分が各住戸への入口となるアパートにおいては、建物全体への入口ゲートとしての特徴を持たすことができて、特に入居者募集の際の大きなアピールポイントとなる効果が得られる。
【0021】
また、この出願の請求項2の発明では、アルコーブの両側にゲート屋根の妻壁と同じ表面の縁取りを設けることによって、よりゲートとしての特徴を出すことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のゲート屋根を備えたアパートの外観斜視図である。
【図2】ゲート屋根の骨組を示す斜視図である。
【図3】上記骨組への母屋及び隅木梁の取付け後の状況を示す要部の斜視図である。
【図4】隅木梁の斜視図である。
【図5】各母屋へ野地板を付けた後、妻壁パネルを取り付ける状況を示す要部の斜視図である。
【図6】寄せ庇の部分において、ルーフィング材を取り付けた後、水切材を取り付ける前の状態を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
(1) アルコーブ
(3) 外壁面
(4) 傾斜屋根
(6) ゲート屋根
(7) 妻壁
(9) 寄せ庇
(18) 腕木
(21) 隅木梁
(26) 野地板
(28) 妻壁パネル
(32) 外壁面の縁取り部

Claims (3)

  1. 傾斜屋根の桁行方向の外壁部に設けられたアルコーブの上部に、前記傾斜屋根の途中から軒先方向に向けて突出し且つその先端部が切妻となった三角形の庇屋根を設けるとともに、この庇屋根の両端から中央に向けて、寄せ庇を設けたことを特徴とするアルコーブのゲート屋根。
  2. 建物本体の桁行方向の梁より外方へ向けて腕木を突出させ、この腕木の先端には前記傾斜屋根の軒先母屋を取り付けるとともに、同じく腕木先端から前記庇屋根の三角形フレームの左右方向の先端にかけて隅木を設け、この隅木へ前記寄せ庇と傾斜屋根の野地板を張り付けてなることを特徴とする請求項1記載のアルコーブのゲート屋根。
  3. 建物本体の外壁面に、前記アルコーブの両側に沿って縦方向の縁取り部を設けて、この縁取り部の外表面を前記ゲート屋根の妻壁と同一の意匠面とした請求項1又は2記載のアルコーブのゲート屋根。
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