JPH0625537Y2 - 家屋の屋根構造 - Google Patents

家屋の屋根構造

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JPH0625537Y2
JPH0625537Y2 JP7841888U JP7841888U JPH0625537Y2 JP H0625537 Y2 JPH0625537 Y2 JP H0625537Y2 JP 7841888 U JP7841888 U JP 7841888U JP 7841888 U JP7841888 U JP 7841888U JP H0625537 Y2 JPH0625537 Y2 JP H0625537Y2
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roof
wall
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house
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孝男 吉田
恵一 池永
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ナショナル住宅産業株式会社
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、家屋本体部に連なる家屋追加部を有する家屋
において、家屋本体部を覆う本体屋根パネルの取付強度
を高め、風等の吹上げに対する軒先強度を高めうる家屋
の屋根構造に関する。
〔従来の技術〕
工場等で生産した部材を組み立てることによって家屋を
形成する、いわゆるプレハブ工法の家屋が多用されてい
る。又このようなプレハブ工法の家屋においても、居住
者の好みに応じて、居住面積を変化し又見映えを多様化
することが望まれている。他方、プレハブ工法の家屋に
は、住宅のコストダウンと、品質の向上とを主とした目
的として、通産省、建設省が以前に、ナショナルプロジ
エクトとして推進した規格化住宅がある。しかしなが
ら、このような規格化住宅は、第11図に例示するごと
く、例えば総二階の家屋とすることによって、コストダ
ウン等を図っており、その結果、外観の変化に乏しいも
のとなりがちであり、近年の、居住者の嗜好の多様化に
は充分には対応しきれない場合がある。
従って、このような規格化住宅においても、外観等の多
様化が望まれており、又多様化に際しても、規格化住宅
の有する特性を可能な限り残存させることが重要とな
る。
又この多様化のために、例えば第11図に示すごとく、
総二階の家屋本体部Aに、一点鎖線で示すような、家屋
本体部Aに一体に連なる家屋追加部Bを設けることによ
って、外観の多様性を増すとともに、居住空間を広げる
ことを案出した。
なお、従来の建築思想においては、このような家屋追加
部Bを設けることによって屋根形状が変化した家屋は、
その都度その形状に合わせた屋根組を用いて屋根葺され
る。
他方、プレハブ工法の家屋において、柱、梁等を用いて
骨組体を形成した上、この骨組体に壁体を組付ける骨組
構造の家屋の他、骨組体を用いることなく、壁体を直接
接合金具を用いて組立てるいわゆるシエル構造の家屋も
ある。このようなシエル構造の家屋は、施工期間の短
縮、価格の低減を計りうるなど、骨組構造の家屋に比べ
て優れた特長を有し、近年その需要が増大しつつある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このようなシエル構造の家屋においてそ
の都度、家屋追加部の位置に応じて屋根組を行うもので
は、前記家屋追加部の設置位置が多岐に亘るものである
以上、設計、製作、保管等に手間を要し、又屋根組の構
成の変化は、家屋本体部自体の各部の構造変更をもたら
すなど、規格化住宅としての特性を損ないがちとなる。
従って、本考案者らは、家屋本体部Aは本体屋根を用い
て覆うとともに、家屋追加部を、前記本体屋根とは別個
の追加屋根によって屋根施工をすることを案出した。又
このような本体屋根、追加屋根には夫々本体屋根パネ
ル、追加屋根パネルが用いられるが、家屋追加部Bが突
設された場合において本体屋根パネル、追加屋根パネル
を納まりよく取付けると、第1図右上部分に例示するよ
うに、本体屋根パネルCP5の家屋本体部Aから壁体W
bに対して斜めとなる端縁a5を有して突出する本体軒
先CNにおいて支持されない三角状の自由な縁部hが生
じる場合がある。このような自由な縁部hの軒先部は吹
上げ風に対して強度が劣り、軒先部の破損、変形等が生
じる恐れがある。
本考案は、本体屋根パネルの本体軒先を軒固定金具を用
いて支持することを基本として、該本体軒先の吹上げ風
に対しての強度、剛性を施工性よく高めうる家屋の屋根
構造の提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために本考案の家屋の屋根構造は、
本体壁パネルPWaを用いて形成されかつ外壁面の1つ
の出隅のコーナ部からのびる一方の本体壁体Waに、こ
のコーナ部を起点として終点の途切れ端までのびる開口
部Kを設けた家屋本体部Aを覆い、かつ前記本体壁体W
aに直角しかも水平な主棟部X1を具えるとともに本体
屋根パネルCPを用いて形成された本体屋根C、 および前記開口部Kをコ字に囲み追加壁パネルPVを用
いた追加壁体Vを有する家屋追加部Bを覆うとともに前
記本体屋根C上に基端を発し前記本体屋根Cが傾斜する
方向の水平な棟部Y1を有する追加屋根パネルDPを用
いて形成した追加屋根Dからなり、 前記コーナ部を挟み前記一方の本体壁体Waと直角な他
方の本体壁体Wbをなす本体壁パネルPWbは、一端面
を前記コーナ部にしかも本体壁パネルPWaの屋内側の
内壁面と一直線上に位置させ、しかも前記コーナ部から
この本体壁体Wbと一直線に配される前記追加壁体Vの
追加壁パネルPVのコーナ部側の一端面を、前記本体壁
体Waの外壁面と一直線上に位置させることにより、本
体壁パネルPWb、追加壁パネルPVの前記一端面間に
間隙KGを形成するとともに、 この間隙KGに、本体壁体Wbをなす本体壁パネルPW
bの前記一端面と、前記追加壁パネルPVの前記一端面
とにボルト止めされる各取付片(23A)、(23A)
を有する接続金具(23)を配するとともに、 前記家屋本体部Aに、前記開口部K上方を通り一端面が
前記接続金具(23)に固定されかつ他端面が前記開口
部Kの途切れ端に固定される梁材Hを配置し、 前記本体屋根パネルCPは、家屋本体部Aの前記主棟部
X1端から前記他方の本体壁体Wbをなす本体壁パネル
PWbに対して斜めに交わりかつ前記梁材Hの中心延長
線をこえてのびることにより、この本体壁パネルPWb
から突出する三角状の本体軒先CNを形成するととも
に、 前記梁材Hと接続金具(23)との上面に、この各上面
にボルト止めされる長軸状の基端部(16A)、および
この基端部(16A)の外端からのび前記三角状の本体
軒先CNと同傾斜で下に傾く軒部(16B)を有する軒
固定金具(16)を取付け、かつ前記軒部(16B)の
上面に、前記三角状の本体軒先CNを固定する。
〔作用〕
家屋本体部は、本体屋根パネルを用いて形成した本体屋
根により覆っている。従って家屋本体部はその屋根を、
家屋追加部を設けない場合とほぼ同様に形成でき、例え
ば家屋本体部が規格化住宅であるときにも、その特性を
残存させうる。又家屋本体部には家屋追加部を突設して
おり、従って家屋に変化を与えて多様性を増し、又居住
面積を増大できる。しかも家屋追加部は、前記本体屋根
上に基端を発し本体屋根が傾斜する方向の棟部を有する
とともに追加屋根パネルを用いて形成した追加屋根によ
り覆われるため、この追加屋根を本体屋根の施工後に形
成することが可能となり、屋根施工を便宜とする他、家
屋追加部を設けたことによる家屋本体部の構造変化を減
じることができ、家屋全体の組立、構成の簡易化に役立
つ。
又本体屋根パネルの本体壁体から突出する三角状の本体
軒先は、家屋本体部の開口部上方を通る梁材と、この梁
材の一端面を固定する接続金具との上面にボルト止めさ
れる軒固定金具の軒部の上面で固定されるため、本体屋
根パネルの軒先部の取付強度を高めることができ、吹上
げ風に対する抵抗力を増大しうる。
なお軒固定金具の前記軒部は、前記三角状の本体軒先と
同傾斜で下に傾くため、本体屋根パネルとの接続が簡易
にでき、施工能率を向上しうる。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
図において本考案の家屋の屋根構造は、本体屋根パネル
CPを用いて家屋本体部Aを覆う本体屋根Cを形成する
とともに、該家屋本体部Aに連なる家屋追加部Bを、追
加屋根パネルDPを用いて形成される追加屋根Dを用い
て覆っている。また本体屋根パネルCP5の三角状の本
体軒先CNは家屋本体部Aに固定される軒固定金具16
に固定している。
家屋本体部Aは、外壁面の1つの出隅のコーナ部c1を
挟む短辺、即ち妻側に位置しかつ本体壁パネルPWaを
用いて形成される一方の本体壁体Wa、長辺、即ち桁側
に位置しかつ本体壁パネルPWbを用いて形成される他
方の本体壁体Wbを有する平面矩形の周囲壁を具える。
なおコーナ部c1を挟んで前記一方の本体壁体Waと直
角に配される他方の本体壁体Wbをなす本体壁パネルP
Wbは、その一端面をコーナ部c1にしかも前記本体壁
パネルPWaの屋内側の内壁面と一直線上に位置させて
いる。
又家屋本体部Aの前記コーナ部c1からのびる前記一方
の本体壁体Waには、このコーナ部c1を起点として終
点の途切れ端までのびる開口部Kが設けられ、この開口
部Kによって家屋追加部Bは家屋本体部Aとその内部が
連なる。
前記家屋追加部Bは、追加壁パネルPVを用いて形成さ
れる追加壁体Vを有する。この追加壁体Vは、前記コー
ナ部c1から前記本体壁体Wbと一直線に配される一方
の追加側壁体Vaと、前記開口部Kの前記途切れ端に立
設する柱Gに内端が接続されかつ前記本体外壁Waと直
角に外方にのびる他方の追加側壁体Vbと、この一方、
他方の追加側壁体Va、Vbの外端間を連結する追加中
央壁体Vcとを含む。従って、追加壁体Vは、前記開口
部Kをコ字に囲む。
なお追加側壁体Va、Vb、追加中央壁体Vcは、その
コーナ部c2、c3を接続金具63、63を用いて結合
している。
又前記一方の追加側壁体Vaをなす追加壁パネルPVの
コーナ部c1側の一端面は、前記本体外壁Waの外壁面
と一直線上に位置する。従って、前記本体壁パネルPW
bの前記一端面と、追加壁パネルPVの前記一端面との
間には本体壁体Waの厚さに略等しい間隙KGが形成さ
れる。
この間隙KGには、第7図に示すように、前記本体壁体
Wbをなす本体壁パネルPWbの前記一端面と、前記一
方の追加側壁体Vaをなす追加壁パネルPVの前記一端
面とに夫々ボルト止めされる垂直な取付片23A、23
Aを有する直方体状の接続金具23が配される。なお接
続金具23の水平な上面は、本体壁パネルPWb、およ
び追加壁パネルPVの各上面と整一する。
さらに家屋本体部Aに、前記開口部K上方を通り一端面
が前記接続金具23の背片23bに固定されかつ他端面
が開口部Kの前記途切れ端に立設する前記柱Gに固定さ
れる梁材Hを配置する。なお梁材Hは、その他端面を形
成する端板22Aにより前記柱Gに固定されるととも
に、一端面を形成する端板22Bを前記背片23bに固
着することによって、コーナ部c1と柱Gとの間に架け
渡され、家屋本体部Aの壁体強度を維持している。又梁
材Hの上面は、接続金具23の上面と整一する。
前記本体屋根Cは、第4図に示すように、本例では、
桁、妻側に夫々軒先部を有する寄せ棟をなす傾斜本体屋
根C1、C2、C3、C4からなり、その間に前記本体
壁体Waに直角しかも水平な主棟部X1、および下り棟
部X2、X3、X4、X5が形成される。
家屋追加部Bが連設される傾斜本体屋根C1は、第1図
に示すように、前記コーナ部c1にのびる下り棟部X2
に一方の端縁a1を位置するとともに他方の端縁a2が
前記梁材Hに向かって妻方向にのびる三角状の本体屋根
パネルCP1、およびこの本体屋根パネルCP1の前記
端縁a2とは小間隙gを隔てて向き合う一方の端縁a3
と前記下り棟部X3に沿う端縁a4とを有する三角状の
本体屋根パネルCP2を含む。なお本体屋根パネルCP
2には、その軒先部eを前記他方の追加側壁体Vbの側
方で欠落させた除去部28が設けられ、かつ本体屋根パ
ネルCP1の軒先端dを前記除去部28における本体屋
根パネルCP2の軒先端d2と揃えることにより、傾斜
本体屋根C1には、家屋追加部Bの部分において前記本
体壁体Waの上方で途切れる切欠部11が形成される。
前記コーナ部c1を挟んで直交する傾斜本体屋根C2を
構成する本体屋根パネルCP5は、前記端縁a1と間隙
gを挟んで平行に向き合う端縁a5を有し前記他方の本
体壁体Wbから突出する本体軒先CNを形成する三角状
をなす。また本体屋根パネルCP5には、前記端縁a5
が前記主棟部X1端から本体壁体Wbをなす前記本体壁
パネルPWbに対して斜めに交わりかつ前記梁材Hの中
心延長線をこえてのびることにより、この本体壁パネル
PWbから突出する三角状の本体軒先CNの縁部hが形
成される。
又本体屋根パネルCPは、第5、8図に略示するごと
く、溝型鋼からなる枠材24を周囲に配した枠組の上面
に野地板25に設けかつ枠組内部に適宜桟材を架け渡し
た鋼製枠のパネル体を用いている。
又このような本体屋根パネルCPは、第1、2図に示す
継ぎ梁12とともに、第2図に示す取付金具30及び軒
固定金具16を用いて、下端部が夫々固定される。なお
取付金具30は、前記柱Gの上端にボルト止めされる基
板31に、前記本体屋根パネルCP2を固定しうる支持
片32、32を立上げている。
前記継ぎ梁12は、第8、9図に示すように、溝部を上
向きとした溝形鋼からなる長尺の基体37の一端部に、
前記追加中央壁体Vcの上面にボルト止めされる略Z字
状の取付板39を固着し、かつ他端部に固定金具40を
溶着している。この固定金具40は、前記梁材Hにボル
ト止めされる底片の両側に支持片44、44を具え、該
支持片44、44を本体屋根パネルCP1の桟材にボル
ト止めすることにより、該本体屋根パネルCP1の下端
部を固定する。
軒固定金具16は、第5、6、7図に示すごとく、溝部
を側方に向けて水平にのびる溝形材からなりかつ梁材H
と前記接続金具23との各上面にボルト止めされる長軸
状の基端部16Aと、該基端部16Aの外端からのびか
つ基端部16Aと同一断面寸度を有する溝形材からなり
しかも本体屋根パネルCP5の前記三角状の本体軒先C
Nの縁部hと同傾斜で下に傾く軒部16Bとを有する。
基端部16A上面には、本体屋根パネルCP1を固定し
うる2つの支持片33を立上げる一方、軒部16B外端
には、連結孔34を穿設した固定片35が本体屋根パネ
ルCP5の本体軒先CNと平行に突設される。
本体屋根パネルCP5の前記三角状の本体軒先CNの縁
部hは、第5、6図に示すごとく、前記軒固定金具16
を用いて固定する。軒固定金具16は、その軒部16B
に設ける前記固定片35上に本体屋根パネルCP5の枠
材24を載置しかつ連結孔34を通るボルトを用いて枠
材24と固定片35とを結合することにより、前記縁部
hを固定し、風の吹上げに対する三角状の本体軒先CN
の耐力を高める。
又前記家屋追加部Bを覆う追加屋根Dは、前記本体屋根
C上に基端を発し本体屋根Cが傾斜する方向に水平にの
びる棟部Y1を有するとともに、この棟部Y1両側の傾
斜追加屋根D1、D2と、該棟部Y1の先端で、前記追
加側壁体Va、Vbと追加中央壁体Vcとが交わるコー
ナ部c2、c3に向かって下に傾斜する下り棟部Y2、
Y3間の傾斜追加屋根D3とを含む。
又前記傾斜追加屋根D1は、端縁a6が、本体屋根パネ
ルCP5の前記端縁a5と向き合うとともに、該傾斜追
加屋根D1の傾斜が本体屋根パネルCP5と一致ししか
も上面が整一する一方、その桁側の軒先端f1は、本体
屋根パネルCP5の軒先端の整一する。
傾斜追加屋根D2は、本体屋根C上に接してのびる端縁
a7を具えるとともに、その下端は、本体屋根パネルC
P2に設けた切欠部11上をのびかつ前記軒先部eと直
交する軒先端f2が形成される。
前記追加屋根パネルDPは、傾斜追加屋根D1、D2を
形成する四角形の追加屋根パネルDP1、DP1と、傾
斜追加屋根D3を形成しかつ2つの三角形状の同形の追
加屋根パネルDP2、DP2とを含む。
なお前記追加屋根パネルDPは、第8図に示すごとく木
質の枠材46の上面に野地板47を、又下面に面材49
を取付けるとともに適宜桟材を内部に架け渡した木質の
いわゆるフラッシュパネル体からなる。
なお追加屋根パネルDPは、棟部Y1、下り棟部Y2、
Y3において第10図に示すように、上の連結片14、
下の連結片15を用いて結合される。
さらに追加屋根パネルDP1、DP2は、第1、2図、
第8、9図に示す屋根受金具17を用いて支持される。
なお屋根受金具17は、家屋追加部Bの追加側壁体V
a、Vb、追加中央壁体Vc上に夫々配される屋根受金
具17A、17B、17Cを含む。
屋根受金具17Cは、第9図に示すごとく追加中央壁体
Vc上面に固定される梁金具19上に取付けられる。
梁金具19は、前記追加中央壁体Vcの全長さに亘る溝
部を上に向けた溝形材からなりかつ該追加中央壁体Vc
上面に固定される下弦材19Aと、該下弦材19Aの略
中央部分の上方に溝部を下に向けて配される溝形材から
なる上弦材19Bとを具えるとともに、下弦材19A、
上弦材19Bの間を立上げ片19Cによって連結してい
る。
屋根受金具17Cは、第1、2図、第9図に示すよう
に、前記梁金具19の上弦材19B上にボルト止めされ
る底片65の内縁に、立上げ片66を介して追加屋根パ
ネルDP2の傾斜に合わせて内方かつ上に斜めに傾く受
片67を設けた折曲げ体であって、又屋根受金具17C
は、梁金具19の前記上弦材19Bの長さとほぼ同長に
形成される。又受片67に孔部を隔設するとともに、第
8図に例示するごとく、追加屋根パネルDP2の枠材又
は桟材を貫通するボルトを前記孔部に挿入しかつナット
止めすることによって梁金具19は屋根受金具17Cを
介して追加屋根パネルDP2を支持できる。なおボルト
の取付位置では、前記野地板47を欠切し、ボルト頭を
沈める凹部を形成する。
屋根受金具17A、17Bは、屋根受金具17Cと略同
様に形成され、追加側壁体Va、Vbの上面に直接載置
固定され、追加屋根パネルDP1、DP1を固定する。
このように追加屋根パネルDP1、DP2、D2の取付
けにより、前記追加屋根Dを形成でき、又第3図に示す
ように、家屋本体部Aの本体壁体Waをこえて外方に家
屋追加部B上にのびる張出し部Daと、該張出し部Da
から棟側にのび前記本体屋根Cに重なる重なり部Dbと
が形成され、前記張出し部Daによって家屋追加部Bを
覆っている。
〔考案の効果〕
家屋本体部は、本体屋根パネルを用いて形成した本体屋
根により覆っている。従って家屋本体部はその屋根を、
家屋追加部を設けない場合とほぼ同様に形成でき、例え
ば家屋本体部が規格化住宅であるときにも、その特性を
残存させうる。又家屋本体部には家屋追加部を突設して
おり、従って家屋に変化を与えて多様性を増し、又居住
面積を増大できる。しかも家屋追加部は、前記本体屋根
上に基端を発し本体屋根が傾斜する方向の棟部を有する
とともに追加屋根パネルを用いて形成した追加屋根によ
り覆われるため、この追加屋根を本体屋根の施工後に形
成することが可能となり、屋根施工を便宜とする他、家
屋追加部を設けたことによる家屋本体部の構造変化を減
じることができ、家屋全体の組立、構成の簡易化に役立
つ。
又本体屋根パネルの本体壁体から突出する三角状の本体
軒先は、家屋本体部の開口部上方を通る梁材と、この梁
材の一端面を固定する接続金具との各上面にボルト止め
される軒固定金具の軒部の上面で固定されるため、本体
屋根パネルの軒先部の取付強度を高めることができ、吹
上げ風に対する抵抗力を増大しうる。
なお軒固定金具の前記軒部は、前記三角状の本体軒先と
同傾斜で下に傾くため、本体屋根パネルとの接続が簡易
にでき、施工能率を向上しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図はその
構成部材を例示する分解斜視図、第3図は本体屋根と追
加屋根とを例示する平面図、第4図は屋根全体を示す平
面図、第5図は本体屋根パネルと軒固定金具と梁材との
取付状態を示す断面図、第6図はそのZ−Z線断面図、
第7図は軒固定金具を例示する斜視図、第8図は梁金
具、屋根受金具を例示する断面図、第9図はその分解斜
視図、第10図は追加屋根パネルの取付状態を示す斜視
図、第11図は従来の家屋を例示する斜視図である。 16…軒固定金具、16A…基端部、 16B…軒部、A…家屋本体部、 B…家屋追加部、H…梁材、 CN…本体軒先、K…開口部、 CP…本体屋根パネル、V…追加壁体、 Wa、Wb…本体壁体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体壁パネルPWaを用いて形成されかつ
    外壁面の1つの出隅のコーナ部からのびる一方の本体壁
    体Waに、このコーナ部を起点として終点の途切れ端ま
    でのびる開口部Kを設けた家屋本体部Aを覆い、かつ前
    記本体壁体Waに直角しかも水平な主棟部X1を具える
    とともに本体屋根パネルCPを用いて形成された本体屋
    根C、 および前記開口部Kをコ字に囲み追加壁パネルPVを用
    いた追加壁体Vを有する家屋追加部Bを覆うとともに前
    記本体屋根C上に基端を発し前記本体屋根Cが傾斜する
    方向の水平な棟部Y1を有する追加屋根パネルDPを用
    いて形成した追加屋根Dからなり、 前記コーナ部を挟み前記一方の本体壁体Waと直角な他
    方の本体壁体Wbをなす本体壁パネルPWbは、一端面
    を前記コーナ部にしかも本体壁パネルPWaの屋内側の
    内壁面と一直線上に位置させ、しかも前記コーナ部から
    この本体壁体Wbと一直線に配される前記追加壁体Vの
    追加壁パネルPVのコーナ部側の一端面を、前記本体壁
    体Waの外壁面と一直線上に位置させることにより、本
    体壁パネルPWb、追加壁パネルPVの前記一端面間に
    間隙KGを形成するとともに、 この間隙KGに、本体壁体Wbをなす本体壁パネルPW
    bの前記一端面と、前記追加壁パネルPVの前記一端面
    とにボルト止めされる各取付片(23A)、(23A)
    を有する接続金具(23)を配するとともに、 前記家屋本体部Aに、前記開口部K上方を通り一端面が
    前記接続金具(23)に固定されかつ他端面が前記開口
    部Kの途切れ端に固定される梁材Hを配置し、 前記本体屋根パネルCPは、家屋本体部Aの前記主棟部
    X1端から前記他方の本体壁体Wbをなす本体壁パネル
    PWbに対して斜めに交わりかつ前記梁材Hの中心延長
    線をこえてのびることにより、この本体壁パネルPWb
    から突出する三角状の本体軒先CNを形成するととも
    に、 前記梁材Hと接続金具(23)との上面に、この各上面
    にボルト止めされる長軸状の基端部(16A)、および
    この基端部(16A)の外端からのび前記三角状の本体
    軒先CNと同傾斜で下に傾く軒部(16B)を有する軒
    固定金具(16)を取付け、かつ前記軒部(16B)の
    上面に、前記三角状の本体軒先CNを固定してなる家屋
    の屋根構造。
JP7841888U 1988-06-14 1988-06-14 家屋の屋根構造 Expired - Lifetime JPH0625537Y2 (ja)

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JPH021315U JPH021315U (ja) 1990-01-08
JPH0625537Y2 true JPH0625537Y2 (ja) 1994-07-06

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