JP2570879Y2 - 軒構造 - Google Patents

軒構造

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JP2570879Y2
JP2570879Y2 JP7976392U JP7976392U JP2570879Y2 JP 2570879 Y2 JP2570879 Y2 JP 2570879Y2 JP 7976392 U JP7976392 U JP 7976392U JP 7976392 U JP7976392 U JP 7976392U JP 2570879 Y2 JP2570879 Y2 JP 2570879Y2
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、軒の出を設けることが
できない場合に用いて好適な軒構造に関し、詳しくは、
小屋裏の換気が行えるものである。
【0002】
【従来の技術】軒天井がある建物では、この軒天井を介
して小屋裏の換気が行われる。図3は軒の出がある場合
の従来の軒構造の断面図である。屋根パネル1の下端面
には三角柱状の調整材3が固定され、調整材3は屋根パ
ネル1の下端面を鉛直面としている。鉛直面となった屋
根パネル1の端部には長尺材の鼻隠5が固定され、鼻隠
5は樋7が取り付けられる樋支持金具9を有している。
鼻隠5の下端は、図示しない外壁側に折り曲げられた
後、上方に折り曲げられ、再び調整材3の下面に固定さ
れている。鼻隠5の外壁側の折り曲げ部には支持突起1
1が形成され、支持突起11は通気孔が穿設された軒天
材13の端部を支持している。従って、軒天裏は通気孔
を介して外部と連通状態となり、小屋裏の換気が行える
ようになっているのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】近年、都市等では、隣
接する建物が近接したり、北側斜線ということで、軒の
出を小さくしたいという要望が多い。しかしながら、軒
の出をなくすと、例えば、図4に示すように、屋根パネ
ル1の下端面に取り付けられる調整材15が結合桁17
上に載置されて密接するため、小屋裏を外部に連通させ
る通気路が確保できなくなり、小屋裏の換気が行えなく
なる問題があった。本考案は上記状況に鑑みてなされた
もので、軒の出をなくした場合においても、小屋裏の換
気口が可能とる軒構造を提供し、斜線対応の向上、及び
小屋裏の換気を同時に実現することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案に係る軒構造は、小屋裏に連通する隙間が屋根
パネルの下端面に形成され、調整材がこの下端面に固定
され、調整材が外壁上端に設けられた結合桁の上面に配
設される軒構造において、屋根パネルの隙間を外部と連
通させる切欠部が調整材に形成され、長手方向に直交す
る方向の断面形状が略逆S字状となる鼻隠が調整材に固
定され、この鼻隠の下部は切欠部を覆う上方が開口した
断面コ字状の膨出部となり、この膨出部の先端は外壁に
当接する鍔となり、外壁と対向する膨出部の側面にはス
リットが形成されたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】結合桁の上面に配設された調整材に切欠部が形
成され、切欠部が屋根パネルの隙間と連通し、通気路が
形成される。通気路の開口を覆う鼻隠が取りつけられる
とともに、通気路の開口を覆った鼻隠の膨出部にスリッ
トが形成され、スリットが形成された面が鍔により外壁
との間で間隙を形成し、小屋裏が通気路、膨出部内部、
スリットを介して外部側であるこの間隙に連通される。
【0006】
【実施例】以下、本考案軒構造の好適な実施例を図面を
参照して詳細に説明する。図1は本考案軒構造の断面
図、図2は鼻隠の斜視図である。なお、図3、図4に示
した部材と同一の部材には同一の符号を付し、重複する
説明は省略する。外壁19の上端には結合桁17が設け
られ、結合桁17の上面は屋根勾配と平行な傾斜面とな
っている。結合桁17の傾斜面には屋根パネル1の下端
面が配設され、屋根パネル1の下端面は間口方向中央部
が切り欠かれて隙間21となっている。屋根パネル1の
下端面には調整材23が取り付けられ、調整材23は結
合桁17から外側に突出している。調整材23の下面に
は屋根パネルの隙間21と連通する切欠部25が形成さ
れ、切欠部25は外壁19の上部で外部に開口してい
る。つまり、屋根パネル1の内部は、隙間21、切欠部
25を介して、外部と連通しているのである。
【0007】屋根パネル1の下端面となった調整材23
の端面には更に調整材15が固定され、調整材15の鉛
直面には樋支持金具9を有した鼻隠27が固定されてい
る。なお、調整材15は、調整材23と一体に形成され
るものであってもよい。図2に示すように、鼻隠27
は、屋根パネル1の下端面に沿って長い長尺材で、長手
方向に直交する方向の断面形状が略逆S字状となってい
る。即ち、鉛直面となる固定片29の上縁には外側に水
平方向で折り曲げられた上片31が形成され、上片31
の先端は更に斜め下方に折り曲げられている。固定片2
9の下縁は上方が開口する断面コ字状の膨出部33とな
っており、膨出部33の先端は外壁19方向(水平方
向)に折り曲げられて外壁19に当接する鍔35となっ
ている。外壁19と対向する膨出部33の側面にはスリ
ット37が形成されている。従って、鍔35が外壁19
に当接されることで、膨出部33と外壁19との間には
外部側である間隙39が形成され、スリット37はこの
間隙39を介して膨出部33内部を外部と連通させてい
るのである。なお、外壁19に取り付けられるサイディ
ング材41は、上端が間隙39の下方で納められ雨仕舞
される。
【0008】このように構成された軒構造では、切欠部
25を有する調整材23が用いられ、調整材23と結合
桁17の間に通気路43が形成され、通気路43により
屋根パネル1の隙間21と膨出部33内が連通され、膨
出部33内はスリット37を介して外部側である間隙3
9で開口されるため、小屋裏が外部と連通状態となるの
である。
【0009】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案に係
る軒構造によれば、軒の出をなくした場合においても、
小屋裏が屋根パネルの隙間、調整材の切欠部、鼻隠の膨
出部内部、スリットを介して外部側である間隙に連通さ
れ、小屋裏の換気を行うことができる。この結果、斜線
対応の向上、小屋裏の換気を同時に実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案軒構造の断面図である。
【図2】鼻隠の斜視図である。
【図3】軒の出がある場合の従来の軒構造の断面図であ
る。
【図4】軒の出がない場合の従来の軒構造の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 屋根パネル 15、23 調整材 17 結合桁 19 外壁 21 隙間 25 切欠部 27 鼻隠 33 膨出部 35 鍔 37 スリット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小屋裏に連通する隙間が屋根パネルの下
    端面に形成され、調整材が該下端面に固定され、該調整
    材が外壁上端に設けられた結合桁の上面に配設される軒
    構造において、 前記屋根パネルの隙間を外部と連通させる切欠部が前記
    調整材に形成され、長手方向に直交する方向の断面形状
    が略逆S字状となる鼻隠が調整材に固定され、該鼻隠の
    下部は前記切欠部を覆う上方が開口した断面コ字状の膨
    出部となり、該膨出部の先端は前記外壁に当接する鍔と
    なり、外壁と対向する前記膨出部の側面にはスリットが
    形成されたことを特徴とする軒構造。
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JP5296715B2 (ja) * 2010-01-06 2013-09-25 三菱樹脂株式会社 化粧板の曲がり継手

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