JP3578294B2 - マンサード屋根の葺き下ろし梁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、屋根傾斜方向の中間部が腰折れ状に折れ曲がったマンサード屋根であって、葺き下ろし屋根を設ける場合のその葺き下ろし梁の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マンサード屋根に葺き下ろし屋根を設ける場合、前記マンサード屋根のフレームを延長するようにして葺き下ろし梁を取付けることになる。周知のように、マンサード屋根の梁フレームは、棟側の緩勾配のフレームと軒側の急勾配のフレームとからなるが、その急勾配のフレーム下端を短い柱脚を介して支持することで、小屋裏に広い居住空間をとれるようにすることが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、マンサードフレーム自体はその面内方向の荷重に対する支持力を備えたラーメン構造であるとしても、柱脚は水平方向の耐力がないため、この部分の強度を補強する必要がある。
【0004】
そこで、この発明は、上記のようにマンサード屋根のフレームを柱脚を介して支持したものにおいて、葺き下ろし屋根の梁の一部を用いて、この柱脚の補強を行うことによって部品数を低減しながら強度の高い屋根の骨組構造を実現するようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明は、屋根傾斜方向の中間部が腰折れ状に折れ曲がったマンサードフレームの下端を、短尺な柱脚(7)を介して水平な桁行方向の桁梁(8)上へ取付けたものにおいて、前記桁梁 ( ) より水平外方向へ持ち出した上部持出梁(12)先端と前記柱脚(7)とに跨って、傾斜した葺き下ろし補助梁(14)を、その上面が前記マンサードフレームの前記腰折れ部よりも軒側の登り梁 ( ) の上面の延長線上となるようにして取付けるとともに、更に、桁行方向に配置された各持出梁 (12) の先端間に跨って葺き下ろし上部桁梁 (13) が取付られ、この葺き下ろし上部桁梁 (13) の外側面には前記葺き下ろし補助梁 (14) の上面の延長線上にその上面が来るようにして、葺き下ろし梁 (19) の上端を接合してなることを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は、葺き下ろし屋根を備えたマンサード屋根住宅の例であって、図のように、そのマンサード屋根(1)の軒側に連続して葺き下ろし屋根(2)が設けられている。
【0007】
図2は、前記マンサード屋根の骨組構造を示し、(3)(3)…が、腰折れ型のマンサードフレームであって、屋根棟部で互いに接合される一対の緩勾配の登り梁(4)(4)と、それらの棟側の登り梁(4)(4)の軒側の端部に接合される急傾斜の一対の登り梁(5)(5)からなり、それらの軒側の登り梁(5)(5)の下端に短尺の柱脚(7)(7)が接合されている。
【0008】
これらのマンサードフレーム(3)(3)…は、桁行方向の梁(8)(8)間へ渡すようにしてその下端の柱脚(7)を、それらの桁梁(8)(8)上へ固定されている。また、マンサードフレーム(3)(3)…の位置に対応して、桁梁(8)(8)間を連結する繋ぎ梁(6)(6)…が取付けられている。同じく、各マンサードフレーム(3)の各棟部間を一対のフレーム繋ぎ(9)(9)で連結し、棟側の登り梁(4)と軒側の登り梁(5)との接合部である腰折れ部においても、同様のフレーム繋ぎ(10)で連結されている。また、各マンサードフレーム(3)の柱脚(7)(7)…を同様に連結するため、それら桁行方向に隣接する柱脚(7)の上端間に、柱脚繋ぎ(11)が渡して取付けられている。
【0009】
図3が、上記マンサード屋根(1)の骨組に連設される葺き下ろし屋根(2)の骨組を示している。前記桁梁(8)の外側面には、繋ぎ梁(6)(6)…の位置に対応して水平外方向に突出する上部持出梁(12)(12)…が取付けられ、それら上部持出梁(12)(12)…の先端に跨って、葺き下ろし上部桁梁(13)が取付けられている。そして、マンサードフレーム(3)の柱脚(7)の外側面上端と持出梁(12)の先端部上面との間に跨って、その上面が前記軒側の登り梁(5)の上面の延長線上となるようにして、短尺の葺き下ろし補助梁(14)が取付けられている。
【0010】
図で示すように、この補助梁(14)は、溝形鋼材を互いに背中合わせに張り合わせた二重構造であり、その上端に、平面から見てT字型の接合プレート(15)が固着されており、この接合プレート(15)の先端の垂直片(16)を柱脚(7)の外側面へ、ボルトで接合している。他方、下端には、同様に正面から見てT字型の接合プレート(17)が固着され、その先端の水平片(18)を上部持ち出し梁(12)の上面へボルト接合している。
【0011】
更に、図3において、葺き下ろし上部桁梁(13)の外側面に、前記補助梁(14)の上面の延長線上にその上面が来るようにして、葺き下ろし上部梁(19)(19)…の上端が接合されている。また、この葺き下ろし上部梁(19)(19)…の先端に跨って、葺き下ろし下部桁梁(20)が取付けられるとともに、その下部桁梁(20)の外側に葺き下ろし下部梁(21)を介して、葺き下ろし軒桁(22)が取付けられている。更に、下部持出梁(27)(27)(27)の先端間に跨って持出桁(31)が取付けられている。
【0012】
図3において、(25)は、柱脚(7)の延長下方において、その下方の床梁(26)と桁梁(33)との間に設けた柱を示している。また、この床梁(26)の外側に葺き下ろし下部持出梁(27)が水平外方向に突出して設けられ、その下部持出梁(27)と前記葺き下ろし上部桁梁(13)、同下部桁梁(20)、及び持出桁(31)との間にも柱(30)(30)…が設けられている。なお、下部持出梁(27)と持出桁(31)の下側には、建物本体外壁より張り出した持出部の外壁が構築される。また、(32)(32)…は、登り梁(5)と補助梁(14)及び葺き下ろし梁(19)(27)の上面に取付けられた母屋受プレートで、図示していないが、この母屋受けプレート(32)を介して母屋を取付けるとともに、その母屋上に張り付けた野地板を介して、屋根葺材が施工される。
【0013】
【発明の効果】
以上のように、この発明では、マンサード屋根のフレームの下端に柱脚を設けているため、その小屋裏空間の居室を広く採ることができるのみならず、この柱脚の外側に葺き下ろし屋根を設ける場合において、その柱脚下端側より持ち出した水平梁先端と柱脚との間に補助梁を設けているため、その柱脚の外側に三角形フレームが構成されることとなって、強度の高い構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】葺き下ろし屋根を備えた住宅の正面図である。
【図2】同じく屋根本体部分の骨組構造を示す斜視図である。
【図3】葺き下ろし屋根の骨組を示す斜視図である。
【図4】補助梁部分のみ取り出して示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
(7) 柱脚
(12) 葺き下ろし上部持出梁
(14) 補助梁
(19) 葺き下ろし上部梁

Claims (1)

  1. 屋根傾斜方向の中間部が腰折れ状に折れ曲がったマンサードフレームの下端を、短尺な柱脚( )を介して水平な桁行方向の桁梁(8)上へ取付けたものにおいて、前記桁梁 ( ) より水平外方向へ持ち出した上部持出梁(12)先端と前記柱脚(7)とに跨って、傾斜した葺き下ろし補助梁(14)を、その上面が前記マンサードフレームの前記腰折れ部よりも軒側の登り梁 ( ) の上面の延長線上となるようにして取付けるとともに、更に、桁行方向に配置された各持出梁 (12) の先端間に跨って葺き下ろし上部桁梁 (13) が取付られ、この葺き下ろし上部桁梁 (13) の外側面には前記葺き下ろし補助梁 (14) の上面の延長線上にその上面が来るようにして、葺き下ろし梁 (19) の上端を接合してなることを特徴とするマンサード屋根の葺き下ろし梁。
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