JP4052760B2 - 屋外床の床下換気構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バルコニー、屋上など屋外に面する床の床下換気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユニット建物の屋外床としては、バルコニーなどの床面がある。
屋外床の床面の裏側は、階下の建物ユニットの小屋裏、天井裏に隣接する場合が多い。そのために、屋外床の裏面に設けられる床下の空間は、階下の建物ユニットの居室空間の居室環境に影響を与え、特に天井に直接、間接に接する屋外床の通気空間は高い断熱性、換気性能が要求されることになる。
又、このような屋外床の床下で、換気が悪いと熱が滞留して、階下の建物の屋根裏の遮熱性が不足することになる。又、換気性能が悪いと階下の建物ユニットの小屋裏に結露が発生する。このような屋外床の床下の換気をするために、外気を取り入れる換気口を付近の手摺り壁の壁面を開口して設けられている。
【0003】
又、特開平7−139030号公報には、バルコニーの床の先端裏面から床下を通り、後ろの居室の外壁内空間に通じる換気通路を設けて、床下の換気をする構造が示されている。このバルコニー床は下方の居室よりも屋外側に張り出しており、この張り出し部の床の先端裏面に換気開口を設けていた。従って、バルコニーの床が、下方の居室よりも屋外側に張り出さない場合には、特開平7−139030号公報の技術は採用できない。
【0004】
又、特開平3−2455号公報には、ベランダの後ろの居室の外壁空間からベランダの床下地材上を通り前方の手摺壁に通じる換気通路を設けた構造が示されている。このベランダ床は、コンクリート製の床下地材の上に、通気路を形成した樹脂発泡体製の断熱材を設け、この上に不燃ボードと防水シートを設けている。
【発明が解決しようとする課題】
このように屋外床の床下の通気空間の遮熱や結露を防止するために、バルコニー等の手摺り壁に換気口を設けると、この換気口には換気ガラリの突起物が多数必要になり、換気ガラリの突起物によって、建物の壁面の意匠性を損ねたり、換気口部の防水処理をしなければならないと言った問題があった。
【0005】
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、屋外床を形成するバルコニー等の手摺り壁面の意匠性を損ねずに、床下空間を有効に換気する屋外床の床下換気構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の屋外床の床下換気構造は、床下に通気空間が設けられた屋外床の端部に手摺り壁を立設させ、該手摺り壁と屋外床との隅部には軒樋が設けられた屋外床の床下換気構造であって、
前記手摺り壁は、内部に通気空間が設けられ、前記軒樋の一端部の側面には換気口を手摺り壁の通気空間に立ち上げられた換気ダクトが設けられると共に、
前記屋外床の床下に形成された通気空間が、前記軒樋を介して、前記換気ダクトと手摺り壁内の通気空間で連通されて換気されるものである。
【0007】
請求項2記載の発明の屋外床の床下換気構造は、請求項1記載の軒樋が換気ダクト付きになされているものである。
【作用】
請求項1記載の屋外床の床下換気構造は、前記屋外床の床下に形成された通気空間が、
該軒樋を介して、前記換気ダクトと手摺り壁内の通気空間で連通されて換気されるので、手摺り壁の外装材の壁面に開口部を設けることなく、すっきりした手摺り壁の外観の意匠とすることができる。
【0008】
請求項2記載の屋外床の床下換気構造は、請求項1記載の軒樋が換気ダクト付きになされているので、部品点数を減らし、取付け手間の簡素化された屋外床の床下換気構造とすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施例であるバルコニーの床下換気構造を示す断面図、図2は本発明の軒樋を示す斜視図、図3は軒樋のダクト部を示す断面、図4は軒樋の排水口を示す断面図である。
【0010】
図1において、バルコニー20は、階下の建物ユニットに載置されている。
バルコニー20は、床下に通気空間40が設けられた屋外床であるバルコニー床23の端部に手摺り壁21を立設させ、該手摺り壁21と屋外床であるバルコニー床23との隅部には軒樋10が設けられた床下換気構造となっている。
【0011】
バルコニー床23はパーチクルボード材等に防水シート(不図示)を被覆して構成され、木材からなる床根太24で支持固定されている。
床根太24は軽量鋼板製からなるバルコニー床枠26が矩形に枠組みされて支持されている。バルコニー床枠26は階下の建物ユニットの天井梁30、31でバルコニー20の全体の荷重が支持されている。
【0012】
手摺壁21の内側に沿うバルコニー床23の隅部に樋溝が設けられ、軒樋10が設置され、軒樋10は低部を床材25で支持されている。
軒樋10の開口された上部は、軒樋カバー15で覆われている。軒樋カバー15の上面は雨水が入り易い様に開口孔が多数設けられた溝状になされている。
【0013】
図2に示す様に、軒樋10は、上部を開放した矩形体で形成され矩形体の一端部の側面にL字の屈折した換気ダクト101が設けられている。換気ダクト101は筒体を屈折させ、両端部を開口し、立設した一端を手摺り壁21の内部の通気空間50に挿入させ、他端は軒樋10の側面の端に接続されている。換気ダクト101の軒樋10の側面端に接続されるている底面104は排水勾配が設けられている。換気ダクト101は開口された端部を軒樋10の側面に接続されているので、軒樋の上部より取り入れられた外気を手摺り壁21内の通気空間50の取り入られている。
又軒樋10の他の側面には軒樋10を側面に延長させて排水口103が設けられている。
【0014】
バルコニー20の建物ユニットの外壁に面しない外周端部には、手摺り壁21が立設されている。手摺り壁21は内部を軽量鋼板製の枠材210、211で枠組みして、両外面を外装材212、212、213で被覆して形成されている。外装材212、212の上端には笠木(不図示)が取り付けられいる。
【0015】
又、バルコニー床23の端部に設けられた軒樋10に接する手摺り壁21の下部は軒樋10等の取付けがし易い様に、後付けできる様になされ、分割された外装材213が設けられている。分割された外装材212、213の接続部分は、水切り材212aで雨仕舞い処理されている。
【0016】
前記手摺り壁21の内部は、枠材210の幅によって通気空間50が設けられている。この通気空間50の内部に前記軒樋10の一端部の側面に取り付けられ換気ダクト101が挿入されている。換気ダクト101の先端にある換気口102が通気空間50に立ち上げられた状態となっている。
このようにして立ち上げられたL字形の換気ダクト101によって軒樋10に入る外気を手摺り壁21の通気空間50に給気、排気している。
【0017】
バルコニー床23の下部には、通気空間40が形成されている。屋外床23の通気空間40は階下の建物ユニットの天井部に接している。前記通気空間40は、階下居室の遮熱としての断熱層空間として又、天井裏の結露防止としての通気層空間の役割を担っている。
【0018】
図3は、屋外床通気空間40への外気の侵入経路を示している。バルコニー20の床端部に埋め込まれた軒樋10の上部より取り入れられた外気は軒樋10の換気ダクト101を経由して、手摺り壁21の内の通気空間50に立ち上がった換気口102より、手摺り壁21の通気空間50を回流して、手摺り壁面な外装材212の裏面を下降して、バルコニー床枠26の間隙を通って、屋外床であるバルコニー床23下の通気空間40に侵入するようになされて、通気空間40への外気の給気、排気がなされている。
【0019】
図4は、軒樋10の別の端部に設けられた排水口103が設けられている。排水口103は、軒樋10の端部の一側面を延伸して外装材212の壁面を貫通して外部に設けられた縦樋に接続されている。
【0020】
このようにして、前記屋外床23の床下に形成された通気空間40が、
前記軒樋10を介して、軒樋10の取り付けられた換気ダクト101と手摺り壁21内の通気空間50で連通されて換気されているものである。
この実施例のバルコニー10の床下換気構造は、通気空間40が、該軒樋を介して、手摺り壁21内の通気空間50と連通されているので、手摺り壁21の壁面に開口部を設けることなく、すっきりした手摺り壁21の外観の意匠とすることができる。
【0021】
又、請求項2記載の屋外床の床下換気構造では、請求項1記載の軒樋10を換気ダクト付き軒樋にすることによって、部品点数を減らし、軒樋の取付け手間の簡素化された屋外床の床下換気構造とすることができる。
【0022】
【発明の効果】
請求項1記載の屋外床の床下換気構造は、前記屋外床の床下に形成された通気空間が、
該軒樋を介して、前記換気ダクトと手摺り壁内の通気空間で連通されて換気されるので、手摺り壁の外装材の壁面に開口部を設けることなく、すっきりした手摺り壁の外観の意匠とすることができる。
【0023】
請求項2記載の屋外床の床下換気構造は、請求項1記載の軒樋が換気ダクト付きになされているので、部品点数を減らし、取付け手間の簡素化された屋外床の床下換気構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるバルコニーの床下換気構造を示す断面図である。
【図2】本発明の軒樋を示す斜視図である。
【図3】軒樋のダクト部を示す断面図である。
【図4】軒樋の排水口を示す断面図である。
【符号の説明】
10 軒樋
101 換気ダクト
102 換気口
103 排水口
20 バルコニー
21 手摺り壁
21a 水切り
210 枠材
211 枠材
212 外装材
213 外装材
23 バルコニー床(屋外床)
24 床根太
25 軒樋床
26 バルコニー床枠
30 天井梁
31 天井梁
40 通気空間
50 通気空間

Claims (2)

  1. 床下に通気空間が設けられた屋外床の端部に手摺り壁を立設させ、該手摺り壁と屋外床との隅部には軒樋が設けられた屋外床の床下換気構造であって、
    前記手摺り壁は、内部に通気空間が設けられ、
    前記軒樋の一端部の側面には換気口を手摺り壁の通気空間に立ち上げられた換気ダクトが設けられると共に、
    前記屋外床の床下に形成された通気空間が、
    前記軒樋を介して、前記換気ダクトと手摺り壁内の通気空間で連通されて換気されることを特徴とする屋外床の床下換気構造。
  2. 上記軒樋が換気ダクト付きになされていることを特徴とする請求項1記載の屋外床の床下換気構造。
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