JP2509598Y2 - 換気ガラリ - Google Patents

換気ガラリ

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JP2509598Y2
JP2509598Y2 JP2191792U JP2191792U JP2509598Y2 JP 2509598 Y2 JP2509598 Y2 JP 2509598Y2 JP 2191792 U JP2191792 U JP 2191792U JP 2191792 U JP2191792 U JP 2191792U JP 2509598 Y2 JP2509598 Y2 JP 2509598Y2
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roof
panel
ventilation
roof panel
eaves
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成康 村田
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、換気ガラリに関し、特
に妻側の上端部において小屋裏の換気を行なうための換
気ガラリに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根パネルを用いて屋根を形成す
る場合、図5に示すように、屋根勾配を形成するパネル
10,12間に梁14を掛け渡し、これら梁14および
パネル10,12の勾配面16上に屋根パネル18を取
り付けるようにしていた。この場合、屋根パネル18
は、棟から軒先までに至る長さの一枚パネルを用いるよ
うにしていた。
【0003】しかし、近年の住宅建築においては、屋根
の面積を大きくとって意匠的効果を挙げようとする傾向
にあり、このように屋根の面積が大きくなると、棟から
軒先までの長さも長くなって、前記一枚パネルの屋根パ
ネル18では、十分に対応しきれない状態となってい
る。
【0004】これに対し、屋根の勾配方向で屋根パネル
を継ぎ足すことも考えられるが、屋根勾配方向における
屋根パネルの防水ジョイント構造が難しくなるものであ
った。
【0005】そこで、実開平3−55422号公報に示
されるような屋根パネルの組立て構造が提案されてい
る。
【0006】この屋根パネルの組立て構造は、図6に示
すように、下段の屋根パネル24の上段側を屋根パネル
支持材22に載架し、上段の屋根パネル20の下端側を
下段の屋根パネル20の上に重ね、かつ、その上端側を
屋根パネル支持材22に載架して順次上方に連結してい
くようにしている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の屋根パネル
の組立て構造にあっては、屋根パネル20を屋根の勾配
方向に沿って連結していくことができるが、屋根パネル
20を瓦状に敷設した状態となるため、各屋根パネル2
0の下端側が上端側よりも高くなって波を打つ状態とな
り、特に切妻屋根の場合、その妻側の端部において屋根
勾配を形成するパネルの勾配面24と各屋根パネル20
との間に隙間26が生じてしまい、漏水対策を施さなけ
ればならないという問題があった。
【0008】本考案は、前記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、屋根パネルを屋根の勾配方向
で連結し広い屋根面積を確保でき、しかも各屋根パネル
が瓦状に波を打つ状態をなくした屋根構造とし、この屋
根構造において屋根パネルと屋根勾配を形成するパネル
の勾配面との間から小屋裏の換気を可能とし、かつ軒天
受け材及び外壁仕上材の上端部の見切り並びに水切りの
各機能を備えた換気ガラリを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記目的を達
成するためになしたもので、屋根勾配を形成するパネル
の勾配面上に梁を掛け渡し、屋根勾配の途中から軒先に
かけて前記パネルの勾配面上に下側の屋根パネルを取り
付け、屋根勾配の途中から棟にかけて下部を前記下側の
屋根パネルの上部に重ねて前記梁上に上側の屋根パネル
を取り付けて、前記上側の屋根パネルと前記パネルの勾
配面との間に形成した妻側の隙間を覆う換気ガラリであ
って、上下方向中央部に形成した小屋裏内外の通気を可
能とする換気ルーバと、上端の屋根パネル取付け部より
若干下部位置外面に形成した軒天材の室内側端部を受け
止める軒天受け部と、下端の前記屋根勾配を形成するパ
ネルへの取付け部の外面側に形成した外壁仕上材の上端
部を覆う外壁上端部の見切り兼水切り部とを備えること
を特徴としている。
【0010】
【作用】前記構成の換気ガラリにあっては、下側の屋根
パネルを、屋根勾配を形成するパネルの勾配面上に取り
付け、上側の屋根パネルを下側の屋根パネル上部に重ね
て、パネルの勾配面上に掛け渡した梁上に取り付け、広
い面積の屋根を得、しかも上側の屋根パネル及び下側の
屋根パネルをパネルの勾配面に対し平行に取付け、屋根
パネルが波打つ状態をなくし、上側の屋根パネルとパネ
ルの勾配面との間に形成された妻側の隙間を換気ガラリ
で覆い、この換気ガラリの換気ルーバを通して小屋裏の
換気を行うことが可能となる。
【0011】また、上端の屋根パネル取付け部より若干
下部位置外面に形成した軒天受け部によって、軒天材の
室内側端部を受け止め、別途の軒天受け部材を省略する
ことが可能となる。
【0012】更に、下端の屋根勾配を形成するパネル取
付け部の外側面に形成した見切り兼水切り部によって、
外壁仕上材の上端部を覆う見切り材や水切り部材を省略
することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0014】図1から図4は本考案の一実施例に係る換
気ガラリを広面積の屋根を形成する屋根構造に用いた状
態を示す図である。
【0015】本実施例の屋根構造は、屋根パネル30,
32を連結して広い面積の屋根34を形成するもので、
壁パネル36上に取り付けた屋切パネル38及びこれら
屋切パネル38間に取り付けた屋切パネル40にて屋根
勾配を形成するようになっている。
【0016】屋切パネル40には、複数の換気孔41が
形成され、屋切パネル40の両側の小屋裏の換気を可能
としている。また、前記屋根勾配を形成する屋切パネル
38,40の勾配面42上には、梁44,46が掛け渡
されるようになっている。
【0017】梁44は、勾配面42の上端に掛け渡され
るようになっており、また梁46は勾配面42の中ほど
で屋根パネル30の取り付け上端位置に掛け渡されるよ
うになっている。
【0018】なお、これら梁44,46は、屋根パネル
30,32の厚さに相当する高さに設定されている。
【0019】そして、前記屋切パネル38,40上に屋
根パネル30,32を取り付けるようにしている。
【0020】屋根パネル30は、通常の屋根パネルのサ
イズに設定され、その上端を前記梁46に当接させて屋
根勾配の途中から軒先にかけて屋切パネル38,40の
勾配面42上に取り付けられるようになっている。
【0021】屋根パネル32は、前記屋根パネル30よ
りも短く設定され、屋根勾配の途中から棟にかけて梁4
4,46上に取り付けられるようになっている。
【0022】したがって、この屋根パネル32と屋切パ
ネル38,40の勾配面42との間には、換気用の隙間
48が形成されることとなり、この隙間48を介して小
屋裏の換気を行うことが可能となる。この場合、屋切パ
ネル40両側の小屋裏も屋切パネル40に形成した換気
孔41を介して連通しているので十分な換気がなされる
こととなる。また、前記屋根パネル32の下部は、下側
に取り付けた屋根パネル30の上部に重ね合わせて取り
付けることにより、雨水の浸入を防止するようにしてい
る。
【0023】このように、屋根パネル30,32を連結
しつつ、屋根34全体に屋根パネル30,32を敷設し
ていくことにより、容易に広い面積の屋根を得ることが
可能となる。
【0024】そしてさらに、前記上側の屋根パネル32
と屋切パネル38の勾配面42との間に形成された妻側
の隙間48を本実施例の換気ガラリ50にて覆うように
している。
【0025】この換気ガラリ50は、金属プレートを屋
根上部の形状に沿ってほぼくの字状に形成したもので、
換気ガラリ50の上辺部に曲折形成した屋根パネル取付
け部としての取付け片52を屋根パネル32の芯材54
下面に釘打ち等にて固着するようにしている。また、換
気ガラリ50の下端部は屋切パネル38の勾配面42よ
りも下方に位置するようになっており、この下端部に形
成した外壁パネル取付け部56を前記屋切パネル38の
上端外面に釘打ち等にて固着するようにしている。
【0026】また、換気ガラリ50の上下方向中央部に
は、その長さ方向に亘って小屋裏内外の通気を可能とす
る換気ルーバ58を形成し、これにより、換気ルーバ5
8を介して小屋裏内の換気を可能にすると共に、換気用
の隙間48から雨水が浸入するのを防止するようにして
いる。
【0027】このように、妻側の換気用の隙間48を換
気ガラリ50で覆うことにより、隙間48の存在にもか
かわらず、外観を良好に仕上げ、意匠的効果を上げるこ
とが可能となる。
【0028】更に、上端の屋根パネル取付け部としての
取付け片52より若干下部位置外面に軒天材60の室内
側端部を受け止める軒天受け部62を突出形成するよう
にしている。この場合、軒天材60の室内側端部は屋根
パネル32の妻側端面に取付けた破風64の下部室内側
面に形成した凹状の軒天受け部66に差込み支持される
ようになっている。従って、破風64及び換気ガラリ5
0を屋根パネル32に取付けた状態で、それぞれの軒天
受け部66及び62に軒天材60の両端部を差込み支持
させれば、単独の軒天受け部材を用いることなく、少な
い部品で軒天材60の取付けが可能となるものである。
【0029】そして更に、換気ガラリ50の下端に形成
した屋切パネル38への取付け部である外壁パネル取付
け部56の外面側に、外壁仕上材68の上端部を覆う外
壁上端部の見切り兼水切り部70を形成し、これによっ
て外壁上端部の仕上処理をなし得るようにしている。即
ち、屋切パネル38の上端外面側に換気ガラリ50の外
壁パネル取付け部56を固着し、壁パネル36及び屋切
パネル38上に外壁仕上材68を取付ける際に、外壁仕
上材68の上端部を前記見切り兼水切り部70内に挿入
して固着することにより、見切り材や水切り部材を用い
ることなく、少ない部材で簡単に外壁の上端仕上を行う
ことが可能となるものである。なお、屋根パネル30,
32上には、屋根葦き材72が取付けられるようになっ
ている。
【0030】本考案は、前記実施例に限定されるもので
はなく、本考案の要旨の範囲内において、種々の変形が
可能である。
【0031】例えば、屋根パネル30,32の寸法は、
形成しようとする屋根の面積に応じて種々の寸法を設定
することが可能である。
【0032】また、換気ガラリ50は、上端付近外面に
軒天受け部62を突出させて形成するようにしている
が、これに限らず、例えば上端付近外面を凹設して軒天
受け部を形成することも可能である。
【0033】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の換気ガラ
リにあっては、屋根面積を拡大し、かつ上側の屋根パネ
ル及び下側の屋根パネルをパネルの勾配面に対し平行に
取り付け、屋根パネルが波打つ状態をなくし、上側の屋
根パネルとパネルの勾配面との間に形成された妻側の隙
間を換気ガラリで覆うことにより、この換気ガラリの中
央部に形成した換気ルーバを通して小屋裏の換気を行う
ことができるという効果がある。
【0034】また、上端の屋根パネル取付け部より若干
下部位置外面に形成した軒天受け部によって、軒天材の
室内側端部を確実に受け止めることができ、その結果、
別途の軒天受け部材を用いる必要性をなくすことができ
るという効果がある。
【0035】更に、下端の屋根勾配を形成するパネル取
付け部の外側面に形成した見切り兼水切り部によって、
外壁仕上材の上端部を覆うことができ、その結果、別途
の見切り材や水切り部材を用いる必要性をなくすことが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す妻側の正面図である。
【図2】本実施例の組立状態を示す斜視図である。
【図3】本実施例の換気ガラリを取付けた状態を示す外
観斜視図である。
【図4】本実施例の換気ガラリ取り付け部分の拡大断面
図である。
【図5】従来の屋根構造を示す斜視図である。
【図6】従来の屋根パネルの組み立て構造を示す側面図
である。
【符号の説明】
30,32 屋根パネル 34 屋根 38,40 屋切パネル 42 勾配面 44,46 梁 48 隙間 50 換気ガラリ 52 取付け片 56 外壁パネル取付け部 58 換気ルーバ 60 軒天材 62 軒天受け部 68 外壁仕上材 70 見切り兼水切り部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根勾配を形成するパネルの勾配面上に
    梁を掛け渡し、屋根勾配の途中から軒先にかけて前記パ
    ネルの勾配面上に下側の屋根パネルを取り付け、屋根勾
    配の途中から棟にかけて下部を前記下側の屋根パネルの
    上部に重ねて前記梁上に上側の屋根パネルを取り付け
    て、前記上側の屋根パネルと前記パネルの勾配面上との
    間に形成した妻側の隙間を覆う換気ガラリであって、 上下方向中央部に形成した小屋裏内外の通気を可能とす
    る換気ルーバと、 上端の屋根パネル取付け部より若干下部位置外面に形成
    した軒天材の室内側端部を受け止める軒天受け部と、 下端の前記屋根勾配を形成するパネルへの取付け部の外
    面側に形成した外壁仕上材の上端部を覆う外壁上端部の
    見切り兼水切り部とを備えることを特徴とする換気ガラ
    リ。
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