JP3025438B2 - 屋根構造 - Google Patents

屋根構造

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JP3025438B2
JP3025438B2 JP8193236A JP19323696A JP3025438B2 JP 3025438 B2 JP3025438 B2 JP 3025438B2 JP 8193236 A JP8193236 A JP 8193236A JP 19323696 A JP19323696 A JP 19323696A JP 3025438 B2 JP3025438 B2 JP 3025438B2
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敏弘 大角
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物本体に設け
る付属構築物の屋根構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16および図17は従来の屋根構造の
概略平面図を示している。50は2階建ての建物本体で
あり、その1階のコーナ部分の外壁面に2つの付属構築
物51,52が設けてある。これらの付属構築物51,
52の屋根は屋根パネルで形成しているが、例えば、図
16に示すように片方の付属構築物51の屋根をコーナ
部分で2P(P=90cm)控えてその梁53を建物本
体50の梁54に接合するか、あるいは図17に示すよ
うに両方の付属構築物51,52の屋根の梁53,55
を建物本体50の梁54,56にそれぞれ接合する場合
のみ配置可能としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の屋根構造におい
ては、付属構築物51,52の屋根の配置が上記のよう
に限定されているため、建物本体50のコーナ部分にL
形に連続した屋根を設ける場合には、現場で垂木を組み
上げる必要があった。このため、現場での作業性が低下
するとともに、強度上の問題もあった。
【0004】したがって、この発明の目的は、建物本体
のコーナ部分にL形に連続した屋根を設けることがで
き、かつ作業性が良好で高い強度を有する屋根構造を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の屋根構造は、
2階建て以上の建物本体の一側の外壁面に沿って設けら
れた建物本体より低層の付属構築物本体の屋根を、トラ
スで支持された屋根パネルで形成するとともに前記建物
本体の一側の外壁面と直交する他側の外壁面より突出さ
せ、その突出した部位の隣に前記他側の外壁面に沿って
延長屋根を形成し、この延長屋根を前記付属構築物本体
に連設される付属構築物延長部の屋根としたことを特徴
とするものである。
【0006】このように、建物本体の一側の外壁面に沿
って設けられた付属構築物本体の屋根を建物本体の一側
の外壁面と直交する他側の外壁面より突出させ、その突
出した部位の隣に他側の外壁面に沿って延長屋根を形成
したので、建物本体の外壁面のコーナ部分にL形に連続
した屋根を設けることができる。また、屋根はトラスで
支持された屋根パネルで形成されているので、作業性が
良好で高い強度を有する。このため、建物本体の他側の
外壁面に付属構築物本体に連続した付属構築物延長部を
設けることができる。しかも、屋根を屋根パネルで形成
することにより、施工性の向上の他、プランバリエーシ
ョンの拡大を図ることができる。
【0007】請求項2の屋根構造は、請求項1におい
て、前記延長屋根は屋根パネルで形成され、この屋根パ
ネルは前記建物本体の他側の外壁面に沿う束と、前記付
属構築物延長部の外壁上で支持されているものである。
このように、延長屋根は屋根パネルで形成され、この屋
根パネルは建物本体の他側の外壁面に沿う束と、付属構
築物延長部の外壁上で支持されているので、トラスで支
持できない部位であっても確実に屋根パネルを支持する
ことができ、付属構築物の屋根は延長部を含んで全て屋
根パネルで形成することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態の屋根構造
を図1ないし図15に基づいて説明する。図2はこの発
明の実施の形態の屋根構造の概念を示している。1は2
階建ての建物本体であり、その外壁面のコーナ部分にL
形に連続した1階建ての付属構築物2を設けている。
【0009】付属構築物2は、建物本体1の一側の外壁
面に配置された付属構築物本体3と建物本体1の他側の
外壁面に配置された付属構築物延長部4とからなり、図
1に示すように、その屋根は寄棟屋根で構成されいて
る。付属構築物本体3の屋根は建物本体1の一側の外壁
面に沿って設けられ、トラス5で支持された屋根パネル
6で形成するとともに建物本体1の一側の外壁面と直交
する他側の外壁面より突出させてある。これに伴い、付
属構築物本体3も同様に突出させてある。また、この場
合、トラス5は、屋根パネル6の勾配の沿って傾斜した
斜材を有する三角形のトラス5a、台形のトラス5bお
よび上弦材がない横長のトラス5cの3種類があり、そ
れぞれ所定位置に配設されている。
【0010】トラス5aは、図3に示すように、建物本
体1のラチス梁7と付属構築物本体3の外壁3aとの間
に架設されている。この場合、図3のC−C断面図であ
る図4に示すように、ラチス梁7にトラス受金物8を固
着し、その上に金物9をボルト固定するとともにこの上
にトラス5aの基端を載せてボルト固定している。ま
た、図3のB部矢視図である図5に示すように、付属構
築物本体3の外壁3aの上端に設けた屋根梁10の上に
梁上金物11をボルト固定し、その上に屋根パネル6の
下部を載せてボルト固定している。また、トラス5aの
先端を梁上金物11の側面に固着している。また、図3
のA部矢視図である図6に示すように、トラス5aの斜
材の中間部より突出した竪材にトラス上金物12をボル
ト固定し、その上に屋根パネル6の中間部を載せてボル
ト固定している。また、図3のD部矢視図である図7に
示すように、トラス5aの斜材の上端より突出した竪材
に束上金物13を固定している。この束上金物13は2
方向の傾斜面を有し、これらの傾斜面の上に降棟14の
両側に配置される傾斜方向が異なる屋根パネル6,6を
載せてボルト固定しいてる。
【0011】トラス5bは、寄棟屋根の降棟14の中間
部の位置にトラス5aと平行に配置され、その先端およ
び基端の支持構造はトラス5aと同様である。トラス5
cは、トラス5a,5bに直交するように配置され、ト
ラス5bとこれに平行で建物本体1のコーナに位置する
屋根梁15との間に架設される。この場合、図8示すよ
うに、屋根梁15の略中央部に立設した束16の下部に
受金物17を固着し、これにトラス5cの一端を載せて
ボルト固定している。また、トラス5cの竪材の上端に
トラス上金物18を固定し、その上に屋根パネル6の中
間部を載せて支持している。
【0012】また、この付属構築物本体3の屋根の突出
した部位の隣に他側の2階外壁面に沿って延長屋根を形
成し、この延長屋根を付属構築物本体3に連設される付
属構築物延長部4の屋根としている。この場合、図8の
E部矢視図である図9に示すように、束16の上端に2
方向の傾斜面を有する束上金物19を固定し、降棟14
の両側に配置される傾斜方向が異なる屋根パネル6,6
を上記2方向の傾斜面に各々載せてボルト固定してい
る。また、屋根パネル6の下部は、図3に示した場合と
同様に付属構築物本体3の外壁3aにて、屋根梁10お
よび梁上金物11を介して支持される。また、図1
(b)のF部矢視図である図10、G部矢視図である図
11およびこの図11のH部矢視図である図12に示す
ように、屋根梁15の基端付近に束20を立設し、その
上端に固定した束上金物21に屋根パネル6を載せてボ
ルト固定している。また、屋根梁15と直交する屋根梁
22の基端付近に束23を立設し、その上端に固定した
束上金物24に延長屋根を形成する屋根パネル26を載
せてボルト固定している。延長屋根は付属構築物本体3
の屋根より出が少なく、付属構築物延長部4の屋根とな
る。
【0013】付属構築物延長部4の屋根の中間部におい
ては、図13に示すように、屋根パネル26は建物本体
1の他側の外壁面に沿う束29と、付属構築物延長部4
の外壁4aの上で支持されている。この場合、建物本体
1の他側の外壁面に架設されたラチス梁27に束受金物
28を固着してその上に束29を立設し、この束29の
上端にボルト固定した束上金物30に屋根パネル26の
上端を載せてボルト固定している。また、付属構築物延
長部4の外壁4aの上端に設けた屋根梁31の上に梁上
金物32をボルト固定し、その上に屋根パネル6の下部
を載せてボルト固定している。以上の構成により、トラ
ス5および屋根パネル6,26により建物本体1のコー
ナ部分にL形の屋根を設けることができる。また、図1
4に示すように建物本体1に裏補強梁33を設けてこれ
と付属構築物延長部4の屋根梁31と接合することが可
能であり、図15に示すように建物本体1に裏補強梁3
4を設けてこれと付属構築物本体3の屋根梁10を接合
することが可能である。
【0014】この実施の形態によれば、建物本体1の一
側の外壁面に沿って設けられた付属構築物3の屋根を、
建物本体1の一側の外壁面と直交する他側の外壁面より
突出させ、その突出した部位の隣に他側の2階外壁面に
沿って延長屋根を形成したので、建物本体1の外壁面の
コーナ部分にL形に連続した屋根を設けることができ
る。また、屋根はトラス5で支持された屋根パネル6で
形成されているので、作業性が良好で高い強度を有す
る。このため、建物本体1の他側の外壁面に付属構築物
本体3に連続した付属構築物延長部4を設けることがで
きる。しかも、屋根を屋根パネル6,26で形成するこ
とにより、施工性の向上の他、プランバリエーションの
拡大を図ることができる。
【0015】なお、建物本体1は2階建て以上であれば
よく、付属構築物2は建物本体1より低層であればよ
い。
【0016】
【発明の効果】この発明の屋根構造によれば、建物本体
の一側の外壁面に沿って設けられた付属構築物本体の屋
根を建物本体の一側の外壁面と直交する他側の外壁面よ
り突出させ、その突出した部位の隣に他側の外壁面に沿
って延長屋根を形成したので、建物本体の外壁面のコー
ナ部分にL形に連続した屋根を設けることができる。ま
た、屋根はトラスで支持された屋根パネルで形成されて
いるので、作業性が良好で高い強度を有する。このた
め、建物本体の他側の外壁面に付属構築物本体に連続し
た付属構築物延長部を設けることができる。しかも、屋
根を屋根パネルで形成することにより、施工性の向上の
他、プランバリエーションの拡大を図ることができる。
【0017】請求項2では、延長屋根は屋根パネルで形
成され、この屋根パネルは建物本体の他側の外壁面に沿
う束と、付属構築物延長部の外壁上で支持されているの
で、トラスで支持できない部位であっても確実に屋根パ
ネルを支持することができ、付属構築物の屋根は延長部
を含んで全て屋根パネルで形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明の実施の形態の屋根構造の小
屋伏図、(b)は屋根パネル伏図である。
【図2】この発明の実施の形態の屋根構造の概念図であ
る。
【図3】図1(b)のX−X断面図である。
【図4】図3のC−C断面図である。
【図5】図3のB部矢視図である。
【図6】図3のA部矢視図である。
【図7】図3のD部矢視図である。
【図8】図1(b)のY−Y断面図である。
【図9】図8のE部矢視図である。
【図10】図1(b)のF部矢視図である。
【図11】図1(b)のG部矢視図である。
【図12】図11のH部矢視図である。
【図13】図1(b)のJ−J断面図である。
【図14】この実施の形態において梁々接合した例を示
す説明図である。
【図15】この実施の形態において梁々接合した別の例
を示す説明図である。
【図16】従来例の屋根構造の概念図である。
【図17】別の従来例の屋根構造の概念図である。
【符号の説明】
1 建物本体 2 付属構築物 3 付属構築物本体 4 付属構築物延長部 5 トラス 6,26 屋根パネル 29 束
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 7/02 - 7/02 501

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2階建て以上の建物本体の一側の外壁面
    に沿って設けられた建物本体より低層の付属構築物本体
    の屋根を、トラスで支持された屋根パネルで形成すると
    ともに前記建物本体の一側の外壁面と直交する他側の外
    壁面より突出させ、その突出した部位の隣に前記他側の
    外壁面に沿って延長屋根を形成し、この延長屋根を前記
    付属構築物本体に連設される付属構築物延長部の屋根と
    したことを特徴とする屋根構造。
  2. 【請求項2】 前記延長屋根は屋根パネルで形成され、
    この屋根パネルは前記建物本体の他側の外壁面に沿う束
    と、前記付属構築物延長部の外壁上で支持されている請
    求項1記載の屋根構造。
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