JPS625457Y2 - - Google Patents

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JPS625457Y2
JPS625457Y2 JP13609582U JP13609582U JPS625457Y2 JP S625457 Y2 JPS625457 Y2 JP S625457Y2 JP 13609582 U JP13609582 U JP 13609582U JP 13609582 U JP13609582 U JP 13609582U JP S625457 Y2 JPS625457 Y2 JP S625457Y2
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JP13609582U
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JPS5940417U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、空気を上下に流通させる通気空間を
有する壁体の上端部に軒天井板を当接させて取付
ける軒天井板取付構造に関するものである。
第1図は、上記壁体および軒天井を示す断面図
で、柱あるいは間柱4間に形成した断熱層5の外
側に外壁下地材6を取付け、さらにこの外側に胴
縁7を介して外壁仕上材8を取付けることによ
り、外壁下地材6と外壁仕上材8との間に通気空
間9を設けてある。また、上記胴縁7は、複数本
の角材を適宜間隔をあけて水平に並設してなり、
空気を壁体内すなわち通気空間9内に上下に流通
させて、冬期、屋内からの熱損失を最小限に留め
て、壁体内での結露を防止するようになつてい
る。
ところが、外壁下地材6、外壁仕上材8の上端
には、通気空間9の上方を覆うように軒天井板
1′が取付けてある。一般に、建屋工事において
は、外壁工事より軒天井工事が先行する結果、軒
天井板1′を軒桁の横架材10に当接させて取付
けた後、外壁下地材6、外壁仕上材8を軒天井板
1′に当接させて取付けられる。
この軒天井板1′には、横架材10と隙間なく
当接するように形成した平板(孔なし板)、ある
いは軒裏の換気を図るため軒裏の屋外に面する部
分にのみ小孔を多数設けた孔明き板が用いられて
いた。
このため、通気空間9が上端において軒天井板
1′により閉じられ、外気を流通させることがで
きなくなり、通気空間9の機能が生かされないと
いう欠点を有していた。
これに対して、従来の施工手順を変更して軒天
井工事を外壁工事の後に行えば通気空間9の上端
を開口させることができる(第2図参照)。しか
しながら、この方法は施工手順を変えることか
ら、同種の工事(屋根、軒天井工事)が連続して
出来ないという段取り上の問題があり、また軒天
井工事が遅れることから軒天井個所から壁内や室
内に雨が入りやすいという欠点を有している。
また、従来の施工手順を変更せず、軒天井板
1′を横架材10より若干離して取付ける軒天井
目透し法によつても、通気空間9の上端を開口さ
せることができるが(第3図参照)、この方法で
は外壁下地材6、胴縁7、外壁仕上材8の厚みが
わからないと軒天井板1′を横架材10よりどれ
だけ離せばよいのか決らず、施工しにくいという
欠点を有している。
本考案は、上記従来の欠点に鑑みてなされたも
ので、通気空間を有する壁体の上端部に当接させ
て取付ける軒天井板の、少なくとも壁体との当接
部側の一辺を凹凸状切欠部に形成するか、あるい
は当接部側の縁部に小孔を列設して空気流通部を
形成することにより、従来の建屋工事の施工手順
を変えることなく、壁体の通気性を維持させるこ
とを可能とした軒天井板取付構造を提供しようと
するものである。
次に、本考案を一実施例でる図面にしたがつて
説明する。
第4図は、本考案に係る軒天井板1を示し、長
方形の合板、化粧合板、ケイ酸カルシユウム板、
木質セメント板、パルプセメント板、石綿スレー
ト板等の一辺を、適宜間隔で空気流通部である半
円形の切欠部2を設けることにより凹凸状に形成
したものである。
第5図は、本考案に係る軒天井板1を適用した
軒天井および壁体を示し、軒天井板1を除き第1
図に示す当接部と実質的に同一構造であり、対応
する部分には同一番号を符し説明を省略する。
図に示すように、切欠部2は通気空間9上に位
置するように形成してあり、屋外から通気空間9
内に流入した空気が下から上方に流れて、さらに
小屋裏へ抜出ることが可能となつており(第5図
中、空気の流れを矢印にて示す。)、壁体内におい
て調湿作用を有するようになつている。
なお、本考案は、上記実施例の軒天井板1に限
るものでなく、その他、例えば第6図に示す軒天
井板1aのように、長方形の上記合板等の一辺に
長方形の小巾な切欠部2aを適宜間隔で設けたも
の、第7図に示す軒天井板1bのように、スリツ
ト状に広巾な切欠部2bを設けたもの、あるい
は、第8図に示す軒天井板1cのように、横架材
10と当接する側の縁部に小孔2cを列設したも
の等でもよい。
さらに、第9図に示す軒天井板1dのように長
方形板の対向する2辺に、例えば上記切欠部2a
を設けたものでもよく、この軒天井板1dを用い
れば、通気空間9から小屋裏へ抜けた空気は容易
に再び屋外へ排出され、壁体内の通気性が良好と
なる(第10図参照、空気の流れを矢印で示
す。) 以上の説明より明らかなように、本考案によれ
ば、通気空間を有する壁体の上端部に当接させて
取付ける軒天井板の、少なくとも壁体との当接部
側の一辺を凹凸状切欠部に形成するか、当接部側
の縁部に小孔を列設して空気流通部を形成してい
る。このため、軒天井工事を外壁工事に先行さ
せ、かつ、軒天井板を横架材に突当てて施工する
従来の建屋工事の方法を採用しても、壁体内の通
気空間を塞ぐことはなく、壁体の調湿機能を良好
に保つことができる。したがつて、軒天井板の端
部を横架材に当接させて軒天井下地箇所へ釘打ち
するだけでその空気流通部を所定位置に配するこ
とができ、軒天井板の取付工事が容易になる等の
効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は、従来の軒天井およ
び壁体の部分断面図、第4図は本考案に係る軒天
井板の平面図、第5図は本考案に係る軒天井板を
用いた軒天井および壁体の部分断面図、第6図〜
第9図は本考案に係る軒天井板の他の実施例を示
す平面図、第10図は第9図に示す軒天井板を用
いた軒天井おおよび壁体の部分断面図である。 1,1a,1b,1c,1d……軒天井板、
2,2a,2b……切欠部、2c……小孔、9…
…通気空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも壁体との当接側の一辺を凹凸状切欠
    部に形成するかまたは縁部に小孔を列設して空気
    流通部を形成した軒天井板を、この空気流通部が
    空気を上下に流通させる通気空間を有する壁体の
    上端部分に位置するように壁体と当接させて取付
    けたことを特徴とする軒天井板取付構造。
JP13609582U 1982-09-07 1982-09-07 軒天井板取付構造 Granted JPS5940417U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13609582U JPS5940417U (ja) 1982-09-07 1982-09-07 軒天井板取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13609582U JPS5940417U (ja) 1982-09-07 1982-09-07 軒天井板取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5940417U JPS5940417U (ja) 1984-03-15
JPS625457Y2 true JPS625457Y2 (ja) 1987-02-07

Family

ID=30306105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13609582U Granted JPS5940417U (ja) 1982-09-07 1982-09-07 軒天井板取付構造

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JP (1) JPS5940417U (ja)

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JPS5940417U (ja) 1984-03-15

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