JPS647135Y2 - - Google Patents

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JPS647135Y2
JPS647135Y2 JP19122185U JP19122185U JPS647135Y2 JP S647135 Y2 JPS647135 Y2 JP S647135Y2 JP 19122185 U JP19122185 U JP 19122185U JP 19122185 U JP19122185 U JP 19122185U JP S647135 Y2 JPS647135 Y2 JP S647135Y2
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JP
Japan
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roof
climbing
bundle
piece
climbing beam
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JP19122185U
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JPS6299710U (ja
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、傾斜屋根と該傾斜屋根から立上る壁
面などの段差とを有する屋根の形成を容易とする
屋根構造に関する。
〔背景技術〕
例えば第6図に例示するごとく、一方の軒先部
Aからのびる小巾の傾斜屋根R1に他方の軒先部
Bからのびる片流れ屋根状の傾斜屋根R2の先端
から垂下する壁面を交差させることにより、前記
傾斜屋根R1上に段差Cを設けた屋根Rが用いら
れる場合がある。
このような屋根Rでは、前記段差Cに作用する
風圧に耐えるためには、屋根の軸組の剛性を高め
ることが必要となる。
しかし従来、このような段差Cを屋根に形成す
るには、傾斜屋根R1を形成するたる木又は母屋
部材等に段差C形成用の束材を、直接立上げてい
たため、屋根軸組の剛性に劣り、屋根強度を低下
させるとともに、段差Cに作用する風圧力を柱等
に円滑に伝達できず、強風時には屋根を変形させ
るという恐れがあつた。
〔考案の目的〕
本考案は、小屋梁上に取付く束材によつて傾斜
屋根形成用の登り梁を支持させることを基本とし
て、小屋の軸組強度を高め、前記問題点を解決し
うる屋根構造の提供を目的としている。
〔考案の開示〕
以下本考案の屋根構造が、第6図に示した屋根
Rにおいて、前記傾斜屋根R1に、該傾斜屋根R
1から立上る段差Cを形成するのに使用される場
合を例にとり、その一実施例を図面に基づき説明
する。
第1〜3図において、屋根構造は、小屋梁3
と、一端が軒先部Aで支持される一方の登り梁6
との間を、下の束材15を用いて連結するととも
に、前記一方の登り梁6の上方で前記軒先部Aに
向かい上に傾く他方の登り梁7との間を、上の束
材16を用いて連結しており、前記小屋梁3は、
軒先部A,Bに沿つて配する桁30,31を、そ
の中間位置で連結している。
又、桁30,31間には、屋根ケラバ下方に位
置する小屋梁2,2を架設するとともに、小屋梁
2,3間に、小屋梁33,33を架け渡してい
る。
又本実施例では、母屋部材8は、けらば部分で
は、前記小屋梁2上に立設した束材9で支持さ
れ、又束材9は、前記軒先部Aで一端が支持され
る一方の登り梁4の他端を、該束材9に取付ける
連結金具10によつて接続し、又小屋梁33上で
は束材34によつて支持される。
前記母屋部材8は、第6図に示した、他方の軒
先部Bから上に傾く傾斜屋根R2先端の棟木であ
つて、前記桁31との間には、屋根勾配に合わせ
て高さを違える他の母屋部材35,36が水平か
つ平行に架け渡される。なお母屋部材35,36
は、夫々、前記小屋梁2,3,33から立上る束
材39,40により支持される。
又母屋部材8,35,36は、本例では、ウエ
ブ41の上下にフランジ42,43を設ける断面
H型の綴り合わせ材を用いており、前記桁31か
ら順次高位置となる母屋部材35,36,8は、
登り梁45,46、登り梁7とを用いて順次接続
される。従つて、登り梁7は、前記登り梁45,
46を介して軒先部Bから延設され、一方の軒先
部Aに向かつて上に傾斜する。なお登り梁7,4
5,46は、各小屋梁2,3,33上に位置して
配設されるとともに、登り梁7,45,46は、
母屋部材8,35,36にボルト止めされる取付
板49に突片50を突設する上、下の取付金具5
1,52を用いて固定される。なお登り梁45の
下端は、L字の固定金具52によつて桁31に固
定され、片流れ屋根状の前記傾斜屋根R2を形成
する屋根の軸組を形成する。
又前記小屋梁3上方で上に傾く登り梁6は、第
2〜3図に示すように、溝形鋼からなる枠材片7
3,74のウエブを背中合わせに接合した綴り合
わせ材からなり、又その一端には、前記桁30で
固定しうるL字の固定金具61が設けられ、又他
端には、枠材片74を短寸に形成することによつ
て、他方の突出部がなす取付部71が設けられ
る。なお取付部71には、2つの透孔を開穿して
いる。又登り梁6は、一端が桁30に固定金具6
1によつて、又その他端は、前記取付金具51に
形成する突片50でその取付部71をボルト止め
され、前記登り梁4,5と同一勾配で傾斜する。
又登り梁6にはその架け渡しによつて、前記束
材34に向かつてのびる垂直な支持片37をその
両側に突設している。
前記下の束材15は、束基部17の下端に、小
屋梁3の方向に張出す脚片19を直角に設けると
ともに、又上端には、前記登り梁6と同傾斜の受
片21を設けており、下の束材15は、脚片19
を前記小屋梁3に、又受片21を登り梁6の下面
にボルト止めすることによつて、該小屋梁3、登
り梁6の間を連結している。
又、上の束材16は、束基部23の下端に、前
記登り梁6と同傾斜の脚片20を設け、又上端
に、前記母屋部材8の下面を受ける受片22を設
けている。従つて、上の束材16は、前記脚片2
0を登り梁6上面に、又受片22を、母屋部材8
下面にボルト止めされ、該母屋部材8と登り梁6
とを強固に連結する。従つて、母屋部材8は、
上、下の束材16,15を介して、小屋梁3に接
続され、屋根軸組の剛性を高めるとともに、傾斜
屋根R2、段差Cに作用する風圧力を小屋梁3を
へて柱に連結し、家屋の骨組強さを増す。
なお小屋梁2上の前記束材9は、第4〜5図に
詳示するように、断面H字の綴り合わせ材からな
る束基部54の下端に、該束基部54と直角に張
出す脚片55を設けかつ上端には、前記母屋部材
8をボルト止めする受片56を設けている。又脚
片55を、小屋梁2の長手方向に合わせて固定す
ることによつて、束基部54の溝部は、小屋梁2
の長手方向に向く。
又前記束材9には、その側面、本例では、該束
材9のウエブに、上下2段にボルト孔53…を穿
設するとともに、束材34に向く他側面には、前
記支持片37と同高に垂直な支持片37を突設す
る。又束材34にも、支持片37を両側面に夫々
突設している。
又前記登り梁4は、溝形鋼からなる枠材片5
9,60を背中合わせに接合する綴り合わせ材か
らなり、又その下端には、前記桁30の上面にボ
ルト止めする水平片を有する略L字の固定金具6
1を溶着するとともに、その先端には、一方の枠
材片59を短寸に形成することによつて、他方の
枠材片60の突出部からなる取付部62を形成し
ている。なお取付部62には、透孔63を並設す
る。
前記連結金具10は、前記ボルト孔53に位置
合わせしうる透孔64…を具えかつ束材9のフラ
ンジ間に挿入して前記ウエブに当接しうる取付片
12に、上縁が前記登り梁4と同方向に傾く固定
片13を設けており、該固定片13の先端部に
は、前記取付部62の透孔63に位置合わせしう
る透孔66,66を透設している。
従つて、軒先部Aの桁30で、固定金具61に
より一端を支持され、小屋梁2上方で上に傾く前
記登り梁4の他端を、束材9にボルト止めされる
連結金具10の固定片13にボルト止め、固定さ
れる。又束材9は、小屋梁2と、他方の軒先部B
からのびる登り梁7先端の母屋部材8を強固に連
結し、屋根、前記段差Cに作用する風圧力を、小
屋梁2、柱等に円滑に伝達できる。
又束材9と、前記母屋部材35との間にも、登
り梁5を架け渡す。
登り梁5は、溝形鋼からなる枠材片69,70
のウエブを接続した綴り合わせ材からなり、その
上端には、前記登り梁4と同一の取付部62を、
又下端には、比較的長い取付部72を形成し、該
取付部72を連結金具11により束材9に固定す
る。連結金具11は、連結金具10の取付片12
と同構成の取付片18に、登り梁5の傾斜に合わ
せて上縁が傾く固定片14を突設しており、又固
定片14には、斜め方向に3段の透孔を、前記登
り梁5を位置ずれさせ取付け可能に並設する。な
お登り梁5上端の取付部62は、前記取付金具5
1の突片50にボルト止めされ、従つて登り梁
4,5は協働して一直線上に、桁30と母屋部材
35とを、束材9を介して連結し、屋根剛性を高
める。
なお束材9,34、登り梁6の前記支持片37
間には、夫々継ぎ梁77…を架け渡すとともに、
小屋梁2,3,33間にも、各束材9,39,4
0の下端で、継ぎ梁79…を架設し、軸組み強度
を高める。又、各コーナ部にはその対角線上にブ
レース(図示せず)を配し、軸組剛性を向上す
る。
〔考案の効果〕
このように本考案の屋根構造は、小屋梁と一端
が軒先部で支持される登り梁との間を下の束材を
用いて連結し、又前記軒先部に向かつて上に傾く
他方の登り梁先端の母屋部材と前記一方の登り梁
との間を上の束材を用いて連結しており、従つ
て、第6図に示した、傾斜屋根と該傾斜屋根から
立上る段差を有する屋根の軸組の形成を容易とす
る。又段差等に働く風圧力を小屋梁もしくは小屋
梁を介して柱に伝達でき、屋根軸組強度を向上す
る。又上、下に束材は、夫々下端、上端の脚片、
受片をボルト止めすることによつて接続してお
り、従つてその施工性を高めるとともに、上、下
の束材は、その位置ずれによつて、取付位置の異
なる登り梁の固定をも可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構造が使用される屋根軸組を
例示する斜視図、第2図は本考案の一実施例を示
す断面図、第3図はその分解斜視図、第4図は第
1図の軸組において登り梁を支持する他の構造を
示す断面図、第5図はその分解斜視図、第6図は
形成される屋根を略示する斜視図である。 3……小屋梁、6……一方の登り梁、7……他
方の登り梁、8……母屋部材、15……下の束
材、16……上の束材、17……束基部、19,
20……脚片、21,22……受片、23……束
基部、A……一方の軒先部、B……他方の軒先
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 小屋梁と、一端が軒先部で支持され前記小屋梁
    上方で上に傾く一方の登り梁との間を、束基部下
    端に直角な脚片を具えかつ上端に前記登り梁と同
    傾斜の受片を設ける下の束材の前記脚片を小屋梁
    上面に、前記受片を前記一方の登り梁下面にボル
    ト止めすることにより連結するとともに、前記一
    方の登り梁上方で前記軒先部に向かい上に傾く他
    方の登り梁先端の母屋部材と前記一方の登り梁と
    の間を、束基部下端に前記一方の登り梁と同傾斜
    の脚片を具えかつ上端に水平な受片を有する上の
    束材の前記脚片を一方の登り梁上面に、又受片を
    前記母屋部材下面にボルト止めすることにより連
    結してなる屋根構造。
JP19122185U 1985-12-12 1985-12-12 Expired JPS647135Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19122185U JPS647135Y2 (ja) 1985-12-12 1985-12-12

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JP19122185U JPS647135Y2 (ja) 1985-12-12 1985-12-12

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Publication Number Publication Date
JPS6299710U JPS6299710U (ja) 1987-06-25
JPS647135Y2 true JPS647135Y2 (ja) 1989-02-27

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ID=31145161

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