JPH09242239A - マンサード屋根の妻壁 - Google Patents

マンサード屋根の妻壁

Info

Publication number
JPH09242239A
JPH09242239A JP4999696A JP4999696A JPH09242239A JP H09242239 A JPH09242239 A JP H09242239A JP 4999696 A JP4999696 A JP 4999696A JP 4999696 A JP4999696 A JP 4999696A JP H09242239 A JPH09242239 A JP H09242239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mansard
beams
grade
roof
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4999696A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Saiki
義信 才木
Kenji Yamamoto
賢治 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP4999696A priority Critical patent/JPH09242239A/ja
Publication of JPH09242239A publication Critical patent/JPH09242239A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小屋裏空間を広く取れるというマンサード屋
根の特徴を生かしながら、なおかつ、周辺への圧迫感を
大きく減少させるようにした妻壁の構造を提供する。 【解決手段】 妻壁のフレーム部分を、束材(13)〜(1
5)、登り梁(21)(23)(25)及び下弦材(20)(22)(24)で構成
して、下弦材(20)(22)(24)の下側に軒裏材(33)を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マンサード屋根
の妻壁の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マンサード屋根は、小屋裏空間を広く取
ることが出来、このため、都市の狭小地に建てる場合、
二階建てでありながら実質三階建ての空間を備えた住宅
を得ることが出来る。この場合、妻側の壁は、一般の切
妻と同様に、垂直面となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、マンサ
ード屋根は、実質三階建てでありながら二階建て風とす
ることが出来、これによって周辺への圧迫感のない、周
辺との調和のとれた住宅建築が得られるのであるが、切
妻部分が垂直で且つ一般部と同様の外壁材で構成されて
いると、窓の高さなどによって結局は3階建ての外観を
呈することとなって、圧迫感を減らすための効果が減殺
されることになる。特に、妻壁が垂直なのはまさしく外
壁であって、屋根でないことは明白である。
【0004】この発明は、このような点に鑑みて、小屋
裏空間を広く取れるというマンサード屋根の特徴を生か
しながら、なおかつ、周辺への圧迫感を大きく減少させ
るようにした妻壁の構造を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、マンサード屋根の妻側の壁フレーム
を、内側の束材と、外側の急勾配の登り梁と、それら束
材と登り梁の下端を連結する下弦材とから構成するとと
もに、その下弦材の下側に軒裏材を取り付けたことを特
徴とする。
【0006】また、登り梁の外側に、屋根面と同じ屋根
葺材を設けることによって、より圧迫感を減らすことが
出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、マンサード屋根(1)を備
えた住宅を軒先側から見た外観、図2は妻側から見た外
観であって、図1の左右両側である妻壁(2)(2)に急勾
配の傾斜を設けた屋根構造となっている。また、この妻
壁(2)の外壁面は、屋根葺き材が施工されて他の屋根面
と同一の外装となっている。
【0008】図3は、前記マンサード屋根の骨組構造を
示し、(3)(3)…が、腰折れ型のマンサードフレームで
あって、屋根棟部で互いに接合される一対の緩勾配の登
り梁(4)(4)と、それらの棟側の登り梁(4)(4)の軒側
の端部に接合される急傾斜の一対の登り梁(5)(5)と、
それらの軒側の登り梁(5)(5)の下端に接合される短尺
の柱脚(7)(7)とから構成される。こららのマンサード
フレーム(3)(3)…は、桁行方向の梁(8)(8)間へ渡す
ようにして、その下端の柱脚(7)をそれらの桁梁(8)
(8)上へ固定されている。また、マンサードフレーム
(3)(3)…の位置に対応して、桁梁間を連結する繋ぎ梁
(6)(6)…が取り付けられている。同じく、各マンサー
ドフレーム(3)の各棟部間を一対のフレーム繋ぎ(9)
(9)で連結し、棟側の登り梁(4)と軒側の登り梁(5)と
の接合部である腰折れ部においても、同様のフレーム繋
ぎ(10)で連結されている。また、各マンサードフレーム
(3)の柱脚(7)(7)…を同様に連結するため、それら桁
行方向に隣接する柱脚(7)の上端間に、柱脚繋ぎ(11)が
渡して取り付けられている。
【0009】上記において、妻壁(2)部分を構成する桁
方向最端部の各マンサードフレーム(3)の下側には、そ
の棟部、腰折れ部、及び軒側登り梁(5)と、その下方の
繋ぎ梁(6)との間に、束材(13)〜(15)が取り付けられて
いる。更に、中央の棟部の束材(13)と腰折れ部の束材(1
4)(14)との間には、この部分に設けられる開口(12)を挟
んで、上部側に2本の横桟(16)(16)と、それら横桟(16)
(16)間に渡した縦桟(17)が設けられ、同じく下側にも、
2本の横桟(18)(18)とそれらの間に取り付けた縦桟(19)
とが設けられている。
【0010】腰折れ部と軒側登り梁(5)の棟側の束材(1
4)(15)の下端には、外側に張り出すようにして水平な下
弦材(20)(20)…が取り付けられ、この下弦材(20)の先端
と束材(14)(15)の上端との間に、急傾斜の妻登り梁(21)
(21)…が取り付けられて、これらによって桁行方向の面
に沿った三角形を構成している。また、中央の束材(13)
には、前記開口(12)を挟んで、その上部側においては、
短い腕木(22)を取り付けて前記と同傾斜の妻登り梁(23)
が、下側には、上下一対の腕木(24)(24)を設けて同傾斜
の妻登り梁(25)が取り付けられている。
【0011】上記において、各束材(13)〜(14)と下弦材
(20)(22)(24)及び妻登り梁(21)(23)(25)は、予め一体の
フレームに構成して現場へ搬入して取り付けられるもの
で、図4は、そのように予め一体に構成した妻壁部分の
フレームを示している。
【0012】図5は、妻壁(2)仕上がり後の下端部分の
断面を示している。この図で示すように、下弦材(20)
は、短尺のCチャンネルからなり、その両端に三角形の
接合プレート(26)(27)が溶接されていて、外側の端部の
接合プレート(26)が前記登り梁(5)の下端へ溶接され、
内側の端部の接合プレート(27)が、前記束材(14)の下端
部近傍に溶接されている。更に、外端側の接合プレート
(26)には、その外端縁を抉るようにして倒立L字形の鼻
隠受けプレート(28)が溶接されており、この受プレート
(28)に適合するようにして、断面L字形の木製鼻隠(29)
がボルト(30)で取り付けられている。他方、下弦材(20)
の下面には、コの字型の野縁受け(31)が固着され、この
野縁受け(31)の下面に、角木材からなる軒裏野縁(32)が
ボルトで固定されている。(33)は軒裏版であり、鼻隠(2
9)と軒裏野縁(32)の下面に打ち付けられている。更に、
この軒裏版(33)の先端と鼻隠(29)を化粧板(34)で覆って
いる。
【0013】妻登り梁(25)の外側面に設けた妻母屋(35)
と鼻隠(29)の外側面に跨って、野地板(36)が取り付けら
れ、その野地板(36)の外表面に屋根葺材(37)が設置され
て屋根面を構成している。また、この屋根部の先端部下
方に樋(38)が設置されている。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明では、傾斜した
登り梁を設けて妻壁に傾斜を設けて更に軒裏を設けてい
るため、小屋裏を居室に使用した実質三階建て住宅の場
合でも、あたかも二階建てのような外観を呈することが
できて、周囲に対する圧迫感のない住宅が得られる。そ
して、上記登り梁の下端と内側の束材の下端を下弦材で
連結して三角形のフレームを構成しているので、妻壁に
対して直角な方向に作用する水平力に対する強度の高い
構造が得られる。加えて、下弦材は、軒裏版を支持を兼
ねているので、それだけ部品数を低減できる効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マンサード屋根を備えた住宅の正面図である。
【図2】同じく妻側から見た側面図である。
【図3】マンサード屋根の骨組構造を示す斜視図であ
る。
【図4】妻壁のフレームの斜視図である。
【図5】同じく妻壁の軒裏部分の断面図である。
【符号の説明】
(13)(14)(15) 束材 (20)(22)(24) 下弦材 (21)(23)(25) 妻登り梁 (33) 軒裏版

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンサード屋根の妻側の壁フレームを、
    内側の束材と、外側の急勾配の登り梁と、それら束材と
    登り梁の下端を連結する下弦材とから構成するととも
    に、その下弦材の下側に軒裏材を取り付けたことを特徴
    とするマンサード屋根の妻壁。
  2. 【請求項2】 登り梁の外側には、屋根面と同じ屋根葺
    材を設けたことを特徴とする請求項1記載のマンサード
    屋根の妻壁。
JP4999696A 1996-03-07 1996-03-07 マンサード屋根の妻壁 Pending JPH09242239A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4999696A JPH09242239A (ja) 1996-03-07 1996-03-07 マンサード屋根の妻壁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4999696A JPH09242239A (ja) 1996-03-07 1996-03-07 マンサード屋根の妻壁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09242239A true JPH09242239A (ja) 1997-09-16

Family

ID=12846628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4999696A Pending JPH09242239A (ja) 1996-03-07 1996-03-07 マンサード屋根の妻壁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09242239A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09242239A (ja) マンサード屋根の妻壁
JPH08260607A (ja) ユニット式建物の屋根構造
JP3544831B2 (ja) アルコーブのゲート屋根
JP3749578B2 (ja) 建物
JPH0647055Y2 (ja) ドーマ
JPH0643302Y2 (ja) ドーマ
JPH0643303Y2 (ja) ドーマ
JP2002021247A (ja) 小屋組切妻構造と小屋組切妻構造の建築方法
JPH09242238A (ja) マンサード屋根住宅
JP2501071Y2 (ja) ド―マ
JPS6336135Y2 (ja)
JPH09291635A (ja) 合掌梁屋根架構
JP3578294B2 (ja) マンサード屋根の葺き下ろし梁
JPH0732732Y2 (ja) 玄関用庇
JP2582506Y2 (ja) 窓付き屋根構造
JP3210038B2 (ja) 屋根パネル
JP2530704B2 (ja) 屋根ユニット
JPH09291636A (ja) 葺き上げ部を備えた合掌梁屋根架構
JPH0335129U (ja)
JP3137926B2 (ja) 化粧垂木を用いる屋根構造
JP2004011222A (ja) シェルター
JP3116140B2 (ja) ブレースを内蔵した屋根パネル
JP3025438B2 (ja) 屋根構造
JPH0642097A (ja) 曲面屋根構造と曲面屋根ユニット
JPH09242247A (ja) 妻壁の開口部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040224

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20040706

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02