JPH086391B2 - 屋根下地構造 - Google Patents

屋根下地構造

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JPH086391B2
JPH086391B2 JP1135290A JP13529089A JPH086391B2 JP H086391 B2 JPH086391 B2 JP H086391B2 JP 1135290 A JP1135290 A JP 1135290A JP 13529089 A JP13529089 A JP 13529089A JP H086391 B2 JPH086391 B2 JP H086391B2
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JP
Japan
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rafter
reinforcing
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rafters
brace
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JPH032447A (ja
Inventor
一男 宇治川
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、たる木を並べて構成する屋根下地の構造に
関する。
[従来の技術] 従来鉄骨系の屋根下地を構成する場合、第14図に示す
ように登り梁30に複数本の母屋8を登り梁30と直角に接
続し、母屋8の上に母屋8と直角にたる木1を複数本一
定ピッチで載置するとともに登り梁30の上にもたる木1
を載置して屋根下地を構成していた。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記従来例にあっては登り梁30の真上にお
いてもたる木1が必要となり、部材点数が増えるという
問題があった。
本発明は上記した従来例の問題点に鑑みて発明したも
のであって、その目的とするところは、登り梁とたる木
とを兼用できて部材点数を少なくすることができる屋根
下地構造を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の屋根下地構造は、複数本のたる木1を一定ピ
ッチで配設するとともに、任意のたる木1配置位置にた
る木に代えてたる木1よりも断面積が大きく且つ上下方
向の断面の背が高い補強たる木2を配置し、たる木1及
び補強たる木2の上面が面一となるように補強たる木2
の下部をたる木1の下端より下方に突出させ、補強たる
木2間にブレース24を張設するとともに該ブレース24を
補強たる木2のたる木1の下端よりも下方に突出した下
面部に取付けて成ることを特徴とするものであって、こ
のような構成を採用することで、上記した従来例の問題
点を解決して本発明の目的を達成したものである。
[作用] 任意のたる木1配置位置にたる木1に代えてたる木1
よりも断面積の大きい補強たる木2を配置することで、
補強たる木2が登り梁の役目を兼用できるようになっ
た。また、たる木1及び補強たる木2の上面が面一とな
るように補強たる木2の下部をたる木1の下端より下方
に突出させ、補強たる木2間にブレース24を張設すると
ともに該ブレース24を補強たる木2のたる木1の下端よ
りも下方に突出した下面部に取付けることで、たる木1
に邪魔されることなく、補強たる木2間にブレース24を
張設することができるようになった。
[実施例] 以下本発明を添付図面に示す実施例に基づいて詳述す
る。
第2図に示すように梁通りには梁3の上に束4を立設
し、この束4に補強たる木接合金物5を設けてあり、補
強たる木接合金物5の上面は傾斜していてこの傾斜した
上面に梁通りに位置する補強たる木2が載設してボルト
9により取り付けてある。補強たる木接合金物5には第
3図(a)に示すように側方に向けて側片6が突設して
あり、側片6の先端に側片6の肉厚分だけ突出方向と直
交する方向にずれた母屋連結片7が突出してある。母屋
連結片7には第3図に示すように上面が傾斜した母屋8
の端部がボルト9により連結してある。この母屋8の上
には所定のピッチでたる木1が母屋8と直交して載設さ
れるものである。ここで、補強たる木2はたる木1より
も断面積が大きく高さも高いものである。そして、この
高さの異なる補強たる木2とたる木1とは上面が同一レ
ベルとなるように施工されるものであり、このため、た
る木1と下面は補強たる木2の下面よりも上方に位置し
ているものである。第1図において10はダブルたる木で
あって、たる木1を2本背中合わせにして構成してあ
り、このダブルたる木10は第6図に示すように他の梁の
上に立設した束4の上に取り付けたダブルたる木接合金
物11の傾斜した上面に載置され、ボルト9により取り付
けてある。ダブルたる木接合金物11は高さが補強たる木
接合金物5よりも高い点をのぞけば補強たる木接合金物
5と同じ構成となっている。すなわちダブルたる木接合
金物11には第6図(a)に示すように、側片12が連出し
てあり、側片12の先端に側片12の肉厚分だけ突出方向と
直交する方向にずれた母屋連結片13が突出してある。こ
のように、ダブルたる木10を設ける場合には母屋8の端
部はこの母屋連結片13に第6図のようにボルト9により
連結されるものである。棟部分においては束4の上端部
に棟側補強たる木接合金物14がボルト9により接合して
あり、この棟側補強たる木接合金物14は上面が山形をし
ており、第4図のように上面の山形をした両傾斜面にそ
れぞれ補強たる木2の棟側端部を載置してボルト9によ
り接合してある。この棟側補強たる木接合金物14にも第
4図に示すように側方に側片15が設けてあり、側片15の
先端に側片15の肉厚分だけ突出方向と直交する方向にず
れた棟母屋連結片16が突出してあり、棟母屋17の端部が
この棟母屋連結片16にボルト9により接合してある。そ
して、この棟母屋17の上面に第5図に示すようにたる木
1の端部が載置されてボルト9により接合される。一
方、ダブルたる木10の棟側端部は第7図に示すように束
4の上端部に設けた棟側ダブルたる木接合金物18の山形
をした上面部の傾斜面にボルト9により接合されるもの
である。この棟側ダブルたる木接合金物18は棟側補強た
る木接合金物14より高さが高い点が異なるのみで他は同
じ構成となっており、側片19、棟母屋連結片20を有して
いて、このダブルたる木10の棟側端部部分においては、
第7図に示すように棟母屋連結片20に棟母屋17の端部が
ボルト9により接合されるものである。梁3の端部が接
続される桁梁21の上には軒先補強たる木接合金物22や軒
先たる木接合金物23がボルト9により接合してあって、
軒先補強たる木接合金物22や軒先たる木接合金物23の上
面の傾斜面に補強たる木2やたる木1やダブルたる木10
を載置してボルト9により接合してある。隣り合う補強
たる木2間にはブレース24が張設される。この場合、ブ
レース24の端部を第8図(a)、第9図(a)に示すよ
うに、補強たる木2の下のフランジ2aの下面側にボルト
9により取り付けるものであり、またダブルたる木10
間、あるいはダブルたる木10と補強たる木2との間にブ
レース24を張設するに当たっては、第8図(b)
(c)、第9図(b)に示すようにダブルたる木10の下
のフランジ10aの下面側にスペーサ25を介してブレース2
4の端部をボルト9により接合してある。ここで、ダブ
ルたる木10の下フランジ10aにスペーサ25を介してブレ
ース24の端部を取り付けたり、あるいは補強たる木2の
下のフランジ2aにブレース24を取り付けたりすること
で、たる木1に邪魔されることなくブレース24を張設す
ることができるものである。
ところで、第10図(a)(b)に示すように棟部分に
束4が設けられない場合には補強たる木2の棟側端部に
棟側連結金物26を突設し、この棟側連結金物26の端部の
当板27同士をボルト9により連結するものである。この
場合、第10図に示すように、棟母屋17を設けないのでた
る木1の棟側端部は第10図(c)に示すように自由端と
してフリーにしておくものであるが、断面積の大きい補
強たる木2同士を棟部分で互いに連結しているので、た
る木1は棟部分で連結しなくてもよいものである。
第11図、第12図には軒先部分の他例が示してあり、軒
先補強たる木接合金物22、軒先たる木接合金物23に補強
たる木2やたる木1の上面と連続する軒先受け部28を設
けたものであり、この軒先受け部28の形状は軒先の形状
に対応して前述の第11図、第12図に示すようなものだけ
でなく、第13図のようなものが考えられる。
[発明の効果] 本発明にあっては、叙述のように複数本のたる木を一
定ピッチで配設するとともに、任意のたる木配置位置に
たる木に代えてたる木よりも断面積の大きい補強たる木
を配置してあるので、補強たる木が登り梁の役目を兼用
することとなり、従来のように登り梁の真上にたる木を
設けるのに比べてたる木と登り梁とを補強たる木で兼用
させた分だけ部材点数を少なくすることができるもので
あり、また、たる木及び補強たる木の上面が面一となる
ように補強たる木の下部をたる木の下端より下方に突出
させ、補強たる木間にブレースを張設するとともに該ブ
レースを補強たる木のたる木の下端よりも下方に突出し
た下面部に取付けることで、たる木に邪魔されることな
く、補強たる木間にブレースを張設することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概略斜視図、第2図は同上の補強たる
木の施工部分の正面図、第3図(a)(b)(c)は同
上の補強たる木接合金物と母屋との接合を示す平面図、
第3図(a)のイ−イ線の断面図及びロ−ロ線の断面
図、第4図(a)(b)(c)は同上の棟側補強たる木
接合金物と棟母屋との接合を示す平面図、第4図(a)
のハ−ハ線の断面図及びニ−ニ線の断面図、第5図は同
上のたる木の施工部分の正面図、第6図(a)(b)
(c)は同上のダブルたる木接合金物と母屋との接合を
示す平面図、第6図(a)のホ−ホ線の断面図及びヘ−
ヘ線の断面図、第7図(a)(b)(c)は同上の棟側
ダブルたる木接合金物と棟母屋との接合を示す平面図、
第7図(a)のト−ト線の断面図及びチ−チ線の断面
図、第8図(a)(b)(c)は同上のブレースを張設
する場合の各例を示す側面図、第9図(a)(b)は同
上のブレースを張設する場合の各例を示す正面図、第10
図(a)(b)(c)は棟部分において束を設けない場
合における補強たる木同士の接続を示す正面図、平面図
及びたる木の棟側端部の正面図、第11図(a)(b)は
同上の軒先の他の実施例の補強たる木部分の平面図及び
正面図、第12図(a)(b)は同上の軒先の他の実施例
のたる木部分の平面図及び正面図、第13図(a)(b)
は同上の軒先の更に他の実施例のたる木部分の平面図及
び正面図、第14図は従来例の斜視図であって、1はたる
木、2は補強たる木である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本のたる木を一定ピッチで配設すると
    ともに、任意のたる木配置位置にたる木に代えてたる木
    よりも断面積が大きく且つ上下方向の断面の背が高い補
    強たる木を配置し、たる木及び補強たる木の上面が面一
    となるように補強たる木の下部をたる木の下端より下方
    に突出させ、補強たる木間にブレースを張設するととも
    に該ブレースを補強たる木のたる木の下端よりも下方に
    突出した下面部に取付けて成ることを特徴とする屋根下
    地構造。
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JPS63189552A (ja) * 1987-01-28 1988-08-05 積水化学工業株式会社 建物の小屋組
JPH02140346U (ja) * 1989-04-20 1990-11-22

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