JPH01210553A - 母屋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、棟部分に用いられる母屋に関するものである
。

【従来の技術】

母屋を鋼材で形成する場合、断面二字型に形成するのが
一般的である。そしてこの母屋はたる木を支持する構造
材として屋根に取り付けて用し１られるものであり、屋
根の棟の随所においても使用される。また、屋根におい
て屋根梁は屋根勾配に沿った山形に組み付けて配置され
ており、棟の部所において用いられる母屋は端部をこの
屋根梁の上端部に連結することによって取り付けるよう
にしている。

【発明が解決しようとする課題】

しかし、上記のように母屋は断面フ字型に形成されるた
めにその上面は水平面として形成されており、母屋のこ
の上面と傾斜する屋根梁の上面を面一に合わせることが
できない。従って母屋と屋根梁との納まりがうまくいか
ず、特に母屋の上側に固定するたる木は屋根梁と同じ傾
斜で配置されるものであるために、母屋の上面になる木
を面で接合させることができず、母屋にたる木を取り付
けるにあたって金具などを両者間に介在させて用いる必
要があって、母屋となる木との間の納まりも容易ではな
い。 本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、屋根梁
やなる木との納まりが良くなる母屋を提供。 することを目的とするものである。

【課題を解決するための手段】

本発明は、ツェプ１の上端の両側に上フランジ２．２を
延設して形成される母屋Ａにおいて、同上７ランジ２，
２をそれぞれ外方へ向けて下り傾斜させて成ることを特
徴とするものである。

【作　用】

本発明にあっては、母屋Ａの上フランジ２．２をそれぞ
れ下り傾斜させることによって、屋根梁３やたる木４の
傾斜に合わせて母屋Ａの上面を傾斜面に形成することが
でき、母屋Ａと屋根梁３やたる木４の納まりが容易にな
る。

【実施例】

以下本発明を実施例によって詳述する。母屋Ａは二本の
鋼材を背中合わせに接合して形成されるものであり、第
１図に示すようにウェブ１の上端の両側に上７ランジ２
，２を延設すると共にウェブ１の下端の両側に下フラン
ジ６．６を延設して形成されるものである。この上７ラ
ンジ２．２及び下７ランジ６．６はそれぞれ外方へ向け
て下るように傾斜させてあり、傾斜角度は屋根勾配、す
なわち屋根梁３やたる木４の傾斜角度に合わせである。 また母屋Ａの両端には第２図（ａ）に示すようにウェブ
１に固定した接続プレート７が突出させてあり、さらに
母屋Ａの適所においてウェブ１と上下７ランジ２，６と
に囲まれる部分に取付プレート８が固定しである。 一方、屋根梁３はＨ型鋼などで形成されるものであり、
その端部を斜めに切断して端面に接合プレート９が固着
しである。そして一対の屋根梁３ｇ３をその接合プレー
）９．９同士をボルトナツト止めなどして接合させるこ
とによって、第３図（ａ）に示すように一対の屋根梁３
，３を山形に組み付けて屋根に配置されているものであ
る。この屋根梁３は所定間隔で配置されるものであり、
上記母屋Ａを屋根の棟の箇所において屋根梁３の接合部
分間に配設し、第３図（ｂ）に示すように母屋Ａの端部
に設けた接続プレート７を屋根梁３の接合プレート９に
ボルトナツトなどで結合させることによって、母屋Ａを
取り付けることができる。このとき屋根梁３の上端に母
屋Ａの上端を合わせて母屋Ａの取り付けをおこなうよう
にしてあり、従って第３図（ａ）のように母屋Ａの上７
ランク２，２の上面と屋根梁３の上面を面一に合わせる
ことがでさる。 また母屋Ａの取付プレート８には継梁１０のつなぎプレ
ート１１をボルトナツトなどで連結して継梁１０を取り
付けることができるようにしてあり、そして第４図に示
すように、傾斜して配設されるたる木４の上端を母屋Ａ
の上７ランジ２の上側に載置し、第５図のようにボルト
ナツト１２で上７ランジ２にたる木４を固定しである。 上７ランク２はたる木４の傾斜角度に合わせて傾斜して
いるために、上７ラン：）２の上面にたる木４を面接触
させて載置することができ、ボルトナツト１２で直接た
る木４を母屋Ａに固定することが可能になるのである。 たる木４の上に第４図に示すように野地板１３を張って
取り付けると共に野地板１３の上に屋根瓦材１４を取り
付けて屋根を仕上げることができる。第３図及び第４図
中１５は母屋Ａの下７ランジ６に一端を固定したプレー
スである。 【発明の効果１ 上述のように本発明にあっては、母屋の同上７ランジを
それぞれ外方へ向けて下り傾斜させであるので、屋根梁
やなる木の傾斜に合わせて母屋の上フランジの上面を傾
斜面に形成することができ、母屋と屋根梁との納まりや
母屋とたる木との納まりが容易になるものであり、特に
上フランジの上面になる木を面接触させて載置すること
ができることになって、ボルトナツトなどで直接たる木
を母屋に固定することが可能になるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る母屋の拡大した正面図、ｐＩｔＪ
２図（ａ）（ｂ）は同上の母屋の側面図と平面図、第３
図（ａ）（ｂ）（ｅ）は同上の母屋の施工状態の正面断
面図と側面断面図と平面図、第４図は同上の母屋を施工
した屋根の棟部分の断面図、第５図は同上の母屋となる
木との固定状態を示す拡大正面図である。 １はウェブ、２は上７ランジ、Ａは母屋である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ウェブの上端の両側に上フランジを延設して形成
   される母屋において、両上フランジをそれぞれ外方へ向
   けて下り傾斜させて成ることを特徴とする母屋。