JP2939498B2 - パラペットの換気装置 - Google Patents

パラペットの換気装置

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JP2939498B2
JP2939498B2 JP2120494A JP12049490A JP2939498B2 JP 2939498 B2 JP2939498 B2 JP 2939498B2 JP 2120494 A JP2120494 A JP 2120494A JP 12049490 A JP12049490 A JP 12049490A JP 2939498 B2 JP2939498 B2 JP 2939498B2
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充 矢田
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04DROOF COVERINGS; SKY-LIGHTS; GUTTERS; ROOF-WORKING TOOLS
    • E04D3/00Roof covering by making use of flat or curved slabs or stiff sheets
    • E04D3/40Slabs or sheets locally modified for auxiliary purposes, e.g. for resting on walls, for serving as guttering; Elements for particular purposes, e.g. ridge elements, specially designed for use in conjunction with slabs or sheets
    • E04D3/405Wall copings

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はパラペットを備えた建築物の換気装置に関
するものである。
従来の技術 構造体の外気側に断熱材を設ける外断熱工法は、構造
体による熱橋を少なくして、建物全体の熱損失を減じ、
屋内環境の形整や省エネルギーに有益であることが知ら
れている。この場合に、断熱層の室内側に気密防湿層を
設けることによって、壁体内部の結露防止を図るのが一
般的な原則である。
発明が解決しようとする課題 上記の構造において、気密層の欠損部より壁体内に侵
入した水分や外部よりの雨水等の放出のために、断熱層
の外気側に通気層を設けることが望ましいとされている
が、従来においては、このような水分等を有効に排出す
る手段がなく、壁体の防湿効果が充分でないという欠点
があった。この発明は、陸屋根建物のパラペットに通気
機能を設けることによって、このような欠点を解消した
ものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、この発明では、ルーフバ
ルコニーのパラペット上端とこれを覆う笠木との間に、
外部に連通する空間を設けるとともに、ルーフバルコニ
ーの屋根側に設けた排水溝の下側に通気層を形成し、こ
の通気層から前記の空間への通気を可能としたことを特
徴とする。
作用 パラペット内に侵入した水分は、その上方の空間から
外部へ放出される。また、屋根側の排水溝部分からその
内部に侵入した水分は、通気層を通ってパラペット上方
の空間から外部へ放出される。
実 施 例 以下、この発明の構成を陸屋根構造のルーフバルコニ
ー部分に実施した実施例について説明する。第1図にお
いて、(1)はH型鋼からなる梁であり、この梁(1)
の上面には、建物の内外方向の内側において、コンクリ
ート板からなる床パネル(2)が、その端部より突出さ
せた取付けプレート(3)部分において、ボルト(4)
によって固定されている。同じく梁(1)の外方には、
内外のコンクリート板(5)(6)間に断熱材(7)を
配置した外壁パネル(8)が配置されている。この外壁
パネル(8)の内側面と梁(1)とに跨がってモルタル
受板(9)が配置され、このモルタル受板(9)の上面
から前記床パネル(2)の端部にかけて、モルタル(1
0)が、その床パネル(2)の上面と同じ高さまで充填
されている。そして、このモルタル(10)上面と床パネ
ル(2)上面に跨がって、断熱材(11)が敷設されてい
る。この断熱材(11)の前記外壁パネル(8)側の端部
上面は、段部(12)を介して低く(13)されている。外
壁パネル(8)は、この断熱材(11)よりも上方に突出
してパラペット(15)を形成するとともに、このパラペ
ット(15)の屋根側の側面に、断熱材(16)を介して下
地ボード(17)が、夫々上記低部(13)より浮かした状
態で張り付けられている。前記床パネル(2)上面の断
熱材(11)の上面には、2枚の下地ボード(18)(18)
を介して、歩行可能な防水シート(19)が敷設されてい
る。その下地ボード(18)の端部上面から、前記の断部
(12)、低部(13)上方部及びパラペット(15)側面の
下地ボード(17)表面に跨がって、鋼板製のカバー(2
0)が配置されて、これによって、パラペット(15)と
前記段部(12)との間に排水溝(21)を形成している。
また、この排水溝(21)及び前記下地ボード(17)と断
熱材(16)との下側に通気層(22)を形成している。
次に、パラペット(15)の上端部の構造を説明する
と、第2図で示すように、その上端面には、開放部を上
向きにしたコの字型の台板(23)(23)が、その長手方
向に沿って適宜間隔をおいて設置される。この台板(2
3)の外側面には、上下二条のひれ片(24)(24)をそ
の外側に突出させた側板(25)(25)が固定されてい
る。これらの側板(25)(25)は、台板(23)へ予め一
体に固着した状態でパラペット(15)上面へ設置され
る。そして、第1図で示すように、外側の側板(25)の
下側のひれ片(24)とパラペット(15)上面との間に
は、バックアップ材(26)を介してコーキング材(27)
が充填され、他方、屋根側の側板(25)の下側のひれ片
(24)の下側にも、前記下地ボード(17)上面のカバー
(20)端部との間にコーキング材(27)を充填してい
る。(29)は、概略倒コの字型でかつ、その外表面に断
熱材(30)を張り付けた短尺の支持材であり、その天井
部下面に内外二条の足片(31)が突出させられ、これら
の足片(31)(31)間を前記側板(25)の上端部へ外嵌
して、長手方向に適宜間隔をおいて複数個設置されてい
る。他方、(32)は、上記支持材(29)と同じく、その
開放部を下向きにした断面倒コの字型の笠木であり、こ
の笠木(32)を、上記支持材(29)へ上方から外嵌し
て、パラペット(15)の長手方向全長に亘って、そのパ
ラペット(15)上部を覆うようにして取付けられる。そ
の際、笠木(32)の側片の内側面に、長手方向に沿う突
起(33)(33)が形成され、この突起(33)(33)を、
第1図のように、支持材(29)の側片外側面に形成した
係止片(34)下面へ係合させて固定している。そして、
この笠木(32)の下面と前記パラペット(15)上面との
間には、第1図のように空間(35)が形成されることに
なる。また、笠木(32)は、前記支持材(29)上へ設置
されることによって、その支持材(29)の高さだけ、側
板(25)により浮かせた状態で設置されることになる。
従って、この支持材(29)のない部分においては、笠木
(32)下面と側板(25)上端との間に隙間(37)を生
じ、これによって、空間(35)からこの隙間(37)を通
り更にその側板(25)の外方を通って、笠木(32)の下
側に抜ける逆U字型の通気通路(36)が形成される。
上記の構造において、屋根側において侵入した水分
は、前記の通気層(22)から、更に外壁パネル(8)の
内側のコンクリート板(5)を通って笠木(32)下面の
空間(35)内に放散され、更に前記の通気通路(36)を
通って、その笠木(32)の内外方向に放出されることに
なる。また、外壁パネル(8)に侵入した水分等も、空
間(35)から通気通路(36)を通って放出される。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、パラペットの内部
に侵入した水分だけでなく、屋根側において侵入した水
分までもパラペット上方の空間から外部に放出させるこ
とができ、パラペットとともにルーフバルコニーの屋根
側の防湿効果も向上することができる。しかも、屋根側
における通気層は、水の侵入する可能性の高い排水溝の
下側に形成されているので、より有効に防湿を実現する
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例を示すパラペット部分の縦
断面図、第2図は同じくパラペット部分の構造を示す要
部分解斜視図である。 (15)……パラペット、(32)……笠木、(35)……空
間、(36)……通気通路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルーフバルコニーのパラペット上端とこれ
    を覆う笠木との間に、外部に連通する空間を設けるとと
    もに、ルーフバルコニーの屋根側に設けた排水溝の下側
    に通気層を形成し、この通気層から前記の空間への通気
    を可能としたことを特徴とするパラペットの換気装置。
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