JPH0613780B2 - 屋根下地構造 - Google Patents

屋根下地構造

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JPH0613780B2
JPH0613780B2 JP13529389A JP13529389A JPH0613780B2 JP H0613780 B2 JPH0613780 B2 JP H0613780B2 JP 13529389 A JP13529389 A JP 13529389A JP 13529389 A JP13529389 A JP 13529389A JP H0613780 B2 JPH0613780 B2 JP H0613780B2
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JP
Japan
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ridge
rafter
reinforcing
rafters
tree
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JP13529389A
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Inventor
一男 宇治川
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National House Industrial Co Ltd
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National House Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、たる木を並べて構成する屋根下地の構造に関
する。
[従来の技術] 従来鉄骨系の屋根下地を構成する場合、第9図に示すよ
うに登り梁30に複数本の母屋8を登り梁30と直角に
接続し、母屋8の上に母屋8と直角にたる木1を複数本
一定ピッチで載置するとともに登り梁30の上にもたる
木1を載置して屋根下地を構成していた。そして、登り
梁30の棟側端部は棟材(図示せず)に固定し、更にこ
の棟材の上にたる木1の端部を載置して固着していた。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記従来例にあっては登り梁30の真上にお
いてもたる木1が必要となり、部材点数が増えるという
問題があった。また、棟材を必要とするため、棟材を支
持する束が棟の下方に必要であり、この点でも部材点数
が増えるという問題があった。
本発明は上記した従来例の問題点に鑑みて発明したもの
であって、その目的とするところは、登り梁とたる木と
を兼用でき、また、棟材を必要とせず、部材点数を少な
くすることができ、更に施工が簡略化され、たる木の棟
側端部を非連結とし且つ棟材を設けないにもかかわらず
強度上問題がない屋根下地構造を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の屋根下地構造は、複数本のたる木1を一定ピッ
チで配設するとともに、任意のたる木1配置位置にたる
木1に代えてたる木1よりも断面積の大きい補強たる木
2を配置して屋根下地を構成し、この屋根下地において
棟材を設けない構成とし、補強たる木2の棟側端部同士
を棟側連結金物26にて連結すると共にたる木1の棟側
端部同士を非連結として成ることを特徴とするものであ
って、このような構成を採用することで、上記した従来
例の問題点を解決して本発明の目的を達成したものであ
る。
[作用] 任意のたる木1配置位置にたる木1に代えてたる木1よ
りも断面積の大きい補強たる木2を配置することで、補
強たる木2が登り梁の役目を兼用できるようになった。
また、補強たる木2の棟側端部同士を棟側連結金物26
により連結することで棟材を必要とせず、また、たる木
1の棟側端部同士を非連結としても補強たる木2の棟側
端部同士を連結することで強度上問題がなくなったもの
である。
[実施例] 以下本発明を添付図面に示す実施例に基づいて詳述す
る。
第2図に示すように梁通りには梁3の上に束4を立設
し、この束4に補強たる木接合金物5を設けてあり、補
強たる木接合金物5の上面は傾斜していてこの傾斜した
上面に梁通りに位置する補強たる木2が載設してボルト
9により取り付けてある。補強たる木接合金物5には第
3図(a)に示すように側方に向けて側片6が突設してあ
り、側片6の先端に側片6の肉厚分だけ突出方向と直交
する方向にずれた母屋連結片7が突出してある。母屋連
結片7には第3図に示すように上面が傾斜した母屋8の
端部がボルト9により連結してある。この母屋8の上に
は所定のピッチでたる木1が母屋8と直交して載設され
るものである。ここで、補強たる木2はたる木1よりも
断面積が大きく高さも高いものである。そして、この高
さの異なる補強たる木2とたる木1とは上面が同一レベ
ルとなるように施工されるものであり、このため、たる
木1の下面は補強たる木2の下面よりも上方に位置して
いるものである。第1図において10はダブルたる木で
あって、たる木1を2本背中合わせにして構成してあ
り、このダブルたる木10は他の梁の上に立設した束4
の上に取り付けたダブルたる木接合金物11の傾斜した
上面に載置され、ボルト9により取り付けてある。ダブ
ルたる木接合金物11は高さが補強たる木接合金物5よ
りも高い点をのぞけば補強たる木接合金物5と同じ構成
となっている。すなわちダブルたる木接合金物11には
第6図(a)に示すように、側片12が連出してあり、側
片12の先端に側片12の肉厚分だけ突出方向と直交す
る方向にずれた母屋連結片13が突出してある。このよ
うに、ダブルたる木10を設ける場合には母屋8の端部
はこの母屋連結片13に第6図のようにボルト9により
連結されるものである。ところで、本発明においては棟
部分においては従来と違って棟材を設けないものであ
る。そして補強たる木2の棟側端部に棟側連結金物26
を突設し、この棟側連結金物26の端部の当板27同士
をボルト9により連結するものである。この場合、第5
図に示すように、棟母屋17を設けないのでたる木1の
棟側端部は自由端としてフリーにしておくものである
が、断面積の大きい補強たる木2同士を棟部分で互いに
連結しているので、たる木1は棟部分で連結しなくても
強度上問題がないものである。なお、ダブルたる木10
の棟側端部は自由端としてフリーとしておいてもよい
が、必要に応じて別途棟側連結金物26により補強たる
木2と同様に連結してもよいものである。
梁3の端部が接続される桁梁21の上には軒先補強たる
木接合金物22や軒先たる木接合金物23がボルト9に
より接合してあって、軒先補強たる木接合金物22や軒
先たる木接合金物23の上面の傾斜面に補強たる木2や
たる木1やダブルたる木10を載置してボルト9により
接合してある。隣り合う補強たる木2間にはブレース2
4が張設される。この場合、ブレース24の端部を第7
図(a)、第8図(a)に示すように、補強たる木2の下のフ
ランジ2aの下面側にボルト9により取り付けるもので
あり、またダブルたる木10間、あるいはダブルたる木
10と補強たる木2との間にブレース24を張設するに
当たっては、第7図(b)(c)、第8図(b)に示すようにダ
ブルたる木10の下のフランジ10aの下面側にスペー
サ25を介してブレース24の端部をボルト9により接
合してある。ここで、ダブルたる木10の下フランジ1
0aにスペーサ25を介してブレース24の端部を取り
付けたり、あるいは補強たる木2の下のフランジ2aに
ブレース24を取り付けたりすることで、たる木1に邪
魔されることなくブレース24を張設することができる
ものである。
[発明の効果] 本発明にあっては、叙述のように複数本のたる木を一定
ピッチで配設するとともに、任意のたる木配置位置にた
る木に代えてたる木よりも断面積の大きい補強たる木を
配置してあるので、補強たる木が登り梁の役目を兼用す
ることとなり、従来のように登り梁の真上にたる木を設
けるのに比べてたる木と登り梁とを補強たる木で兼用さ
せた分だけ部材点数を少なくすることができ、また、屋
根下地において棟材を設けない構成とし、補強たる木の
棟側端部同士を棟側連結金物にて連結すると共にたる木
の棟側端部同士を非連結としてあるので、たる木の棟側
端部同士を非連結とすることでこの部分における連結作
業が必要でなく、また、棟材及び棟材を支持する束を必
要とせず、部材点数が少なくできるとともに作業も簡略
化でき、しかも、たる木の棟側端部同士を非連結として
も補強たる木の棟側端部同士を連結することで強度上問
題がないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概略斜視図、第2図は同上の補強たる
木の施工部分の正面図、第3図(a)(b)(c)は同上の補強
たる木接合金物と母屋との接合を示す平面図、第3図
(a)のイ−イ線の断面図及びロ−ロ線の断面図、第4図
は同上の棟側連結金物部分の平面図、第5図は同上のた
る木の施工部分の正面図、第6図(a)(b)(c)は同上のダ
ブルたる木接合金物と母屋との接合を示す平面図、第6
図(a)のホ−ホ線の断面図及びヘ−ヘ線の断面図、第7
図(a)(b)(c)は同上のブレースを張設する場合の各例を
示す側面図、第8図(a)(b)は同上のブレースを張設する
場合の各例を示す正面図、第9図は従来例の斜視図であ
って、1はたる木、2は補強たる木、26は棟側連結金
物である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本のたる木を一定ピッチで配設すると
    ともに、任意のたる木配置位置にたる木に代えてたる木
    よりも断面積の大きい補強たる木を配置して屋根下地を
    構成し、この屋根下地において棟材を設けない構成と
    し、補強たる木の棟側端部同士を棟側連結金物にて連結
    すると共にたる木の棟側端部同士を非連結として成るこ
    とを特徴とする屋根下地構造。
JP13529389A 1989-05-29 1989-05-29 屋根下地構造 Expired - Lifetime JPH0613780B2 (ja)

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JPH032446A JPH032446A (ja) 1991-01-08
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