JPH0543129Y2 - - Google Patents

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JPH0543129Y2
JPH0543129Y2 JP6358688U JP6358688U JPH0543129Y2 JP H0543129 Y2 JPH0543129 Y2 JP H0543129Y2 JP 6358688 U JP6358688 U JP 6358688U JP 6358688 U JP6358688 U JP 6358688U JP H0543129 Y2 JPH0543129 Y2 JP H0543129Y2
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、家屋本体部に突設した家屋追加部を
覆う追加屋根パネルの取付強度を高め、風等の吹
上げに対する軒先強度を高めうる屋根構造に関す
る。
〔従来の技術〕
工場等で生産した部材を組み立てることによつ
て家屋を形成する、いわゆるプレハブ工法の家屋
が多用されている。又このようなプレハブ工法の
家屋においても、居住者の好みに応じて、居住面
積を変化し又見映えを多様化することが望まれて
いる。他方、プレハブ工法の家屋には、住宅のコ
ストダウンと、品質の向上とを主とした目的とし
て、通産省、建設省が以前に、ナシヨナルプロジ
エクトとして推進した規格化住宅がある。しかし
ながら、このような規格化住宅は、第9図に示す
ごとく、例えば総二階の家屋とすることによつ
て、コストダウン等を図つており、その結果、外
観の変化に乏しいものとなりがちであり、近年
の、居住者の嗜好の多様化には充分には対応しき
れない場合がある。
従つて、このような規格化住宅においても、外
観等の多様化が望まれており、又多様化に際して
も、規格化住宅の有する特性を可能な限り残存さ
せることが重要となる。
又この多様化のために、例えば第9図に示すご
とく、総二階の家屋本体部Aに、一点鎖線で示す
ような、家屋本体部Aに一体に連なる家屋追加部
Bを設けることによつて、外観の多様性を増すと
ともに、居住空間を広げることを案出した。
なお、従来の建築思想においては、このような
家屋追加部Bを設けることによつて屋根形状が変
化した家屋は、その都度その形状に合わせた屋根
組を用いて屋根葺される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このように、その都度、家屋追
加部の位置に応じて屋根組を行うものでは、前記
家屋追加部の突出位置が多岐に亘るものである以
上、設計、製作、保管等に手間を要し、又屋根組
の構成の変化は、家屋本体部自体の各部の構造変
更をもたらすなど、規格化住宅としての特性を損
ないがちとなる。
従つて、本考案者らは、家屋本体部Aは本体屋
根を用いて覆うとともに、家屋追加部を、前記本
体屋根とは別個の追加屋根によつて屋根施工をす
ることを案出した。又このような本体屋根、追加
屋根には夫々本体屋根パネル、追加屋根パネルが
用いられるが、家屋追加部Bが突設された場合に
おいて本体屋根パネルを納まりよく取付けるに
は、第1図右下部分に例示するように、該パネル
には切除部27が形成されがちとなる。その結
果、一点鎖線で示す追加屋根パネルDP2Bの端
辺a9が、その下方の本体屋根パネルP1の切除
部27から突出し、軒先部において支持されない
自由な縁部hが生じる場合がある。このような自
由な縁部hの軒先部は吹上げ風に対して強度が劣
り、軒先部の破損、変形等の問題が生じる恐れが
ある。
本考案は、例えばこのような本体屋根パネルと
追加屋根パネルの軒先部とを容易にかつ施工性よ
く連結でき、追加屋根における軒先部の吹上げ風
に対しての強度、剛性を施工性よく高めうる屋根
構造の提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕 本考案は、家屋本体部Aを覆い本体屋根パネル
CPを用いるとともに水平な主棟部を有する傾斜
屋根からなる本体屋根C、およびこの本体屋根C
に基端を発し前記本体屋根Cが傾斜する方向に水
平にのびる棟部から両流れに傾斜する傾斜追加屋
根部を有しかつ家屋本体部Aの1つのコーナ部を
挟む一方の壁体の前記コーナ部を起点とした開口
部を囲む追加壁体を有する家屋追加部Bを覆うと
ともに追加屋根パネルDPを用いた追加屋根Dを
具え、前記本体屋根パネルCPは、主棟部端縁か
らのびかつ前記コーナ部を挟む他方の壁体に対し
て斜めとなる端辺a8を有ししかもこの他方の壁
体から突出して本体軒先CNを形成するコーナ本
体屋根パネルCP5を含むとともに、前記追加屋
根パネルDPは、前記傾斜追加屋根部を形成しか
つ前記コーナ本体屋根パネルCP5の前記端辺a
8に沿つて向き合う端辺a9を具えたコーナ傾斜
追加屋根パネルDP2を含み、前記コーナ本体屋
根パネルCP5の端辺a8と、コーナ傾斜追加屋
根パネルDP2の端辺a9との間を、コーナ傾斜
追加屋根パネルDP2裏面に固着される下地材7
4と、この下地材74に取付けられコーナ本体屋
根パネルCP5にボルト止めされる突出板76と
を有する継ぎ金具18により連結したことを特徴
とする屋根構造である。
〔作用〕
家屋本体部は、本体屋根パネルを用いて形成し
た本体屋根により覆つている。従つて家屋本体部
はその屋根を、家屋追加部を設けない場合とほぼ
同様に形成でき、例えば家屋本体部が規格化住宅
であるときにも、その特性を残存させうる。又家
屋本体部には家屋追加部を突設しており、従つて
家屋に変化を与えて多様性を増し、又居住面積を
増大できる。しかも家屋追加部は、追加屋根を用
いて覆つている。従つて傾斜本体屋根の取付後に
追加屋根が形成でき、施工を便宜とする他、家屋
追加部を設けたことによる家屋本体部の構造変化
を減じることができ、家屋全体の組立、構成の簡
易化に役立つ。
又コーナ本体屋根パネルとコーナ傾斜追加屋根
パネルとを継ぎ金具を用いて連結している。従つ
てコーナ傾斜追加屋根パネルの軒先側の端部が自
由な縁部であるときにも、その取付強度を高め、
吹上げ風に対する抵抗力を増す。又継ぎ金具は、
下地材と突出板とを用いており、構造が簡易であ
るため、安価かつ能率よく連結作業をなしうる。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。
図において本考案の屋根構造は、家屋本体部A
を覆い本体屋根パネルCPを用いるとともに水平
な主棟部を有する傾斜屋根からなる本体屋根C、
およびこの本体屋根Cに基端を発し前記本体屋根
Cが傾斜する方向にのびる棟部から両流れに傾斜
する傾斜追加屋根部D1,D2を有しかつ家屋本
体部Aの1つのコーナ部c1を挟む一方の壁体
Waの前記コーナ部c1を起点とした開口部Oを
囲む追加壁体Va,Vb,Vcを有する家屋追加部
Bを覆うとともに追加屋根パネルDPを用いた追
加屋根Dを具える。
又前記本体屋根パネルCPは、主棟部端縁から
のびかつ前記コーナ部c1を挟む他方の壁体Wb
に対して斜めになる端辺a8を有ししかもこの他
方の壁体Wbから突出して本体軒先CNを形成す
るコーナ本体屋根パネルCP5を含むとともに、
前記追加屋根パネルDPは、前記傾斜追加屋根部
D1を形成しかつ前記コーナ本体屋根パネルCP
5の前記端辺a8に沿つて向き合う端辺a9を具
えたコーナ傾斜追加屋根パネルDP2を含み、前
記コーナ本体屋根パネルCP5の端辺a8と、コ
ーナ傾斜追加屋根パネルDP2の端辺a9との間
を、コーナ傾斜追加屋根パネルDP2裏面に固着
される下地材74と、この下地材74に取付けら
れコーナ本体屋根パネルCP5にボルト止めされ
る突出板76とを有する継ぎ金具18により連結
する。
家屋本体部Aは、壁パネルを用いて、コーナ部
c1を挟む長辺、即ち桁側の前記一方の壁体
Wa、短辺、即ち妻側の前記他方の壁体Wbを有
する平面矩形の周囲壁を、適宜の柱G(第1,2
図に示す)を介在させて形成している。
前記家屋追加部Bは、一方の側の追加壁体Va
を前記コーナ部c1に位置させる。又他方の側の
追加壁体Vbは、前記桁側に配した柱Gに一端が
連なるとともに、該側の追加壁体Va,Vbの外端
を、前記桁側の一方の壁体Waと平行な外の追加
壁体Vcによつて連結する。なお追加壁体Va〜
Vcはともに壁パネルを用いて形成する。
又家屋本体部Aの一方の壁体Waは前記側の追
加壁体Va,Vb間において前記開口部Oを有して
おり、これによつて家屋追加部Bは家屋本体部A
とその内部が連なり一体化する。
このように家屋追加部Bは、家屋本体部Aの1
つのコーナ部c1を挟む一方の壁体Waのコーナ
部c1を起点とした開口部Oを囲む追加壁体Va,
Vb,Vcを有する。
さらに前記柱Gと、コーナ部c1との間には、
前記一方の壁体Waに沿う同一直線状に梁材Hが
架け渡される。なお梁材Hは一端に設ける端板2
2Aにより前記柱Gに固定し、又他端の端板22
Bを軒受金具23に固着することによつて、家屋
本体部Aの壁体強度を維持している。
前記本体屋根Cは、第5図に示すように、本例
では、桁、妻側に夫々軒先端を有する傾斜本体屋
根C1,C2,C3,C4を含む寄せ棟状をなす
ことにより、その間に棟線X1、下り棟線X2,
X3,X4,X5が形成される。なお棟線X1
は、水平な主棟部を形成する。
家屋追加部Bが連設される傾斜本体屋根C1
は、本体屋根パネルCPを用いて形成されるとと
もに、この本体屋根パネルCPは、第1図に示す
ように、前記コーナ部c1にのびる下り棟線X2
に一方の端辺a1を位置させるとともに他方の端
辺a2が、前記梁材Hのほぼ中間に位置して棟方
向にのびる三角状の本体屋根パネルP1、前記端
辺a2とは小間隙gを隔てて向き合う一方の端辺
a3と、前記側の追加壁体Vbの内面付近から棟
側にのびる他方の端辺a4とを有する矩形の本体
屋根パネルP2、前記端辺a4と小間隙gを隔て
る一方の端辺a5を有しかつ該端辺a5と平行な
他方の端辺a6を有する巾狭の本体屋根パネルP
3、および前記端辺a6と小間隙gを隔てる端辺
a7を有する他の本体屋根パネルP4…を含む。
又前記コーナ部c1を挟んで直交する傾斜本体屋
根部C2を構成するコーナ本体屋根パネルCP5
は、前記端辺a1と間隙gを挟んで向き合う端辺
a8を有する三角形状をなす。これにより端辺a
8は、主棟部端縁からのびかつコーナ部c1を挟
む他方の壁体Wbに対して斜めとなる。なおコー
ナ本体屋根パネルCP5は、他方の壁体Wbから突
出することにより本体軒先CNを形成する。
又本体屋根パネルCPは、第8図に略示するご
とく、溝型鋼からなる枠材24を周囲に配した枠
組の上面に野地板25を設ける鋼製枠のパネル体
を用いている。
又前記家屋追加部Bに向く本体屋根パネルP
1,P2及び側の追加壁体Vb外方の本体屋根パ
ネルP3は、その軒先端dが前記梁材Hの外面上
方近傍の位置で途切れており、又前記本体屋根パ
ネルP4は、前記一方の壁体Waから、前記軒先
端dをこえて外方に張出し、家屋本体部Aの本体
軒先CNを形成する。従つて傾斜本体屋根C1に
は、家屋追加部Bが突出する部分において、一方
の壁体Wa上方部分位置で途切れる切欠部11が
形成される。
又前記本体屋根パネルP1には、前記一方の端
辺a1下端部に、前記側の追加壁体Vaの内面に
向かつて傾斜方向に欠切した切除部27が設けら
れる。
又このような本体屋根パネルCPは、第1,2
図、第8図に示す継ぎ梁12とともに、第2図に
その一部を示す取付金具29,30などを用い
て、下端部が夫々固定される。なお取付金具30
は、前記柱Gの上端にボルト止めする基板31
に、前記本体屋根パネルP2,P3の間隙gに挿
入されかつ固定される支持片32,33を立上げ
ている。又取付金具29は、軒受金具23上で固
定する基板33に、本体屋根パネルCP固定用の
突片を設けた長尺の支持枠35を連設している。
前記継ぎ梁12は、長尺の基体37の一端下面
に、平板状の取付板39を突設し又他端には、固
定金具40が溶着される。固定金具40は、梁材
Hに固定される底片の両側に支持片44,44を
設け、又支持片44,44の各外向き面間の長さ
は、前記本体屋根パネルP1,P2間の前記間隙
gと等しく設定されることによつて本体屋根パネ
ルP1,P2の側の枠材24をボルト止めし、固
定している。
又追加屋根パネルDPを用い前記家屋追加部B
を覆う追加屋根Dは、前記本体屋根Cに基端を発
し該本体屋根Cが傾斜する方向、即ち前記棟線X
1と直角な方向に水平にのびる棟部を通る棟線Y
1から両流れに傾斜する傾斜追加屋根部D1,D
2と、該棟線Y1の先端で、前記側の追加壁体
Va,Vbと外の追加壁体Vcとが交わるコーナ部
c2,c3に向かつて下に傾斜する下り棟線Y
2,Y3間の傾斜追加屋根部D3とを含み、前記
棟線Y1、下り棟線Y2,Y3で折曲る折曲げ部
が形成される。
又前記傾斜追加屋根部D1は、下方の端辺a9
が、コーナ本体屋根パネルCP5の前記端辺a8
に沿いかつ該端辺a8と向き合うとともに、該傾
斜追加屋根部D1の傾斜はコーナ本体屋根パネル
CP5と一致ししかも上面が整一する一方、その
下の軒先端f1は、コーナ本体屋根パネルCP5
の本体軒先CNの軒先端と整一する。
又傾斜追加屋根部D2は、本体屋根C上に接し
てのびる端辺a10を具えるとともにその下端
は、前記本体屋根パネルC3下端の前記切欠部1
1にのびかつ前記本体軒先CNの軒先端eと直角
に交わる軒先端f2が形成される。
傾斜追加屋根部D2,D1は、棟部側を形成し
かつ前記端辺a10、端辺a9を有する三角形の
傾斜追加屋根パネルDP1、コーナ傾斜追加屋根
パネルDP2Aと、その下方で、前記軒先f2、
f1を形成する5角形かつ同一形状の傾斜追加屋
根パネルDP3、コーナ傾斜追加屋根パネルDP2
Bとからなり、又傾斜追加屋根部D3はその中央
で分割された三角形状の同形の傾斜追加屋根パネ
ルQ3,Q3から形成される。なお、前記コーナ
傾斜追加屋根パネルDP2は、前記三角形のコー
ナ傾斜追加屋根パネルDP2Aと5角形のコーナ
傾斜追加屋根パネルDP2Bを含む。
前記傾斜追加屋根パネルDP1,DP2A,DP
3,DP2B,Q3は、第8図に示すごとく木質
の枠材46の上面に野地板47を、又下面に面材
49を取付けるとともに適宜桟材を内部に架け渡
した木質のいわゆるフラツシユパネル体からな
る。
又本体屋根パネルCPに接する端辺a9,a1
0の部分には、第7図に示すごとく、上の野地板
47に、枠材46からはみ出す延長部50が夫々
設けられる。
又このような傾斜追加屋根パネルDP1,DP2
A,DP3,DP2B,Q3は、棟線Y1、下り棟
線Y2,Y3などの追加屋根Dの折曲げ部におい
て、第4図に示す、上の連結片14、下の連結片
15を用いて結合される。
又前記傾斜追加屋根パネルQ3,Q3は、その
中間位置を、第1図、第8図に示すように、束金
具16を用いて支持させる。
さらに傾斜追加屋根パネルDP1,DP2A,
DP3,DP2B,Q3,Q3は、第1,2図、第
8図などに示す、屋根受金具17を用いて下方部
分を支持する。
又端辺a8側のコーナ傾斜追加屋根パネルDP
2が本体屋根パネルP1の前記切除部27にはみ
出すことにより生じる自由な端部hは、第6,7
図に示すように、本考案に係る継ぎ金具18を用
いてコーナ傾斜追加屋根パネルDP2とコーナ本
体屋根パネルCP5とを連結することにより補強
され、風の吹上げに対する軒先部の耐力を高め
る。
又前記本体屋根パネルP3下方の前記切欠部1
1には、第1,2図に示すごとく軒梁材19を用
いて軒先パネル20を取付ける。
前記束金具16は、第1図、第8図に示すごと
く、束材51の上端に受板52を、又下端には固
定板53を設けている。又固定板53は、本体屋
根パネルP1,P2の軒先端dにボルト等を用い
て固定することにより本体屋根パネルP1,P2
を強固に連結しうる。又受板52は、追加屋根パ
ネルQ3,Q3を支持することにより、所定の傾
きで正しく支持し位置決めするとともに、仮置き
が可能となり、施工性を高める。
なお屋根受金具17は、家屋追加部Bの側の追
加壁体Va,Vbと外の追加壁体Vc上に配される
屋根受金具17A,17B,17Cを含み、又各
屋根受金具17は、前記追加壁体Va〜Vc上に配
した受梁61A,61B,61C上に取付けられ
る。又受梁61A,61Bの外側及び受梁61C
の両端は、継ぎ金具62の立片にボルト止めし固
定される。なお追加壁体Va〜Vcは、そのコーナ
部c2,c3を、接続金具63,63を用いて結
合している。なお受梁61A,61Bの内端は、
第2図に示す前記取付金具29,30の取付片6
4,64に固定される。
屋根受金具17は、第1,2図、第8図に示す
ように、前記受梁61A〜61C上にボルト止め
される底片65の内縁に立上げ片66を介して、
支持すべき傾斜追加屋根パネルDP3,DP2B,
Q3の各傾斜に合わせて内方上に斜めに傾く受片
67を設けた折曲げ体からなる。又第8図に例示
するごとく、追加屋根パネルDPの枠材又は桟材
を貫通するボルトを孔部に挿入しかつナツト止め
することによつて、屋根受金具17は追加屋根パ
ネルDPを固定できる。
このように追加屋根パネルDPの取付けにより、
前記追加屋根Dを形成でき、又第3図に示すよう
に、家屋本体部Aから外方に家屋追加部B上にの
びる張出し部Eと、該張出し部Eから棟側にのび
前記本体屋根Cに重なる重なり部Fとが形成さ
れ、前記張出し部Eによつて家屋追加部Bを覆つ
ている。
前記コーナ本体屋根パネルCP5の前記端辺a
8の軒先側の端部近傍と、前記コーナ傾斜追加屋
根パネルDP2Bの端辺a9かつ軒先側の端部近
傍の自由な縁部hとの間は、本考案に係る継ぎ金
具18を用いて連結している。
継ぎ金具18は、第6,7図に示すごとく、角
軸材からなる下地材74の下面に、その一側縁か
ら突出するはみ出し部75を形成する突出板76
を釘着等により固定している。
この継ぎ金具18は、コーナ傾斜追加屋根パネ
ルDP2Bの、野地板47が突出した前記延長部
50の先端裏面に、前記はみ出し部75を下かつ
軒先側に向けて下地材74を固定するとともに、
前記突出板76のはみ出し部75を、前記コーナ
本体屋根パネルCP5の枠材24下端のフランジ
にボルト止めしている。
これによつて、コーナ傾斜追加屋根パネルDP
2Bの自由な縁部hは、本体屋根パネルP1の前
記切除部27下方で、継ぎ金具18を用いてコー
ナ本体屋根パネルCP5と連結する。この結果、
コーナ傾斜追加屋根パネルDP2Bの軒先部分に
おける強度を増し、風の吹上げ等の力に対する抵
抗力を増加できる。
〔考案の効果〕
家屋本体部は、本体屋根パネルを用いて形成し
た本体屋根によつて覆つている。従つて家屋本体
部はその屋根を、家屋追加部に設けない場合とほ
ぼ同様に形成でき、例えば家屋本体部が規格化住
宅であるときには、その特性を残存させうる。又
家屋本体部には家屋追加部を突設しており、従つ
て家屋に変化を与えて多様性を増し、又居住面積
を増大できる。しかも家屋追加部は、追加屋根を
用いて覆つている。従つて傾斜本体屋根の取付後
に追加屋根が形成でき、施工を便宜とする他、家
屋追加部を設けたことによる家屋本体部の構造変
更を減じることができ、家屋全体の組立、構成の
簡易化に役立つ。
又コーナ本体屋根パネルとコーナ傾斜追加屋根
パネルとを継ぎ金具を用いて連結している。従つ
てコーナ傾斜追加屋根パネルが自由な端部を有す
るときにも、その取付強度を高め、吹上げ風に対
する抵抗力を増す。又継ぎ金具は、下地材と突出
板とを用いており、構造が簡単であるため、安価
かつ能率よく連結作業をなしうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構造が採用される家屋の構造
を例示する斜視図、第2図はその構成部材を例示
する分解斜視図、第3図は本体屋根と追加屋根と
を例示する平面図、第4図はその斜視図、第5図
は本体屋根と追加屋根とを示す平面図、第6図は
継ぎ金具を例示する斜視図、第7図はその取付状
態を示す断面図、第8図は本体屋根パネルと追加
屋根パネルの取付け状態を示す断面図、第9図は
従来家屋を例示する斜視図である。 18……継ぎ金具、74……下地材、76……
突出板、A……家屋本体部、B……家屋追加部、
C……本体屋根、D……追加屋根、D1,D2,
D3……傾斜追加屋根部、CP,P1,P2,P
3,P4……本体屋根パネル、CP5……コーナ
本体屋根パネル、DP……追加屋根パネル、DP2
……コーナ傾斜追加屋根パネル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 家屋本体部Aを覆い本体屋根パネルCPを用い
    るとともに水平な主棟部を有する傾斜屋根からな
    る本体屋根C、 およびこの本体屋根Cに基端を発し前記本体屋
    根Cが傾斜する方向に水平にのびる棟部から両流
    れに傾斜する傾斜追加屋根部を有しかつ家屋本体
    部Aの1つのコーナ部を挟む一方の壁体の前記コ
    ーナ部を起点とした開口部を囲む追加壁体を有す
    る家屋追加部Bを覆うとともに追加屋根パネル
    DPを用いた追加屋根Dを具え、 前記本体屋根パネルCPは、主棟部端縁からの
    びかつ前記コーナ部を挟む他方の壁体に対して斜
    めとなる端辺a8を有ししかもこの他方の壁体か
    ら突出して本体軒先CNを形成するコーナ本体屋
    根パネルCP5を含むとともに、 前記追加屋根パネルDPは、前記傾斜追加屋根
    部を形成しかつ前記コーナ本体屋根パネルCP5
    の前記端辺a8に沿つて向き合う端辺a9を具え
    たコーナ傾斜追加屋根パネルDP2を含み、 前記コーナ本体屋根パネルCP5の端辺a8と、
    コーナ傾斜追加屋根パネルDP2の端辺a9との
    間を、コーナ傾斜追加屋根パネルDP2裏面に固
    着される下地材74と、この下地材74に取付け
    られコーナ本体屋根パネルCP5にボルト止めさ
    れる突出板76とを有する継ぎ金具18により連
    結したことを特徴とする屋根構造。
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